JPS5925013B2 - 溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス - Google Patents
溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランスInfo
- Publication number
- JPS5925013B2 JPS5925013B2 JP9231680A JP9231680A JPS5925013B2 JP S5925013 B2 JPS5925013 B2 JP S5925013B2 JP 9231680 A JP9231680 A JP 9231680A JP 9231680 A JP9231680 A JP 9231680A JP S5925013 B2 JPS5925013 B2 JP S5925013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lance
- refractory lining
- steel bar
- reinforcing steel
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶融金属の精練を目的として溶融金属浴中にガ
ス、又はガスと粉末の混合物を吹き込む溶融金属ガス吹
き込み耐火ライニングランスに関するものである。
ス、又はガスと粉末の混合物を吹き込む溶融金属ガス吹
き込み耐火ライニングランスに関するものである。
ここで従来使用されてきたこの種のランス構造について
、第１図、第２図を用いて概略説明する。
、第１図、第２図を用いて概略説明する。
通常、ランスは耐火ライニング施工後の外径２５０〜３
００ｍｍに対して、ランス全長は３〜５ｍと長い。
００ｍｍに対して、ランス全長は３〜５ｍと長い。
したがって容器内溶融金属浴中に、ガス又はガスと粉末
の混合物（以下単にガスという）を吹き込む際に、ノズ
ル孔７よりのガス噴出時の脈動、あるいは噴出後に生ず
る溶融金属の乱環流によりランスは極めて大きな外力を
受ける。
の混合物（以下単にガスという）を吹き込む際に、ノズ
ル孔７よりのガス噴出時の脈動、あるいは噴出後に生ず
る溶融金属の乱環流によりランスは極めて大きな外力を
受ける。
そこで、この外力に耐えるためガス導管１の外周に補強
用棒鋼２を溶接し、しかる後に適宜耐火ライニング６の
補強用スタンド３，３′を溶接し、耐火キャスタブルを
施工する。
用棒鋼２を溶接し、しかる後に適宜耐火ライニング６の
補強用スタンド３，３′を溶接し、耐火キャスタブルを
施工する。
ところがこの様にして実用に供せられるランスにおいて
は、補強用棒鋼２に沿った長手方向の亀裂が耐火キャス
タブル層６に発生することがある。
は、補強用棒鋼２に沿った長手方向の亀裂が耐火キャス
タブル層６に発生することがある。
この亀裂部を通じて溶融金属が内部の補強用棒鋼２、或
いはガス導管１に達して、これ等を溶損させてガスが溶
損部よりもれて使用不能となることがしばしば見受けら
れる。
いはガス導管１に達して、これ等を溶損させてガスが溶
損部よりもれて使用不能となることがしばしば見受けら
れる。
この原因は、補強用棒鋼２が使用中の熱を受けて膨張し
、耐火ライニング６を押し割っている事は容易に推定出
来る。
、耐火ライニング６を押し割っている事は容易に推定出
来る。
しかしながら補強用棒鋼２の外周に膨張代を設けること
はスタッド３がじゃまになったり、或いは補強用棒鋼２
のガス導管１への溶接に支障をきたしたりして、従来は
膨張代を設けることが固難であった。
はスタッド３がじゃまになったり、或いは補強用棒鋼２
のガス導管１への溶接に支障をきたしたりして、従来は
膨張代を設けることが固難であった。
尚スタッド３′はガス導管１に設けたスタッドである。
本発明はスタンドを有する補強用棒鋼２に容易に被着せ
しめることができる膨張吸収材４を得ることにより補強
用棒鋼２に膨張代を設けることを可能とし、長寿命のラ
ンスを製作することに成功したものである。
しめることができる膨張吸収材４を得ることにより補強
用棒鋼２に膨張代を設けることを可能とし、長寿命のラ
ンスを製作することに成功したものである。
以下実施例を第３図及び第４図ａ、ｂにもとづき説明す
る。
る。
第４図ａに示す如（、膨張吸収材４として補強用棒鋼２
の外径にほぼ等しい内径の弾性質樹脂系パイプ４を用い
る。
の外径にほぼ等しい内径の弾性質樹脂系パイプ４を用い
る。
そしてこの弾性質樹脂系パイプ４の長手方向に切欠４′
を設け、更に第４図すに示す補強用棒鋼２０表面に取り
付けられているスタッド３と同間隔でスタンド３の挿通
孔５を設ける。
を設け、更に第４図すに示す補強用棒鋼２０表面に取り
付けられているスタッド３と同間隔でスタンド３の挿通
孔５を設ける。
而してこの様に構成した膨張吸収材４を補強用棒鋼２の
外周に被着するにさいしては、弾性質樹脂系パイプの切
