JPH0534262B2 - - Google Patents
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- JPH0534262B2 JPH0534262B2 JP60264679A JP26467985A JPH0534262B2 JP H0534262 B2 JPH0534262 B2 JP H0534262B2 JP 60264679 A JP60264679 A JP 60264679A JP 26467985 A JP26467985 A JP 26467985A JP H0534262 B2 JPH0534262 B2 JP H0534262B2
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- JP
- Japan
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- chuck
- cloth
- piece
- rectangular
- linen
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- 238000010409 ironing Methods 0.000 claims description 8
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- 238000001035 drying Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
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- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はランドリー機械のスプレツダー、フイ
ーダ等に適用される布片の展開方法とその展開装
置に関する。
ーダ等に適用される布片の展開方法とその展開装
置に関する。
一般にランドリー工場では、第16図に示すよ
うに入荷したシーツ、タオル、包布等(以下リネ
ンと称す)を連洗機等で洗浄し、その後脱水工程
を経て乾燥機に投入する。そして乾燥工程を経た
リネンをほぐして展開し、アイロン掛けを行つた
後、折畳んで出荷している。このとき乾燥工程と
アイロン掛け工程の間では、乾燥機より取出した
リネンをベルトコンベアで一定の場所に搬送し、
山積みにされたリネン塊からリネンを作業者が5
〜6人で一枚ずつ取出して展開し、アイロン装置
またはその補助装置(スプレツダー、フイーダ
等)へ送り込んでいる。
うに入荷したシーツ、タオル、包布等(以下リネ
ンと称す)を連洗機等で洗浄し、その後脱水工程
を経て乾燥機に投入する。そして乾燥工程を経た
リネンをほぐして展開し、アイロン掛けを行つた
後、折畳んで出荷している。このとき乾燥工程と
アイロン掛け工程の間では、乾燥機より取出した
リネンをベルトコンベアで一定の場所に搬送し、
山積みにされたリネン塊からリネンを作業者が5
〜6人で一枚ずつ取出して展開し、アイロン装置
またはその補助装置(スプレツダー、フイーダ
等)へ送り込んでいる。
乾燥工程を終えたリネンの展開作業は、高温多
湿の雰囲気での作業となるため、作業者にとつて
は悪環境下での重労働となつている。そこで、リ
ネンの展開作業を自動化する装置の開発が望まれ
ているが、このような装置は現在業界には存在し
ておらず、従来技術としては特公昭59−24685号
公報において布片の定位置保持方法なるものが提
案されている。
湿の雰囲気での作業となるため、作業者にとつて
は悪環境下での重労働となつている。そこで、リ
ネンの展開作業を自動化する装置の開発が望まれ
ているが、このような装置は現在業界には存在し
ておらず、従来技術としては特公昭59−24685号
公報において布片の定位置保持方法なるものが提
案されている。
この方法は、布片の一部を保持して吊り下げる
第1工程と、第1工程で吊り下げられた布片の最
下端部を保持し、第1工程の保持を解放して吊り
下げる第2工程と、第2工程で吊り下げられた布
片の最下端部を保持する第3工程と、第2及び第
3工程で保持した2点をぼぼ水平に張持する第4
工程よりなるもので、矩形布の場合については次
のように説明されている。
第1工程と、第1工程で吊り下げられた布片の最
下端部を保持し、第1工程の保持を解放して吊り
下げる第2工程と、第2工程で吊り下げられた布
片の最下端部を保持する第3工程と、第2及び第
3工程で保持した2点をぼぼ水平に張持する第4
工程よりなるもので、矩形布の場合については次
のように説明されている。
すなわち、長方形の布片Sの任意の1点を第1
工程として保持して吊り下げると第17図のよう
になり、保持した点27と重心28とを通る直線
が鉛直となる。次に第2工程として、この状態の
最下端29を保持して吊り下げ、第1工程の保持
を解放すると第18図のようになり、29,30
間は一定の距離となるので第3工程として第18
図の下端30を保持する。次いで第4工程とし
て、第2及び第3工程での保持点29と30をほ
ぼ水平に保持すると第19図のようになる。この
状態で定位置に保持されたとして、次の工程に移
してもよい。一枚の展開状態で保持するには第5
工程として、第19図の31,32の一方を保持
する。
工程として保持して吊り下げると第17図のよう
になり、保持した点27と重心28とを通る直線
が鉛直となる。次に第2工程として、この状態の
最下端29を保持して吊り下げ、第1工程の保持
を解放すると第18図のようになり、29,30
間は一定の距離となるので第3工程として第18
図の下端30を保持する。次いで第4工程とし
て、第2及び第3工程での保持点29と30をほ
ぼ水平に保持すると第19図のようになる。この
状態で定位置に保持されたとして、次の工程に移
してもよい。一枚の展開状態で保持するには第5
工程として、第19図の31,32の一方を保持
する。
