JPS5924029B2 - クロ−ラ - Google Patents
クロ−ラInfo
- Publication number
- JPS5924029B2 JPS5924029B2 JP10303780A JP10303780A JPS5924029B2 JP S5924029 B2 JPS5924029 B2 JP S5924029B2 JP 10303780 A JP10303780 A JP 10303780A JP 10303780 A JP10303780 A JP 10303780A JP S5924029 B2 JPS5924029 B2 JP S5924029B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- fiber layer
- ear
- ear portion
- reinforcing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はクローラに関し、とくに詳しくはクローラの
幅端のいわゆる耳部の剛性アップをはかりかつそこでの
亀裂成長を阻止するように改良したクローラを提案する
ものである。
幅端のいわゆる耳部の剛性アップをはかりかつそこでの
亀裂成長を阻止するように改良したクローラを提案する
ものである。
第1図に従来のクローラの外周表面の平面また2図に第
1図■−■線における断面を示したように、クローラの
長手方向の全周にわたり一定間隔をもって多数の芯金1
を横置きに配列し、これら芯金を外周側よりスチールコ
ードなどにて代表される引張り補強材2にて取囲み一緒
にゴム中に埋設するのが通例である。
1図■−■線における断面を示したように、クローラの
長手方向の全周にわたり一定間隔をもって多数の芯金1
を横置きに配列し、これら芯金を外周側よりスチールコ
ードなどにて代表される引張り補強材2にて取囲み一緒
にゴム中に埋設するのが通例である。
ここに芯金1と引張補強材2とが直接接するのを防止す
るために、ゴムコーティングした織布(キャンパス)3
を介在させることも通常行われる。
るために、ゴムコーティングした織布(キャンパス)3
を介在させることも通常行われる。
しかるにかようなりローラの幅端のいわゆる耳部4は芯
金1の横置き幅をWl、クローラの横幅5cm以上にわ
たる間はゴム質のみであって芯金1が埋設されている個
所と比べて幅方向の屈曲性がはるかに大きい。
金1の横置き幅をWl、クローラの横幅5cm以上にわ
たる間はゴム質のみであって芯金1が埋設されている個
所と比べて幅方向の屈曲性がはるかに大きい。
加えてこの耳部4においては、ゴム質の節約、クローラ
の軽量化のためにやや肉薄とされることが多く、この場
合にはこの屈曲性が更に大となる。
の軽量化のためにやや肉薄とされることが多く、この場
合にはこの屈曲性が更に大となる。
従って、クローラの走行時に小石等にのシ上げたりある
いは傾斜地を走行する際には第3図のように耳部4が内
側に大きく屈曲することになる八このために推進力が低
下することのほかとくに機体から突出した各種装置や車
輪のフレーム(図中5)などにこすれ合いつつ走行する
ことになシ、このためかかる接触部においては亀裂6の
発生が長手方向に直線状に生ずることになる。
いは傾斜地を走行する際には第3図のように耳部4が内
側に大きく屈曲することになる八このために推進力が低
下することのほかとくに機体から突出した各種装置や車
輪のフレーム(図中5)などにこすれ合いつつ走行する
ことになシ、このためかかる接触部においては亀裂6の
発生が長手方向に直線状に生ずることになる。
場合によってはこの亀裂は幅方向に発生することもある
。
。
そしてかかる亀裂6が発生するとゴムのみで構成される
耳部4はクローラの機体例えばアイドラーフレーム等に
引っかかり、そのため亀裂6の成長がはげしく耳部4の
切断にも通ずることになる。
耳部4はクローラの機体例えばアイドラーフレーム等に
引っかかり、そのため亀裂6の成長がはげしく耳部4の
切断にも通ずることになる。
図中7はスプロケット孔であり、8はクローラの外周表
面に備えられるラグである。
面に備えられるラグである。
この発明はかかる耳部4の剛性アップによる幅方向屈曲
の阻止をはかりまた耳部4に亀裂がかりに生じてもこの
成長を一定域で止めてしまう構造のクローラを提供する
ものであって、上記のようなりローラにおいて、芯金の
値下で引張り補強材との間に一枚又は複数枚の繊維層を
挾在させ、かつ該繊維層をクローラの両側耳部にわたり
延長して埋設したものである。
の阻止をはかりまた耳部4に亀裂がかりに生じてもこの
