JPS5924685B2 - 布片定位置保持方法および装置 - Google Patents

布片定位置保持方法および装置

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JPS5924685B2
JPS5924685B2 JP14350577A JP14350577A JPS5924685B2 JP S5924685 B2 JPS5924685 B2 JP S5924685B2 JP 14350577 A JP14350577 A JP 14350577A JP 14350577 A JP14350577 A JP 14350577A JP S5924685 B2 JPS5924685 B2 JP S5924685B2
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cloth
piece
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held
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勝彦 山田
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Higeta Shoyu Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布片を定位置に保持する方法および装置に関す
るものである。
本発明の対象となる布片とは醤油醸造、酒醸造、化学工
業等の▲過、圧搾に用いる▲布、乳幼児の用いるオムツ
、シーツ、テーブルクロス、ハンカチ、風呂敷、服地、
その他全ての布片訃よび不織布、紙、プラスチツクシー
ト等の薄片状の柔軟な物体である。
従来布片などの柔軟な物体は機械で自動的に揃えるのが
難しく人手によつて揃えていたため揃えるためのコスト
が高くなり、作業者も単純労働の繰b返しであるため、
労働意欲の向上が難しかつた。本発明は布片を自動的に
定位置に保持する方法卦よび装置を提供するものであつ
て、一定の形の揃つた布片であれば布片をつまみ上げ一
定位置に広げて保持することができるので、更にその布
片を移動、運搬することによりたとえば一定位置に積み
重ねたりあるいは1枚づつ広げて洗浄したり乾燥したり
することも容易にできるものである。
本発明は布片の一部を保持して吊り下げると布、片は重
力に従つて保持した点と布片の重心を通る直線が鉛直線
となり、全体としてその直線の周囲にぶら下がり、布片
に折れやからみ付きがなければ保持された位置から最も
遠い部分が最下端になり1最下端となるのは常に布片の
縁の部分となることに着目してなされたものである。す
なわち、多角形の布片の一部を保持して吊り下げれば常
に布片の縁のうちの角の部分が最下端となるので、次に
はこの最下端の部分を保持して吊り下げれば他の縁の角
の部分を保持することができ、結局1枚の布片の隣り合
う、または隣り合わない2つの角を保持することができ
る。円形または橢円形の布片の場合は布片の縁の部分が
最下端となるので、布片面積をほぼ2分する線上の端部
2点を保持することができるものである。以上の操作で
布片はほぼ半分に折りたたまれるので目的によつてはそ
の状態で移動、運搬してもよい。
更に1枚にした状態としたいときは2つ折りとなつた状
態で吊b下げて最下端となる別の縁の部分を保持するこ
とにより布片の端部の3点を保持することになり正方形
では3つの角を保持することになるので隣り合う角を水
平に保持すれば布片は1枚になつて定位置に保持できる
。これらの操作の中で最下端が2つの角となる場合もあ
るのでそのときは2つの角のうち一方のみを保持するよ
うにするかまたはその布片は最初からもう一度保持し直
せばよい。また本発明は人手や公知の識別装置により布
片の一部、たとえば角の部分をあらかじめ選び出して保
持具に保持させるようにすれば全体の工程は更に簡単に
なる。本発明は布片の一部を保持して吊り下げる第1工
程と、第1程で吊り下げられた布片の最下端部を保持し
第1工程の保持を解放して吊り下げる第2工程と、第2
工程で吊り下げられた布片の最下端部を保持する第3工
程と、第2、第3工程で保持した2点を水平にたるまな
いように保持する第4工程とよりなることを基本とし、
第4工程で張持された布片の2つの部分が最下端となる
場合そのうちの一方のみを選択保持し第4工程で保持し
