JP2000337405A - 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

一方向クラッチ内蔵型プーリ装置

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JP2000337405A
JP2000337405A JP11152459A JP15245999A JP2000337405A JP 2000337405 A JP2000337405 A JP 2000337405A JP 11152459 A JP11152459 A JP 11152459A JP 15245999 A JP15245999 A JP 15245999A JP 2000337405 A JP2000337405 A JP 2000337405A
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sleeve
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bearing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリースの漏洩を抑えて、十分な耐久性及び
信頼性を有する構造を実現する。 【解決手段】 1対のサポート軸受13、14のうち、
一方のサポート軸受13を、円筒ころ軸受とする。この
一方のサポート軸受13を構成する軸受用保持器35の
端面を、シールリング37を介して、プーリ7bに内嵌
固定した外輪30に設ける一方の外輪側鍔部31aの内
側面に対向させる。又、上記軸受用保持器35の内周面
を、スリーブ8aに外嵌固定した内輪27の外周面によ
り案内する。これにより、上記軸受用保持器35の内周
面と上記内輪27の外周面との間に存在する隙間を小さ
くすると共に、上記軸受用保持器35の外周面と外輪3
0の内周面との間に比較的大きな空間40を形成して、
上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の一方向クラッチ内蔵
型プーリ装置は、例えば自動車用の発電機であるオルタ
ネータの回転軸の端部に固定し、エンジンのクランクシ
ャフトの端部に固定した駆動プーリとの間に無端ベルト
を掛け渡す事により、上記オルタネータを駆動する為に
利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の駆動用エンジンを駆動源とし
て、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造
が、例えば特開平7−139550号公報に記載されて
いる。図4は、この公報に記載されたオルタネータ1を
示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の
転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。こ
の回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設け
ている。又、この回転軸3の一端部(図4の右端部)で
上記ハウジング2外に突出した部分には、プーリ7を固
定している。エンジンへの組み付け状態では、このプー
リ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクランクシャ
フトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とする。
【0003】上記プーリ7として従来一般的には、単に
上記回転軸3に固定しただけのものを使用していた。こ
れに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若しくは
上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸への動
力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低下傾向
にある場合には、プーリと回転軸との相対回転を自在と
する、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が各種提案さ
れ、一部で使用されている。例えば、特開昭56−10
1353号公報、特開平7−317807号公報、同8
−61443号公報、特公平7−72585号公報、フ
ランス特許公報FR2726059A1等に、上述の様
な機能を有する一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が記載
されている。又、一部ではこの様な一方向クラッチ内蔵
型プーリ装置が、実際に使用されている。
【0004】図5は、このうちの特開平8−61443
