JPS5925109Y2

JPS5925109Y2 - グロ−ランプソケツト

Info

Publication number: JPS5925109Y2
Application number: JP1485681U
Authority: JP
Inventors: 正明市川
Original assignee: 松下電工株式会社
Priority date: 1981-01-31
Filing date: 1981-01-31
Publication date: 1984-07-24
Also published as: JPS57125493U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はグローランプソケットに関するもので゛ある
。

従来のグローランプソケツ１−は、第１図および第２図
に示すように、裏面開口を有するソケットボディ１にＰ
型グローランプピンを両性側から弾性挟持する２本の端
子板２，３を収容し、ソケツＩ・ボディ１にヒンジ結合
状態で一体形成した裏カバー４でソケットボテ゛イ１の
裏面開口を塞ぐようにしている。

この場合、２本の端子板２，３は、それぞれ一端にグロ
ーランプピン圧接部２ａ、３ａを有するとともに他端に
リード線溶接（半田付も含む）部２ｂ、３ｂを有し、グ
ローランプピン圧接部２ａ、３ａは相互対面し、リード
線溶接部２ｂ、３ｂはグローランプピン圧接部２ａ、３
ａに対してそれぞれ外向きに折曲し、ソケットボテ゛イ
１の狭幅部１ａの側壁の端子板挿通用スリット５．６を
通してソケットボディ１の外方に露出している。

また、ソケットボディ１は、表板に２本の端子板２，３
のグローランプピン圧接部２ａ。

３ａを臨ませた２個のグローランプピン挿通孔７．８を
有し、この２個のグローランプピン挿通孔７，８を包囲
するように表板に立設したガイド壁９を有する。

また、ソケツ）〜ボディ１の表板内面には、ソケットボ
ディ１の裏面開口より突出した２個の裏カバー固定突起
１０．１１が立設されてあり、ソケットボディ１の裏面
開口を裏カバー４で塞ぐときに裏カバー４の２個の透孔
４ａ、４ｂにそれぞれ挿通し、裏カバー固定突起１０．
１１の先端部と透孔４ａ、４ｂの周縁部とを溶着するこ
とによりソケットボテ゛イ１に裏カバー４を固定で゛き
るようになっている。

ソケットボテ゛イ１の表板の内面の中央部分には、さら
に、表板まで貫通したボディ取付孔１２ａを有する中
空突起１２が立設され、ボテ゛イ取付孔１２ａを裏カ
バー４の取付孔４Ｃと連通させている。

なお、１３および１４はソケットボテ゛イ１の内面に設
けた補強用リブである。

このグローランプソケットは、Ｐ型グローランプの２本
のランプピンをグローランプピン挿通孔７．８に通して
所定角度だけ回転させると、２本のランプピンの大径先
端部がグローランプピン挿通孔７，８の外側周縁部に係
合してＰ型グローランプが抜止め状態となるとともに、
２本のランプピンの大径先端部が２本の端子板２，３の
グローランプピン圧接部２ａ、３ａを外向きに弾性変形
させてグローランプピン圧接部２ａ、３ａが２本のラン
プピンの大径先端部を面外側から弾性挟持することにな
る。

このような従来のグローランプソケットは、端子板２，
３の形状が簡単であるため、端子板２゜３として同一形
状のものを使用することができるが、リード線を溶接等
により接続する構成であったため、リード線の接続が容
易でなかった。

なお、ソケットボディ１と裏カバー４とを分離形成し、
ビスおよび打込鋲等でソケットボテ゛イ１と裏カバー４
とを固定するものもあったが、上述と同様の問題を有し
ていた。

別の従来のグローランプソケットは、第３図および第４
図に示すように、第１図および第２図の２本の端子板２
，３に代えて、２本の端子板１５゜１６を用いている。

この２本の端子板１５．１６は、端にグローランプピン
圧接部１５ａ、１６ａをもち、他端にリード線を径方向
に圧入することにより絶縁被覆を切断して導体部を挟接
する同方向の圧接スリット部１５ｂ、１６ｂをも
っている。

