JPS59279B2 - 石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法 - Google Patents
石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法Info
- Publication number
- JPS59279B2 JPS59279B2 JP591876A JP591876A JPS59279B2 JP S59279 B2 JPS59279 B2 JP S59279B2 JP 591876 A JP591876 A JP 591876A JP 591876 A JP591876 A JP 591876A JP S59279 B2 JPS59279 B2 JP S59279B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- aqueous salt
- salt solution
- exchange resin
- dissolved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石膏が溶解している塩類水溶液を電気透析法で
脱塩濃縮する方法に関する。
脱塩濃縮する方法に関する。
石膏が溶解している塩類水溶液を電気透析処理するにあ
たり濃縮液からの石膏スチール析出を防止するため被処
理水を予かしめ強酸性陽イオン交換樹脂で処理し、Ca
2+を除去あるいは濃度を低減せしめ、しかる後に電気
透析処理する方法は公知である。
たり濃縮液からの石膏スチール析出を防止するため被処
理水を予かしめ強酸性陽イオン交換樹脂で処理し、Ca
2+を除去あるいは濃度を低減せしめ、しかる後に電気
透析処理する方法は公知である。
しかしながらこの方法では再生に高濃度の塩類溶液(被
処理水のCa2+濃度にもよるが通常10係前後のNa
Cl水溶液)を必要とし、石膏スチール防止を必要と
する様な高濃度のCa2+を含む塩類水溶液では再生頻
度が高く再生剤の使用量がかなり大量となる。
処理水のCa2+濃度にもよるが通常10係前後のNa
Cl水溶液)を必要とし、石膏スチール防止を必要と
する様な高濃度のCa2+を含む塩類水溶液では再生頻
度が高く再生剤の使用量がかなり大量となる。
したがってこの様な方法は従来はとんど使用されていな
い。
い。
また公害防止の見地から排水の塩類濃度規制が具体的日
程に上っており、再生廃液の放流は近い将来不可能にな
るものと思われこの方面からも従来法は実施の制限を受
ける。
程に上っており、再生廃液の放流は近い将来不可能にな
るものと思われこの方面からも従来法は実施の制限を受
ける。
本発明の目的は上記従来の欠点をなくし再生液の使用量
を大巾に低減しかつ再生廃液をほとんど放流することの
ないイオン交換樹脂を用いた石膏スケール防止法を提供
することにある。
を大巾に低減しかつ再生廃液をほとんど放流することの
ないイオン交換樹脂を用いた石膏スケール防止法を提供
することにある。
本発明の特徴とするところは、石膏を溶解した塩類水溶
液を電気透析法により脱塩、濃縮するものにおいて、強
酸性陽イオン交換樹脂および強塩基性菌イオン交換樹脂
でCa2+およびSO42−を除去した塩類水溶液を電
気透析処理すると共にCa2+を高濃度に含む陽イオン
交換樹脂再生廃液とSO42−を高濃度に含む蔭イオン
交換樹脂再生廃液を混合して2水石膏結晶を析出せしめ
、しかる後母液を前記イオン交換樹脂の再生液として使
用するようにしたことにある。
液を電気透析法により脱塩、濃縮するものにおいて、強
酸性陽イオン交換樹脂および強塩基性菌イオン交換樹脂
でCa2+およびSO42−を除去した塩類水溶液を電
気透析処理すると共にCa2+を高濃度に含む陽イオン
交換樹脂再生廃液とSO42−を高濃度に含む蔭イオン
交換樹脂再生廃液を混合して2水石膏結晶を析出せしめ
、しかる後母液を前記イオン交換樹脂の再生液として使
用するようにしたことにある。
なお、本発明2+
の実施にあたってはCa および5042−の両方を
イオン交換樹脂で除去してもよいし、Ca2+だけを除
去する塩類水溶液と804′−だけを除去する塩類水溶
液とを区分してもよく、いずれにせよ石膏スチール成分
の一方あるいは両方を除去してスケールの析出を防止し
、かつ2種のイオン交換樹脂から排出されるイオン交換
樹脂再生廃液が高濃度のCa2+および804′−を含
みその含量が石膏生成に関して当量であるようにする。
イオン交換樹脂で除去してもよいし、Ca2+だけを除
去する塩類水溶液と804′−だけを除去する塩類水溶
液とを区分してもよく、いずれにせよ石膏スチール成分
の一方あるいは両方を除去してスケールの析出を防止し
、かつ2種のイオン交換樹脂から排出されるイオン交換
樹脂再生廃液が高濃度のCa2+および804′−を含
みその含量が石膏生成に関して当量であるようにする。
本発明の1実施例を第1図により以下に説明する。
ライン11より石膏を溶解した(Ca++およびso4
”−を含む)塩類水溶液たとえばCa2+400p声、
SO4” 1500p戸、TDS4000ppmの塩
類水溶液を陽イオン交換装置1に続いて蔭イオン交換装
置に送る。
”−を含む)塩類水溶液たとえばCa2+400p声、
SO4” 1500p戸、TDS4000ppmの塩
類水溶液を陽イオン交換装置1に続いて蔭イオン交換装
