JPS5927246Y2 - ホツトプレ−ト装置の感温部支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はホットプレート装置の加熱用電気ヒータの通電
を制御してホットプレート（熱板）の温度領域に保つ装
置の感温部支持装置に関し、組立て誤差やホットプレー
ト即ち熱板の変形によって感温部が熱板の温度を正確に
キャッチできなくなって所望の温度制御が達成できなく
なるのを防止できる構成を提供するものである。

次に本考案の実施例を図に基き説明する。

１は食物を焼くホットプレート即ち熱板２を備えたホッ
トプレート装置で、熱板２は下面に電気ヒータとしてシ
ーズヒータ３をヒータ押え板４にて当接せしめている。

熱板２の温度は熱板２の温度を感知してヒータ３の通電
を制御することにより制御され、そのための温度制御装
置の感温部（例えば半導体素子のサーミスタ）を密封し
た金属製の感温筒５が熱板２の温度を感知するように設
げられる。

その構成として、縦辺６Ａと横辺６Ｂとから成る略り字
状のバネ作用をもつ弾力性の支持板６の縦辺６Ａに上下
方向に押え板７を介して螺子８で感温筒５を固定し、横
辺６Ｂは熱板２の下方に設けた固定材の作用もする遮熱
板９の下面に螺子１０にて固定される。

遮熱板９は皿状をなして熱板２及びヒータ３の熱が下方
に放射するのを制波する作用をする。

１１は螺子１０を止める部分の補強材で遮熱板９に溶接
されている。

１２は熱板２の下面に形成した有底孔の凹所である。

この構成において支持板６に感温筒５を固定した状態で
感温筒５を遮熱板９の孔１３を通して先端な凹所１２に
挿入せしめ螺子１０にて支持板６を遮熱板９の下面にね
じ止めする。

とのねじ止め操作に伴って感温筒５の先端は凹所１２の
上底に当接しそれ以上螺子１０を締めつげることによっ
て支持板６の横辺６Ｂは撓みを生じ螺子１０の最終締め
つげ状態においては第４図の如く感温筒５は先端が凹所
１２の上底を押圧した状態を保ち、感温筒５内の上端部
内に収納した感温部が熱板２の熱を十分感知できる状態
である。

支持板６はバネ性をもつため、ホットプレート装置１０
組立て誤差や熱板２や遮熱板９の熱変形によって熱板２
と遮熱板９との間隔が正規の状態から変化した場合にも
感温筒５を熱板２の凹所１２内に確実に挿入保持でき、
温度制御が所望の状態となる。

會た感温筒５を取りつげたま１で遮熱板９を取り外して
ヒータ３の交換ができる。

本考案は上記の如く、熱板を加熱するヒータの通電を制
御する装置の感温部を収納した感温筒は、弾力性の支持
板によって固定部にねじ止めしているために、ねじ止め
によって感温筒は熱板の下面の凹所内に確実に挿入保持
でき、組立て誤差や熱板の変形による誤差を支持板の弾
力性が吸収して正規の状態を保持できる。

また支持板の固定部は遮熱板を利用するために特別の固
定材を遮熱板とは別個に離れて設ける複雑な構成にする
必要もなく、ヒータの交換の場合も遮熱板を外すことに
より感温筒も一緒に取り外すことができる簡単な構成に
できるものである。

【図面の簡単な説明】

各図は本考案の実施例を示し、第１図はホットプレート
装置の縦断側面図、第２図は第１図のＡ部の組立て途中
の拡大図、第３図は第２図の左側面図、第４図は第１図
のＡ部の最終組立て状態図、第５図は感温筒支持構成部
の分解斜視図である。 ２・・・熱板、３・・・電気ヒータ、５・・・感温筒、
６・・・支持板、９・・・遮熱板、１０・・・ねじ、１
２・・・熱板の凹所。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気ヒータにて加熱される熱板の下方に遮熱板を備え、
   該遮熱板の下面にねじにて取りつげられる横辺と該遮熱
   板を貫通して感温筒を支持する縦辺とから成る弾力性の
   支持板を設け、前記感温筒は内部に前記電気ヒータの通
   電を制御する制御装置の感温部を収納して前記縦辺に上
   下方向に固定され、前記熱板の下面には前記感温筒の上
   端が侵入する凹所を設け、前記感温筒、前記凹所及び前
   記支持板の関係を前記支持板が前記遮熱板に固定された
   とき前記感温筒の先端が前記凹所内に当接して前記支持
   板が撓む関係にしたことを特徴とするホットプレート装
   置の感温部支持装置。