JPH08314434A - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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JPH08314434A
JPH08314434A JP7142643A JP14264395A JPH08314434A JP H08314434 A JPH08314434 A JP H08314434A JP 7142643 A JP7142643 A JP 7142643A JP 14264395 A JP14264395 A JP 14264395A JP H08314434 A JPH08314434 A JP H08314434A
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keyboard
slide
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shaft
keyboard lid
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JP7142643A
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Tomoaki Ito
倫明 伊藤
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COLUMBIA ONKYO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド鍵盤蓋の収納時の奥行き寸法を短く
して、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くする。 【構成】 鍵盤装置の上を前後に移動する鍵盤蓋で、平
面板からなる第1のスライド鍵盤蓋の後部と第1のスラ
イド鍵盤蓋と連結し前後に分割され屈曲可能に連結する
第2のスライド鍵盤蓋を形成する複数の蓋部材とを係着
する両側部に設けた環状ベルトと、筐体の両側部に設け
たラックギアと歯合する第1の軸の両端に固着したピニ
オンギアと、第1の軸と所定の軸間距離を有して第2の
軸を軸支する軸間支持部材と、第1の軸に固着した回転
ドラムを有し、回転ドラムと第2の軸との間に環状ベル
トを回動自在に架け渡し、第1のスライド鍵盤蓋を筐体
内に収納することによって、第2の鍵盤蓋は筐体内で回
転ドラムを介して折り返されて収納され、鍵盤蓋の奥行
き寸法を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤楽器のスライド式
鍵盤蓋の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鍵盤楽器では、非使用時の鍵盤を保護
し、または埃を避けるため、回転式鍵盤蓋やスライド式
鍵盤蓋を装備することが一般的になっている。そのなか
でもスライド式鍵盤蓋は、使用時に楽器の筐体内に鍵盤
蓋が収納されるため、鍵盤楽器の筐体の上面である上面
板にシーケンサなどの周辺機器を載置することができ、
それらの操作を支障なく行うことができるうえ、デザイ
ン的にも優れているのでユーザーに好まれている。
【0003】図5はスライド式鍵盤蓋を有する電子鍵盤
楽器の従来例を示す概略構成図である。図5において、
左右の両側部9には、鍵盤蓋22の前部を摺動案内する
鍵盤蓋ガイド10と鍵盤蓋22の後部に取り付けられた
ピニオンギア23が噛み合うようにラックギア24が取
り付けられている。
【0004】ピニオンギア23は、鍵盤蓋22の後部に
取り付けられた軸受け(図示せず)を軸通して間口方向
に横架した軸25に固着されている。鍵盤蓋22の移動
時には、ラックギア24とピニオンギア23の噛み合い
により、鍵盤蓋22の左右の前後方向への移動量の同期
をとり、鍵盤蓋22の間口方向のどの位置で操作して
も、こじることなく滑らかに開閉できる構造としてい
る。
【0005】鍵盤蓋22は、鍵盤使用時筐体1の中に収
納されるが、上面板7の下を広く占有してしまうので、
スピーカ21を上面板7に取り付けることができない。
そのため、スピーカ21は、筐体1の底面に開口部(図
示せず)を設けて、下向きに音を放射している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スライド鍵盤蓋は、鍵
