JPS5928392B2 - テトラサイクリン耐性プラスミドを保有する新規な微生物 - Google Patents
テトラサイクリン耐性プラスミドを保有する新規な微生物Info
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- JPS5928392B2 JPS5928392B2 JP57157367A JP15736782A JPS5928392B2 JP S5928392 B2 JPS5928392 B2 JP S5928392B2 JP 57157367 A JP57157367 A JP 57157367A JP 15736782 A JP15736782 A JP 15736782A JP S5928392 B2 JPS5928392 B2 JP S5928392B2
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- tetracycline
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/74—Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora
- C12N15/75—Vectors or expression systems specially adapted for prokaryotic hosts other than E. coli, e.g. Lactobacillus, Micromonospora for Bacillus
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は好熱菌を宿主とする組換えDNA実験のベクタ
ーとして有用な新規なプラスミドを保有する新規な微生
物に関するものであり、より詳しくはテトラサイクリン
耐性の遺伝子を内部に備え、その分子量が約2.8メガ
ダルトンであり、図に示される制限酵素開裂地図により
特徴づけられる新規なプラスミドを保有する新規なバチ
ルス・ステアロサ7−モフイルスに関するものである。
ーとして有用な新規なプラスミドを保有する新規な微生
物に関するものであり、より詳しくはテトラサイクリン
耐性の遺伝子を内部に備え、その分子量が約2.8メガ
ダルトンであり、図に示される制限酵素開裂地図により
特徴づけられる新規なプラスミドを保有する新規なバチ
ルス・ステアロサ7−モフイルスに関するものである。
従来、組換えDNA実験は主として大腸菌を宿主とする
系で広く研究かおこなわれインシュリン、インターフェ
ロン、ヒト成長ホルモン等が大腸菌で量産されるなど大
きな成果を挙げている。
系で広く研究かおこなわれインシュリン、インターフェ
ロン、ヒト成長ホルモン等が大腸菌で量産されるなど大
きな成果を挙げている。
大腸菌の宿主−ベクター系はほぼ完成されており、また
大腸菌以外にも酵母、枯草菌などで宿主−ベクター系か
開発され応用への道か検討されつつある。
大腸菌以外にも酵母、枯草菌などで宿主−ベクター系か
開発され応用への道か検討されつつある。
しかし、上記の菌はいずれも生育温度か30℃〜37℃
の中温菌である点に問題かある。
の中温菌である点に問題かある。
一方、好熱性細菌は、生育上限温度か55℃〜75℃に
ある中等度好熱菌と、生育上限温度か75℃以上である
高温好熱菌とに大別されるか、いずれについても、その
有する酵素、生体成分か耐熱性、耐溶媒性に優れている
事か知られており、とりわけ好熱菌由来の耐熱性酵素及
び耐熱性生体機能のバイオリアクター等の工業プロセス
の応用という点から注目を集めている。
ある中等度好熱菌と、生育上限温度か75℃以上である
高温好熱菌とに大別されるか、いずれについても、その
有する酵素、生体成分か耐熱性、耐溶媒性に優れている
事か知られており、とりわけ好熱菌由来の耐熱性酵素及
び耐熱性生体機能のバイオリアクター等の工業プロセス
の応用という点から注目を集めている。
従って、好熱性細菌の育種か重畳と考えられろが、その
為の一つの、しかも有力な手段と考えられる好熱性細菌
の宿主−ベクター系の開発研究については、ベクターの
有力候補と考えられろプラスミドの検索を含めても以下
の報告しか知られていない。
為の一つの、しかも有力な手段と考えられる好熱性細菌
の宿主−ベクター系の開発研究については、ベクターの
有力候補と考えられろプラスミドの検索を含めても以下
の報告しか知られていない。
(1)高度好熱菌よりの染色体外DNAの分離ヒシヌマ
、F、、タナカ、T、アンド サカグチ。
、F、、タナカ、T、アンド サカグチ。
K−J −G en−M 1crob、 、 104.