号公報に記載されている一方向クラッチ内蔵型プーリ装
置を示している。この一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
は、上記回転軸3に外嵌固定自在なスリーブ8を有す
る。そして、このスリーブ8の周囲にプーリ7aを、こ
のスリーブ8と同心に配置している。そして、これらス
リーブ8の外周面とプーリ7aの内周面との間に、1対
のサポート軸受9、9と一方向クラッチ10とを設けて
いる。このうちのサポート軸受9、9は、上記プーリ7
aに加わるラジアル荷重を支承しつつ、上記スリーブ8
とプーリ7aとの相対回転を自在とする。又、上記一方
向クラッチ10は、上記プーリ7aが上記スリーブ8に
対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、
このプーリ7aからスリーブ8への回転力の伝達を自在
とする。
【0005】この様な一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
を使用する理由は、次の通りである。例えば、上記駆動
用エンジンがディーゼルエンジンであった場合、アイド
リング時等の低回転時には、クランクシャフトの回転角
速度の変動が大きくなる。この結果、上記クランクシャ
フトの端部に固定した駆動プーリに掛け渡した無端ベル
ト11の走行速度も細かく変動する事になる。一方、こ
の無端ベルト11によりプーリ7aを介して回転駆動さ
れるオルタネータ1(図4)の回転軸3は、この回転軸
3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及び整流子6
(図4)等の慣性質量に基づき、それ程急激には変動し
ない。従って、上記プーリ7aを回転軸3に対し単に固
定した場合には、クランクシャフトの回転角速度の変動
に伴い、上記無端ベルト11とプーリ7aとが両方向に
擦れ合う傾向となる。この結果、このプーリ7aと擦れ
合う無端ベルト11に、繰り返し異なる方向の応力が作
用して、この無端ベルト11とプーリ7aとの間に滑り
が発生し易くなったり、或はこの無端ベルト11の寿命
が短くなったりする原因となる。
【0006】又、上述の様なプーリ7aの外周面と無端
ベルト11の内周面との摩擦に基づく無端ベルト11の
寿命低下は、走行時に加減速を繰り返す事によっても生
じる。即ち、加速時には無端ベルト11側からプーリ7
a側に駆動力が伝達されるのに対し、減速時には上述の
様に慣性に基づいて回転し続けようとするプーリ7a
に、上記無端ベルト11から制動力が作用する。この制
動力と上記駆動力とは、上記無端ベルト11の内周面に
対し逆方向の摩擦力として作用するので、やはり上記無
端ベルト11の寿命低下の原因となる。特に、トラック
の様に排気ブレーキを備えた車両の場合には、アクセル
オフ時に於けるクランクシャフトの回転低下の減速度が
著しく、上記制動力に基づいて上記無端ベルト11の内
周面に加わる摩擦力が大きくなる結果、上記寿命低下が
著しい。
【0007】そこで、上述の様なプーリ7aとして、上
記一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を使用する事によ
り、上記無端ベルト11の走行速度が一定若しくは上昇
傾向にある場合には、上記プーリ7aから回転軸3への
回転力の伝達を自在とし、反対に上記無端ベルト11の
走行速度が低下傾向にある場合には、これらプーリ7a
と回転軸3との相対回転を自在とする。即ち、上記無端
ベルト11の走行速度が低下傾向にある場合には、上記
プーリ7aの回転角速度を上記回転軸3の回転角速度よ
りも遅くして、上記無端ベルト11とプーリ7aとの当
接部が強く擦れ合う事を防止する。この様にして、プー
リ7aと無端ベルト11との擦れ合い部に作用する応力
の方向を一定にし、この無端ベルト11とプーリ7aと
の間に滑りが発生したり、或はこの無端ベルト11の寿
命が低下する事を防止する。
【0008】上述した様な一方向クラッチ内蔵型プーリ
装置の場合、耐久性を十分に確保する為に、実際には、
一方向クラッチ10及びサポート軸受9、9の内部に潤
滑の為のグリースを封入している。従って、これら一方
向クラッチ10及びサポート軸受9、9の内部に封入し
たグリースが外部に漏洩し、このグリースの量が減少す
るのを防止する必要がある。又、一方向クラッチ内蔵型
プーリ装置の耐久性を十分に確保する為に、上記一方向
クラッチ10及びサポート軸受9、9を構成する複数個
の転動体が存在する内部空間内へ外部から泥水、塵芥等
の異物が進入するのを防止する必要もある。この様な事
情を考慮して考えられた構造が、例えば特開平8−22
6462号公報等に記載されている様に、従来から知ら
れている。
【0009】この特開平8−226462号公報に記載