た部分を解放して吊り下げる工程、卦よび第4工程で張
持された布片の最下端となる部分を保持する工程等を布
片の形により適宜追加組み合わせて目的と合致するよう
に定位置に保持すればよい。
本発明の方法は布片の形(平面形)によつて工程が若干
異なつてくるのでそれらについて図面を参照しながら順
をおつて詳細に説明する。(1)不等辺三角形の布片の
定位置保持方法第1図に卦いて不等辺三角形の布片1の
任意の1点2を第1工程として保持して吊り下げると、
保持した点2とその布片の重心3を通る直線4が鉛直線
となる形で第2図のように吊り下げられ、二等辺三角形
でないために必らず1つの角5が最下端となる。
この場合布片の性質(柔軟性の程度)により鉛直線の周
囲に垂れ下がつて来ない場合は適宜のしごき棒6aで矢
印方向にしごいてやればよい。(以下同じ)次いで第2
工程として第2図で最下端となつた角5を保持し、第1
工程の保持を解放して吊り下げると、第3図(実際には
垂れ下がつているが判り易いように広げた形で示す。以
下同じ)のように、不等辺三角形の1つの角を保持して
吊り下げられる。そこで第3工程として第2工程で最下
端となる角6を保持し、第4工程として保持点5,6を
たるまないようにほぼ水平になるように保持すると、第
4図のように不等辺三角形の2つの角5,6を保持した
状態になる。この場合布片は不等辺三角形であるので第
3の角は7または8の位置に来るのでそのいずれの位置
に来てもよいようにするかあるいは7または8の一方の
位置に来た場合のみ次の工程に移るようにすることがで
きる。このようにして不等辺三角形の布片を定位置に保
持することができる。第4工程で定位置に保持された布
片は更に次の工程へ移る。たとえば更に角7または8を
保持し、角5,6,7あるいは角5,6,8の3点を保
持して布片を水平な台に置き、同様の操作により順次水
平に積み重ねることができる。あるいは第4工程終了後
そのままの位置あるいは辺5,6を保持しつつ移送して
洗浄、乾燥等の工程を経ることができる。(2)二等辺
三角形または正三角形の布片の定位置保持方法二等辺三
角形または正三角形の布片9の場合は第5図のように第
1工程として任意の点10を保持して吊り下げると重心
11と点10を通る直線が鉛直となり、1つの角12が
最下端となるので、第2工程として角12を保持し、保
持点10を解放して吊り下げると、第6図のようになる
その結果角13,14はともに最下端となるので、第3
工程として角13,14をともに保持する。更に第4工
程として第2、第3工程での保持部12と13,14を
ほぼ水平になるよう第7図のように保持する。第7図で
は布片は2つに折りたたまれた状態となつて卦b1この
状態で定位置に保持されたとみなして次の工程に移つて
もよい。
布片を折りたたまれない1枚の状態に保持するには、第
5工程として最下端の辺部15を保持し、第3工程に}
ける保持部13,14を解放する。更に第6工程として
角12と辺15を水平に保持し、第8図の状態となし第
7工程として、第6工程で最下端となる13,14のう
ち一方のみを保持する。この場合2枚重なつて垂れ下が
つ(Cいる布の1枚のみを保持するには公知の方法を用
いればよいが、たとえば空気吸引ノズルを紙面と垂直な
方向の一方から布へ接近させ、布の1枚のみを吸着した
のち、若干移動し弛の1枚と離れた時点で吸着した布を
保持すればよい。ここでたとえば角13のみを保持した
とすると、更に第5工程0保持を解放する。そして第8
工程として角12,13を水平に保持すると、第9図の
ように角12,13が保持され定位置となる。そして次
の工程に移すことができる。二等辺三角形または正三角
形の場合には第1工程での保持の場合に等辺に狭まれる
角とその対辺の中点を結ぶ線分の一部を保持すると第1
工程で第6図の状態と同じようになり1第2工程で第1
0図のように2つ折りになり、第4工程で第7図点線の
ようになることがある。このときは第5工程での保持位
置を第7図の実線の辺15の位置のみとし点線の位置に
来たときは保持せず第3工程に卦ける保持部を解放し第
6工程で布片を公知の方法で除去してしまうことができ
る。第1工程で正三角形の布片の中心(重心)を保持し
た場合も同様の考え方で処理できる。3)正方形の布片
の定位置保持方法 第11図において正方形の布片16の任意の1点17を
保持して吊b下げる第1工程では布片は点17と布片の
重心18を通る直線が鉛直となる。
第2工程で最も下端となつている角19を保持し、第1
