JPS5924024Y2 - 一眼レフカメラのフアインダ内表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はストロボ・レテ゛イ・ライトにおける一眼レフ
カメラのファインダ内表示装置に関する。

カメラの種々の調定要素をファインダ内に表示すること
は、撮影者がカメラをかまえたままで調定でき便利であ
り、例も多く見られる。

このうち、カメラにストロボを装備して撮影する場合、
ストロボが充電されたかどうかを表示する、いわゆるス
トロボ・レディ・ライトにおいて、ストロボ側に表示ラ
イトが設けであるものの、一眼レフファインダ内に表示
した例は少ない。

また、表示した例でも、他のファインダ内表示要素と配
置が隔離され、視線を変えて確認しなければならなかっ
たり、視度が異なり、見づらい欠点を有していた。

本考案は上記の欠点を除去するべく他のファインダ内表
示要素中に上記ストロボ・レテ゛イ・ライトを配設した
ものである。

この考案を実施例にもとづき説明すると、第１図はファ
インダ光学系と本考案の構成をカメラの背後から図示し
たもので、１はスクリーン、２はコンテ゛ンサレンズ、
３はペンタ・プリズムで、下から順に配置しである。

４は撮影者がファインダをのぞきこむルーペである。

５は表示素子アレイ、６は文字板で、例えばシャッタ・
スピードを表わす数字が印刷しである。

７は追討で、前述のように文字板６にシャッタ・スピー
ドの数字が印刷しである場合では、追討７はシャッタ・
ダイヤルと連係され、シャッタ・ダイヤル上の設定値を
指示するように連動するが、衆知なので略図しである。

以上の配置をルーぺ４からのぞき見たファインダ内は、
第２図のようになっている。

今、略図のシャッタ・ダイヤル上はＸに設定されている
ので、追討７は文字板６上のＸの文字を指示しである。

フォーカル・プレーン・シャッタを有するカメラでは、
Ｘ同調のシャッタ・スピードはシャツタ幕の走行する速
さ、いわゆる幕速に依って決まるが、第２図の例ではＲ
ルと恥の中間スピード、例えば眉でＸ同調するようにな
っている。

文字板６上には、シャッタ・ダイヤル上の表示文字と同
等の文字や数字がＡ６ａ−Ｂ６ｍまで印刷されている。

ここで該Ａ６ａは自動露出（ここでは紋り優先式）を、
該Ｂ６ｍはバルブをそれぞれ意味する。

また、表示アレイ５はＬＥＤを使用しているが、その中
で゛ＬＥＤドッ）５ｅはストロボ・レテ゛イ・ライトと
して、他のＬＥＤドツト５ａ〜５ｄ、５ｆ〜５ｍは露出
表示素子として画面８の外側に配されている。

それらの配線図は第３図、第４図である。

第３図で、カメラ内のドラｌ−５ｅは、カソード端子が
アースに、アノード端子はコネクター９を介してストロ
ボ内の回路１０に接続されている。

該回路１０はストロボ内電源１２に接続されている。

つまり、回路１０内のコンテ゛ンサ（略図）に充電が完
了し、ストロボの発光準備が完了したとき、コネクター
９を介して該ドツト５ｅは順方向にバイアスされ発光す
る。

第４図で、該ドラ）５ａ〜５ｄ、５ｆ〜５ｍの両端子は
以下のように表示回路１１に配線されている。

つまり５ａ〜５ｄ、５ｆ〜５１．５ｊ〜５ｍの各カン−
Ｆは回路１１のそれぞ゛れ１１ ａ、 １１ ｂ、 １
１ Ｃに、５ａ。

５ｆ、５ｊ、５ｂ、５ｇ、５ｋ、５Ｃ，５ｈ、 ５１
．５ｄ、５ ｉ、５ｍ（７）各アノードはそれぞれ１１
ｄ、 １１ ｅ、 １１ ｆ、 １１ ｇに接続され、
電源１３により該回路１１が動作すると、１２個のドツ
トのうち露出の３要素即ち被写体の明るさ値、レンズの
絞り値、フィルムの感度値により決められるシャッタ・
スピードを指示する１個が順方向にバイアスされる。

