JPS5923905Y2 - 埋込式ガスコンセントカラン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、埋込式ガスコンセントカランに関するもので
、詳しくは、下方にガスの流入口を設け、この流入口が
ら垂直方向に上り、直角方向に折り曲るガス通路を設け
ると共にこのガス通路の垂直部に上向きに閉子を組み込
み、ガス通路の出口にコンセントプラグを取り付けて成
るカラン本体と、前記閉子をコンセントプラグの中心軸
線と平行な中心軸線に配置したハンドルにより回転する
ように構成した壁埋込式ガスコンセントカランに関する
ものである。

従来におけるこの種埋込穴コンセントカランの場合には
、ハンドルの軸と閉子の軸に夫々傘歯車などの直交伝導
機構を取り付けた構成（例えば実開昭５７−１５９０７
８）のため、この直交伝導機構部分において回転抵抗力
吠きくなり、ハンドルが非常に重くなるという欠点があ
った。

又、このハンドルが重くならないように、直交伝導機構
の直径を大きくすることも試みられているが、このよう
にすると、直交伝導機構力吠型化し、カラン全体が大き
くなり、これを取り付けるためには壁に大きな取付穴を
設けなければならないという問題があった。

本考案は斯る点がら、ハンドルの回転を軽くしても大型
化することのない埋込式ガスコンセントカランを提案す
るのが目的である。

本考案は上記目的を遠戚するために、下方にガスの流入
口を設け、この流入口がら垂直方向に上り、直角方向に
折り曲るガス通路を設けると共にこのガス通路の垂直部
に上向きに閉子を組み込み、ガス通路の出口にコンセン
トプラグを取り付けて威るカラン本体と、前記閉子をコ
ンセントプラグの中心軸線と平行な中心軸線に配置した
ハンドルにより回転するように構成した埋込式ガスコン
セントカランにおいて、閉子の回転軸にピンを上向きに
等間隔で配した被動ギヤーを固定すると共にハンドルの
下面外周に前記被動ギヤーに係合した駆動ピンを等間隔
に配して成り、ハンドラを回転すると一緒に駆動ピンが
回転し、この駆動ピンが回転すると係合している被動ギ
ヤーが回転し、この被動ギヤーが回転すると閉子が回転
してガス通路を開閉するもので、ハンドルの下面外周に
駆動ピンを設けたため、この駆動ピンの位置はギヤーな
どを別に使用しない場合、回転軸の中心から可及的に大
きな半径位置に配することができ、このためにハンドル
の回転力は小さくて済むようになり、バンドルの軽い埋
込式ガスコンセントカランが得られるので゛ある。

以下実施例図に基づいて本考案を詳記すると、第１図は
本考案に係るカランにおいて、カランボックスを除いた
分解斜視図を示し、１は下方にガス流入ロアを設け、こ
の流入ロアから垂直に上り、直角方に折り曲るガス通路
の垂直部に閉子８を回転自在に組み込み、ガス通路の出
口にプラグ３を取り付けて戊るカラン本体、２は下面２
′の外周に等間隔で駆動ピン１７を第１図中水平に突設
して成るバンドル、５は前記閉子８の回転軸１３に固定
される扇状の被動ギヤーにして、この被動ギヤーの形状
は前記駆動ピン１７に係合する上向きのピン１８を等間
で配した構成から或っている。

４はバンドル２とプラグ３間に取り付けられる連繋部材
にして、被動部４″をバンドル２の下方（奥方）に構成
した解除機構１４の可動部１４′から突出させた解除ピ
ン２２の裏側に位置させ、解除部４′をプラグ３の根元
両側に位置させ、バンドル２側の部材２１の両側に突設
した支軸１９に軸孔２０を介して取り付けられている。

