JPH0231676A - ミデカマイシン耐性遺伝子 - Google Patents

ミデカマイシン耐性遺伝子

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JPH0231676A
JPH0231676A JP17921588A JP17921588A JPH0231676A JP H0231676 A JPH0231676 A JP H0231676A JP 17921588 A JP17921588 A JP 17921588A JP 17921588 A JP17921588 A JP 17921588A JP H0231676 A JPH0231676 A JP H0231676A
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JP
Japan
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dna
midecamycin
plasmid
restriction enzyme
gene
Prior art date
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JP17921588A
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English (en)
Inventor
Osamu Hara
修 原
Kozo Nagaoka
長岡 行蔵
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ミデカマイシン耐性遺伝子に閃するものであ
る。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)放線
菌は、抗生物質をはじめとする有用物質の生産菌として
微生物工業に於て広く使用されて(する最も重要な醗酵
微生物である。
ところで、ストレプトマイセス・マイカロ7アシエンス
S F −837(Streptomyces myc
arofaeensSF−837)株の好気培養によっ
て生産される抗生物質(特公昭4G−28834号公報
)は[S「−837物質1あるいは[ミデカマイシンA
、Jという名称で知られていて、ダラム陽性菌に抗菌力
を有する抗生物質であり、特に抗生物質耐性化原菌に対
してすぐれた抗菌力を有している。
当然ながら本菌はミデカマイシンに対する自己耐性を有
している。このミデカマイシン耐性遺伝子を含むDNA
断片を単離すれば、放線菌の育種あるいは遺伝解析など
に極めて価値ある結果が期待できる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、放線菌を宿主として放am由来のプラス
ミドを用いた系でストレプトマイセス・マイカロアアシ
エン7、染色体DNAからミデカマイシン耐性遺伝子を
含むD N A断片をそれぞれ単離すると共にミデカマ
イシン耐性という遺伝的指標を有するプラスミドの構築
に成功した。
すなわち、本発明によるミデカマイシン耐性遺伝子は、
第1図に示すストレプトマイセス・マイカロ7アシエン
ス(SjreptoIIIyces mycarofa
ciens)の染色体DNAを制限酵素Ram旧で切断
して得られる1゜5キロベースの断片に対応するDNA
中に含まれる。
(遺伝子の定義) 本発明によるミデカマイシン(以下、Hd+aという)
耐性遺伝子は、ストレプトマイセス(S)・マイカロア
アシエン基の染色体DNAを制限酵素Bam旧で切断し
て得られる1、5キロベースの断片に対応するDNA中
に含まれ、またその制限酵素切断地図は第1図に示した
通りのものである。
ここで、[第1図に示すS、マイカロアアシエン基の染
色体DNAを制限酵素Bam1llで切断して得られる
1、5キロベースの断片に対応するDNAJとは、この
Bam1ll切断断片そのものの外に、それと同じ塩基
配列のDNAおよびその縮重異性体ならびにその遺伝的
に等価な改変体をも意味するものである。後者のDNA
の具体例は、S、マイカロアアシエン基の変異株のBa
a+旧−切断断片および合成りNAである。ここで、[
縮重異性体Jとは縮重関係にある塩基配列において異な
る異性体を、主な「遺伝的に等価な改変体」とは塩基の
