JPS5927610B2 - マイクロカプセルの製造方法 - Google Patents
マイクロカプセルの製造方法Info
- Publication number
- JPS5927610B2 JPS5927610B2 JP16794379A JP16794379A JPS5927610B2 JP S5927610 B2 JPS5927610 B2 JP S5927610B2 JP 16794379 A JP16794379 A JP 16794379A JP 16794379 A JP16794379 A JP 16794379A JP S5927610 B2 JPS5927610 B2 JP S5927610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microcapsules
- substance
- polymeric substance
- dispersion
- ethyl acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J13/00—Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
- B01J13/02—Making microcapsules or microballoons
- B01J13/06—Making microcapsules or microballoons by phase separation
- B01J13/08—Simple coacervation, i.e. addition of highly hydrophilic material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水に可溶性あるいは分散性の物質を、その活性
をそこなわずに短時間でカプセル化できるようにしたマ
イクロカプセルの製造方法に関する。
をそこなわずに短時間でカプセル化できるようにしたマ
イクロカプセルの製造方法に関する。
マイクロカプセルの調製方法としては、高分子物質含有
溶液中に芯物質をカロえその表面を高分子物質溶液で被
覆したのち、これを非溶媒中に注加して脱溶媒させる方
法が一般に行われている(特公昭46−9836号公報
、特公昭53−44424号公報、特公昭55−249
38号公報)。
溶液中に芯物質をカロえその表面を高分子物質溶液で被
覆したのち、これを非溶媒中に注加して脱溶媒させる方
法が一般に行われている(特公昭46−9836号公報
、特公昭53−44424号公報、特公昭55−249
38号公報)。
しかしながら、このような方法においては皮膜組織を形
成させるための脱溶媒処理に数10分ないし数時間を必
要とするため、酵素などの不安定な物質を芯物質さする
場合には、失活してしまうという欠点があった。
成させるための脱溶媒処理に数10分ないし数時間を必
要とするため、酵素などの不安定な物質を芯物質さする
場合には、失活してしまうという欠点があった。
本発明者はこの従来のマイクロカプセルの製造方法の欠
点を克服するための鋭意研究を重ねた結果、酢酸エチル
をカプセルの皮膜物質となる高分子物質の溶媒として選
択し、それを2段階にわたって水と接触させることによ
り、迅速な脱溶媒を行いうろことを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至った。
点を克服するための鋭意研究を重ねた結果、酢酸エチル
をカプセルの皮膜物質となる高分子物質の溶媒として選
択し、それを2段階にわたって水と接触させることによ
り、迅速な脱溶媒を行いうろことを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、芯物質の水溶液又は水中分散液を
、高分子物質の酢酸エチル溶液中に細かい粒子として分
散させ、その粒子の周囲に部分的脱溶媒による高分子物
質皮膜を形成させたのち、さらにこの分散液を大量の水
中に再分散させて高分子物質皮膜の完全な脱溶媒を行う
ことを特徴とする芯物質を高分子物質で被覆したマイク
ロカプセルの製造方法を提供するものである。
、高分子物質の酢酸エチル溶液中に細かい粒子として分
散させ、その粒子の周囲に部分的脱溶媒による高分子物
質皮膜を形成させたのち、さらにこの分散液を大量の水
中に再分散させて高分子物質皮膜の完全な脱溶媒を行う
ことを特徴とする芯物質を高分子物質で被覆したマイク
ロカプセルの製造方法を提供するものである。
本発明において、マイクロカプセルの被覆材料として用
いられる高分子物質としては、酢酸エチルに可溶性のも
のであればよく特に制限はないが、例えば、エチルセル
ロース、三酢酸セルロース、ポリアクリル酸エステル、
