JPS59224985A - ゴ−スト除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、映像信号の伝送歪によって生ずるゴースト信
号成分を除去するゴースト除去装置に係シ、特に系を安
定にしたゴースト除去装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

テレビジョン信号を伝送するにあたっては、伝送歪によ
り不要信号が発生しこの不要信号はゴースト信号発生の
原因となる。

伝送歪に起因して発生する不要信号であるゴースト信号
を除去する方式として遅延線方式がある。

この遅延線方式は、ＣＯＤ等で構成されるトランスバー
サルフィルタにより、受信信号をゴースト遅れ時間だけ
遅延させ擬似ゴースト信号を発生させ、振幅制御をした
上で受信信号から差し引きゴースト信号を除去する方式
である。更に、トランスバーサルフィルタを用いた遅延
方式によるゴースト除去装置は複数のタップを治してお
り、このタップに対する加重９゛を制御することで、ゴ
ーストを除去に供する信号を発生する。この場合におい
て、上記タップの加重量を制御するアルゴリズムには、
いわゆるゼロフロータッグと相関演算方式とがあげられ
る。

ゼロフロータッグによるタップ加７Ｆ　景を定めるアル
ゴリズムは、基準時刻に対してゴースト信号成分が発生
した時刻までの時間′Ｆｏを検出するもので、基準時刻
からＴ。の時間後に相当するタッグの加重量を出力波形
だけに着目して巡回的に制御するものである。このため
ゼロフォーシングによるアルコリズムはＴ。方式とも呼
ばれている。このＴ。

方式自体は、受信信号に対する遅延時間Ｔ。を検出する
のに短時間で検出できるｑ″ｆＨ，４７を有する。この
ためゴースト除去動作の収束が早いという和戦を有する
反面、安定性が問題となる。

一方、相関方式は、入力波形と出力波形（誤差波形）の
相互相関を用いて巡回的にタップ利得を制御するもので
、収束性は′１゛ｏ方式に比べ劣るが、安定性には優ね
た特性を有する。

上述のいずれのアルゴリズムにしても、ＣＣＤ−４で構
成されるトランスバーザルフィルタは、従来は第１図に
示すような構成で示されるゴースト除去装置によって制
御される。

即ち、第１図に示す従来のゴースト除去装置において、
入力端子１にはゴースト伯月を含む受信信号が入力され
る。この入カイＣ３号は減算器２において受信信号を遅
延した信号との減算を行なう為、減算器２に供給される
。そして減算器２の出力は受信信号中のゴースト信号を
検出するアルゴリズムによりゴースト紫を検知するゴー
スト検知回路３に供給される。ゴースト検知回路３では
、Ｔｏ方式、または相関方式でゴースト斬を検知する。

この検出結果に応じて芹延回路４を構成するトランスバ
ーサルフィルターの遅延時間及びそのタップ利得は制御
される。このようにして得た受信信号に対しての遅延時
間、タップ利得の制御は、Ｔｏ方式、又は相関方式のア
ルゴリズムにより巡回的に制御される。

第２図は従来のゴースト除去装置の遅延回路４の構成を
示す。第２図中、パルス入力端子群８は、ゴースト検知
回路３で得たゴースト信号に対応したパルスを受け、こ
れを”／Ａ変換器８によってアナログ量に変換してこの
妬−に対応してレベル可変利得回路９に印加される。こ
の可変利得回路９によってトランスバーサルフィルタ１
（）のタップ利得が制御される。この結果、受信信号中
のゴースト信号に対応した信号がトランスバーサルフィ
ルタ１０の出力端子群に得られる。そして、遅延回路４
の出力得られたゴースト信号を減算器２によって受信信
号から減算することによりゴーストか軽減される。これ
により、涯シ器２の出力にゴーストが軽減された出力を
得る。

しかし、遅処回路４けしＡ変（（ＪＬ器９を不するので
、”／Ａ変換器９自体が有するグリッジがゴースト除去
装置全体に力える影響が問題となる。トランスバーサル
フィルタ１０のタップ利得を制御する為に職変換器８に
入力されるレベル及び入力切換速度に応じてグリッジの
量は光なる。

即ち、第３　ＩＸＩに示す加重データ匍・とトランスバ
ーサルフィルタ１０の出力レベルの特性から判るよウニ
、トランスバーサルフィルタ１０に対する加重データイ
ｌが少ない領域で■ンＡ変換器８によるグリッジが発生
する。このようなグリッジが発生ずると、巡回動作によ
りトランスバーザルフィルタ１０の加重データが豊＠換
えられる毎に、トランスバーサルフィルタの出力が急激
に変動する。これによりゴースト歪信号分を打ち粕す信
号自体が変動するので、テ１／ビジョン受像機では同期
が乱れ或いは、フリッカを発生するという問題が発生す
る。

