JPS5924944B2 - 包袋用生地 - Google Patents

包袋用生地

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Publication number
JPS5924944B2
JPS5924944B2 JP8166081A JP8166081A JPS5924944B2 JP S5924944 B2 JPS5924944 B2 JP S5924944B2 JP 8166081 A JP8166081 A JP 8166081A JP 8166081 A JP8166081 A JP 8166081A JP S5924944 B2 JPS5924944 B2 JP S5924944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging
breathable
fabric
packaging fabric
base material
Prior art date
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Expired
Application number
JP8166081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57194960A (en
Inventor
敏雄 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOE KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
OOE KAGAKU KOGYO KK
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  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、包装用生地に関する。
生石灰やシリカゲルなどの乾燥剤は、通気性の包装に封
入して使用されることが多く、このような目的の包装を
製造するための生地として、紙にポリエチレン皮膜をラ
ミネートし、このポリエチレン皮膜に複数条のスリット
を設けて通気溝を形成し、この通気溝の幅と配列密度に
よつて通気度を設定するようにしたものが知られている
(特公昭46−37470号公報、特開昭53−125
465号公報参照)。
しかしながら、上記従来の包装用生地は、紙にポリエチ
レン皮膜をラミネートする直前に、走行状態の上記ポリ
エチレン皮膜に複数個の加熱片を圧接し、その圧接部を
溶融することによつて上記のスリットすなわち通気溝を
形成したものであり、包装用生地として製造された際に
既に所定の通気性を有しているので、この包装用生地で
包装を製造し、乾燥剤等を封入したのち、この包装入り
乾燥剤等を直ちに使用することなく保管、輸送、販売な
どで長期間放置した場合には、外気の水分を吸湿して乾
燥剤としての効果を失なう。それ故、包装入り乾燥剤等
をさらに別の非通気性の外袋に封入して外気の吸湿を防
止し、使用の際に上記外袋から包装入り乾燥剤を取出し
ているため、外袋への封入、外袋からの取出しなどの作
業が厄介であると共に、外袋を必要としていた。また、
近時広く使用されている使い拾て懐炉においても、発熱
剤を封入した通気性の包装をさらに非通気性の外袋に封
入し、使用に際して外袋を破つて発熱剤入り包装を取出
し、外気の酸素を吸収する状態で上記包装を揉んで発熱
させていたので、上記と同様に外袋は欠かせないもので
あつた。さらに包装用生地の用途に応じてその通気度を
変更するためには、上記加熱片の大きさや配列個数を変
更しなければならず、その変更が面倒で製造工程が複雑
になる。更に包装を製造したのちにその用途に応じて通
気度を設定したり、包装入り乾燥剤等の使用中に通気度
を変えて大きくしたりすることが不可能であるという欠
点があつた。この発明は、上記乾燥剤のほかに防虫剤、
防錆剤、防かび剤、および使い捨て懐炉の発熱剤などの
封入用包装に使用することができると共に、包装を製造
する前の生地の段階、包装を製造し上記の乾燥剤等を封
入する前後など任意の段階で所望の通気度の通気溝を形
成することができ、更に包装入り乾燥剤等として使用中
の任意の時期に通気溝を増加して通気度を大きくするこ
ともできる包装用生地を提供するものである。
すなわち、この発明は、シート状の通気性基材と非通気
性皮膜とを、両者間に糸状もしくはテープ状の分離材を
多数本平行に、かつ上記通気性基材に対して非接着状に
介在させて圧着積層したことを特徴とする包装用生地で
ある。
以下にこの発明の実施態様を図面によつて説明する。
第1図において、包装用生地1は、紙などのシート状の
通気性基材2、該通気性基材2の上面を被覆する非通気
性皮膜3、および上記両者間に等間隔の平行に介在され
た複数本のテープ状分離材4によつて積層状に形成され
ており、上記の非通気性皮膜3は通気性基材2および分
離材4との接触面でそれぞれ接着されているが、分離材
4は通気性基材2に接着されていない。
上記の通気性基材2は、木材パルプ、綿、レーヨンなど
で形成された和紙、不織布などの通気性を有する坪量3
0〜707/M2のものが好ましい。
また、非通気性皮膜3は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの熱可塑性合成樹脂からなるヒートシール性を有
するものであり、その厚みは10〜50ミクロンが好ま
しい。そして、上記の通気性基材2と非通気性皮膜3と
の間に介在される分離材4は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性合
成樹脂の一軸延伸フイルムを延伸方向にスリツトしてな
る厚み20〜100ミクロンのフラツトヤーンが好まし
く、その幅は2〜10mmの範囲で配列ピツチと共に所
望の通気度に応じて設定される。この分離材4は、後記
するように包装用生地1から分離材4を剥離する際に非
通気性皮膜3を引裂くことができるものであればよく、
紙テープ、またはナイロン、ポリエステル、ポリプロピ
レンなどの合成繊維フイラメント糸を使用することもで
き、その太さは50〜500デニールが好ましい。上記
の包装用生地1の製造方法の一例を第2図によつて説明