第20図は上記した布片の定位置保持方法を実
施するのに用いる布片定位置保持装置の正面図
で、説明の便宜上本装置をA〜Dの4区に分けて
ある。この布片定位置保持装置の構成はA区で布
片の保持と、布片の1つの角の保持検出を行い、
B区で、A区で保持された角の対角の検出を行
い、B,C区で対角を保持した布片を、その対角
線を水平に保持し、さらに下端となつている2枚
重なつた角のうちの1つのみの保持を行い、C,
D区で布片の隣り合う2つの角の保持を行つて布
片を定位置に保持するようになつている。同図に
おいてしごき棒70は、チヤツク68の右動終端
の近傍に、移動孔71に沿つて上下動すべく設け
てある。チヤツク72は、チヤツク68の右動終
端の下位で移動孔73に沿つて上下動し、かつ下
死点から右上りの斜上下動可能に設けてある。し
ごき棒74は、チヤツク72の斜上下動の上死点
の近傍に、移動孔75に沿つて上下動すべく設け
てある。チヤツク76は、チヤツク72の斜上下
動の上死点の下位を下死点として移動孔77に沿
つて斜上下動可能に設けてある。チヤツク78
は、チヤツク72とチヤツク76の、各々の斜上
下動の上死点を結ぶ線の中間点の下位に、移動孔
79に沿つて上下動すべく設け、かつ、その上死
点を斜上下動の下死点として斜上下動すべく設け
てある。チヤツク68,72,76,78および
しごき棒70,74は図示しないエアシリンダで
移動孔に従つて駆動される。
施するのに用いる布片定位置保持装置の正面図
で、説明の便宜上本装置をA〜Dの4区に分けて
ある。この布片定位置保持装置の構成はA区で布
片の保持と、布片の1つの角の保持検出を行い、
B区で、A区で保持された角の対角の検出を行
い、B,C区で対角を保持した布片を、その対角
線を水平に保持し、さらに下端となつている2枚
重なつた角のうちの1つのみの保持を行い、C,
D区で布片の隣り合う2つの角の保持を行つて布
片を定位置に保持するようになつている。同図に
おいてしごき棒70は、チヤツク68の右動終端
の近傍に、移動孔71に沿つて上下動すべく設け
てある。チヤツク72は、チヤツク68の右動終
端の下位で移動孔73に沿つて上下動し、かつ下
死点から右上りの斜上下動可能に設けてある。し
ごき棒74は、チヤツク72の斜上下動の上死点
の近傍に、移動孔75に沿つて上下動すべく設け
てある。チヤツク76は、チヤツク72の斜上下
動の上死点の下位を下死点として移動孔77に沿
つて斜上下動可能に設けてある。チヤツク78
は、チヤツク72とチヤツク76の、各々の斜上
下動の上死点を結ぶ線の中間点の下位に、移動孔
79に沿つて上下動すべく設け、かつ、その上死
点を斜上下動の下死点として斜上下動すべく設け
てある。チヤツク68,72,76,78および
しごき棒70,74は図示しないエアシリンダで
移動孔に従つて駆動される。
この布片定位置保持装置で長方形の布片を定位
置に保持するには次のような順序で行う。先ず、
第21図においてチヤツク68により定位置に保
持されるべき布片80の一部を検出保持し、移動
孔69に沿つて上昇し、次いで右に移動し、第2
2図の状態にする。第22図においてチヤツク6
8に吊り下げられた布片80は、その最下端が必
ずしもチヤツク72の真上には来ないので、一部
に切欠きを有する円形のしごき棒70でしごい
て、チヤツク68の真下に位置するチヤツク72
の真上に布片80の最下端(布片80の角の部分
になる)が来るようにする。これによりチヤツク
72は上昇し、第23図のように布片80の最下
端である長方形の角の1つを保持する。その後、
チヤツク68は布片80を解放し、チヤツク72
は下降し、さらに右上方に移動孔73に沿つて上
昇する。なお、このときしごき棒70は移動孔7
1の上死点に戻る。
置に保持するには次のような順序で行う。先ず、
第21図においてチヤツク68により定位置に保
持されるべき布片80の一部を検出保持し、移動
孔69に沿つて上昇し、次いで右に移動し、第2
2図の状態にする。第22図においてチヤツク6
8に吊り下げられた布片80は、その最下端が必
ずしもチヤツク72の真上には来ないので、一部
に切欠きを有する円形のしごき棒70でしごい
て、チヤツク68の真下に位置するチヤツク72
の真上に布片80の最下端(布片80の角の部分
になる)が来るようにする。これによりチヤツク
72は上昇し、第23図のように布片80の最下
端である長方形の角の1つを保持する。その後、
チヤツク68は布片80を解放し、チヤツク72
は下降し、さらに右上方に移動孔73に沿つて上
昇する。なお、このときしごき棒70は移動孔7
1の上死点に戻る。
第24図において移動孔73の上死点に来て下
向きとなつたチヤツク72に吊り下げられた布片
80は、再びしごき棒74によりしごかれ、布片
80はその最下端(チヤツク72により保持され
ている角の対角)がチヤツク76の位置(布片8
0の大きさにより定位置となる)に来るのでチヤ
ツク76により検出保持される。布片80の最下
端を保持したチヤツク76は、移動孔77に沿つ
て上死点まで上昇し、第25図のようにチヤツク
72,76により布片80の2つの対角を水平に
保持する。なお、このときしごき棒74は移動孔
75の上死点に戻る。
向きとなつたチヤツク72に吊り下げられた布片
80は、再びしごき棒74によりしごかれ、布片
80はその最下端(チヤツク72により保持され
ている角の対角)がチヤツク76の位置(布片8
0の大きさにより定位置となる)に来るのでチヤ
ツク76により検出保持される。布片80の最下
端を保持したチヤツク76は、移動孔77に沿つ
て上死点まで上昇し、第25図のようにチヤツク
72,76により布片80の2つの対角を水平に
保持する。なお、このときしごき棒74は移動孔
75の上死点に戻る。
第25図においてチヤツク72,76により2
つの対角を水平に保持された布片80は、その垂
れ下がつた角のうちの1つの位置にチヤツク78
に相当するチヤツク81を設けておき、下がつて
いる角を保持させ、チヤツク72を解放し、チヤ
ツク7681により布片80を定位置に縦長に保