193−199(1978) (2)薬剤耐性の好熱性バチルス属細菌よりの4種類の
プラスミドの分離とその性質の部分解析ピングハム、A
、H,A、 、ブルドン、C,J。
193−199(1978) (2)薬剤耐性の好熱性バチルス属細菌よりの4種類の
プラスミドの分離とその性質の部分解析ピングハム、A
、H,A、 、ブルドン、C,J。
アンド アトキンソン、T。
J−Gen−Microb−2114,401−408
(1979) (3) バチルス・ステアロサーモフィルスのプラス
ミドpAB124の解析及び欠失誘導体の創製ピングハ
ム、 A、H,A、 、ブルドン、C,J。
(1979) (3) バチルス・ステアロサーモフィルスのプラス
ミドpAB124の解析及び欠失誘導体の創製ピングハ
ム、 A、H,A、 、ブルドン、C,J。
アンド アトキンソン、T。
J−Gen−Microb−2l19.109−115
(1980) (4)好熱性バチルス属細菌よりの薬剤耐性プラスミド
の分離と解析及び部分欠失プラスミドの創製 イマナカ、T、、フジイ0M、アンド アイバ。
(1980) (4)好熱性バチルス属細菌よりの薬剤耐性プラスミド
の分離と解析及び部分欠失プラスミドの創製 イマナカ、T、、フジイ0M、アンド アイバ。
S−J−Bact−、146(3)、 1091−10
97(1981)(5)サーマス・サーモフィルスから
単離されたプラスミド(pTTl)の物理的性状 エベルハー¥M、D、、バスクエズI C’ j バレ
ンズエラ、P、、ビキュナ、R,アンド ユデレビツク
、A−Plasmid、6.1−6(1981)(6)
プラスミドDNAによるバチルス・ステアロサーモ
フィルスの形質転換及びバチルス・ステアロサーモフィ
ルス、バチルス・ズブチルス間共用ベクターの訃質 イマナカ、T、、フジイ0M、、アラモリ、■。
97(1981)(5)サーマス・サーモフィルスから
単離されたプラスミド(pTTl)の物理的性状 エベルハー¥M、D、、バスクエズI C’ j バレ
ンズエラ、P、、ビキュナ、R,アンド ユデレビツク
、A−Plasmid、6.1−6(1981)(6)
プラスミドDNAによるバチルス・ステアロサーモ
フィルスの形質転換及びバチルス・ステアロサーモフィ
ルス、バチルス・ズブチルス間共用ベクターの訃質 イマナカ、T、、フジイ0M、、アラモリ、■。
アンド ア不バ、S。
J−Bact−,149(3)−824−830(19
82)そこで、本発明者らは、その宿主か好熱性の微生
物であって、その内部にテトラサイクリン耐性の遺伝子
を備えた微生物を自然界より検索した結果、バチルス菌
に属する一菌株から新規なプラスミドを得ることに成功
した。
82)そこで、本発明者らは、その宿主か好熱性の微生
物であって、その内部にテトラサイクリン耐性の遺伝子
を備えた微生物を自然界より検索した結果、バチルス菌
に属する一菌株から新規なプラスミドを得ることに成功
した。
このプラスミドは前記の制限酵素開裂地図に示され、分
子量は小さく、また種々の制限酵素による特異的な切断
点を有し、テトラサイクリンに対する耐性遺伝子をプラ
スミドDNA上に有している。
子量は小さく、また種々の制限酵素による特異的な切断
点を有し、テトラサイクリンに対する耐性遺伝子をプラ
スミドDNA上に有している。
(以下、本プラスミドをrpTHT15Jと略称する。
なお、図に示されている制限酵素の略称は次のとおりで
ある。
ある。
(1)C1aIはカリオファノン・ラツム由来の酵素(
2)EcoRIはエシェリヒア・コリ由来の酵素(3)
HhaIはハエモフイルス・ハエモリティカス由来
の酵素 (4)Hpa■はハエモフイルス・パラインフルエンザ
工由来の酵素 (5) HpaIIはハエモフイルス・パラインフル
エンザエ由来の酵素 (6) T aq Iはサーマス・アクアティカス由
来の酵゛素を示す。
2)EcoRIはエシェリヒア・コリ由来の酵素(3)
HhaIはハエモフイルス・ハエモリティカス由来
の酵素 (4)Hpa■はハエモフイルス・パラインフルエンザ
工由来の酵素 (5) HpaIIはハエモフイルス・パラインフル
エンザエ由来の酵素 (6) T aq Iはサーマス・アクアティカス由
来の酵゛素を示す。
以下、テトラサイクリン耐性を有する既知の好熱菌由来
のプラスミドとの相違点を表に示す。
のプラスミドとの相違点を表に示す。
表から明らかなように、pTHT15は既知のプラスミ
ドに較べ、分子量、制限酵素による切断パターンが明ら
かに異なっており、新規なプラスミドであることが認め