成長を一定域で止めてしまう構造のクローラを提供する
ものであって、上記のようなりローラにおいて、芯金の
値下で引張り補強材との間に一枚又は複数枚の繊維層を
挾在させ、かつ該繊維層をクローラの両側耳部にわたり
延長して埋設したものである。
この発明において耳部に埋設する繊維層としてはポリア
ミド、ポリエステル繊維が代表的なものとして利用でき
、たて、横糸の配列均等な織布であっても、あるいは不
均等ないわゆるすだれ状の織布であっても良く、この場
合、織布の糸の向きをクローラの長手方向と一定の角度
をもたせたバイアス状に埋設するのがよい。
ミド、ポリエステル繊維が代表的なものとして利用でき
、たて、横糸の配列均等な織布であっても、あるいは不
均等ないわゆるすだれ状の織布であっても良く、この場
合、織布の糸の向きをクローラの長手方向と一定の角度
をもたせたバイアス状に埋設するのがよい。
そのほかこの発明においては繊維層が不織布であっても
よく、更にウーブンワイヤー、カットファイバーなどを
配合した未加硫ゴムシートをクローラ本体の加硫成形時
に同時に埋入して一体に成形することによって耳部に繊
維層を形成してもよい。
よく、更にウーブンワイヤー、カットファイバーなどを
配合した未加硫ゴムシートをクローラ本体の加硫成形時
に同時に埋入して一体に成形することによって耳部に繊
維層を形成してもよい。
このような構造をとるクローラは、耳部内にクローラの
幅方向と略平行に繊維層が埋設されるために第3図に示
した向きの屈曲性が著しく制限されることとなり、万一
亀裂が生じても、かかる繊維層の位置で亀裂の成長が阻
止されることとなもこの発明を更に図面をもって説明す
ると、第4図は第2図と対応したこの発明の実施例とし
てのクローラの断面図であり、第5図は他の実施例につ
ハての断面図である。
幅方向と略平行に繊維層が埋設されるために第3図に示
した向きの屈曲性が著しく制限されることとなり、万一
亀裂が生じても、かかる繊維層の位置で亀裂の成長が阻
止されることとなもこの発明を更に図面をもって説明す
ると、第4図は第2図と対応したこの発明の実施例とし
てのクローラの断面図であり、第5図は他の実施例につ
ハての断面図である。
図中で番号1〜8は前述したと同じ意味であり、番号9
はこの発明の特徴である繊維層を示す。
はこの発明の特徴である繊維層を示す。
かかる繊維層9はクローラの耳部4内に略水平状となし
て埋設されるものであるが、第4図に示すようにその内
端は芯金1の直下で引張り補強材2との間に介在させ、
前述の織布3の機能を兼ねた構造のものであり、また第
5図は耳部4を芯金などが埋入されている中央部よりも
薄くした構造のクローラを示す。
て埋設されるものであるが、第4図に示すようにその内
端は芯金1の直下で引張り補強材2との間に介在させ、
前述の織布3の機能を兼ねた構造のものであり、また第
5図は耳部4を芯金などが埋入されている中央部よりも
薄くした構造のクローラを示す。
この発明においては、上記のように繊維層9がクローラ
の耳部4にまで水平に埋設されていることにより耳部4
における屈曲か第3図に示すように甚だしくなることは
なく、従って走行時においても推進力の低下を殆ど生じ
ないばかりかフレーム5等への接触もなくなり従って亀
裂を生ずる機会も殆どなくなるのである。
の耳部4にまで水平に埋設されていることにより耳部4
における屈曲か第3図に示すように甚だしくなることは
なく、従って走行時においても推進力の低下を殆ど生じ
ないばかりかフレーム5等への接触もなくなり従って亀
裂を生ずる機会も殆どなくなるのである。
又、万一亀裂が生じたとしてもこの繊維層9まで達した
後はこの層でその成長が阻止されることになり、耳部4
の欠落等は防止されることになるのである。
後はこの層でその成長が阻止されることになり、耳部4
の欠落等は防止されることになるのである。
この発明において繊維層9は、一枚でも又場合によって
は複数枚でもよい。
は複数枚でもよい。
この発明は芯金の直下で引張補強材との間に挟在させた
繊維層によって耳部の屈曲が適切に抑制されると同時に
、それによる亀裂の成長を防止することになって、クロ
ーラの耐久性の著しい向上となるのであり、それ以外に
も第5図に示すように必要に応じて耳部を薄くすること
ができ軽量化に寄与するほか、繊維層が芯金と引張補強
材との間に挟在するため、クローラの製造過程でのゴム
流れに由来した妄動を生ぜず、耳部の肉厚中心での適切
な配置が確保される。
繊維層によって耳部の屈曲が適切に抑制されると同時に
、それによる亀裂の成長を防止することになって、クロ
ーラの耐久性の著しい向上となるのであり、それ以外に
