JPS5929136A - 折曲性良好な「けい」線加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱可塑性プラスチックシートでケース等を作
る場合、該プラスチックシートに折曲性良好な折曲用罫
線を形成する加工方法に関するものである。

従来、プラスチックシートでケースを製造する場合、罫
線刃を加熱したり、高周波によりシートを加熱して溝状
の折曲用罫線を形成することは知られている。しかし、
罫線刃を加熱して行う場合は罫線刃が熱膨張して直線的
な部分が曲ったシ寸法精度が悪くなることがあり、また
高周波で行う場合は１シヨツトに３〜５秒゛の時間を要
するのでコスト高になり量産に問題がある。

本発明は、如上の問題点を解決すべくなしたもので、罫
線ロールの罫線刃と加熱されたＦロール面との間で被加
工シートを挾圧して該罫線刃により被加工シート面に折
曲用罫線を形成することを特徴とする折曲性良好な罫線
加工方法に係る。

以下、本発明を図示の実施例によって説明する。

第１図は本発明の一実施例の切断正面図、第２図は該実
施例に使用される罫線ロールの斜視図、第３図は罫線を
つけ所定形状に切抜いた成形シートの斜視図、第４図は
第３図ＩＶ　−ＩＶの断面図、第５図は罫線刃とシート
との関係を示した断面図、第６図は別の実施例を示す切
断正面図である。

先ず、第１図及び第２図について述べると、１は罫線ロ
ールで表面に罫線刃１ａと抜刃１ｂを具え、２はトロー
ルでヒータ３を具え、両ロール１゜２間に液加」ニシー
トＡを導通して同シート面に罫線刃１ａにより折曲用罫
ｍＬを形成し抜刃１ｂにより該シートを打抜いて４３図
に示す如き成形シー）Ｂが得られ、核罫線りは第４図の
如き溝状を呈する。

上記罫線刃１ａとトロール２との間隙は被加工シートＡ
の材質や厚さ、下ロール２の加熱温度、シートの送り速
度等によって異なるが、シートの厚さの十〜＋が良好で
ある。若し藷以下であると折曲用罫線りの底部Ｃの肉厚
が薄くなりすぎて弱くなり、十以上であると折曲性が悪
くなる傾向があるので前記間隙が好ましい。

下ロール２の加熱温度は、シー）Ａの利質、厚き、送り
速度によって異なるが下ロール２の加熱温度が低いとシ
ートＡの樹脂が第５図の矢印方向に流れに＜＜、またこ
の温度が高いと樹脂が矢印方向に流れすぎて底部Ｃが薄
くなっていずれの場合も折曲用罫線りが良好な断面形状
が得にくいので一般に、シートＡをその軟化温度以上溶
融温度以Ｆに加熱し得る程度にＦロール温度を設定する
のが好ましい。

今、加工の一例をあげると、被加工シートが肉厚０．３
ｍの硬質塩化ビニルシート（軟化温度ＪＩＳＫ−６７ａ
　４−ｃ５５ｃ）の場合、Ｆ　ｏ　−／Ｌ／　２　（７
）加熱温度を７０〜１０ｃ１シートの送り速度をｌＯｍ
／ＲｚＲとして良好な折曲性のある折曲用罫線が形成さ
れた。

前記罫線刃１ａは被加工シートＡの厚さや利質によって
若干差はあふが、上記塩ビシートの場合、罫線刃１ａの
幅は０．６〜１．４間の範囲内が良く、最も好適なのは
０．９　ｍであった。罫線刃１ａの作用面には丸味をつ
けるのが好ましく例えば３　ｇ　）（。

とする。この罫線刃１ａは、トロール２がらの伝熱で多
少昇温することはあるが、従来のように積極的に高温加
熱することはしない。

次に、第６図について述べると、罫線刃１ａを有するロ
ール１′と抜刃１ｂを有するロール１〃とを設け、ロー
ル１′のＦにはヒータ３を有する’Ｆトロール′、ロー
ルｌ〃の下にはヒータの無い下ロール２″を対置し、ロ
ール１／、　２／間からロール１“、２“間に被加工シ
ートＡを導通して罫線刃１ａで罫線りを形成し、抜刃１
ｂで切抜いて第３図の如き成形シートＢが得られる。こ
の場合も罫線刃は抜刀およびそれらに関する諸元は第１
図の場合と同様である。

罫線刃１ａとトロール２′との間隙および抜刃１ｂとＦ
ロール２″との間隙はそれぞれ自由に調斃することが出
来る。

尚、第１図、第６図いづれの場合もロールの前に適描な
シート送り装置を設けることにより、ロールに巻いた長
尺シート又は所要長に切断したカットシートのいずれで
も力ｌ」ニすることができ、またロール１．１’、１“
の太さは特に規定されないが被加工シートの幅が広い場
合は該ロールの撓みを防ぐだけの太さにす・る。

本発明方法によれば、Ｆロールにより全面的に加熱され
たシートを、Ｆロールよりも低温の罫線刃で押圧するか
ら、広い領域のシート材料が流動変形して局部的な弱点
（薄肉部）のない、なだらかで深い溝が形成されること
になり、それにより折曲性良好な罫線が得られるものと
考えられる。

また「ロールの加熱温度を上げれば罫線の形成速度が増
大するから同じ条件の罫線を形成する場合、Ｆロールの
加熱温度を高くすることにより罫線刃の寸法精度が悪化
す仝ことなく加工能率が向上する。

本発明は以上の如くして折曲性のよい折曲用罫線を確実
迅速に形成でき、ケース類を製造する場合シートの折曲
が簡易良好で優秀製品を作ることが出来るので実益多大
な発明である

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は一実施例
の切断正面図、第２図は該実施例に使用される前線ロー
ルの斜視図、第３図は罫線をつけ所定形状に切抜いた成
形シートの斜視図、第４図は第３図■・−１ｖの断面図
、第５図は罫線刃とシートとの関係を示した断面図、第
６図は別の実施例を示す切断正面図である。 １は罫線ロール、１ａは罫線刃、１ｂは抜刀、１′、１
“はロール、２．２′、ｉ”はト°ロール、３はヒータ
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　罫線ロールの罫線刃と加熱された下ロール面との
   間で被加工シートを挾圧して該罫線刃によシ被加エシー
   ト面に折曲用罫線を形成することを特徴とする折曲性良
   好な罫線加工方法。