欠き４′を拡開し、スタンド挿通孔５にスタッド３を通
して、弾性質樹脂系パイプ４の拡開切欠き部４′から補
強用棒鋼２に被着する。
外周に被着するにさいしては、弾性質樹脂系パイプの切
欠き４′を拡開し、スタンド挿通孔５にスタッド３を通
して、弾性質樹脂系パイプ４の拡開切欠き部４′から補
強用棒鋼２に被着する。
この膨張吸収材４はスタンド３があるにもかかわらず、
挿通孔５があることで、極めて容易に補強用棒鋼２の外
周に密着出来る上に、一且被着が完了した膨張吸収材４
は、これ自身がもっている断面形状保形力で補強用棒鋼
２より耐火キャスタブル施工中においても離脱すること
はない。
挿通孔５があることで、極めて容易に補強用棒鋼２の外
周に密着出来る上に、一且被着が完了した膨張吸収材４
は、これ自身がもっている断面形状保形力で補強用棒鋼
２より耐火キャスタブル施工中においても離脱すること
はない。
第３図は、耐火ライニング６を施工したのちの水平断面
図を示している。
図を示している。
次に本発明によるランスの作用効果について述べる。
まず、樹脂系膨張吸収材４は耐火ライニング６施工後の
乾燥中に完全に溶融し、耐火ライニング６の気孔の中に
吸収される。
乾燥中に完全に溶融し、耐火ライニング６の気孔の中に
吸収される。
従って膨張吸収材４の厚みに相当する補強用棒鋼２の膨
張を完全に吸収出来るところから耐火ライニング６中に
縦亀裂は発生しない。
張を完全に吸収出来るところから耐火ライニング６中に
縦亀裂は発生しない。
又副次的な効果として、乾燥中に耐火ライニング６中に
溶融吸収された膨張吸収材４はランス使用中の高温で炭
化され、耐火ライニング６中の気孔を充填するために、
溶融金属の気孔を通じての侵入を防止し、溶融金属によ
る溶損を軽減出来る。
溶融吸収された膨張吸収材４はランス使用中の高温で炭
化され、耐火ライニング６中の気孔を充填するために、
溶融金属の気孔を通じての侵入を防止し、溶融金属によ
る溶損を軽減出来る。
本発明による耐火ライニング構造のランスを１００を溶
銑取鍋における脱硫処理に使用したところ、従来ランス
では３０〜５０回の耐用であったものが、約１．５倍の
５０〜７０回のすぐれた耐用を示し、使用後の耐火ライ
ニング６の表面を観察したところ、全く縦亀裂の発生は
認められず、本発明の耐火ライニング構造が実用上極め
て、すぐれていることが証明された。
銑取鍋における脱硫処理に使用したところ、従来ランス
では３０〜５０回の耐用であったものが、約１．５倍の
５０〜７０回のすぐれた耐用を示し、使用後の耐火ライ
ニング６の表面を観察したところ、全く縦亀裂の発生は
認められず、本発明の耐火ライニング構造が実用上極め
て、すぐれていることが証明された。
尚、上記実施例では、膨張吸収材４の材質として、樹脂
系のものを使用したが、本発明に於いて膨張吸収材が備
えるべき基本的性質としては弾性体であることと、熱に
より溶解又は燃焼により消失することの２点であり、こ
の性質を満たすものであれば樹脂系以外のものでも使用
できることは言うまでもない。
系のものを使用したが、本発明に於いて膨張吸収材が備
えるべき基本的性質としては弾性体であることと、熱に
より溶解又は燃焼により消失することの２点であり、こ
の性質を満たすものであれば樹脂系以外のものでも使用
できることは言うまでもない。
第１図は従来の溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングラ
ンスの縦断面を示し、第２図は第１図のＡ−Ｂ線横断面
、第３図、第４図ａ、ｂは本発明の実施例を示し、第３
図は第２図と同様のランスの横断面、第４図ａ、ｂは膨
張吸収材の詳細を示す。 １・・・・・・ガス導管、２・・・・・・補強用棒鋼、
３ 、３’・・・・・スタンド、４・・・・・・膨張吸
収材（樹脂系パイプ）、４′・・・・・・切欠き、５・
・・・・・スタッド挿通孔、６・・・・・・耐火ライニ
ング、７・・・・・・ガス吹き込みノズル。
ンスの縦断面を示し、第２図は第１図のＡ−Ｂ線横断面
、第３図、第４図ａ、ｂは本発明の実施例を示し、第３
図は第２図と同様のランスの横断面、第４図ａ、ｂは膨
張吸収材の詳細を示す。 １・・・・・・ガス導管、２・・・・・・補強用棒鋼、
３ 、３’・・・・・スタンド、４・・・・・・膨張吸
収材（樹脂系パイプ）、４′・・・・・・切欠き、５・
・・・・・スタッド挿通孔、６・・・・・・耐火ライニ
ング、７・・・・・・ガス吹き込みノズル。
Claims (1)
- １ ガス導管の外周の長手方向にスタンドを有する補強
用棒鋼を溶接すると共に、上記ガス導管及び補強用棒鋼
を被覆する耐火ライニング層を有する溶融金属ガス吹き
込み耐火ライニングランスにおいて、弾性質パイプの長
手方向に切欠を有し、且つ上記スタッドの挿通孔を有す
る膨張吸収材を、このパイプの切欠を拡開し、且つスタ
ッド挿通孔にスタンドを挿通して、上記補強用棒鋼に被
