JP4183397B2 - クラッチ内蔵プーリ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてオルタネータ等のエンジン補機の回転軸上に取付けるクラッチ内蔵プーリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のエンジンにおいては、爆発行程時に駆動エネルギが発生するため、クランクシャフトは一回転中において角速度が変化する。そのようなクランクシャフトの回転をベルト伝動装置によってオルタネータ等の慣性力の大きなエンジン補機を駆動した場合、クランクシャフトの角速度の低下時に、エンジン補機の回転軸の回転速度が上回ると、その回転軸に取付けられたプーリとベルトとの間でスリップが生じる。
【0003】
また、エンジンを高速回転状態から急減速した場合、オルタネータ等のエンジン補機は慣性力によって高速回転を続けようとするため、上記と同様にプーリとベルトとの間でスリップが生じ、そのスリップ時に異音が発生し、あるいはベルトが摩耗して耐久性が低下する。
【0004】
そのような不都合を解消するため、特開2000−291785号公報においては、クランクシャフトの回転が伝達されるプーリとオルタネータの回転軸に取付けられるプーリハブとの間に一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に一方向クラッチとを組込み、クランクシャフトからベルトを介してプーリに伝達される回転を一方向クラッチを介してプーリハブからオルタネータの回転軸に伝え、エンジンが急減速されてクランクシャフトの回転速度がオルタネータの回転軸の回転速度より低下すると、プーリからプーリハブへの回転伝達を遮断して、プーリハブおよび回転軸をフリー回転させるようにしたクラッチ内蔵プーリを提案している。
【0005】
上記クラッチ内蔵プーリにおいては、一対の転がり軸受および一方向クラッチをグリース潤滑して寿命の低下を抑制するようにしている。その潤滑用グリースの外部への漏洩を防止するため、転がり軸受として、シール付きの転がり軸受を用い、その転がり軸受内に組込まれた軸受シールによって、軸受内部および一方向クラッチの内部に充填されたグリースの漏洩を防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のクラッチ内蔵プーリにおいては、プーリが未熱処理の鋼や鋳鉄を素材として硬度も低く、一方、そのプーリの円筒形内面に圧入される転がり軸受の外輪および一方向クラッチの外輪は熱処理されて硬度が高められているため、プーリ内に一方向クラッチおよび転がり軸受を組付ける圧入時に、プーリの円筒形内面に擦り傷を発生させる場合がある。
【0007】
ここで、プーリの円筒形内面に擦り傷が生じると、その擦り傷からグリースが漏洩するおそれがある。
【0008】
すなわち、上記公報に記載されたクラッチ内蔵プーリにおいては、一方向クラッチの軸方向の両端の開口を一対の転がり軸受内に組込まれた軸受シールによって間接的に密封する構成であるため、その一方向クラッチがオルタネータの回転軸に取付けられた使用状態で高速回転されると、遠心力により一方向クラッチの内部に充填された潤滑用グリースが一方向クラッチの外輪と転がり軸受の外輪の突き合わせ端間から外径方向に流れてプーリの円筒形内面に至り、その円筒形内面に形成された上記擦り傷から外部に漏洩するおそれがある。
【0009】
この発明の課題は、潤滑用グリースが遠心力によって外部に漏洩するのを防止することができるようにしたクラッチ内蔵プーリを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、回転軸に取付けられるプーリハブと、そのプーリハブ上に設けられたプーリと、このプーリと前記プーリハブとを相対的に回転自在に支持する一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に組込まれてプーリの一方向の回転をプーリハブに伝達する一方向クラッチとから成るクラッチ内蔵プーリにおいて、前記一対の転がり軸受における外方端の開口および各転がり軸受と一方向クラッチの突き合わせ端間を密封する密封手段を設けた構成を採用したのである。
【0011】
ここで、密封手段として、下記のの方法を採用することができる。
各転がり軸受の外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールで密封すると共に、各転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪の突き合わせ端間に弾性リングを組込み、その弾性リングを上記突き合わせ端面およびプーリの円筒形内面に弾性接触させる方法。
