JPS592692Y2 - 給食トレ− - Google Patents

給食トレ−

Info

Publication number
JPS592692Y2
JPS592692Y2 JP11068379U JP11068379U JPS592692Y2 JP S592692 Y2 JPS592692 Y2 JP S592692Y2 JP 11068379 U JP11068379 U JP 11068379U JP 11068379 U JP11068379 U JP 11068379U JP S592692 Y2 JPS592692 Y2 JP S592692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
resin
synthetic resin
school lunch
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11068379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5628969U (ja
Inventor
正明 大東
修一 石渡
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 積水化成品工業株式会社 filed Critical 積水化成品工業株式会社
Priority to JP11068379U priority Critical patent/JPS592692Y2/ja
Publication of JPS5628969U publication Critical patent/JPS5628969U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS592692Y2 publication Critical patent/JPS592692Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は学校、病院、工場その他の集団給食システムに
おいて使用する給食トレーに関する。
近年、学校、病院、工場その他の集団給食システムにお
いては、米飯等の主食と複数の副食とをそれぞれ食器に
入れたままで収納でき、給食料理の保温保冷と配膳とに
兼用できる給食トレーが使用され出している。
この種の給食トレーは、保温保冷効果のために断熱性が
必要であるは勿論、繰返し簡便に使用するためにある程
度の保形性と強度をもちかつ軽量であることが望まれる
また主食および副食等の料理はその種類によって温度が
異なっており、そのためこれらの料理を食器に入れたま
まで収納するにしても、各料理つまり各食器ごとに断熱
壁で仕切っておかないと、料理ごとの保温保冷が効果的
に行なえないことになる。
本考案は、上記に鑑みて、集団給食に使用される給食ト
レーとして、軽量かつ丈夫で断熱性があって、しかも各
料理を個々に隔して収納でき、保温保冷効果に非常に優
れたものを容易に製造提供せんとするものであり、複数
の収納凹部を有するトレーと、該トレーの各収納凹部を
画する仕切部と接触もしくは近接状態で相対する仕切部
を有する蓋とからなり、このトレーと蓋とをそれぞれ合
成樹脂発泡体の外側に上部体と下部体とに分割形成した
非発泡の合成樹脂形体を包被せしめて構成したものであ
る。
しかして、給食トレーは繰返し使用のために殆んど毎日
熱湯消毒や洗滌等が行なわれるが、この場合に成形体内
部に水等が入り込むと、発泡体による断熱効果が低下す
るだけでなく、使用中に水等が滲出して不衛生で商品価
値を損ねる等の問題が生じる。
そこで本考案は合成樹脂成形体の上部体と下部体との突
き合せ端部同士を溶接手段によって接合し密封構造とな
したことを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
10は上面側に所定の食器類に略対応した複数の収納凹
部11 aを有するトレーであって、各収納凹部11
aはそれぞれ主食および副食用等の食器aに対応した深
さ及び大きさに形成され、各収納凹部11 aにそれぞ
れ対応する食器aを個々的に多少の余裕をもって嵌合収
納できるようになっている。
前記収納凹部11 aのほかに箸、スプーン、フォーク
等の飲食具すの収納凹部11 bをも形成しておく。
さらに食器aとしては、給食システムにおいて従来から
使用の食器を用いる場合のほが、図示する実施例のよう
に本考案トレーとセットにして特別に形成した食器を用
いることができる。
この場合、各食器aに鍔a′を形成するとともに収納凹
部11 aの上縁に鍔a′と対応する凹欠11a′を設
け、各食器aをトレー上面と路面−に嵌合収納できるよ
う実施することが可能である。
また食器aはアルミニウム等の金属薄板、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂、陶器その他種々の素材よりなるものを
使用できる。
11 Cは湯茶わん、コツプ等の載置凹部で゛ある。
そして、上記のごときトレー10は、内部材である合成
樹脂発泡体12の外側に外被として非発泡の合成樹脂成
形体13を包被せしめてなるものであって、特に前記成
形体13は収納凹部11 aを有するトレー上部に相応
する上部体13aとトレー下部に相応する下部体13
bとに分割形成しておき、この上下両部体13 a 、
13 bを発泡体12の外側に上下から被着して周囲部
で突き合せ、この突き合せ端部13 a’、13 b’
同士を溶接手段によって接合し、成形体13内部を密封
構造となしている。
前記の溶接手段としては、上下両部体13 a 、13
bの突き合せ端部13 a’、13 b’間に溶接棒
を介在させる方式のほか、双方の突き合せ端部14 a
、14 bを溶融しておいて圧接する方式、あるいは
