JP2000337405A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置したプーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部とプーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、このプーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみプーリとスリーブとの間での回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸方向両側から挟む状態で、上記スリーブの外周面とプーリの内周面との間に設け、このプーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの相対回転を自在とする1対のサポート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於いて、上記1対のサポート軸受のうち、少なくとも一方のサポート軸受を、当該サポート軸受を構成する内輪軌道及び外輪軌道が円筒面である円筒ころ軸受としており、このうちの外輪軌道から軸方向に外れた位置に、この円筒ころ軸受と外部空間を遮断するシールリングを設けると共に、この円筒ころ軸受に組み込む保持器を内輪案内とした事を特徴とした一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
【請求項2】 円筒ころ軸受を構成する外輪軌道から軸方向に外れた位置に、プーリの内周面から直径方向内方に向け突出する外輪側鍔部を設けた、請求項1に記載した一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
【請求項1】 回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置したプーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部とプーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、このプーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみプーリとスリーブとの間での回転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸方向両側から挟む状態で、上記スリーブの外周面とプーリの内周面との間に設け、このプーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの相対回転を自在とする1対のサポート軸受とを備えた一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於いて、上記1対のサポート軸受のうち、少なくとも一方のサポート軸受を、当該サポート軸受を構成する内輪軌道及び外輪軌道が円筒面である円筒ころ軸受としており、このうちの外輪軌道から軸方向に外れた位置に、この円筒ころ軸受と外部空間を遮断するシールリングを設けると共に、この円筒ころ軸受に組み込む保持器を内輪案内とした事を特徴とした一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
【請求項2】 円筒ころ軸受を構成する外輪軌道から軸方向に外れた位置に、プーリの内周面から直径方向内方に向け突出する外輪側鍔部を設けた、請求項1に記載した一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
特に、本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於いては、上記1対のサポート軸受のうち、少なくとも一方のサポート軸受を、当該サポート軸受を構成する内輪軌道及び外輪軌道が円筒面である円筒ころ軸受としている。そして、このうちの外輪軌道から軸方向に外れた位置に、この円筒ころ軸受と外部空間を遮断するシールリングを設けると共に、この円筒ころ軸受に組み込む保持器を内輪案内としている。
【0014】
【作用】
上述の様に構成する本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置によれば、円筒ころ軸受を構成する保持器の内周面と、スリーブ又はこのスリーブに外嵌固定した部材の外周面等、内輪軌道を設けた面との間に存在する隙間を小さくすると共に、上記円筒ころ軸受を構成する保持器の外周面と外輪軌道を設けた部材の内周面との間に、比較的大きな空間を形成する事ができる。従って、本発明のプーリ装置の使用時に、一方向クラッチ及びサポート軸受の内部に存在するグリースが遠心力により振り飛ばされた場合に、このグリースを、上記外輪軌道を設けた部材の内周面と上記保持器の外周面との間で、シールリングにより外部空間と遮断された、比較的大きな空間内に保持する事ができる。この結果、本発明によれば、グリースがサポート軸受の内側から外部に漏出するのを少なく抑えて、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の耐久性を十分に確保する事ができる。
【作用】
上述の様に構成する本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置によれば、円筒ころ軸受を構成する保持器の内周面と、スリーブ又はこのスリーブに外嵌固定した部材の外周面等、内輪軌道を設けた面との間に存在する隙間を小さくすると共に、上記円筒ころ軸受を構成する保持器の外周面と外輪軌道を設けた部材の内周面との間に、比較的大きな空間を形成する事ができる。従って、本発明のプーリ装置の使用時に、一方向クラッチ及びサポート軸受の内部に存在するグリースが遠心力により振り飛ばされた場合に、このグリースを、上記外輪軌道を設けた部材の内周面と上記保持器の外周面との間で、シールリングにより外部空間と遮断された、比較的大きな空間内に保持する事ができる。この結果、本発明によれば、グリースがサポート軸受の内側から外部に漏出するのを少なく抑えて、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の耐久性を十分に確保する事ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、全体を円筒状に形成して、オルタネータの回転軸3(図4〜5参照)の端部に外嵌固定するスリーブ8aと、このスリーブ8aの周囲にこのスリーブ8aと同心に配置したプーリ7bとを備える。このうちのスリーブ8aは、上記回転軸3と共に回転自在である。この為に図示の例では、上記スリーブ8aの中間部内周面に雌スプライン部12を形成し、この雌スプライン部12と上記回転軸3の端部外周面に形成した雄スプライン部(図示省略)とを係合自在としている。尚、上記回転軸3とスリーブ8aとの相対回転を防止する為の構造は、スプラインに代えて、ねじ、或は非円筒面同士の嵌合、キー係合等としても良い。