各転がり軸受の外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールで密封すると共に、各転がり軸受の外輪内径面と一方向クラッチの外輪内径面に跨がってリング状の弾性リングを装着し、その弾性リングによって転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪の突き合わせ端間を内径側から密封する方法。
各転がり軸受の外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールで密封すると共に、各転がり軸受における外輪の外端面外周およびプーリの円筒形内面に沿って接着剤を塗布する方法。
各転がり軸受の外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の軸方向両端の開口を軸受シールで密封し、各転がり軸受の内方端の開口を密封する内側軸受シールの外表面にサイドリップを形成し、そのサイドリップを一方向クラッチの外輪内径面の端部に弾性接触させる方法。
【0012】
上記のような密封手段を採用することによって、一方向クラッチの圧入による組付け時にプーリの円筒形内面に擦り傷が発生したとしても、潤滑用グリースがその擦り傷から外部に漏洩するのを防止することができ、潤滑不良による寿命の低下を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は、この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第1の実施形態を示す。図示のように、オルタネータ等のエンジン補機の回転軸に取付けられるプーリハブ1上にはクランクシャフトの回転が伝達されるプーリ2が設けられ、そのプーリハブ1とプーリ2間に一対の転がり軸受10a、10bが組込まれている。また、一対の転がり軸受10a、10b間に一方向クラッチ20が組込まれている。
【0014】
一対の転がり軸受10a、10bは、外輪11と内輪12間にボール13を組込んだ玉軸受から成っている。
【0015】
一方向クラッチ20は、プーリ2の円筒形内面2aに圧入される外輪21を有し、その外輪21とプーリハブ1との間に係合子22およびその係合子22を保持する保持器23を組込んでいる。この一方向クラッチ20はプーリ2の一方向の回転時に、係合子22を外輪21の内径面およびプーリハブ1の外径面に係合させてプーリ2と一体に回転する外輪21の回転をプーリハブ1に伝達し、前記プーリ2の回転速度が低下して、プーリハブ1の回転速度がプーリ2の回転速度を上回ると、係合子22の係合を解除させて、プーリ2からプーリハブ1への回転伝達を遮断し、プーリ2をフリー回転させるようにしている。
【0016】
ここで、一方向クラッチ20は、係合子22がローラから成るローラタイプの一方向クラッチであってもよく、係合子22がスプラグから成るスプラグタイプの一方向クラッチであってもよい。
【0017】
一方向クラッチ20と前記一対の転がり軸受10a、10bは、その内部に組込まれた共通のグリースによって潤滑される。この潤滑用グリースは、プーリ2およびプーリハブ1が高速回転すると、遠心力によって外径方向および軸方向に流動する。外径方向に流動するグリースは、転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端間に侵入してプーリ2の円筒形内面2aに至る。
【0018】
このとき、一方向クラッチ20の外輪21および転がり軸受10a、10bの外輪11は圧入による取付けであるため、円筒形内面2aに至るグリースはその円筒形内面2aに沿って流れて外部に漏洩することはないが、一方向クラッチ20の外輪21の圧入時に、上記円筒形内面2aに擦り傷が生じていると、その擦り傷から外部にグリースが漏洩するおそれが生じる。
【0019】
また、転がり軸受10a、10bがオープンタイプの軸受であると、軸方向に流動するグリースは転がり軸受10a、10bの開口端から外部に漏洩する。
【0020】
グリースの外部漏洩を防止するため、プーリ2内部にグリースの漏洩を防止する密封装置30を設けている。
【0021】
密封装置30は、各転がり軸受10a、10bの外輪11内径面と内輪12外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シール31によって密封している。また、図2に示すように、転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端間にOリング等の弾性シール32を組込み、その弾性シール32を転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端面に弾性接触させると共に、プーリ2の円筒形内面2aに弾性接触させるようにしている。
【0022】
