JPS5927854A - 有機第四級アンモニウム塩の製造方法 - Google Patents

有機第四級アンモニウム塩の製造方法

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JPS5927854A
JPS5927854A JP13779182A JP13779182A JPS5927854A JP S5927854 A JPS5927854 A JP S5927854A JP 13779182 A JP13779182 A JP 13779182A JP 13779182 A JP13779182 A JP 13779182A JP S5927854 A JPS5927854 A JP S5927854A
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quaternary ammonium
benzylnitrile
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ammonium salt
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Atsumi Kishimoto
岸本 淳己
Toshiro Miyazaki
宮崎 敏朗
Masayuki Kitamura
北村 政之
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は有機第四級アンモニウム塩の製造方法に関する
有機第四級アンモニウム塩は、種々の反応の相間移動触
媒として極めて有用な化合物であり、その一般的な製法
として、一般式〔I〕X3 〔式中、Ro、R2、R3は夫々同一または相異なりア
ルキル基または7ラルキル基を表わす。〕で示される第
三級アミンと一般式(Il〕R4−X      (I
I) 〔式中、R4はアルキル基またはアラルキル基を表わし
、又はハロゲン原子を表わす。〕で示されるハライドと
を反応させる方法が知られてV・る。
しか17ながら、該製造法において第三級アミンおよび
ハライドの使用量が当モル付近では反応が遅く、かつハ
ライドの分解が起り、目的物が高収率で得難いことから
、第三級アミンあるいはハライドのいずれか一方をかな
り過剰に使用し、反応を促進する必要があった6 しかしながらこの場合、得られる反応生成物を触媒とし
て使用するに際しては、反応での副反応などの悲影響を
避けるため、得られる反応生成物から過剰の第三級アミ
ンまたはハライドの除去や目的物の再結晶等による取り
出し操作が必要となり、このため目的の第四級アンモニ
ウム塩の収率の低下、製造コストの高騰および毒性の強
い粉末の取扱い等工業的製法として問題があった。
本発明者らは前記の欠点を改良すべく第四級アンモニウ
ム塩の製造方法につき鋭意検討した結果、意外にも前記
一般式〔!〕で示される第三級アミンと一般式[1)で
示されるハライドとを反応させるに際し、ベンジルニト
リル類を反応溶媒とし7て使用することにより、高収率
でしかも高純度で、目的物が得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は一般式CI〕 〒1 R2N      (1) 3 〔式中、R1、R2、R3は夫々同一または相異なりア
ルキル基またはアラルキル基を表わす。〕で示される第
三級アミンと一般式(II)R4−X      (I
lF 〔式中、R4はフルキル基または7ラルキル基を表わし
、又はハロゲン原子を表わす。〕で示されるハライドと
を反応させて、一般式(I[11〔式中、RISR2、
R3、R4およびXは前述と同じ意味を有する。〕 で示される有機第四級アンモニウム塩を製造するに際し
、反応溶媒としてベンジルニトリル類を使用することを
特徴とする重機第四級アンモニウム塩の製造方法を提供
するものである。
以下に本発明方法につき詳しく説明する。
本発明において溶媒として使用されるベンジルニトリル
類としては、たとえばベンジルニド+)Jk、O−、m
−またはp−クロロベンジルニトリル、0− 、 m−
またはp−ブロモベンジルニトリル、O+ m  tた
はp−フルオロベンベンジルニトリル、O−、m−47
たはp−エトキシベンジルニトリル、O−、m−または
p−フェノキシベンジルニトリル、O−、m−またはp
−メチルベンジルニトリル、O−、m−4た1fp−エ
チルベンジルニトリル、O−、m−1たtip−n−プ
ロピルベンジルニトリル、〇−、m−またはp−イソプ
ロピルベンジルニトリル、O−、m−またはp−n−ブ