グローランプピン圧接部１５ａ、１６ａは相互対
面し、圧接スリット部１５ｂ、１６ｂは、クランク状折
曲によりグローランプピン圧接部１５ａ、１６ａに対し
てそれぞれ外方に突出しており、端子板１５．１６の他
端の圃す部に折返し部を形成し、この部分に形成してい
る。

この端子板１５．１６を収容するソケットボディ１７は
、圧接スリット部１５ｂ、１６ｂを収容する収容スリン
）１８．１９と、この収容スリット１８．１９の前方
に設けたリード線挿通用スリツ）２０．２１と、収容
スリン）−１８，１９の後方に設けたリード線端部逃げ
用スリブ）２２．２３とを有し、収容スリット１８、
リード線挿通用スリット２０およびリード線端部逃げ用
スリット２２と収容スリット１９．リード線挿通用スリ
ット２１およびリード線端部逃げ用スリット２３とを対
称に配置し、リード線挿通用スリツ）−２０，２１の内
面にリード線抜止め突起２４．２５を設けている。

なお、グローランプ装着部分の構成は、第１図および゛
第２図のものと同様である。

このグローランプソケットは、ソケットボテ゛イ１７の
表面からリード線を圧接スリット部１５ｂ。

１６ｂに同一方向に圧入することによりリード線を接続
できるようになっている。

このような第３図および゛第４図のグローランプソケッ
トは、端子板１５．１６が圧接スリット部１５ｂ、１６
ｂを有するため、リード線の接続を簡単に行うことがで
きるが、リード線端部逃げ用スリブ）２２．２３の長
さが一定以上必要であるため、端子板１５，１６を第４
図のような複雑な形状にして圧接スリット部１５ｂ、１
６ｂの間隔をグローランプピン圧接部１５ａ、１６ａの
間隔より広くしなければならなかった。

その結果、２本の端子板１５．１６は同一形状のものを
使用することができなかった。

したがって、この考案の目的は、リード線接続を簡単に
行え、かつ２本の端子板として同一形状のものを使用で
きるグローランプソケットを提供することである。

この考案の一実施例を第５図ないし第９図に示す。

すなわち、このグローランプソケットは、ソケットボデ
ィ２６に端子板嵌込スリブ）２７．２８を設けて２本
の同一形状の端子板２９．３０をソケットボディ２６の
中心軸に対して対称配置状態で収容している。

２本の端子板２９．３０は、一端にグローランプピン圧
接部２９ａ、３０ａを有し、他端にリード線３１を径方
向に圧入して絶縁被覆を切断して導線を挟接する圧接ス
リット部２９ｂ、３０ｂおよび端子板２９．３０を抜止
めする切起し片２９Ｃ５・・・を有する。

この圧接スリット部２９ｂ、３０ｂは、端子板２９．３
０の他端の側部に密着折返し部を設け、この密着折返し
部に形成され、切起し片２９Ｃ９・・・も密着折返し部
に形成されている。

ソケットボディ２６は、表面にグローランプピン圧接部
２９ａ、３０ａを収容する狭幅部２７ａ、２８ａと圧接
スリット部２９ｂ、３０ｂを収容する広幅部２７ｂ、２
８ｂとからなる上記端子板嵌込スリット２７、２８を有
するとともに、表面に広幅部２７ｂ、２８ｂの前方に設
けたリード線挿通用スリット（リード線案内スリット
）３１．３２と広幅部２７ｂ、２８ｂの後方に設けた
リード線端部逃げ用スリット（リード線案内スリット）
３３．３４とを有し、リード線挿通用スリツ）３Ｌ３２
の内面にリード線抜止め突起３５．３６を設けている。

ソケットボディ２６の表面には、さらにソケットボテ゛
イ２６に収容した端子板２９．３０を臨ませた２個の略
三日月状のグローランプピン挿通孔３７．３８が軸対称
に設けられ、また、裏面には、グローランプピン挿通孔
３７．３８の外側壁と自己の内側壁とが密接する端子板
逃げ用空間３９．４０が設けられている。