置に送る。
両イオン交換装置の交換容量は同一とする。
イオン交換装置の径を300φ樹脂充填層高を約1m、
交換容量をそれぞれ140egとし、処理液を5V60
の流速で流したところ70001の液を処理したところ
で陽イオン交換装置1以口液中のCa2+濃度が50p
plIlにまで上昇したので通液を中止し再生に移った
。
交換容量をそれぞれ140egとし、処理液を5V60
の流速で流したところ70001の液を処理したところ
で陽イオン交換装置1以口液中のCa2+濃度が50p
plIlにまで上昇したので通液を中止し再生に移った
。
なお、処理水中では502−がCa2+より多量に含ま
れているため蔭イオン交換装置2ではCa2+ヨリ先ニ
S04”−に関して破過状態となるがCa2+が除去さ
れている限り石膏スケールは防止されるため何ら支障は
無い。
れているため蔭イオン交換装置2ではCa2+ヨリ先ニ
S04”−に関して破過状態となるがCa2+が除去さ
れている限り石膏スケールは防止されるため何ら支障は
無い。
イオン交換装置を通った水溶液を電気透析装置3にかけ
脱塩水のTDSを350ppm?こまで低下したところ
濃縮水のTDSは5チにまで上昇したが濃縮水からの石
膏スケール析出はみられなかった。
脱塩水のTDSを350ppm?こまで低下したところ
濃縮水のTDSは5チにまで上昇したが濃縮水からの石
膏スケール析出はみられなかった。
続いて再生液槽4から再生液として10%NaCA水溶
液を5VIOの流速で両イオン交換装置にライン14.
15を通して送った。
液を5VIOの流速で両イオン交換装置にライン14.
15を通して送った。
通液量的3001で陽イオン交換装置出口再生液中Ca
2+濃度が21001)I)In、蔭イオン交換装置出
口再生液中8042−濃度が36001)110にまで
低下した。
2+濃度が21001)I)In、蔭イオン交換装置出
口再生液中8042−濃度が36001)110にまで
低下した。
両再生廃液と押出液は晶析槽5に導き混合したきころ粒
径150〜300μの良質の2基石膏結晶が析出し母液
中のCa2+濃度は2000111Xl]。
径150〜300μの良質の2基石膏結晶が析出し母液
中のCa2+濃度は2000111Xl]。
5042−濃度は480opplOとなった。
この母液を再生液槽4にもどし再び再生液として使用し
たところ初期再生液10%NaC1水溶液と伺ら性能が
変わるところがなかった。
たところ初期再生液10%NaC1水溶液と伺ら性能が
変わるところがなかった。
以上本発明によれば電気透析濃縮水からの石膏スケール
析出が完全に防止できる。
析出が完全に防止できる。
またイオン交換樹脂再生液は循環使用が可能で再生剤使
用量が大巾に低減し、かつ再生廃液を排出することがな
い。
用量が大巾に低減し、かつ再生廃液を排出することがな
い。
なお、本発明の実施態様は上記例に限られるものではな
く、第2図に示すように、2基以上の電気透析槽を使用
して陽イオン交換装置でCa2+のみを除去した塩類水
溶液とso4’−のみを除去した塩類水溶液を別個の電
気透析槽で処理する方法もある。
く、第2図に示すように、2基以上の電気透析槽を使用
して陽イオン交換装置でCa2+のみを除去した塩類水
溶液とso4’−のみを除去した塩類水溶液を別個の電
気透析槽で処理する方法もある。
さらに第3図に示すようにCa2+のみを除去した塩類
水溶液と804′−のみを除去した塩類水溶液を交互に
1つの電気透析槽で処理する方法もある。
水溶液と804′−のみを除去した塩類水溶液を交互に
1つの電気透析槽で処理する方法もある。
第1図は本発明の1実施態様を示す工程図であり、第2
図、第3図は他の実施態様を示す工程図である。 符号の説明、1・・・・・・陽イオン交換装置、2・・
・・・・蔭イオン交換装置、3・・・・・・電気透析装
置、4・・・・・・再生液槽、5・・・・・・晶析槽、
6・・・・・・固液分離装置。
図、第3図は他の実施態様を示す工程図である。 符号の説明、1・・・・・・陽イオン交換装置、2・・
・・・・蔭イオン交換装置、3・・・・・・電気透析装
置、4・・・・・・再生液槽、5・・・・・・晶析槽、
6・・・・・・固液分離装置。
Claims (1)
- 1 石膏を溶解した塩類水溶液を電気透析法により脱塩
、濃縮するものにおいて、強酸性陽イオン交換樹脂およ
び強塩基性陰イオン交換樹脂でCa2+および5042
−を除去した塩類水溶液を電気透析処理すると共にCa
2+を高濃度ニ含ム陽イオン交換樹脂再生廃液とSO4
”−を高濃度に含む陰イオン交換樹脂再生廃液を混合し
て2水石膏結晶を析出せしめ、しかる後母液を前記イオ
ン交換樹脂の再生液として使用するようにしたことを特
徴とする石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP591876A JPS59279B2 (ja) | 1976-01-23 | 1976-01-23 | 石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP591876A JPS59279B2 (ja) | 1976-01-23 | 1976-01-23 | 石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5289577A JPS5289577A (en) | 1977-07-27 |