チルベンジルニトリル、O−、m−またはp−インブチ
ルベンジルニトリル、O−、m−またはp−トリクロロ
メチルベンジルニトリル、3.t−ジメトキシベンジル
ニトリル、3.ゲージメチルベンジルニトリル、3.9
−メチレンオキシベンジルニトリル、3.グージブロモ
ベンジルニトリル、J、4t−ジクロロベンジルニトリ
ル、2゜グージブロモベンジルニトリル、j、lI−ジ
クロロベンジルニトリル郷があげられ、その使用量は特
に制限されるものではないが、実用上、原料アルキルハ
ライド/部に対して、7〜70部が好ましい。
一般式〔旧で示されるハライドとしては、たとえばメチ
ルクロライド、ブロマイドまたはアイオダイド、エチル
クロライド、ブロマイド、捷たけアイオダイド、n−プ
ロピルクロライド、ブロマイドまたはアイオダイド、イ
ソプロピルクロライド、ブロマイドまたはアイオダイド
、n−ブチルクロライド、ブロマイドまたはアイオダイ
ド、セカンダリ−ブチルクロライド、ブロマイドまたは
アイオダイド、ベンジ、ルクロライド、ブロマイドまた
はアイオダイド等があげられる。
また一般式[1)で示される第三級7ミンとしては、た
とえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリn−
プロピルアミン、トリn−ブチル7ミン、ジメチルベン
ジルアミン、ジエチルベンジル7ミン、ジロープロピル
ベンジルアミン、メチルエチルベンジルアミン、メチル
n−プロピルベンジルアミン、エチルn−プロピルベン
ジルアミン、エチルジベンジルアミン、o−lm−また
はp−クロロベンジルエチルアミン、p−メトキシベン
ジルエチルアミン、0−lm−またはp−フェノキシベ
ンジルジエチルアミン、ベンジルラウリルメチルアミン
、ベンジルメチルステ7リルアミン、ベンジルメチルオ
クチルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチルステ
アリルアミン、ジメチルオクタデシルアミン、ジメチル
ヘキサデシルアミン、メチルジステアリルアミン、トリ
カプリルアミン、等があげられ、その使用音は実用上、
ハライドに対して/、θモル当量〜/1.2モル当部・
が好捷しい0 反応温度は、室温から〃θ°Cの間で任意であるが、室
温付近では反応が遅く、高温では原料のハライドの分解
が起り易く、副生ずるハロゲン化水素ともう一方の原料
である第三級アミンが塩をつくる吟の副反応が起るため
、好ましくは70〜/jθ°Cの範囲で行う。
本発明方法により得られる有機第四級アンモニウム塩は
高純度であシ、またその大きな用途の一つである不均一
系に於けるベンジルニトリル類のフルキルハライドによ
るアルキル化反応の相聞移動触媒として使用する際には
、該有機第四級アンモニウムを取り出すことなく、ベン
ジルニトリル類の溶液のまま、フルキル化反応に供する
ことができ、特に工業規模での製造時には極めて有利に
なる。
以下、実施例によシ本発明を具体的に説明するが、本発
明はもちろん以下の実施例に限定されるものではない。
実施例/ jθθ電−〇四日フラスコに、p−クロロベンジルニト
リル/!;/、6p、n−ブチルブロマイド6に、!;
ycθ、jθモル)、トリーn−ブチルアミン10/、
りy(0,55モル)を入れ、これを加熱して徐々に昇
温、内温が/θj′Cに達したのち、同温度で攪拌を続
け、2q時間後にガスクロ分析で未反応n−ブチルブロ
マイドが消失したことを確認し、so”c以下に冷却し
て、反応液3之21を得た。
反応液を硝酸銀滴定および苛性ソーダ溶液での中和滴定
による分析法並びにビクラート法(ピクリン酸との反応
生成物を吸光度により測定)により分析した結果、テト
ラ−n −ブチルアンモニウムブロマイド含量1’i 
4(7,4%であり、n−ブチルブロマイドに対する純
度換算収率はtyj、7%であった。
尚、p−クロロベンジルニトリル含量ハt、t7.o%
であり、使用した量に対する回収率は背0g%であった
参考例1 上記実施例1で得られた反応液、すなわちテトラ−n−
ブチルアンモニウムブロマイドのp−クロロベンジルニ
トリル溶液/q、o g (テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムブロマイドo、o、ztrモル及びp−クロロベ
ンジルニトリル0.0!9モルを含む)と、ttz%濃
度の水酸化ナトリウム/3ぶ、o g (/、t、?モ
ル)とを、300 wdの四日フラスコに入れ、加熱し
てダコCに昇温した。この中に、p−クロロベンジルニ
トリルs7.7 g (o、3aモル)及びイソプロビ
ルクロライド/io、o g (/、poモル)との混