着せしめた溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9231680A JPS5925013B2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | 溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9231680A JPS5925013B2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | 溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5719342A JPS5719342A (en) | 1982-02-01 |
| JPS5925013B2 true JPS5925013B2 (ja) | 1984-06-13 |
Family
ID=14050987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9231680A Expired JPS5925013B2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | 溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925013B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11555423B2 (en) | 2018-01-11 | 2023-01-17 | Eaton Intelligent Power Limited | Multi-mode valve lift |
-
1980
- 1980-07-08 JP JP9231680A patent/JPS5925013B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11555423B2 (en) | 2018-01-11 | 2023-01-17 | Eaton Intelligent Power Limited | Multi-mode valve lift |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5719342A (en) | 1982-02-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4367868A (en) | Refractory lining for a metal pipe | |
| US3139866A (en) | Studded tube construction with studs of alcr | |
| JPS5925013B2 (ja) | 溶融金属ガス吹き込み耐火ライニングランス | |
| JPS5850288B2 (ja) | 高炉炉壁補修方法 | |
| ES2231182T3 (es) | Horno de cuba provisto de paneles refrigerantes y proceso para producirlo. | |
| RU2370545C1 (ru) | Чугунная летка доменной печи | |
| RU2210599C2 (ru) | Доменная печь для производства чугуна и способ ее функционирования | |
| JPS6229475Y2 (ja) | ||
| JP2019123912A (ja) | 混銑車の耐火物構造 | |
| JP2005042967A (ja) | セラミックファイバーを有する断熱構造及びその施工方法 | |
| JPS5837951Y2 (ja) | ガス吹き込みパイプ | |
| JPH0235802Y2 (ja) | ||
| JPH10298632A (ja) | Ｒｈ設備用の浸漬管 | |
| JPS6132369B2 (ja) | ||
| JPS6028680Y2 (ja) | 溶融金属処理用ガス吹込みランス | |
| JPS6229461Y2 (ja) | ||
| JP7096709B2 (ja) | ガス吹込プラグ及びその取付構造 | |
| RU212669U1 (ru) | Стопор для отсечки первичного конвертерного шлака | |
| JP2558908Y2 (ja) | 真空脱ガス設備用浸漬管 | |
| JPH0311222Y2 (ja) | ||
| JPS5833087A (ja) | 炉壁ライニング構造 | |
| CN101040160B (zh) | 冶金炉 | |
| JPH09241719A (ja) | 炉口金物 | |
| JPS6136053B2 (ja) | ||
| JPS6229473Y2 (ja) |