JPS5926232Y2 - 塗装乾燥炉 - Google Patents

塗装乾燥炉

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JPS5926232Y2
JPS5926232Y2 JP13602880U JP13602880U JPS5926232Y2 JP S5926232 Y2 JPS5926232 Y2 JP S5926232Y2 JP 13602880 U JP13602880 U JP 13602880U JP 13602880 U JP13602880 U JP 13602880U JP S5926232 Y2 JPS5926232 Y2 JP S5926232Y2
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JP
Japan
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air
amount
furnace shell
exhaust
opening
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Expired
Application number
JP13602880U
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English (en)
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JPS5761494U (ja
Inventor
錠二 伊藤
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP13602880U priority Critical patent/JPS5926232Y2/ja
Publication of JPS5761494U publication Critical patent/JPS5761494U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 開示技術は塗装乾燥炉における炉殻の出入口から熱風洩
れ及び外気の侵入を生じるのを防止するものである。
而して、この考案は内部に被乾燥物を入れる炉殻に、バ
ーナーによる加熱風を供給する給気装置と、内部空気を
排出する排気装置を備えた塗装乾燥炉に関するものであ
り、特に、前記バーナーに供給される燃料の量に応じて
前記排気装置による排気量が調節されて炉殻への給気量
と排気量のバランスがとれるようにした塗装乾燥炉に係
るものである。
一般に、塗装乾燥装置にはバーナーを備えた給気装置が
設けられて炉殻内に加熱風が供給され、又排気装置が設
けられて炉殻内の排気が行なわれているが、従来は上記
排気装置からの排気量は常に一定のものとされていた。
ところが、前記給気装置ではバーナーの燃焼量が増える
と、これに比例して炉殻への給気量が増加する現象が生
じている為に、該バーナーの燃焼量が増加したときに給
気量と排気量とのバランスが崩れ、給気量が排気量より
も多くなる。
このような状態になると炉殻内の熱風が溶剤等の有害物
質を含んだ状態で炉殻の出入口から流出し、作業環境を
悪化させることになる。
又、逆にバーナーの燃焼量が低下すると給気装置による
給気量は排気量よりも少なくなるので、炉殻の出入口よ
り工場内の空気が流入し、熱効率が低下して燃料消費量
が増加すると共に、工場内のホコリも流入して塗装品質
に悪影響を与える欠点があ−った。
この考案の目的は従来の塗装乾燥炉の問題点に鑑み、バ
ーナーの燃焼量の増減に応じて排気量を調節することに
より、上記欠点を除去し、炉殻内への吸排気量のバラン
スがとれるようにされた塗装乾燥炉を提供せんとするも
のである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、炉殻に加熱風を供給
する給気装置の給気量の増減に比例するバーナーへの燃
料供給量を流量計によって計測し、その計測値に基づい
て、炉殻の排気装置からの排気量を調節して炉殻内への
給気量と排気量のバランス化を図り、これにより、炉殻
出入口からの熱風の洩れ及び工場内空気の吸い込みを防
止するようにしたことを要旨とするもので゛ある。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。
第1図、第2図及び第3図は各々別実施例を示すこの考
案による塗装乾燥炉の構成概略図である。
第1図において、符号1は炉殻であり、該炉殻1内には
入口1aから出口1bにかけてコンベア2が設置され、
塗装後の被乾燥物Wが吊下げられて搬出入されるように
なっている。
上記炉殻1には2基の給気装置3a、3bが装備されて
いる。
この給気装置3 a 、3 bは炉殻1に接続された循
環パイプ4aにバーナー5a、5b及び循環ファン6
