JPS5926123Y2 - トルクコンバ−タのステ−タ - Google Patents
トルクコンバ−タのステ−タInfo
- Publication number
- JPS5926123Y2 JPS5926123Y2 JP1976080756U JP8075676U JPS5926123Y2 JP S5926123 Y2 JPS5926123 Y2 JP S5926123Y2 JP 1976080756 U JP1976080756 U JP 1976080756U JP 8075676 U JP8075676 U JP 8075676U JP S5926123 Y2 JPS5926123 Y2 JP S5926123Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust
- thrust washer
- way clutch
- race
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はトルクコンバータのステータ、特にワンウェイ
クラッチの両側にスラストワッシャを配置したステータ
の改良に関するものである。
クラッチの両側にスラストワッシャを配置したステータ
の改良に関するものである。
上記スラストワッシャはステータ羽根車のスラスト力の
他にポンプインペラとタービンランナー間のスラスト力
の伝達を行う。
他にポンプインペラとタービンランナー間のスラスト力
の伝達を行う。
これらのスラスト力は苛酷な使用条件の時にはかなり大
きくなり、スラストワッシャの摩耗等の問題が発生する
。
きくなり、スラストワッシャの摩耗等の問題が発生する
。
特にローラータイプのワンウェイクラッチを使用したも
のでは、ローラーの両側に鉄板又はそれ相当のものを置
き、これらの外側にスラストワッシャを配置するため、
スラストワッシャが鉄板及びアウターレースと摺動し、
この摺動部への潤滑の不足等によりスラストワッシャの
摩耗が過度の場合むしれが起こることがある。
のでは、ローラーの両側に鉄板又はそれ相当のものを置
き、これらの外側にスラストワッシャを配置するため、
スラストワッシャが鉄板及びアウターレースと摺動し、
この摺動部への潤滑の不足等によりスラストワッシャの
摩耗が過度の場合むしれが起こることがある。
またこの摩耗粉はワンウェイクラッチローラーの周辺に
入り込み、ローラー又はレースに凝着又は圧着してロー
ラー、レースの摩耗を引き起す。
入り込み、ローラー又はレースに凝着又は圧着してロー
ラー、レースの摩耗を引き起す。
本考案はそのような問題を解決しようとするもので、ス
ラストワッシャのワンウェイクラッチ側側面に内周から
外周に達する半径方向の溝を複数設けると共に、これら
の溝の内周側端に位する切り欠きをスラストワッシャに
設けたものである。
ラストワッシャのワンウェイクラッチ側側面に内周から
外周に達する半径方向の溝を複数設けると共に、これら
の溝の内周側端に位する切り欠きをスラストワッシャに
設けたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明すると、第１
図において、１はステータ羽根車でワンウェイクラッチ
アウターレース（以下アウターレースという。
図において、１はステータ羽根車でワンウェイクラッチ
アウターレース（以下アウターレースという。
）２に固定されている。３はワンウェイクラッチインナ
ーレース（以下インナーレースという。
ーレース（以下インナーレースという。
）で外周にカム面を有しており、このインナーレース３
の外周とアウターレース２の内周とで形成された楔状空
間には係脱部材であるワンウェイクラッチローラー（以
下ローラーという。
の外周とアウターレース２の内周とで形成された楔状空
間には係脱部材であるワンウェイクラッチローラー（以
下ローラーという。
）４が配置されている。
ローラー４の両側には鉄板製のスラストプレート５が配
置されており、これらのスラストプレート５の外側には
スラストワッシャ６が配置され、ステータ羽根車１に取
付けたスナップリング７によりスラストワッシャ６及び
スラストプレート５の脱落を防止している。
置されており、これらのスラストプレート５の外側には
スラストワッシャ６が配置され、ステータ羽根車１に取
付けたスナップリング７によりスラストワッシャ６及び
スラストプレート５の脱落を防止している。
スラストプレートト５及び゛スラストワッシャ６の内周
はインナーレース３のボス部３ａに嵌められ、これらの
プレート５，６の半径方向のガタがあまりないようにさ
