JPS5928462Y2 - 電子楽器の回路基板収納構造 - Google Patents

電子楽器の回路基板収納構造

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JPS5928462Y2
JPS5928462Y2 JP10504278U JP10504278U JPS5928462Y2 JP S5928462 Y2 JPS5928462 Y2 JP S5928462Y2 JP 10504278 U JP10504278 U JP 10504278U JP 10504278 U JP10504278 U JP 10504278U JP S5928462 Y2 JPS5928462 Y2 JP S5928462Y2
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JP
Japan
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circuit board
musical instrument
roof plate
board
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Application number
JP10504278U
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JPS5522726U (ja
Inventor
秀雄 岩城
達雄 岩「淵」
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電子ピアノ等の電子楽器における回路基板の
収納構造に関するものである。
従来の電子ピアノ等の電子楽器としては、楽器本体を縦
型に構成して、演奏者の足部前方に対応する部分にスピ
ーカを収納したいわゆるコンソール型のものが殆どであ
った。
ところが最近に至り自然楽器としてのグランドピアノと
同様に楽器本体を偏平に構成すると共に楽器本体の下筋
側に独立した長尺な脚部を取付けて演奏者の足部前方を
開放させ、かつスピーカを楽器本体から分離させたいわ
ゆるグランドタイプの電子ピアノが開発されるようにな
った。
この型式の電子ピアノは外観が自然楽器のグランドピア
ノに類似するため高級な印象を与え、しかもスピーカに
対するスペース的な制約が皆無となるため良好な音質を
期待でき、コンナート用電子ピアノとして今後の需要の
拡大が期待されている。
しかるに前述の如きグランドタイプの電子ピアノにおい
ては、楽音発生回路やフィルタ回路あるいは増幅回路等
の電気回路の収納・取付に各種の問題がある。
すなわちグランドタイプの電子ピアノにおいては鍵盤下
方の棚板の後方に連続する水平な支持板、すなわち偏平
な楽器本体の底板となる支持板の上に楽音発生回路やフ
ィルタ回路等を備tた回路基板と、増幅回路や電源回路
等の大型部品ノヤーシとを取付けることが常識的に考え
られているが、このように構成した場合、特に高級型の
電子ピアノにあっては回路の複雑化・大型化に伴って楽
器本体も大型化せざるを得ない問題がある。
またこのような場合に楽器本体を無理に小型化しようと
すれば、回路基板や大型部品シャーシの配置関係が複雑
化して、調整や点検に支障を来たし易くなる問題がある
この考案は以上のような事情に鑑みてなされたもので、
楽器本体に開閉可能に取付けられた屋根板の裏面に、−
路基板を収納したランクを回動開閉可能に取付け、これ
により楽器本体のスペースを有効に利用して楽器本体の
小型化を図ると共に、回路の点検や調整を容易に行い得
るようにしたものである。
また前記回路基板をランクに対し回動可能に取付けた状
態でランク内ニ収納して、ラックを開放させた際に回路
基板を回動させてその裏面の調整、点検をも容易になし
得るようにしたものである。
以下この考案の実施例につぎ図面を参照して詳細に説明
する。
第1図および第2図はこの考案をグランドタイプの電子
ピアノに適用した実施例の全体構成を示す図で、第1図
および第2図において偏平な楽器本体1の前面側には鍵
排2が設けられており、また前記楽器本体1の下面側に
は該楽器本体1な支持する脚部3とペダル装置4とが設
けられている。
前記楽器本体1の上面は、平板状の屋根板5によって覆
われている。
この屋根板5は、その後端部が楽器本体1の側板617
−)後端部に蝶番7によって取付けられ、これによって
上下に回動開閉可能となるように構成されている。
また前記楽器本体1の側板60所定位置には、前記屋根
板5を開放状態に支持するための支持棒8の一部が枢着
されている。
