JPS594934Y2 - 多層袋 - Google Patents

多層袋

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JPS594934Y2
JPS594934Y2 JP6186379U JP6186379U JPS594934Y2 JP S594934 Y2 JPS594934 Y2 JP S594934Y2 JP 6186379 U JP6186379 U JP 6186379U JP 6186379 U JP6186379 U JP 6186379U JP S594934 Y2 JPS594934 Y2 JP S594934Y2
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JP
Japan
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bag
synthetic resin
layer
resin film
film layer
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Expired
Application number
JP6186379U
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JPS55161844U (ja
Inventor
三悦郎 東島
Original Assignee
王子製袋株式会社
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Publication date
Application filed by 王子製袋株式会社 filed Critical 王子製袋株式会社
Priority to JP6186379U priority Critical patent/JPS594934Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中間層に合成樹脂フィルム層を有する防湿性に
優れた多層袋に関する。
従来、吸湿し易くかつ湿気により変質し易い粉末及び顆
粒等は合成樹脂フィルムよりなる防湿層を有する多層袋
に包装されることが多かった。
しかしながら、白色セメント、第二燐酸カルシウム及び
活性白土等の微粉末の場合には、内容物を充填した時、
内容物と共に袋内に入った空気が外部に排出されにくに
ため、充填能率が低下し又袋口の閉鎖により袋内に空気
が残留し、袋をパレットに積上げた時に荷くづれが生じ
易い等の問題があった。
このため、防湿層となる合成樹脂フィルムに針穴をあけ
これを中間層に挿入した多層袋が開発され利用されてき
た。
このような多層袋を図面により説明する。
第1図のa及びbは合成樹脂フィルムに針穴が施される
状態を示した斜視図及び断面概略図、第1図のC及びd
は合成樹脂フィルム層に施された針穴から袋内の空気が
排出される状態及び外圧により針穴が閉鎖される状態を
示した断面概略図、第2図は針穴の施された合成樹脂フ
ィルムよりなる中間層を有する多層袋の斜視図であり、
第1図及び第2図において1は合成樹脂フィルム、2,
12は針穴、3はローラー、4は針、11は合成樹脂フ
ィルム層、13は外層を示す。
第1図のa及びbに示すように、製袋機上に設置された
ローラー3に複数の針4を取り付け、その上を合成樹脂
フィルム1が通過する際、袋の内側に面する側から外側
方向に向って多数の針穴2が形成される。
このような合成樹脂フィルム層11を中間層として有す
る多層袋は第2図に例示されるが、この袋内に入った空
気は、第1図のCに示すように、内層例へばクラフト紙
層を経てこの針穴2すなわち第2図の針穴12を通り内
側から外側に抜は易くなり、又、ある程度まで空気が抜
けて袋の内側の空気圧が減すると、第1図のdに示すよ
うに、その袋の上に積上げた袋の圧力により針穴2すな
わち第2図の針穴12は閉鎖し、かなりの程度まで防湿
性を保持することができる。
しかしながら、実際面において、上記の空気抜き効果が
十分得られるためには極めて多数の針穴2を必要とした
又、製袋作業面では、第1図に示す方法では、針穴2を
あける際に回転している針が素材を引掻いてあけられた
針穴2の形状は必ずしも円型にならずその大部分はしず
く形となり、そのため袋を積上げた時上部からの押圧に
よる針穴12の閉鎖効果が十分発揮されず、したがって
防湿性の保持にも問題がないとはいえなかった。
本考案はこのような現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、袋内の空気抜き効果及び防湿効果に優れた
中間層に合成樹脂フィルム層を有する多層袋り提供する
ことである。