工程での保持を解放する。これにより第12図のように
角19の対角20が最下端となる。この場合人力または
他の公知の手段で正方形の1つの角を選択保持すること
で第1、第2工程に代えることができる。そこで第3工
程で最下端20を保持し、第4工程で第2、第3工程で
保持した2つの角をほぼ水平に保持する。こうすると第
13図のように正方形の布片は対角線を上にして2つに
折りたたまれた形に保持される。この状態で定位置に保
持されたとして次の工程に移してもよい。しかし1枚の
状態で保持したい場合には、第5工程として第4工程で
最下端となつた2つの角21,22のうち一方のみを公
知の方法で保持し、更に第2または第3工程のうちの一
方の保持を解放する。第6工程として第2または第3工
程のうちの、保持する一方と第5工程で保持した角とを
ほぼ水平になるように保持する。こうすると一例として
角20,21を保持した第14図のごとくなり正方形の
布片が定位置に保持される。正方形の布片を第1工程で
保持するときに正方形の相対する辺の中点を結ぶ線上の
点22a(第15図参照)を保持すると第1工程で吊り
下げたときの最下端が2つまたは4つの角となることが
ある。
そして第2工程で最下端の2つまたは4つの角を同時に
保持することになる。第16図は2つの角23,24を
同時に保持した場合である。このようなときは第3工程
で第16図の下端の辺25を保持することになり、第4
工程では第17図のようになる。この場合に第12図の
19,20間の距離の方が第16図の25,23間の距
離より長いことを利用して第16図の状態のものは除外
してしまうかまたは第3、第5工程を定位置のみで保持
し、第5工程で第2工程の保持を解放するようにして卦
けば第5、第6工程では布片は何ら保持されないのでこ
のようなものは除外されることになる。(4)長方形の
布片の定位置保持方法 長方形の布片26の任意の1点を第1工程として保持し
て吊り下げると第18図のごとくなり1保持した点27
と重心28とを通る直線が鉛直となる。
第2工程としてこの状態の最下端29を保持して吊り下
げ、第1工程の保持を解放すると第19図のようになり
、29,30間は一定の距離となるので、第3工程とし
て第19図の下端30を保持する。次いで第4工程とし
て第2、第3工程での保持点をほぼ水平に保持すると第
20図のようになる。この状態で定位置に保持されたと
して次の工程に移してもよい。1枚の状態で保持するに
は第5工程として第20図の下端の31,32の一方を
保持する。
第20図に卦いて29,30の位置が決まれが31,3
2の位置も決まつてくるので31,32の一方を保持す
るのは容易である。
たとえば31を保持して第2工程または第3工程の保持
を解放し、第6工程として保持された2つの角をほぼ水
平に保持する。この場合第20図に卦ける30−31ま
たは29−32を水平に保持すれば第21図のように縦
長に、30−32または29−31を水平に保持すれば
第22図のように横長に布片が保持される。長方形の場
合も相対する2つの辺の各々の中点を結ぶ線分上の点3
2(第23図参照)を第1工程で保持すると重心28と
32を結ぶ直線が鉛直となり、吊b下げた場合に角33
,34がともに最下端となり第2工程でともに保持され
てじまい、第3工程では第24図のように吊わ下がるこ
とになる。この場合第24図の最下端35と角33の間
の距離は第19図に卦ける29−30より短いので、第
3工程での保持の距離を29一30と等しくして訃けば
35は保持されない。従つて第20図に}いて第5工程
として角31を保持し30−31を水平に保持すること
にすれば33,34,35とも保持されずこの布片は除
かれることになる。(5)五角形以上の多角形、円形、
橢円形訃よび周辺部に凹凸を有し全体として多角形、円
形、橢円形と見なすことができる布片の定位置保持方法
五角形以上の多角形、円形、橢円形および周辺部に凹凸
を有し全体として多角形、円形、橢円形と見なすことが
できる布片は今まで述べてきた三角形または四角形と見
なしてそれらと同様に定位置に保持することができる。
以上述べてきたように、本発明方法は布片の検出と保持
、解放卦よび2点を保持してたるまないように水平に保
ち、重なつている2枚の布の一方のみを保持するという
要素を適宜組み合わせることにより構成されている。
そこで次に本発明の方法を実施する装置について述べる
。ここでは2つの実施例について説明するが、目的とす