された一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、プ
ーリの軸方向両端部のうち、オルタネータの回転軸の先
端部と同じ側の一端部に、有底円筒状の密封カバーを取
り付けている。そして、この密封カバーにより、上記プ
ーリの一端部開口を密に塞いでいる。又、上記スリーブ
の外周面の軸方向中間部とプーリの内周面の軸方向中間
部との間に、一方向クラッチを設けている。そして、こ
の一方向クラッチを軸方向両側から挟む状態で、上記ス
リーブの外周面とプーリの内周面との間に、それぞれが
円筒ころ軸受である、1対のサポート軸受を設けてい
る。又、これら1対のサポート軸受のうち、上記回転軸
の基端部と同じ側のサポート軸受を構成する、外輪の内
周面と内輪の外周面との間に、全体を円環状に形成した
弾性材製のシールリングを設けている。そして、このシ
ールリングにより、上記スリーブの他端部外周面とプー
リの他端部内周面との間を密封している。又、上記外輪
の軸方向両端部には、直径方向内方に向け突出する状態
で設けた外輪側鍔部を、それぞれ形成している。そし
て、これら各外輪側鍔部の内側面に、上記各サポート軸
受を構成する保持器の端面を、それぞれ対向させてい
る。
【0010】上述の様に構成する上記特開平8−226
462号公報に記載された一方向クラッチ内蔵型プーリ
装置によれば、上記密封カバー及びシールリングによ
り、一方向クラッチ及び1対のサポート軸受の内部に存
在するグリースが、プーリ装置の外部へ漏洩するのを防
止すると共に、上記一方向クラッチ及び1対のサポート
軸受を構成する複数個の転動体が存在する内部空間内へ
の異物の進入防止を図る事ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】但し、上述の様に構成
し作用する特開平8−226462号公報に記載された
一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合、1対のサポー
ト軸受を構成する各保持器を、内輪により案内する構造
とはしていない。この為、上記保持器の内周面と内輪の
外周面との間には、比較的大きな円環状隙間が形成され
る。従って、上記特開平8−226462号公報に記載
された構造では、プーリ装置の使用時に、上記一方向ク
ラッチ及び1対のサポート軸受の内部に存在するグリー
スが、上記円環状隙間内に流れ込んで、上記外輪の両端
部に設けた外輪側鍔部の先端縁と内輪の外周面との間を
通じて、上記外輪の内側から外部に漏れ出し易くなる可
能性がある。この様にしてグリースが外輪の内側から漏
れ出した場合には、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の
耐久性を十分に確保する事が難しくなる。本発明は、上
述の様な事情に鑑みて、サポート軸受を構成する外輪の
内側から外部にグリースが漏出するのを少なく抑えて、
十分な耐久性を有する構造を実現すべく発明したもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一方向クラッチ
内蔵型プーリ装置は、従来から知られている一方向クラ
ッチ内蔵型プーリ装置と同様に、オルタネータの回転軸
に外嵌固定自在なスリーブと、このスリーブの周囲にこ
のスリーブと同心に配置したプーリと、これらスリーブ
の外周面の軸方向中間部とプーリの内周面の軸方向中間
部との間に設け、このプーリが上記スリーブに対し所定
方向に相対回転する傾向となる場合にのみプーリとスリ
ーブとの間での回転力の伝達を自在とする一方向クラッ
チと、この一方向クラッチを軸方向両側から挟む状態
で、上記スリーブの外周面とプーリの内周面との間に設
け、このプーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれ
らスリーブとプーリとの相対回転を自在とする1対のサ
ポート軸受とを備える。
【0013】特に、本発明の一方向クラッチ内蔵型プー
リ装置に於いては、上記1対のサポート軸受のうち、少
なくとも一方のサポート軸受を、当該サポート軸受を構
成する内輪軌道及び外輪軌道が円筒面である円筒ころ軸
受としている。そして、このうちの外輪軌道から軸方向
に外れた位置で、上記プーリの内周面から直径方向内方
に向け突出する外輪側鍔部を設けると共に、上記円筒こ
ろ軸受に組み込む保持器を内輪案内としている。
【0014】
【作用】上述の様に構成する本発明の一方向クラッチ内
蔵型プーリ装置によれば、円筒ころ軸受を構成する保持
器の内周面と、スリーブ又はこのスリーブに外嵌固定し
た部材の外周面等、内輪軌道を設けた面との間に存在す
る隙間を小さくすると共に、上記円筒ころ軸受を構成す
る保持器の外周面と外輪軌道を設けた部材の内周面との
間に、比較的大きな空間を形成する事ができる。従っ
て、本発明のプーリ装置の使用時に、一方向クラッチ及