従って、安定にゴースト信号を除去するという動作が阻
害される。

〔発明の目的〕

本発明は、ゴースト除去装置を構成するトランスバーサ
ルフィルタに対するタップ利得量を定めるに供する巧へ
変換器で誘起されるグリッジによる影響を防止し、ゴー
スト除去装置を安定に動作させることを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明においては、トランスバーサルフィルタを用い
て巡回的に受信信号のゴースト歪に応じてタップ利得を
制御する手段に隻へ変換器を有する。また、巡回アルゴ
リズムをゴースト動作最期時と、一定時間経過後におい
て異なさせる。

これにより、トランスバーサルフィルタのタップ利得を
安定状態のもとである程度大きくし、その後に所定のア
ルゴリズムによりゴーストを消去すべくタップ利得を制
御する。

この結果、実効的にタップ利得の収束速肛を大きくする
とともに、ゴースト除去装置、の系を安定に制御する効
果を得る。

〔発明の実施例〕

以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。

第４図に示す本発明の一実施例において、前述の第１図
に示す回路と同一機能を有する部分に対しては同一符号
を付しその説明を省略する。

第４図において、ゴースト歪を含む受信信号は、入力端
子１に供給され、かつ減算器２の一方入力端に供給され
るとともに信号切換スイッチ１１に供給される。この信
号切換スイッチ１１は、出力端子ＯＵ’ｒにゴースト信
号消去前の信月・と消去後の出力を選択的に出力する。

この為の制御信号はゴースト検知回路３０によって発生
される。

即ち、ゴースト検知回路３０は、ゴースト除去動作が開
始されたことを検知し、或は除去動作υ１１始からの一
定時間までの時間を示す制御信号を発生する。この制御
信号により、スイッチ１１は端子Ｔ。

側に接続され、出力端子ＯＵＴにはゴースト消去前の信
号が出力される。これにより、遅延回路４を構成するト
ランスバーサルフィルタのタップ利得が小さい状態のも
とで、タップ利得を決めるためのＩ）／Ａ変換器に第３
図に示Ｌ７た様にグリッジが発生する場合における信号
は、出力端子（１）ＵＴには出力されかい。従って、Ｉ
しＡ変換で発生するグリッジによる影響が出力端子ＯＵ
’Ｉ’に及ぶのを軽減できる。

このように、本実施例においては、見ろ、変換器でのア
ナログ変換レベルが小さい場合で発生しやすいグリッジ
の影響をスイッチ１１を配設し、トランスバーサルフィ
ルタのタップ利得が小さい場合においては、ゴースト除
去装置の出力にゴースト信号除去前の信号を出力し、上
記出力端子ＯＵＴに接続される次段の信号処理回路に影
響が波及するのを防止する。

次に不発゛明の他の一実施例について述べる。

上述のように本発明は、トランスバーサルフィルタを用
いたゴースト除去装（４における、トランスバーサルフ
ィルタのタップ利得を定めるのに供する見ロ、変換器が
、低レベルのアナログ信号を出力する領域におけるブリ
ッジ現象が出ブバＱＭ　＋ＯＵｉ’に及ばないようにす
る手段を講じたことに特徴を有する。このように出力端
に〜争変換器におけるグリッジ現象をゴースト除去を装
置においてさける手段としては、上述の実施例以外に次
に述べる一実施例が上げられる。

第５図に示す他の一実施例は、トランスバーサルフィル
タのタップ利得を速く収束値にイ・２行させる手段を用
いたものである。本実施例では、タップ利得を演算する
アルゴリズムが、相関方式に比へＴｏ方式ト呼ばれるゼ
ロフォーシングアルゴリズムの方が演算が速く行なえる
点ＩＣ着目しプこものである。つまり、ゴースト除去動
作開始初期時には、制御部５０は、切換スイッチ３３及
び３４を＋１＋、。側に接続ｉ、、演ｉ器３１によりゼ
ロフォーシングアルゴリズムによりトランスバーサルフ
ィルタのタップ利得を定める。との場合において、ゼロ
フォーシングによるアルゴリズムでは演算速度は速くで
きるので、］）／Ａ変換器の入出力レベルを、グリッジ
を起しにくいレベルまで短時間で高めることができる。

いいかえると、ゴースト歪を除去するためのタップ利得
を定める巡回演算において、巡回の数が多くなるにつれ
、現在の”／Ａ変換器の入出力レベルと次の演算による
ルへ変換器の相対的レベルは小さくなる。乙のため、”
／Ａ変換器でのグリッジも発生しにくくなる。