なお、図中ａはプラグ３の中心軸線、ｂは閉子８の中心
軸線、Ｃはバンドル２の中心軸線にして、ａとＣはｂに
対して夫々直交している。

次に上記構成を主要部品とする実施例のカランについて
、その組み立てを説明すると、ガス通路内の垂直部に閉
子８は押え板１１と止め輪１２により回転自在に組み込
まれ、被動ギヤー５は閉子８の回転軸１３に固定され、
バンドル２側の部材２１はカラン本体１の上部にビスを
利用して固定され、駆動ピン１７と駆動ギヤー５のピン
１８とは互いに係合される。

又、連繋部材４は支軸１９に取り付けられる。

この全体の組み立て状態を示したのが第２図で゛ある。

図中符号６はカランボックス、９は閉子８内のガス通路
、１０は閉子８をテーパー面側に押し付けているスプリ
ング、１５は解除機構１４の可動部１４を押し上げてい
るスプリング、１６は解除ピン２２の逃げ溝、２３は解
除ピン２２の下降溝、２５はコンセント、２５′はコン
セント２５の解除環を示す。

実施例に係るコンセントは以上の如き構成から成り、次
にその使用例を説明すると、バンドル２を左方向に回転
すると、駆動ピン１７により被動ギヤー５がピン１８の
係合により回転し、閉子８が回転してガス通路を開放す
る。

そして、バンドル２を右方向に回転すると閉子８は閉と
なる。

次に、実施例のカランは安全機構として連繋部材４が取
り付けてあり、この連繋部材４の作用は、第３図に示す
ようにプラグ３にコンセント２５が装着されているとき
には被動部４″で可動部１４′の解除ピン２２を下降溝
２３から押し上げ、逃げ溝１６内に位置させ、バンドル
２の回転（開放）を自由にしている。

そして、プラグ３からコンセント２５を外ずす場合には
バンドル２を全開の位置から少し更に右方向に回転する
と、カム機構により押し込められて可動部１４″がスプ
リング１５に抗して下がり、解除ピン２２で被動部４′
を押し下げ、解除部４′を持ち上げ、コンセント２５の
解除環２５′を押し上げてコンセント２５をプラグ３か
ら外ずす。

本考案に係る埋込式ガスコンセントカランは以上の如き
構成と作用から成るので、次の如き効果を期待すること
ができる。

ａ バンドル２の下面２′の外周に駆動ピン１７を突設
し、これと被動ギヤー５のピン１８とを係合させたので
、駆動ピン１７の位置はバンドル２の半径にほぼ等しい
位置となり、回転駆動部の半径を可及的に大きくとるこ
とができる。

したがって、閉子８を回転するためのバンドル２の回転
力は小さくて済む。

ｂ バンドル２に対して駆動ピン１７を直接構成したの
で、駆動用のギヤーを別に設ける必要がない。

よって、部品点数はこの駆動用のギヤー分減少し、コス
トが安くなる。

Ｃ上記ａとｂの効果により、カラン全体の大きさは小さ
くて済み、よって壁にあける取り付は孔の大きさは小さ
くなり、美観上好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るカランの分解斜視図、第２図は組
み立てた状態であってバンドル全開の断面図、第３図は
組み立てた状態であってバンドル全開の側面図である。 １・・・・・・カラン本体、２・・・・・・バンドル、
３・・・・・・プラグ、４・・・・・・連繋部材、５・
・・・・・被動ギヤー、１７・・・・・・駆動ピン、１
８・・・・・・ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下方にガスの流入口を設け、この流入口がら垂直方向に
   上り、直角方向に折り曲るガス通路を設けると共にこの
   ガス通路の垂直部に上向きに閉子を組み込み、ガス通路
   の出口にコンセントプラグを取り付けて成るカラン本体
   と、前記閉子をコンセントプラグの中心軸線と平行な中
   心軸線に配置したハンドルにより回転するように構成し
   た埋込式ガスコンセントカランにおいて、閉子の回転軸
   にピンを上向きに等間隔で配した被動ギヤーを固定する
   と共にハンドルの下面外周に前記被動ギヤーに係合した
   駆動ピンを等間隔に配して戊る埋込式ガスコンセントカ
   ラン。