びサポート軸受の内部に存在するグリースが遠心力によ
り振り飛ばされた場合に、このグリースを、上記外輪軌
道を設けた部材の内周面と上記保持器の外周面との間
で、外輪側鍔部によりその軸方向端部を仕切られた、比
較的大きな空間内に保持する事ができる。この結果、本
発明によれば、グリースがサポート軸受の内側から外部
に漏出するのを少なく抑えて、一方向クラッチ内蔵型プ
ーリ装置の耐久性を十分に確保する事ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の第
1例を示している。本例の一方向クラッチ内蔵型プーリ
装置装置は、全体を円筒状に形成して、オルタネータの
回転軸3(図4〜5参照)の端部に外嵌固定するスリー
ブ8aと、このスリーブ8aの周囲にこのスリーブ8a
と同心に配置したプーリ7bとを備える。このうちのス
リーブ8aは、上記回転軸3と共に回転自在である。こ
の為に図示の例では、上記スリーブ8aの中間部内周面
に雌スプライン部12を形成し、この雌スプライン部1
2と上記回転軸3の端部外周面に形成した雄スプライン
部(図示省略)とを係合自在としている。尚、上記回転
軸3とスリーブ8aとの相対回転を防止する為の構造
は、スプラインに代えて、ねじ、或は非円筒面同士の嵌
合、キー係合等としても良い。
【0016】上述したスリーブ8aの周囲に設けるプー
リ7bは、その内側に次述するサポート軸受13、14
及び一方向クラッチ10aを装着する。又、上記プーリ
7bの外周面は、幅方向に亙る断面形状を波形として、
ポリVベルトと呼ばれる、内周面に複数本(図示の例で
は3本)の突条を有する無端ベルトの一部を掛け渡し自
在としている。
【0017】又、本発明の場合には、上記スリーブ8a
の外周面と上記プーリ7bの内周面との間に、1対のサ
ポート軸受13、14と、ローラクラッチである1個の
一方向クラッチ10aとを設けている。これら1対のサ
ポート軸受13、14のうち、一方のサポート軸受13
は後述する様に円筒ころ軸受とし、他方のサポート軸受
14は、深溝型の玉軸受としている。即ち、この他方の
サポート軸受14は、外周面に深溝型の内輪軌道15を
有する内輪16と、内周面に深溝型の外輪軌道17を有
する外輪18と、上記内輪軌道15と外輪軌道17との
間に転動自在に設けた複数個の玉19とから成る。そし
て、上記外輪18を上記プーリ7bの一端部(図1の右
端部)内周面に、上記内輪16を上記スリーブ8aの一
端部内周面に全周に亙り形成した段部20の外周面に、
それぞれ締り嵌めにより嵌合固定している。
【0018】又、この状態で上記内輪16は、軸方向他
端縁(図1の左端縁)を、上記段部20の外周面と上記
スリーブ8aの本体部分外周面との間の段差面21に突
き当てている。そして、この様に上記内輪16を上記ス
リーブ8aに外嵌した後に、このスリーブ8aの一端面
外径寄り部分にたがね等を打ち付けて、上記段部20の
一端部外周面に外径方向に向け突出する塑性変形部22
を、全周に亙り、或は周方向の一部に形成している。上
記内輪16は、上記塑性変形部22と上記段差面21と
の間に挟持されて、上記スリーブ8aに対する軸方向に
亙るずれ止めを図られる。
【0019】又、上記各玉19は、合成樹脂により円環
状に形成した保持器23に設けた複数のポケット内に、
転動自在に保持している。又、上記内輪16の一端部外
周面と上記外輪18の一端部内周面との間には円環状の
シールリング24を設け、このシールリング24によ
り、外部から上記複数の玉19が存在する空間内への異
物の進入防止を図ると共に、上記他方のサポート軸受1
4内に存在するグリースが外部に漏洩するのを防止して
いる。
【0020】又、前記一方向クラッチ10aを構成する
為、上記スリーブ8aの中間部外周面に一方向クラッチ
用内輪25を、締まり嵌めにより外嵌固定している。こ
の一方向クラッチ用内輪25は、焼き入れ硬化が可能
な、軸受鋼等の硬質金属製の板材又はSCM415等の
浸炭鋼の板材により全体を円筒状に形成し、外周面はカ
ム面26としている。そして、この一方向クラッチ用内
輪25を、上記スリーブ8aの中間部外周面に外嵌した
状態で、この一方向クラッチ用内輪25の軸方向一端縁
を、上記他方のサポート軸受14を構成する内輪16の
軸方向他端縁外周縁部に突き当てている。
【0021】特に、本発明の場合には、上記1対のサポ
ート軸受13、14のうち、一方のサポート軸受13
を、円筒ころ軸受としている。この為に、上記スリーブ
8aの他端部外周面に内輪27を、締まり嵌めにより外
嵌固定している。やはり、軸受鋼等の硬質金属製の板材
又はSCM415等の浸炭鋼の板材により造った、この
内輪27は、円筒部28の一端縁に外向フランジ状の内
輪側鍔部29を形成する事により、断面L字形で全体を
円筒状に形成している。この様な内輪27は、上記内輪
側鍔部29を軸方向外側に位置させた状態で上記スリー
