JPH0646572U - 保温汁椀 - Google Patents
保温汁椀Info
- Publication number
- JPH0646572U JPH0646572U JP9078592U JP9078592U JPH0646572U JP H0646572 U JPH0646572 U JP H0646572U JP 9078592 U JP9078592 U JP 9078592U JP 9078592 U JP9078592 U JP 9078592U JP H0646572 U JPH0646572 U JP H0646572U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- bowl
- main body
- inner container
- upper lid
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器内の保温性が良好で、容器外側表面も、
高温に到達しないようにする。 【構成】 御椀本体1及び上蓋5とから成り、御椀本体
1と上蓋5とを各々内側容器2,6と外側容器4,8と
により構成する。内側容器2,6と外側容器4,8とで
囲まれる空間部9の内壁面に金属薄膜10を設ける。各
内側容器2,6と外側容器4,8の端縁部を互いに溶着
する。
高温に到達しないようにする。 【構成】 御椀本体1及び上蓋5とから成り、御椀本体
1と上蓋5とを各々内側容器2,6と外側容器4,8と
により構成する。内側容器2,6と外側容器4,8とで
囲まれる空間部9の内壁面に金属薄膜10を設ける。各
内側容器2,6と外側容器4,8の端縁部を互いに溶着
する。
Description
【0001】
この発明は、汁等を入れて食事に用いる食器であって、保温性を高めた保温汁 椀に関する。
【0002】
従来、御椀本体及び上蓋は、一般的に木製のうるし塗りのものや、プラスチッ ク製等の容器から成るものであった。また、プラスチック製の容器本体を二重に して保温性や断熱性を高めた食器類も提案されていた。
【0003】
上記従来の技術の前者の場合、御椀容器内の熱は、容器本体を伝導して、外部 へ放散しやす、熱い汁を入れても容易に冷めてしまうものであった。また、比較 的高熱の内容物が存在することにより、本体、上蓋各々の温度が、手で触れるこ とができないほどの高温となり、御椀の持ち上げに支障をきたす場合もあった。
【0004】 また、上記従来の技術の後者の場合も、二重にした内部空間が密閉されておら ず、保温性が十分なものではなかった。
【0005】 この発明は、容器内の保温性が良好で、容器外側表面が、高温に到達すること もない保温汁椀を提供することを目的とする。
【0006】
この考案は、御椀本体及び上蓋とから成る保温汁椀であって、上記御椀本体と 上蓋とを各々内側容器と外側容器とにより構成し、上記内側容器と外側容器とで 囲まれる空間の内壁面に金属薄膜を設け、上記各内側容器と外側容器の端縁部を 互いに溶着した保温汁椀である。さらに、上記各内側容器の外側面のみに金属薄 膜を設け、上記各内側容器及び外側容器の端縁部全周を互いに溶着して、上記内 側容器と外側容器で囲まれる空間部を密閉された空間に形成したものである。
【0007】
この考案の保温汁椀は、御椀本体内に高温の内容物を収容し、上蓋を御椀本体 に覆せることにより、内側容器に内容物を収容後、内容物の熱伝導及び熱放散が 金属薄膜により防がれ、密閉された内部空間により熱の拡散が防止されるように したものである。
【0008】
以下、この実施例について、図面に基づいて説明する。この実施例の保温汁椀 は、図1に示すように、御椀本体1と上蓋5とから成り、御椀本体1は、PP( ポリプロピレン)製の内側容器2と外側容器4とにより構成され、上蓋5も同様 に、内側容器6と外側容器8とにより構成されている。
【0009】 この実施例の保温汁椀は、各々内側容器2,6及び、外側容器4,8とも、厚 さ約2mmに成形されている。容器本体1の内側容器2と容器本体1の外側容器4 とは円形に形成され、互いに端縁部同士が接合されている。そしてこの端縁部か ら底部に向かうに従い、内側容器2は外側容器4より小さい半径に形成され、こ の両者の間に密閉された空間部9が形成されている。
【0010】 御椀本体1及び上蓋5の各内側容器2,6の外側には、熱線を遮るためのアル ミニウムやクロム等の金属薄膜10が、メッキや蒸着又は貼付等により形成され ている。
【0011】 御椀本体1及び上蓋5は、図3に示すように、各内側容器2,6の端縁部には 、凸部20,28及び凹部22、30が形成され、各外側容器4,8には、凸部 24,32及び平面部26,34が形成されている。そして、御椀本体1におい ては、凸部20,24を、凹部22及び平面部26に、超音波振動接触させるこ とにより、凸部20,24の先端部が溶融し、凹部22及び平面部26に溶着す る。これにより、内側容器2と外側容器4とにより囲まれ確実に密閉された空間 部9が形成される。同様に、上蓋5においても、凸部28,32を、凹部30及 び平面部34に、超音波振動接触させることにより、凸部28,32の先端部が 溶融し、凹部30及び平面部34に溶着する。これにより、同様に、上蓋5にも 、内側容器6と外側容器8とにより囲まれて密閉された空間部9が形成される。
【0012】 この実施例の保温汁椀によれば、95度の汁を御椀本体1の内側容器2に入れ 、上蓋5をして1時間放置した後の汁の温度が、58度であるという結果が得ら れ、極めて高い保温性を有していることが分かる。しかも、内部空間部9は、内 側容器2,6と外側容器4,8との端縁部同士が、二重に溶着され、確実に密閉 され、保温性が確保されているとともに、この空間部9内に水等が侵入すること もない。