置換、付加あるいは削除がなされていても帯有遺伝情報
に実質的に差がないDNAを意味するものである。従っ
て、そのようなり N A中に含まれるべき本発明によ
るミデカマイシン耐性遺伝子ら、その塩基配列に関して
同様の許容度を持つものである。
本発明によるHd−耐性遺伝子の好ましい具体例は、S
、マイカロアアシエン基またはその変異株の染色体DN
Aを制限酵素Bawl(Iで切断して得られる1、5斗
ロベース(Kb)の断片に含まれるものである。
(遺伝子の生産) 本発明によるMcl−耐性遺伝子は人工的に合成しても
よいが、S、マイカロアアシエン基またはその変異株か
ら得るのがふつうである。
(1)生産菌 DNA供与体としてのHdwa生産菌は、ストレプトマ
イセス・マイカロアアシエン基またはその変異株である
S、マイカロアアシエン基としては、S、マイカロア7
シエンスSF  837株がある。この菌は、ストレプ
トマイセス・マイカロアアシエン基・ノブ・エスピーと
して微生物工業技術研究所に寄託されている(FERN
−P 262)。また、アメリカン・タイプ・カルチャ
ー・コレクシ3ンに^TCC21454として寄託され
ていて分譲可能な状態にある。
S、マイカロアアシエン基の変異株としては、本発明の
性質からいって、第1図に示した制限酵素切断地図を与
えるDNAを有するものである神←÷去4゜ (2)遺伝子のクローニング 選んだ)4dm生産菌の菌体より、全D N Aを5D
S−7エ/−ル法(M、C,Sm1th et at、
:Mejhods inEnzymology 12t
 545(1967))などの公知の方法で抽出する。
抽出されたDNAを制限酵素Dam旧で切断すれば、目
的の遺伝子含有DNA断片が各種のDNA断片と共に得
られる。
このようにして得られるD N A断片混合物から目的
の遺伝子含有断片を取出ししがもこれを多量に得るため
には、ベクターとしての適当なウィルス性または環状プ
ラスミドへの組込みおよび生成ハイブリッドプラスミド
による宿主菌の形質転換、形質導入またはトランスフェ
クションを含む遺伝子組換え技術を利用することができ
る6一般的な遺伝子組換え技術に関しては、たとえば、
高木康敬著「遺伝子操作実験法」(講談社)を参照する
ことができる。
その上うな組換え技術の一例を挙げれば、下記の通りで
ある。すなわち、上記の供与体DNAのBam1llに
よる切断の際にベクタープラスミドを共存させておいて
このベクタープラスミドも同時にBam旧部位で切断す
るか、あるいはこのベクタープラスミドを別にBamt
llで切断しておいてから上記供与体DNAのBam1
ll切断物と混合し、適当なりガーゼたとえばT4す〃
−ゼで処理して、ベクタープラスミドにS、マイカロア
7シエンスSF  837のDNAIr片を組込んだキ
メラプラスミドを含むプラスミド混合物を得る。この場
合に使用しうるベクタープラスミドとしては、 Bam
旧切断部位を有していると共にBa1olllで切断さ
れたときに増殖可能な断片を与えるものが一般に適当で
ある。
その由来は放線菌、大腸菌、枯草菌その池の合目的な微
生物であリウるが、具体例を挙げれば放線菌由来のもの
としてplJ702(、John 1nnes研究所よ
り入手可能。文献:J、General Nicrob
iology+ 12L2703−2714(1983
))およびplJ680(John InnesM究所
より入手可能。文献: Genetic Manipu
lationof Streptomyces A L
aboratory Manual (1985))、
その池がある。宿主菌から目的プラスミドを取得するに
は、上記文献の記載の技術その池遺伝子組換えに慣用さ
れているところに従えばよい。 次に、得られたプラス
ミド混合物により宿主菌を形質転換させる。宿主菌とし
ては、用いるベクターの種類に応じて、放線菌、大腸菌
、枯草菌その池の微生物の中から適当なもの、就中形質
転換効率がよ(、Mdmに対する感受性の高いものを選
べばよい。
ベクターが放線菌プラスミドである場合の宿主菌として
は放線菌が使用されるが、その場合の艮体例としてはS
、リビダンス66(FERN CP−737)が挙げら
れる。
Md輪生産菌のDNA断片を組込んだベクターを宿主菌
に導入するためには、宿主菌やベクターの種類によって
最も効率のよい方法が選ばれるが、放線菌のプラスミド