さらに、ソケットボディ２６の裏面の端子板２９．３０
の切起し片２９Ｃ９・・・に対応する個所に端子板嵌込
スリット２７゜２８に隣接して切起し片逃げ用空間４１
．４２が設けられ、表面にはグローランプガイド壁４３
．４４が設けられている。

なお、４５はソケットボテ゛イ２６に設けたボディ取付
穴である。

このグローランプソケットは、ソケットボテ゛イ２６の
端子板嵌込スリン）２７．２８に端子板２９．３０を
矢印Ａの方向に挿入して切起し片２９Ｃ５・・・を下向
き段部５０の下方の切起し片逃げ用空間４１．４２に入
り込ませて端子板２９．３０をソケットボディ２６に対
して抜止めすると組立を完了する。

そして、このグローランプソケットは、Ｐ型グローラン
プ４６のランプピン４６ａ、４６ｂをグローランプピン
挿通孔３７．３８に通して所定角度だけ回転させること
により、ランプピン４６ａ、４６ｂの太径部が端子板逃
げ用空間３９．４０の上方の壁３９ａ。

４０ａと係合してランプピン４６ａ、４６ｂが抜止め
状態となるとともに、ランプピン４６ａ、４６ｂの頭部
が端子板２９．３０のグローランプピン圧接部２９ａ、
３Ｑａを端子板逃げ用空間３９．４０内で外向きに弾性
変形させることによって、端子板２９．３０のグローラ
ンプピン圧接部２９ａ、３０ａがランプピン４６ａ、４
６ｂを両性側から弾性挟持することになる。

なお、グローランプピン挿通孔３７．３８の下方の壁３
７ａ、３８ａは、照明器具本体にソケットボディ２６を
取付けたときに、端子板２９．３０と照明器具本体との
絶縁を確保するために一定以上の厚さにしている。

また、グローランプピン挿通孔３７．３８と端子板逃げ
用空間３９．４０との接合面が、ソケットボディ２６の
成形特における上金型と下金型のすり合せ面となってい
る。

このように、この実施例のグローランプソケットは、ソ
ケットボディ２６に端子板２９．３０をソケットボテ゛
イ２６の中心軸に対して対称に配置したため、リード線
３１．・・・を同一方向に圧入する端子板２９．３０と
して同一形状のものを使用でき、しかも、リード線端部
逃げ用スリブ）３３．３４が対向せず、したがって、
圧接スリット部２９ｂ、３０ｂの間隔をグローラ
ンプピン圧接部２９ａ、３０ａの間隔をグローランプピ
ン圧接部２９ａ、３０ａの間隔と同一にしても、リード
線端部逃げ用スリット３３゜３４の長さを十分にとるこ
とができ、したがって、端子板２９．３０の形状が簡単
（直線状）になり、製造が容易になる。

また、端子板２９．３０が圧接スリット部２９ｂ、３０
ｂを有するため、リード線接続が簡単になる。

さらに、ソケットボテ゛イ２６の端子板嵌込スリン）
２７．２８に端子板２９．３０を嵌込んだときに切起し
片２９Ｃ・・・が下向き段部５０の下方の切起し片逃
げ用空間４１，４２に入り込むようにしたため、第１図
ないし第４図のようにソケットボテ゛イと裏カバーとを
固定する作業が不要となり、組立作業が簡単となるとと
もに部品点数を削減でき、また、ソケットポ゛テ゛イと
裏カバーとをヒンジ結合状態で一体形成するのではない
ため金型面積も狭くできる。

また、ソケットボディ２６への端子板２９．３０の嵌込
みおよび端子板２９．３０の圧接スリット部２９ｂ、３
０ｂへのリード線３１の接続作業をソケットボディ２６
の上側からの作業のみで行うことができ、組立およびリ
ード線接続を容易に行え、自動化が簡単である。