持することができる。なお、この布片定位置保持
装置ではチヤツク72の上方右端の位置とチヤツ
ク76の下方左端の位置との距離は適用すべき布
片の対角線とほぼ等しくなるようにしてあるの
で、第23図でチヤツク72が布片80の2つの
隣り合う角を保持した場合は、チヤツク76は布
片80を保持することができず、布片80はもう
一度保持しなおすことになる。
つの対角を水平に保持された布片80は、その垂
れ下がつた角のうちの1つの位置にチヤツク78
に相当するチヤツク81を設けておき、下がつて
いる角を保持させ、チヤツク72を解放し、チヤ
ツク7681により布片80を定位置に縦長に保
持することができる。なお、この布片定位置保持
装置ではチヤツク72の上方右端の位置とチヤツ
ク76の下方左端の位置との距離は適用すべき布
片の対角線とほぼ等しくなるようにしてあるの
で、第23図でチヤツク72が布片80の2つの
隣り合う角を保持した場合は、チヤツク76は布
片80を保持することができず、布片80はもう
一度保持しなおすことになる。
ところで、上記した布片定位置保持装置には次
のような問題点がある。
のような問題点がある。
(1) チヤツク72,76,81はそれぞれ定位置
にあるため、規定寸法の矩形布しか展開でき
ず、大小寸法が色々混在するリネンに対しては
実用的でない。
にあるため、規定寸法の矩形布しか展開でき
ず、大小寸法が色々混在するリネンに対しては
実用的でない。
(2) チヤツク71はチヤツク81が布片80を保
持するまでその定位置を移動することができな
いため、高速で展開する場合には何台もの同じ
装置が必要となり、展開能力が低い。
持するまでその定位置を移動することができな
いため、高速で展開する場合には何台もの同じ
装置が必要となり、展開能力が低い。
(3) 乾燥機からのリネン排出は1バツチ分まとま
つて排出されるため、これをベルトコンベア上
で搬送しながらほぐす必要があり、さらにリネ
ンを展開装置まで導く必要もある。
つて排出されるため、これをベルトコンベア上
で搬送しながらほぐす必要があり、さらにリネ
ンを展開装置まで導く必要もある。
本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的は、乾燥機から排出されたリネンを
自動的に展開し、悪環境下での作業より作業員を
解放するとともにランドリー工場の自動化を図る
ことにある。
で、その目的は、乾燥機から排出されたリネンを
自動的に展開し、悪環境下での作業より作業員を
解放するとともにランドリー工場の自動化を図る
ことにある。
上記目的を達成するために本発明による布片の
展開方法は、任意の状態の矩形布片の一部を第1
のチヤツク106で把持して吊り下げる工程と、
前記第1のチヤツク106に把持された矩形布片
を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端部を第2
のチヤツク114で把持すると共に前記矩形布片
に対する第1のチヤツク106の把持を解放する
工程と、前記第2のチヤツク114に把持された
矩形布片を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端
部を第3のチヤツク120で把持する工程と、前
記第2のチヤツク114および第3のチヤツク1
20に把持された矩形布片を斜め上方に張持した
後、前記第2のチヤツク114または第3のチヤ
ツク120の下方に位置する矩形布片の角部を第
4のチヤツク124で把持すると共に前記矩形布
片に対する第2のチヤツク114または第3のチ
ヤツク120の把持を解放する工程とを具備した
ことを特徴としている。
展開方法は、任意の状態の矩形布片の一部を第1
のチヤツク106で把持して吊り下げる工程と、
前記第1のチヤツク106に把持された矩形布片
を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端部を第2
のチヤツク114で把持すると共に前記矩形布片
に対する第1のチヤツク106の把持を解放する
工程と、前記第2のチヤツク114に把持された
矩形布片を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端
部を第3のチヤツク120で把持する工程と、前
記第2のチヤツク114および第3のチヤツク1
20に把持された矩形布片を斜め上方に張持した
後、前記第2のチヤツク114または第3のチヤ
ツク120の下方に位置する矩形布片の角部を第
4のチヤツク124で把持すると共に前記矩形布
片に対する第2のチヤツク114または第3のチ
ヤツク120の把持を解放する工程とを具備した
ことを特徴としている。
また、その展開装置は、矩形布片のリネン塊の
中から任意の矩形布片を1枚ずつ掴み上げる掴み
上げ装置Aと、この掴み上げ装置Aで掴み上げら
れた矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の
吊り下げ用チヤツク106と、これらの吊り下げ
用チヤツク106を把持位置から解放位置に循環
移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、この第
1のチヤツク搬送手段Bにより把持位置から解放
位置に搬送された矩形布片を下方に扱く第1のし
ごき装置111と、この第1のしごき装置111
により扱かれた矩形布片の下端部を把持する複数
の展開補助用チヤツク114と、これらの展開補
助用チヤツク114を把持位置から解放位置に循
環移動させる第2のチヤツク搬送手段Cと、この
第2のチヤツク搬送手段Cにより把持位置から解
放位置に搬送された矩形布片を下方に扱く第2の
しごき装置117と、この第2のしごき装置11
7により扱かれた矩形布片の下端部を把持する第
1の展開用チヤツク120と、この第1の展開用
チヤツク120の把持点と隣り合う矩形布片の角
部を把持する第2の展開用チヤツク124と、こ
れらの第1の展開用チヤツク120および第2の