ベクターを使用する場合は、宿主菌のプロトプラストを
形質転換するのが最も一般的な方法である。
形質転換によって得られた組換え体の選別には、用いる
ベクターの保有する遺伝的指標、例えば、抗生物質耐性
、ポック形*(HoJ、Bibbetal、: Mo1
ec。
(:en、f;eneL、  154. 155  (
1977)、  Nature  274+  398
(1978))等が利用できる。
このようにして得られた組換え体よりMc1m耐性遺伝
子を含むものを選別するためには、?k1m耐性の発現
によって生じたHdm耐性株の選別を行なうのが最ら効
率的である。そのためには、先ずMdmの宿主菌に対す
る最小阻止濃度を調べ、その濃度以上のHa−を含む選
択培地で生訂するクローンを選別する。
得られたHcl■耐性クローンを培養し、菌体より公知
の方法(Hansen et at、: J、Bact
eriol、t 135..227、 (1978))
によってプラスミドを単離、制限酵素処理によって挿入
DNA断片を取り出し、アガロースデル電気泳動によっ
てMdm耐性遺伝子を含むDNA断片を単離することが
できる。なお、 Mc1m耐性遺伝子のクローンである
ことの確認は、単離したプラスミドを再び宿主菌に導入
してMdw耐性の発現を調べることによって行なえばよ
い。
得られたDNA断片を各種制限酵素によって更に切断し
、7〃ロースゲル電気泳動を行なって各断片の大きさを
分析することにより、制限酵素切断地図を作成すること
ができ、更に各断片を適当なベクターに組込んで、再ク
ローニングを行なうことによ’)、Mdm耐性遺伝子の
構造解析を行なって、その特性を明らかにすることがで
きる。本発明のMdm耐性遺伝子を含むD N Aの制
限酵素切断地図が第1図に示す通りであることは前記し
たところである。
(バイブリドプラスミド) Hdm耐性遺伝子を組込むべきベクタープラスミドが放
線菌プラスミドである場合のハイブリッドプラスミドの
具体例は、クローニングに関連して既に前記した通りで
ある。
ハイブリッドプラスミドの具体例の一つは、pH5H・
1である。I)14mM−1は、放線菌プラスミドpl
J680(5,3Kb)l:Hdm耐性遺伝子を含む1
,5KbノD N A 1片を連結してなる放線菌プラ
スミド(6,8Kb)である(第2図)。このプラスミ
ドは、それによって形質転換された菌として徽工研に寄
託されている(FERN P−10102)。
これらの14d鶴耐性プラスミドは、それぞれで対応宿
主菌を形質転換させると、宿主菌にMcim耐性を発現
させることができる。たとえば、本発明の14d纏耐性
遺伝子を含むDNAlli片を放線菌プラスミドplJ
680に組込んだ9MS14−1(第2図)でストシブ
1マイセス・リビダンス66を形質転換させると800
μg/−1のM(1−耐性を示す組換え体が得られた。
X塞舛上 ストレフトマイセス・マイガロファシェンス5F−83
フ株(ATCC21454) ヲT S B 培地(D
ifc。
Tryptie Soy Broth  3.0%)5
−1に植菌し、30℃で24時間培養し、これを種菌と
して5GGP培地に3%植菌量で植えついだ。5GGP
培地は、0.4%バクトベブトン、0.4%イーストエ
キストラクト、1.0%グルコース、O,OS%軸SO
,・7H20,0,0114に8□P04、pH7,0
〜7.2(50論1)にグリシン3%を添加したもので
ある。これを30°Cで24時間振盪培養に付し、10
000 X g/ 10分間の遠心分離で集菌した。
この菌体からスミス等の公知の方法(Methods 
inEnzymology 12−+ 545. (1
967))で全DNAを抽出精製し、TESLバy 7
7− (10@IN Tris−HCI pif8.0
. ]mMEDTA、 2.5mM NaC1)で透析
して供与体DNAとした。
この様にして得た供与体DNAl0μgを、総量200
μ&の5QIlIHTris4C1pH7,5,100
LaHNaCl、10mHsgc l 2.1−ジチオ
入レイトール組成の反応液中で制限酵素BamH110
単位を加えて、37℃で2時間反応させた。
プラスミドplJ680D N A  2μgを、総j
140μlの50I*l4Tris−HCI DH7,
5,100mM HaCl、10J 14[1c12.
