JP4052252B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載されている電子鍵盤楽器は、楽器本体の鍵盤部を保持する棚板の下側に左右一対のスピーカボックスを設けている。
また、例えば特許文献2に見られるように、楽器本体のケース上部に音響発生体であるスピーカの一部(高音域用スピーカ)を配置し、天板とその下側の鍵盤蓋との間にそのスピーカが発生する音の放音部を形成したものもある。
この発明はこの点を改善するためになされたものであり、電子鍵盤楽器等の鍵盤楽器において、音響発生体の放音部から放音される音波をより効果的に利用できるようにして、豊かな迫力のある演奏音を楽しめるようにすることを第1の目的とする。
さらに、その上面カバー部材が楽器本体の上部に固定される固定部と鍵盤部を開閉する開閉蓋部とからなり、楽器本体に装着されたダンパ機構によってその開閉蓋部の開閉を緩衝するようにしたものもあるが、そのダンパ機構によって開閉蓋部が閉じるときに強い反力が作用するため、固定部の手前側が持ち上げられて楽器本体から剥がれてしまう恐れがあった。
さらに、上記固定部の楽器本体への保持が、その固定部の後方部が上記固定部材で固定されると共に、上記飾り板が該固定部の上面に載置されて楽器本体に固着されることによってなされるようにしたものである。
第2の鍵盤楽器はさらに、操作パネル面にトーンエスケープ部を設けたので、放音孔を形成する手間を簡略化できる。
第4の鍵盤楽器によればさらに、上面カバー部材の開閉蓋部を閉じる際に、ダンパ機能部材のダンパ作用によって固定部の前方部が持ち上がるのを飾り板で押さえ、その持ち上がりを防止することができる。
図1はこの発明による鍵盤楽器の一実施例を示す平面図、図2は正面図、図3は側面図、図4はその楽器本体を上面カバー部材を取り除いた状態で拡大して示す平面図である。
この実施例は電子鍵盤楽器である電子ピアノ又は電子オルガンであり、これらの図に示すように、複数の鍵11からなる鍵盤部10を有し、その鍵盤部10の後方に音響発生体を有する楽器本体1と、その楽器本体1の上部に立設される横板2aと楽器本体1の両横に位置する縦板2bとからなる飾り板2とによって構成されている。
なお、中央ボックス部17と左右一対のスピーカボックス18とは一体的に形成されて後脚部としての機能も果たしている。そして、左右のスピーカボックス18は、その水平断面が三角形をしており、スピーカ取付面はそれぞれ外方に向いて構成されている。後述するように、音響反射板としての飾り板2、特に左右の縦板2bが存在することで、後方への放音を制限する役目も果す。ステージなどで、後方への放音特性アップが必要な場合には、飾り板2を取り外すこともできる。
図4に示すように、この操作パネル30の楽器本体1の鍵並び方向に離間した左右の部位にトーンエスケープ部33が設けられている。このトーンエスケープ部33は、操作パネル30に放音用の開口を形成し、その開口を覆うようにパネル上面にサランネットやパンチメタル等の装飾シートを設けている。このようにすれば、放音孔を形成する手間を簡略化できる。
この横板2aと縦板2bとは裏面側で平金具とねじによる固定部材27によって結合されている。そして、縦板2bの下部がその裏面側でL型金具とねじによる固定部材28によって、楽器本体1のスピーカボックス18の後側面に固定される。
なお、この飾り板2を鍵盤部10の鍵並び方向の全幅と同等以上の幅と鍵11の長手方向の長さより大きい高さを有する一枚の横板と、それを支える一対の縦板とによって構成するようにしてもよい。
上面カバー部材15に開閉蓋部を設けた場合には、それが鍵盤部10を開放するオープン状態で、操作パネル30のトーンエスケープ部33の一部が第2開閉板15cの手前側に露出し、残りの大部分が第1開閉板15bの後方に露出するようにすれば、飾り板2による音響反射効果を充分に得ることができる。
そのため、楽器本体1の上面を覆って隠す上面板15aを、背面板19に固着する際に、上面板15a上に飾り板2が載置されるとそれが重石になるので、固定部材24によるねじ止め箇所を少なくすることができ、ねじ止め箇所を減少しても剥がれることはない。また、その組付け作業も容易に行なうことができる。
この実施例の鍵盤楽器はまた、上面カバー部材15に連結された第1,第2開閉板15b,15cからなる開閉蓋部の開閉動作を緩衝するダンパ機能部材40を備えている。
図5において、上面カバー部材15の第2開閉板15cは図示を省略しており、背面板19はほんの一部だけを残して除去している。20は側板部12の内側にL型金具37を介してねじ止め固定された棚板であり、この棚板20によって前述した鍵盤部10が保持される。