【0013】 尚、この考案は上記実施例に限定されず、金属薄膜を内側容器及び外側容器の 各内部空間部側面に形成しても良いものである。また、端縁部同士の溶着は、超 音波以外の公知手段を用いることができるものである。
【0014】
この発明の保温汁椀は、御椀本体及び上蓋が、密閉された内部空間をもつ二重 構造の容器から成るため、容器内の熱が、容易に外部に放散されず、保温性が高 いものである。
【0015】 また、容器内が比較的高温であっても、外部容器まで伝熱されにくく、手が触 れることができない温度に達せず、御椀の持ち上げに支障をきたさないものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の保温汁椀の部分破断斜視
図である。
図である。
【図2】この実施例の保温汁椀の一部破断正面図であ
る。
る。
【図3】この実施例の保温汁椀の端縁部を示す分拡大縦
断面図である。
断面図である。
1 御椀本体 2,6 内側容器 4,8 外側容器 9 空間部 10 金属薄膜
Claims (2)
- 【請求項1】 御椀本体及び上蓋とから成る保温汁椀に
おいて、上記御椀本体と上蓋とを各々内側容器と外側容
器とにより構成し、上記内側容器と外側容器とで囲まれ
る空間の内壁面に金属薄膜を設け、上記各内側容器と外
側容器の端縁部を互いに溶着して成ることを特徴とする
保温汁椀。 - 【請求項2】 上記各内側容器の外側面のみに金属薄膜
を設け、上記各内側容器及び外側容器の端縁部全周を互
いに溶着して、上記内側容器と外側容器で囲まれる空間
部を密閉された空間に形成したことを特徴とする請求項
1記載の保温汁椀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078592U JPH0646572U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 保温汁椀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078592U JPH0646572U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 保温汁椀 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646572U true JPH0646572U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=14008257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9078592U Pending JPH0646572U (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | 保温汁椀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646572U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998022007A1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-05-28 | Nippon Sanso Corporation | Recipient et couvercle adiabatiques en resine synthetique |
KR100260956B1 (ko) * | 1995-09-13 | 2000-09-01 | 쓰치야 히로오 | 합성수지제 단열 이중벽 용기 및 합성수지제 단열 이중벽 덮개 |
JP2012105921A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Key Tranding Co Ltd | 2重構造容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02114915A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-27 | Calp Corp | 保温用食器 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP9078592U patent/JPH0646572U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02114915A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-27 | Calp Corp | 保温用食器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100260956B1 (ko) * | 1995-09-13 | 2000-09-01 | 쓰치야 히로오 | 합성수지제 단열 이중벽 용기 및 합성수지제 단열 이중벽 덮개 |
WO1998022007A1 (fr) * | 1996-11-22 | 1998-05-28 | Nippon Sanso Corporation | Recipient et couvercle adiabatiques en resine synthetique |
JP2012105921A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Key Tranding Co Ltd | 2重構造容器 |
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