例えば１ｌｂ−１１ｅ間が順方向にバイアスされると、
５ｇのＬＥＤドツトが発光して、第２図ではシャッタ・
スピードｈを指示する。

シャッタ・ダイヤルがＡ６ａに設定してあれば、シャッ
タを切ると％で露出されるし、またシャッタ・ダイヤル
をマニアルにするには４Ｊ６ｇに設定すれば適正露出さ
れることになる。

以上のように、ストロボ・レディ・ライトのためのＬＥ
Ｄドツト５ｅをＸ同調のシャッタ・スピード（第２図で
はＸ）を指示するように配置すれば、露出表示用のＬＥ
Ｄドツトと同等位置になり、視線を移さずに確認でき、
また視度も合いやすく見易い。

また、追討７に対して指示するように発光され、シャッ
タ・ダイヤル上の設定の誤操作も確認しやすい。

尚ストロボが充電されたときには、該ドツト５ｅと他の
１２個のドツトのうちの１個の計２個が発光することに
なるが、該ドラ）５ｅを他のドツトと色の異なるＬＥＤ
を配すればより判り易い。

尚ＬＥＤは赤、黄、緑などの色種が実用化されているの
で例えばＡ６ａ、Ｘ６ｅ、Ｂ６ｍを指示するドラ）５ａ
、５ｅ、５ｍの３個を赤に、他を緑にという具合にであ
る。

また第５図に示すように、該ドラ）−５８の発光形状を
他のドツトと異なる形状にしてもよい。

ＬＥＤやＬＣＤなど簡単に種々の形状が実現可能である
。

第６図はＸ同調スピードが脇のときを示すが、この場合
のように、露出表示ドツトとストロボ・レテ゛イ・ライ
トが同じシャッタ・スピードを指示する関係にある場合
には、その２個のドツトを第６図のように２個横に配列
してもよい。

また同一のドツトを共通に使用しても、回路上難なく構
成で゛きる。

上述したように、本考案は、ストロボ・レテ゛イ・ライ
トを露出表示素子の範囲内に配置し、多く使用されるス
トロボの準備完了信号として表示することにより、殆ん
どコスト・アップなしに、見味の良好な、かつ誤設定を
見つけ易くした装置を提供するもので、極めて効果的で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はファインダ光学系と表示系の構成をカメう背後
から見た図。 第２図はファインダ内の形態図。 第３図はストロボ・レテ゛イ・ライトの配線図。 第４図は露出表示素子の配線図。第５図はストロボ・レ
テ゛イ・ライトの表示形状を他と変えたファインダ内の
形態図。 第６図はストロボ・レテ゛イ・ライトと露出表示素子の
中の１個を横に２個並べて配置したファインダ内の形態
図。 １ニスクリーン、２：コンデンサレンズ、３：ペンタ・
プリズム、４：ルーペ、５：表示素子アレイ、６：文字
板、７：追討、８：ファインダ画面、９：カメラ本体と
ストロボ間コネクター、１０：ストロボ内回路、１１：
表示回路、１２：ストロボ内電源、１３：電源。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）一眼レフカメラのファインダ内にシャッタ・スピ
   ードを表わす数字（あるいは文字）を配列し、かつ該数
   字（あるいは文字）を各々指示するように表示素子を配
   列したものにおいて、Ｘ同調のシャッタ・スピードを表
   わす数字（あるいは文字）を指示する表示素子をストロ
   ボ・レディ・ライトとして配線した一眼レフカメラのフ
   ァインダ内表示装置。
2. （２）実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の一眼レ
   フカメラのファインダ内表示装置において、ストロボ・
   レディ・ライトとして配線された表示素子としてＬＥＤ
   を用い、他の表示素子と色別したもの。
3. （３）実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の一眼レ
   フカメラのファインダ内表示装置において、ストロボ・
   レディ・ライトとして配線された表示素子の表示形状を
   他の表示素子と異なるように構成したもの。