盤楽器の上面に種々の装置を載置したままでも蓋がで
き、使い勝手が良いので広く利用されている。しかしな
がら、使用するときには演奏する鍵盤の邪魔にならない
位置まで蓋をスライドさせなければならない。そのた
め、鍵盤楽器の奥行き寸法は、少なくとも、スライド鍵
盤蓋の前後の長さの略2倍は必要となり、鍵盤楽器の奥
行き寸法を決める上で大きく制約を受ける問題点があっ
た。
【0007】また、鍵盤楽器の筐体内に配置したスピー
カの開口部は、打弦音等の高音域の音の放射方向を演奏
者に向くように筐体の上面に設けて、より良効な音質が
得らるように構成すべきだが、図5の従来例のように収
納したスライド鍵盤蓋が上面板の下を広く覆ってしまう
ため、または、スライド鍵盤蓋のさらに後方にスピーカ
を配置すると、鍵盤楽器の奥行き寸法がさらに長くなっ
てしまうなどの不都合が生じるため、音質を犠牲にして
スピーカの開口部を筐体の下面に設けざるを得ない問題
点があった。
【0008】そのため本発明では、スライド鍵盤蓋の収
納時の奥行き寸法を短くして、鍵盤楽器の奥行き寸法を
短くする、または、スピーカの開口部を鍵盤楽器の上面
に配置することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の請求項
1記載の鍵盤楽器では、鍵を多数並設した鍵盤装置と、
鍵盤装置を収納する筐体と、鍵盤装置の上を前後に移動
して鍵盤を覆い鍵盤使用時筐体内に収納されるスライド
鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、スライド鍵盤蓋は、
平面板からなる第1のスライド鍵盤蓋と、第1のスライ
ド鍵盤蓋と連結し屈曲する第2のスライド鍵盤蓋を有す
ることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の鍵盤楽器では、請求
項1記載の鍵盤楽器において、第2のスライド鍵盤蓋は
前後に分割されて屈曲可能に連結した複数の蓋部材から
なることを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の鍵盤楽器では、鍵を
多数並設した鍵盤装置と、鍵盤装置を収納する筐体と、
鍵盤装置の上を前後に移動して鍵盤を覆い鍵盤使用時筐
体内に収納されるスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器にお
いて、鍵盤楽器は、平面板からなる第1のスライド鍵盤
蓋と、第1のスライド鍵盤蓋の後部を係着した環状ベル
トからなる第2のスライド鍵盤蓋と、筐体の両側部に配
設したラックギアと、ラックギアと歯合する第1の軸の
両端に固着したピニオンギアと、第1の軸に固着した回
転ドラムと、第1の軸と所定の軸間距離を有して第2の
軸を軸支する軸間支持部材を有し、回転ドラムと第2の
軸との間に環状ベルトを回動自在に架け渡して第1のス
ライド鍵盤蓋を前後に移動させることを特徴としたもの
である。
【0012】また、請求項4記載の鍵盤楽器では、鍵を
多数並設した鍵盤装置と、鍵盤装置を収納する筐体と、
鍵盤装置の上を前後に移動して鍵盤を覆い鍵盤使用時筐
体内に収納されるスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器にお
いて、鍵盤楽器は、平面板からなる第1のスライド鍵盤
蓋と、第1のスライド鍵盤蓋の後部を係着した環状ベル
トと、第1のスライド鍵盤蓋の後部と連結し前後に分割
されて屈曲可能に連結した複数の蓋部材からなり環状ベ
ルトに係着する第2のスライド鍵盤蓋と、筐体の両側部
に配設したラックギアと、ラックギアと歯合する第1の
軸の両端に固着したピニオンギアと、第1の軸に固着し
た回転ドラムと、第1の軸と所定の軸間距離を有して第
2の軸を軸支する軸間支持部材を有し、回転ドラムと前
記第2の軸との間に環状ベルトを回動自在に架け渡して
第1のスライド鍵盤蓋を前後に移動させることを特徴と
したものである。
【0013】また、請求項5記載の鍵盤楽器では、鍵を
多数並設した鍵盤装置と、鍵盤装置を収納する筐体と、
鍵盤装置の上を前後に移動して鍵盤を覆い鍵盤使用時筐
体内に収納されるスライド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器にお
いて、鍵盤楽器は、平面板からなる第1のスライド鍵盤
蓋と、第1のスライド鍵盤蓋の後部両側部をそれぞれ係
