JPH08314435A - 鍵盤楽器 - Google Patents
鍵盤楽器Info
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- JPH08314435A JPH08314435A JP7142644A JP14264495A JPH08314435A JP H08314435 A JPH08314435 A JP H08314435A JP 7142644 A JP7142644 A JP 7142644A JP 14264495 A JP14264495 A JP 14264495A JP H08314435 A JPH08314435 A JP H08314435A
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- Japan
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- keyboard
- slide
- lid
- keyboard lid
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍵盤楽器のスライド鍵盤蓋の収納時の奥行き
寸法を短くして、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くす
る。 【構成】 鍵を復数並設した鍵盤装置と、鍵盤装置を収
納する筐体と、鍵盤装置の上を前後に移動して鍵盤装置
を覆い鍵盤装置の使用時は筐体内に収納されるスライド
鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、スライド鍵盤蓋は、
前後に２分割される第１及び第２のスライド鍵盤蓋を具
備し、第１のスライド鍵盤蓋は第２のスライド鍵盤蓋に
回動自在に連結し、鍵盤装置の使用時は第１のスライド
鍵盤蓋を第２のスライド鍵盤蓋上に折り返し筐体内に収
納する。
寸法を短くして、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くす
る。 【構成】 鍵を復数並設した鍵盤装置と、鍵盤装置を収
納する筐体と、鍵盤装置の上を前後に移動して鍵盤装置
を覆い鍵盤装置の使用時は筐体内に収納されるスライド
鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、スライド鍵盤蓋は、
前後に２分割される第１及び第２のスライド鍵盤蓋を具
備し、第１のスライド鍵盤蓋は第２のスライド鍵盤蓋に
回動自在に連結し、鍵盤装置の使用時は第１のスライド
鍵盤蓋を第２のスライド鍵盤蓋上に折り返し筐体内に収
納する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤楽器のスライド式
鍵盤蓋の構造に関するものである。
鍵盤蓋の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鍵盤楽器では、鍵盤の非使用時に鍵盤を
保護し、または埃を避けるため、回転式鍵盤蓋やスライ
ド式鍵盤蓋を装備することが一般的になっている。その
なかでもスライド式鍵盤蓋は、鍵盤の使用時に楽器の筐
体内に鍵盤蓋が収納されるため、鍵盤楽器の筐体の上面
である上面板にシーケンサなどの周辺機器を載置するこ
とができ、それらの操作を支障なく行うことができるう
え、デザイン的にも優れているのでユーザーに好まれて
いる。
保護し、または埃を避けるため、回転式鍵盤蓋やスライ
ド式鍵盤蓋を装備することが一般的になっている。その
なかでもスライド式鍵盤蓋は、鍵盤の使用時に楽器の筐
体内に鍵盤蓋が収納されるため、鍵盤楽器の筐体の上面
である上面板にシーケンサなどの周辺機器を載置するこ
とができ、それらの操作を支障なく行うことができるう
え、デザイン的にも優れているのでユーザーに好まれて
いる。
【０００３】図５はスライド式鍵盤蓋を有する電子鍵盤
楽器の従来例を示す概略構成図である。図５において、
左右の両側部１０には、鍵盤蓋１７の前部を摺動案内す
る鍵盤蓋ガイド１４と鍵盤蓋１７の後部に取り付けられ
たピニオンギア８が噛み合うようにラックギア１２が取
り付けられている。
楽器の従来例を示す概略構成図である。図５において、
左右の両側部１０には、鍵盤蓋１７の前部を摺動案内す
る鍵盤蓋ガイド１４と鍵盤蓋１７の後部に取り付けられ
