JPS592621A - コンバイン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 開示技術は、稲等を刈取り脱穀選別処理するコンバイン
の構造技術分野に属する。

而して、この発明は、前処理部からフィ〜ドヂエーンを
介して接続された脱穀部がその下部の選別部を介して１
設されたブレーンタンクに接続されているコンバインに
関する発明であり、特に、上記前処理部が運転席下方位
置に枢支され、該前処理部′ｈ１ら低裕して接紙された
フィードチェーンに臨ませて下側から上側に傾斜した無
端体式扱胴を有する扱室を有し、該扱室の排出側下位に
設けられた選別部を介して該扱室に沿って傾斜した上位
ブレーンタンクが接続されているコンバインに係る発明
である。

周知の如く、コンバインは刈取脱膜が自動式に行える自
走ｌｌｌ＃ｌＩとして広く採用されているが、近年安定
性及び操作性を向上させるために機体高さをより低くし
、且つ、各部の配置を、スペース的に、又、コスト的に
も無駄がないものが望まれている。

従来より、コンバインにおいては、前処理部にて刈取ら
れた殻稈をフィードチェーンによって後部へ搬送し、該
殻稈をほぼ水平位置にした状態で脱穀部に送られる声に
されているので穀稈の搬送距離を長くするために前処理
部が高くならざるを得ず、該前処理部の機体に対Ｊ゛る
枢支位置が高くなり、一方、後部に接続された脱穀部も
高くなり、機体高さが増し不安定になり、加えて運転席
が上記前処理部に遮られ、視界及び操作性が悪い欠点が
あった。

又、脱穀部の扱胴が機体の前後方向に配設されるため前
処理部と上記脱穀部とを接続されるフィードチェーンを
直線的に設置することが出来なく構成が繁雑になり故障
が多い難点があった。

この発明の目的は上述技術に基づくコンバインの各機構
部の配設状態に起因する問題点を解決すべき技術的課題
とし、機体高さを低くして安定性、及び、視界が良好で
操作性を向上させ、しかも、コンパクトにまとめて農産
業に於ける収穫利用分野に益する優れたコンバインを提
供せんとするものである。

上述目的に沿うこの発明の構成は前述問題点を解決する
ために、コンバインが圃場を走行し、その低位枢設前処
理部が穀稈を刈取り、機体の前後方向に沿って設けられ
たフィードチェーンを介して後方に搬送される殻稈が直
立方向から傾斜状態で脱穀部の傾斜した扱室下方の供給
側に搬送され、該扱室内の無端タイプの扱胴によって上
部の排出側に向って脱穀され、該脱穀粒は扱室上部の下
側に設けられた選別部に供給された後上記脱穀部上部の
扱室に沿って底面を傾斜して設けられたグレンタンクに
供給され、該グレンタンクの傾斜底壁下部位置のスクリ
ューを介して穀粒排出筒からタンク内に残ることなく機
外へ排出され、又、排藁は機体後部から放出され、この
間、前記前処理部の上方の運転席から良視界裡に機体を
操作出来、又、設計によってはグレンタンクを傾倒させ
て扱室を解放して保守点検を行える様にした技術的手段
を講じたことを要旨とするものである。

次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。

１はコンバインであり、クローラ２上には高さの低い前
処理部３が小さい持ち上げ角θまで昇降旋回可能にされ
、コンバイン１の前後方向に沿って低位で側設されたフ
ィードチェーン４を介して脱穀部５が接続されている。

該脱穀部５は、その扱室６下部に供給側プーリ７が、又
、上部に排出側プーリ８がそれぞれコンバイン１の前後
方向に軸支されたベルト式の傾斜した扱胴９を要するも
ので、排出側プーリ　８の下方には受網１０を介して揺
動選別部１１を備えた選別部１２が設けられている。

而して、上記選別部１２は、その中央部に一番スクリユ
ー１３が選別部１２の底部を横断し、その後部は、前記
扱室６に穀粒を戻させる二番スクリュー１４が扱胴９の
後端のすぐ後部に設けられ四番回収を兼ねる様にされ、
その端部にはスロワ１５が設けられて扱室６の上部に接
続させである。

そして、上記一番スクリユー１３の排出端に立設したス
リュー１６を接続すると共に前記扱室６に沿って傾斜し
た底壁を有するグレンタンク１１が上記扱室６の上部に
設けられ、その傾斜底壁下部側には、機体前後方向に沿
う排出スクリュー１８が内装されて穀粒排出筒１９に接
続されている。