突き合せ端部13 a’、13 b’の両者間にヒート
線を埋込んで溶着する方式等の種々の実施が可能である
また成形体13である上下両部体13 a’、13 b
’は発泡体12に対する被着に支障なきよう例えば第3
図または第4図のように最も外方へ張出した部分の近傍
で分割形成しておけばよい。
上記トレー10の構成部材である合成樹脂発泡体12と
しては、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、スチレ
ンと無水マレイン酸との共重合樹脂その他の合成樹脂を
主として発泡ビーズ成形した合成樹脂発泡体を用いる。
発泡倍率40〜50倍程度の程度が軽量化、保形性の点
がら好適である。
また非発泡の合成樹脂成形体13としては、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂。
ABS樹脂、スチレンと無水マレイン酸との共重合樹脂
等を用いる。
中でも比較的耐熱性のある合成樹脂が好適である。
さらに図示する実施例の場合、トレー10の周壁部14
の外周に鍔部15が設けられ、周壁部14の鍔部15よ
り上部は外周面が内方へ傾斜したテーパ状をなす嵌合縁
16として形成されており、この嵌合縁16の外側に被
嵌自在な蓋30と組合せて使用できるようになっている
前記の蓋30は、周壁部34の下端部がトレー10の嵌
合縁16に対する嵌合縁36として形成され、該嵌合縁
36の内周面が嵌合縁16の外周面と対応したテーパ状
をなし、さらにトレー10への被嵌時には嵌合縁36下
端が鍔部15上に、嵌合縁36基部の段部35が嵌合縁
16上面に載接するよう設定されている。
また蓋30にはトレー10の各収納凹部11 a、11
bを画する仕切部17と接触もしくは近接状態で相対
する仕切部37を設け、各収納凹部間の断熱を良くして
いる。
そして嵌合縁16,36同士の当接精度を良くするため
には仕切部17と仕切部37とがごく僅かな隙間(約1
〜2mm)を存して対接するよう設けることが望ましい
が、この場合第5図または第6図のように両仕切部17
.37の対接部分を凹部18と凸部38または段部19
,39による嵌合構造となし、隙間による遮熱効果の低
下を防止するのが好ましい。
またトレー10の下面と蓋30の上面との一方に凹部4
0、他方に凸部20を設けて前記凹凸部20,40嵌合
状態で積重ね得るようにしたり(第7図)、またトレー
10の底部外周面を蓋30の嵌合縁36の内周面に対応
したテーパ状に形成して、裏返した蓋30の嵌合縁36
内側にトレー10を嵌合して重ね合せ得るようにすると
(第8図)便利である。
上記の蓋30も、上記したトレー10と同様に、内部材
である合成樹脂発泡体32の外側に上部体と下部体とに
分割形成した非発泡の合成樹脂成形体33を包被せしめ
るとともに、上下両部体の突き合せ端面同士を溶接手段
により接合して実施する。
本考案は上記のように構成されており、米飯等の主食お
よびおかず、みそ汁等の副食の入った各食器aをそのま
まそれぞれに対応した収納凹部11 aに個々的に嵌入
して収納し、蓋30を被嵌して給食料理の運搬及び配膳
に使用するものであり、各食器aをトレー10内の所定
位置に安定よく確実に保持でき、運搬及び配膳等の際に
食器aを不当にガタつかせず、容易かつ安全に取扱うこ
とができる。
しかも本考案はトレー10および蓋30ともに内部を断
熱性のある合成樹脂発泡体で形成するとともに、その外
側にある程度の肉厚のある非発泡の合成樹脂成形体を包
被せしめてなるものであるから、外部との断熱効果に優
れるは勿論、各収納凹部11 a、11 a間が断熱壁
構造の仕切部17によって隔されているのに加え、蓋3
0にも前記各収納凹部の仕切部17と接触もしくは近接
状態で相対する断熱壁構造の仕切部37が設けられてい
るので、トレー10に蓋30を被せた状態ではトレー側
の収納凹部と蓋側の仕切部によって画された部分とによ
る収納部空間が各々はぼ完全に隔された状態で、前記収
納部空間相互の通気が阻止され、収納部空間同士の間が
断熱壁構造となっていることと相まって優れた断熱効果
を発揮でき、例えば温かい料理と冷たい料理とをそれぞ
れ個々の収納凹部に収納した場合、その料理による温気
あるいは冷気が他の収納部空間に流れ込むことがなく、
従って食器aごと各収納凹部11 aに収納された主食
および副食のうち温かい食物の熱が仕切部17を経て冷
たい食物に伝わるようなことがなく、温かいものおよび
冷たいものをそれぞれの適温に保持でき、優れた保温保
冷効果を発揮できる。
そして上記のごとく内部が合成樹脂発泡体、外側が合成
樹脂成形体よりなるので、かなりの肉厚をなすものであ
っても軽量で取扱い易い上、充分な耐圧および保形強度
をもち、きわめて丈夫なものである。
特に本考案においてはトレー10は上記合成樹脂成形体
13を上部体13aと下部体13bとに分割形威し、こ
の上下両部体13 a 、13 bを合成樹脂発泡体1
2の外側に被着して、両者の突き合せ端部13’a 、
13’b同士を溶接手段によって接合してなり、また蓋
30も同様の構造をなすので、トレー10および蓋30
の肉厚内部が完全に密封された構造となり、そのため熱
湯による殺菌消毒や洗滌を繰返し行なっても、湯水等が
成形体内部に入り込むおそれが全くなく、発泡体による
断熱効果が低下したり使用中に水等が滲出する等の問題
が生じない。
しかも成形体はある程度の肉厚をもっているので、熱湯
による変形等のおそれがなく、殊に耐熱性の樹脂よりな
る場合、変形防止効果に一層源れる。
もちろん外側が成形体であるため汚れ難く、また汚れが
落ち易い。
また、本考案のように合成樹脂成形体を上部体と下部体
とに分割形威すれば、合成樹脂発泡体に対する包被作業
が行ない易く成形体および発泡体それぞれの成形も容易
で、本考案のごとき密封構造のトレーの製造が容易とな
