JPS5930900Y2 - 光ケ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光ケーブルの端末付近の構造に関するものであ
る。

従来の光ケーフルは、接続部に余分の長さの光ファイバ
を取り込むかループ取りするかして接続するのが普通で
あった。

しかし、この方法は接続し終った光ファイバと接続前の
光ファイバとが多数集合しているので、光ファイバの接
続作業が困難であり、光ファイバの破断を引きおこすこ
とがたびたびあった。

また、接続部を一部修正するような場合も他の光ファイ
バの余長部分が妨害して作業能率を低下させていた 本考案は光ファイバの接続作業を光ファイバが破断する
ことなく容易にするのに好適な光ケーブルを提供するこ
とを目的とし、その％ｉとするところは、光ケーブルの
端末付近に余長光フアイバ収納部を設け、任意の光ファ
イバを引出したり押し込んだりすることができるように
構成したことにある。

第１図は本考案の一実施例である光ケーフルの余長光フ
アイバ収納部を説明する図である。

この光ケーブル１はスペーサ２を中心とし８本の光ファ
イバ３を並列収容したスペーサ型光ケーブルであるが、
８本の光ファイバ３の中１本だけを図示している。

光ケーフル１の端末部から約１７７１の距離の所に直径
１２Ｃ７７！、長さ３０ｃＷＬの円筒状の余長光フアイ
バ収納部４を設けである。

光ファイバ３は、余長光フアイバ収納部４内で、スペー
サ２を少なくとも１回合してループ取りされている。

ただし、ループの大きさは、光ファイバ３が破断しない
ようにできるだけ大きく取ることが望ましい。

したがって、光ケーブル１の端末部から光ファイバ３を
引き出する約５０Ｃｍの長すマで引き出すことができる
ので、他の光ファイバ３との接続は容易となる。

また、接続した光ファイバ３を押し込めばスペーサ２を
案内として元の状態に収納することができる。

このようにして順次光ファイバ３を接続することにより
、他の光ファイバ３に防害されることなく能率良く全本
数の九ファイバ３を接続することが可能となり、その接
続作業時間は大幅に減少する。

また、接続部の点検・補修時にも同様に作業は容易とな
るし、光ケーフル１の長さは光ファイバ３の引き出しに
よって調節できるので、大体の設置寸法に合わせて予め
切断出荷しても支障を来すことなく、現地の接続作業は
能率化される。

即ち、現地における光ケーブル１の切断作業が省略され
るという利点が生ずる。

本実施例の光ケーブルは、余長光フアイバ収納部を端末
付近に設けであるので、接続、点検作業が容易になり能
率が向上するという効果をもっている。

上記実施例は密封された余長光フアイバ収納部をもつ光
ケーブルの例であるが、余長光フアイバ収納部を密閉可
能にし、光ファイバ３の出し入れ時には開いてこれを行
なえるように構成しても良い。

本考案の光ケーブルは、光ファイバが破断することなく
容易に光ファイバの接続作業ができ、かつ光ファイバの
引き出しおよび押し込みが可能になるという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例である光ケーブルの余長光フ
アイバ収納部の説明図である。 １；光ケーフル、２；スペーサ、３；光ファイバ、４；
余長光フアイバ収納部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数本の光ファイバをスペーサの周りに螺旋状に配設し
   たスペーサ型の光ケーブルにおいて、該九ケーブルの端
   末付近に前記光ケーブルの外径よりも大きな径の余長光
   フアイバ収納部が設けられており、該余長光フアイバ収
   納部に前記余長光ファイバが前記光ケーブルの長手方向
   に少なくとも１回前記スペーサを介してループ取りされ
   ていることを特徴とする光ケーブル。