ポリメタクリル酸エステルなどが好ましいものとしてあ
げられる。
いられる高分子物質としては、酢酸エチルに可溶性のも
のであればよく特に制限はないが、例えば、エチルセル
ロース、三酢酸セルロース、ポリアクリル酸エステル、
ポリメタクリル酸エステルなどが好ましいものとしてあ
げられる。
その高分子溶液の濃度は、用いられる高分子物質の重合
度によって異なるが、通常1−10%、好ましくは3〜
8%(いずれも重量/容量%)の範囲で用いられる。
度によって異なるが、通常1−10%、好ましくは3〜
8%(いずれも重量/容量%)の範囲で用いられる。
本発明の方法は、25℃以下で実施するのが好ましく、
より好ましくは0〜25°Cの範囲で行われる。
より好ましくは0〜25°Cの範囲で行われる。
本発明方法によるマイクロカプセルの製造は例えば次の
ようにして行うことができる。
ようにして行うことができる。
第1の段階では、マイクロカプセルの被覆材料となる高
分子物質の酢酸エチル溶液中に、マイクロカプセルの芯
物質の水溶液をホモジナイザーを用いて適当な大きさの
細かい粒子にして分散させる。
分子物質の酢酸エチル溶液中に、マイクロカプセルの芯
物質の水溶液をホモジナイザーを用いて適当な大きさの
細かい粒子にして分散させる。
この段階で1分散された芯物質を含む水系液滴の表面に
は、酢酸エチル溶液の部分的脱溶媒により高分子物質の
薄膜からなる被覆構造がすでに形成されている。
は、酢酸エチル溶液の部分的脱溶媒により高分子物質の
薄膜からなる被覆構造がすでに形成されている。
第2の段階では、これらの分散された芯物質を含む粒子
が相互に凝集して固まるのを防ぐため及び粒子表面の被
覆構造からの脱溶媒を促進させるために、その粒子の分
散液を、大量の水中に再分散させる。
が相互に凝集して固まるのを防ぐため及び粒子表面の被
覆構造からの脱溶媒を促進させるために、その粒子の分
散液を、大量の水中に再分散させる。
なお、粒子を再分散させる水中には少量の非イオン性界
面活性剤を溶解しておいてもよG)。
面活性剤を溶解しておいてもよG)。
本発明は、水に可溶性もしくは分散する性質をもつ物質
をきわめて効率的に短時間にマイクロカプセル化するこ
とができ、特に、酸素、圧力、光、熱、酸、アルカリな
どに対して不安定な物質、例えば、酵素、ジアルデヒド
デンプンなどを失活、変性させることなく短時間に効率
よくマイクロカプセル化できるというすぐれた効果を奏
する。
をきわめて効率的に短時間にマイクロカプセル化するこ
とができ、特に、酸素、圧力、光、熱、酸、アルカリな
どに対して不安定な物質、例えば、酵素、ジアルデヒド
デンプンなどを失活、変性させることなく短時間に効率
よくマイクロカプセル化できるというすぐれた効果を奏
する。
次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例 1
500ml容のビーカーに5%エチルセルロース/酢酸
エチル溶液200ydをとり、これに20%ジアルデヒ
ドデンプン水溶液120罰を加えて20℃に保ち、ホモ
ジナイザーを使用して、回転速度3000 r−1)−
m−で4分間処理してジアルデヒドデンプンを均一に分
散させた。
エチル溶液200ydをとり、これに20%ジアルデヒ
ドデンプン水溶液120罰を加えて20℃に保ち、ホモ
ジナイザーを使用して、回転速度3000 r−1)−
m−で4分間処理してジアルデヒドデンプンを均一に分
散させた。
この分散液は、ただちにTween 20 (商品名、
アトラスパウダー社製、非イオン界面活性剤)を0.0
5%含む2.51の水中に再び分散させた。
アトラスパウダー社製、非イオン界面活性剤)を0.0
5%含む2.51の水中に再び分散させた。
このようにし、て得られたマイクロカプセルは粒径40
μに最大ひん度を有し、20〜60μの極めて狭い粒径
分布を有し、尿素、アンモニア及び低級アミン類に対し
て選択的吸着能を持っていた。
μに最大ひん度を有し、20〜60μの極めて狭い粒径
分布を有し、尿素、アンモニア及び低級アミン類に対し
て選択的吸着能を持っていた。
実施例 2
4°Cの低温室内で、200m1のビーカーにエチルセ
ルロースを3.9%溶解した酢酸エチル溶液70m1を
とり、これにウレアーゼ(和光紬薬社製)1.2gを溶
解したpH6,88のリン酸緩衝液40m1を加えてホ
モジナイザーを用いて3分間、3000 r、p、m、
の回転速度で処理して、W10型分散液を得た。
ルロースを3.9%溶解した酢酸エチル溶液70m1を
とり、これにウレアーゼ(和光紬薬社製)1.2gを溶
解したpH6,88のリン酸緩衝液40m1を加えてホ
モジナイザーを用いて3分間、3000 r、p、m、
の回転速度で処理して、W10型分散液を得た。
この分散液をただちに、Tween20を0.05%含