ブ8aの他端部外周面に、締り嵌めにより外嵌し、その
軸方向一端縁を上記一方向クラッチ用内輪25の軸方向
他端縁に突き当てている。
【0022】一方、上記プーリ7bの内周面で中間部か
ら他端部に亙る部分には外輪30を、締まり嵌めにより
内嵌固定している。この外輪30は、前記一方向クラッ
チ10aの外輪としてだけでなく、上記一方のサポート
軸受13の外輪としても機能するもので、やはり軸受鋼
等の硬質金属製の板材又はSCM415等の浸炭鋼の板
材にプレス加工を施す等により、全体を円筒状に形成し
ている。又、この様な外輪30は、軸方向両端縁に、直
径方向内方に向け突出する状態で設けた内向フランジ状
の外輪側鍔部31a、31bを、それぞれ形成してい
る。尚、これら両外輪側鍔部31a、31bのうち、一
方(図1の左方)の外輪側鍔部31aは、他の構成各部
材と組み合わせる以前に形成する為、上記外輪30の本
体部分と同様の厚さ寸法を有する。これに対して、他方
(図1の右方)の外輪側鍔部31bは、他の構成各部材
と組み合わせた後に形成する為、薄肉にしている。
【0023】そして、上記一方向クラッチ10aは、上
記外輪30の軸方向片側(図1の右側)部分の内周面と
上記一方向クラッチ用内輪25の外周面とを含んで構成
している。即ち、この一方向クラッチ用内輪25の外周
面の複数個所に、ランプ部と呼ばれ、深さが円周方向に
関して所定方向に向かう程大きくなる凹部32を、それ
ぞれこの一方向クラッチ用内輪25の軸方向に、円周方
向に亙り互いに等間隔で形成して、この一方向クラッチ
用内輪25の外周面を前記カム面26としている。この
一方向クラッチ用内輪25の外周面と上記外輪30の内
周面との間には、円環状隙間が形成されるが、この円環
状隙間の寸法のうち、上記外輪30の直径方向に関する
幅寸法は、上記各凹部32に対応する部分ではこの円環
状隙間内に設ける複数個のローラ33の外径よりも大き
く、これら各凹部32から外れた部分では上記各ローラ
33の外径よりも小さい。
【0024】又、上記一方向クラッチ10aは、上記外
輪30の片側部分の内周面と上記一方向クラッチ用内輪
25の外周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形
成したクラッチ用保持器34と、それぞれが複数ずつの
ローラ33及び図示しないばねとを設けて成る。これら
各ばねは、上記各ローラ33を円周方向に関して同方向
に押圧している。尚、上記クラッチ用保持器34は、軸
方向一端面を上記他方の外輪側鍔部31bの内側面に、
軸方向他端面を後述する軸受用保持器35の端面に、そ
れぞれ近接対向させている。
【0025】この様な一方向クラッチ10aを構成す
る、上記各ローラ33は、上記一方向クラッチ用内輪2
5と上記外輪30とが所定方向に相対回転する場合に
は、これら一方向クラッチ用内輪25の外周面と外輪3
0の内周面との間の円環状隙間のうち、直径方向に亙る
幅が狭くなった部分に食い込み、これら一方向クラッチ
用内輪25と外輪30との間で回転力の伝達を行なわせ
る。これに対して、上記一方向クラッチ用内輪25と上
記外輪30とが逆方向に相対回転する場合には、上記各
ローラ33が、上記円環状隙間のうちの幅が広くなった
部分に移動して当該部分で転動自在となり、これら一方
向クラッチ用内輪25と外輪30との間で回転力の伝達
を行なわせない。尚、この様なローラクラッチ10aの
構成及び作用は、従来から広く知られており、本発明の
要旨でもない為、詳しい説明は省略する。
【0026】又、前記一方のサポート軸受13は、前記
内輪27と上記外輪30の軸方向他側(図1の左側)部
分とを含んで構成している。即ち、上記内輪27の片側
(図1の右側)部分の外周面と上記外輪30の他側部分
内周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成した
軸受用保持器35と、この軸受用保持器35により転動
自在に保持した複数のころ36とを配置して、ラジアル
円筒ころ軸受を構成している。そして、上記一方のサポ
ート軸受13を構成する外輪軌道を上記外輪30の軸方
向他側部分の内周面に、同じく内輪軌道を上記内輪27
の片側部分の外周面に、それぞれ設けている。
【0027】又、この内輪27の他側部分の外周面と上
記外輪30の他端部内周面との間で、上記軸受用保持器
35の端面と上記外輪30に設けた一方の外輪側鍔部3
1aの内側面との間に、シールリング37を設けてい
る。このシールリング37は、鋼板等の金属板を円環状
に形成した芯金38と、ゴムの如きエラストマー等の弾
性材39とにより構成している。この様な上記シールリ
ング37は、上記弾性材39の外径を弾性的に縮めた状
態で、上記外輪30の他端部内周面に内嵌支持してい
る。そして、上記弾性材39に設けた複数本のシールリ
ップの先端縁を、上記内輪27の他側部分の外周面、並