a 、6 bが介装されて、炉殻1内の空気を矢印α、
βで示すように加熱循環させるようになっている。
又、バーナー5 a、5 bには燃料供給管7が燃料供
給ファン8a、8bを介して接続されていると共に、該
燃料供給ファンs a 、s bには吸気フィルター9
a、9bが連結されている。
前記バーナー5a、5bの燃焼量に比例してこの吸気フ
ィルター9a、9bから空気が吸入される。
而して、上記燃料供給管7には燃料供給流量を計測する
流量計10が介装されている。
一方、炉殻1の上部には排気装置11として排気ダクト
12が設置されており、該排気ダクト12に内装された
開閉ダンパ13が制御器14を介して前記流量計10と
連絡されている。
上記制御器14により、流量計10の計測値が大きいと
きに開閉ダンパ13の開度が大きくなり、逆に流量計1
0の計測値が小さいときに開閉ダンパ13の開度が小さ
くなるように制御されている。
上記構成の塗装乾燥炉において、バーナー5a。
5bには燃料供給ファン8a、8bによって燃料が供給
され、又吸気フィルター93.9 bがら空気が供給さ
れて該バーナー5a、5bが燃焼し、循環ファン6 a
、6 bの動力によって循環パイプ4a、4b内を循
環する空気が加熱される。
これによって、炉殻1内を搬送される被乾燥物Wが加熱
乾燥される。
而して、温度設定装置により、炉殻1内への被乾燥物W
の搬入量が多いときにはバーナー5a、5bの燃焼量は
多くなり、搬入量が少ないときにはバーナー5 a 、
5 bの燃焼量が少なくなる。
前述の如く、該バーナー5 a 、5 bの燃焼量の増
減に比例して吸気フィルター98,9bから吸入されて
炉殻1内へ供給される空気量も増減する。
上記バーナー5a、5bの燃焼量の増減は流量計10に
よってバーナー5a、5bへの燃料供給流量の変化とし
て測定され、これにより、排気ダクト12の開閉ダンパ
ー13の開度が設定される。
即ち、バーナー5 a 、5 bの消費燃料が多く、バ
ーナー燃焼量が大きいときには、吸気フィルター9aか
ら炉殻1内への給気量が多くなるので、開閉ダンパー1
3の開度が都きくなって排気ダクト12からの排気量が
増加し、逆に、バーナー5a、5bの消費燃料が少なく
、吸気フィルター9aがら炉殻1内への給気量が少ない
ときには開閉ダンパー13の開度が小さくなり排気ダク
1−12からの排気量が減少する。
従って、常に炉殻1内への吸気量と排気量とのバランス
化が図れるので、入口1a及び出口1bからの加熱風の
洩れ及び外気の侵入は防止される。
次に、第2図に示す実施例では、炉殻1に設けられる給
気装置3 a 、3 bは第1図に示すものと同一であ
り、排気装置15が第1図に示すものと相違している。
この排気装置15は炉殻1に連結された排気ダクト16
に排気ファン17、排ガス処理装置18及び熱回収装置
19が介装されており、該熱回収装置19には吸気フィ
ルター20及び熱回収ファン21とを備えた熱回収ダク
ト22が接続され、この熱回収ダクト22の下端が炉殻
1に接続されている。
而して、上記熱回収ダクト22の吸気フィルター20の
内側に開閉ダンパー23か゛装備されており、該開閉ダ
ンパー23が制御器24を介して燃料供給管7の流量計
10に連絡されている。
この制御器24では、第1図の場合とは逆に流量計10
による計測値が大きいときに開閉ダンパー23の開度が
小さくなり、流量計10による計測値が小さいときに開
閉ダンパー23の開度が大きくなるように制御されてい
る。
上記排気装置15では炉殻1内の空気が吸気装置3 a
、3 bからの吸気量よりも予め多く一定量の排気が
される。
排気ダクト16の排気ファン17によって排出される排
気ガスは排ガス処理装置18内にて燃焼分解されて屋外
に排気される。
又、上記排気ダクト16から多く排気した分を補う為に
吸気フィルター20から外気を吸入し、前記排ガスの熱
量を熱回収装置19から受は取って、熱回収ダクト22
から炉殻1内に戻す。
このように新たに外気を吸入することによって炉殻1内
の温度を低下させることなく、該炉殻1内の空気中に溶
解されている溶剤の濃度を低く保つことができる。
而して、前述の如く、燃料供給管7の流量計10の計測
値に応じて熱回収ダクト22の開閉ダンパー23の開度
が制御されるので、バーナー5a、5bの燃焼量が多く
消費燃料が多くなって給気装置3a、3b(7)吸気フ
ィルター9a、9bから炉殻1内への給気量が増加した
ときには、開閉ダンパー23の開度が小さくなり、熱回
収ダクト22からの戻り空気量が少なくなる。
逆に、バーナー5a、5bの燃焼量が少なく、吸気フィ
ルター9 a 、9 bから炉殻1内への吸気量が減少
すると、開閉ダンパー23の開度が大きくなり熱回収ダ
クト22からの戻り空気量が多くなる。
このようにして、炉殻1内の吸気量及び排気量のバラン
スが図られるようになる。
又、第3図に示す実施例も給気装置3 a 、3 bが
第1図、第2図に示すものと同一で、排気装置25が第
1図、第2図の実施例のものと相違している。