本考案につき概説すれば、本考案の多層袋は、中間層に
合成樹脂フィルム層を有する多層袋に、おいて、合成樹
脂フィルム層には袋の長手方向に沿って均一な密度で多
数の切目が施され、かつ合成樹脂フィルム層は隣接する
少なくとも−の層と袋の長手方向に沿って複数線状に接
着されていることを特徴とするものである。
本考案の多層袋の構成を図面に示す。
すなわち、第3図は本考案の多層袋の一具体例を示した
斜視図であり、この図は、中間層の合成樹脂フィルム層
を示すため外層の一部分を切除した欠截図とした。
又、図中の21は合成樹脂フィルム層、22は切目、2
5は外層、24は接着帯を示す。
第3図に示すように、本考案の多層袋は、中間層の合成
樹脂フィルム層21に袋の長手方向に沿って均一な密度
で多数の切目22が施され、又、当該合成樹脂フィルム
層21は、これと隣接する外側の層例えばクラフト紙層
と、又はこれと隣接する内側の層例えばクラフト紙層と
、或いはその両者の層と、上記切目の個所を避けて袋の
長手方向に沿って複数の線状に設けられた接着帯24に
より相互に接着されている。
したがって接着帯24により合成樹脂フィルム層21と
隣接する接着された層とは充填時に内袋が膨張しても密
着することがなく、空間が広く形成されるので接着帯が
ない場合に比して充填時間が短縮され、又上記空間は接
着帯24により区画されるので防湿効果も向上する。
上記構成において、切目22は縦長としその長さは10
〜30mmとし、又、その密度は25〜100/m2と
して合成樹脂層21の全面に均一に施すことが適当であ
り、かくすることにより、袋内の空気が十分に抜き出さ
れ又、袋を積上げた時の密封性したがって防湿性が著し
く向上される。
又、この切目22のピッチを広くしその数を減しても従
来の針穴式のものに比べて優れた空気抜き効果を発揮す
ることができ、切目の長さ及び密度は適宜調節すること
かで゛きる。
本考案おける上記切目22は、鋭利な回転スリッターナ
イフを製袋機上に取付けることにより容易に施すことが
できるため、第1図のa及びbに示した従来の回転針を
使用する場合と比べて合成樹脂フィルム層21側からの
抵抗がなく高速運転が可能となるほか、切目22の切断
面が平滑なため、隣接する眉間にはさまれた状態で上部
から平担に圧力がかかった場合、切目22は極めて自然
な状態で閉じられ高い密封性を保持することができる。
又、前記構成において、上記接着帯24は、使用素材の
長さの全長にわたって設けることが望ましく、又、その
間隔は150〜250 mm程度とすることが適当であ
り、その巾は特に限定されない。
切目22を入れた合成樹脂フィルム層21は、上記接着
帯24により隣接する層と複数線状に接着されているた
め、袋壁部に袋の長手方向と直角の張力がかかつても切
目22を拡げて密封性すなわち防湿性を減じることもな
く、又切目22が裂けることもない。
以上の構成及び作用により、本考案の多層袋は優れた袋
内の空気抜き効果及び防湿効果の両方を遠戚することが
できる。
なお、本考案の多層袋においては、袋体を構成する要素
材の材質、層数、形状及びその切断形状ならびに底部及
び口部の閉鎖方法等についてはなんら限定されず、例え
ば合成樹脂フィルム層としてポリエチレンのようなポリ
オレフィン系合成樹脂を使用し、その外側及び内側にク
ラフト紙を使用しもしくは外側のクラフト紙の代わりに
合成樹脂クロス、不織布又はそれらとクラブ紙等を積層
したもの等を使用することもでき、したがって合成樹脂
フィルム層以外の層は通気性素材を使用する限り、特に
限定されない。
次に、本考案の効果を実施例及び比較例により説明する
が、本考案はこれらによりなんら限定されるものではな
い。
実施例 下記素材からなる4層により構成された長さ711mm
、巾59Q mm、底部165mmの吹込式両底貼装に
活性白土25 kgり充填した。
最内層 クラフト紙(未晒パルプMS−78)内より
2層目 LDPE(高圧低密度ポリエチレン)フィルム
厚さ20μ、このフィルムには長さ15mmの切目を3
6/m2の密度で施した。
外より2層目 クラフト紙(MS−78)最外層
クラフト紙(MS−78) なお、内より2層目のLDPEフィルムと外より2層目
のクラフト紙との間は、間隔250 m、m、巾10m
mの接着帯で素材の長さの全長にわたって接着した。
その結果、充填に要した時間は9.0〜9.5秒、充填
封緘1ケ月後の吸湿水分増加量は0.2%以下であり、
又、高さ1.2mよりの水平落下による落下テストを行
なったところ、10回繰返しても異常は認められなかっ
た。
比較例 下記素材からなる4層により構成された実施例における
ものと同じ寸法を有する吹込式両底貼装に活性白土25
kgを充填した。
最内層 クラフト紙(MS−78) 内より2層目 LDPEフィルム、厚さ20μ、このフ
