JPS5929379Y2 - 復調出力制御回路 - Google Patents

復調出力制御回路

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JPS5929379Y2
JPS5929379Y2 JP15255478U JP15255478U JPS5929379Y2 JP S5929379 Y2 JPS5929379 Y2 JP S5929379Y2 JP 15255478 U JP15255478 U JP 15255478U JP 15255478 U JP15255478 U JP 15255478U JP S5929379 Y2 JPS5929379 Y2 JP S5929379Y2
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JP
Japan
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output
integrator
level
carrier
signal
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JP15255478U
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JPS5568820U (ja
Inventor
宏紀 相沢
潤一 柴田
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パイオニア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力キャリアレベルの時間的変動によって変化
する復調出力の制御を行なう復調出力制御回路に関する
ものである。
車載用FMチューナ等のように、受信電界強度が時間的
に著しく変動する場合においては、復調信号を適当に処
理することによって聴感上のS/Nを改善する必要があ
り、従来は入力キャリアレベルに応じて出力を制御する
方式が取られている。
この場合、従来の方式は、ミューティング、モノラル−
ステレオ切替、ハイカット・オンなどのように、キャリ
アレベルがある設定値以下になるとそのレベル変化の様
子とは無関係にスイッチング的な動作を行なうように動
作してしまう。
従って、車載受信機等のように電界変化が激しい場合に
は、スイッチング動作の繰り返しの連続によって聴感上
異和感を覚えるとともに、スイッチング動作自体による
雑音も発生してしまう。
従って、本考案による第1の目的は、送信点からの距離
が徐々に増加して受信電界が時間経過とともに弱まって
行く場合に、復調出力レベルを徐徐に減少させることに
より聴感上有害なノズル成分のレベルも減少させ、これ
によって聴取者に電波サービスエリアの限界に近づきつ
つあることを知らせることである。
本考案による第2の目的は電界が短時間に急激に減少す
るマルチパルス妨害のある電波状況下においては、復調
出力を瞬時に相当量減衰させ、その後はただちに出力レ
ベルを復帰させずに回路的に定められた時定数で徐々に
復帰するように構成するものである。
本考案による第3の目的は、チューニングに若干のズレ
がある場合、正規チューニング時では動作しない程度の
電界レベルにても、IFフィルタ等によるスロープ検波
成分によって制御系が誤動作しないようにすることであ
る。
以下、図面を用いて本考案による復調出力制御回路を詳
細に説明する。
第1図は本考案による復調出力制御回路の一実施例を示
す回路図であり、同図において、フロント・エンド出力
の中間周波信号IPは、端子1よリコンデンサ2を通し
て中間周波信号レベルに比例した直流電圧を発生するレ
ベル検出器3に印加される。
この場合、レベル検出器3は同期検波器などの整流回路
によって構成されており、その出力は抵抗Ro、コンデ
ンサCoより構成されるキャリアフィルタ5によって平
均化される。
この場合、キャリアフィルタ5の時定数は、キャリアを
除去出来る程度の値に選ばれている。
キャリアフィルタ5の出力は分岐され、一方は抵抗R1
、コンデンサC1によって構成される積分器6に加えら
れる。
この場合、積分器6の時定数は、スロープ検波等で発生
するIFのエンベロープによるオーディオ信号(変調信
号)成分が積分器出力に表われない程度に大きな時定数
に選ばれている。
また、コンデンサC1の一端は基準電圧源7に接続され
ていて、積分器6の直流電位は接地電位から基準電正分
だけ高い電位を基点として動作する様になっている。
一方、キャリアフィルタ5の出力が分岐された他方は、
接地電位からみた時における自己の入力電位を電源電位
との電位差に変換するインバ・−タ8を通った後、コン
デンサC2および抵抗R2にて形成けれる微分器9に印
加される。
この微分器9の出力は前記積分器6の容量C1の電荷を
必要に応シてコレクターエミッタを通じて枚重させるた
めのトランジスタスイッチ10のベースに加えられる。
また、この様に接続された積分器6の出力は、端子11
.コンデンサ12を通して与えられるMPX復調信号に
対する減衰量が変化するような電圧制御減衰器13に加
えられるようになっており、その制御された出力がコン
デンサ14を通して、端子15から出力される。
このように構成された回路において、第2図gに示すよ
うに急激に減少するIF信号Viが供給されると、この
IF信号Viはコンデンサ2を介してレベル検出器3に
供給され、ここにおいて第2図すに示すように半波の信
号v1のみが検出されて出力される。
このレベル検出器3の出力は、キャリアフィルタ5にお
いてキャリアが取り除かれて直流分のみが出力される。
このキャリアフィルタ5の出力は、インバータ8におい
て反転されて第2図Cに示す信号v3となる。
また、キャリアフィルタ5の出力信号は、積分器6にお
いて積分されてそれの出力信号V3は第2図dに示すよ
ように徐々に減少した信号となる。
一方、インバータ8の出力は微分器9に供給され、該微
分器9の出力■4は第2図eに示すようにIF信1号の
急変時に急激に増加する。
