JPS5921937Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPS5921937Y2
JPS5921937Y2 JP10409379U JP10409379U JPS5921937Y2 JP S5921937 Y2 JPS5921937 Y2 JP S5921937Y2 JP 10409379 U JP10409379 U JP 10409379U JP 10409379 U JP10409379 U JP 10409379U JP S5921937 Y2 JPS5921937 Y2 JP S5921937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
cooling fan
condenser
radiator
relay
Prior art date
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Expired
Application number
JP10409379U
Other languages
English (en)
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JPS5622113U (ja
Inventor
治樹 岩崎
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP10409379U priority Critical patent/JPS5921937Y2/ja
Publication of JPS5622113U publication Critical patent/JPS5622113U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用空気調和装置に係り、特に、ラジェー
タ及びこのラジェータの前面に配設したコンデンサを冷
却するための冷却ファンの作動制御方式を改良した車両
用空気調和装置に関する。
従来の車両用空気調和装置Eとしては、第1図及び第2
図に示すように、コンプレッサ1と、ラジェータ2の前
面に配設し、伝熱媒体を凝縮させるコンデンサ3と、車
室内に配設し、伝熱媒体を蒸発させるエバポレータ4と
、コンデンサ3とエバポレータ4との間に配設したリキ
ッドタンク5とを夫々パイピング6で連通連結して伝熱
媒体を循環させるようにし、更に、コンデンサ3の背面
に冷却ファン7を設け、この冷却ファン7を駆動する電
動機8には、第2図に示すように、エンジン冷却水の温
度により作動するサーモスイッチ9を接続すると共に、
このサーモスイッチ9と並列に空気調和装置Eのコント
ロールスイッチ10を接続し、サーモスイッチ9あるい
はコントロールスイッチ10によって冷却ファン7の作
動を制御するようにしたものがある。
従って、エンジン冷却水がサーモスイッチ9の設定温度
以上になった場合にはサーモスイッチ9が閉じて冷却フ
ァン7を作動させ、ラジェータ2の冷却を行う一方、コ
ントロールスイッチ10を閉じて空気調和装置Eを作動
させた場合にもコンデンサ3を冷却するために冷却ファ
ン7が作動するようになっている。
尚、第1図中、11はエンジン、12はラジェータグリ
ル、また、第2図中、13はバッテリー電源である。
然しなから、この種の空気調和装置に於いては、一つの
冷却ファン7によってラジェータ2及びコンデンサ3の
冷却を行うようにしているので、ラジェータ2とコンデ
ンサ3の両者を同時に冷却する必要がある場合において
その冷却性能を低下させないようにするため、冷却ファ
ン7駆動用の電動機8として容量の大きな電動機8を使
用せざるを得す、この結果、電力消費量が嵩み、バッテ
リーに負担がかかる原因となるばかりでなく、高速回転
によるファン騒音も激しくなり快適な走行を妨げる虞れ
もあった。
特に、空気調和装置E作動時に於いては、コントロール
スイッチ10を閉じることにより、常時大容量の電動機
8を作動させるため、電力消費量が多く、バッテリーに
負担がかかる虞れが多分にあった。
尚、前記不具合を解決する手段として、第3図及び第4
図に示すように、ラジェータグリル12の背面に、ラジ
ェータ2及びコンデンサ3を並設し、ラジェータ2の背
面にはラジェータ冷却ファン7aを設けると共に、コン
デンサ3の背面にはコンデンサ冷却ファン7bをラジェ
ータ冷却ファン7aとは別異に設け、更に、ラジェータ
冷却ファン7aの電動機8aにはサーモスイッチ9を接
続する一方、コンデンサ冷却ファン7bの電動機8bに
は空気調和装置Eのコントロールスイッチ10を接続し
、サーモスイッチ9によってラジェータ冷却ファン7a
の作動を、又、コントロールスイッチ10によってコン
デンサ冷却ファン8bの作動を制御するようにしたもの
が提案されている。
然しなから、このタイプによると、ラジェータグリル1
2の背面にラジェータ2及びコンデンサ3を並設するの
で、その配設スペースの点からしてラジェータ2あるい