られる。
ドに較べ、分子量、制限酵素による切断パターンが明ら
かに異なっており、新規なプラスミドであることが認め
られる。
プラスミドDNAがベクターたり得る為には、そのプラ
スミドが宿主内での自律的増殖能、及び選択マーカー(
そのプラスミドが宿主内に存在していることを示すマー
カー)を有していることが必須であるが、pTHT15
は好熱菌及び枯草菌での自律的増殖能及びテトラサイク
リン耐性という極めて選択に有利なマーカーを有してい
る。
スミドが宿主内での自律的増殖能、及び選択マーカー(
そのプラスミドが宿主内に存在していることを示すマー
カー)を有していることが必須であるが、pTHT15
は好熱菌及び枯草菌での自律的増殖能及びテトラサイク
リン耐性という極めて選択に有利なマーカーを有してい
る。
更にpTHT]5は図からも明らかなように、C1aI
、EcoRI、HpaI、Hpallなどの制限酵素
による開裂部位を特定のしかも限られた位置に有してい
る。
、EcoRI、HpaI、Hpallなどの制限酵素
による開裂部位を特定のしかも限られた位置に有してい
る。
このことはpTHT15をベクターとして利用する際に
、挿入すべき異種遺伝子の導入部位を有意に保持できろ
という点で有利である。
、挿入すべき異種遺伝子の導入部位を有意に保持できろ
という点で有利である。
また、pTHT15は枯草菌でも好熱菌でもベクターと
して利用できる点で有利である。
して利用できる点で有利である。
従って、pTHT15をベクターとして用いろことによ
り異種遺伝子を同時に枯草菌と好熱菌にクローン化する
ことも可能である。
り異種遺伝子を同時に枯草菌と好熱菌にクローン化する
ことも可能である。
また、枯草菌とpTHT15の分離源である好熱菌、バ
チルス・ステアロサーモフィルスとは同じバチルス属に
属するという共通点を有するため近縁性から既に枯草菌
で発現している異種遺伝子は、好熱菌でも発現される可
能性が高いものと考えられる。
チルス・ステアロサーモフィルスとは同じバチルス属に
属するという共通点を有するため近縁性から既に枯草菌
で発現している異種遺伝子は、好熱菌でも発現される可
能性が高いものと考えられる。
そこで、既に枯草菌にクローン化されている遺伝子を、
本プラスミドを用いて好熱菌に移入する事によって、も
しその遺伝子産物が55℃付近での耐熱性を有するなら
ば、発酵工業における冷却コストの節減か、好熱菌によ
る発酵生産によって達成される事となる。
本プラスミドを用いて好熱菌に移入する事によって、も
しその遺伝子産物が55℃付近での耐熱性を有するなら
ば、発酵工業における冷却コストの節減か、好熱菌によ
る発酵生産によって達成される事となる。
また、耐熱性、耐溶媒性等の性質に優れた好熱菌の酵素
の遺伝子を、本プラスミドをベクターとして好熱菌宿主
にクローン化し、その量産を図る事によって、バイオリ
アクター等への応用か可能であり、工業プロセスへの応
用が期待される。
の遺伝子を、本プラスミドをベクターとして好熱菌宿主
にクローン化し、その量産を図る事によって、バイオリ
アクター等への応用か可能であり、工業プロセスへの応
用が期待される。
pTHT15の入手は、本発明者らか土壌中から新たに
分離した中等度好熱菌、バチルス・ステアロサーモフィ
ルスT15株をTYS培地により対数増殖後期迄増殖さ
せて得た菌体を、リゾチーム、SDS処理によって溶菌
させる事によって達せられる。
分離した中等度好熱菌、バチルス・ステアロサーモフィ
ルスT15株をTYS培地により対数増殖後期迄増殖さ
せて得た菌体を、リゾチーム、SDS処理によって溶菌
させる事によって達せられる。
また、バチルス・ステアロサーモフィルス株は好気性の
有胞子桿菌、ダラム染色陽性であり、生育至適温度か約
55℃で37℃では生育しない菌株であるがpTHT1
5を保有する点では従来には認められない新規な微生物
である。
有胞子桿菌、ダラム染色陽性であり、生育至適温度か約
55℃で37℃では生育しない菌株であるがpTHT1
5を保有する点では従来には認められない新規な微生物
である。
本菌株はテ 、トラサイクリンに対して耐性を示したの
みならずクロラムフェニコール、エリスロマイシンに対
シても耐性を示し、アンピシリン、カナマイシン、ネオ
マイシン、ストレプトマイシンには感受性を示した。
みならずクロラムフェニコール、エリスロマイシンに対
シても耐性を示し、アンピシリン、カナマイシン、ネオ
マイシン、ストレプトマイシンには感受性を示した。
なお、本菌株は微工研菌寄第6661号として寄託され