展開用チヤツク124を把持位置から展開位置に
移動させる第3のチヤツク搬送手段D,E,Fと
を具備したことを特徴としている。
中から任意の矩形布片を1枚ずつ掴み上げる掴み
上げ装置Aと、この掴み上げ装置Aで掴み上げら
れた矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の
吊り下げ用チヤツク106と、これらの吊り下げ
用チヤツク106を把持位置から解放位置に循環
移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、この第
1のチヤツク搬送手段Bにより把持位置から解放
位置に搬送された矩形布片を下方に扱く第1のし
ごき装置111と、この第1のしごき装置111
により扱かれた矩形布片の下端部を把持する複数
の展開補助用チヤツク114と、これらの展開補
助用チヤツク114を把持位置から解放位置に循
環移動させる第2のチヤツク搬送手段Cと、この
第2のチヤツク搬送手段Cにより把持位置から解
放位置に搬送された矩形布片を下方に扱く第2の
しごき装置117と、この第2のしごき装置11
7により扱かれた矩形布片の下端部を把持する第
1の展開用チヤツク120と、この第1の展開用
チヤツク120の把持点と隣り合う矩形布片の角
部を把持する第2の展開用チヤツク124と、こ
れらの第1の展開用チヤツク120および第2の
展開用チヤツク124を把持位置から展開位置に
移動させる第3のチヤツク搬送手段D,E,Fと
を具備したことを特徴としている。
本発明に係る布片の展開方法によれば、第2の
チヤツク114および第3のチヤツク120に把
持された矩形布片を第13図に示す如く斜め上方
に張持することにより第2のチヤツク114およ
び第3のチヤツク120の下方に矩形布片の角部
が位置することになるので、矩形布片の大きさが
異なつていても矩形布片の角部を第4のチヤツク
124で把持することができる。
チヤツク114および第3のチヤツク120に把
持された矩形布片を第13図に示す如く斜め上方
に張持することにより第2のチヤツク114およ
び第3のチヤツク120の下方に矩形布片の角部
が位置することになるので、矩形布片の大きさが
異なつていても矩形布片の角部を第4のチヤツク
124で把持することができる。
一方、本発明に係る布片の展開装置によれば、
矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の吊り
下げ用チヤツク106を把持位置から解放位置に
循環移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、第
1のしごき装置111により扱かれた矩形布片の
下端部を把持する複数の展開補助用チヤツク11
4を把持位置から解放位置に循環移動させる第2
のチヤツク搬送手段Cとを具備したことにより、
多数枚の矩形布片を連続的に展開処理することが
でき、矩形布片の展開作業を効率的に行うことが
可能となる。
矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の吊り
下げ用チヤツク106を把持位置から解放位置に
循環移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、第
1のしごき装置111により扱かれた矩形布片の
下端部を把持する複数の展開補助用チヤツク11
4を把持位置から解放位置に循環移動させる第2
のチヤツク搬送手段Cとを具備したことにより、
多数枚の矩形布片を連続的に展開処理することが
でき、矩形布片の展開作業を効率的に行うことが
可能となる。
以下、本発明の一施例を図面を用いて説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明に係る布片展開装
置の一実施例を示すもので、第1図は矩形布片を
長辺方向に展開する場合の構成を示したものであ
り、第2図は矩形布片を短辺方向に展開する場合
の構成を示したものである。なお、第2図には第
1図と構成の異なる部分のみが図示されており、
共通部分は第1図をもつて説明する。
置の一実施例を示すもので、第1図は矩形布片を
長辺方向に展開する場合の構成を示したものであ
り、第2図は矩形布片を短辺方向に展開する場合
の構成を示したものである。なお、第2図には第
1図と構成の異なる部分のみが図示されており、
共通部分は第1図をもつて説明する。
第1図において、符号100は図示しない乾燥
機より排出される矩形リネンSを本装置へ搬送す
るベルトコンベア、101及び102はベルトコ
ンベア100からリネンSを受け取り循環させる
ベルトコンベアである。これらのベルトコンベア
100,101,102は第3図a,bに示すよ
うな配置で設置され、ベルトコンベア101,1
02はすべり板130,131とともに循環路を
形成している。なお、ベルトコンベア132は展
開し損じたリネンの回収用である。また、第1図
中Aはベルトコンベア101,102上のリネン
Sをエアバキユーム104で吸引し、チヤツク1
03で機械的に保持する掴み上げ装置で、この掴
み上げ装置AはリネンSを保持したチヤツク10
3を持ち上げて、第1チヤツクコンベアBへリネ
ンSを受け渡す装置105を備えている。
機より排出される矩形リネンSを本装置へ搬送す
るベルトコンベア、101及び102はベルトコ
ンベア100からリネンSを受け取り循環させる
ベルトコンベアである。これらのベルトコンベア
100,101,102は第3図a,bに示すよ
うな配置で設置され、ベルトコンベア101,1
02はすべり板130,131とともに循環路を
形成している。なお、ベルトコンベア132は展
開し損じたリネンの回収用である。また、第1図
中Aはベルトコンベア101,102上のリネン
Sをエアバキユーム104で吸引し、チヤツク1
03で機械的に保持する掴み上げ装置で、この掴
み上げ装置AはリネンSを保持したチヤツク10
3を持ち上げて、第1チヤツクコンベアBへリネ
ンSを受け渡す装置105を備えている。