れている。
はインナーレース３のボス部３ａに嵌められ、これらの
プレート５，６の半径方向のガタがあまりないようにさ
れている。
以上は従来と同じであり、液体によってステータ羽根車
１に働くスラスト力はアウターレース２からスラストワ
ッシャ６を経て図示しないポンプインペラ又はタービン
ランナに伝えられる。
１に働くスラスト力はアウターレース２からスラストワ
ッシャ６を経て図示しないポンプインペラ又はタービン
ランナに伝えられる。
また、タービンランナからのスラスト力はスラストワッ
シャ６−スラスドプレート５−インナーレース３スラス
トプレート５−スラストワッシャ６を順次繰てポンプイ
ンペラに伝わる。
シャ６−スラスドプレート５−インナーレース３スラス
トプレート５−スラストワッシャ６を順次繰てポンプイ
ンペラに伝わる。
而して、スラストワッシャ６はアウターレース２と摺動
し、かつアウターレース２との間の摩擦力によりアウタ
ーレース２につれ回りするので゛スラストプレート５と
も摺動する。
し、かつアウターレース２との間の摩擦力によりアウタ
ーレース２につれ回りするので゛スラストプレート５と
も摺動する。
これらの摺動部のうち、スラストワッシャ６とスラスト
プレート５との摺動部に出る摩耗粉はスラストワッシャ
６の回転による遠心力で半径方向外方へ移動し、スラス
トプレート５とアウターレース２との隙間から両し−ス
２，３間に入り込み、ローラー４やレース２，３に凝着
又は圧着してローラー レースの摩耗を引き起すのであ
る。
プレート５との摺動部に出る摩耗粉はスラストワッシャ
６の回転による遠心力で半径方向外方へ移動し、スラス
トプレート５とアウターレース２との隙間から両し−ス
２，３間に入り込み、ローラー４やレース２，３に凝着
又は圧着してローラー レースの摩耗を引き起すのであ
る。
次に第１〜３図により本考案要部を説明する。
スラストワッシャ６及びスラストプレート５の脱落を防
止する為にステータ羽根車１に取付けたスナップリング
（止め輪とも言う）７は、第１図示の如くラストワッシ
ャ６の外側面に対し隙間を保ち固定されている。
止する為にステータ羽根車１に取付けたスナップリング
（止め輪とも言う）７は、第１図示の如くラストワッシ
ャ６の外側面に対し隙間を保ち固定されている。
スラストワッシャ６の外周は、ステータ羽根車１に対し
第１図示の如く隙間を持って形威し、又スラストワッシ
ャ６のワンウェイクラッチ側側面には内周から外周に達
する半径方向の溝６ａが複数段けられ、かつこれらの各
溝６ａの内周側端に位する複数の切り欠き６ｂがスラス
トワッシャ６に設けられている。
第１図示の如く隙間を持って形威し、又スラストワッシ
ャ６のワンウェイクラッチ側側面には内周から外周に達
する半径方向の溝６ａが複数段けられ、かつこれらの各
溝６ａの内周側端に位する複数の切り欠き６ｂがスラス
トワッシャ６に設けられている。
これにより、スラストワッシャ６の回転時には各溝６ａ
内の液体が遠心力により溝内を半径方向外方へ流れると
同時にスラストワッシャ６の外側の液体が切り欠き６ｂ
から溝６ａの内周側端へ流入するとともに、半径方向外
方へ流れた流体がスラストワッシャ６の外周とステータ
羽根車７との瞬間を経て止め輪７とスラストワッシャ６
の外側面との隙間がら排出され、流体が積極的に循環さ
れる。
内の液体が遠心力により溝内を半径方向外方へ流れると
同時にスラストワッシャ６の外側の液体が切り欠き６ｂ
から溝６ａの内周側端へ流入するとともに、半径方向外
方へ流れた流体がスラストワッシャ６の外周とステータ
羽根車７との瞬間を経て止め輪７とスラストワッシャ６
の外側面との隙間がら排出され、流体が積極的に循環さ
れる。
この際一部の流体は、アウターレース２とインナーレー
ス３との空間の流体と交換される。
ス３との空間の流体と交換される。
而して、スラストワッシャ６とアウターレース２、スラ
ストプレート５との摺動部が充分に潤滑されると共に、
スラストワッシャ６とスラストプレート５との摺動部よ
り出た摩耗粉は溝６ａ内の液体流によって外部へ搬出さ
れる。
ストプレート５との摺動部が充分に潤滑されると共に、
スラストワッシャ６とスラストプレート５との摺動部よ
り出た摩耗粉は溝６ａ内の液体流によって外部へ搬出さ
れる。
この際、スラストプレート５により面レースの空間への
摩耗粉の混入が防止される。
摩耗粉の混入が防止される。
これは、摩耗粉の比重が流体のそれに比して大であるこ
ともさいわいしている。
ともさいわいしている。
このことにより、各摺動部の摩耗が減少し、また摩耗粉
の両レース間への侵入が防止されてローラー レースの