1mMジチオスレイトール組成の反応液中で制限酵素D
am旧2単2単位えて、37℃で2時間反応させた。
これを70℃で10分間加熱して酵素を失活させてか呟
1/201の18 bis−)ICI pH9,0を添
加し、カーフ・インテスチン・フルカライン・ホスファ
ターゼ(c、i、a、p)を10単位加えて、37℃で
60分間反応を行なった。
供与体DNAおよびプラスミドD N Aの反応液のそ
れぞれにTESHハフ 77−(0,28Tris−H
CIpH8,0,20m14 EDT^、 50IIM
NaC1)が飽和した7工7−ル溶浪を等量ずつ加えて
1分間振盪し、両方の液を合併した。これを11000
0X/ 5分間の遠心分離後、上層(水層)をパスツー
ルピペットで取り出した。
DNAを含むこの水層部分をエチルエーテル抽出に付し
、フェノールを除去してから2倍量のエタノール、1/
10iの3M酢酸ナトリウムを加え、−80℃に2時間
放置後、10000 X g/ 10分後の遠心分離で
DNAを沈澱させた。
この様にして得たDNAを500μlのエタノールで洗
浄し、減圧下で乾燥してから、50μpの加熱滅菌した
純水に溶解した。このDNAを70℃で10分間加熱処
理し、ついで室温まで徐冷し、バッファー(0,66H
Tris−11cI p)17.6.6EnHMgCl
□、 0.1Mジチオスレ、イt−ル、 10mHAT
P)5μlとT4リガーゼlO単位とを加えて22℃で
4時間反応させて1.IJ680とストレプトマイセス
・マイカロ7アシェンスDNAとの岨換え体DNAを調
製した。
このDNAによる宿主菌ストレプトマイセス・リビダン
ス66(Log+ovskaya et al、: に
enetics+ 68゜341、 (1971))の
形質転換は、チエイタ−等の公知の方法(Curr、 
Topics Hicrobiol、 Ia−unol
、+ 96゜69(1981>) lこより行なった。
すなわち、50m lのYEME培地(34%シタ糖、
0.3%イーストエキストラクト、0.5%バクトベブ
トン、0.3%マルトエキストラク)、1%グルコース
+ 5m14 MgCl□、0゜5%グリシン、 pH
7,0)lこストレプトマイセス・すビダンス66を接
種して30°Cで36時間振盪培養を行ない、1100
00Xの遠心分離で菌糸を集めて10.3%シシ糖溶液
で1回洗浄したのち、1抛1のP培地(0,38シヨ糖
+ 1.4m14 K2SO41101IH101IH
+ 0.4論8KII2PO1,2511HCaC12
,25+Q14 TES緩衝液、 pH7,2゜115
00量微量元素溶H)に懸濁させた。次いで、最終濃度
111g/mlになるように卵白リゾチームを加え、3
0℃に30分間保温してプロトプラストを形成させ、プ
ロトプラスト化しなかった菌糸は綿濾過で除去した。8
00Xg/7分間の遠心分離によってプロトプラストを
集め、P培地で1回洗浄してから20m lのP培地に
懸濁させた(微量元素溶液の組成(1リットル中: 4
0mg 2nC1□、 200mg FeCl、 ・6
820、 10++g  CuCl2 ・21120+
  10s+g l’1ncI2@ 4+120. 1
0mgNaJ+Ot ・10LO+ 101111 (
Nfl+)JOt02+ 64LO))=プロトプラス
ト液100μm、 3/2濃度に調製したP−マレイン
酸緩衝液(2,5%シタ糖、 1.4m14 K2S0
.。
11500量微量元素溶液、 100mM CaCL、
 50mM Tris−マレイン酸、 pH8,0) 
100μ!1組換え体DNA溶液50μlおよ1375
μlのポリエチレングリコール溶液(ポリエチレングリ
コール#100033%/P−マレイン酸緩衝液)を混
合し、1分間室温放置する。このプロトプラスト液を0
.1mlずつ6枚の直径9cI+1円形プラスチック製
ベトリ皿に調製したR2YE寒天培地(0,3Mシタ糖
、1.’b+l’l K2SO4,50JMgC12,
1%グルフース、 0.01%カザミノ酸、1.’50
量?a量元素溶液、 0.4J KH2PO1,201
+18 CaCl2゜0.3%プロリン、 25J T
ES緩衝液r p147.2+  5mMNa0I1.