たピニオンギア８が噛み合うようにラックギア１２が取
り付けられている。
【０００４】ピニオンギア８は、鍵盤蓋１７の後部に取
り付けられた軸受け（図示せず）を軸通して間口方向に
横架した軸９に固着されている。鍵盤蓋１７の移動時に
は、ラックギア１２とピニオンギア８の噛み合いによ
り、鍵盤蓋１７の左右の前後方向の移動量の同期をと
り、鍵盤蓋１７の間口方向のどの位置で操作しても、こ
じることなく滑らかに開閉できる構造となっている。
り付けられた軸受け（図示せず）を軸通して間口方向に
横架した軸９に固着されている。鍵盤蓋１７の移動時に
は、ラックギア１２とピニオンギア８の噛み合いによ
り、鍵盤蓋１７の左右の前後方向の移動量の同期をと
り、鍵盤蓋１７の間口方向のどの位置で操作しても、こ
じることなく滑らかに開閉できる構造となっている。
【０００５】鍵盤蓋１７は、鍵盤使用時筐体１の中に収
納されるが、上面板６の下を広く占有してしまうので、
スピーカ１６を上面板６に取り付けることができない。
そのため、スピーカ１６は、筐体１の底面に開口部（図
示せず）を設けて、下向きに音を放射している。
納されるが、上面板６の下を広く占有してしまうので、
スピーカ１６を上面板６に取り付けることができない。
そのため、スピーカ１６は、筐体１の底面に開口部（図
示せず）を設けて、下向きに音を放射している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】スライド鍵盤蓋は、鍵
盤楽器の上面に種々の装置を載置したままでも蓋がで
き、使い勝手が良いので広く利用されている。しかしな
がら、鍵盤を使用するときには演奏する鍵盤の邪魔にな
らない位置まで蓋をスライドさせなければならない。そ
のため、鍵盤楽器の奥行き寸法は、少なくとも、スライ
ド鍵盤蓋の前後の長さの略２倍は必要となり、鍵盤楽器
の奥行き寸法が大きくなる問題点があった。
盤楽器の上面に種々の装置を載置したままでも蓋がで
き、使い勝手が良いので広く利用されている。しかしな
がら、鍵盤を使用するときには演奏する鍵盤の邪魔にな
らない位置まで蓋をスライドさせなければならない。そ
のため、鍵盤楽器の奥行き寸法は、少なくとも、スライ
ド鍵盤蓋の前後の長さの略２倍は必要となり、鍵盤楽器
の奥行き寸法が大きくなる問題点があった。
【０００７】また、鍵盤楽器の筐体内に配置したスピー
カの開口部は、高音域の音の放射方向を演奏者に向くよ
うに筐体の上面に設けて、より良効な音質が得らるよう
に構成すべきだが、収納したスライド鍵盤蓋が上面板の
下を広く覆ってしまうため、スライド鍵盤蓋のさらに後
方の位置で筐体の上面にスピーカを配置すると、鍵盤楽
器の奥行き寸法がさらに長くなってしまうなどの不都合
が生じるため、音質を犠牲にしてスピーカの開口部を筐
体の下面に設けざるを得ない問題点があった。
カの開口部は、高音域の音の放射方向を演奏者に向くよ
うに筐体の上面に設けて、より良効な音質が得らるよう
に構成すべきだが、収納したスライド鍵盤蓋が上面板の
下を広く覆ってしまうため、スライド鍵盤蓋のさらに後
方の位置で筐体の上面にスピーカを配置すると、鍵盤楽
器の奥行き寸法がさらに長くなってしまうなどの不都合
が生じるため、音質を犠牲にしてスピーカの開口部を筐
体の下面に設けざるを得ない問題点があった。
【０００８】そのため本発明では、鍵盤楽器のスライド
鍵盤蓋の収納時の奥行き寸法を短くして、鍵盤楽器の奥
行き寸法を短くすること、または、スピーカの開口部を
鍵盤楽器の上面に配置することを目的としている。
鍵盤蓋の収納時の奥行き寸法を短くして、鍵盤楽器の奥
行き寸法を短くすること、または、スピーカの開口部を
鍵盤楽器の上面に配置することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の請求項
１記載の鍵盤楽器では、鍵を復数並設した鍵盤装置と、
鍵盤装置を収納する筐体と、鍵盤装置の上を前後に移動
して鍵盤装置を覆い鍵盤装置使用時に筐体内に収納され
るスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、スライド
鍵盤蓋は、前後に２分割される第１及び第２のスライド
鍵盤蓋を具備し、第１のスライド鍵盤蓋は第２のスライ
ド鍵盤蓋に回動自在に連結し、鍵盤装置使用時は第１の
スライド鍵盤蓋を第２のスライド鍵盤蓋上に折り返し筐
体内に収納することを特徴としている。
１記載の鍵盤楽器では、鍵を復数並設した鍵盤装置と、