ている。
ている。
以下、実施例により本発明をより具体的に詳述する。
実施例 1
(菌株のスクリーニング)
茨城県筑波郡谷田部町の土壌サンプル約19をTYS培
地(ディフコ・トリプトン2係、ディフコ・イースト・
エキストラクト1係、NaC11%)100mlに加え
55°Cで約8時間振盪培養後、テトラサイクリン(2
0μg/1rLl)を含むTYS寒天平板上で生育した
コロニーの一つからバチルス・ステアロサーモフィルス
T15株(微工研菌寄第6661号)か得られた。
地(ディフコ・トリプトン2係、ディフコ・イースト・
エキストラクト1係、NaC11%)100mlに加え
55°Cで約8時間振盪培養後、テトラサイクリン(2
0μg/1rLl)を含むTYS寒天平板上で生育した
コロニーの一つからバチルス・ステアロサーモフィルス
T15株(微工研菌寄第6661号)か得られた。
実施例 2
プラスミドpTHT15のバチルス・ステアロサーモフ
ィルスT15株からの分離 バチルス・ステアロサーモフィルスT15株(微工研菌
寄第6661号)の生物学的に純粋な培養基から100
m1のテトラサイクリン20μg/rILlを含むTY
S培地(ディフコ・バンド・トリプトン2チ、ディフコ
・イースト・エキストラクト1チ、NaC11%)に接
種し55°Cで16〜18時間振盪培養する。
ィルスT15株からの分離 バチルス・ステアロサーモフィルスT15株(微工研菌
寄第6661号)の生物学的に純粋な培養基から100
m1のテトラサイクリン20μg/rILlを含むTY
S培地(ディフコ・バンド・トリプトン2チ、ディフコ
・イースト・エキストラクト1チ、NaC11%)に接
種し55°Cで16〜18時間振盪培養する。
この培養液を11のテトラサイクリン20μg/mlを
含有するTYS培地に接種し、55°Cで5時間培養す
る。
含有するTYS培地に接種し、55°Cで5時間培養す
る。
菌体を遠心によって集め、T ES (20mMT r
is−HCI 。
is−HCI 。
5mM EDTA、100mMNaC1pH7,5)
で洗浄後菌体湿重量4g当り、10TLlの25係シヨ
糖含有TESに懸濁する。
で洗浄後菌体湿重量4g当り、10TLlの25係シヨ
糖含有TESに懸濁する。
リゾチーム(10μg/rILl)を2ml、 0.2
5M−EDTA (pH8,0)4mlを加え、0℃で
10分間静置、続いて37℃に10分間保温する。
5M−EDTA (pH8,0)4mlを加え、0℃で
10分間静置、続いて37℃に10分間保温する。
この細胞混合液に2rrLlの10%SDS、5mlの
5M−NaC1を加え4°Cに15〜18時間静置する
。
5M−NaC1を加え4°Cに15〜18時間静置する
。
これを28000t−=IXIl、1時間の超遠心によ
って遠心し、上清を得る。
って遠心し、上清を得る。
この上清にポリエチレングリコール6000を10%
(W/v )加え、2〜3時間時間例静置2200rp
m、2分の遠心で沈澱を得ろ。
(W/v )加え、2〜3時間時間例静置2200rp
m、2分の遠心で沈澱を得ろ。
この沈澱を1mlのTESに溶解し、CsC1及びエチ
ジウムブロマイドを加えて密度を1.61〜1.62に
調整する。
ジウムブロマイドを加えて密度を1.61〜1.62に
調整する。
この試料を3800 Orpmで30〜40時間、平衝
密度勾配遠心する。
密度勾配遠心する。
生じたプラスミドDNAのバンドを集め、イソアミルア
ルコールでエチジウムブロマイドを除去した後、TEN
(20mMT ris−HCI 、1 mM EDT
A、20mMNaC1)に透析する事によって純粋なp
THTl5が得られる。
ルコールでエチジウムブロマイドを除去した後、TEN
(20mMT ris−HCI 、1 mM EDT
A、20mMNaC1)に透析する事によって純粋なp
THTl5が得られる。
pTHTl5の特性決定の手1屓
pTHTl5の分子量は、その超らせん構造(5upe
rcoiled 5tructure )のDNA及
び制限酵素によって切断された断片のアガロースゲル電
気泳動より得られた。
rcoiled 5tructure )のDNA及
び制限酵素によって切断された断片のアガロースゲル電
気泳動より得られた。
この際の分子量マーカーはp BR322DNA (2
,67md)、Co1EIDNA(4,2md)及びラ
ムダDNAのHind l[分解断片(14,6、5
,84、4,05、2,67、1,04゜1.21 、
0.34md)、ラムダDNAのEcoRI分解断片(
