JPS6045844B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JPS6045844B2 JPS6045844B2 JP15640581A JP15640581A JPS6045844B2 JP S6045844 B2 JPS6045844 B2 JP S6045844B2 JP 15640581 A JP15640581 A JP 15640581A JP 15640581 A JP15640581 A JP 15640581A JP S6045844 B2 JPS6045844 B2 JP S6045844B2
- Authority
- JP
- Japan
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- alumina
- anhydride
- gloss
- rate
- gelatinization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
- A61K8/24—Phosphorous; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
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- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯磨、プロフイラキスペースト等の口腔用組
成物に関し、更に詳述すればα化率15〜85%のアル
ミナ無水物(Al。
成物に関し、更に詳述すればα化率15〜85%のアル
ミナ無水物(Al。
O0)をリン酸水素カルシウム・2水和物及び/又はピ
ロリン酸カルシウムと組合せて用いた口腔用組成物に関
する。 一般に、歯磨やプロフイラキスペースト等の口
腔用組成物に配合される研磨剤は、歯の清掃基剤として
スティン、プラーク、食べかす等の歯に付−着、沈着し
たものを物理的作用により効率よく除 去する能力が高
く、清掃能が優れていると共に、歯面を損傷することが
ないマイルドな研磨性、琢磨性を有し、かつ歯に対し優
れた光沢を付与し、歯面を平滑にしてプラーク、歯石の
沈着を防止し得るものが望まれる。 この場合、スティ
ン、プラーク、食べかす等の物理的除去の効率は、研磨
剤の研磨力を高くすることによつて高めることができ、
特に従来は研磨力を高めることで歯面の清掃効果を向上
させるこ”とが行なわれていたが、研磨力を高めること
と、歯面の損傷を防止し、また歯面に光沢を付与するこ
ととは一般に相反し、研磨力を高めれば高める程、歯面
を削り、傷つけ易くなり、楔状欠損を引き起す場合も生
じさせ、また、研磨力が高すぎ、歯面を損傷させる程、
歯面の光沢を低下させる。特に、プロフイラキスペース
トにおいては、強固に沈着したスティン、プラーク、歯
石等を除去することが主要な目的であるため、研磨力を
充分に大きくする点に注意が払われ、歯面損傷への配慮
が殆んどなされていないのが現状である。歯磨の場合に
は、それでも歯面を傷つけない配慮がなされているもの
の、歯面の光沢を向上させるものは非常に少ない。この
ため、従来より歯面を損傷させることがないと共に、歯
面に光沢を付与し、しかも適度の研磨力を有して清掃効
果に優れた研磨剤が求められていた。本発明者らは、上
記要望に応えるために鋭意研究を行なつた結果、α化率
15〜85%のアルミナ無水物(Ae2O3)が歯面に
対する光沢付与効果が高く、しかも適度な研磨性を有す
ることを知見すると共に、このα化率15〜85%のア
ルミナ無水物をリン酸水素カルシウム・2水和物及び/
又はピロリン酸カルシウムと組合せた場合、α化率15
〜85%のアルミナ無水物の効果を損なうことなく、歯
面に良好な光沢を付与し、また研磨性も適度で、歯面を
傷つけずに平滑にすることができ、良好な清掃効果を与
えることを知見し、本発明をなすに至つたものである。
ロリン酸カルシウムと組合せて用いた口腔用組成物に関
する。 一般に、歯磨やプロフイラキスペースト等の口
腔用組成物に配合される研磨剤は、歯の清掃基剤として
スティン、プラーク、食べかす等の歯に付−着、沈着し
たものを物理的作用により効率よく除 去する能力が高
く、清掃能が優れていると共に、歯面を損傷することが
ないマイルドな研磨性、琢磨性を有し、かつ歯に対し優
れた光沢を付与し、歯面を平滑にしてプラーク、歯石の