JPS59279B2 true JPS59279B2 (ja) | 1984-01-06 |
Family
ID=11624261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP591876A Expired JPS59279B2 (ja) | 1976-01-23 | 1976-01-23 | 石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59279B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59170977U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-15 | 日本圧着端子製造株式会社 | コネクタにおけるハウジングロツク片の支持脚構造 |
JPS61179787U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 | ||
JPS6225479U (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-16 | ||
JPH0254174U (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-19 | ||
JPH0447908Y2 (ja) * | 1984-09-25 | 1992-11-11 |
-
1976
- 1976-01-23 JP JP591876A patent/JPS59279B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59170977U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-15 | 日本圧着端子製造株式会社 | コネクタにおけるハウジングロツク片の支持脚構造 |
JPH0447908Y2 (ja) * | 1984-09-25 | 1992-11-11 | ||
JPS61179787U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-10 | ||
JPS6225479U (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-16 | ||
JPH0254174U (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5289577A (en) | 1977-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3639231A (en) | Desalination process | |
JPH03118897A (ja) | フッ化物含有水の処理方法 | |
JP4880656B2 (ja) | 水処理装置および水処理方法 | |
JP5157941B2 (ja) | ホウ素含有水の処理方法 | |
CN105800846A (zh) | 一种用于反渗透浓水处理与零排放的方法与装置 | |
EP2792645A1 (en) | Process for removing fluorides from water | |
JPH0525560A (ja) | ニツケル回収方法 | |
JP6047957B2 (ja) | 放射性ストロンチウム含有排水の処理方法 | |
JPS59279B2 (ja) | 石膏を溶解している塩類水溶液の電気透析処理方法 | |
JP3227760B2 (ja) | フッ素含有水の処理方法 | |
JP3968678B2 (ja) | テトラアルキルアンモニウムイオン含有液の処理方法 | |
EP2801553A1 (en) | Process for the regeneration of iron oxyhydroxide-based filtration material for arsenic | |
JP3727212B2 (ja) | ホウ素を含む排水の処理装置及び処理方法 | |
JP2017036972A (ja) | 放射性ストロンチウムを含有する被処理水の処理方法及び処理装置 | |
JP2001232372A (ja) | ホウ素含有水の処理方法 | |
JPH07975A (ja) | 銀を含有する廃水の精製方法 | |
JPH0315512B2 (ja) | ||
JPH07323292A (ja) | ホウ素含有水の処理方法 | |
RU2817393C1 (ru) | Способ переработки жидких радиоактивных отходов | |
JPH11169864A (ja) | ホウ素含有水の処理方法 | |
RU2817393C9 (ru) | Способ переработки жидких радиоактивных отходов | |
JPH10314797A (ja) | フッ化物イオンおよびcod成分含有水の処理方法 | |
JP4058801B2 (ja) | ホウ素およびリン含有水の処理方法 | |
JPS62110195A (ja) | 放射性濃縮廃液の処理方法 | |
JPH11319850A (ja) | ホウ素含有水の処理方法 |