前記屋根板5の裏面には、後述する回路基板を収納した
ランク10が配設されでおり、また楽器本体1の底面側
の支持板11の上面には、増幅回路や電源回路等の大型
部品を設けたシャーシ12が配設されている。
前記ランク10について第3図ないし第5図を参照して
更に詳細に説明すれば、ランク10はその上面側すなわ
ち屋根板5に対向する側を開放させた偏平な長矩形状の
箱形に作られたものであり、このランク10の後端部は
、屋根板5の裏面に固定されたランク基板13の後端部
に蝶番ト4によって回動可能に枢着されている3またラ
ック10の前端部には、前記ランク基板13の前端縁1
3Aに重合される取付片15が形成され、この取付片1
5はビス16によって前記ランク基板13の前端縁部1
3Aに着脱可能に固定されるようになっている。
前記ランク10の内部には、楽音発生回路やフィルム回
路等の電子回路が形成された回路基板17が収納されて
いる。
この回路基板517は、その板面と平行な軸線を中心と
して回動可能となるよう、後端部が蝶番18によってラ
ック10の後端側内壁に枢着され、また回路基板17の
前端部はラック10の前端側内壁に設けられた受片19
に係脱可能に載置されている。
さらに前記ラック10の前端隅部と屋根板5の裏面のラ
ンク基板13の前端部との間は、ラック10を所定角度
開放させた位置で保持するための紐または鎖等の可撓性
条体20によって連結されている。
なお前記ラック10の底面10Aおよびランク基板13
には、図示しない/」′−fLが多数形成されている。
上述の実施例において、平常時すなわち演奏時等におい
ては第1図に示すように屋根板5を閉塞させておく。
この状態では第3図に示すようにランク10の前端の取
付片15をランク基板13の前端縁部13Aに重合させ
ると共に取付片15をビス16によってランク基板13
の前端縁部13Aにネジ止めし、これによってランク1
0を閉塞させておく。
一方、電子回路の調整や保守点検等な行う際には、第2
図に示すように屋根板5を上方へ回動させて開放させる
と共に支持棒8を起立させて屋根板5の開放状態を保持
させる。
そして前記ビス16な取外して第4図に示すようにラッ
ク10を下方へ回動させる。
すなわちラック10を開放させる。
このラック10は所定角度開放させた位置で前記条体2
0によって定置される。
このようにしてラック10が開放されれば、回路基板1
70表面側が露呈するから、この回路基板17に形成さ
れた楽音発生回路やフィルタ回路等の調整や点検を行う
ことが可能となる。
また前記回路基板17は蝶番18によって上方へ助動可
能に取付けられているから、第5図に示すように回路基
板17を上方へ回動させてその裏面側を露呈させれば、
回路基板17に形成された回路をその裏面側7J・らも
調整・点検することができる。
また、前述のようにラック10および回路基板17の回
動中心は屋根板50回動中心と同じ側に位置し゛ており
、ラック10および回動基板17はそれぞれ屋根板5の
一番大きく開く側(実施例では楽器本体の前側)が回動
して開かれる。
したがって前述した調整・点検作業は全て屋根板5の一
番犬きく開かれる側のみから行うことができ、作業が非
常に行い易い。
そして、回路基板17の裏面を点検する場合に、回路基
板17の下方にはランク10が位置し、該ラック10に
よって回路基板17と楽器本体1側の部品収容部とが仕
切られる。
このため、作業中に点検用の器具等を誤って落したとし
ても、該器具がラック10によって受けられ、楽器本体
1内へは落下しない。
したがって、回路基板17の点検時に器具を落しても、
楽器本体1内の部品を破損したり、落下した部品が楽器
本体1内に紛失して作業が遅れるような不都合が生しな
い。
このようにして電子回路を調整0点検した後には、再び
回路基板17およびラック10な原位置に復帰させて第
3図に示すようにラック10をビス16により固定すれ
ば良い。
さらに、/ヤーン12上の大型部品等を調整・点検する
場合には、前述の如く屋根板5を開いて行うが、この場
合に、回路基板17はランク10によって覆われた状態
にある。
したがって作業中に、点検用の器具が不用意に基板17
IF−接触して基板17上の部品が破損されるようなこ
とも生じない。
上述の説明において、ランク10を開放させると共に回
路基板17な上方へ回動させてその裏面を露呈させた状
態において回路基板ITを安定に保持し得るよう、第6
図に示す如く回路基板12の前端部表面側に保合片21
を設けると共に、ランク基板13の対応する位置に前記
係合片21と係合する被保合片22を設けておくことが
望よしい。
このよ5&C構成すれば、−路基板17の裏面を露呈さ