着した環状ベルトと、第1のスライド鍵盤蓋の後部と連
結し前後に分割されて屈曲可能に連結した複数の蓋部材
からなり環状ベルトに蓋部材の両側部を係着する第2の
スライド鍵盤蓋と、筐体の両側部に配設したラックギア
と、ラックギアと歯合する第1の軸の両端に固着したピ
ニオンギアと、第1の軸に固着した回転ドラムと、第1
の軸と所定の軸間距離を有して第2の軸を軸支する軸間
支持部材を有し、回転ドラムと第2の軸との間に環状ベ
ルトを回動自在に架け渡して第1のスライド鍵盤蓋を前
後に移動させることを特徴としたものである。
【0014】また、請求項6記載の鍵盤楽器では、請求
項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器において、軸間支持部
材の軸間距離と第2のスライド鍵盤蓋の奥行き寸法を略
々等しくしたことを特徴としたものである。
【0015】また、請求項7記載の鍵盤楽器では、請求
項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器において、鍵盤蓋全体
の奥行き寸法と第1のスライド鍵盤蓋の奥行き寸法との
比率を、回転ドラムの有効半径とピニオンギアの有効半
径との比率と略等しくしたことを特徴としたものであ
る。
【0016】また、請求項8記載の鍵盤楽器では、請求
項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器において、鍵盤蓋全体
の奥行き寸法と第1のスライド鍵盤蓋の奥行き寸法との
比率を略2対1としたことを特徴としたものである。
【0017】
【作用】本発明のスライド鍵盤蓋は、平板からなる第1
の鍵盤蓋と、屈曲可能な第2の鍵盤蓋からなり、屈曲可
能な第2の鍵盤蓋は筐体内で垂下若しくは回転ドラムを
介して折り返されるので、収納される鍵盤蓋の奥行き寸
法は、分割された第1の鍵盤蓋の寸法程度に短くするこ
とができる。
【0018】
【実施例】本発明による鍵盤楽器の一実施例を図面によ
り説明する。図1は鍵盤蓋を閉めた状態を示す概略構成
図、図2は本発明の要部を示す斜視図、図3は鍵盤蓋を
開いた状態を示す概略構成図である。これらの図におい
て、筐体1は、鍵2を多数並設した鍵盤装置3を収納
し、鍵盤以外の部分を囲っている。鍵盤は、その上を第
1のスライド鍵盤蓋4と第2のスライド鍵盤蓋5とから
なる鍵盤蓋6によって覆っている。この鍵盤蓋6を鍵盤
の奥の方に移動することによって、筐体1の上面板7と
鍵盤装置3との間に収納できるように成っている。
【0019】第1のスライド鍵盤蓋4は、鍵盤蓋6の奥
行き寸法の略半分の長さを有し、後部の両側端部がそれ
ぞれ環状ベルト8a、8bに係着し、前面両側部が筐体
1の両側部9に設けた鍵盤蓋ガイド10に沿って摺動
し、第1のスライド鍵盤蓋4を移動させることによって
環状ベルト8a、8bを可動させるようになっている。
【0020】環状ベルト8a、8bは、第1のスライド
鍵盤蓋4の外側に位置する軸間支持部材11a、11b
の両方の端部に回動自在に軸通する第2の軸12と、他
端で軸間支持部材11a、11bの両方に回動自在に軸
通している第1の軸13に固着する回転ドラム14a、
14bとの間に架け渡されている。そして、環状ベルト
8a、8bには等間隔に孔15が設けてあって、回転ド
ラム14a、14bに設けた突起と係合して力が確実に
伝達するようになっている。
【0021】軸間支持部材11a、11bに軸通してい
る第2の軸12は、その両端が筐体1の両側部9に設け
た第1の軸部ガイド16a、16bに係合して移動範囲
を規制している。軸間支持部材11a、11bに軸通し
ている第1の軸13は、回転ドラム14a、14bの有
効ピッチ半径の約半分の有効ピッチ半径を有するピニオ
ンギア17a、17bが回転ドラム14a、14bのそ
れぞれの外側に固着して、筐体1の両側面に設けたラッ
クギア18a、18bに歯合している。また、第1の軸
13の両端部は、筐体1の両側部9に設けた第2の軸部
ガイド19a、19bに係合して移動範囲を規制してい
る。
【0022】第2のスライド鍵盤蓋5は、第1のスライ
ド鍵盤蓋4と連結して前後に分割され屈曲可能に連結す
る複数の蓋部材20からなり、それぞれの蓋部材20の
両側部は環状ベルト8a、8bに係着している。そし
て、第1のスライド鍵盤蓋4が鍵盤の奥の方に移動する
ことによって、回転ドラム14a、14bに沿って巻き