はコンデンサ3に充分な容量をもたせるのが困難である
ばかりでなくラジェータ2及びコンテ゛ンサ3に夫々の
冷却用として電動機8a、8bを設けたので、コストが
嵩むという不具合がある。
本考案は以上の観点に立って為されたものであって、そ
の目的とするところは、ラジェータの前面にコンデンサ
を配設し、かつ一つの冷却ファンによってラジェータ及
びコンデンサを冷却するようにした空気調和装置を前提
として、冷却ファンの作動を効率よく制御でき、しかも
空気調和装置使用時に於いて消費電力を極力押えると共
にファン騒音を防止するようにした車両用空気調和装置
を提供することにある。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
以下の実施例に於いては、第1図に示すような空気調和
装置Eを備えた車両に本考案を適用したものを示してお
り、第5図に示すように、冷却ファン7駆動用の電動機
8に、その最大回転数を規定する一対のブラシ14,1
5の他に第三の給電ブラシ16を設ける一方、常閉接点
18と常開接点19との二つの接点を有するリレー17
のうち、前記給電ブラシ16を常閉接点18を介して空
気調和装置のコントロールスイッチ10に接続すると共
に、前記電動機8の最大回転数を規定するバッテリー電
源13側のブラシ14を常開接点19に接続し、一方コ
ントロールスイッチ10に並列にエンジン冷却水温度に
より作動するサーモスイッチ9を、リレー17のコイル
20を介して接続し、更にサーモスイッチ9と並列に、
コンプレッサ1の出口側圧力が規定以上になったときに
閉成する圧力検出スイッチ21を設けたものである。
従って、この実施例に係る空気調和装置によれば、エン
ジン冷却水がサーモスイッチ9の設定温度以下である場
合に於いて空気調和装置Eを作動させるには、コントロ
ールスイッチ10を閉じることにより、給電ブラシ16
を介して電動機8へ通電し、冷却ファン7をその回転数
を落として作動させコンデンサ3の冷却を行う。
このため、この状態ではコンデンサ3冷却に伴う電力消
費量を低減することができる。
また、エンジン冷却水の温度が上昇し、サーモスイッチ
9の設定温度以上になった場合には、サーモスイッチ9
が閉じると共に、リレー1フのコイル20へ通電してリ
レー17を作動させる。
即ち、常閉接点18が非導通状態になると共に、常開接
点19が導通状態になり、電動機8へはブラシ14を介
して通電し、冷却ファン7をその最大回転数をもって作
動させる。
このため、ラジェータ2及びコンデンサ3の両者の冷却
を有効に行うことができる。
更に、冷却ファン7の作動によってエンジン冷却水の温
度が低下し、サーモスイッチ9の設定温度以下になった
場合には、サーモスイッチ9が開成状態になり、常開接
点19が非導通状態になると共に常閉接点17が導通状
態になるので、再び、給電ブラシ16を介して電動機8
へ通電し、冷却ファン7をその回転数を落として作動さ
せ、コンデンサ3の冷却を継続して行う。
更に本考案は、サーモスイッチ9と並列に、コンプレッ
サ1の出口側圧力が規定値以上になったときに閉成する
圧力検出スイッチ21を設けているが、コンプレッサ1
の出口側圧力が規定値以上になるということは、コンデ
ンサ3で行われる熱交換が不充分であるということであ
り、コンデンサ3の冷却能力が低下したことを意味する
従って、このことは冷却ファン7の回転数を増加させて
コンデンサ3の冷却を強化するための一つの目安となる
のである。
従って、この実施例に係る空気調和装置によれば、コン
プレッサ1の出口側圧力が規定値以上になった場合、例
えば、アイドリング時や低速走行時等、特にコンデンサ
3の冷却が不足する場合には、サーモスイッチ9が開放
状態にあったとしても圧力検出スイッチ21が閉じると
共に、リレー17のコイル20へ通電してリレー17を
作動させる。
即ち、常閉接点18が非導通状態になると共に、常開接
点19が導通状態となり、電動機8へはブラシ14を介
して通電し、冷却ファン7をその最大回転数をもって作
動させ、コンデンサ3の冷却を強化する。
尚、コンプレッサ1の出口側圧力が規定値以下になった
場合には圧力検出スイッチ21が開成し、再び、リレー
17が切換わり給電ブラシ16を介して電動機8へ通電
し、冷却ファン7をその回転数を落して作動させる。
それ故、サーモスイッチ9が閉じた場合のみ冷却ファン
7をその最大回転数をもって作動させるのではなく、圧
力検出スイッチ21の作動に応じても冷却ファン7の作
動を制御することができるので、サーモスイッチ9が開
放状態にあってもコンデンサ3の冷却を強化する必要が
ある場合に於いては、コンデンサ3の冷却を強化するこ
とが可能である。
従って、本考案に係る車両用空気調和装置によれば、コ
ントロールスイッチを閉じて空気調和装置を作動させる
場合には、冷却ファンをその回転数を落とした状態で作
動させたので、電力消費量を極力押えることができ、し
かもファンより生ずる騒音を押えることができる。
又、コンデンサの他にラジェータも冷却する必要がある