このようにＴｏ方式において、先ずトランスバーサルフ
ィルタのタップ利得が一定値まで達すると、上記制御部
５０は上記スイッチ３３．３４をＴ２Ｏ側に暗続する制
御を行ない、上記タップ利得を定めるためのアルゴリズ
ムは相関方式に切換えられる。相関方式によるアルゴリ
ズムでは、演算に時間はかかるが、安定性に優れている
。このような性質をもつ相関演算は演算器３２によって
行なわれ、これによりトランスバーサルフィルタのタッ
プ利得が巡回的に演算される。そして、相関演算が巡回
的に行なわれた結果、トランスバーサルフィルタのタッ
プ利得は、ゴースト歪信号を除去すべく収束する。

なお、トランスバーサルフィルタのタップ利得を演算す
るアルゴリズムを１゛ｏ方式から相関演算方式に切換え
る切換は制御部５０が行なうが、この切換ハ、トランス
バーサルフィルタの各タップ利得に相当する情報をもと
に、例メばタップ利得の総和が一定量になったことを検
知して行なってもよいし、また、出力端子ＯＵＴの信号
を微分ｊ−て得られるゴーストの有無奢示す符号データ
を用いて行なってもよい。即ち、アルゴリズムの切換は
、残存するゴースト歪信号の量にもとづき行うものであ
ればよい。四には、ゴースト歪信号の残存量に依存せず
、ゴースト除去動作開始後の一定時間に切換えるように
してもよい。

上記したように、第５図に示した実施例では、演算アル
ゴリズムを切換えることにより、トランスバーサルフィ
ルタのタップ利得を、ルを変換器がグリッジを発生しに
くい篩いレベルに短時間にトランスバーサルフィルタの
レベルを設定するととで安定にゴースト除去動作を行な
う。

〔発明の効果〕

以上の記述のように、本発明によれば、トランスバーサ
ルフィルタのタップ利得を定めるのに供するＤ／Ａ変換
器で発生するグリッジの影響を防止し得る。

また、グリ、ジの形骨を防止するために、ゴースト除去
動作のための演算アルゴリズムをゼロフォーシング方式
から相関方式に経時的に切換えることによシ系全体を安
定にし得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、従来のゴースト除去装置を示すブ
ロック線図、第３図は隻へ変換器の特性を示す特性図、
第４図及び第５図は本発明に係るゴースト除去装置の実
施例を示すブロック線図。 １・・・入力端子、　　　　ＯＵＴ・・・出力端子。 ４・・・遅延回路、１１・・・スイッチ。 父・・・ゴースト検知回路、　　３３．３４・・・切換
スイッチ。 ３１．３２・・・演算器、５０・・・制御部。 （７３１７）代理人弁理士　則近憲佑（ほか１名）第１
１４ 第２図 ｎ 第３図 ｐ 佑４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕ゴ一スト歪信号を含む受信信号が入力される入力
   端子と、 この入力端子を介して得られる受信入力信号が一方入力
   端に印加され、他方入力端に前記受信入力信号中のゴー
   スト歪に応じた信号が入力される減算器と、 この減算器の出力に応じてゴースト歪量を検知するとと
   もにデジタル制御信号を発生するゴースト歪検知手段と
   、 このゴースト歪量検知手段の出力をＤ／Ａ（デジタルア
   ナログ）変換するラヘ変換器と、この見ろ、変換器の出
   力によってタップ加重量が制御され前記減算器の出力に
   残存するゴースト歪量に応じた信号を前記減算器の他方
   入力端に出力するトランスバーサルフィルタと、 前記減算器の出力端と前記入力端子とを、前記トランス
   パーサルフィルタのタップ加重量に応じて選択的に換え
   、出力端にゴースト残存信号とゴースト除去信号とを切
   換えるスイッチとを少なくとも具備したことを特徴とす
   るゴースト除去装置。 ［２）　）　：７ンスパーサルフイルタとそのタップ加
   重量を演算する演算器を有し、このトランスバーサルフ
   ィルタの出力側から修正すべき残存ゴースト歪量の情報
   を得て前記トランスパーサルフィルタのタップが重量を
   前記演算器の巡回的な演算結果に応じて修正するゴース
   ト除去装置において、前記演算をゴースト除去動作初期
   においては、ゼロフォーシングアルゴリスムに従って行
   ない、ゴースト歪信号残存量が所定値以下（でなったこ
   とを検知して前記演算を相関演算に切換える手段とを少
   なくとも有するゴースト除去装置。