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、全体を円筒状に形成して、オルタネータの回転軸3(図4〜5参照)の端部に外嵌固定するスリーブ8aと、このスリーブ8aの周囲にこのスリーブ8aと同心に配置したプーリ7bとを備える。このうちのスリーブ8aは、上記回転軸3と共に回転自在である。この為に図示の例では、上記スリーブ8aの中間部内周面に雌スプライン部12を形成し、この雌スプライン部12と上記回転軸3の端部外周面に形成した雄スプライン部(図示省略)とを係合自在としている。尚、上記回転軸3とスリーブ8aとの相対回転を防止する為の構造は、スプラインに代えて、ねじ、或は非円筒面同士の嵌合、キー係合等としても良い。
又、本発明の場合には、上記スリーブ8aの外周面と上記プーリ7bの内周面との間に、1対のサポート軸受13、14と、ローラクラッチである1個の一方向クラッチ10aとを設けている。これら1対のサポート軸受13、14のうち、一方のサポート軸受13は後述する様に円筒ころ軸受とし、他方のサポート軸受14は、深溝型の玉軸受としている。即ち、この他方のサポート軸受14は、外周面に深溝型の内輪軌道15を有する内輪16と、内周面に深溝型の外輪軌道17を有する外輪18と、上記内輪軌道15と外輪軌道17との間に転動自在に設けた複数個の玉19とから成る。そして、上記外輪18を上記プーリ7bの一端部(図1の右端部)内周面に、上記内輪16を上記スリーブ8aの一端部外周面に全周に亙り形成した段部20の外周面に、それぞれ締り嵌めにより嵌合固定している。
上述の様に構成する本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が、プーリ7bに掛け渡す無端ベルト11(図5)とこのプーリ7bとの間に滑りが発生したり、或はこの無端ベルト11の寿命が低下する事を防止する作用は、前述した従来の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合と同様である。
更に、本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、円筒ころ軸受である、上記一方のサポート軸受13を構成する軸受用保持器35の内周面を、上記スリーブ8aに外嵌固定した内輪27の円筒部28の外周面により案内(ラジアル方向に亙る変位を防止)している。この為、上記軸受用保持器35の内周面と上記円筒部28の外周面との間に存在する隙間を小さくすると共に、上記軸受用保持器35の外周面と上記一方のサポート軸受13を構成する外輪30の内周面との間に比較的大きな空間40を形成する事ができる。又、本発明の場合には、上記プーリ7bに内嵌した外輪30の端部に、直径方向内方に向け突出する状態で設けた一方の外輪側鍔部31aの内側面を、上記軸受用保持器35の端面に、シールリング37を介して対向させている。従って、本発明のプーリ装置の使用時に、一方向クラッチ10a及びサポート軸受13、14の内部に存在するグリースが遠心力により振り飛ばされた場合に、このグリースを、上記外輪30の内周面と上記保持器35の外周面との間で、上記シールリング37及び上記一方の外輪側鍔部31aによりその軸方向端部を仕切られた、比較的大きな空間40内に保持する事ができる。従って、本発明によれば、グリースが外部に漏出する通路となる、軸受用保持器35の内周面と内輪27の外周面との隙間を小さくしたので、グリースが上記外輪30の内側から、上記一方の外輪側鍔部31aの先端縁と上記内輪27の外周面との間を通じて外部に漏出するのを少なく抑えて、グリースの減少量を少なく抑える事ができる。そして、このグリースにより上記一方向クラッチ10a及びサポート軸受13、14を十分に潤滑する事ができ、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の耐久性を十分に確保できる。尚、本発明の一方向クラッチ10aを潤滑するグリースには、基油がポリオールエステル油、増ちょう剤が脂環族ジウレアである、耐熱性に優れたグリースを用いている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11152459A JP2000337405A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152459A JP2000337405A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000337405A JP2000337405A (ja) | 2000-12-05 |
JP2000337405A5 true JP2000337405A5 (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=15540989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11152459A Pending JP2000337405A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000337405A (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
JP4617610B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2011-01-26 | 株式会社ジェイテクト | プーリユニット |
JP4254225B2 (ja) * | 2002-12-17 | 2009-04-15 | 日本精工株式会社 | スタータ用一方向クラッチ装置 |
JP2005003197A (ja) * | 2003-05-19 | 2005-01-06 | Nsk Ltd | 一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置 |
JP4371266B2 (ja) * | 2004-06-07 | 2009-11-25 | 株式会社ツバキエマソン | 一方向クラッチのスラスト軸受の保持構造 |
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-
1999
- 1999-05-31 JP JP11152459A patent/JP2000337405A/ja active Pending
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