JPS59219216A - 口腔組成物用基材 - Google Patents

口腔組成物用基材

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JPS59219216A
JPS59219216A JP9397983A JP9397983A JPS59219216A JP S59219216 A JPS59219216 A JP S59219216A JP 9397983 A JP9397983 A JP 9397983A JP 9397983 A JP9397983 A JP 9397983A JP S59219216 A JPS59219216 A JP S59219216A
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calcium hydrogen
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power
polishing
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小沢 利之
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健 長沼
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魚谷 修
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    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/41Particular ingredients further characterized by their size
    • A61K2800/412Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯磨、プロフィラキスペースト等に300〜
3500Xであり、−次粒子の大きさの平均値が0.1
〜5μの板状結晶体が固着集合したリン酸水素カルシウ
ム・無水和物からなる高清掃・低研磨の口腔組成物用基
材に関する。
一般に、歯磨やプロフィラキスペースト等に使用される
口腔組成物用基材は、歯の清掃基材としてステイ/、歯
垢、食べかす等の歯に付着、沈着したものを物理的作用
に、lニジ効率よく除去する能力が高く、清掃能力が優
れていると共に、歯のエナメル質を損傷することがない
マイルドな研磨性を有し、かつ歯垢、歯石の沈着を防止
し得るものが望まれる。
この場合、スティン、歯垢、食べかす等の物理的除去の
効率は、基材の研磨力を高くすることによって鳥めるこ
とができ、特に従来は研磨力を高めることで歯面の清掃
効果を向上させることが行なわれていたが、研磨力を高
めることと、歯面の損傷を防止することとは一般に相反
し、研磨力を高めれば高める程、歯面を削るおそれが生
じ、特にブラッシング方法が適切でない場合は楔状欠損
を引き起す可能性を高めると共に歯面を損傷させ、更に
は歯面の光沢を低下させるおそれがある。このため、従
来より歯面を損傷させることがないと共に、適度の研磨
力を有して清掃効果に優れ、しかも歯のエナメル質に対
してスクラッチを与えることのない(スクラッチ性の低
い)口腔組成物用基材が求められていた。
更に、歯磨等の口腔組成物としては、ジュース効果に優
れ、食物の味を変えることがなく、かつ使用感の良好な
ものが好ましく、このため例えばジュース効果を高める
ために口腔組成物にN−アルキロイルザルコシネートを
添加したり、アルキルサルフェートの代シにα−オレフ
ィンスルホネートを使用したシすることが提案されてい
る。しかし、N−アルキロイルザルコシネートは粘膜剥
離との関係からその添加量が0.5 重量%以下に規制
される等、種々問題があり、従って口腔組成物に配合し
た場げにそのジュース効果を高め、かつ使用感?良好に
する基材が要望されている。
本発明者らは、上記要望に応えるために鋭意研子の大き
さの平均値が0.1〜5μの板状結晶体が固着集自した
第1図に示→−如きリン酸水素カルシウム・無水和物全
研磨剤として用いた場合、このものが研磨剤として好適
な物性を有し、上記リン酸水素カルシウム・無水和物を
口腔組成物用基材として用いると、口腔組成物の研磨力
を高めることなく清掃力を高めることができ、かつ歯の
エナメル質に対するスフ・ラッチ性が低く、しかも優れ
たジュース効果を有し2、使用感の良好な口腔組成物を
得ることができることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
即ち、従来の研磨基材は、研磨力と清掃力とがほぼ比例
関係にあるため、清掃力を高めるには研磨力を高める必
要があるが、研磨力を高めるとエナメル質にスクラッチ
を生じさせるおそれが増大し、従って高清掃力、低研磨
力を同時に達成することは困難であった。これに対し、
上述したリン酸水素カルシウム・無水和物を用いた場合
には後述する実施例に示したように低研磨力であるにも
かかわらず清掃力が高く、このリン酸水素カルシウム・
無水和物を単独で用いるだけでスクラッチを生じさせる
ことなく十分に歯面を清掃することができるものである
5、シかも、このリン酸水素カルシウム・無水和物を用
いた場合には従来のリン酸水素カルシウム・無水和物に
比べてジュース効果が優れていると共に、口腔内でのざ
らつき感が少なく、マイルドな口当りを呈し、使用感も
良好なもので、このように前記リン酸水素カルシウム無
水和物を用いた場合には高清掃力、低研磨力、優れたジ
ュース効果、良好な使用感という特性を同時に満足させ
fシミることを知見したものである。
なお従来、リン酸水素カルシウム・無水和物が歯磨等の
研磨剤として使用されることは知られでいる。しかし、
従来使用されているリン酸水素カルシウム・無水和物は
第2図に示すようなものであり、これは後述する実験例
に示したように通常の粒径範囲のものでは研磨力が高い
もので、これを単独の研磨剤として使用した場合には、
 ADA(American Dental As5o
ciation )等で世界的に上限とされているRD
A法(Radio Active DentinAbr
ation法)による研磨性の数値250を越え、長期
間の使用では楔状欠損をまねくおそれもあった。このた
め従来は他の研磨剤と併用していたものである。これに
対し、本発明に係るリン酸水素カルシウム・無水和物は
、上述したように研磨力が低いにもかかわらず高い清掃
力を有し、しかも歯のエナメル質に対するスクラッチ性
が低いという効果金有するもので、このことは本発明者
らの新知見である。
以下、本発明につき詳しく説明する。
であり、−次粒子の大きさの平均値が0.1〜5μの板
状結晶体が固着集合したリン酸水素カルシウム・無水和
物からなるもので、これにニジ上述したように歯牙に対
する適度な研磨力と高い清掃効果を有し、かつ歯のエナ
メル質に対するスクラッチ性が低く、しかも優れたジュ
ース効果と共に良好な使用感を有するものである。
なお、結晶子の大きさの平均値は、後述する実施例に示
したX線回折法に従って測定した値であり、−次粒子の
大きさの平均値は電子顕微鏡写真から測定計算した値で
ある。
また、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物は前記
第1図に示した如き形態であシ、前記板上述したように
X線回折法に、jニジ測定した結晶子の大きさの平均値
(以下、平均結晶子の大きさという)が300〜350
07.であり、−次粒子の大きさの平均値が0.1〜5
μの板状結晶tif−を構成結晶体とするものであるが
、この場合平均結晶子の大きさは特に1000〜300
0Xとすることがより好ましい。
なお更に、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物と
しては、密度が265〜2.8917cm3のもの、特
に2,75〜2.881//cm’のものが好ましい。
ここで、密度値は後述する実施例で示しに通りピクノメ
ーターを用いて測定、計算した値である。
また、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物として
は、比表面積がBET法で25〜20tn2/I!のも
の、特に3〜10 m279のものが好ましい。
更に、本発明において用いるす/l!lI2水素カルシ
ウム・無水和物としては、レーザー元散乱法で測は清掃
力に影II#を及ぼさない。また、平均粒子径が上記範
囲であれば使用上問題となるさらつき感は生じないが、
より好ましく社平均粒子径が2〜25μのもの、特に2
〜15μのものが使用感の点から好適に使用し得る。
なお、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物は、通
常の方法、例えば米国特許第2287699号(Mon
5anto 、1942 )、同第3012852号(
Mon5anto 1961 )、同第3066056
号(Victor+1962)、同第3169096(
Stauffer、1965)、特公昭39−3272