込まれ、環状ベルト8a、8bの移動にともなって裏側
で手前に向かって移動する。
【0023】次にこの鍵盤蓋の動作を説明する。第1の
スライド鍵盤蓋4を移動させて開き始めると、この第1
のスライド鍵盤蓋4の後部の両側端部に係着する環状ベ
ルト8a、8bとともに、第1のスライド鍵盤蓋4と連
結して前後に分割され屈曲可能に連結する複数の蓋部材
20からなる第2のスライド鍵盤蓋5が移動する。環状
ベルト8a、8bの移動によって、回転ドラム14a、
14bが回転するとともに、同軸に固着したピニオンギ
ア17a、17bが回転する。
【0024】ピニオンギア17a、17bの回転によっ
て歯合するラックギア18a、18b上を移動するの
で、第1のスライド鍵盤蓋4は、環状ベルト8a、8b
上の移動距離とピニオンギア17a、17bのラックギ
ア18a、18b上の移動距離を加えた距離を移動しな
がら収納されていく。そして、第1のスライド鍵盤蓋4
の両端部は同期して動作するので、第1のスライド鍵盤
蓋4を間口方向のどの位置で操作しても、こじることな
く滑らかな動作が得られる。
【0025】ピニオンギア17a、17bの有効ピッチ
半径は回転ドラム14a、14bの有効ピッチ半径の約
半分なので、第1のスライド鍵盤蓋4の環状ベルト8
a、8b上の移動距離に対して約半分の移動距離で第1
の軸13が第2の軸部ガイド19a、19b上を移動す
る。そして、第1の軸13と軸間支持部材11a、11
bを介して連結する第2の軸12も同様に、第1の軸部
ガイド16a、16b上を移動していく。
【0026】さらに第1のスライド鍵盤蓋4を開いてい
くと、第1のスライド鍵盤蓋4に連結する第2のスライ
ド鍵盤蓋5は、回転ドラム14a、14bに沿って巻き
込まれ、環状ベルト8a、8bの移動にともなって裏側
で手前に向かって移動しながら、第2の軸12や第1の
軸13はそれぞれの軸部ガイド上を移動していく。
【0027】そして、さらに第1のスライド鍵盤蓋4を
開いていくと、第2の軸12や第1の軸13はそれぞれ
の軸部ガイドの端部に当接して移動の動作を規制する。
このとき、第1の鍵盤蓋4の後部は回転ドラム14a、
14b上に位置し、第2のスライド鍵盤蓋5は回転ドラ
ム14a、14bを介して折り返されたようになって、
収納される鍵盤蓋の奥行き寸法は、従来の鍵盤蓋の略半
分の寸法にすることができる。
【0028】鍵盤蓋を閉めるときには、第1のスライド
鍵盤蓋4を手前に引くことによって、第1のスライド鍵
盤蓋4に連結する第2のスライド鍵盤蓋5が環状ベルト
8a、8bとともに移動する。環状ベルト8a、8bの
移動によって、回転ドラム14a、14bが回転し、ピ
ニオンギア17a、17bがラックギア18a、18b
上を移動する。そして、回転ドラム14a、14bやピ
ニオンギア17a、17bを固着している第1の軸13
が、第2の軸部ガイド19a、19b上を移動する。ま
た、第1の軸13と軸間支持部材11a、11bを介し
て連結する第2の軸12も、第1の軸部ガイド16a、
16b上を移動していく。
【0029】さらに、第1のスライド鍵盤蓋4を手前に
引くと、連結する第2のスライド鍵盤蓋5が環状ベルト
8a、8bとともに移動しながら、第1の軸13は第2
の軸部ガイド19a、19bの手前の端部に当接すると
ともに、第1の軸13と軸間支持部材11a、11bを
介して連結する第2の軸12も第1の軸部ガイド16
a、16bの手前の端部に当接し、移動を規制する。そ
して、第1のスライド鍵盤蓋4の後部が第2の軸12上
に位置し、所定の位置となって鍵盤蓋を閉めることがで
きる。
【0030】このように、収納される鍵盤蓋の奥行き寸
法は、従来の鍵盤蓋の略半分の寸法にすることができる
ので、鍵盤楽器の奥行き寸法を短くすることができる。
また、従来の鍵盤楽器の奥行き寸法と同様の寸法とすれ
ば、図4の概略構成図に示すように、収納した鍵盤蓋後
部にスピーカ21を取り付けるスペースができるので、
スピーカ21を上面板7に取り付けて、演奏者の方向に
直接音を放射することができ、これによって打弦音等の
高い周波数での音質の改良をすることができる。
【0031】本実施例では、第2のスライド鍵盤蓋5の
複数の蓋部材20を環状ベルト8a、8bに係着して回
転ドラム14a、14bを介して折り返されたように収
納する構成で説明したが、請求項1に記載したように、
平面板からなる第1のスライド鍵盤蓋4と、第1のスラ
イド鍵盤蓋4と連結し屈曲する蓋部材(例えば柔軟なプ