以上のように、この考案のグローランプソケットは、ソ
ケットボディと、このソケットボディのランプ装着面に
軸対称に形成したランプピン挿通用の一対の略三日月状
孔と、この一対の略三日月状孔にそれぞれ縦断状態で重
合して連続形成した一対の端子板嵌込スリットと、前記
一対の端子板嵌込スリットの端部にそれぞれ交差するよ
うに前記ソケットボディのランプ装着面に軸対称に形成
した一対のリード線案内スリットと、前記一対の端子板
嵌込スリット内の前記リード線案内スリット近傍にそれ
ぞれ形成した下向き段部と、長手方向の一端部に幅方向
に一側から他側へ向かって略Ｙ形の圧接スリットを切込
み形成するとともにこの圧接スリットの近傍にこの圧接
スリットの切込み方向と同方向に切起し片を設け、幅方
向の一側が上向きの状態で前記圧接スリマＩ・が前記一
対のノード線案内スリット内に位置するように前記一対
の端子板嵌込スリットに嵌込まれて前記切起し片が前記
下向き段部の下方位置に入り込む一対の略短冊形同形状
の端子板とを備え、前記一対の略三日月状孔に挿通され
た一対のランプピンに前記一対の端子板を両側から弾接
させるようにしたので、ソケットボテ゛イへの端子板へ
の嵌込みおよび端子板の圧接スリマｌ−へのリード線の
接続作業をソケットボディの」一側からの作業のみで行
うことができ、組立およびリード線接続を容易に行え、
自動化が簡単である。

また、切起し片が下向き段部の下方に入り込んで端子板
が抜止めされるため、裏カバーは不要となり、組立てが
一層容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のグローランプソケットの分解斜視図、第
２図はその組立状態の斜視図、第３図は別の従来のグロ
ーランプソケットの斜視図、第４図はその要部斜視図、
第５図はこの考案の一実施例のグローランプソケットの
分解斜視図、第６図はその平面図、第７図はその側面図
、第８図は第６図ノＶｌｌｌ−ＶＩＩＩ線断面図、第９
図は第６図ノ■Ｘ−■Ｘ線断面図である。２６・・・・・・ソケットボディ、２９．３０・・・・
・・端子板、２９ｂ、３０ｂ・・・・・・圧接スリット
部、２７．２８・・・・・・端子板嵌込スリマＩ〜、２
９Ｃ・・・・・・切起し片、２９ｂ、３０ｂ・・・・
・・圧接スリット部、３１．３２・・・・・・リード線
挿通用スリット、３３．３４・・・・・・リード線端部
逃げ用スリット、３７，３８・・・・・・グローランプ
ピン挿通孔、３９．４０・・・・・・端子板逃げ用空間
、４１．４２・・・・・・切起し片逃げ用空間、５０・
・・・・・下向き段部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

ソケットボディと、このソケットボディのランプ装着面
に軸対称に形成したランプピン挿通用の一対の略三日月
状孔と、この一対の略三日月状孔にそれぞれ縦断状態で
重合して連続形成した一対の端子板嵌込スリットと、前
記一対の端子板嵌入スリットの端部にそれぞれ交差する
ように前記ソケットボテ゛イのランプ装着面に軸対称に
形成した一対のリード線案内スリットと、前記一対の端
子板嵌込スリット内の前記リード線案内スリット近傍に
それぞれ形成した下向き段部と、長手方向の一端部に幅
方向に一側から他側へ向かって略Ｙ形の圧接スリットを
切込み形成するとともにこの圧接スリットの近傍にこの
圧接スリットの切込み方向と同方向に切起し片を設け、
幅方向の一側が上向きの状態で前記圧接スリットが前記
一対のリード線案内スリット内に位置するように前記一
対の端子板嵌込スリットに嵌込まれて前記切起し片が前
記下向き段部の下方位置に入り込む一対の略短冊形同形
状の端子板とを備え、前記一対の略三日月状孔に挿通さ
れた一対のランプピンに前記一対の端子板を両側から弾
接させるようにしたグローランプソケット。