JPH0323510Y2 - - Google Patents

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JPH0323510Y2
JPH0323510Y2 JP16611784U JP16611784U JPH0323510Y2 JP H0323510 Y2 JPH0323510 Y2 JP H0323510Y2 JP 16611784 U JP16611784 U JP 16611784U JP 16611784 U JP16611784 U JP 16611784U JP H0323510 Y2 JPH0323510 Y2 JP H0323510Y2
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washer
roller
glass holder
resin
vicinity
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JP16611784U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のウインド・レギユレータと
協働するローラ結合体をガラスホルダーに滑動可
能に取付ける保持装置に関するものである。
この種の保持装置の従来例を第5図と第6図に
より簡単に説明する。ガラス1を挟持するガラス
ホルダー2には細長い透孔3が形成され、透孔3
に嵌まる環状胴部4aと該部4aの先端から外側
に張り出す鍔部4bをもつた成型樹脂部材4をそ
の透孔3箇所に設ける。ローラ6と、二つの肩部
7,8を形成した一本のローラピン9と、それぞ
れの肩部7,8に係止される二つの金属ワツシヤ
10,11と、平板状の樹脂ワツシヤ12とから
成るローラ結合体5は、鍔部4bがある側とは反
対側に樹脂ワツシヤ12が接触するよう金属ワツ
シヤ10で押し、また鍔部4b表面には金属ワツ
シヤ11が接触するよう組みつけ、ローラピン9
の先端部分をカシメ止め13することで、ガラス
ホルダー2に滑動可能に取付けていた。
しかし、この構造は、ローラピン9の両肩部
7,8間の寸法にせよ、成型樹脂部材4、金属ワ
ツシヤ10,11、樹脂ワツシヤ12の厚み方向
の寸法にせよ公差があるから、その公差の集積結
果次第では、カシメ止め13したあとでもピン軸
方向にガタを生じ、窓開閉の際、ガラス1をビビ
らせたり、ピン9の肩部7と金属ワツシヤ10の
直接衝突による好ましくない金属音を発生させた
り、或いは逆にカシメ過剰となつて組み上げたロ
ーラ結合体5はガラスホルダー2に固く固定させ
たりした。このような不都合を生じなくするに
は、カシメ加工を少しづつ強めて何回か繰り返
し、その都度適当なカシメ状態となつたかどうか
確認しつつ行なわねばならなかつたから、手間が
かかり、このため加工費を高騰させていた。
この考案は、上記した従来の欠点を解消するた
めに、樹脂ワツシヤ12の形態に工夫を施し、こ
れによつてその対応性を格段と拡大せしめ、もつ
て1回のカシメ加工でピン軸方向のガタをなくす
と共に、ローラ結合体を滑動させる操作力を0.3
〜2.5Kgという所望される範囲に納めることがで
きる自動車用ガラス支持枠のローラ結合体保持装
置を提供することを、その目的としてなされたも
のである。
すなわち、この考案は、ガラスホルダーに形成
した細長い透孔の内面と一方の側面とを摺動摩擦
性の良好な成型樹脂部材で覆つてローラ結合体の
ローラピンを該部材の内側に遊嵌すると共に、ロ
ーラピンの肩部に係止された金属ワツシヤとロー
ラピンに固定された金属ワツシヤとで上記部材の
外面および反対側のガラスホルダー面に設けた樹
脂ワツシヤとで軽く挟圧するよう、その樹脂ワツ
シヤは、中心孔近傍から円状周縁近傍に至る中間
部分を山形状に湾曲して同心円状の環状隆起部を
形成し、その環状隆起部の頂部に複数の孔を所定
の間隔をおいて穿設したものである。
この考案を図面に示す実施例によつて説明する
と、つぎのとおりである。第1図にこの考案にな
る第1実施例を示す。第1実施例が従来例と相異
する点は、樹脂ワツシヤ12の形態にあり、この
ほかの部品の配列等は従来例と変りない。また第
2図に示す第2実施例が第1実施例と相異する点
は、成型樹脂部材4がガラスホルダー2の左側に
配設するか右側に配設するかの違いと、これに伴
つて、樹脂ワツシヤ12をその反対側に当る右側