上記のように、各転がり軸受10a、10bの外方端の開口を軸受シール31によって密封することによって軸方向に流動するグリースの外部漏洩を防止することができると共に、転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端間に組込んだ弾性シール32を各外輪11、21の突き合わせ端面およびプーリ2の円筒形内面2aに弾性接触させることによって、外輪11、21の突き合わせ端面間に侵入して外径方向に流動するグリースが円筒形内面2aに至るのを防止することができる。
【0023】
このため、円筒形内面2aに擦り傷が存在しても、その擦り傷にグリースが侵入することはなく、グリースの外部への漏洩をほぼ完全に防止することができる。
【0024】
図3乃至図7はこの発明に係るクラッチ内蔵プーリの第2実施形態乃至第6実施形態を示し、その第2実施形態乃至第6実施形態と先に述べた図1および図2の第1実施形態とは密封装置30の構成のみが相違する。
【0025】
図3に示す第2実施形態の密封装置30においては、一対の転がり軸受10a、10bの外方端の開口を軸受シール31で密封している。また、転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端部に、両外輪11、21の内径面端部に跨がるようにしてリング状の弾性シール33を取付け、その弾性シール33によって転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端間を密封してグリースが突き合わせ端間に侵入するのを防止している。
【0026】
図4に示す第3実施形態の密封装置30においては、プーリ2の内径面両端部にシール部材34を圧入し、そのシール部材34の内径部をプーリハブ1の外径面両端部に弾性接触させるようにしている。
【0027】
図5に示す第4実施形態の密封装置30においては、一対の転がり軸受10a、10bの外方端の開口を軸受シール31で密封すると共に、各転がり軸受10a、10bの外輪11の外端面外周およびプーリ2の円筒形内面2aに沿って接着剤Bを塗布している。
【0028】
図6に示す第5実施形態の密封装置30においては、一対の転がり軸受10a、10bの外輪11内径面と内輪12外径面間に形成された空間の軸方向両端の開口を一対の軸受シール35で密封すると共に、一方向クラッチ20の外輪21内径面とプーリハブ1の外径面間に形成された空間の軸方向両端の開口を一対の密封シール36によって密封している。
【0029】
図7に示す第6実施形態の密封装置30においては、一対の転がり軸受10a、10bにおける外輪11の内径面と内輪12の外径面間に形成された空間の軸方向両端の開口を一対の軸受シール37a、37bによって密封し、各転がり軸受10a、10bの内方端の開口を密封する内側軸受シール37bの外表面にサイドリップ38を形成し、そのサイドリップ38を一方向クラッチ20における外輪21の内径面両端部に弾性接触させて、転がり軸受10a、10bの外輪11と一方向クラッチ20の外輪21の突き合わせ端間を密封するようにしている。
【0030】
第2実施形態乃至第6実施形態のいずれの実施形態においても、プーリ2の円筒形内面2aに擦り傷が発生している場合であってもグリースの外部への漏洩をほぼ完全に防止することができる。
【0031】
図8は、クラッチ内蔵プーリの参考例を示す。この参考例におけるクラッチ内蔵プーリにおいては、プーリ2の円筒形内面2aとプーリハブ1の外径面間にクラッチ内輪24を有する一方向クラッチ20と、その両側に一対の転がり軸受10a、10bとを組込み、その転がり軸受10a、10bの外輪と一方向クラッチ20の外輪とを共通外輪Rとし、その共通外輪Rの内径面両端部と転がり軸受10a、10bの内輪12の外径面間に形成された空間の端部開口を軸受シール39で密封している。
【0032】
上記参考例におけるクラッチ内蔵プーリにおいては、転がり軸受10a、10bの外輪と一方向クラッチ20の外輪とを共通の外輪Rとしたことによって、転がり軸受10a、10bと一方向クラッチ20の突き合わせ端間を密封する必要がなくなり、一対の軸受シール39のみによってグリースの漏洩を防止することができる。
【0033】
なお、図1乃至図7に示す各実施の形態において、プーリ2の円筒形内面2aに熱処理を施して硬度を高めておくと、一方向クラッチ20の外輪21を圧入する一方向クラッチ20の組付け時に、円筒形内面2aに擦り傷が付くのを防止することができ、グリースの漏洩をより効果的に防止することができる。
【0034】
また、一方向クラッチ20の外輪21の端面外周部に円弧状の面取りを施すことにより、一方向クラッチ20の組付け時に円筒形内面2aにかじりが生じるのを防止することができ、グリースの漏洩防止対策として有効である。
【0035】
さらに、円筒形内面2aの、周方向粗さをRmax 4μm以下に管理することもグリースの漏洩防止対策として有効である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、プーリの円筒形内面に擦り傷が発生しても、転がり軸受および一方向クラッチを潤滑するグリースが遠心力によって外部に漏洩するのをほぼ完全に防止することができ、潤滑不良による寿命の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第1の実施形態を示す縦断正面図