場合にはサーモスイッチの作動に応じて冷却ファンをそ
の最大回転数をもって作動させるようにしたので、効率
のよいコンテ゛ンサ及びラジェータの冷却を行うことが
できる。
更に、本考案はサーモスイッチ9と並列に、コンプレッ
サ1の出口側圧力検出スイッチ21を設けているので、
サーモスイッチ9が開放状態にあっても、低速走行時等
コンデンサ3の冷却が不足する場合は圧力検出スイッチ
21の作動によって冷却ファン7をその最大回転数をも
って作動させ、コンデンサ3の冷却を強化することがで
きる、という効果を奏する。
尚、本考案に係る空気調和装置は、第3図に示すラジェ
ータとコンデンサを並設し、かつ夫夫に冷却ファンを設
けたタイプの空気調和装置の不具合は総て解消できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用空気調和装置の配設状態の一例を
示す説明図、第2図は第1図の従来例における空気調和
装置の作動を示す回路図、第3図は従来の車両用空気調
和装置の配設状態の他の例を示す説明図、第4図は第3
図の従来例における空気調和装置の作動を示す回路図、
第5図は本考案に係る空気調和装置の実施例を示す回路
図である。 E・・・・・・空気調和装置、1・・・・・・コンプレ
ッサ、2・・・・・・ラジェータ、3・・・・・・コン
デンサ、7・・・・・・冷却ファン、8・・・・・・電
動機、9・・・・・・サーモスイッチ、10・・・・・
・コントロールスイッチ、14,15・・・・・・フラ
ジ、16・・・・・・給電ブラシ、17・・・・・・リ
レー、18・・・・・・常閉接点、19・・・・・・常
開接点、20・・・・・・コイル、21・・・・・・圧
力検出スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジェータ2の前面にコンデンサ3を配設し、ラジェー
    タ2の背面にはこれらを冷却する冷却ファン7を設け、
    この冷却ファン7を駆動する電動機8には、リレー17
    を介して、空気調和装置Eのコントロールスイッチ10
    を接続すると共に、このコントロールスイッチ10と並
    列にエンジン冷却水の温度により作動するサーモスイッ
    チ9をリレー17のコイル20を介して接続し、このサ
    ーモスイッチ9あるいはコントロールスイッチ10によ
    って上記冷却ファン7の作動を制御するようにした空気
    調和装置に於いて、上記電動機8には、その最大回転数
    を規定する一対のブラシ14,15の他に第三の給電ブ
    ラシ16を設け、この給電ブラシ16をリレー17の常
    閉接点18を介してコントロールスイッチ10に接続す
    ると共に、上記電源側のブラシ14をリレー17の常開
    接点19に接続し、更に上記サーモスイッチ9と並列に
    コンプレッサ1の出口側圧力が規定以上になったとき閉
    成する圧力検出スイッチ21を設け、サーモスイッチ9
    及び圧力検出スイッチ21のうち少なくともいずれか一
    方の作動によって上記リレー17の作動を制御するよう
    にしたことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP10409379U 1979-07-30 1979-07-30 車両用空気調和装置 Expired JPS5921937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10409379U JPS5921937Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10409379U JPS5921937Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5622113U JPS5622113U (ja) 1981-02-27
JPS5921937Y2 true JPS5921937Y2 (ja) 1984-06-30

Family

ID=29336789

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10409379U Expired JPS5921937Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30 車両用空気調和装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654323B2 (ja) * 1985-10-07 1994-07-20 株式会社大洋バルブ製作所 流量継電器

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JPS5622113U (ja) 1981-02-27

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