13,7、4,74、3,73、3,48。
,67md)、Co1EIDNA(4,2md)及びラ
ムダDNAのHind l[分解断片(14,6、5
,84、4,05、2,67、1,04゜1.21 、
0.34md)、ラムダDNAのEcoRI分解断片(
13,7、4,74、3,73、3,48。
3.02 、2.13mdX用いた。
制限酵素による切断は、プラスミドDNA溶液からエタ
ノール沈澱によってDNAを沈澱させ、適当な緩衝液に
溶解して行なった。
ノール沈澱によってDNAを沈澱させ、適当な緩衝液に
溶解して行なった。
制限酵素は宝酒造よりの市販品を用いた。
アガロースゲル電気泳動はシーケム社のアガロースを0
.5 %又は0.7 %の濃度で用い、水平ゲル電気泳
動槽によってゲル長さ1crrL当り1.5■の定電圧
で15〜17時間行なった。
.5 %又は0.7 %の濃度で用い、水平ゲル電気泳
動槽によってゲル長さ1crrL当り1.5■の定電圧
で15〜17時間行なった。
pTHTl5が、そのDNA上にテトラサイクリン耐性
遺伝子を有している事は、枯草菌バチルス・ズブチルス
RM125株プロトプラストへの形質転換実験によって
確かめられた。
遺伝子を有している事は、枯草菌バチルス・ズブチルス
RM125株プロトプラストへの形質転換実験によって
確かめられた。
バチルス・ズブチルスRM125株のプロトプラストの
調製、形質転換、プロトプラストの再生の手順はCha
ng& CoheHの方法(Molec−Gen−Ge
net−+ 168 tlll−115(1975))
によって行なった。
調製、形質転換、プロトプラストの再生の手順はCha
ng& CoheHの方法(Molec−Gen−Ge
net−+ 168 tlll−115(1975))
によって行なった。
この方法の概略はRM125株の対数増殖菌体を等張液
中でリゾチーム処理によってプロトプラスト化しこのプ
ロトプラスト懸濁液にプラスミドDNA溶液を加え、ポ
リエチレングリコール6000によってDNAのプロト
プラスト内への増込みを促した後、再生培地上でプロト
プラストから栄養細胞への再生を図るというものである
。
中でリゾチーム処理によってプロトプラスト化しこのプ
ロトプラスト懸濁液にプラスミドDNA溶液を加え、ポ
リエチレングリコール6000によってDNAのプロト
プラスト内への増込みを促した後、再生培地上でプロト
プラストから栄養細胞への再生を図るというものである
。
pTHTl 5DNA約1μgを用いて、RM125株
のプロトプラスト懸濁液0.5m1(2x109プロト
プラスト/ml)に対して形質転換を行ない、再生培地
上でテトラサイクリン耐性株の出現を検討したところ、
この際のプロトプラストの再生率10係(2X 108
/ml )に対して1×108/rrLlの頻度でテト
ラサイクリン耐性株が生じた。
のプロトプラスト懸濁液0.5m1(2x109プロト
プラスト/ml)に対して形質転換を行ない、再生培地
上でテトラサイクリン耐性株の出現を検討したところ、
この際のプロトプラストの再生率10係(2X 108
/ml )に対して1×108/rrLlの頻度でテト
ラサイクリン耐性株が生じた。
一方、プラスミドDNA溶液を加えなかった系(コント
ロール)ではテトラサイクリン耐性株は2×108個以
上のプロトプラストを徹いても生じてはこなかった。
ロール)ではテトラサイクリン耐性株は2×108個以
上のプロトプラストを徹いても生じてはこなかった。
ここで得られたRM125株のテトラサイクリン耐性株
よりプラスミドDNAを、バチルス・ステアロサーモフ
ィルスT15株よりのプラスミドDNAの抽出の際と同
様(リゾチーム処理の温度及び時間か37℃30分間で
ある点が異なる。
よりプラスミドDNAを、バチルス・ステアロサーモフ
ィルスT15株よりのプラスミドDNAの抽出の際と同
様(リゾチーム処理の温度及び時間か37℃30分間で
ある点が異なる。
)の方法で抽出し検討したところ、pTHT15と同一
分子量で、制限酵素による切断パターンも全く同一なプ
ラスミドDNAか回収された。
分子量で、制限酵素による切断パターンも全く同一なプ
ラスミドDNAか回収された。
この事実は、pTHT15がテトラサイクリン耐性遺伝
子を有しており、このプラスミドがRM125株に入っ
た事によってRM125株がテトラサイクリン耐性の形
質を示すに到った事を証明するものである。
子を有しており、このプラスミドがRM125株に入っ
た事によってRM125株がテトラサイクリン耐性の形