【図2】図1の一部を拡大して示す断面図
【図3】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第2の実施形態を示す断面図
【図4】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第3の実施形態を示す断面図
【図5】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第4の実施形態を示す断面図
【図6】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第5の実施形態を示す断面図
【図7】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの第6の実施形態を示す断面図
【図8】この発明に係るクラッチ内蔵プーリの参考例を示す断面図
【符号の説明】
1 プーリハブ
2 プーリ
10a、10b 転がり軸受
11 外輪
20 一方向クラッチ
21 外輪
30 密封装置(密封手段)
31 軸受シール
32 弾性シール
33 弾性シール
34 シール部材
35 軸受シール
36 密封シール
37a、37b 軸受シール
38 サイドリップ
B 接着剤

Claims (4)

  1. 回転軸に取付けられるプーリハブと、そのプーリハブ上に設けられたプーリと、このプーリと前記プーリハブとを相対的に回転自在に支持する一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に組込まれてプーリの一方向の回転をプーリハブに伝達する一方向クラッチとから成るクラッチ内蔵プーリにおいて、前記一対の転がり軸受のそれぞれの外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールによって密封し、各転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪の対向面間に弾性シールを組込み、その弾性シールを各転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪の対向面およびプーリの円筒形内面に弾性接触させたことを特徴とするクラッチ内蔵プーリ。
  2. 回転軸に取付けられるプーリハブと、そのプーリハブ上に設けられたプーリと、このプーリと前記プーリハブとを相対的に回転自在に支持する一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に組込まれてプーリの一方向の回転をプーリハブに伝達する一方向クラッチとから成るクラッチ内蔵プーリにおいて、前記一対の転がり軸受のそれぞれの外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールによって密封し、前記一対の転がり軸受の外輪内径面と一方向クラッチの外輪内径面に跨がるようにしてリング状の弾性シールを装着して、転がり軸受の外輪と一方向クラッチの外輪の突き合わせ端間を内径側から密封したことを特徴とするクラッチ内蔵プーリ。
  3. 回転軸に取付けられるプーリハブと、そのプーリハブ上に設けられたプーリと、このプーリと前記プーリハブとを相対的に回転自在に支持する一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に組込まれてプーリの一方向の回転をプーリハブに伝達する一方向クラッチとから成るクラッチ内蔵プーリにおいて、前記一対の転がり軸受のそれぞれの外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の外方端の開口を軸受シールによって密封し、各転がり軸受における外輪の外端面外周およびプーリの円筒形内面に沿って接着剤を塗布したことを特徴とするクラッチ内蔵プーリ。
  4. 回転軸に取付けられるプーリハブと、そのプーリハブ上に設けられたプーリと、このプーリと前記プーリハブとを相対的に回転自在に支持する一対の転がり軸受と、その一対の転がり軸受間に組込まれてプーリの一方向の回転をプーリハブに伝達する一方向クラッチとから成るクラッチ内蔵プーリにおいて、前記一対の転がり軸受のそれぞれの外輪内径面と内輪外径面間に形成された空間の両端開口を一対の軸受シールによって密封し、各転がり軸受の内方端の開口を密封する内側軸受シールの外表面にサイドリップを形成し、そのサイドリップを一方向クラッチの外輪内径面の端部に弾性接触させたことを特徴とするクラッチ内蔵プーリ。
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