而して、上記グレンタンク１１前側で前記前処理部３の
上方には運転席２０が良視界を有して設けられている。

尚、選別部１２の後部には排藁処理部２１が設けられ内
部には横断流ファン２２が設けられ、又、前部には唐箕
２３が設けられている。

上述構成に於て、圃場を走行するコンバイン１がその前
処理部３を介して殻稈を刈取ると、該穀稈はフィードチ
ェーン４にて、その穀稈先端側を傾斜させた状態で傾斜
した扱室６の扱胴９に供給させて脱穀し、脱穀粒は受網
１０を介して選別部１２の揺動選別部１１に供給され選
別され、二番、及び、四番回収されスロワ１５にて循環
再選別された穀粒とともに一番スクリユー１３を介して
上記脱穀部５上部のグレンタンク１１に供給され、該グ
レンタンク１１が満杯になると傾斜したグレンタンク１
７の底壁下部の排出スクリュー１８を介して穀粒排出筒
１９から機体のトラック等へ排出され、一方、排藁は排
藁処理部２１から機外へ放出される。

この間、上記コンバインの運転席２０は前記前処理部３
によって遮られることがなく視界良く収穫作業が行なえ
、道路走行時は前処理部３を持ち上げて走行する。

又、第４図に示す実施例に於てはグレンタンク１７′　
を下側部の排出スクリュー１８の軸にて機体軸支させて
、更に、脱穀部５′の扱室６の上壁とグレンタンク１７
′の底面２４を兼用させてグレンタンク１７′の底壁を
上記扱室６のカバーとしたもので脱穀部５′の保守点検
の際に、グレンタンク１７′を回転傾動させ取り外ずさ
なくてもよいので保守点検の作業性が極めてよい。

尚、この発明の実施態様は上述各実施例に限るものでな
いことは勿論であり、例えば、グレンタンクに立設揚穀
装置を設ける等種々の態様が採用可能である。

前述の如く、この発明によれば、基本的に刈取られる殻
稈を傾斜した状態で脱穀出来る様にすることにより、該
殻稈の搬送姿勢を変えて行くための長い搬送路を必要と
せず、そのため前処理部も低位に設（プることが出来、
機体をコンパクトに製造できると共に搬送効率が良く、
殻稈処理時間を短縮出来る優れた効果が奏される。

又、前処理部が低位に設けられていることにより、後部
に接続される脱穀部も低位どなり機体高さが低く出来安
定性、及び、操作性が非常に良いとともに運転席が前処
理部によって遮られないためほこり等が飛来せず好視界
裡に収穫作業が行なえる優れた効果が奏される。

更に、脱穀部の扱胴が下位に設けられた供給側から上位
に設けられた排出側に至る無端体Ｃあることにより、脱
穀機能と搬送機能とを兼備え扱胴から選別部への中間移
送装置が不要になり機構が簡単に出来る利点があり、更
に、傾斜搬送されて来る殻稈がスムーズに供給される効
果が奏される。

更に又、上記扱胴を有する扱室に沿ってグレンタンクの
底壁が傾斜していることにより、穀粒が該底壁の傾斜下
方から自動的に排出させることが出来るため穀粒残存に
よる無駄がない効果がある。

そして、フィードチェーンが前処理部と脱穀部の供給側
との間に機体の前後方向に沿って直線的に設けられてい
ることにより、全ての機構部を低位に設けることが出来
重心が低く安定する上に搬送工程を短縮出来、脱粒が少
くなる等の優れた効果が奏される。

加えて、コンパクトであるための場所をとらず旋回性が
良い等の操作上のメリットもある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の詳細な説明図であり、第１．２図は１
実施例の透視正明図、第３図は同透視背面図、第４図は
他の実施例の透視背面図である。 ３・・・前処理部、　　　４・・・フィードチェーン、
５・・・脱穀部、　　１２・・・選別部、１７．１１′
　・・・グレンタンク、 １・・・コンバイン、　　２０・・・運転席、９・・・
扱胴、　　　６・・・扱室 出願人　　　久保田鐵１株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前処理部と該前処理部にフィードチェーンを介して後設
   された脱穀部とを備え該脱穀部が選別部を介して上段グ
   レンタンクに接続されているコンバインにおいて、上記
   前処理部が運転席下方の機体低位に昇降旋回可能に枢支
   され、上記脱穀部の扱胴が下位に設けられた供給側から
   上位に設けられた排出側に至る無端体であり、該扱胴を
   有する扱室に沿って上記グレンタンクの低壁が傾斜して
   設番プられ、而して上記フィードチェーンが上記前処理
   部と上記脱穀部の供給側との間に機体前後方向に沿って
   直線的に介設され、又上記排出側下方に選別部が設けら
   れていることを特徴とするコンバイン。