る。
さらに上部体と下部体との色彩を異にすることにより、
ツートンカラーの外観的に美麗で体裁良好なものを提供
できる。
以上のように本考案は、病院、学校、工場その他の集団
給食システムにおいて、主食と副食をそれぞれ食器に入
れたまま個々的に収納して、各料理の保温保冷トレーと
配膳波とを兼ねて使用するもの、つまり殆んど毎日熱湯
消毒や洗滌を行なう必要のある給食トレーとして、密封
構造のきわめて好適なものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は斜視図
、第2図は蓋を被嵌する直前の拡大断面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ溶接部分の拡大断面図、第5図およ
び第6図は仕切部の嵌合構造を示す一部の拡大断面図、
第7図および第8図はそれぞれ使用状態を示す断面図で
ある。 10・・・・・・トレー、11 a・・・・・・収納凹
部、12・・・・・・合成樹脂発泡体、13・・・・・
・非発泡の合成樹脂成形体、13a・・・・・・上部体
、13b・・・・・・下部体、13’a 、13’b・
・・・・・突き合せ端部、a・・・・・・食器、30・
・・・・・蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.複数の収納凹部を有するトレーと、該トレーの各収
    納凹部を画する仕切部と接触もしくは近接状態で相対す
    る仕切部を有する蓋とからなり、該トレーおよび蓋はそ
    れぞれ合成樹脂発泡体の外側に上部体と下部体とに分割
    形成した非発泡の合成樹脂成形体を包被せしめるととも
    に、上部体と下部体との突き合せ端部を溶接手段によっ
    て接合してなることを特徴とする給食トレー。 2、複数の収納凹部がそれぞれ主食および副食用等の各
    食器と略対応したものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の給食トレー。 3、合成樹脂発泡体が、ポリスチレン樹脂、ポリエチレ
    ン樹脂、スチレンと無水マレイン酸との共重合樹脂等の
    発泡体よりなる実用新案登録請求の範囲第1項または第
    2項記載の給食トレー。 4、合成樹脂成形体が、ポリプロピレン樹脂、ポリエチ
    レン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、スチレンと
    無水マレイン酸との共重合樹脂等よりなる実用新案登録
    請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の給食トレ
JP11068379U 1979-08-10 1979-08-10 給食トレ− Expired JPS592692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068379U JPS592692Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 給食トレ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068379U JPS592692Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 給食トレ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5628969U JPS5628969U (ja) 1981-03-18
JPS592692Y2 true JPS592692Y2 (ja) 1984-01-25

Family

ID=29343206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11068379U Expired JPS592692Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 給食トレ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS592692Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5628969U (ja) 1981-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3613933A (en) Warmth-maintaining utensils
JPS592692Y2 (ja) 給食トレ−
US4106658A (en) Platter
JPS592693Y2 (ja) 給食トレ−
JPS5836691Y2 (ja) 給食トレ−
JPS5836694Y2 (ja) 給食トレ−
JPH0511151Y2 (ja)
JPS5836693Y2 (ja) カレ−等の容器
JPS5855171Y2 (ja) 給食トレ−
KR200231837Y1 (ko) 보온용 도시락통
JP2001245770A (ja) 食 器
JPH0312251Y2 (ja)
JPH0316527Y2 (ja)
JPS6226357Y2 (ja)
JPS6024232Y2 (ja) 配膳用具
JPH0646572U (ja) 保温汁椀
JPH0327937Y2 (ja)
JPH018546Y2 (ja)
JPS6343941Y2 (ja)
JPS627549Y2 (ja)
JPS6020617Y2 (ja) 合成樹脂製の容器
JPH0520661Y2 (ja)
JP3098292U (ja) 弁当ケース
JPS583392Y2 (ja) 保温トレ−
JP2580728Y2 (ja) 食品容器の蓋