ィルムには穴径1.5mm、密度324/m2の針穴を
施した。
外より2層目 クラフト紙(MS−78)最外層
クラフト紙(MS−78)その結果、充填に要した時
間は10.0〜12.0秒、充填封緘1ケ月後の吸湿水
分増加量は0.5%以下であり、又、高さl、2mより
の水平落下による落下テストを行なったところ、10回
繰返しても異常は認められなかった。
実施例及び比較例の結果が示すとおり、両者いずれもク
ラフト紙(MS−78) −LDPEフィルム(20μ
)−クラフト紙(MS−78)−クラフト紙(MS78
)を素材どするものであるにかかわらず、本考案による
実施例の袋においては、従来の比較例の袋に比べて、充
填時間が短かくしかも吸湿量が少ないことが明らかであ
る。
以上説明したように、本考案によれば、中間層の合成樹
脂フィルム層に特定の切目を施しかつその層を隣接する
少なくとも−の層と特定の形態で接着させることにより
、袋内の空気抜き効果及び防湿効果に優れた多層袋を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図のa及びbは合成樹脂フィルムに針穴が施される
状態を示した斜視図及び断面概略図、第1図のC及びd
は合成樹脂層に施された針穴から袋内の空気が排出され
る状態及び外圧により針穴が閉鎖される状態を示した断
面概略図、第2図は針穴の施された合成樹脂フィルムよ
りなる中間層を有する多層袋の斜視図、第3図は本考案
の多層袋の一具体例を示した斜視図である。 1・・・・・・合成樹脂フィルム、11,12・・・・
・・合成樹脂フィルム層、2,12・・・・・・針穴、
3・・・・・・ローラー、4・・・・・・針、13.2
3・・・・・・外層、22・・・・・・切目、24・・
・・・・接着帯。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)中間層に合成樹脂フィルム層を有する多層袋にお
    いて、合成樹脂フィルム層には袋の長手方向に沿って均
    一な密度で多数の切目が施され、かつ合成樹脂フィルム
    層は隣接する少なくとも−の層と袋の長手方向に沿って
    複数線状に接着されていることを特徴とする多層袋。
  2. (2)切目は長さ10〜30mm、密度25〜100/
    m2で施され、かつ合成樹脂フィルム層と隣接する少な
    くとも−の層を接着する接着帯は間隔150〜250m
    mで設けられた実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の多層袋。
JP6186379U 1979-05-11 1979-05-11 多層袋 Expired JPS594934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6186379U JPS594934Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 多層袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6186379U JPS594934Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 多層袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55161844U JPS55161844U (ja) 1980-11-20
JPS594934Y2 true JPS594934Y2 (ja) 1984-02-14

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ID=29295839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6186379U Expired JPS594934Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 多層袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3279107A4 (en) 2015-03-30 2018-09-26 Sumitomo Seika Chemicals Co. Ltd. Packaging bag and packaged product

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JPS55161844U (ja) 1980-11-20

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