鍵盤装置を収納する筐体と、鍵盤装置の上を前後に移動
して鍵盤装置を覆い鍵盤装置使用時に筐体内に収納され
るスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、スライド
鍵盤蓋は、前後に２分割される第１及び第２のスライド
鍵盤蓋を具備し、第１のスライド鍵盤蓋は第２のスライ
ド鍵盤蓋に回動自在に連結し、鍵盤装置使用時は第１の
スライド鍵盤蓋を第２のスライド鍵盤蓋上に折り返し筐
体内に収納することを特徴としている。
【００１０】また、請求項２記載の鍵盤楽器では、請求
項１記載の鍵盤楽器において、第１のスライド鍵盤蓋
は、付勢力を与えられて立設し筐体内に収納される際に
は付勢力に抗して筐体によって傾動する前側部を具備し
たことを特徴としている。
項１記載の鍵盤楽器において、第１のスライド鍵盤蓋
は、付勢力を与えられて立設し筐体内に収納される際に
は付勢力に抗して筐体によって傾動する前側部を具備し
たことを特徴としている。
【００１１】また、請求項３記載の鍵盤楽器では、請求
項１及び請求項２記載の鍵盤楽器において、第２のスラ
イド鍵盤蓋は、鍵盤蓋の後部に設けた軸受けと、軸受け
を回動自在に軸通して両端にピニオンギアを固着した軸
を有し、軸は、筐体の両側部に設けた軸の移動範囲を制
限するガイドに係合し、ピニオンギアは筐体の両側部に
設けたラックギアと歯合して第２のスライド鍵盤蓋の両
側部の前後の移動量を同期させることを特徴としてい
る。
項１及び請求項２記載の鍵盤楽器において、第２のスラ
イド鍵盤蓋は、鍵盤蓋の後部に設けた軸受けと、軸受け
を回動自在に軸通して両端にピニオンギアを固着した軸
を有し、軸は、筐体の両側部に設けた軸の移動範囲を制
限するガイドに係合し、ピニオンギアは筐体の両側部に
設けたラックギアと歯合して第２のスライド鍵盤蓋の両
側部の前後の移動量を同期させることを特徴としてい
る。
【００１２】
【作用】そのため本発明の請求項１記載の鍵盤楽器によ
れば、スライド鍵盤蓋は、前後に２分割された第１及び
第２のスライド鍵盤蓋からなり、第１のスライド鍵盤蓋
は第２のスライド鍵盤蓋の上に折り返されて筐体内に収
納されるので、収納される鍵盤蓋の奥行き寸法は、略半
分に短くすることができる。
れば、スライド鍵盤蓋は、前後に２分割された第１及び
第２のスライド鍵盤蓋からなり、第１のスライド鍵盤蓋
は第２のスライド鍵盤蓋の上に折り返されて筐体内に収
納されるので、収納される鍵盤蓋の奥行き寸法は、略半
分に短くすることができる。
【００１３】また、請求項２記載の鍵盤楽器によれば、
収納時、第１の鍵盤蓋の前側部が筐体によって押し倒さ
れて収納される回動部を具備したので、前側部の高さ分
程度、筐体の高さを低くすることができる。
収納時、第１の鍵盤蓋の前側部が筐体によって押し倒さ
れて収納される回動部を具備したので、前側部の高さ分
程度、筐体の高さを低くすることができる。
【００１４】また、請求項３記載の鍵盤楽器によれば、
第１及び第２のスライド鍵盤蓋の両側部の前後の移動量
を同期させることをができるので、間口方向のどの位置
で操作しても、こじることなく滑らかに開閉できる。
第１及び第２のスライド鍵盤蓋の両側部の前後の移動量
を同期させることをができるので、間口方向のどの位置
で操作しても、こじることなく滑らかに開閉できる。
【００１５】
【実施例】本発明による鍵盤楽器の一実施例を図面によ
り説明する。図１は鍵盤蓋を閉めた状態を示す概略構成
図、図２は鍵盤蓋を開いた状態を示す概略構成図であ
る。図１、図２において、筐体１は、鍵２を多数並設し
た鍵盤装置３を収納し、鍵盤以外の部分を囲っている。
鍵盤は、その上を第１のスライド鍵盤蓋４と第２のスラ
イド鍵盤蓋５によって覆われている。この第１のスライ
ド鍵盤蓋４と第２のスライド鍵盤蓋５を移動することに
よって、筐体１の上面板６と鍵盤装置３との間に収納で
きるように成っている。
り説明する。図１は鍵盤蓋を閉めた状態を示す概略構成
図、図２は鍵盤蓋を開いた状態を示す概略構成図であ
る。図１、図２において、筐体１は、鍵２を多数並設し
た鍵盤装置３を収納し、鍵盤以外の部分を囲っている。
鍵盤は、その上を第１のスライド鍵盤蓋４と第２のスラ
イド鍵盤蓋５によって覆われている。この第１のスライ
ド鍵盤蓋４と第２のスライド鍵盤蓋５を移動することに
よって、筐体１の上面板６と鍵盤装置３との間に収納で
きるように成っている。