る布片の形状、材質あるいは保持の目的等によつて要素
を適宜組み合わせることにより、全ての布片について応
用することができるものである。〔実施例・1〕 第25図は一辺の長さaの正方形の布片の定位置保持装
置の正面図である。
縦、横の長さの異なる長方形の布片についても本実施例
と同一の考え方で実施することができそれについては後
述する。第25図に卦いて36は布片を輸送するベルト
コンベア等の輸送手段である。37は定位置に保持すべ
き布片、38〜41は布片が触れるとそれを感知して布
片をつかんで保持するトンクズ(TOngs)で、この
うちトンクズ38は基板42の回転にかかわらず常に下
を向くようになつている。
42は切り欠きを有するほぼ直角三角形の基板、43は
トンクズ39,40,41からほぼ等距離にある基板の
回転中心である。
第26図は本装置の基板42の裏面であり、44はトン
クズ41の移動用空気シリンダ、45はトンクズ39の
移動用シリンダである。第27図は基板42の側面図で
あり、46はトンクズ39に付属する空気吹出・吸引ノ
ズル、47はトンクズ39卦よび空気吹出・吸引ノズル
46を基板裏面に引き込む移動用空気シリンダである。
トンクズ39は作動しないときは基板42の裏面に引き
込まれて卦り、布片の移動を阻げないようにしてある。
本装置のトンクズ配置は第28図示の通りであり、トン
クズ39,40,41は一辺の長さaのほぼ正方形の布
片48の3つの角とほぼ一致するような位置とする。ま
たトンクズ38とトンクズ41の距離はトンクズ40と
トンクズ41の距離とほぼ等しいかまたはそれよりやや
長くして卦く。またトンクズ38がトンvクズ41に最
も近づいた場合の距離は−aと′まぼ等しくして卦く。
第29〜31図は本装置に用いた布片保持手段としての
トンクズであり、トンクズのツメ49、ツメ49の開閉
用ソレノイド50、ツメ49の支点51、布片検出装置
52およびツメ49の閉止用スプリング53等よりなつ
ていて第29図において布片54が布片検出装置52に
感知されると、ソレノイド50が不動作し、スプリング
53の作用によりツメ49が閉じて布片54を第30図
のように保持する。
布片を解放するときはソレノイドが作動し、第31図の
ようにツメ49がスプリング53に抗して開らき布片5
4を解放する。トンクズが布片を保持したか否かはトン
クズのツメ相互間の通電の有無を検出する等公知の方法
を用いればよい。第32〜35図は第27図で示した、
布片選択保持機構の作動を示す図で、55,56は2枚
重なつて吊り下がつている布片である。
この2枚の布片のうちの1枚だけを保持するときはまず
第32図の状態にする。
すなわちトンクズ39と空気吹出・吸引ノズル46はほ
ぼ基板42と同じ位置になし、その近くに布片55,5
6が吊り下がるようにする。次に第33図のように空気
吹出・吸引ノズル46から空気を吹き出して布片55,
56を右方へ吹き飛ばし、直ちに吹出を止め、空気を吸
引する。こうすると布片の1枚のみが第34図のように
吸着される。そこで空気吹出・吸引ノズル46を移動用
空気シリンダ47で左方へ移動させ、布片55のみを引
つ張り同時に空気吹出・吸引ノズル46の近くに設けて
あるトンクズ39で布片55を保持し、第34図のごと
くなし、ついでトンクズ39卦よび空気吹出・吸引ノズ
ル46を第35図のように移動用空気シリンダ47でほ
ぼ基板42と同じ位置に保つことにより、2枚の布片の
うちの1枚のみを保持することができる。この定位置保
持装置を用いて一辺の長さaの正方形の布片を定位置に
保持する場合について述べる。
ここでは基板の動きを主体として述べることにする。第
36〜43図が定位置に保持する順序であり、そのうち
第36〜第41図で1サイクルになる。
また、ここでは基板42を時計回クに回転する場合を例
示している。まず、第36図においてトンクズ38はほ
ぼ最下端に位置しているので、第25図に卦けるベルト
コンベア36により送られてきた布片37と接触してこ
れを保持する。
次いで基板42を第37図のように時計方向に回転し、
更に第38図の位置になると基板42の回転を一担停止
する。このとき正方形の布片57はその1つの角を最下
端として吊り下がつているのでトンクズ41が移動(上
昇)しつつ布片57の下端を探し、探し当てると同時に
これを保持し移動は停止する。このとき布片57の下端
が必らずしもトンクズ38,41を結ぶ直線上にない場
合があるのでこの場合も布片57の下端を保持できるよ
うに一部を切り欠いた環状のしごき棒58を設け、これ
をトンクズ38の付近から布片5rを抱き込むようにし
てしごき下げ、布片57の最下端がトンクズ41に接触
するようにするとよい。また布片にごみ等の付着物があ
るときは回転ブラシ等を用いてごみ等を落すようにして
もよい。さて、トンクズ41によつて布片57の1つの
角を保持したら、基板42を第39図を経て第40図ま
で回転しこの間にトンクズ38は布片を解放し、トンク
ズ41は元の位置に戻る。
第40図の位置ではトンクズ41,40は上下に位置し
て訃りかつその距離は布片57の対角線とほぼ等しくな
つているので直ちにトンクズ40により布片57のすで
に保持されている角の対角付近を保持する。この場合第
38図と同様のしごき棒を用いるとよい。第41図の状
態で本来1サイクル終るものであり、トンクズ38は次
の布片を探知、保持する。布片57は更に第42図に卦
いて対角を水平に保持されて2つ折りに吊り下げられて
卦り、この状態で定位置に保持されたとみなして、次の
工程に送つてもよい。1枚の状態にするにはその2枚重
なつた下端のうちの1枚のみをトンクズ39により保持
し、第43図においてトンクズ40を解放すればトンク
ズ39,41により布片57は定位置に保持される。
このときたるまないようにトンクズ39,41は左右に
軽く張つて卦く。この場合上下左右のわずかな扁りは止
むを得ない。更に精密な定位置が要求される場合は第4
3図に卦いて公知の方法で布片全体を上下左右に動かし
、あるいは回転させて位置を正しくするよう光電管卦よ
び発光管58卦よびそれに連動する布片移送装置を用い
てもよい。かくして定位置に保持された布片は洗浄、積
み重ね等の次の工程に送られる。第44,45図は本装
置の他の実施例を示すものであつて、それぞれ基板を2
枚、4枚組み合わせたものであり、これを1回転させる
ことにより2枚、4枚の布片を定位置に保持することが
できるものである。
円形の布片も全く同様な装置と手順で定位置に保持する
ことができる。
長方形の布片を定位置に保持する場合は第25図のトン
クズの位置を変える必要がある。すなわち第46図に卦
いて59は常に下方に向かい布片を探りあて最初に保持
するトンクズ、60は基板63の裏面から表面へ移動自
在のトンクズ、61,62はトンクズ、63は基板、6
4は基板回転中心、65は対角を水平にトンクズ61,
62により2つ折りになつて保持されている長方形の布
片、66は基板の裏面から表面へ移動自在な他のトンク
ズ、67は次に定位置に保持すべき布片である。第46
図の装置を用いれば長方形の布片を縦長にも横長にも保
持できるが本発明では縦長に保持する方がトラブルが少
ないので縦に長く保持するのが好ましい。すなわち第4
6図のトンクズ59,61,62は各々第36図のトン
クズ38,40,41に対応し、同じ作用をなすので、
第36〜42図までは長方形の布片でも同様に進む。そ
して第42図に対応するのが第46図である。ここでは
長方形の4つの角の全てをトンクズ60,61,62,
66(トンクズ60,66は長方形の布片の形により定
位置となる)により保持することができるので、隣り合
ういずれか2つの角を保持し、他の角を解放し、水平に
保持すれば布片は定位置に保持される。第46図に卦い
てトンクズ62−66に卦ける保持により布片を水平に
保つたのが第47図であり、このように大きな動きで布
片が移動する方が最終的に布片を定位置に保持した場合
、しわやめくれが生じにくいので好ましい。長方形の布
片をこの装置で横長に保持することもできるが、その場
合はからみ付きが生じることがあるので、この装置で縦
長に保持した後に公知の方法で横長にすることが好まし
い。たとえば第46図に卦いてトンクズ61,66によ
り2つの角を保持する場合は更に基板63を回転するこ
とによりほぼ良好に定位置に保持することが町能である
が、トンクズ60,62により2つの角を保持すると、
トンクズ61,66を解放した場合辺60−62上に布
片がかぶさつてしまうことがある。すなわち、第46図
においてトンクズの配置はトンクズ59,61,62,
66の4ケとする第48図示の配置にすることが好まし
い。このようにして長方形の布片を本装置を用いて定位
置に保持することができる。また橢円形の布片も長方形
と全く同一の方法で定位置に保持することができる。本
装置では布片のたるみを防ぐため布片を2つのトンクズ
で保持する場合は布片を軽く引つ張るので布片は場合(
たとえば第42図)によるとバイヤス方向に伸びる恐れ
があるのでその場合はバイヤスの伸びのない布にするか
または布片にあらかじめ補強の縫い目を入れて卦くのが
よい。
これらの定位置保持装置は全て自動的に制御運転するこ
とが可能である。〔実施例・2〕 第49図は本発明の方法を実施するのに用いる布片定位
置保持装置の他の例を示す正面図である。
説明の便宜上本装置をA−Dの4区に分けてある。本装
置の構成はA区で布片の保持と、布片の1つの角の検出
保持を行ない、B区で、A区で保持された角の対角の検
出を行ない、B,C区で対角を保持した布片を、その対
角線を水平に保持し、更に下端となつている2枚重なつ
た角のうちの1つのみの保持を行ない、C,D区で布片
の隣り合う2つの角の保持を行なつて布片を定位置に保
持するようになつている。本装置に卦いて68,72,
76は布片検出保持用トンクズで、第29〜31図と同
様の構能を持つているもの、69,73,77はトンク
ズ68,72,76の移動孔、70,74は布片のしご
き棒、71,75はしごき棒70,74の移動孔、78
は2枚重なつて吊り下がつている布片のうちの1枚のみ
を選択検出保持するトンクズで、第32〜35図で示し
たのと同様の機能を持つもの、79はトンクズ78の移
動孔である。
トンクズ68は移動孔69に従つて上下動し、上死点で
左右動する。しごき棒70は、トンクズ68の右動終端
の近傍に、移動孔71に従つて上下動すべく設けてある
トンクズ72は、トンクズ68の右動終端の下位で移動
孔73に従つて上下動し、かつ下死点から右上りの斜上
下動可能に設けてある。しごき棒74はトンクズ72の
斜上下動の上死点の近傍に、移動孔75に従つて上下動
すべく設けてある。トンクズ76は、トンクズ72の斜
上下動の上死点の下位を下死点として移動孔77に従つ
て斜上下動町能に設けてある。トンクズ78は、トンク
ズ72とトンクズ76の、各々の斜上死点を結ぶ線の中
間点の下位に、移動孔79に従つて上下動すべく設け、
かつ、その上死点を斜上下動の下死点として斜上下動す
べく設けてある。トンクズ68,72,76,78卦よ
びしごき棒70,74は図示しないエアシリンダで移動
孔に従つて駆動される。本装置で正方形の布片を定位置
に保持するには次のような順序で行なう。
まず、第50図に卦いてトンクズ68により定位置に保
持されるべき布片80の一部を検出、保持し、移動孔6
9に沿つて上昇し、次いで右に移動し、第51図の状態
にする。
第51図に訃いてトンクズ68に吊b下げられた布片8
0は、その最下端が必らずしもトンクズ68の真下には
来ないので、一部に切り欠きを有する円形のしごき棒7
0によりしごいて、トンクズ68の真下で、トンクズ7
2の真上に布片80の最下端(布片80の角の部分にな
る)が来るようにする。これによりトンクズ72は上昇
し、第52図のように布片80の最下端である正方形の
角の1つを保持する。この後、トンクズ68は布片80
を解放し、トンクズ72は下降し、更に右上方に移動孔
73に従つて上昇する。しごき棒70は移動孔71の上
死点に戻る。第53図に卦いて移動孔73の上死点に来
て下向きとなつたトンクズ72に吊り下げられた布片8
0は、再びしごき棒74によりしごかれ、布片80はそ
の最下端(トンクズ72により保持されている角の対角
)がトンクズ76の位置(布片80の大きさにより定位
置となる)に来るのでトンクズ76により検出保持され
る。しごき棒74は移動孔75の上死点に戻る。次にト
ンクズ76は移動孔77に従つて上死点まで上昇する。
第54図に卦いて布片80はトンクズ72,76により
2つの互いに対角である角をほぼ水平に保持されたこと
になる。そこでトンクズ78によ拡重なつて垂れ下.が
つている2枚のうちの1枚のみの角を第55図のように
検出、保持し、トンクズ72を解放し、トンクズ78は
移動孔79の上死点まで移動する。これにより第56図
のように、布片80はトンクズ76,78により定位置
に保持される。そして次の工程に送られる。本装置は垂
直面に配置されているが、これらを筒状たとえば円筒状
に配置することもできる。
本装置では、布片の任意の点を最初に保持するようにし
てあるが必要によりトンクズ68、しごき棒70を除い
て人力または他の公知の方法により布片の1つの角をト
ンクズ72に保持させ、以後第53図以降と同様にして
定位置に保持してもよい。なお本装置を用いて長方形の
布片を定位置に保持する場合も、ほぼ同様の作動で行な
うことができ、この場合第54図に相当するのが第57
図となり1トンクズ72,76により2つの対角を水平
に保持された布片80の垂れ下がつた角のうちの1つの
位置にトンクズ78に相当するトンクズ81を設けて}
き、下がつている角を保持させ、トンクズ72を解放し
、トンクズ7B,8lにより布片を定位置に縦長に保持
することができる。
また本装置ではトンクズ72の上方右端の位置とトンク
ズ76の下方左端の位置との距離は適用すべき布片の対
角線とほぼ等しくなるようにしてあるので、第52図で
、トンクズ72が布片80の2つの隣り合う角を保持し
た場合は、トンクズ76は布片80を保持することがで
きずこの布片はもう一度保持しな卦すことになる。上述
のように本発明によれば布片を自動的に定位置に保持す
ることができるので布片の積み重ね、洗浄、乾燥などを
容易に行なえ産業上有益である。
また人力によらないので、無菌的な操作や、人体に有害
な環境下でも操作が可能であり、更に昼夜連続作業も町
能である。特に使い拾てによる資源の浪費を防ぐため、
布片の再使用を計ることができるので、本発明の効果は
極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は不等辺三角形の布片の定位置保持方法
の説明図、第5図〜第10図は二等辺三角形、正三角形
の布片の定位置保持方法の説明図、第11図〜第17図
は正方形の布片の定位置保持方法の説明図、第18図〜
第24図は長方形の布片の定位置保持方法の説明図、第
25図は本発明方法を実施するための装置の一例を示す
正面図、第26図は第25図の装置の基板の裏面図、第
27図は同じくその側面図、第28図は第25図の装置
に使用するトンクズの配置の説明図、第29図〜第31
図は同じくトンクズの説明図、第32図〜第35図は第
25図の装置に使用する布片選択保持機構の一例を示す
説明図、第36図〜第43図は第25図の装置を用いて
正方形の布片を定位置に保持する場合の説明図、第44
図卦よび第45図はそれぞれ本発明装置の他の実施例を
示す説明図、第46図卦よび第47図は長方形の布片を
定位置に保持する場合の装置とその動作の説明図、第4
8図は長方形の布片を定位置に保持する場合の好ましい
装置の説明図、第49図は本発明方法を実施するための
装置の他の例を示す正面図、第50図〜第56図は第5
0図の装置を用いて正方形の布片を定位置に保持する場
合の説明図、第57図は長方形の布片を定位置に保持す
る場合の装置の説明図である。 1,9,16,26・・・・・・布片、5,12,19
,29・・・・・・第1工程で吊り下げられた布片の最
下端部、6,13,14,20,30・・・・・・第2
工程で吊り下げられた布片の最下端部、5と6,12と
13,14,19と20,29と30・・・・・・第2
、第3工程で保持した2点、42,63・・・・・・回
転しうる基板、39,40,41,66,61,62・
・・・・・布片保持用の保持具、38,59・・・・・
・保持具41,62と39,66を結ぶ線の延長上0保
持具、72・・・・・・斜上下動可能な布片保持凡 7
0,74・・・・・・上下動可能なしごき棒、76・・
・・・・斜上下動町能な布片検出保持具、78・・・・
・・上下動卦よび斜上下動町能な布片選択保持具、68
・・・・・・上下動および左右動可能な布片検出保持具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 布片の一部を保持して吊り下げる第1工程と、第1
    工程で吊り下げられた布片の最下端部を保持し第1工程
    の保持を解放して吊り下げる第2工程と、第2工程で吊
    り下げられた布片の最下端部を保持する第3工程と、第
    2、第3工程で保持した2点をほぼ水平に張持する第4
    工程とよりなる布片定位置保持方法。 2 第4工程で張持された布片の最下端部が2枚となる
    場合のみ、そのうちの1枚の端部を保持し第3工程の保
    持を解放して吊り下げる第5工程を追加したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の布片定位置保持方法
    。 3 布片が不等辺三角形、正方形または長方形である特
    許請求の範囲第1項記載の布片定位置保持方法。 4 布片が正三角形または二等辺三角形であり、第4工
    程で張持された布片の最下端部を保持し、第3工程の保