すると、非通気性皮膜3の押出しダイ5の下方に従来と
同様に冷却ローラ6および圧接ローラ7が同二平面上に
密接して配列されており、そのニツプ点に向かつて水平
(矢印P方向)に通気性基材2を送り、該通気性基材2
の上面に、幅方向に等間隔の平行に配列された多数本の
テープ状分離材4を上方から供給して重ね、さらに上記
ニツプ点において、上方のダイ5から押出されて垂下す
る軟化状態の非通気性皮膜3を重ね、上記の通気性基材
2、分離材4および非通気性皮膜3の三者を圧着積層す
ることにより包装用生地1が製造される。上記の包装用
生地1は、通気性基材2の全面が非通気性皮膜3で被覆
されているので、このままでは通気性を全く有しないが
、分離材4を通気性基材2から剥離するように上方へ引
張ると(第1図参照)、非通気性皮膜3が分離材4の両
側縁に接する部分に溢つて引裂かれて非通気性皮膜3の
分離材4上に重ねる部分(分離材上部分)3aが分離材
4と共に剥離され、包装用生地1に分離材4とほぼ同じ
幅の通気溝1aが形成されてこの通気溝1aの部分が通
気性を有するようになる。
第3図は、長尺の包装用生地1に連続的に通気溝1aを
形成するための装置の一例を示すものであり、包装用生
地1がその非通気性皮膜3の面を上向きにして矢印Q方
向に走行される。その際、包装用生地1の先端部からあ
らかじめ剥離された所望の分離材4を押さえローラ8を
介して屈曲状に上方(矢印R方向)へ導びき、巻き芯9
に巻き付けておくことにより、包装用生地1から分離材
4および非通気性皮膜3の分離材上部分3aが連続的に
剥離されて上方の巻き芯9に巻取られ、上記の剥離によ
つて所望のピツチで通気溝1aが形成された通気性の包
装用生地1Aは、そのまま矢印Q方向に送られて巻き芯
10に巻取られる。このとき、分離材4の下面は、通気
性基材2の上面に接着されることなく、単に重ねられて
いるのみであるから、上記の剥離が円滑に行なわれ、通
気溝1aが均一な幅に形成される。なお、上記通気溝1
aの形成は、包装を製造した後、この包装に乾燥剤等の
内容物を封入する前または封入した後のいずれの段階で
も可能であることは明らかである。
そして、上記の分離材4を全数または1条おき、2条お
き等の任意のピツチで剥離することにより、通気度を所
望の大きさに設定することができる。次に実施例によつ
てこの発明をさらに具体的に説明する。
実施例 1 坪量507/m”のレーヨン紙(通気性基材2)上に延
伸ポリエチレンフイルムからなる厚み20ミクロン、幅
5mmのフラツトヤーン(分離材4)を200mmピツ
チで長さ方向に平行に重ね、その上面に厚み20ミクロ
ンのポリエチレン皮膜(非通気性皮膜3)を押出しラミ
ネートして包装用生地1を得た。
この包装用生地1を幅200mTfL、長さ150mm
の大きさに切断し、幅方向を二分する中心線で二つ折り
し、上下の縁部をシールして幅100mm1長さ150
mm1片面に1本のフラツトヤーン(分離材4)を有し
、横が開口した包装を製造した。この包装は、使い捨て
懐炉用として好適であつた。実施例 2 坪量50t/イのバルプ紙(通気性基材2)上に250
デニールのポリエステルフイラメント糸(分離材4)を
10mmピツチで長さ方向に平行に重ね、その上面に厚
み20ミクロンのポリエチレン皮膜(非通気性皮膜3)
を押出しラミネートして包装用生地1を得た。
この包装用生地1を用いて実施例1と同じ大きさの包装
を製造した。この包装は、乾燥剤を封入したのち上記の
ポリエステルフイラメント糸(分離材4)を冬期には1
本おきに剥離し、また夏期には全数を剥離して使用する
のに好適である。以上に説明したようにこの発明の包装
用生地は、その製造後の任意の段階、例えば包装を製造
した後の段階においても所望に応じた通気溝を形成する
ことができるので、包装に乾燥剤等を封入したのち長期
間使用しない場合にも外袋を必要とせず、また使用を開
始したのち任意の時期で通気溝を増加することも可能で
あり、しかも製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施態様の斜視図、第2図は製造装
置の側面図、第3図は分離材剥離装置の側面図である。 1:包装用生地、2:通気性基材、3:非通気性皮膜、
4:分離材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状の通気性基材と非通気性皮膜とを、両者間
    に糸状もしくはテープ状の分離材を多数本平行に、かつ
    上記通気性基材に対して非接着状に介在させて圧着積層
    したことを特徴とする包装用生地。 2 分離材が熱可塑性合成樹脂のフラットヤーンである
    特許請求の範囲第1項記載の包装用生地。 3 分離材が紙テープである特許請求の範囲第1項記載
    の包装用生地。 4 分離材が合成繊維フィラメント糸である特許請求の
    範囲第1項記載の包装用生地。 5 分離材が通気性基材の長さ方向に配列されている特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の包
    装用生地。
JP8166081A 1981-05-27 1981-05-27 包袋用生地 Expired JPS5924944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166081A JPS5924944B2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 包袋用生地

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166081A JPS5924944B2 (ja) 1981-05-27 1981-05-27 包袋用生地

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57194960A JPS57194960A (en) 1982-11-30
JPS5924944B2 true JPS5924944B2 (ja) 1984-06-13

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ID=13752477

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