合液を内温11.2〜q3Cで3時間を要して滴下した
滴下後、更に同温度で還流上攪拌を続け、3時間lO分
後にガスクロ分析で未反応のp−クロロベンジルニトリ
ルが消失したことを確認後1.2QCまで冷却後、水1
00 gを加え有機層と水層とに分液した。有機層に更
に水700 g 4加えて洗浄し、常圧で濃縮して過剰
分のイソプロピルクロライドを除去した。
濃縮物の収量は??、/ gで目的の3−メチル−,2
−(y−クロロフェニル)ブチロニトリルのガスクロ分
析による純度は灯0.5チで、p−クロロベンジルニト
リルに対する純度換算収率は97.0%であった。
実施例λ !ioOv+lの四日フラスコにp−クロロベンジルニ
トリル、2.27.9g、 n−ブチルクロライνqね
、?g (o、soモル)、トリーn−ブチルアミン1
0/、9 g (0,3S;モル)を入れ、加熱して徐
々に昇叙内温がloo tl:に達したのち、同温度テ
攪拌″f続け、3J時間後にガスクロ分析で未反応n−
ブチルクロライドが消失したことを確認後、SOC以下
に冷却して反応液、?ts gを得危O 反応液の分析の結果、テトラ−n−ブチル3ふ/ アンモニウムクロライド含量は井#チであり、n−ブチ
ルクロライドに対する純度換算収率ば9ヶ、7チであっ
た。
尚、p−クロロベンジルニトリル含量に10.1チであ
り、使用量に対する回収高[99,9チであった。
径考例λ 上記実施例コで得られた反応液すなわち、テトラ−n−
ブチルアンモニウムクロライドのp−クロロベンジルニ
トリル溶液/汽/g(テトラ−n−ブチルアンモニウム
クロライド0.0/lIモル及びp−+ロロベンジルニ
トリルo 、otnモルを含む)と4tr%濃度の水酸
化ナトリウム/3t、Og(八ご3モル)とを200−
の四日フラスコに入れ、加熱してp、2cに昇温した0 この中に、p−クロロベンジルニトリルsa、q g 
(o、、uモル)及びイソプロピルクロ5 (F tt
o、o E (y、qoモル) 、!: ノn合W′l
t内温II2〜y3Cで3時間會要して滴下した。
滴下後、更に同温度で還流上攪拌を続け、コ時間tIo
分後にガスクロ分析で未反応のp−クロロベン、ジルニ
トリルが消失した。
以下、実施例/と同様に操作して濃縮物7t、2 gを
得た。目的の3−メチルーコ−(lI−クロロフェニル
)ブチロニトリルのガスクロ分析による純度はタグ、7
%で、使用p−クロロベンジルニトリルに対する純度換
算収率は93.0%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  一般式 〔式中、R4、R2、R3は夫々同一または相異なり、
    アルキル基または7ラルキル基を表わす。〕 で示される第三級アミンと一般式 〔式中、R4はアルキル基またはアラルキル基を表わし
    、Xはハロゲン原子を表わすO〕で示されるハライドと
    を反応させて、一般式〔式中、R1、R2、R3、R4
    およびXは前述と同じ意味を有する。〕 で示される有機第四級アンモニウム塩を製造するに際し
    、反応溶媒としてベンジルニトリル類を使用することを
    特徴とする有機第四級アンモニウム塩の製造方法。 (,2)  ベンジルニトリル類としてp−ハロゲノベ
    ンジルニトリル類を用いる特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
JP13779182A 1982-08-06 1982-08-06 有機第四級アンモニウム塩の製造方法 Granted JPS5927854A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4931593A (en) * 1988-03-31 1990-06-05 Degussa Aktiengesellschaft Method for producing tetrapropylammonium bromide
JP2016044149A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 フタムラ化学株式会社 テトラブチルアンモニウムアセテートの製造方法
CN113248393A (zh) * 2021-05-17 2021-08-13 山东同成医药股份有限公司 一种四丁基溴化铵的合成方法
CN114014762A (zh) * 2021-11-18 2022-02-08 安徽赛迪生物科技股份有限公司 一种四丁基溴化铵的结晶精制方法

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