摩耗がなくなる効果を奏する。
の両レース間への侵入が防止されてローラー レースの
摩耗がなくなる効果を奏する。
尚、本願はワンウェイクラッチとしてローラータイプの
もので゛説明したが、スプラグタイプンウェイクラッチ
でも同様の構造であればローラタイプと同様の効果が得
られることは理解されよつ。
もので゛説明したが、スプラグタイプンウェイクラッチ
でも同様の構造であればローラタイプと同様の効果が得
られることは理解されよつ。
第１図は本考案の一実施例の縦断面部分図、第２図はス
ラストワッシャの側面部分図、第３図は第２図のＩＩＩ
−ＩＩＩ線断面図である。 １：ステータ羽根車、２：ワンウェイクラッチのアウタ
ーレース、３：ワンウェイクラッチのインナーレース、
４：ワンウェイクラッチのローラー ５ニスラストプレ
ート、６：スラストワッシャ、６ａ：溝、６ｂ：切り欠
き。
ラストワッシャの側面部分図、第３図は第２図のＩＩＩ
−ＩＩＩ線断面図である。 １：ステータ羽根車、２：ワンウェイクラッチのアウタ
ーレース、３：ワンウェイクラッチのインナーレース、
４：ワンウェイクラッチのローラー ５ニスラストプレ
ート、６：スラストワッシャ、６ａ：溝、６ｂ：切り欠
き。
Claims (1)
- ステータ羽根車をワンウェイクラッチのアウターレース
に固定し、該アウターレースとワゴンウェイクラッチの
インナーレースとによって形成された空間に配設された
係脱部材の両側部に夫々スラストプレートを装着し、こ
の夫々のスラストプレートの両外側面に対し相対摺動可
能で且つ前記アウターレースの両側面に対し相対摺動可
能にワンウェイクラッチの両側に夫々スラストワッシャ
を配設し、該スラストワッシャの脱落を防止し且つ前記
アウターレースの両側面に対する相対摺動を許容すべく
前記スラストワッシャに対し隙間を保ち前記ステータ羽
根車に止め輪を固定し、前記スラストワッシャの外周を
前記ステータ羽根車に対し隙間を持って形成し又その内
周を前記インナーレースの両側のボス部に夫々嵌合させ
半径方向のガタが無いようスラストワッシャを支承させ
るとともに、スラストワッシャのワンウェイクラッチ側
側面に内周から外周に達する半径方向の溝を複数設け、
かつその各溝の内周溝に夫々切り欠きを設けてなるトル
クコンバータのステータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976080756U JPS5926123Y2 (ja) | 1976-06-18 | 1976-06-18 | トルクコンバ−タのステ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976080756U JPS5926123Y2 (ja) | 1976-06-18 | 1976-06-18 | トルクコンバ−タのステ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52170979U JPS52170979U (ja) | 1977-12-26 |
| JPS5926123Y2 true JPS5926123Y2 (ja) | 1984-07-30 |
Family
ID=28559804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976080756U Expired JPS5926123Y2 (ja) | 1976-06-18 | 1976-06-18 | トルクコンバ−タのステ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926123Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH037077U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323908Y2 (ja) * | 1973-03-30 | 1978-06-20 |
-
1976
- 1976-06-18 JP JP1976080756U patent/JPS5926123Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH037077U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52170979U (ja) | 1977-12-26 |
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