【００１６】第１のスライド鍵盤蓋４は、この第１のス
ライド鍵盤蓋４の後部に設けた第２のスライド鍵盤蓋５
の上に折り返すことのできる蝶番７によって、第２のス
ライド鍵盤蓋５と連結している。第２のスライド鍵盤蓋
５の後部には、軸受け（図示せず）を設けて軸９を回動
自在に軸通し、両端にピニオンギア８を固着している。
筐体１の両側部１０には、スライド鍵盤蓋の移動範囲を
規制するための溝を有するガイド１１があって、このガ
イド１１の溝に軸９が係合している。また、筐体１の両
側部１０に設けたラックギア１２にピニオンギア８を歯
合させて、第２のスライド鍵盤蓋４の両側部の前後方向
への移動量を同期させている。
ライド鍵盤蓋４の後部に設けた第２のスライド鍵盤蓋５
の上に折り返すことのできる蝶番７によって、第２のス
ライド鍵盤蓋５と連結している。第２のスライド鍵盤蓋
５の後部には、軸受け（図示せず）を設けて軸９を回動
自在に軸通し、両端にピニオンギア８を固着している。
筐体１の両側部１０には、スライド鍵盤蓋の移動範囲を
規制するための溝を有するガイド１１があって、このガ
イド１１の溝に軸９が係合している。また、筐体１の両
側部１０に設けたラックギア１２にピニオンギア８を歯
合させて、第２のスライド鍵盤蓋４の両側部の前後方向
への移動量を同期させている。
【００１７】次にこの鍵盤蓋の動作を説明する。第１の
スライド鍵盤蓋４を起こしながら回動して開き始め、第
２のスライド鍵盤蓋５の上に折り返す。続いて、第２の
スライド鍵盤蓋５を押して移動させると、筐体１の内部
に収納されながら第２のスライド鍵盤蓋５の後部で回動
自在に軸支する軸９は、この軸９に固着したピニオンギ
ア８が筐体１の両側部１０に設けたラックギア１２と歯
合するとともに、移動範囲を規制するガイド１１上を移
動し、ガイド１１の一方の端部に当接して開き終わる。
そのため、収納される鍵盤蓋の奥行き寸法は、従来の鍵
盤蓋の略半分の寸法にすることができる。
スライド鍵盤蓋４を起こしながら回動して開き始め、第
２のスライド鍵盤蓋５の上に折り返す。続いて、第２の
スライド鍵盤蓋５を押して移動させると、筐体１の内部
に収納されながら第２のスライド鍵盤蓋５の後部で回動
自在に軸支する軸９は、この軸９に固着したピニオンギ
ア８が筐体１の両側部１０に設けたラックギア１２と歯
合するとともに、移動範囲を規制するガイド１１上を移
動し、ガイド１１の一方の端部に当接して開き終わる。
そのため、収納される鍵盤蓋の奥行き寸法は、従来の鍵
盤蓋の略半分の寸法にすることができる。
【００１８】鍵盤蓋を閉めるときには、第２のスライド
鍵盤蓋５を手前に引くことによって、第２のスライド鍵
盤蓋５の後部で回動自在に軸支する軸９は、この軸９に
固着したピニオンギア８がラックギア１２と歯合しなが
ら、筐体１の両側部に設けたガイド１１の移動範囲を規
制する溝の端部まで移動し、軸９がガイド１１の端部に
当接すると、第１のスライド鍵盤蓋４を回動できる状態
になり、第１のスライド鍵盤蓋４を回動させて鍵盤蓋を
所定の位置で閉めることができる。
鍵盤蓋５を手前に引くことによって、第２のスライド鍵
盤蓋５の後部で回動自在に軸支する軸９は、この軸９に
固着したピニオンギア８がラックギア１２と歯合しなが
ら、筐体１の両側部に設けたガイド１１の移動範囲を規
制する溝の端部まで移動し、軸９がガイド１１の端部に
当接すると、第１のスライド鍵盤蓋４を回動できる状態
になり、第１のスライド鍵盤蓋４を回動させて鍵盤蓋を
所定の位置で閉めることができる。
【００１９】このように、収納される鍵盤蓋の奥行き寸
法は、従来の鍵盤蓋の略半分の寸法にすることができる
ので、鍵盤楽器の奥行き寸法を短くすることができる。
また、従来の鍵盤楽器の奥行き寸法と同様の寸法とすれ
ば、図３の概略構成図に示すように、スピーカ１６を上
面板６に取り付けて、演奏者の方向に直接音を放射する
ことができるので、高い周波数での音質の改良をするこ
とができる。
法は、従来の鍵盤蓋の略半分の寸法にすることができる
ので、鍵盤楽器の奥行き寸法を短くすることができる。
また、従来の鍵盤楽器の奥行き寸法と同様の寸法とすれ
ば、図３の概略構成図に示すように、スピーカ１６を上
面板６に取り付けて、演奏者の方向に直接音を放射する
ことができるので、高い周波数での音質の改良をするこ
とができる。
【００２０】本実施例では、第１のスライド鍵盤蓋４の
前側部が固定されたスライド鍵盤蓋で説明したが、請求