びに上記一方の外輪側鍔部31aの内側面に、摺接若し
くは当接させている。従って、この一方の外輪側鍔部3
1aの内側面は、上記シールリング37を介して、上記
軸受用保持器35の端面に対向している。尚、上記シー
ルリング37の芯金38の片側面で、上記軸受用保持器
35の端面に対向する部分は、上記弾性材39により覆
われない様にして、仮にこの軸受用保持器35の端面と
上記芯金38の片側面とが摺接した場合でも、摺動抵抗
を低く抑えられる様にしている。
【0028】又、本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ
装置装置の場合には、上記軸受用保持器35の内周面
を、上記スリーブ8aに外嵌固定した内輪27を構成す
る円筒部28の外周面により案内している。この為、本
例の場合には、上記軸受用保持器35の内径を、上記円
筒部28の外径よりも凡そ0.2mm程度大きくしてい
る。一方、上記軸受用保持器35の外径を、前記外輪3
0の内径よりも凡そ0.6mm程度小さくしている。これ
により、上記軸受用保持器35の内周面が、上記円筒部
28の外周面により案内される(軸受用保持器35のラ
ジアル変位が防止される)。尚、上記軸受用保持器35
の外径を、上記外輪30の内径に対して更に小さくする
事もできる。
【0029】上述の様に構成する本発明の一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置が、プーリ7bに掛け渡す無端ベル
ト11(図5)とこのプーリ7bとの間に滑りが発生し
たり、或はこの無端ベルト11の寿命が低下する事を防
止する作用は、前述した従来の一方向クラッチ内蔵型プ
ーリ装置装置の場合と同様である。
【0030】特に、本発明の一方向クラッチ内蔵型プー
リ装置の場合には、1対のサポート軸受13、14のう
ち、一方のサポート軸受13として、大きなラジアル負
荷容量を有する円筒ころ軸受を使用している。この為、
プーリ7bに掛け渡す無端ベルト11の張力を大きく
し、大きなラジアル荷重が加わる様な状態で使用した場
合でも、サポート軸受13、14の転がり疲れ寿命を十
分に確保できる。又、これら1対のサポート軸受13、
14のうち、他方のサポート軸受14として深溝型の玉
軸受を使用している。この為、回転軸3(図4、5)に
外嵌したスリーブ8aと、上記無端ベルト11を掛け渡
したプーリ7bとの間にスラスト荷重が加わり、このプ
ーリ7bと上記スリーブ8aとが軸方向にずれる傾向に
なった場合には、上記他方のサポート軸受14が上記ス
ラスト荷重を支承すると共に、上記スリーブ8aとプー
リ7bとの軸方向に亙る相対変位を防止する。
【0031】更に、本発明の一方向クラッチ内蔵型プー
リ装置の場合には、円筒ころ軸受である、上記一方のサ
ポート軸受13を構成する軸受用保持器35の内周面
を、上記スリーブ8aに外嵌固定した内輪27の円筒部
28の外周面により案内(ラジアル方向に亙る変位を防
止)している。この為、上記軸受用保持器35の内周面
と上記円筒部28の外周面との間に存在する隙間を小さ
くすると共に、上記軸受用保持器35の外周面と上記一
方のサポート軸受13を構成する外輪30の内周面との
間に比較的大きな空間40を形成する事ができる。又、
本発明の場合には、上記プーリ7bに内嵌した外輪30
の端部に、直径方向内方に向け突出する状態で設けた一
方の外輪側鍔部31aの内側面を、上記軸受用保持器3
5の端面に、シールリング37を介して対向させてい
る。従って、本発明のプーリ装置の使用時に、一方向ク
ラッチ10a及びサポート軸受13、14の内部に存在
するグリースが遠心力により振り飛ばされた場合に、こ
のグリースを、上記外輪30の内周面と上記保持器35
の外周面との間で、上記一方の外輪側鍔部31aにより
その軸方向端部を仕切られた、比較的大きな空間40内
に保持する事ができる。従って、本発明によれば、グリ
ースが外部に漏出する通路となる、軸受用保持器35の
内周面と内輪27の外周面との隙間を小さくしたので、
グリースが上記外輪30の内側から、上記一方の外輪側
鍔部31aの先端縁と上記内輪27の外周面との間を通
じて外部に漏出するのを少なく抑えて、グリースの減少
量を少なく抑える事ができる。そして、このグリースに
より上記一方向クラッチ10a及びサポート軸受13、
14を十分に潤滑する事ができ、一方向クラッチ内蔵型
プーリ装置の耐久性を十分に確保できる。尚、本発明の
一方向クラッチ10aを潤滑するグリースには、基油が
ポリオールエステル油、増ちょう剤が脂環族ジウレアで
ある、耐熱性に優れたグリースを用いている。
【0032】次に、図2は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合には、上述した第1例の場
合と異なり、1対のサポート軸受13、13を、何れも
円筒ころ軸受としている。この為、スリーブ8aの一端