0.5%イーストエキストラクト、2.2%寒天)にそ
れぞれ塗布して30°Cで1日培養後、チオストレプト
ン200μg/mlを含む滅菌水を重層し、さらに4日
間培養した。プロトプラストから再生した寒天培地上の
菌を、ミデカマイシン100μ2だ虐を含むNA培地(
Difco Nutrient Agar 2.3%)
にビロード布を用いてそれぞれレプリカして、30°C
で2日間培養した。この結果、2個のミデカマイシン耐
性クローン株が得られ、選択培地りのこれらのフロニー
をそれぞれエーゼでか島取り、ガラス製ボッターホモジ
ナイザーを用いて滅菌水0.1〜0.2mlに分散させ
、これをR2YE培地に塗布して30’Cで5日問培養
した。
得られた2株のミデカマイシン耐性ストレプトマイセス
・リビダンス66を各々50論1のY E M E培地
に接種し、30℃で2日間振盪培養した培養菌体からハ
ンセン等による公知の方法(J、Baeteriol。
135、227(1978))でプラスミドを抽出した
。これらのプラスミドにより再びストレプトマイセス・
リビダンス66を形質転換させた場合、いずれもミデカ
マイシン耐性が発現した。2株から得たプラスミドを制
限酵素Ba醜旧で切断し、0.8%ア〃ロース電気泳動
により調べたところ、いずれも5.3KbのplJ68
0の他に、1.5KbのDNA断片が認められた。
更に、これらのプラスミドをBgl II 、EeoR
Iなどの制限酵素で切断して詳しく調べたところ、1.
5KbのDNA断片がプラスミドplJ680に対して
組込まれている方向性は一定ではなかった。しかし、1
.5KbDNAの挿入方向が異なる2種類のプラスミド
で形質転換したストレプトマイセス・リビダンス66の
ミデカマイシンに対する耐性度はいずれも800μg/
Il+であって、挿入方向の違いによる耐性度の変化は
なかった。
また、このミデカマイシン耐性又トレブトマイセス・リ
ビダンス66はエリスロマイシン(こ対しても耐性を示
した。
1.5KbDNA中1こコードされるミテ゛力°ンイシ
ン耐性遺伝子の制限酵素地図を第1図に示し、またこの
DNA断片を組込んだp[J680をpt4sH−1と
命名して第2図にその制限酵素地図を示した。
(関連微生物の寄託) 本発明によろミデカマイシン耐性遺伝子を組込んだプラ
スミドによって形質転換された微生物。
すなわちストレプトマイセス・リビダンス66(pus
M−1)は、FERN P−10102として工業技術
院微生物工業技術研究所(i工研)に寄託されている。
この微生物の菌学的性質は導入されているプラスミドp
NsN −1に基因するものを除けば、ホスト微生物の
ストレプトマイセス・リビダンス66のそれと変わらな
い。このストレプトマイセス・リビダンス66の菌学的
性質は、特開昭59−175889号公報およびJ。
of Virology、 9.258(1972)に
開示されており、またこの微生物はFERN BP−7
37として徽工研に寄託されている。
本発明によるミデカマイシン耐性遺伝子の供与体である
ストレプトマイセス・マイカロ7アシエンス5F−83
7は微生物工業技術研究所に寄託されている(FERN
−P 262)。また、アメリカン・タイプ・カルチャ
ー・フレクシタンにATCC21454として寄託され
ていて分譲可能な状態にある。
(発明の効果) 本発明によるミデカマイシン耐性マーカーを有する7リ
スミドは、抗生物質などの有用物質の生産菌である放線
菌を宿主とする組換えDNA実験のベクターとして利用
することかできる。又このような放線菌宿主−ベクター
系による組換えDNA実験によって放線菌の育種あるい
は遺伝解析などを行な)ことにより、極めて価値ある結
果が期待できる。さらに、ミデカマイシン生産菌の生産
性向上に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかわるミデカマイシン耐性遺伝子
の制限酵素切断地図を示す。 第2図は、本発明によるプラスミドpMsM−1の制限
酵素切断地図を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1図に示すストレプトマイセス・マイカロフア
    シエンスの染色体DNAを制限酵素BamHIで切断し
    て得られる1.5キロベースの断片に対応するDNA中
    に含まれるミデカマイシン耐性遺伝子。
JP17921588A 1988-07-20 1988-07-20 ミデカマイシン耐性遺伝子 Pending JPH0231676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5883363A (en) * 1996-08-12 1999-03-16 Nichias Corporation Heating mantle and method for fabricating the same
CN106318921A (zh) * 2016-08-24 2017-01-11 陕西思尔生物科技有限公司 一种麦迪霉素c‑3位羟基‑o‑酰基化酶及制备工艺

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CN106318921A (zh) * 2016-08-24 2017-01-11 陕西思尔生物科技有限公司 一种麦迪霉素c‑3位羟基‑o‑酰基化酶及制备工艺

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