.3273(燐化学工業)等に記載されたリン酸と石灰
乳との中和反応において結晶の生長をコントロールする
ための媒晶剤を添加することなどに、J:、9製造する
ことができる。この場合、媒晶剤として秩、例えばリン
酸縮合物及びその塩が好適に使用し得、またその添加は
リン酸と石灰乳との中和反応の間に行なうことが好まし
い。また、媒晶剤の添加量は生成されるリン酸水素カル
シウム・無水和物の0.1〜40重量%、特に0.5〜
30重量%とすることが好ましく、その添加量が多くな
るほど結晶の生長が阻害され、結晶子が小さくなる傾向
を示す。これに対し、添加量が0.1重量%エリ少ない
と平均結晶子の大きさが35001より大きくなって研
磨力が高くなシすぎる場合が生じ、添加量が40mft
チ、Jニジ多いと平均結晶子の大きさが300XJ:り
小さくなって低研磨・高清掃性を示さない場合が生じる
。本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物は、その製
造工程において上記媒晶剤の添加量、添加時期、添加′
4度、リン酸濃幅1反応温す1反応時間、攪拌連関等、
特に媒晶剤の添加時期を適宜コントロールすることに、
J:p、種々のグレードのものを得ることができる。例
えば、■、解質を混合(7たカルシウム化合物とリン酸
化作物を50〜80℃の温度で反応させると共に、反応
液の田が2〜3の間にリン酸縮合物を添加することによ
り、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物を好適に
得ることができる。
本発明に係る口腔組成物用暴利は、練歯磨、粉歯W9、
潤11II!歯磨等の歯磨類やプロフィラフシスペース
トなどの口腔組成物の研磨剤として使用することができ
る。
この場合2本発明基材が配合される口腔組成物の成分と
しては、口腔組成物の種類等に応じた適宜な成分が使用
され得る。
例えば、歯磨組成物の場合には、研磨剤として本発明基
材を単独でもしくはこれと他の部材、例えばリン酸水素
カルシウム・2水和物及び従来のリン酸水素カルシウム
・無水和物、炭酸カルシウム、ビロリン酸カルシウム、
不溶性メタリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シ
リカ、沈降性無定形シリカ、アルミノシリケート、酸化
アルミニウム、水酸化アルミニウム、微結晶セルロース
、レジン、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシン酸
水素カルシウムの使用量は、その効果を有効に発揮させ
る点から基材全体の5〜100重量係、特に10〜10
0重量係とすることが好ましい。
また、本発明口腔組成物用暴利を使用して口腔組成物を
調製する場ば、更にカルぎキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラグナン、
アラビアガム、ポリビニルアルコール等の粘結剤、ポリ
エチレングリコ−ル、ソルビトール、グリセリン、プロ
ピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウム
、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加コ
コナツツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラ
ウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシ
ン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ラウロイ
ルジェタノールアマイド、ショ糖脂肪酸エステル等の発
泡剤、それににノや一ミント、ス波アミント等の精油、
l−メントール、カルボン、オイケ゛ノール、アネトー
ル等の香料累月などの香料、サッカリンナトリウム、ス
テビオサイド、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン、グ
リチルリチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミッ
クアルデヒド、ンーマチンなどの甘味剤、防腐剤、更に
塩化リゾチーム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、ムタナ
ーゼ、クロルヘキシノン又はその塩、ノルビン酸、アレ
キシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウムクロラ
イド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリ
シン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネ
キサム酸、アズレン、ビタミンE、モノフルオロリン酸
ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、水溶性
糖1もしくは第2リン酸塩、第四級アンモニウム化合物
、塩化ナトリウムなどの有効成分等を配合し得る。
なお、本発明見料を使用してロ腔絹成物′ff:調製す
る場合、口腔組成物のPl−f低下、固化を防止して系
の安定性を高めるために第3リン酸マグネシウムを配合
することが好ましく、この場g Q、 1〜3係、特に
05〜2チ配合することが奸才しい。
本発明に係る口腔組成物用基材は、上述したようにX線
回折法により測定した結晶子の大きさの平均値が300
〜35ooiであり、−次粒子の大きさの平均値が01
〜5μの板状結晶体が固着集合したリン酸水素カルシウ
ム・無水和物からなるので、歯牙に対する適度な研磨力
を有すると共に、高い清掃力を有し、かつ歯のエナメル
質に対するスクラッチ性が低く、シかもジーース効果に
優れていると共に口当シがマイルドで使用感が良いもの
である。即ち、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和
物は、同程度の研磨力金有する他の研)特剤と比較して
より優れた清掃力を有するため、歯面を傷つけずに歯牙
に付着したスティン、歯垢9食べかす等を清掃すること
ができ、またマイルドな口当りを呈するものである。こ
のように、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物は
、研磨力が従来のリン酸水素カルシウム・無水和物に比
べて著しく少ないので、従来のリン酸水素カルシウム・
無水和物のように必らずしも他の見料と併用しなくても
よく、本発明リン酸水素カルシウム・無水和物を単独で
も使用することができると共に、rlJの広い粒径範囲
のものffi af々目的に合わせて好適に使用し得る
ものである。
次に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
〔実施例1.比較例1〕 第1表に示す各稗リン酸水素カルシウムの研磨力及び清
掃力を下記方法により調べ、両者の関係を検討した。結
果を第1表に示す。
研磨力測道法 J、Dent、Res+vol 、55+A、4+ 5
6 ’3〜573 byHefferelに記載されて
いる方法によりRDA値を測定した。
清掃力測定法 煙草ヤニを通常の方法にて収集し、これを溶液状として
タイル上に均一に塗布し、加温乾燥したのち、これを研
記・容器にセットし、粉体(第1表ン水溶液15.?に
懸濁してなるザスペンションを用い、荷重200Iにお
いて2000回ブラッシングし、研磨後タイルの煙草ヤ
ニの除去率を肉眼にて評価した。
なお、ブラッシングのブラシとしては、毛東数44個、
毛の太さく1毛束当#))8ミル(約0.2咽)、毛の
長さ12制のナイロン(62) 相貫で、材質の硬さが
家庭品品質表示法でMのものを使用した。
評価基準 評点 1:煙草ヤニ除去率   ()〜10%2 二 
                    11〜20
%3:         21〜30チ 4 ;                      
31〜401報55:         41〜50% 6:         51〜60チ ア:         61〜70% 8:         71〜80% 9:         81〜90% 10:91〜100% 注:第1表中の各リン酸水素カルシウムの性状は第2〜
4表に示す通シである、。
なお、第2〜4表において平均粒子径はLeed&No
rthrup社の粒度分布測定装僅(商品名Miero
trae )により測定し、比表面積はBET法により
測定した。また、密度はげクツメーターを用いて下記式
にニジ計算した。
M8:ビクノメーターの重さ十粉体の重さMo:ビクノ
メータの重さ ML:ビクノメータに液体(水)を満たしたときの重さ ’SL:ビクノメーターに粉体を入れ、更に液体(水)
を加えた時の重さ くビクノメーターの重さ士粉体の重さ十数本の重さ) ρL:液体(水)の密度(20℃) ρ、:20℃における粉体の密度 更に平均結晶子の大きさの測定は、粉体のX線回折ヲ行
ない、ピークのブロードニングから粉体の結晶性を結晶
子の大きさを指標として定量的に表わした。ここで、X