項２にあるように、第１のスライド鍵盤蓋４の前側部１
３を折り畳める構成としても良い。図４にその概略構成
図を示す。図４において、前側部１３は、常時第１のス
ライド鍵盤蓋４に対して立設するように、ばね１５によ
って付勢力を与えられている。そして、収納時、前側部
１３は筐体１の上面板６によって押し倒されて収納され
る。したがって、筐体１の高さを前側部１３の高さ分程
度低くすることができる。
前側部が固定されたスライド鍵盤蓋で説明したが、請求
項２にあるように、第１のスライド鍵盤蓋４の前側部１
３を折り畳める構成としても良い。図４にその概略構成
図を示す。図４において、前側部１３は、常時第１のス
ライド鍵盤蓋４に対して立設するように、ばね１５によ
って付勢力を与えられている。そして、収納時、前側部
１３は筐体１の上面板６によって押し倒されて収納され
る。したがって、筐体１の高さを前側部１３の高さ分程
度低くすることができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、鍵盤楽器のスライド鍵
盤蓋の収納時の奥行き寸法を短くすることができるの
で、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くすることができ
る。また、従来と同じ奥行き寸法を有する鍵盤楽器とし
たときは、スピーカの開口部を鍵盤楽器の上面に配置す
ることができる。
盤蓋の収納時の奥行き寸法を短くすることができるの
で、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くすることができ
る。また、従来と同じ奥行き寸法を有する鍵盤楽器とし
たときは、スピーカの開口部を鍵盤楽器の上面に配置す
ることができる。
【図１】本発明の一実施例で、鍵盤蓋を閉めた状態を示
す概略構成図。
す概略構成図。
【図２】本発明の一実施例で、鍵盤蓋を開いた状態を示
す概略構成図。
す概略構成図。
【図３】本発明の他の実施例で、上面板にスピーカを取
り付けた状態を示す概略構成図。
り付けた状態を示す概略構成図。
【図４】本発明の他の実施例で，鍵盤蓋を開いた状態を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図５】従来例を示す概略構成図。
１ 筐体 ２ 鍵 ３ 鍵盤装置 ４ 第１のスライド鍵盤蓋 ５ 第２のスライド鍵盤蓋 ６ 上面板 ７ 蝶番 ８ ピニオンギア ９ 軸 １０ 側部 １１ ガイド １２ ラックギア １３ 前側部 １４ ガイド １５ ばね １６ スピーカ １７ 鍵盤蓋
Claims (3)
- 【請求項１】 鍵を復数並設した鍵盤装置と、該鍵盤装
置を収納する筐体と、前記鍵盤装置の上を前後に移動し
て前記鍵盤装置を覆い鍵盤装置使用時に前記筐体内に収
納されるスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、該
スライド鍵盤蓋は、前後に２分割される第１及び第２の
スライド鍵盤蓋を具備し、該第１のスライド鍵盤蓋は前
記第２のスライド鍵盤蓋に回動自在に連結し、前記鍵盤
装置使用時は前記第１のスライド鍵盤蓋を前記第２のス
ライド鍵盤蓋上に折り返し前記筐体内に収納することを
特徴とした鍵盤楽器。 - 【請求項２】 請求項１記載の鍵盤楽器において、前記
第１のスライド鍵盤蓋は、付勢力を与えられて立設し前
記筐体内に収納される際には付勢力に抗して前記筐体に
よって傾動する前側部を具備したことを特徴とした鍵盤
楽器。 - 【請求項３】 請求項１及び請求項２記載の鍵盤楽器に
おいて、前記第２のスライド鍵盤蓋は、該鍵盤蓋の後部
に設けた軸受けと、該軸受けを回動自在に軸通して両端
にピニオンギアを固着した軸を有し、該軸は、前記筐体
の両側部に設けた前記軸の移動範囲を制限するガイドに
係合し、前記ピニオンギアは前記筐体の両側部に設けた
ラックギアと歯合して第２のスライド鍵盤蓋の両側部の
前後の移動量を同期させることを特徴とした鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142644A JPH08314435A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142644A JPH08314435A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 鍵盤楽器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08314435A true JPH08314435A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15320154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7142644A Withdrawn JPH08314435A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 鍵盤楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08314435A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1808849A1 (en) | 2006-01-16 | 2007-07-18 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument and fallboard structure thereof |
| JP2007188020A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yamaha Corp | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| JP2007188019A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yamaha Corp | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| JP2013242385A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤ユニットおよび鍵盤楽器 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7142644A patent/JPH08314435A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1808849A1 (en) | 2006-01-16 | 2007-07-18 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument and fallboard structure thereof |
| JP2007188020A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yamaha Corp | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| JP2007188019A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yamaha Corp | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| US7700860B2 (en) | 2006-01-16 | 2010-04-20 | Yamaha Corporation | Keyboard instrument and fallboard structure thereof |
| JP4591358B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2010-12-01 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| JP4735273B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2011-07-27 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器の蓋体構造 |
| JP2013242385A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤ユニットおよび鍵盤楽器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |