JPH07231998A - 方形状布片の洗濯物の全自動仕上方法および装置 - Google Patents

方形状布片の洗濯物の全自動仕上方法および装置

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JPH07231998A
JPH07231998A JP33552794A JP33552794A JPH07231998A JP H07231998 A JPH07231998 A JP H07231998A JP 33552794 A JP33552794 A JP 33552794A JP 33552794 A JP33552794 A JP 33552794A JP H07231998 A JPH07231998 A JP H07231998A
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cloth
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚れた方形状布片の洗濯から仕上及び出荷ま
での工程を全自動化するものに関する。 【構成】 汚れた方形状布片をクリーニングするには洗
濯、脱水、乾燥、展開、アイロン掛け、包装等の工程を
経なければならないが、現在、展開工程が自動化されて
いない為に展開工程は人手によって行われていた。そこ
で該布片の一つの角と一つの角に対角する角とを掴んで
該布片を逆三角形状に吊して、該布片の縁が捩れなく直
線となった所を、該布片の任意の角部と該角部と一辺を
共有する角部を掴んで、該布片を展開しようとする幾つ
かの展開方法及び装置を提案することにより展開工程を
自動化して、汚れた該布片のクリーニングのための全工
程を自動化するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランドリー工場等にお
ける汚れた方形状布片の洗濯仕上加工の全行程を自動化
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランドリー工場では入荷した汚れ
た方形状布片を一緒にして水または洗浄剤によって洗濯
または洗浄する洗濯工程で該布片の汚れを落とした後、
脱水工程に導入し、脱水機で該布片を脱水し、次いで、
乾燥、解きほぐし工程に搬送して該布片を乾燥すると同
時に絡まって塊状となる該布片の絡みを解きほぐし、絡
みを解いた状態で該布片を山積とする。しかし、該布片
の山積から該布片の一枚を取出してアイロン掛けするに
は、アイロン掛け装置に該布片を展開した状態で該布片
の縁(辺)を揃えて供給しなければならない。
【0003】そこで、絡みを解きほぐされた該布片を人
手によって展開して縁出し工程に供給し、縁出し装置に
よって該布片の縁を装置に平行に揃えてアイロン掛け工
程に導入してアイロン仕上げをし、折畳み工程で折畳み
包装工程で包装して一時保管後出荷していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】該布片を洗濯して仕上
げる為には上記のような工程を経るのであるが、従来の
方形状布片の洗濯物の仕上げにおいては、洗濯、脱水、
乾燥、解きほぐし、縁出し、アイロン掛け、折畳み、包
装保管の各工程で既に機械化され夫々の装置によって人
手を使わずに操作ができるようになっている。しかし、
乾燥、解きほぐし工程と縁出し工程またはアイロン掛け
工程との間の該布片を展開する工程において該布片が柔
軟で形を崩しやすい性質のために機械化が出来ず、この
所を数人の作業員によって、該布片の山積から一枚を取
出し捩じれをほぐしながら、該布片の任意の角と該角か
ら伸びる縁をそれぞれ捜し出し、各々を掴んで展開して
次工程の縁出し装置またはアイロン掛け装置に供給して
いた。
【0005】この為、高温多湿の悪環境の下で重労働と
なり、作業能率が悪くコスト高となる。又、全工程の一
部の展開工程で人手に頼っていたので、汚れた該布片の
洗濯物の仕上加工の全工程を自動化することが出来ず、
悪環境の工場を無人化する為の障害となっている等の問
題点があった。
【0006】本発明は、汚れた該布片の洗濯物の仕上加
工における一連の工程の中の一工程である該布片の展開
工程。即ち、該布片の山積の中より該布片の一枚を掴ん
で吊し展開して次工程の装置に供給する工程の該布片の
展開方法および装置を提供することによって、ランドリ
ー工場の無人化および該布片の一連の洗濯仕上の全工程
を自動化することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、洗濯、脱水および乾燥、解きほぐされた該布片の山
積みから一枚を掴み上げて任意の一つの角部と該一つの
角と一辺を挟んで隣り合う角部を掴んで展開する手段と
して以下に記載の方法および装置を提供するものであ
る。
【0008】山積み状態の方形状布片の中から一枚の該
布片を昇降柱を上下動する第一チャック(該布片掴み部
材)によって掴み、昇降柱を第一チャックが上方に移動
して該布片を吊下げると、該布片は自重によって垂れ下
がる。該布片に絡みが無い限り、掴み点より最大距離に
ある該布片の角部(角または角の近傍の部分)が最下端
にくる。該布片を昇降柱に隣接した該布片の角部を出す
装置に入れて、最下端にある該布片の一つの角部を第二
チャックによって掴み、第一チャックを該布片から外
す。
【0009】該布片は自重によって第二チャック下に垂
れ下がり、最下端が上記第二チャックで掴んだ角部の対
角の角部となる。該布片の角部を出す装置によって対角
の角部を取出し、その対角の角部を第三チャックで掴
み、第二、第三チャックを水平に横方向に移動させて該
布片を伸張すると、該布片は第二、第三チャックで掴ん
だ角部の対角線を稜として折り畳まって逆三角形状に垂
れ下がる。この状態から以下、第1または2の夫々の展
開工程に供給される。
【0010】第1の方形状布片の展開工程として、第
二、第三チャックによって該布片の一つの角と一つの角
に対角する角を掴んで逆三角形状に垂れ下げた後、基台
内部に設けた載置台の前面上部に移動する。第二、第三
チャックは基台の左右の上部側縁に設けた前後方向に伸
びる左右の縦軌道上に橋渡して設けた架橋体に取付けら
れる。架橋体はモータの軸に設けたスプロケットやホィ
ールなどの回転体に掛けられたチェーン、ベルト等の伝
動体からなる駆動装置に取付いて、モーターの回転によ
り縦軌道上を基台の前後方向に移動できるようになって
いる。
【0011】載置台の中間近辺に載置台を左右方向に横
切る横軌道を設け、横軌道上を移動する第四チャックを
設け、また、横軌道上の該布片の縁を検知するセンサー
を設けて、センサーからの信号を受けてチャックの動き
を制御する制御装置を設ける。第四チャックによって該
布片の一つの角に隣合う角を掴んで、該布片を吊下げて
展開する。
【0012】第2の方形状布片の展開工程として、第
二、第三チャックによって該布片の一つの角と一つの角
に対角する角部を掴んで逆三角形状に垂れ下げて後、垂
れ下がった方形状布片の裾を開いて任意の辺(縁)の一
部を掴み、一部の掴み側の角部の掴みを解放して方形状
布片を垂れ下げる。この状態から左右方向に移動可能で
同一面に置かれた一対の左右対称の載置台に該布片を移
動して、垂れ下がった該布片の下辺の縁が一直線に揃っ
たことを感知するセンサーを設け、該センサーによって
該布片の下辺が載置台上で一直線になった時点で該布片
の掴みを解放する。
【0013】左右の載置台に乗せられた該布片の左右の
片を夫々別個に載置台のセンタ−方向にベルトコンベ
ァ,ロ−ラー等によって構成した載置台の移動によって
動かす。該布片の下辺の左右の角を感知する角センサー
を左右の載置台のセンターから等距離に設け、該布片の
下辺の左右の角が角センサーに感知されると左右の夫々
の載置台の移動を停止する。載置台のセンタ−から等距
離にある該布片の左右の角部をチャックで掴み、該布片
を吊して展開する。
【0014】上記該布片の展開手段によって本発明は汚
れた多数枚の方形状布片を洗濯機に入れて洗濯する工
程、該布片を脱水する工程、該布片の乾燥及び絡みを解
きほぐす工程、山積みされた該布片の中から1つを掴ん
で展開する工程、展開した該布片の1つの縁を装置の軸
に直線に揃える工程、該布片をアイロン掛けする工程、
該布片を折畳む工程、折畳まれた該布片を包装収納一時
保管する工程から成る一連の工程または各工程のあらゆ
る選択的組合わせによる工程を連続させて自動化したも
のである。
【0015】
【作用】上記構成によって、各展開工程は下記の作用を
奏する。
【0016】第1の方形状布片の展開工程として、第
二,第三チャックによって該布片の互いの対角の角部を
掴んだ後、第二チャックを右方向に移動させて、布片を
伸張させる。該布片は掴んだ夫々の角の対角線を稜とし
て折り畳み逆三角形状に展開されて垂れ下がった状態と
なる。この状態で第二、第三チャックを基台の枠組内前
方に設けた方形状の載置台上に移動させ続いて載置台上
で該布片を寝かせるようにして移動させる。
【0017】該布片が載置台上を移動する途中で第三チ
ャックを外して、第二チャックの掴みのみで該布片を引
き摺るようにして載置台上を移動し、第二チャックによ
って掴まれた該布片の角部と隣り合う角部が第四チャッ
クの移動通路である溝を横切る所をセンサーによって検
知して第二チャックの移動を止め、該角部を第四チャッ
クを右方向に移動させて掴み、第二、第四チャックを左
方向に移動することによって、該布片の一つの角と一つ
の角に隣合う角を掴んで、載置台外で垂れ下げて展開す
る。
【0018】第2の方形状布片の展開工程として、該布
片の任意の一辺を共有する2つの角から夫々等距離の位
置で掴むと、その掴みは一辺の中心から等しい距離をも
って掴むことに基づくものである。この考えを遂行する
にあたり該布片が揺れ動かないようにするために載置台
上に該布片を広げて載置する。載置された該布片の任意
の辺の左右の角が載置台のセンターから等距離になるよ
うに載置台のセンターから左右に振り分けられた該布片
を載置台のセンター方向に巻き込むようにして左右の夫
々の角を引寄せる。
【0019】該布片の辺の左右の角が載置台のセンター
から等距離になると載置台のセンターから等距離で平行
に移動する左右のチャックによって該布片の角部を掴ん
で吊す。すると、左右のチャックは該布片の一辺の中心
から等距離の位置で該布片の一つの角部と一つの角部に
隣り合う角部を掴んで展開する。これによって該布片の
縁を装置の軸線に揃えて載置することができる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
但し、載置台8の方向については図示の様にし、該布片
1が載置台8上で移動する前に置かれた位置を前とし、
載置台8の前面で向って左右とする。
【0021】ランドリー工場において、被洗濯物は多数
枚を同時に洗濯機に入れて洗濯される。被洗濯物は洗濯
機内で回転しながら洗濯をするため互いに絡み合い、絡
み合った状態で脱水工程で脱水されるために、被洗濯物
は互いに固く絡み合って塊状となる。被洗濯物を乾燥し
アイロンがけをして成品として加工するには、塊状に絡
まった被洗濯物をほぐして一枚一枚取出さなければなら
ない。そこで、絡み合って塊状となった被洗濯物を回転
ドラム式の布類ほぐし機(例えば、特開平6−1544
98号公報参照)内に投入して、回転ドラム内で転動す
る間に該布片の絡みが解きほぐれて一枚一枚に分離され
た状態で塊状となる。解きほぐされた該布片を取出し
て、コンベアーによって展開装置に搬送して展開装置の
供給部で山積みとする。
【0022】図1に示す様に、展開装置の供給部に搬送
され山積みとなった方形状布片1の角をA,B,C,D
とする。また、以下記載の一連の操作はセンサーと制御
装置からの指令によって行われる。
【0023】図2において、山積みされた該布片1の上
方から昇降支柱2を介して上下移動する第一チャック3
により一枚の該布片1を掴んで吊り下げ上方に移動す
る。図3において、上方に位置する該布片1の角部Aを
出す角出し装置の上下一対の噛込みローラー4の噛合わ
せ位置に第一チャック3に吊り下がった該布片1が来る
と押込みプレート5を上下ローラー4方向に移動させ
て、該布片1の一部を上下ローラー4間に押込み、同時
に上下ローラー4を回転させて該布片1を噛込ませる。
その後、該布片1から第一チャック3を外すと該布片1
は上下ローラー4の前面に垂れ下がった状態となる。
【0024】図4において、上下ローラー4の回転によ
って該布片1は上下ローラー4の後方に送られ、上下ロ
ーラー4の前面で最下端にあった該布片1の一つの角部
Aが上下ローラー4の前面に現れる。そこで、上下ロー
ラー4の回転を停止して、上下ローラー4の前面に第二
チャック6を移動させてきて、上下ローラー4の前面の
該布片1の一つの角部Aを第二チャック6にて掴む。
【0025】図5において、上下ローラー4を逆回転さ
せ該布片1を上下ローラー4の前方に送ると、上下ロー
ラー4の後方で垂れ下がり最下端にあった該布片1の角
部Aの対角の角部Cが上下ローラー4の後面に現れる。
この時、上下ローラー4を停止して、上下ローラー4の
後面に第三チャック7を移動させて該布片の角部Cを掴
む。
【0026】図6において、該布片1を上下ローラー4
の噛込みから外す。図7に示すように、該布片1の角部
Aと角部Aに対角する角部Cを第二チャック6および第
三チャック7で掴んで吊し、両チャック6,7を水平に
移動して該布片1を伸張すると、該布片は角Aと角Cの
対角線で折り畳まり対角線を稜として逆三角形状に垂れ
下がった状態とする。
【0027】(実施例1)第1の方形状布片の展開工程
の実施例を図面を参照して説明すると、図7において、
方形状布片1の角部A、Cを第二チャック6及び第三チ
ャック7で夫々掴み、掴んだ角の対角線を稜として折り
畳むように垂れ下げた後、方形状の載置台8の前方に該
布片1を移動させる。
【0028】図8に示されるように、基台9の左右の上
部側縁に前後方向に伸びる縦軌道13を設け、左右の縦軌
道13を橋渡して左右の縦軌道13上を移動する架橋体12を
設ける。又、基台9内部の架橋体12の移動領域の下方に
載置台8を設ける。架橋体12には第二チャック6および
第三チャック7が架橋体12上を左右に移動できるように
取付いている。基台9に設けたモーター10に取付いたチ
ェーン11、チェーン11に取付いた架橋体12はモーター10
の回転によって縦軌道13上を基台9の前後方向に移動す
るように設けた。これにより、架橋体12に取付いた二チ
ャック6、第三チャック7は縦軌道13に支持されなが
ら、載置台8の上方を前後方向に該布片1の互いの対角
の角部A,Cを掴んで移動する。
【0029】図9に示すように、互いの対角の角部A,
Cを掴まれた方形状布片1は載置台8の前面から載置台
8上を三角形状に広げ横たえて引摺られながら後方に移
動していく。
【0030】図10において、該布片1を載置台8上を移
動する途中で該布片1の角部Cを掴む第三チャック7の
掴みを外し、該布片1を第二チャック6の掴みのみで載
置台8上を引摺るようにして後方に移動すると、該布片
1は第二チャック6の掴みを支点として回転するように
後方に引摺られる。第二チャック6に掴まれた該布片1
の角部Aと隣合う角部B(またはD)が第四チャック14
を左右方向に移動させる横軌道15上に現れるとセンサー
が感知し、制御装置16からの指令を受けて前後駆動装置
のモーター10の回転を停止する。これによって第二チャ
ック6の移動を止める。
【0031】図11に示すように、第四チャック14の横軌
道15上で移動を停止している該布片1の角部を制御装置
16からの指令を受けた第四チャック14が横軌道15上を右
方向に移動して掴む。すると、該布片1の角部Aと角部
Bとを第二チャック6と第四チャック14で掴んだ状態と
なる。
【0032】図12において、上記状態から第二チャック
6および第四チャック14を左方向に移動させると、該布
片1は載置台8上から離れて第二チャック6と第四チャ
ック14とで角部A,Bを掴まれ垂れ下がり展開された状
態となる。この展開された状態でもって次工程に供給す
る。
【0033】(実施例2)第2の方形状布片の展開工程
の実施例を図面を参照して説明すると、図13において、
該布片1の互いの対角部A,Cを第二、第三チャック
6,7で夫々を掴み、掴んだ角の対角線を稜として折り
畳むように垂れ下がった方形状布片1は角部B,Dおよ
び各辺が重なった状態となる。これでは該布片1の各辺
を個々に掴むことが困難なことから該布片1の角部B,
Dを夫々の側から吸引装置18で引いて該布片1の垂れ下
がった下方部を開け、三つ又状の爪を持つチャック17を
開かれた該布片1の垂下がった裾の開口部に入れる。
【0034】図14において、三つ又爪チャック17の二つ
の爪間隔内のどちらかに方形状布片1を挟んだことをセ
ンサ−にて感知した時、該布片1を挟んだ爪で該布片1
の一辺の一部を掴む。図15において、例えば方形状布片
1のAD辺の一部Eを掴むと、角部Aを掴んだ第二チャ
ック6を放す。すると垂れ下がった該布片1は台形片と
三角形片とになって折り畳まれた状態となる。図16にお
いて、方形状布片のE、C点部を第五、第六チャック1
9、20で掴み直して、該布片1を水平に置かれた左右対
称な一対のベルトコンベァ21、22で構成された載置台上
に移動する。
【0035】図17において、左右ベルトコンベァ21、22
の駆動ロ−ラー23の軸線に直角な線上の布巾よりも狭い
範囲の2点に左右の下辺センサ−24,25が設けてあり、
垂れ下がった方形状布片1の台形片側の下辺CBが左右
ベルトコンベァ21、22からなる載置台上を移動して、左
の下辺センサ−24の位置に該布片1の下辺CBが来ると
第五チャック19の移動を止め、右の下辺センサ−25の位
置に該布片1の下辺CBが来ると第六チャック20の移動
を止める。その後、第五、第六チャック19、20を該布片
1から外すことによって、該布片1の台形片の下辺CB
を左右ベルトコンベァ21,22の駆動ロ−ラー23の軸線に
直角な線に合して載置する。
【0036】図18において、第五、第六チャック19,20
を方形状布片1から外した後、左右のベルトコンベァ2
1,22が対称となる中心軸線(載置台のセンタ−)から
等距離aの左右の位置に角センサ−26,27を設置して、
該布片1の角Cおよび角Bが左右の角センサ−26,27の
位置にくるまで左右のベルトコンベァ21,22を中心軸線
に向って回転させる。該布片1の角Cおよび角Bが左右
の角センサ−26,27の位置に来ると左右ベルトコンベァ
21,22を夫々独自に停止しする。この時、該布片1の角
Cおよび角Bが中心軸線から等距離aとなる。
【0037】図19において、左右ベルトコンベァ21,22
の中心軸線と同心軸に対称位置bに設けた左右の二股爪
チャック28,29を移動させてきて該布片1の角C、B近
傍を掴む。これは該布片1の辺CBの中心から振分けた
等距離の位置で左右の二股爪チャック28,29がそれぞれ
該布片1の辺CBを掴むことである。
【0038】左右の二股爪チャック28,29は方形状布片
1の辺CBを掴んで吊り下げ展開した後、左右ベルトコ
ンベァ21,22から離れて、レ−ル上を移動するチャック
に二股状の爪の間に入る爪を持つチャックによって該布
片1は掴み替えられる。該布片1を展開して吊り下げた
チャックは次工程の装置にセンターを合せて供給するよ
うに移動していく。
【0039】上記手段によって展開された該布片1は縁
出し装置またはアイロン掛け装置を経て折り畳み、包装
され出荷される。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。方
形状布片の洗濯加工仕上工程の全行程を自動化すること
が出来るので従業員を過酷な労働条件から開放すること
ができる。自動化によって長時間の連続運転が可能なた
め効率の良い仕上加工ができる。
【0041】載置台を用いて方形状布片を展開するので
載置台上で該布片が静止した状態となるために該布片の
角部と該角から伸びる縁の任意の巾の点を掴むことが容
易となる。方形状布片の一辺の中心から等距離に一つの
角部と一つの角に隣合う角部を掴んで展開する方法およ
び装置にあっては該布片を次工程の装置の軸線に合せる
ことが容易で、且つ該布片の縁が正確に揃うので縁出し
工程を省いて直接アイロン掛け装置に供給することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】方形状布片の展開した状態を示す説明図であ
る。
【図2】昇降柱を上下動するチャックによって山積の方
形状布片を掴む位置での実施例を示す概念図である。
【図3】方形状布片を吊り上げ上下ローラーに噛ませる
位置での実施例を示す概念図である。
【図4】方形状布片の一つの角部を第二チャックで掴む
位置での実施例を示す概念図である。
【図5】方形状布片の一つの角部の対角の角部を第三チ
ャックで掴む位置での実施例を示す概念図である。
【図6】方形状布片を上下ローラーから外す位置での実
施例を示す概念図である。
【図7】方形状布片の互いの対角の角部を掴んで伸張す
る位置での実施例を示す概念図である。
【図8】方形状布片の互いの対角の角部を掴んで載置台
前面に移動した位置での実施例を示す概念図である。
【図9】方形状布片を載置台上に横たえた状態で引摺り
ながら後方に移動させる位置での実施例を示す概念図で
ある。
【図10】方形状布片を載置台上で一つの角に隣合う角を
センサーが感知した位置での実施例を示す概念図であ
る。
【図11】方形状布片が載置台上で一つの角と隣り合う角
を掴んだ位置での実施例を示す概念図である。
【図12】方形状布片の一つの角と隣り合う角を掴んで伸
張し垂れ下げた位置での実施例を示す概念図である。
【図13】方形状布片の互いの対角の角部を掴んで垂れ下
がった角部を広げた位置での実施例を示す概念図であ
る。
【図14】方形状布片の広がった裾に三っ又爪チャックを
入れる位置での実施例を示す概念図である。
【図15】方形状布片の一辺の一部を三っ又爪チャックで
掴んだ位置での実施例を示す概念図である。
【図16】方形状布片を左右対称の一対のベルトコンベァ
の載置台に移動させた位置での実施例を示す概念図であ
る。
【図17】方形状布片の一辺をベルトコンベァの載置台上
で載置台センター軸線に直角な線上に載置する位置での
実施例を示す概念図である。
【図18】方形状布片の一辺を挟んで隣合う2つの角部が
ベルトコンベァの載置台センター軸線等距離になった位
置での実施例を示す概念図である。
【図19】方形状布片の一辺を二股爪チャックで吊下げた
位置での実施例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 方形状布片 2 昇降柱 3 第一チャック 4 上下ローラー 5 押込みプレート 6 第二チャック 7 第三チャック 8 載置台 9 基台 10 モーター 11 チェーン 12 架橋体 13 縦軌道 14 第四チャック 15 横軌道 16 制御装置 17 三つ又爪チャック 18 吸引装置 19 第五チャック 20 第六チャック 21 左ベルトコンベァ 22 右ベルトコンベァ 23 駆動ローラー 24 左下辺センサー 25 右下辺センサー 26 左角センサー 27 右角センサー 28 左二股爪チャック 29 右二股爪チャック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚れた方形状布片(1)の洗濯からアイ
    ロン掛の全工程を自動化した方法であって、洗濯され山
    積にされた該布片(1)の一つを掴んで吊した後、該布
    片の互いの対角の角部を出し、該角部を利用して該布片
    (1)の隣合う二つの角部を掴んで、該布片を展開する
    展開工程を含むことを特徴とする方形状布片の洗濯物の
    全自動仕上方法。
  2. 【請求項2】 上記角部出しが掴んだ該布片(1)を一
    対のローラー(4)に噛み込ませて行う請求項1記載の
    方形状布片の洗濯物の全自動仕上方法。
  3. 【請求項3】 上記隣合う二つの角部が載置台(8)上
    で該布片(1)の一辺の直線性を出した部分である請求
    項1または2に記載の方形状布片の洗濯物の全自動仕上
    方法。
  4. 【請求項4】 方形状布片(1)の隣合う二つの角部を
    掴んで、該布片(1)を展開することが、該布片(1)
    の一つの角部(A)と一つの角部(A)に対角する角部
    (C)を掴んで、該布片(1)を載置台(8)上に横た
    えさせて引摺るように移動させ、移動途中でいずれか一
    方の角部の掴みを外し、他方の角部の掴みのみで移動
    し、該布片(1)の他方の角部に隣り合う角部を載置台
    (8)上で感知して掴むことにより該布片(1)を展開
    することである請求項1に記載の方形状布片の洗濯物の
    全自動仕上方法。
  5. 【請求項5】 方形状布片(1)の隣合う二つの角部を
    掴んで、該布片(1)を展開することが、該布片(1)
    の任意の一つの角部(A)と一つの角部(A)に対角す
    る角部(C)から伸びる縁の中程(E)を持って同一面
    に置かれた一対の左右対称の載置台(8)上に垂れ下
    げ、垂れ下がった該布片(1)の下辺CBを載置台
    (8)の軸線に揃えて乗せ、該布片(1)の下辺CBの
    左右の角部C、Bが一対の載置台(8)のセンタ−から
    等距離になるよう該布片(1)の左右の角部C、Bを移
    動させ、その後、載置台のセンタ−と同一センタ−をチ
    ャック間で持つチャックで方形状布片(1)の角部C,
    Bを夫々掴んで展開することである請求項1に記載の方
    形状布片の洗濯物の全自動仕上方法。
  6. 【請求項6】 汚れた方形状布片(1)の洗濯からアイ
    ロン掛の全工程を自動化した装置であって、洗濯され山
    積にされた該布片(1)の一つを掴んで吊すチャックを
    備えた昇降柱(2)を設け、該布片(1)の互いの対角
    の角部を取出してチャックで掴む角出し装置を設け、該
    布片(1)の互いの対角の角部を掴んだチャックが移動
    する下方に該布片(1)を横たえらせる載置台(8)を
    設け、載置台(8)上で該布片(1)の縁の直線性を出
    した後、該布片(1)の隣合う二つの角部を掴んで該布
    片(1)を展開して吊下げるチャックを設けたことを特
    徴とする方形状布片の洗濯物の全自動仕上装置。
  7. 【請求項7】 載置台(8)上で該布片(1)の縁の直
    線性を出すことが、載置台(8)の左右の側縁の上方に
    前後方向に伸びる縦軌道(13)を設け、左右の縦軌道
    (13)に橋渡して左右の縦軌道(13)上を前後方向に移
    動する架橋体(12)を設け、架橋体(12)上を左右方向
    に移動する左右のチャック(6,7)を設けて、載置台
    (8)を横切って移動して該布片(1)の角部を掴むチ
    ャック(14)を設け、載置台(8)に該布片(1)の角
    部を感知するセンサーを設け、センサーからの信号を受
    けてチャックの動きを制御する制御装置を設けることで
    ある請求項6に記載の方形状布片の洗濯物の全自動仕上
    装置。
  8. 【請求項8】 載置台(8)上で該布片(1)の縁の直
    線性を出すことが、夫々左右方向に移動する一対の載置
    台(8)を同一面で左右対称に設け、左右の載置台
    (8)の上方で該布片(1)を掴んで載置台(8)に平
    行に移動する左右のチャックを設け、載置台(8)上で
    該布片(1)の垂れ下った下辺の直線を感知する左右の
    下辺センサー(24,25)を設け、左右の載置台(8)の
    中心線より振り分けて等距離の位置をに該布片(1)の
    角を感知する左右の角センサー(26,27)を設けること
    である請求項6に記載の方形状布片の洗濯物の全自動仕
    上装置。
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