JPS6210528Y2 - - Google Patents

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JPS6210528Y2
JPS6210528Y2 JP1981042627U JP4262781U JPS6210528Y2 JP S6210528 Y2 JPS6210528 Y2 JP S6210528Y2 JP 1981042627 U JP1981042627 U JP 1981042627U JP 4262781 U JP4262781 U JP 4262781U JP S6210528 Y2 JPS6210528 Y2 JP S6210528Y2
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JP
Japan
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case
adhesive
packing member
joint
recess
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JP1981042627U
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JPS57155357U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば内燃機関のケース等の如く複数
の部材を組み合せて構成される密閉状ケースの二
部材間の接合部をシールするための構造に関す
る。
(従来の技術) 従来のシール構造を第2図に基づいて説明す
る。
第2図は従来のシール構造を示し、該シール構
造は内燃機関に適用されているものであり、ピス
トン、クランクシヤフト等が収納される内燃機関
の密閉状ケースを構成するシリンダヘツドカバー
50とミツシヨンケース51との間の接合部52
にはゴム製或は紙製のパツキング部材53が介在
され、該パツキング部材53を介してシリンダヘ
ツドカバー50とミツシヨンケース51とが緊密
に締付シールされる。内燃機関が長期間使用され
るとパツキング部材53は経年変化により劣化し
たり接合部53からはみ出したり、このため内燃
機関の潤滑油についてのシールの完全性を期待し
難くなる。
このために従来において内燃機関の密閉状ケー
スを分解してパツキング部材53を交換するこ
と、及び接合部52の密閉状ケースの外面寄りの
隙間54に接着剤55を注入し、パツキング部材
53の外周側に該接着剤55を充填することが行
われていた。
(考案が解決しようとする問題点) 以上説明したように、従来ではパツキングの劣
化及びはみ出し等によるシール性の低下を防止す
るために、パツキング部材の交換、又はパツキン
グ部材の外周側への接着剤の充填を行なつてきた
が、前者では作業が面倒であつて素人では作業が
できず、後者では内燃機関の駆動による温度上昇
により接着剤がケース内に浸透流出してしまう問
題が生じていた。
本考案は以上の如き問題、特にパツキング部材
の外周側に接着剤を充填した場合に生じていた以
上の如き問題を有効に解決するために成されたも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の目的は、上記問題を解決するために、
密閉状ケースを構成する二部材と、パツキング部
材の外周側に充填される接着剤との接触面積を大
きくし、以つて接着剤がケース内に浸透流出する
のを防止できるようにしたシール構造を提供する
処にあり、この目的を達成するために本考案は、
ケースを構成する二部材の接合面のケース外面寄
りにパツキング部材の厚さよりも大きい幅となる
よう前記ケースの外面方向へ拡がるテーパ状の断
面形状を有する凹部と、該凹部の下方にて該凹部
内方へ突出する突起とを形成し、該凹部に接着剤
を注入したことを特徴とする。
(作用) 本考案による密閉状ケースの二部材間のシール
構造は、接着剤を充填する凹部が二部材の接合面
のケース外面寄りにパツキング部材の厚さよりも
大きい幅となるようケース外面方向に拡がるテー
パ状の断面形状であり、更に該凹部下方には該凹
部内方に突出する突起を設けたものとなつている
ため接着剤と二部材との接触面積が大きくなり、
これに追随して二部材に作用する接着剤の面圧が
増大する。その上、突起が接着剤のケース内方へ
の流動性を阻止するため、内燃機関の駆動による
温度上昇時に接着剤がケース内に浸透流出するこ
とをなくすことができ、接合部のシール性を著し
く向上させることが可能となる。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を第1図に基づいて
詳述する。
本考案の実施例に係るシール構造はピストン、
クランクシヤフト等が収納された内燃機関の密閉
状ケース23に適用され、アルミニウム合金材料
による非鉄金属製のシリンダヘツドカバー20、
ミツシヨンケース21等によつて上記密閉状ケー
ス23が構成される。シリンダヘツドカバー2
0、ミツシヨンケース21の接合部24にはゴム
製或は紙製のパツキング部材25が介在され、接
合部24が該パツキング部材25でシールされ
る。パツキング部材25はケース23の内面23
a寄りに偏在して設けられ、シリンダヘツドカバ
ー20、ミツシヨンケース21の接合面20a,
21aのケース23の外面23b寄りには凹部2
6を形成する。該凹部26をケース23の外面2
3b方向へ拡がる断面テーパ状とし、該凹部26
内方へ突出する突起27,28を該凹部26の下
方で、且つパツキング部材25の外周端近くに形
成した。ここで、ケース23の外面23bにおけ
る最大幅W1をパツキング部材25の厚さW2の1.5
倍以上とすることが望ましい。断面テーパ状凹部
26をシリンダヘツドカバー20、ミツシヨンケ
ース21の接合面20a,21aに形成すること
はナイフ或はV字型カツターを用いて接合面20
a,21aを切削することにより成され、ケース
23の全周若しくは潤滑油のシール上必要とされ
る一部について該切削作業を行う。又、突起2
7,28は凹部26を接合面20a,21aに切
削加工で形成するさい或は凹部26を接合面20
a,21aに形成した後、しごき加工によつて形
成される。
以上の如く凹部26の断面形状をテーパ状とす
ることによりパツキング部材25の厚さよりも凹
部26の幅が大きくなり、上記の通り切削作業及
びしごき加工によつて形成された凹部26を脱脂
等の清浄作業を行つた後、凹部26に耐熱性を有
する接着剤29、例えばシリコン無溶剤等による
接着剤を注入する。外部に露出するために外観を
良好とすることが必要な場合には接着剤29の外
面を整形する。
以上により接着剤29はパツキング部材25の
外周側に充填され、時間が経過すると接着剤29
は固化し、シリンダヘツドカバー20、ミツシヨ
ンケース21と接着剤29との接触面積は、凹部
26の断面形状をテーパ状とし、更に該凹部26
に突起27,28を設けることによつて大きいも
のとなつている。
このようにして接着剤29が接合部24に充填
された内燃機関を駆動し温度上昇させても、ケー
ス23の内部に接着剤29が浸透流出することは
なかつた。これの理由は従来よりもシリンダヘツ
ドカバー20、ミツシヨンケース21と接着剤2
9との接触面が大きくなつていることに追随し
て、シリンダヘツドカバー20、ミツシヨンケー
ス21に作用する接着剤29の面圧が増大すると
ともに、接着剤29のケース23内方への流動性
を突起27,28が阻止するからだと考えられ
る。
以上の実施例に係るシール構造は使用された内
燃機関の他、これから使用される内燃機関にも適
用でき、又、内燃機関に限らず如何なる密閉状ケ
ースにも適用できるものである。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、密
閉状ケースを構成する二部材の接合面のケース外
面寄りに接合部に介在したパツキング部材の厚さ
よりも大きい幅となるように前記ケースの外面方
向に広がるテーパ状の断面形状を有する凹部と、
該凹部の下方にて該凹部内方に突出する突起とを
形成し、該凹部に接着剤を注入することによりパ
ツキング部材の外周側に接着剤を充填したため、
上記二部材と接着剤との接触面積が大きくなるこ
と、これに追随して二部材に作用する接着剤の面
圧が増大するとともに、接着剤のケース内方への
流動性を上記突起が阻止すると考えられることか
ら、内燃機関の駆動による温度上昇時に接着剤が
ケース内に浸透流出することなくすことができ、
接合部のシール製の向上を達成できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係るシール構造を示す二部材
の接合部の断面図、第2図は従来のシール構造を
示す第1図と同様の図である。 尚図面中、20,21は密閉状ケースを構成す
る部材であるシリンダヘツドカバー、ミツシヨン
ケース、20a,21aは接合面、23はケー
ス、24は接合部、25はパツキング部材、26
は凹部、27,28は突起、29は接着剤であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉状ケースを構成する二部材の接合部にパツ
    キング部材を介在して該接合部をシールするよう
    にしたシール構造において、上記二部材の接合面
    の上記ケースの外面寄りに上記パツキング部材の
    厚さよりも大きい幅となるよう該ケースの外面方
    向へ拡がるテーパ状の断面形状を有する凹部と、
    該凹部の下方にて該凹部内方に突出する突起とを
    形成し、該凹部に接着剤を注入することにより上
    記接合部の上記パツキング部材の外周側に該接着
    剤を充填したことを特徴とするシール構造。
JP1981042627U 1981-03-25 1981-03-25 Expired JPS6210528Y2 (ja)

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JPS57155357U JPS57155357U (ja) 1982-09-29
JPS6210528Y2 true JPS6210528Y2 (ja) 1987-03-12

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ID=29839655

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4831672A (ja) * 1971-08-25 1973-04-25

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