質を示すに到った事を証明するものである。
同時に、pTHT15が、好熱菌及び枯草菌T;:、−
1律的増殖能及び形質の発現か可能なプラスミドである
事、つまり本プラスミドが両菌株でベクターとして利用
し得る事実を明らかにするものである。
1律的増殖能及び形質の発現か可能なプラスミドである
事、つまり本プラスミドが両菌株でベクターとして利用
し得る事実を明らかにするものである。
テトラサイクリン耐性を有する好熱菌のプラスミドとし
ては前記の表に示したとおりであるが、pTHT15と
他のものでは前述のように明らかに異なっており、pT
HT15は従来認められない新規なプラスミドである。
ては前記の表に示したとおりであるが、pTHT15と
他のものでは前述のように明らかに異なっており、pT
HT15は従来認められない新規なプラスミドである。
図面はpT HT 15の制限酵素開裂地図を示し、図
中のC1a Iはカリオファノン・ラツム由来の酵素、
Eco RIはエシェリヒア・コリ由来の酵素、Hha
Iはハエモフイルス・バエモリティカス由来の酵素、H
pa Iはハエモフイルス・パラインフルエンザ゛工由
来の酵素、Hpa IIはハエモフイルス・パラインフ
ルエンザエ由来の酵素、Taqlはサーマス・アクアテ
ィカス由来の酵素をそれぞれ示している。
中のC1a Iはカリオファノン・ラツム由来の酵素、
Eco RIはエシェリヒア・コリ由来の酵素、Hha
Iはハエモフイルス・バエモリティカス由来の酵素、H
pa Iはハエモフイルス・パラインフルエンザ゛工由
来の酵素、Hpa IIはハエモフイルス・パラインフ
ルエンザエ由来の酵素、Taqlはサーマス・アクアテ
ィカス由来の酵素をそれぞれ示している。
Claims (1)
- 1 テトラサイクリン耐性の遺伝子を内部に備え、その
分子量が約2.8メガダルトンであり、図示されろ制限
酵素地図で特徴づけられるプラスミドを保有する新規な
バチルス・ステアロサーモフィルスT15株。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57157367A JPS5928392B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | テトラサイクリン耐性プラスミドを保有する新規な微生物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57157367A JPS5928392B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | テトラサイクリン耐性プラスミドを保有する新規な微生物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5945877A JPS5945877A (ja) | 1984-03-14 |
JPS5928392B2 true JPS5928392B2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=15648100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57157367A Expired JPS5928392B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | テトラサイクリン耐性プラスミドを保有する新規な微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928392B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4894337A (en) * | 1989-01-17 | 1990-01-16 | Board Of Trustees Operating Michigan State University | Process for the bioproduction of cyclic hydroxides |
-
1982
- 1982-09-09 JP JP57157367A patent/JPS5928392B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5945877A (ja) | 1984-03-14 |
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