第1チヤツクコンベアBは、掴み上げ装置Aよ
りリネンSを受け取り、これをチヤツク106で
保持してリネンSを吊り下げながら第2チヤツク
コンベヤCへ搬送するもので、リネンSを保持し
たチヤツク106は駆動装置107,109によ
りレール110に沿つて移動するようになつてい
る。第2チヤツクコンベアCは、第1チヤツクコ
ンベアBで搬送されたリネンSをしごき装置11
1でしごきながら、その最下端部を光電センサ等
112にて検出し、チヤツク114でリネンSの
最下端部を保持して吊り下げながら第3チヤツク
コンベアDへ搬送するもので、リネンSを保持し
たチヤツク114は駆動装置115,129によ
りレール150に沿つて移動するようになつてい
る。第3チヤツクコンベアDは、第2チヤツクコ
ンベアCで搬送されたリネンSをしごき装置11
7でしごきながら、その最下端部を光電センサ等
118にて検出し、チヤツク120でリネンSの
最下端部を保持するもので、リネンSを保持した
チヤツク120はチヤツク114によりリネンS
を介して引張られ、第4及び第5チヤツクコンベ
アE,Fへ続くレール151に沿つて移動するよ
うになつている。なお、第2チヤツクコンベアC
のチヤツク114は第4チヤツクコンベアEの手
前でほぼ垂直に上昇する。
りリネンSを受け取り、これをチヤツク106で
保持してリネンSを吊り下げながら第2チヤツク
コンベヤCへ搬送するもので、リネンSを保持し
たチヤツク106は駆動装置107,109によ
りレール110に沿つて移動するようになつてい
る。第2チヤツクコンベアCは、第1チヤツクコ
ンベアBで搬送されたリネンSをしごき装置11
1でしごきながら、その最下端部を光電センサ等
112にて検出し、チヤツク114でリネンSの
最下端部を保持して吊り下げながら第3チヤツク
コンベアDへ搬送するもので、リネンSを保持し
たチヤツク114は駆動装置115,129によ
りレール150に沿つて移動するようになつてい
る。第3チヤツクコンベアDは、第2チヤツクコ
ンベアCで搬送されたリネンSをしごき装置11
7でしごきながら、その最下端部を光電センサ等
118にて検出し、チヤツク120でリネンSの
最下端部を保持するもので、リネンSを保持した
チヤツク120はチヤツク114によりリネンS
を介して引張られ、第4及び第5チヤツクコンベ
アE,Fへ続くレール151に沿つて移動するよ
うになつている。なお、第2チヤツクコンベアC
のチヤツク114は第4チヤツクコンベアEの手
前でほぼ垂直に上昇する。
第4チヤツクコンベアEは、第2及び第3チヤ
ツクコンベアC,Dで搬送されたリネンSをしご
き装置121でしごきながら、リネンSの端部
(チヤツク120の保持点と隣接する端部)を光
電センサ等122にて検出し、その端部をチヤツ
ク124で保持するもので、リネンSを保持した
チヤツク124は駆動装置125により第5チヤ
ツクコンベアF又は第6チヤツクコンベアGへ搬
送されるようになつている。第5及び第6チヤツ
クコンベアF,Gは、第4チヤツクコンベアEよ
りリネンSを受け取り、リネンSの相隣接する端
部を図示の如くチヤツクで保持して駆動装置12
6により次工程(アイロン掛け工程)へ搬送する
もので、第1図の場合はリネンSの長辺側を展開
する場合なのでチヤツク120と124とでリネ
ンSを保持する。また、第2図の場合はリネンS
の短辺側を展開する場合なのでチヤツク114と
124とでリネンSを保持する。なお、図中10
8,116はリネンSを保持したチヤツク10
6,114を一時停止させてよじれ取りを行うコ
マ送り装置、113,119,123はしごき装
置111,117,121のエアサクシヨンであ
る。
ツクコンベアC,Dで搬送されたリネンSをしご
き装置121でしごきながら、リネンSの端部
(チヤツク120の保持点と隣接する端部)を光
電センサ等122にて検出し、その端部をチヤツ
ク124で保持するもので、リネンSを保持した
チヤツク124は駆動装置125により第5チヤ
ツクコンベアF又は第6チヤツクコンベアGへ搬
送されるようになつている。第5及び第6チヤツ
クコンベアF,Gは、第4チヤツクコンベアEよ
りリネンSを受け取り、リネンSの相隣接する端
部を図示の如くチヤツクで保持して駆動装置12
6により次工程(アイロン掛け工程)へ搬送する
もので、第1図の場合はリネンSの長辺側を展開
する場合なのでチヤツク120と124とでリネ
ンSを保持する。また、第2図の場合はリネンS
の短辺側を展開する場合なのでチヤツク114と
124とでリネンSを保持する。なお、図中10
8,116はリネンSを保持したチヤツク10
6,114を一時停止させてよじれ取りを行うコ
マ送り装置、113,119,123はしごき装
置111,117,121のエアサクシヨンであ
る。
第4図a,bはチヤツク106,114,12
0,124の一例を示すもので、aは正面図を示
し、bはその側面を断面図で示したものである。
同図においてチヤツク106,114,120,
124は、スプリング135のばね力によりピン
134を常時下方へ押し下げることによつてリネ
ンSをレバー133,133で挟持する構造とな
つている。そしてレバー133,133を図中矢
印方向へ外力によつて押し上げると、レバー13
3が二点鎖線で示すようにピン134を中心に回
動してリネンSの保持が解放される構造となつて
いる。また、これらのチヤツク106,114,
120,124はローラ136がガイドレール1
39内を走行することによつてガイドレール13
9に沿つて移動し、その駆動力は図示の如くチエ
ーン138によつて伝達される。なお、ガイドレー
ル139が下方を向いていれば、チヤツク10
6,114,120,124はチエーン138が
なくても重力によつて移動することができる。ま
た図中137はカバー、140はローラ136及
びチエーン138をガイドする樹脂レール、14
1はチエーン138の戻り側のガイドレールであ
る。
0,124の一例を示すもので、aは正面図を示