も第5図に示すように必要に応じて耳部を薄くすること
ができ軽量化に寄与するほか、繊維層が芯金と引張補強
材との間に挟在するため、クローラの製造過程でのゴム
流れに由来した妄動を生ぜず、耳部の肉厚中心での適切
な配置が確保される。
第1図はクローラの外周表面の平面図、第2図は第1図
のn−n5における従来のクローラにおける断面図、第
3図は従来のクローラの走行時の耳部の屈曲状態を示す
断面図、第4図、第5図はこの発明のクローラにおける
第2図と同様の断面図である。 1・・・・・・芯金、2・・・・・・引張補強材、4・
・・・・・耳部、9・・・・・・繊維層。
のn−n5における従来のクローラにおける断面図、第
3図は従来のクローラの走行時の耳部の屈曲状態を示す
断面図、第4図、第5図はこの発明のクローラにおける
第2図と同様の断面図である。 1・・・・・・芯金、2・・・・・・引張補強材、4・
・・・・・耳部、9・・・・・・繊維層。
Claims (1)
- 1 クローラの長手方向の全周にわたり一定間隔をもっ
て多数の芯金を横置きに配夕1ル、これら芯金を外周側
より引張り補強材にて取囲み一緒にゴム中に埋設し、こ
の芯金の横置き幅W1クローラたる両側耳部を有するク
ローラにおいて、芯金の直下で引張り補強材との間に一
枚又は複数枚の繊維層を挾在させ、かつ該繊維層をクロ
ーラの両側耳部にわたり延長して埋設したことを特徴と
するクローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303780A JPS5924029B2 (ja) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | クロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303780A JPS5924029B2 (ja) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | クロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5730667A JPS5730667A (en) | 1982-02-18 |
JPS5924029B2 true JPS5924029B2 (ja) | 1984-06-06 |
Family
ID=14343456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10303780A Expired JPS5924029B2 (ja) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | クロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924029B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853596A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-30 | Isaburo Takeyasu | 灯浮標 |
JPH0715830Y2 (ja) * | 1989-01-13 | 1995-04-12 | オーツタイヤ株式会社 | クローラ用弾性履帯 |
JPH02110592U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-04 | ||
JPH0648333A (ja) * | 1991-05-31 | 1994-02-22 | Fukuyama Rubber Kogyo Kk | 高弾性ゴムクローラ |
KR100553941B1 (ko) | 1997-09-05 | 2006-02-24 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 탄성체 플랫트레드 |
US6984006B2 (en) * | 2000-03-03 | 2006-01-10 | Komatsu Limited | Elastic flat tread |
-
1980
- 1980-07-29 JP JP10303780A patent/JPS5924029B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5730667A (en) | 1982-02-18 |
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