に配設するか左側に配設するかの違いであつて、
実質的には変りない。この第1実施例と第2実施
例で使用される樹脂ワツシヤ12は、従来のよう
な単なる平板状とは違い、第3図の平面図および
第4図の断面図に示すように、中心孔14近傍か
ら円状周縁15近傍に至る中間部分を山形状に湾
曲して同心円状の環状隆起部16を形成し、その
環状隆起部16の頂部に複数の孔17を所定の間
隔をおいて穿設してなるものである。符号18は
孔17と孔17との間の巾の狭い帯状箇所を示し
ている。
組立ては従来と変りはないので説明を省略す
る。
この考案の作用効果について述べると、ローラ
結合体5は上下左右何れの方向に対しても円滑に
滑動することが要求されるが、この考案で使用の
樹脂ワツシヤ12は、中心孔14近傍部分、円状
周縁15近傍部分および環状隆起部16の各摺動
接触面は何れも丸くつながつていて切れ目がない
から、どの方向にも円滑に滑動することができ
る。
しかも中心孔14近傍部分や円状周縁15近傍
部分が環状に連がつていて横方向に変位し難いと
いうことは、本来、組立時の圧縮荷重で環状隆起
部16が押し漬されるのに対して強い抵抗とな
り、したがつてそのままでは低圧縮荷重で大きな
撓みを得ることはできないのであるが、この考案
では、環状隆起部16の頂部に複数の孔17をあ
けたことで、組立時の圧縮荷重を受けた際、中心
孔14近傍部分および円状周縁15近傍部分が横
方向に変位しなくても、第1図および第2図に示
すように、孔17と孔17との間の各帯状部分1
8の中央個所で凹状に押し曲がつて二山形状に変
形し、該部で圧縮変形に伴う歪み量を吸収し、こ
うして低圧縮荷重での大きな撓みを得ることがで
きることになる。このように各部品の公差の最大
集積値と最小集積値の全範囲にわたる対応性が拡
大し、1回のカシメ加工で所望される操作力でも
つてローラ結合体を滑動させることができること
になるから、この考案は自動車用ガラス支持枠の
ローラ結合体保持装置として甚だ優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの考案の第1実施例と第2
実施例を示す一部断面図、第3図と第4図は樹脂
ワツシヤの平面図とA−O−B線の断面図、第5
図と第6図は従来例を示す平面図と一部断面図で
ある。 2……ガラスホルダー、3……細長い孔、4…
…成型樹脂部材、5……ローラ結合体、7,8…
…肩部、9……ローラピン、10,11……金属
ワツシヤ、12……樹脂ワツシヤ、13……カシ
メ止め、14……中心孔、15……円状周縁、1
6……環状隆起部、17……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスホルダー2に形成した細長い透孔3の内
    面と一方の側面とを摺動摩擦性の良好な成型樹脂
    部材4で覆つてローラ結合体5のローラピン9を
    該部材4の内側に遊嵌すると共に、ローラピン9
    の肩部7に係止された金属ワツシヤ10とローラ
    ピン9に固定された金属ワツシヤ11とで上記部
    材4の外面およびその反対側のガラスホルダー2
    面に設けた樹脂ワツシヤ12とで軽く挟圧するよ
    う、その樹脂ワツシヤ12は、中心孔14近傍か
    ら円状周縁15近傍に至る中間部分を山形状に湾
    曲して同心円状の環状隆起部16を形成し、その
    環状隆起部16の頂部に複数の孔17を所定の間
    隔をおいて穿設してなる自動車用ガラス支持枠の
    ローラ結合体保持装置。
JP16611784U 1984-11-01 1984-11-01 Expired JPH0323510Y2 (ja)

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JP16611784U JPH0323510Y2 (ja) 1984-11-01 1984-11-01

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JPS6180989U JPS6180989U (ja) 1986-05-29
JPH0323510Y2 true JPH0323510Y2 (ja) 1991-05-22

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