ラスチックシート等)からなる第2のスライド鍵盤蓋5
を筐体1の両側部9のガイド上を摺動させて、第2のス
ライド鍵盤蓋5の蓋部材が筐体1の後部で垂下する構成
としても良い。
【0032】また、請求項2に記載したように、第2の
スライド鍵盤蓋5は、例えば断面形状が蒲鉾形で細長い
棒状の蓋部材20を屈曲可能に連結し、第1のスライド
鍵盤蓋4と同じ質感で一体的なデザインにして、筐体1
の後部で垂下させる構成としても良い。
【0033】また、請求項3に記載したように、第2の
スライド鍵盤蓋を1つの幅の広い環状ベルトで構成して
も良い。
【0034】また、請求項4に記載したように、平面板
からなる第1のスライド鍵盤蓋と、第1のスライド鍵盤
蓋の後部を係着した1つの幅の広い環状ベルトと、この
1つの幅の広い環状ベルトに第1のスライド鍵盤蓋の後
部と連結し前後に分割されて屈曲可能に連結した複数の
蓋部材からなる第2のスライド鍵盤蓋を係着し、回転ド
ラムを介して手前に巻き込まれて収納される構成として
も良い。
【0035】また、請求項6に記載したように、軸間支
持部材11a、11bの軸間距離と第2のスライド鍵盤
蓋5の奥行き寸法を略々等しくしても良いし、さらに請
求項7に記載したように、鍵盤蓋6全体の奥行き寸法と
第1のスライド鍵盤蓋4の奥行き寸法との比率を回転ド
ラムの有効半径とピニオンギア17a、17bの有効半
径との比率と略等しくすることによって、第1のスライ
ド鍵盤蓋4の奥行き寸法をさらに短くしても良い。
【0036】また、第2の軸12に回転部材を取り付け
て環状ベルトの動きをさらに滑らかにしても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、鍵盤楽器のスライド鍵
盤蓋の収納時の奥行き寸法を短くすることができるの
で、鍵盤楽器本体の奥行き寸法を短くすることができ
る。また、従来と同じ奥行き寸法を有する鍵盤楽器本体
としたときは、スピーカの開口部を鍵盤楽器の上面に配
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、鍵盤蓋を閉めた状態を示
す概略構成図。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施例で、鍵盤蓋を開いた状態を示
す概略構成図。
【図4】本発明の他の実施例で、上面板にスピーカを取
り付けた状態を示す概略構成図。
【図5】従来例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 筐体 2 鍵 3 鍵盤装置 4 第1のスライド鍵盤蓋 5 第2のスライド鍵盤蓋 6 鍵盤蓋 7 上面板 8a、8b 環状ベルト 9 側部 10 鍵盤蓋ガイド 11a、11b 軸間支持部材 12 第2の軸 13 第1の軸 14a、14b 回転ドラム 15 孔 16a、16b 第1の軸部ガイド 17a、17b ピニオンギア 18a、18b ラックギア 19a、19b 第2の軸部ガイド 20 蓋部材 21 スピーカ 22 鍵盤蓋 23 ピニオンギア 24 ラックギア 25 軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵を多数並設した鍵盤装置と、該鍵盤装
    置を収納する筐体と、前記鍵盤装置の上を前後に移動し
    て鍵盤を覆い鍵盤使用時前記筐体内に収納されるスライ
    ド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、該スライド鍵盤蓋
    は、平面板からなる第1のスライド鍵盤蓋と、該第1の
    スライド鍵盤蓋と連結し屈曲する蓋部材からなる第2の
    スライド鍵盤蓋を有することを特徴とする鍵盤楽器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鍵盤楽器において、前記
    第2のスライド鍵盤蓋は前後に分割されて屈曲可能に連
    結した複数の蓋部材からなることを特徴とする鍵盤楽
    器。
  3. 【請求項3】 鍵を多数並設した鍵盤装置と、該鍵盤装
    置を収納する筐体と、前記鍵盤装置の上を前後に移動し
    て鍵盤を覆い鍵盤使用時前記筐体内に収納されるスライ
    ド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、該鍵盤楽器は、平
    面板からなる第1のスライド鍵盤蓋と、該第1のスライ
