JPS592354Y2 - カムシャフトハウジング接合構造 - Google Patents

カムシャフトハウジング接合構造

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Publication number
JPS592354Y2
JPS592354Y2 JP13904679U JP13904679U JPS592354Y2 JP S592354 Y2 JPS592354 Y2 JP S592354Y2 JP 13904679 U JP13904679 U JP 13904679U JP 13904679 U JP13904679 U JP 13904679U JP S592354 Y2 JPS592354 Y2 JP S592354Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
liquid gasket
camshaft housing
housing
gasket
Prior art date
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Expired
Application number
JP13904679U
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English (en)
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JPS5656960U (ja
Inventor
誠 松井
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カムシャフトハウジングの接合構造に関する
ものである。
カムシャフトハウジングとシリンダヘッドの2部品の接
合面を完全にシールするために、部品の一方に溝を設け
、組付は時この溝に充満するよう液状ガスケットを計量
して該溝内に塗布し、これにより2部品間をシールして
いるが、このとき用いられる液状ガスケットは溝内に充
満させる必要があるため溝の体積より少し条目に計量し
て塗布充填しなければならない。
しかしながら、この余分の液状ガスケットは、組付は時
2部品の接合面に沿って外側に押し出され、溝付近に例
えばオイル通路などがあった場合にはこれらの通路を閉
塞する危険性があった。
また、たとえオイル通路がないとしても、接合面の端面
ではわずか数10μの厚みでつながった余分のガスケッ
トが溝外に残るわけで部品の使用中にこのガスケットが
脱落し、部品内部を循環して故障の原因になることも十
分考えられる。
従来、これらの不具合に対処するためには、ガスケツI
・の計量精度を上げる方法とか、あるいは部品の接合面
を広くしたり、または接合面近傍に何も設定しない方法
等が考えられていたが、前者は液状ガスケットの計量精
度をかなり上げなくてはならず実際上困難であり、また
後者は部品設計に多くの制約をもたらし根本的対策とは
言い難かった。
本考案は上記の欠点を解梢するためのもので、オイル通
路を有するカムシャフトハウジングとシリンダヘッドと
の接合面に該ハウジングの周縁に沿って液状力゛スケッ
ト用溝を設け、鉄製に液状ガスケットを塗布充填してカ
ムシャフトハウジングとシリンダヘッドを接合してなる
構造において、液状ガスケット用溝とオイル通路との間
に液状ガスケット捕捉溝を設け、該捕捉溝をカムシャフ
トハウジング内部に連通せしめたことを特徴とするカム
シャフトハウジング接合構造を提供するものである。
本考案の一例を図面を用いて説明する。
第1図は、カムシャフトハウジング1とシリンダヘッド
2の接合付近を示す部分断面図で、第2図は前記第1図
のII −II線方向から見たカムシャフトハウジング
の平面図である。
図に示すように、カムシャフトハウジング1とシリンダ
ヘッド2はボルト3により一体的に組付けられており、
4.5.6はその周囲に設けたオイル通路である。
エンジンオイルは、オイル通路4から5を経て6へ供給
され更に上部へ送られる。
一方、ハウジング1とシリンダヘッド2とを完全にシー
ルするために液状ガスケット用溝7をハウジング1の周
縁に沿って設け、該ガスケット用溝7とオイル通路4の
間に更に前記ガスケット用溝7からはみ出したガスケッ
トを吸収するための溝8を設ける。
そしてこの溝8は第2図に示す如くその端をカムシャフ
トハウジング内部10に連通ずるように設け、オイル通
路4.5.6からもれ出たオイルがカムシャツI・ハウ
ジング内部10に逃げるようにする。
カムシャフトハウジング1とシリンダヘッド2のシール
は、溝7に液状ガスケット9を充填することにより行わ
れるが、このとき溝1の容積より充填した液状ガスケッ
ト9の量が大であると、ポルl−3を締め付けているう
ちにガスケツ1〜9が溝7からはみ出してしまう。
従来であると、このはみ出した液状ガスケット9は両2
部品1,2の接合面を通って、オイル通路4,6に到達
しこれらの通路4,6を閉塞する場合がしばしばあった
が、本考案は液状ガスケット用溝7とオイル通路4゜6
との間に溝8を設けたためはみ出したガスケット9は溝
8に捕えられてオイル通路4,6に到達しなくなり、従
ってオイル通路4,6を閉塞することがなくなる。
また、本考案においては、液状ガスケツI・によるオイ
ル通路の閉塞を防止するほか、液状ガスケツl−捕捉溝
8はオイル通路4,5゜6と液体ガスケット用溝7との
間に設けであるため、オイル通路4.5.6からオイル
が洩れ出たとしても、このオイルは溝8によってとらえ
られ、カムシャフトハウジング内部10に戻るため、オ
イルの外部への洩れを完全に防止するという効果をも奏
する。
上記記載からも明らかなように、本考案構造を用いれば
、例え液状ガスケットの計量が不正確で余分のガスケッ
トが多量に溝の外側に押し出されたとしても、これに起
因するオイル通路の閉塞やガスケット欠落による部品故
障等の不具合が起りにくくなる等、本考案液状ガスケッ
トはみ出し防止溝構造は種々の実用的利点を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案液状ガスケットはみ出し溝構造の一例を
示す部分断面図、第2図は第1図のIIII線矢視図、
である。 図中、1・・・・・・カムシャフトハウジング、2・・
・・・・シリンダヘッド、3・・・・・・ボルト、4,
5,6・・・・・・オイル通路、7・・・・・・液状ガ
スケット溝、8・・・・・・溝、9・・・・・・液状ガ
スケットを表わす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイル通路を有するカムシャフトハウジングとシリンダ
    ヘッドとの接合面に該ハウジングの周縁に沿って液状ガ
    スケット用溝を設け、鉄製に液状ガスケットを塗布充填
    してカムシャツ1〜ハウジングとシリンダヘッドを接合
    してなる構造において、液状ガスケット用溝とオイル通
    路との間に液状ガスケット捕捉溝を設け、該捕捉溝をカ
    ムシャフトハウジング内部に連通せしめたことを特徴と
    するカムシャフトハウジング接合構造。
JP13904679U 1979-10-06 1979-10-06 カムシャフトハウジング接合構造 Expired JPS592354Y2 (ja)

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JPS5656960U JPS5656960U (ja) 1981-05-16
JPS592354Y2 true JPS592354Y2 (ja) 1984-01-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526381Y2 (ja) * 1987-06-15 1993-07-02
JP5716647B2 (ja) * 2011-12-07 2015-05-13 株式会社デンソー 電子装置

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JPS5656960U (ja) 1981-05-16

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