部(図2の右端部)外周面にも内輪27を、締り嵌めに
より外嵌固定している。この内輪27は、上記スリーブ
8aの他端部外周面に外嵌固定した内輪27と同様に構
成したもので、軸受鋼等の硬質金属製の板材又はSCM
415等の深炭鋼の板材により造っている。そして、こ
の内輪27を上記スリーブ8aの一端部外周面に外嵌
し、その軸方向他端縁を一方向クラッチ用内輪25の軸
方向一端縁に突き当てている。
【0033】そして、この様にして成る内輪27の外周
面とプーリ7bに内嵌固定した外輪30の一端部内周面
との間で、一方向クラッチ10aを構成するクラッチ用
保持器34の端面と上記外輪30に設けた他方の外輪側
鍔部31bの内側面との間に、合成樹脂により籠型円筒
状に形成した軸受用保持器35と、この軸受用保持器3
5により転動自在に保持した複数のころ36とを配置し
ている。そして、1対のサポート軸受13、13のう
ち、他方(図2の右方)のサポート軸受13を、一方
(図2の左方)のサポート軸受13と同様に、円筒ころ
軸受としている。又、上記他方のサポート軸受13を構
成する軸受用保持器35の端面と、上記他方の外輪側鍔
部31bの内側面との間に、円環状のシールリング37
を設けている。そして、上記他方のサポート軸受13を
構成する軸受用保持器35の内周面を、上記他方のサポ
ート軸受13を構成する内輪27の円筒部28の外周面
により案内している。
【0034】尚、本例の場合には、上記外輪30の軸方
向両端部に設ける各外輪側鍔部31a、31bの外側面
と、上記スリーブ8aの軸方向両端部に外嵌固定した各
内輪27、27に設ける内輪側鍔部29、29の内側面
との間に、それぞれフローティングワッシャ41、41
を、これら各外輪側鍔部31a、31bと各内輪側鍔部
29、29とに対する相対回転を自在に装着している。
これら各フローティングワッシャ41、41は、それぞ
れの両側面を、上記各外輪側鍔部31a、31bの外側
面と上記各内輪側鍔部29、29の内側面とにそれぞれ
対向させて、これら両側面を摺動面としている。これら
各フローティングワッシャ41、41は、銅等の自己潤
滑性を有する金属、タフトライド処理した金属、或は含
油メタル等の潤滑油を含浸させた金属材、若しくはポリ
アミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ四弗化エチレン
樹脂等の摩擦係数の低い合成樹脂により、円環状に形成
している。そして、これら各フローティングワッシャ4
1、41を、上記各外輪側鍔部31a、31bと各内輪
側鍔部29、29との間に、緩く挟持している。又、こ
のフローティングワッシャ41、41は、上記各内輪2
7、27の外周面、又は上記プーリ7bの内周面により
案内(ラジアル方向の変位を防止)している。そして、
これら各フローティングワッシャ41、41と、上記各
外輪側鍔部31a、31b及び各内輪側鍔部29、29
とにより、前記スリーブ8aと上記プーリ7bとの間に
働くスラスト荷重を支承自在とすると共に、これらスリ
ーブ8aとプーリ7bとの軸方向に亙る相対変位を防止
している。その他の構成及び作用に就いては、前述した
第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0035】次に、図3は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。本例の場合には、1対のサポート軸受
13、14のうち、一方のサポート軸受13を構成する
内輪27aを、内輪側鍔部29(図1、2参照)を持た
ない、単なる円筒状に構成している。又、本例の場合に
は、前述した第1例の場合と異なり、プーリ7b及びス
リーブ8aの他端部(図3の左端部)に設けるシールリ
ング37aを、外輪30を介さず上記プーリ7bの他端
部内周面に、直接内嵌固定している。このシールリング
37aは、鋼板等の金属板を断面L字形で全体を円環状
に形成した芯金38aと、ゴムの如きエラストマー等の
弾性材39aとにより構成している。そして、上記芯金
38aを構成する円筒部42を上記プーリ7bの他端部
内周面に、直接内嵌固定している。そして、上記弾性材
39aに設けた複数本のシールリップの先端縁を、上記
内輪27aの他端部外周面に摺接させている。従って、
本例の場合には、一方のサポート軸受13を構成する軸
受用保持器35の端面が上記プーリ7bに内嵌固定した
外輪30に設けた一方の外輪側鍔部31aの内側面に、
シールリング等を介さずに直接対向する。
【0036】又、本例の場合、1対のサポート軸受1
3、14のうち、他方のサポート軸受14の上記スリー
ブ8aに対する軸方向に亙るずれ止めを図る為に、この
スリーブ8aの軸方向一端部外周面で上記他方のサポー
ト軸受14を構成する内輪16から外れた部分に係止溝
43を、全周に亙り形成している。そして、この係止溝