この結果、微分器9の出力信号■4をベース入力とする
トランジスタ10は、微分出力信号V4がトランジスタ
10のVBEを超えてから再びVBE以下に下るまで導
通状態を続けることになり、この結果、長い時定数で枚
重し始めているコンデンサC1の電荷は急激に引き抜か
れる。
従って、積分器6の出力信号■3は第2図fに示すよう
に、トランジスタ10が導通している時間だけほぼ接地
電位まで引き下げられ、トランジスタ10が非導通に転
すると基準電源VRに向ってコンデンサC1が再び充電
され始める。
一方、入力端子11およびコンデンサ12を介して電圧
制御減衰器13に供給されるFM復調された信号は、電
圧制御減衰器13において、積分器6の出力信号v3に
よって書幅変調されて、第2図gに示すエンベロープを
有する信号Voとしてコンデンサ14を介して出力端子
15から出力される。
この場合エンベロープが一定値になる時は、すでに入力
キャリアレベルは初期状態よりレベル低下して一定値に
達しており、この様な低入力では一般にFM復調後の信
号はノズルであるから、今述べた様な制御によって復調
信号レベルも非制御よりレベルダウンされて結局、聴感
上有害なノイズも抑圧されることになる。
また、キャリアが急変した瞬間は一般に復調出力に強烈
なノイズを伴う為、通常このような場合は、別系統のミ
ューティング機構などでそのノイズをカットするが、本
考案の場合は電圧制御減衰器13を深く絞り込む機能も
具備しているので特別なミューティング機能などを必要
としない。
この様に、急激なキャリアの変動に対しては、その変動
の瞬間は、ミューティング的に復調出力を大きく減衰さ
せ、スパイクノイズを抑圧するとともにキャリアがある
定常状態に達した時は、そのレベルに応じて出力を迎え
ノイズ成分を目立ちにくくするように動作してミューテ
ィング的動作から徐々に定常状態に復帰することにより
、スイッチング動作的な異和感を与えないことになる。
一方、第3図gに示すように、キャリアレベルが徐々に
減少するIF信号が供給されると、積分器6の出力v1
は第3bに示すようにIF信号に追従して変化するが、
微分器9の出力v4は第3図eに示すように応答できな
くなる。
従って、トランジスタ10は導通出来ず、結局、電圧制
御減衰器13は積分器6の出力電圧そのものによって、
電圧制御減衰器13の復調出力を制御し、入力キャリア
レベルが小けくなれば、即ち、サービスエリアの限界に
近づくような場合、あたかもAM/7送受信と同様な効
果、FM復調出力を絞り込みノイズレベルも低下させる
ことにある。
なお、第3図axgは第2図a −gに対応して入力キ
ャリアが徐々に減少する場合の各部波形を示したもので
ある。
以上述べたように本考案によれば、良好な聴感を得るた
めの復調出力の制御をするに際し、その制御情報として
単に入力キャリアの振幅の大きさのみならず、その時間
的な変化に関する情報をも考慮しているために、良好な
復調出力が得られる。
また、微分形の制御を有するため、即ち、交流結合であ
るため一般に同調ズレ等が原因で発生するスロープ検波
による誤動作を防止することができる等の記々優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による復調出力制御回路の一実施例を示
す回路図、第2図、第3図は第1図の各部動作波形図で
ある。 3・・・・・・レベル検出器、5・・・・・・キャリア
フィルタ、6・・・・・・積分器、7・・・・・・基準
電源、8・・・・・・インバータ、9・・・・・・微分
器、10・・・・・・トランジスタ、13・・・・・・
電圧制御減衰器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FM受信機において、中間周波数レベルに比例した直流
    電圧を発生するレベル検出器と、該レベル検出器の出力
    からキャリア成分を除去するキャリアフィルタと、キャ
    リアフィルタの出力を積分する積分器と、キャリアフィ
    ルタの出力を反転するインバータと、インバータの出力
    を微分する微分器と、該積分器の出力端とアース間に接
    続されかつ該積分器の出力に応じて該積分器の出力端を
    アースに接続するトランジスタと、該積分器の出力に対
    応してFM復調信号レベルを制御する電圧制御減衰器と
    を備え、中間周波レベルの時間的変化によって復調出力
    レベルの制御特性が変化するように構成されていること
    を特徴とする復調出力制御回路。
JP15255478U 1978-11-06 1978-11-06 復調出力制御回路 Expired JPS5929379Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15255478U JPS5929379Y2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 復調出力制御回路

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JP15255478U JPS5929379Y2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 復調出力制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5568820U JPS5568820U (ja) 1980-05-12
JPS5929379Y2 true JPS5929379Y2 (ja) 1984-08-23

Family

ID=29138889

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JP15255478U Expired JPS5929379Y2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 復調出力制御回路

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