すなわち、操作パネル支持部材38のアーム部38cからパネル面に平行に折れ曲った取付片38dを、操作パネル30の裏面に形成されたボス部30aにねじ止め固定し、操作パネル30と操作パネル支持部材38を一体化し、その操作パネル支持部材38の基部を側板部12にねじ止めする。
その操作パネル支持部材38の直立部38aにはガタ孔38bが設けられており、上面板15aの下面に固着されたコ字状の反動防止金具39の下片部39aをそのガタ孔38bに嵌入させて、第1開閉板15bの開閉時における上面板15aの反動を防止するようにしている。
拍子木14は、側板部12の内面に取り付けられた拍子木締結具47によって楽器本体1に固着されている。
それによって、前述した効果が得られるとともに、ダンパ機能部材40のダンパ作用によって、開閉蓋部である第1開閉板15bの閉動作がダンプされる際に、その反動で上面板15aの前方部が持ち上がるのを飾り板2によって押え、その持ち上がりを防止することができる。
なお、飾り板の形状や大きさ、材質、分割構成などは、実施例に示したものに限らず、任意に変更し得ることは勿論である。
44…ダンパ機構本体、45…軸、46…ステー、47…拍子木締結具、
Claims (4)
- 複数の鍵からなる鍵盤部を有し、この鍵盤部の後方に音響発生体を有する楽器本体と、
前記鍵盤部の後方に前記楽器本体の上部を覆うように設けられた上面カバー部と、
該上面カバー部における前記楽器本体の鍵並び方向に離間した左右の部位に設けられたトーンエスケープ部と、
前記上面カバー部の上面で且つ前記トーンエスケープ部の後方に立設され、前記鍵盤部の鍵並び方向の全幅と同等以上の幅と前記鍵の長手方向の長さより大きい高さを有する飾り板と
を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。 - 複数の鍵からなる鍵盤部を有し、この鍵盤部の後方に音響発生体を有する楽器本体と、
前記鍵盤部の後方に設けられ、楽音パラメータ設定操作子群を配設した操作パネルと、
前記鍵盤部及び前記操作パネル以外の前記楽器本体の上部を覆う上面カバー部材と、
前記操作パネルにおける前記楽器本体の鍵並び方向に離間した左右の部位に設けられたトーンエスケープ部と、
前記カバー部材の上面で且つ前記トーンエスケープ部の後方に立設され、前記鍵盤部の鍵並び方向の全幅と同等以上の幅を有する飾り板と
を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。 - 複数の鍵からなる鍵盤部を保持する保持部と両側の側板部と背面部と口棒部と前記鍵盤部の後方で前記背面部に係着される上面カバー部材とによって構成される楽器本体を有する鍵盤楽器において、
前記上面カバー部材の上面に立設され、前記鍵盤部の鍵並び方向の全幅と同等以上の幅を有する飾り板を有し、
前記背面部または前記上面カバー部材のいずれか一方に固着した固定部材を介して前記背面部と上面カバー部材とが固着され、
前記上面カバー部材の前記楽器本体への保持が、前記上面カバー部材の後方部が前記固定部材で固定されると共に、前記飾り板が該上面カバー部材の上面に載置されて前記楽器本体に固着されることによってなされるようにしたことを特徴とする鍵盤楽器。 - 複数の鍵からなる鍵盤部を保持する保持部と両側の側板部と背面部と口棒部と前記鍵盤部の後方で前記背面部に係着される上面カバー部材とによって構成される楽器本体を有する鍵盤楽器において、
前記上面カバー部材が、前記楽器本体に固定された固定部と、該固定部にヒンジ部を介して結合されて、前記鍵盤部を開放するオープン状態と覆うクローズ状態とになる開閉蓋部とからなり、
前記固定部の上面に立設され、前記鍵盤部の鍵並び方向の全幅と同等以上の幅を有する飾り板と、
前記開閉蓋部の開閉を緩衝するダンパ機能部材とを備え、
該ダンパ機能部材が、前記楽器本体に装着されたダンパ機構本体と、このダンパ機構本体に一端が回動自在に保持され、他端が前記開閉蓋部の前記ヒンジから離れた部位に回動自在に保持されたステーとで構成され、
前記固定部が前記鍵盤部以外の前記楽器本体の上部を覆い、前記背面部または前記上面カバー部材のいずれか一方に固着した固定部材を介して前記背面部と上面カバー部材とが固着され、
前記固定部の前記楽器本体への保持が、該固定部の後方部が前記固定部材で固定されると共に、前記飾り板が該固定部の上面に載置されて前記楽器本体に固着されることによってなされるようにしたことを特徴とする鍵盤楽器。
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