43に、鋼板等の金属板等を欠円環状に形成して成る、
止め輪44を係止している。この止め輪44と、上記ス
リーブ8aの一端部に形成した段差面21との間で、上
記内輪16を挟持する事により、上記他方のサポート軸
受14の上記スリーブ8aに対する軸方向に亙るずれ止
めを図っている。その他の構成及び作用に就いては、前
述した第1例の場合と同様である為、同等部分には同一
符号を付して、重複する説明を省略する。
【0037】尚、上述した各例では一方向クラッチ10
aとして複数のロック部材がローラ33である、ローラ
クラッチを採用した場合に就いて述べたが、本発明はこ
れに限るものではない。例えば、複数のロック部材とし
てスプラグを使用する、スプラグ型一方向クラッチを採
用する場合でも本発明を適用できる。
【0038】又、上述した各例の場合には、円筒ころ軸
受であるサポート軸受13を構成する複数のころ36
が、スリーブ8aに外嵌固定した内輪27の外周面に転
動自在である場合に就いて示した。但し、本発明はこの
様な構造に限るものではなく、上記複数のころ36が、
上記内輪27を介さずに、直接上記スリーブ8aの外周
面に転動自在である構造に就いて、本発明を適用する事
もできる。但し、その場合には、このスリーブ8aの外
周面で上記複数のころ36が転動する部分に、焼き入れ
等の熱処理を施して、当該部分を硬化させる。
【0039】
【発明の効果】本発明の一方向クラッチ内蔵型プーリ装
置装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、サポ
ート軸受内から外部にグリースが漏出するのを少なく抑
えて、十分な耐久性を有する構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。
【図2】同第2例を示す半部断面図。
【図3】同第3例を示す半部断面図。
【図4】従来から知られているオルタネータの1例を示
す断面図。
【図5】従来から知られている一方向クラッチ内蔵型プ
ーリ装置装置の1例を示す略断面図。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ハウジング 3 回転軸 4 転がり軸受 5 ロータ 6 整流子 7、7a、7b プーリ 8、8a スリーブ 9 サポート軸受 10、10a 一方向クラッチ 11 無端ベルト 12 雌スプライン部 13 サポート軸受 14 サポート軸受 15 内輪軌道 16 内輪 17 外輪軌道 18 外輪 19 玉 20 段部 21 段差面 22 塑性変形部 23 保持器 24 シールリング 25 一方向クラッチ用内輪 26 カム面 27、27a 内輪 28 円筒部 29 内輪側鍔部 30 外輪 31a、31b 外輪側鍔部 32 凹部 33 ローラ 34 クラッチ用保持器 35 軸受用保持器 36 ころ 37、37a シールリング 38、38a 芯金 39、39a 弾性材 40 空間 41 フローティングワッシャ 42 円筒部 43 係止溝 44 止め輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、こ
    のスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置したプー
    リと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部とプーリ
    の内周面の軸方向中間部との間に設け、このプーリが上
    記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向となる場
    合にのみプーリとスリーブとの間での回転力の伝達を自
    在とする一方向クラッチと、この一方向クラッチを軸方
    向両側から挟む状態で、上記スリーブの外周面とプーリ
    の内周面との間に設け、このプーリに加わるラジアル荷
    重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの相対回転を
    自在とする1対のサポート軸受とを備えた一方向クラッ
    チ内蔵型プーリ装置装置に於いて、上記1対のサポート
    軸受のうち、少なくとも一方のサポート軸受を、当該サ
    ポート軸受を構成する内輪軌道及び外輪軌道が円筒面で
    ある円筒ころ軸受としており、このうちの外輪軌道から
    軸方向に外れた位置で、上記プーリの内周面から直径方
    向内方に向け突出する外輪側鍔部を設けると共に、上記
    円筒ころ軸受に組み込む保持器を内輪案内とした事を特
    徴とした一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
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