し、bはその側面を断面図で示したものである。
同図においてチヤツク106,114,120,
124は、スプリング135のばね力によりピン
134を常時下方へ押し下げることによつてリネ
ンSをレバー133,133で挟持する構造とな
つている。そしてレバー133,133を図中矢
印方向へ外力によつて押し上げると、レバー13
3が二点鎖線で示すようにピン134を中心に回
動してリネンSの保持が解放される構造となつて
いる。また、これらのチヤツク106,114,
120,124はローラ136がガイドレール1
39内を走行することによつてガイドレール13
9に沿つて移動し、その駆動力は図示の如くチエ
ーン138によつて伝達される。なお、ガイドレー
ル139が下方を向いていれば、チヤツク10
6,114,120,124はチエーン138が
なくても重力によつて移動することができる。ま
た図中137はカバー、140はローラ136及
びチエーン138をガイドする樹脂レール、14
1はチエーン138の戻り側のガイドレールであ
る。
第5図はしごき装置111,117,121の
構造を示すもので、これらのしごき装置111,
117,121はリネンSをしごき溝142内に
導入して、チヤツク143(第1図の106,1
14に相当)で図中矢印方向に引張りながらエア
サクシヨン144(第1図の113,119,1
23に相当)で吸引することにより、リネンSの
下半分をしごく構造となつている。
構造を示すもので、これらのしごき装置111,
117,121はリネンSをしごき溝142内に
導入して、チヤツク143(第1図の106,1
14に相当)で図中矢印方向に引張りながらエア
サクシヨン144(第1図の113,119,1
23に相当)で吸引することにより、リネンSの
下半分をしごく構造となつている。
次に本発明による布片の展開方法を第6図〜第
15図に従つて説明する。
15図に従つて説明する。
先ず、ベルトコンベア100上を流れてくるリ
ネン塊は、第3図のようにベルトコンベア10
1、すべり板131、ベルトコンベア102およ
びすべり板130によつて形成される循環路に導
かれる。ここで、ベルトコンベア102よりすべ
り板130への受け渡しには落差があり、この落
差によつてリネンSは自然にほぐされ、循環路内
に山積みされる。次にベルトコンベア101上ま
たは任意に山積みされたリネン塊より1枚のリネ
ンSの任意点Xを、第7図に示す如くつまみ上げ
装置Aのチヤツク103によつてつまみ上げ、第
1チヤツクコンベアBへ受け渡す。第1チヤツク
コンベアBではチヤツク103でつまみ上げたリ
ネンSの任意点xを第8図のようにチヤツク10
6で保持しなおし、コマ送り装置108でよじれ
取りを行つた後、第9図のようにリネンSをしご
き装置111のしごき溝内へ導入し、チヤツク1
06でリネンSを引張りながらその下半分をしご
き、さらにリネンSの最下端部(角a)をセンサ
112で検出して第10図のようにチヤツク11
4でリネンSの角aを保持する。そして、チヤツ
ク106の保持を解放してリネンSをチヤツク1
14のみで保持し、コマ送り装置116でよじれ
取りを行いながら第3チヤツクコンベアDへ搬送
する。
ネン塊は、第3図のようにベルトコンベア10
1、すべり板131、ベルトコンベア102およ
びすべり板130によつて形成される循環路に導
かれる。ここで、ベルトコンベア102よりすべ
り板130への受け渡しには落差があり、この落
差によつてリネンSは自然にほぐされ、循環路内
に山積みされる。次にベルトコンベア101上ま
たは任意に山積みされたリネン塊より1枚のリネ
ンSの任意点Xを、第7図に示す如くつまみ上げ
装置Aのチヤツク103によつてつまみ上げ、第
1チヤツクコンベアBへ受け渡す。第1チヤツク
コンベアBではチヤツク103でつまみ上げたリ
ネンSの任意点xを第8図のようにチヤツク10
6で保持しなおし、コマ送り装置108でよじれ
取りを行つた後、第9図のようにリネンSをしご
き装置111のしごき溝内へ導入し、チヤツク1
06でリネンSを引張りながらその下半分をしご
き、さらにリネンSの最下端部(角a)をセンサ
112で検出して第10図のようにチヤツク11
4でリネンSの角aを保持する。そして、チヤツ
ク106の保持を解放してリネンSをチヤツク1
14のみで保持し、コマ送り装置116でよじれ
取りを行いながら第3チヤツクコンベアDへ搬送
する。
第3チヤツクコンベアDでは第11図のように
リネンSの下半分をしごき装置117でしごきな
がらその最下端部(角c)をセンサ118にて検
出し、チヤツク120でリネンSの角cを保持す
る。リネンSの角cを保持したチヤツク120
は、駆動装置129によつて移動するチヤツク1
14によりリネンSを介して引張られ、レール1
51に沿つて移動する。そしてチヤツク114は
第4チヤツクコンベアEの手前でほぼ垂直に上昇
し、第12図に示すようにリネンSの角a,d間
の短辺部分をしごき装置121に導入する。
リネンSの下半分をしごき装置117でしごきな
がらその最下端部(角c)をセンサ118にて検
出し、チヤツク120でリネンSの角cを保持す
る。リネンSの角cを保持したチヤツク120
は、駆動装置129によつて移動するチヤツク1
14によりリネンSを介して引張られ、レール1
51に沿つて移動する。そしてチヤツク114は
第4チヤツクコンベアEの手前でほぼ垂直に上昇
し、第12図に示すようにリネンSの角a,d間
の短辺部分をしごき装置121に導入する。
チヤツク114が垂直に上昇するに従つてリネ
ンSの角dは第13図のようにチヤツク114の
下方に垂れ下がることになり、この角dをセンサ
121で検出して第4チヤツクコンベアEのチヤ
ツク124で保持する。そして、リネンSの角a
を第2チヤツクコンベアBのチヤツク114で、
角cを第3チヤツクコンベアのチヤツク120
で、角dを第4チヤツクコンベアEのチヤツク1
24で保持した状態で駆動装置129によつてチ
ヤツク114を牽引し、同時にリネンSを介して
チヤツク120,124も牽引する。次にこの状