    持を解放する第5工程と、第2、第5工程で保持した2
    点をほぼ水平に張持する第6工程と、その最下端部の一
    方のみを保持し、第5工程の保持を解放する第7工程と
    、第2、第7工程の保持部分をほぼ水平に張持する第8
    工程を追加したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の布片定位置保持方法。 5 布片が正多角形または円形および周辺部に凹凸を有
    し全体として正多角形または円形と見なすことができる
    形であり、第4工程で張持された布片の最下端部の一方
    のみを保持し、第2工程および第3工程の保持のいずれ
    か一方を解放する第5工程と、第5工程で解放しなかつ
    た他方の保持部と第5工程の保持部とをほぼ水平に張持
    する第6工程を追加したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の布片定位置保持方法。 6 布片が長方形または橢円形および周辺部に凹凸を有
    し全体として長方形または橢円形と見なすことができる
    形であり、第4工程で張持された布片の最下端部の一方
    のみを保持し第2工程および第3工程の保持のいずれか
    一方を解放する第5工程と、第5工程で解放しなかつた
    他方の保持部と第5工程の保持部をほぼ水平に張持する
    第6工程を追加したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の布片定位置保持方法。 7 回転しうる基板42、63において適用すべき正方
    形または長方形の布片の3つの角に対応する位置にそれ
    ぞれ布片保持用の3つの保持具39、40、41、66
    、61、62を設け、そのうちの1つの保持具39はた
    たまれて2枚となつた布片部分の1枚を必要に応じて選
    択保持する機能を有せしめたものとしたことを特徴とす
    る布片定位置保持装置。 8 布片の1つの角に対応する位置の保持具41、62
    と、他の角に対応する位置の保持具39、66を結ぶ線
    の延長上に保持具38、59を追設したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の布片定位置保持装置。 9 斜上下動可能な布片保持具72と、該保持具72の
    斜動上死点の近傍に設けた上下動可能なしごき棒74と
    、上記保持具72の斜動上死点の下位を下死点とする斜
    上下動可能な布片検出保持具76と、この布片検出保持
    具76の斜上下動の中間点の下位を下死点とする上下動
    および斜上下動可能な布片選択保持具78とよりなるこ
    とを特徴とする布片定位置保持装置。 10 上下動可能で、上死点で左右動可能な布片検出保
    持具68と、該布片検出保持具68の右動終端の近傍に
    設けた上下動可能なしごき棒70とを上下動も可能とし
    た布片保持具72の左方および上方に設てなる特許請求
    の範囲第9項記載の布片定位置保持装置。
JP14350577A 1977-11-30 1977-11-30 布片定位置保持方法および装置 Expired JPS5924685B2 (ja)

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JPS5477790A JPS5477790A (en) 1979-06-21
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0123905Y2 (ja) * 1984-07-26 1989-07-20
JP2015089456A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 梨加 竹内 リネン折り畳み方法と装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0123905Y2 (ja) * 1984-07-26 1989-07-20
JP2015089456A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 梨加 竹内 リネン折り畳み方法と装置

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