    ド鍵盤蓋の後部を係着した環状ベルトからなる第2のス
    ライド鍵盤蓋と、 前記筐体の両側部に配設したラックギアと、該ラックギ
    アと歯合する第1の軸の両端に固着したピニオンギア
    と、前記第1の軸に固着した回転ドラムと、前記第1の
    軸と所定の軸間距離を有して第2の軸を軸支する軸間支
    持部材を有し、前記回転ドラムと前記第2の軸との間に
    前記環状ベルトを回動自在に架け渡して前記第1のスラ
    イド鍵盤蓋を前後に移動させることを特徴とする鍵盤楽
    器。
  4. 【請求項4】 鍵を多数並設した鍵盤装置と、該鍵盤装
    置を収納する筐体と、前記鍵盤装置の上を前後に移動し
    て鍵盤を覆い鍵盤使用時前記筐体内に収納されるスライ
    ド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、該鍵盤楽器は、平
    面板からなる第1のスライド鍵盤蓋と、該第1のスライ
    ド鍵盤蓋の後部を係着した環状ベルトと、前記第1のス
    ライド鍵盤蓋の後部と連結し前後に分割されて屈曲可能
    に連結した複数の蓋部材からなり前記環状ベルトに係着
    する第2のスライド鍵盤蓋と、前記筐体の両側部に配設
    したラックギアと、該ラックギアと歯合する第1の軸の
    両端に固着したピニオンギアと、前記第1の軸に固着し
    た回転ドラムと、前記第1の軸と所定の軸間距離を有し
    て第2の軸を軸支する軸間支持部材を有し、前記回転ド
    ラムと前記第2の軸との間に前記環状ベルトを回動自在
    に架け渡して前記第1のスライド鍵盤蓋を前後に移動さ
    せることを特徴とする鍵盤楽器。
  5. 【請求項5】 鍵を多数並設した鍵盤装置と、該鍵盤装
    置を収納する筐体と、前記鍵盤装置の上を前後に移動し
    て鍵盤を覆い鍵盤使用時前記筐体内に収納されるスライ
    ド鍵盤蓋を有する鍵盤楽器において、該鍵盤楽器は、平
    面板からなる第1のスライド鍵盤蓋と、該第1のスライ
    ド鍵盤蓋の後部両側部をそれぞれ係着した環状ベルト
    と、前記第1のスライド鍵盤蓋の後部と連結し前後に分
    割されて屈曲可能に連結した複数の蓋部材からなり前記
    環状ベルトに前記蓋部材の両側部を係着する第2のスラ
    イド鍵盤蓋と、前記筐体の両側部に配設したラックギア
    と、該ラックギアと歯合する第1の軸の両端に固着した
    ピニオンギアと、前記第1の軸に固着した回転ドラム
    と、前記第1の軸と所定の軸間距離を有して第2の軸を
    軸支する軸間支持部材を有し、前記回転ドラムと前記第
    2の軸との間に前記環状ベルトを回動自在に架け渡して
    前記第1のスライド鍵盤蓋を前後に移動させることを特
    徴とする鍵盤楽器。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器に
    おいて、前記軸間支持部材の軸間距離と第2のスライド
    鍵盤蓋の奥行き寸法を略々等しくしたことを特徴とする
    鍵盤楽器。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器に
    おいて、鍵盤蓋全体の奥行き寸法と前記第1のスライド
    鍵盤蓋の奥行き寸法との比率を、前記回転ドラムの有効
    半径と前記ピニオンギアの有効半径との比率と略等しく
    したことを特徴とする鍵盤楽器。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至請求項5記載の鍵盤楽器に
    おいて、鍵盤蓋全体の奥行き寸法と前記第1のスライド
    鍵盤蓋の奥行き寸法との比率を略2対1としたことを特
    徴とする鍵盤楽器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242369A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Casio Comput Co Ltd 鍵盤楽器
JP2014160219A (ja) * 2013-02-21 2014-09-04 Casio Comput Co Ltd 鍵盤楽器

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