態からチヤツク120と124のみを第5チヤツ
クコンベアFへ移し、チヤツク114の保持のみ
を解放して搬送すれば、リネンSを第14図のよ
うに長辺方向に展開した状態で次工程(アイロン
掛け工程)へ搬送することができる。また、第1
3図の状態からチヤツク114と124のみを第
6チヤツクコンベアGへ移し、チヤツク120の
保持のみを解放して搬送すれば、リネンSを第1
5図のように短辺方向に展開した状態で次工程
(アイロン掛け工程)へ搬送することができる。
ンSの角dは第13図のようにチヤツク114の
下方に垂れ下がることになり、この角dをセンサ
121で検出して第4チヤツクコンベアEのチヤ
ツク124で保持する。そして、リネンSの角a
を第2チヤツクコンベアBのチヤツク114で、
角cを第3チヤツクコンベアのチヤツク120
で、角dを第4チヤツクコンベアEのチヤツク1
24で保持した状態で駆動装置129によつてチ
ヤツク114を牽引し、同時にリネンSを介して
チヤツク120,124も牽引する。次にこの状
態からチヤツク120と124のみを第5チヤツ
クコンベアFへ移し、チヤツク114の保持のみ
を解放して搬送すれば、リネンSを第14図のよ
うに長辺方向に展開した状態で次工程(アイロン
掛け工程)へ搬送することができる。また、第1
3図の状態からチヤツク114と124のみを第
6チヤツクコンベアGへ移し、チヤツク120の
保持のみを解放して搬送すれば、リネンSを第1
5図のように短辺方向に展開した状態で次工程
(アイロン掛け工程)へ搬送することができる。
なお、本実施例ではチヤツク114,120,
124がリネンSを保持したまま搬送し、次工程
の直前でチヤツク120,114の必要としない
ほうのチヤツクを開にしてもよい。また、チヤツ
ク106が開く位置でチヤツク114がしごきを
開始してから動かなかつた場合や、チヤツク11
4が駆動装置129の定位置に到達してもチヤツ
ク120又は124が動かなかつた場合は、保持
展開が失敗であるとみなしてチヤツク106,1
14は開かずにリネンSをベルトコンベア132
上に投下したり、あるいは別の既知の手段でベル
トコンベア132上まで輸送し、再度展開しなお
す。
124がリネンSを保持したまま搬送し、次工程
の直前でチヤツク120,114の必要としない
ほうのチヤツクを開にしてもよい。また、チヤツ
ク106が開く位置でチヤツク114がしごきを
開始してから動かなかつた場合や、チヤツク11
4が駆動装置129の定位置に到達してもチヤツ
ク120又は124が動かなかつた場合は、保持
展開が失敗であるとみなしてチヤツク106,1
14は開かずにリネンSをベルトコンベア132
上に投下したり、あるいは別の既知の手段でベル
トコンベア132上まで輸送し、再度展開しなお
す。
以上のように本発明に係る布片の展開方法によ
れば、第2のチヤツク114および第3のチヤツ
ク120に把持された矩形布片を斜め上方に張持
することにより、第2のチヤツク114および第
3チヤツク120の下方に矩形布片の角部が位置
することになるので、矩形布片の大きさが異なつ
ていても矩形布片の角部を第4のチヤツク124
で把持することができる。
れば、第2のチヤツク114および第3のチヤツ
ク120に把持された矩形布片を斜め上方に張持
することにより、第2のチヤツク114および第
3チヤツク120の下方に矩形布片の角部が位置
することになるので、矩形布片の大きさが異なつ
ていても矩形布片の角部を第4のチヤツク124
で把持することができる。
また、本発明に係る布片の展開装置によれば、
矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の吊り
下げ用チヤツク106を把持位置から解放位置に
循環移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、第
1のしごき装置111により扱かれた矩形布片の
下端部を把持する複数の展開補助用チヤツク11
4を把持位置から解放位置に循環移動させる第2
のチヤツク搬送手段Cとを具備したことにより、
多数枚の矩形布片を連続的に展開処理することが
でき、矩形布片の展開作業を効率的に行うことが
できる。
矩形布片の一部を把持して吊り下げる複数の吊り
下げ用チヤツク106を把持位置から解放位置に
循環移動させる第1のチヤツク搬送手段Bと、第
1のしごき装置111により扱かれた矩形布片の
下端部を把持する複数の展開補助用チヤツク11
4を把持位置から解放位置に循環移動させる第2
のチヤツク搬送手段Cとを具備したことにより、
多数枚の矩形布片を連続的に展開処理することが
でき、矩形布片の展開作業を効率的に行うことが
できる。
第1図〜第15図は本発明の一実施例を示し、
第1図および第2図は布片展開装置の構成図、第
3図はベルトコンベアの構成図、第4図はチヤツ
ク構成図、第5図はしごき装置の構成図、第6図
〜第15図は矩形布片の展開方法の説明図、第1
6図はランドリー工場の洗浄工程図、第17図〜
第25図は従来例の説明図である。 B……第1チヤツクコンベア、C……第2チヤ
ツクコンベア、D……第3チヤツクコンベア、E
……第4チヤツクコンベア、F……第5チヤツク
コンベア、G……第6チヤツクコンベア。
第1図および第2図は布片展開装置の構成図、第
3図はベルトコンベアの構成図、第4図はチヤツ
ク構成図、第5図はしごき装置の構成図、第6図
〜第15図は矩形布片の展開方法の説明図、第1
6図はランドリー工場の洗浄工程図、第17図〜
第25図は従来例の説明図である。 B……第1チヤツクコンベア、C……第2チヤ
ツクコンベア、D……第3チヤツクコンベア、E
……第4チヤツクコンベア、F……第5チヤツク
コンベア、G……第6チヤツクコンベア。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 任意の状態の矩形布片の一部を第1のチヤツ
ク106で把持して吊り下げる工程と、 前記第1のチヤツク106に把持された矩形布
