JPS5925629Y2 - プラスチック成形用金型構造 - Google Patents

プラスチック成形用金型構造

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Publication number
JPS5925629Y2
JPS5925629Y2 JP15969977U JP15969977U JPS5925629Y2 JP S5925629 Y2 JPS5925629 Y2 JP S5925629Y2 JP 15969977 U JP15969977 U JP 15969977U JP 15969977 U JP15969977 U JP 15969977U JP S5925629 Y2 JPS5925629 Y2 JP S5925629Y2
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JP
Japan
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fitting pin
movable
mold
fixed
pin
Prior art date
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Expired
Application number
JP15969977U
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English (en)
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JPS5488067U (ja
Inventor
茂雄 佐々木
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビのプラスチック製バックカバー等のプラ
スチック成形用金型構造に関するものである。
一般にテレビのプラスチック製バックカバー1は第1図
及び第2図に示すように箱形に形成され、その中央には
4個の穴が形成され、この穴にカヌーリベット3を挿入
してかしめ、注意事項を印刷した金属板2を取付けてい
る。
ところが樹脂が注入されるダイレクトゲート4は射出圧
力を均一にするためにバックカバー1の中央部分に相当
する金属板2の取付部分に通常設けられている。
このように上記穴はダイレクトゲート4の附近に存在す
ることになり、射出圧力の一番高い場所となる。
而して上記穴を形成する従来の金型構造としては第3図
及び第4図に示すように2種類が存在するが、それぞれ
両方共問題があり確実な型構造ではなかった。
第3図の型構造は平面押切り法であり、11は、固定枠
5のキャビティー面と可動型7のコアー面からなり、ダ
イレクトゲート4より樹脂が内部−面に入り、肉厚が形
成される部分である。
固定嵌込ピン6は固定型5に組込まれており、キャビテ
ィー面よりピン先端が凸状になっている。
可動嵌込ピン8は可動型7に組込まれており、前記カヌ
ーリベット挿入穴を形成するピンである。
この穴を形成するピン先端部は固定嵌込ピン6の先端部
と当り、押切り面9となるのである。
このような型構造によりダイレクトゲート4から樹脂が
入ると穴は射出圧力が高く、穴を形成する可動嵌込ピン
8の先端のピンに強い圧力が加わり、ピンの先端が変形
し、数ミクロンの隙間が発生すると押切り面9に樹脂が
入り込み、穴にバノ10が発生する欠点があった。
また、第4図に示す挿入法の型構造については、穴を形
成する可動嵌込ピン12があり、ピン先端13を射出圧
力に耐えるように支えるガイド穴をもった固定嵌込ピン
14があり、強い射出圧力にも十分耐える型構造になっ
ているが、穴を形成する可動嵌込ピン12とピン先端1
3をガイドする固定嵌込ピン14とが挿入するクリアラ
ンスが0.03mmあり、しかも、金型全体をガイドす
るガイドピンとブツシュとのクリアランスが最大0.1
mmもあリ、クリアランスの違いにより成形中ひんばん
に可動嵌込ピン12の先端13の折れが発生した。
又、ピンとガイド穴とのクリアランスの増大により樹脂
が入り込みパリ10が発生する欠点があった。
本考案の目的は上記した従来技術の欠点をなくし、ダイ
レクトゲートが設置される附近に固定嵌込ピンと可動嵌
込ピンとによって形成される穴にパリが発生しないよう
にしてパリ取り作業を不要にし、原価低減をはかるよう
にしたプラスチック成形用金型構造を提供するにある。
即ち本考案は、成形品が樹脂成形されるコアを形成する
固定型と可動型とを備え付けたプラスチック成形用金型
構造において、樹脂が注入されるゲートと、該ゲートの
附近に設置され、且つ成形品の穴を形成する軸部を先端
に形成した固定嵌込ピンとを上記固定型に設け、上記固
定嵌込ピンと相対向して固定嵌込ピンの軸部先端に当接
させるよう形成された可動嵌込ピンと、該可動嵌込ピン
の周囲に設けられ、且つ上記穴の周囲の成形品の肉厚を
薄く変化させるようにコア内に隆起させた環状の先端を
形成した可動嵌込ピンとを上記可動型に設けたことを特
徴とするものである。
以下本考案を図に示す実施例にもとづいて具体的に説明
する。
第5図は本考案のテレビのプラスチック製バックカバー
の金型構造の一部を示す断面図である。
固定嵌込ピン17は固定型5に組込まれており、固定嵌
込ピン17の先端部は凸状の軸部を有し、成形品に穴を
形成するピンになっている。
可動嵌込ピン18は穴を形成する固定嵌込ピン17の先
端と当り、押切り面9となり、可動嵌込ピン15に組込
まれている。
又押切り面9の周囲の射出圧力を極力低くする為、大隊
を隆起状16にした可動嵌込ピン15があり可動型7に
組込まれている。
隆起状16をした可動嵌込ピン15は穴の近傍肉厚t1
に対し、太肉t2を16 mm以下の薄肉に変化させ、
押切り面9の範囲の射出圧力を極力低くし、パリの発生
しない完全な穴が形成することができる。
また太肉t2が0.8mm以下になると逆に強度的に弱
くなって変形してしまう。
そこで太肉t2の厚さを0.9mmから1.6mmにす
れば強度的にも、十分使用にたえつると共にリベット挿
入穴にパリが発生するのを防止することができる。
なお太肉の厚さを1.2mm位にすれば、強度的にも、
パリ発生防止の点からも最も良い。
以上説明したように本考案によれば、テレビのプラスチ
ック製バックカバーの金属板取付用のリベット挿入穴等
、ゲート附近に設けられた穴にパリが発生するのを防止
することができ、原価低減をはかることができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテレビのプラスチック製バックカ
バーを示す正面図、第2図は第1図の側面断面図、第3
図及び第4図は従来のテレビのプラスチック製バックカ
バー用金型構造の一部を示す断面図、第5図は本考案に
よるテレビのプラスチック製バックカバーの金型構造の
一部を示す断面図である。 符号の説明、4・・・・・・ダイレクトゲート、5・・
・・・・固定型、7・・・・・・可動型、9・・・・・
・押切り面、15・・・・・・可動嵌込ピン、16・・
・・・・隆起状、17・・・・・・固定嵌込ピン、18
・・・・・・可動嵌込ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形品が樹脂成形されるコアを形成する固定型と可動型
    とを備え付けたプラスチック成形用金型構造において、
    樹脂が注入されるゲートと、該ゲートの附近に設置され
    、且つ成形品の穴を形成する軸部を先端に形成した固定
    嵌込ピンとを上記固定型に設け、上記固定嵌込ピンと相
    対向して固定嵌込ピンの軸部先端に当接させるよう形成
    された第1の可動嵌込ピンと、該第1の可動嵌込ピンの
    周囲に設けられ、且つ上記穴の周囲の成形品の肉厚を薄
    く変化させるようにコア内に隆起させた環状の先端を形
    成した第2の可動嵌込ピンとを上記可動型に設けたこと
    を特徴とするプラスチック成形用金型構造。
JP15969977U 1977-11-30 1977-11-30 プラスチック成形用金型構造 Expired JPS5925629Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15969977U JPS5925629Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 プラスチック成形用金型構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15969977U JPS5925629Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 プラスチック成形用金型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5488067U JPS5488067U (ja) 1979-06-21
JPS5925629Y2 true JPS5925629Y2 (ja) 1984-07-27

Family

ID=29152745

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JP15969977U Expired JPS5925629Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 プラスチック成形用金型構造

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JPS5488067U (ja) 1979-06-21

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