む水31中に、回転型かくはん機を用いて再分散させた
。
む水31中に、回転型かくはん機を用いて再分散させた
。
1分間かきまぜたのち静置してエチルセルロースの薄膜
で被覆されたウレアーゼ水溶液のマイクロカプセルを沈
殿させた。
で被覆されたウレアーゼ水溶液のマイクロカプセルを沈
殿させた。
この沈殿をナイロンろ布を用いてろ別し、蒸留水で繰返
し洗浄して、マイクロカプセルの外壁に付着している酵
素や界面活性剤を洗い落したのち、スラリー状で回収し
て湿潤状態で5℃に調整した冷蔵庫内に保存した。
し洗浄して、マイクロカプセルの外壁に付着している酵
素や界面活性剤を洗い落したのち、スラリー状で回収し
て湿潤状態で5℃に調整した冷蔵庫内に保存した。
このようにして得られたマイクロカプセルの粒径は平均
40μであった。
40μであった。
このマイクロカプセルを破砕して抽出されるもののタン
パク質当りの活性は50ユニツト/■であった。
パク質当りの活性は50ユニツト/■であった。
残存活性は80%となる。実施例 3
4℃に調整した低温室内で200m1のビーカーに、エ
チルセルロースを3.9%含む酢酸エチル溶液701r
Llをとり、これに、シグマ製カタラーゼ1.0gを溶
解したpH7,0のリン酸緩衝液40m1を加えてホモ
ジナイザーを用いて、3分間、2000 r、p、m、
の回転速度で処理してW10型分散液を調製した。
チルセルロースを3.9%含む酢酸エチル溶液701r
Llをとり、これに、シグマ製カタラーゼ1.0gを溶
解したpH7,0のリン酸緩衝液40m1を加えてホモ
ジナイザーを用いて、3分間、2000 r、p、m、
の回転速度で処理してW10型分散液を調製した。
次いで実施例2と同様に、再分散、沈殿、ろ別、洗浄処
理して粒径平均60μのマイクロカプセルを得た。
理して粒径平均60μのマイクロカプセルを得た。
このマイクロカプセルを破砕して抽出されるタンパク質
当りの活性は4000ユニツト/■であり、残存活性は
90%であった。
当りの活性は4000ユニツト/■であり、残存活性は
90%であった。
Claims (1)
- 1 芯物質の水溶液又は水中分散液を、高分子物質の酢
酸エチル溶液中に細かい粒子として分散させ、その粒子
の周囲に部分的脱溶媒による高分子物質皮膜を形成させ
たのち、さらにこの分散液を大量の水中に再分散させて
高分子物質皮膜の完全な脱溶媒を行うことを特徴とする
芯物質を高分子物質で被覆したマイクロカプセルの製造
ガム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16794379A JPS5927610B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | マイクロカプセルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16794379A JPS5927610B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | マイクロカプセルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5689834A JPS5689834A (en) | 1981-07-21 |
JPS5927610B2 true JPS5927610B2 (ja) | 1984-07-06 |
Family
ID=15858918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16794379A Expired JPS5927610B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | マイクロカプセルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927610B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE459005B (sv) * | 1985-07-12 | 1989-05-29 | Aake Rikard Lindahl | Saett att framstaella sfaeriska polymerpartiklar |
-
1979
- 1979-12-24 JP JP16794379A patent/JPS5927610B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5689834A (en) | 1981-07-21 |
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