片を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端部を第
2のチヤツク114で把持すると共に前記矩形布
片に対する第1のチヤツク106の把持を解放す
る工程と、 前記第2のチヤツク114に把持された矩形布
片を下方に扱いた後、前記矩形布片の下端部を第
3のチヤツク120で把持する工程と、 前記第2のチヤツク114および第3のチヤツ
ク120に把持された矩形布片を斜め上方に張持
した後、前記第2のチヤツク114または第3の
チヤツク120の下方に位置する矩形布片の角部
を第4のチヤツク124で把持すると共に前記矩
形布片に対する第2のチヤツク114または第3
のチヤツク120の把持を解放する工程とを具備
したことを特徴とする布片の展開方法。 2 矩形布片のリネン塊の中から任意の矩形布片
を1枚ずつ掴み上げる掴み上げ装置Aと、 この掴み上げ装置Aで掴み上げられた矩形布片
の一部を把持して吊り下げる複数の吊り下げ用チ
ヤツク106と、 これらの吊り下げ用チヤツク106を把持位置
から解放位置に循環移動させる第1のチヤツク搬
送手段Bと、 この第1のチヤツク搬送手段Bにより把持位置
から解放位置に搬送された矩形布片を下方に扱く
第1のしごき装置111と、 この第1のしごき装置111により扱かれた矩
形布片の下端部を把持する複数の展開補助用チヤ
ツク114と、 これらの展開補助用チヤツク114を把持位置
から解放位置に循環移動させる第2のチヤツク搬
送手段Cと、 この第2のチヤツク搬送手段Cにより把持位置
から解放位置に搬送された矩形布片を下方に扱く
第2のしごき装置117と、 この第2のしごき装置117により扱かれた矩
形布片の下端部を把持する第1の展開用チヤツク
120と、 この第1の展開用チヤツク120の把持点と隣
り合う矩形布片の角部を把持する第2の展開用チ
ヤツク124と、 これらの第1の展開用チヤツク120および第
2の展開用チヤツク124を把持位置から展開位
置に移動させる第3のチヤツク搬送手段D,E,
Fとを具備したことを特徴とする布片の展開装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26467985A JPS62126061A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 布片の展開方法とその展開装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26467985A JPS62126061A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 布片の展開方法とその展開装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126061A JPS62126061A (ja) | 1987-06-08 |
JPH0534262B2 true JPH0534262B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17406693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26467985A Granted JPS62126061A (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 布片の展開方法とその展開装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62126061A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0759279B2 (ja) * | 1989-08-10 | 1995-06-28 | 豊樹 黒澤 | クリーニング対象物の自動ハンドリング方法及びそのための装置 |
WO1997039860A1 (fr) * | 1995-03-23 | 1997-10-30 | Tokai Co., Ltd. | Procede et appareil pour saisir et accrocher un des angles d'une piece de toile carree |
JP5145606B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2013-02-20 | セブン ドリーマーズ ラボラトリーズ,インコーポレイテッド | 変形性薄物展開装置 |
JP5145605B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2013-02-20 | セブン ドリーマーズ ラボラトリーズ,インコーポレイテッド | 変形性薄物展開装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924685A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-08 | Toppan Printing Co Ltd | 疑似高級紙の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP26467985A patent/JPS62126061A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924685A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-08 | Toppan Printing Co Ltd | 疑似高級紙の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126061A (ja) | 1987-06-08 |
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