この排気装置25は、炉殻1に排気ダクト26が接続さ
れて、該排気ダクト26に排気ファン27と排ガス処理
装置28とが介装されており、排気ダクト26の上部か
ら熱回収ダクト29が分岐され炉殻1に再び接続されて
いる。
而して、上記排気ダクト26の熱回収ダクト29の分岐
部分よりも上の位置に開閉ダンパー30が設けられてお
り、該開閉ダンパー30は制御器31を介して燃料供給
管7に設けられた流量計31と連絡されている。
この制御器31により、流量計31による計測値が大き
いときに開閉ダンパー30の開度が大きくなり、流量計
31による計測値が小さいときに開閉ダンパー30の開
度が小さくなるように制御されている。
上記排気装置25では、バーナー5 a 、5 bへの
燃料供給量が多くなり、バーナー5 a 、5 bの燃
焼量が多くなって吸気ファン9a、9bから炉殻1内へ
の給気量が増加すると、開閉ダンパー30の開度は大き
くなる。
その結果排気ファン27によって炉殻1内から排気ガス
は排ガス処理装置28によって燃焼分解された後に開閉
ダンパー30を経て外部に多量に排出されると共に、排
ガス処理装置28によって処理されたガスの一部が熱回
収ダクト29によって炉殻1内に戻される。
逆に、バーナー5 a 、5 bへの燃料供給量が少な
くなり、バーナー5 a 、5 bの燃焼量が少なくな
って吸気ファン9 a 、9 bから炉殻1内への給気
量が減少すると、開閉ダンパー30の開度が小さくなる
これにより、排気ダクト26からの排気量が低下して、
排ガス処理装置28によって処理された排ガスの多くは
熱回収ダクト29により炉殻1内に戻される。
従って、給気装置3a、3bによる炉殻1内への給気量
と、排気装置15からの排気量とのバランス化が図れる
尚、この考案の態様は上記実施例に限られるものではな
く、排気装置等化の構成とすることが可能であることは
勿論である。
上記のようにこの考案によれば、バーナーで加熱されて
炉殻内に供給される加熱風の量に比例する燃料供給量を
流量計によって計測し、その値に応じて排気装置からの
排気量を制御することにより、炉殻内への加熱風の給気
量と炉殻内から排出される排気量とが常に同一量となる
ので、炉殻の入口及び出口からの熱風洩れが無くなり、
作業環境の悪化を防止することができる。
又、逆に炉殻の入口及び出口から炉殻内に外気が侵入し
なくなり、熱損失を最小限に留めることができるように
なる。
更に、工場内のホコリ等が炉殻内に侵入するのを防止で
きるので、このホコリ等による塗装品質の低下を防ぐこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第1図、第
2図、及び第3図は各々別の実施例を示す塗装乾燥炉の
構成概略図である。 W・・・・・・被乾燥物、1・・・・・・炉殻、5a、
5b・・・・・・バーナー、3a、3b・・・・・・給
気装置、11,15.25・・・・・・排気装置、7・
・・・・・燃料供給管、10・・・・・・流量計、13
,23.30・・・・・・ダンパー、14,24.31
・・・・・・制御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に被乾燥物を入れる炉殻に、バーナーを有する給気
    装置と排気装置とが備えられている塗装乾燥路において
    、前記バーナーに接続された燃料供給管には流量計が設
    けられ、又、前記排気装置には排気量を調節するダンパ
    ーが設けられており、該ダンパーの開閉度は上記流量計
    の計測値によって制御されていることを特徴とする塗装
    乾燥炉。
JP13602880U 1980-09-26 1980-09-26 塗装乾燥炉 Expired JPS5926232Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13602880U JPS5926232Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26 塗装乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13602880U JPS5926232Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26 塗装乾燥炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5761494U JPS5761494U (ja) 1982-04-12
JPS5926232Y2 true JPS5926232Y2 (ja) 1984-07-30

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ID=29496162

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