線詠はCu−にα線を用いて測を用いてMiなりのない
主なピークについて解析し、平均結晶子の大きさを求め
た。この場合、主なピークとしては2θ=531°、4
7.3°、 36.10.32.9°。
326°、31.1°、30.25°、28.65°、
13.15°について平均をとった。なお、Dは結晶子
の大きさ[X]、λは測定X線波長[X]、βは純粋に
結晶子の大きさに基づく回折線の拡がり[rad] (
α−A1203粉体を1100℃で24時間焼成したも
のを基準として用いた)、Kは形状因子(定数=0.9
とした)、θは回折線のブラッグ角とした。また、βは
実験的に求めた半価幅から同じ条件下における結晶性の
非常に良い物質によって与えられる半価幅を差し引いた
値である。
百個撰竿目幸数畷jぢ定してその縦横の長さをそれぞれ
測定し、それらを相加平均した値である。
なお、第1.2図はリン酸水素カルシウム・無水和物の
3000倍の顕微鏡写真であり、第1図は本発明に係る
リン酸水素カルシラノ・・無水和物(DCP−AF■)
、第2図は従来のリン酸水素カルシウム・無水和物(D
CP−A■)である。
なお、第3図に銅板摩耗量と清掃力との関係を示す。こ
こで、図中の参照番号は第1表の扉である。また、丸で
囲んだ参照番号のものは本発明品金示す。
第1表及び第3図の結果より、従来のリン酸水’A 力
/L、シウム・2水和物やリン酸水素カルシウム・無水
和物は、研磨力と清掃力とが比例関係にあシ、清掃力を
高めるためには研磨力を高くする必要があるものであっ
たが、本発明に係るリン酸水素カルシウム・無水和物は
、研磨力が低いにもかかわらず著しく清掃力が高いこと
が知見された。また、リン酸水素カルシウム・2水オロ
物と本発明リン酸水素カルシウム・無水和物を混合した
ものも同様の効果を有することが認められた。
〔実施例2.比較例2〕 下記処方A−Dの4種の練歯磨を調製し、パネル10名
を用いて下記方法によりジュース効果及び嗜好度を調べ
た。結果を第5表に示す。
処方A プロピレングリコール       20チカルボキシ
メチルセルロースナトリウム 1.0〃グリセリン  
        20.0〃ザツカリン酸ナトリウム 
     0.2〃コロイド状シリカ        
 2.0〃香料               1.0
〃リン酸水素カルシウム・2水和物   :24.O#
ラウリル硫酸ナトリウム      15μ本発明リン
酸水素カルシウム・無水和物24.0 #合計    
           1000%処方B 処方Aにおいて本発明リン酸水素カルシウム・無水和物
240%を従来のリン1股水索カルシウム・無水和物(
平均粒子径16.]lt、比表面JeF 1.2 m2
/9、密度2.89 g/crn’ 、平均結晶子の大
きさ4150X、−次粒子の平均の大きさ10μ)24
.0%に代えたもの 炒方刃 処方Bにおいてラジウム−N−ラウロイルザルコシネー
ト0.5%を加えたもの 処方り 処方Bにおいてラウリルljl Iff/ナトリウム1
.5%をα−オレフィンスルホネート1.5%に代えた
もの ジュース効果測定法 パネル10名に炭酸を含まない100%果汁のオレンジ
ジュースをコツfμ程度口腔内に含ませ・た後飲ませ、
その感覚を認知させる。その後、ツヤネルに上記練歯磨
によシ歯を磨がせ、歯磨終了1分後に同じジュース同量
を同様にして飲捷せ、味の変化の程度全下記基準にJニ
ジ計画させた。なお、第6表の結果は、10名のパネル
にそれぞれ各線。
歯磨を用いて評価させた点数の合M1である。
評価基準 O:味が変わらない −1:味がやや悪く変わる −2:味が非常に悪く変わる 嗜好度測定法 10名(7)ノ”ネルを用い、5cheff≦の一対比
較法により下記基準に従って官能評価した。
評価基準 後に磨いた歯磨は前に磨いた歯磨に対して+2 大いに
好き +1 やや好き 0 同じ −1やや嫌い −2大いに嫌い 第5表 第5表の結果よシ、本発明基ifAを用いた練歯磨はジ
ュース効果が優れていると共に、使用感が良好であるこ
とが認められた。即ち、本発明丞相奮配合した処方への
歯磨は従来のリン酸水素カルシウム・無水和物を配合し
た処方Bの歯磨及び処方BKN−ラウロイルザルコシネ
ートを添加した処方Cの歯磨と比べてジュース効果、嗜
好度共に格段と優れており、発泡剤としてα−オレフィ
ンスルホネートを配分した処方りの歯磨とほぼ同等のジ
ュース効果、嗜好度を有するものであった。
〔実施例3.比較例3〕 はぼ同程度の平均粒子径を有する各種リン酸水素カルシ
ウムのエナメル質スクラッチ性全下記方法によシ調べた
。なお、リン酸水素カルシウムとしては第1表の51.