せた状態で前記係合片21を被係合片22に係合させる
だけで回路基板17を安定に保持できるから、回路基板
17を手指等で支持することなくそσ)裏面の調整や点
検を容易に行うことができる。
なお前述の各実施例においては、紐または鎖等の条体2
0によってラック10の開放状態を保持するように構成
しているが、蝶番14として所定の開き角度で回動が停
止するストンパ付きのものを用いる場合には前記条体2
0を省くことができる。
また前記各実施例においては、屋根板5の裏面にラック
基板13を固着して、このランク基板13にランク10
を取付ける構成としたが、場合によっては前記ランク基
板13を省いてラック10を直接屋根板5の裏面に取付
ける構成としても良いことは勿論である。
以上の説明で明らかなようにこの考案の構造は、回路基
板を収納したランクな楽器本体の上方に回動開閉する屋
根板に開閉可能に取付けたものであるから、本来単に収
納空間の上部を覆うだけの屋根板が部品の取付部材とし
て活かされて、スペースな有効に利用し得るようになり
、これによって大型の回路基板が必要となる高級型の電
子楽器においても楽器本体を小型化することが可能とな
り、また回路基板や大型部品シャーシの配置関係が複雑
化しないため調整や点検に支障を来すおそれがない等の
効果も得られる。
また、前述のランクおよび回路基板は、その回動中心が
屋根板の回動中心と同じ側に位置しており、屋根板の一
番犬きく開く側が回動して開く。
したがって回路基板の調整・点検作業は全て屋根板の一
番犬きく開かれる側のみから行うことができ、作業が非
常に行い易い。
また、実施例のように屋根板の開く側が楽器本体の前面
側、あるいは側面側であれば、楽器本体が壁等の前面に
近接して配置されている場合においても楽器本体を移動
させずに調整・点検を行うことが可能となる効果も得ら
れる。
さらに、回路基板を上方に回動させることによって、回
路基板の裏面も容易に点検できる。
そして、回路基板の裏面を点検する場合に、該回路基板
の下方にはランクが位置し、このランクが回路基板と楽
器本体側の部品収容部とを仕切る。
そのため、作業中に点検用の器具等な誤って落としたと
しても、該器具かラックによって受けられ、楽器本体内
へは落下しない。
したがって、回路基板点検時に器具を落しても、楽器本
体内の部品を破損したり、落下した部品が楽器本体内に
紛失して作業が遅れるような不都合の発生を防止し得、
また、回路基板以外の部品を点検する際には、ランクを
屋根板側に閉じた状態にしておけばよく、点検用の器具
が不用意に基板に接触して基板上の部品を破損するよう
なこともなくなる等、安全性、作業性を向上させる上で
の優れた効果も種々得ろことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案、を適用した電子ピアノの一例を示す
部分切欠側面図、第2図は第1図に示される電子ピアノ
の屋根板を開放させた状態を示す斜視図、第3図は第1
図に示される電子ピアノのこの考案に係る要部を示す縦
断側面図、第4図および第5図はそれぞれ第3図の状態
から変化した状態を示す縦断側面図、第6図はこの考案
の他の実施例の要部を示す図で、第4図に対応する縦断
側面図である。 1・・・楽器本体、 5・・・屋根板、 10・・・ランク、 17・−・回路基板、 14.18・・・蝶番。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 楽器本体の上面を提供する屋根板がその一端側を中心と
    して上方CD動開閉可能に取り付けられる電子楽器にお
    ける回路基板収納構造であって、前記屋根板の裏面には
    上方を開放した箱型に形成されて回路基板を収納するラ
    ンクが前記屋根板の一端側に位置した端部な中心と、し
    て下方に回動開閉可能に取り付けられ、該ランク内[収
    納される回路基板は、その板面が屋根板と平行になる如
    くランク内に配置されるとともに、前記屋根板の一端側
    に位置した端部な中心として上方に回動可能に取り付け
    られたことを特徴とする電子楽器の回路基板収納構造。
JP10504278U 1978-07-31 1978-07-31 電子楽器の回路基板収納構造 Expired JPS5928462Y2 (ja)

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JPS5522726U JPS5522726U (ja) 1980-02-14
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