3,4.8のものを用いた。
結果を第6表に示す。
エナメル質スクラッチ性測定法 5×5簡の大きさにカットした生歯を樹脂に包埋し、生
歯エナメル表面を回転研磨機で平滑にし、次いで4.1
200のエメリー紙研磨、二酸化チタンに裏る研磨、パ
フ研磨に工υ光沢計(日本電色工業社GLO3S ME
TERVG −10) (7)光沢度で100±30に
エナメル表面を処置した。なお、光沢度100とはエナ
メル表面に殆ど傷のない光沢面であることを意味する。
次に、粉本(第5表に示す各リン酸水素カルシウム) 
511 fc O,3%カル72キシメチルセルロース
ナトリウムを含む60%グリセリン水溶液15gに懸濁
してなるサスペンションを上記生歯をセントした研磨容
器に注入し、水平型研磨試験機によシ荷重200I、2
000ストロ一ク712分の条件でブラッシング(ブラ
ッシングのブラシとしては清掃力測定の場合と同じもの
を使用した)し、前記光沢計に、J:9光沢度の増減を
測定し、初期光沢度からの差(減光度)金もってスクラ
ッチ性を評価した。。ここで減光度が小さいほどスクラ
ッチ性が低いものである。
第6表 第6表の結果より、本発明のリン酸水素カルシウム・無
水和物はスクラッチ性が低く、歯のエナメル質を損傷し
ないものであることが認められた。
即ち、I(x 8の本発明品は厚4の従来のリン酸水素
カルシウム・二水和物及び無水オl物との混合品とほぼ
同じ?O[磨力であるにもかかわらずスクラッチ性が極
めて低いものであった。
以下、本発明基材を配合した口腔組成物(練歯磨)の処
方例を第7表に示す。なお、第7表において単位は重量
%である。
なお、次に参考例として本発明のリン酸水素カルシウム
・無水和物の製造の一例を示す。
〔参考例〕
3.4gの塩化マグネシウムを溶解させた水溶液31を
80℃に加熱し、攪拌下393gの生石灰を投入し、3
0分間伶拌を続行することによって生石灰を消化させ、
石灰乳全調製する。この石灰乳を100メツシユの篩で
ふるって粗粒物を除去し、酸化カルシウム換算で129
9/lの石灰乳紮得る。
次に、70%のリン酸水溶液1d’t80℃に加熱し、
梢拌T’ 540 Inl/h1の速度で前記石灰乳の
添加を行ない、反応液のPtlが2.0になった時点で
ビロリン酸の添加を開始し、Vlが30になった時点で
ビロリン酸の添加を止める。石灰乳の添加は引き続き行
い、反応液のPllが5.0になった【頃点で石灰乳の
添加を止める。
その結果、石灰乳の全添加量は5.21で、ビロリン酸
の添加量は、13.O,!?でちり、酸化カルシウム1
00取靴部に対するビロリン酸の添加量は1.94重計
部に相当する。これを常法に従い乾燥し、本発明のリン
酸水素カルシウム・無水和物を得る。
なお、ビロリン酸の添加時期、速度を調整することによ
り種々の清掃力を有するリン酸水素カルシウム・無水和
物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明見料どして用いるリン酸水素カルシウム
・無水什物の顕微鏡写真、第2図は従来のリン酸水素カ
ルシウム・無水和物基材の顕微鏡写真、第3図は各種リ
ン酸水素カルシウムの研磨力と清掃力との関係全示すグ
ラフである。 出願人  ライオン株式会社 代理人  弁理士小島隆司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、  X線回折法によシ測定した結晶子の大きさの平
    均値が300〜3500Xであシ、−次粒子の大きさの
    平均値が0.1〜5μである板状結晶体が固着集合した
    リン酸水素カルシウム・無水和物からなることを特徴と
    する口腔組成物用基材。 2、 リン酸水素カルシウム・無水和物の密度が2.6
    5〜2.8997cm3である特許請求の範囲第1項記
    載の口腔組成物用基材。 3、 リン酸水素カルシウム・無水和物の比表面積がB
    ET法で25〜20??+2/gである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の口腔組成物用基材。 4、リン酸水素カルシウム・無水和物の平均粒子径が2
    〜30μである特許請求の範囲第1項乃至第3項いずれ
    か記載の口腔組成物用基材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01299211A (ja) * 1988-05-25 1989-12-04 Kao Corp 歯磨剤

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