沈着を防止し得るものが望まれる。 この場合、スティ
ン、プラーク、食べかす等の物理的除去の効率は、研磨
剤の研磨力を高くすることによつて高めることができ、
特に従来は研磨力を高めることで歯面の清掃効果を向上
させるこ”とが行なわれていたが、研磨力を高めること
と、歯面の損傷を防止し、また歯面に光沢を付与するこ
ととは一般に相反し、研磨力を高めれば高める程、歯面
を削り、傷つけ易くなり、楔状欠損を引き起す場合も生
じさせ、また、研磨力が高すぎ、歯面を損傷させる程、
歯面の光沢を低下させる。特に、プロフイラキスペース
トにおいては、強固に沈着したスティン、プラーク、歯
石等を除去することが主要な目的であるため、研磨力を
充分に大きくする点に注意が払われ、歯面損傷への配慮
が殆んどなされていないのが現状である。歯磨の場合に
は、それでも歯面を傷つけない配慮がなされているもの
の、歯面の光沢を向上させるものは非常に少ない。この
ため、従来より歯面を損傷させることがないと共に、歯
面に光沢を付与し、しかも適度の研磨力を有して清掃効
果に優れた研磨剤が求められていた。本発明者らは、上
記要望に応えるために鋭意研究を行なつた結果、α化率
15〜85%のアルミナ無水物(Ae2O3)が歯面に
対する光沢付与効果が高く、しかも適度な研磨性を有す
ることを知見すると共に、このα化率15〜85%のア
ルミナ無水物をリン酸水素カルシウム・2水和物及び/
又はピロリン酸カルシウムと組合せた場合、α化率15
〜85%のアルミナ無水物の効果を損なうことなく、歯
面に良好な光沢を付与し、また研磨性も適度で、歯面を
傷つけずに平滑にすることができ、良好な清掃効果を与
えることを知見し、本発明をなすに至つたものである。
なお従来、α−アルミナ無水物が歯磨等の研磨剤として
使用されることは知られている。
使用されることは知られている。
しかし、従来のα−アルミナ無水物はα化率が90%以
上のものであるが、これは後述する実験例に示したよう
に通常の粒径範囲のものでは歯面に対する光沢付与効果
が十分でなく、しかも研磨力が高すぎる。また、アルミ
ナ無水物としてはαタイプ以外にα化率がO%のγ、に
等のタイプのものも知られているが、これらも光沢付与
効果が十分ではない。更に、α化率が15%より低いア
ルミナ無水物とα化率が85%より高いアルミナ無水物
を混合し、混合物全体としてみかけのα化率を15〜8
5%の範囲に調整しても光沢付与効果はない。しかしな
がら、α化率が15〜85%のアルミナ無水物は優れた
光沢付与効果を有するものであり、このようにα化率1
5〜85%のアルミナ無水物が歯面に対して優れた光沢
を付与するということは本発明者らの新知見である。以
下、本発明につき更に詳しく説明する。
上のものであるが、これは後述する実験例に示したよう
に通常の粒径範囲のものでは歯面に対する光沢付与効果
が十分でなく、しかも研磨力が高すぎる。また、アルミ
ナ無水物としてはαタイプ以外にα化率がO%のγ、に
等のタイプのものも知られているが、これらも光沢付与
効果が十分ではない。更に、α化率が15%より低いア
ルミナ無水物とα化率が85%より高いアルミナ無水物
を混合し、混合物全体としてみかけのα化率を15〜8
5%の範囲に調整しても光沢付与効果はない。しかしな
がら、α化率が15〜85%のアルミナ無水物は優れた
光沢付与効果を有するものであり、このようにα化率1
5〜85%のアルミナ無水物が歯面に対して優れた光沢
を付与するということは本発明者らの新知見である。以
下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る口腔用組成物は、α化率15〜85%のア
ルミナ無水物(Af2O3)とリン酸水素カルシウム・
2水和物(第2リン酸カルシウム・2水和物)及び/又
はピロリン酸カルシウムとを組合せて使用するもので、
この組合せにより、歯面に優れた光沢を付与し、しかも
研磨力が適度で良好な清掃力を与えることができるもの
である。
ルミナ無水物(Af2O3)とリン酸水素カルシウム・
2水和物(第2リン酸カルシウム・2水和物)及び/又
はピロリン酸カルシウムとを組合せて使用するもので、
この組合せにより、歯面に優れた光沢を付与し、しかも
研磨力が適度で良好な清掃力を与えることができるもの
である。
なお、ここでα化率15〜85%のアルミナ無水物とは
、α−A′203,γ−Ae2O3、無定形Ae2O3
などが適当な割合に組み合わさつたもので、X線回析的
にそのアルミナ無水物のα−Ae2O3のピークをα化
率100%のアルミナ無水物(α−Ae2O3)のピー
クと比較した場合、そのピークがα化率100%のアル
ミナ無水物(α−A′203)の15〜85%にあるも
のを指称する。具体的には、α化率100%のα−Ae
2O3との間で(012)面及び(116)面ての回析
X線強度比を求め、その平均値が15〜85%にあるも
のを指称する。上記α化率15〜85%のアルミナ無水
物は、バイアー法によつて製造することができ、バイア
ー法による製造プロセスにおいて、焼成温度を適宜コン
トロールすることにより、所望のα化率を有するアルミ
ナ無水物を得ることができる。
、α−A′203,γ−Ae2O3、無定形Ae2O3
などが適当な割合に組み合わさつたもので、X線回析的
にそのアルミナ無水物のα−Ae2O3のピークをα化
率100%のアルミナ無水物(α−Ae2O3)のピー
クと比較した場合、そのピークがα化率100%のアル
ミナ無水物(α−A′203)の15〜85%にあるも
のを指称する。具体的には、α化率100%のα−Ae
2O3との間で(012)面及び(116)面ての回析
X線強度比を求め、その平均値が15〜85%にあるも
のを指称する。上記α化率15〜85%のアルミナ無水
物は、バイアー法によつて製造することができ、バイア
ー法による製造プロセスにおいて、焼成温度を適宜コン
トロールすることにより、所望のα化率を有するアルミ
ナ無水物を得ることができる。
本発明において用いるアルミナ無水物は、上述したよう
にα化率が15〜85%のものであるが、歯面に対する
光沢付与効果並びに適度な研磨力を付与する点からα化
率のより好ましい範囲は30〜75%である。
にα化率が15〜85%のものであるが、歯面に対する
光沢付与効果並びに適度な研磨力を付与する点からα化
率のより好ましい範囲は30〜75%である。
また、本発明に用いるアルミナ無水物の平均粒径は必ず
しも制限はないが、10μ以下であることが好ましく、
粒径が大きすぎると光沢付与効果が低下する場合が生じ
る。特に、α化率が60〜85%の場合には、平均粒径
5μ以下であることが光沢付与及び研磨力の点から最も
好適である。また、α化率15〜85%のアルミナ無水
物の使用量も、口腔用組成物の種類、使用目的等により
適宜選択され、特に限定されないが、通常全体の0.5
〜50重量%、好ましくは1〜20重量%である。
しも制限はないが、10μ以下であることが好ましく、
粒径が大きすぎると光沢付与効果が低下する場合が生じ
る。特に、α化率が60〜85%の場合には、平均粒径
5μ以下であることが光沢付与及び研磨力の点から最も
好適である。また、α化率15〜85%のアルミナ無水
物の使用量も、口腔用組成物の種類、使用目的等により
適宜選択され、特に限定されないが、通常全体の0.5
〜50重量%、好ましくは1〜20重量%である。
なお、本発明においては、α化率15〜85%のアルミ
ナ無水物はその1種を単独で用いても2種以゛上を混合
して用いてもよい。
ナ無水物はその1種を単独で用いても2種以゛上を混合
して用いてもよい。
また、上記α化率15〜85%のアルミナ無水物と組合
せて使用されるリン酸水素カルシウム・2水和物●ピロ
リン酸カルシウムの配合量は、全体の1〜5唾量%、特
に20〜5唾量%とすることが好ましい。
せて使用されるリン酸水素カルシウム・2水和物●ピロ
リン酸カルシウムの配合量は、全体の1〜5唾量%、特
に20〜5唾量%とすることが好ましい。
なお、α化率15〜85%のアルミナ無水物とリン酸水
素カルシウム◆2水和物●ピロリン酸カルシウムとの比
率は特に制限されないが、リン酸水素カルシウム・2水
和物・ピロリン酸カルシウムQO呼量部に対してアルミ
ナ無水物を30重量部以下とすることが最も好ましい。
素カルシウム◆2水和物●ピロリン酸カルシウムとの比
率は特に制限されないが、リン酸水素カルシウム・2水
和物・ピロリン酸カルシウムQO呼量部に対してアルミ
ナ無水物を30重量部以下とすることが最も好ましい。
本発明に係る口腔用組成物は、練歯磨、粉歯磨、潤製歯
磨などの歯磨類やプロフイラキスペースト等として調製
され得るもので、本発明口腔用組成物のその他の成分と
してはその種類に応じた適宜な成分が使用され得る。例
えば、練歯磨の場合であれば、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カ
ラゲナン、アラビアガム、ポリビニルアルコール等の粘
結剤、ポリエチレングリコール、ソルビトール、グリセ
リン、プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸
ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
水素添加ココナツツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナト
リウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイ
ルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩
、ラウロイルジエタノールアマイド、シヨ糖脂肪酸エス
テル等の発泡剤、それにペパーミント、スペアミント等
の精油、e−メントール、カルボン、オイゲノール、ア
ネトール等の香料素材などの香料、サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ペリラルチン、P−メトキシシン
ナミツクアルデヒド、ソーマチンなどの甘味剤、防腐剤
、更に塩化リゾチーム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、
ムタナーゼ、クロルへ牛シジン又はその塩、ソルピン酸
、アレキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウム
クロライド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチ
ルグリシン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、
トラネキサム酸、アズレン、ビタミンE1モノフルオロ
リン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、
水溶性第1もしくは第2リン酸塩、第四級アンモニウム
化合物、塩化ナトリウムなどの有効成分等を配合し得る
。
磨などの歯磨類やプロフイラキスペースト等として調製
され得るもので、本発明口腔用組成物のその他の成分と
してはその種類に応じた適宜な成分が使用され得る。例
えば、練歯磨の場合であれば、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カ
ラゲナン、アラビアガム、ポリビニルアルコール等の粘
結剤、ポリエチレングリコール、ソルビトール、グリセ
リン、プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸
ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
水素添加ココナツツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナト
リウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイ
ルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩
、ラウロイルジエタノールアマイド、シヨ糖脂肪酸エス
テル等の発泡剤、それにペパーミント、スペアミント等
の精油、e−メントール、カルボン、オイゲノール、ア
ネトール等の香料素材などの香料、サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ペリラルチン、P−メトキシシン
ナミツクアルデヒド、ソーマチンなどの甘味剤、防腐剤
、更に塩化リゾチーム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、
ムタナーゼ、クロルへ牛シジン又はその塩、ソルピン酸
、アレキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウム
クロライド、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチ
ルグリシン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、
トラネキサム酸、アズレン、ビタミンE1モノフルオロ
リン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫、
水溶性第1もしくは第2リン酸塩、第四級アンモニウム
化合物、塩化ナトリウムなどの有効成分等を配合し得る
。
なお、本発明においては、α化率15〜85%のアルミ
ナ無水物、リン酸水素カルシウム・2水和物・ピロリン
酸カルシウムに加えて他の研磨剤を少量(通常全体の1
唾量%以下)加えても差支えない。
ナ無水物、リン酸水素カルシウム・2水和物・ピロリン
酸カルシウムに加えて他の研磨剤を少量(通常全体の1
唾量%以下)加えても差支えない。
以上説明したように、本発明の口腔用組成物によれば、
α化率15〜85%のアルミナ水和物とリン酸水素カル
シウム・2水和物及び/又はピロリン酸カルシウムとを
併用したことにより、歯面に対して光沢を付与する効果
が高く、歯面を平滑にすると共に、適度な研磨力を有し
、歯面を損傷することなく良好な歯牙清掃効果を与える
ものてある。
α化率15〜85%のアルミナ水和物とリン酸水素カル
シウム・2水和物及び/又はピロリン酸カルシウムとを
併用したことにより、歯面に対して光沢を付与する効果
が高く、歯面を平滑にすると共に、適度な研磨力を有し
、歯面を損傷することなく良好な歯牙清掃効果を与える
ものてある。
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明する。
なお、下記の例において、配合量の%はいずれも重量%
を示す。〔実験例1〕 また比較のため、上記処方において、α化率70%のア
ルミナ無水物の代りにα化率100%のα−Ae2O3
(平均粒径2μ)とα化率0%のγ−A′203(平均
粒径2μ)を3.5:1.5の割合(重量比)で混合し
たものを使用し、同様に練歯磨を製造した。
を示す。〔実験例1〕 また比較のため、上記処方において、α化率70%のア
ルミナ無水物の代りにα化率100%のα−Ae2O3
(平均粒径2μ)とα化率0%のγ−A′203(平均
粒径2μ)を3.5:1.5の割合(重量比)で混合し
たものを使用し、同様に練歯磨を製造した。
なお、α化率70%のアルミナ無水物はバイアー法によ
り製造した(以下の例においても、種々のα化率を有す
るアルミナ無水物はいずれもバイアー法により製造した
。
り製造した(以下の例においても、種々のα化率を有す
るアルミナ無水物はいずれもバイアー法により製造した
。
)この場合、焼成温度を適宜コントロールすることによ
り所望のα化率のアルミナ無水物を得た。なお、焼成温
度とα化率との関係は概略下記の通りである。また、ア
ルミナ無水物のα化率は、試料のアルミナ無水物の(イ
)12)面と(116)面における回析X線強度を測定
し、標準のα化率100%のα−Ae2O3との強度比
をそれぞれ(イ)12)面と(116)面について求め
、これを平均してα化率とした。
り所望のα化率のアルミナ無水物を得た。なお、焼成温
度とα化率との関係は概略下記の通りである。また、ア
ルミナ無水物のα化率は、試料のアルミナ無水物の(イ
)12)面と(116)面における回析X線強度を測定
し、標準のα化率100%のα−Ae2O3との強度比
をそれぞれ(イ)12)面と(116)面について求め
、これを平均してα化率とした。
次に、上記練歯磨の光沢向上効果を下記の方法により調
べた。光沢向上度測定法 5×5?の大きさにカットした牛歯を樹脂に包埋し、牛
歯エナメル表面を回転研磨機で平滑にし、次いでNO.
l2OOのエメリー紙研磨、リン酸水素カルシウム・無
水和物による研磨、バフ研磨により光沢計(日本電色工
業社GLOSSMETERVG−10)の光沢度で80
.0±2.0にエナメル表面を処置した。
べた。光沢向上度測定法 5×5?の大きさにカットした牛歯を樹脂に包埋し、牛
歯エナメル表面を回転研磨機で平滑にし、次いでNO.
l2OOのエメリー紙研磨、リン酸水素カルシウム・無
水和物による研磨、バフ研磨により光沢計(日本電色工
業社GLOSSMETERVG−10)の光沢度で80
.0±2.0にエナメル表面を処置した。
次に、試料の練歯磨20gを水3077!tに懸濁して
なるサスペンションを上記牛歯をセットした研磨容器に
注入し、水平型研磨試験機により荷重200g1700
0ストローク/4扮の条件でブラッシングし、光沢計に
より光沢度の増減を測定し、初期光沢度からの差を光沢
向上度とした。
なるサスペンションを上記牛歯をセットした研磨容器に
注入し、水平型研磨試験機により荷重200g1700
0ストローク/4扮の条件でブラッシングし、光沢計に
より光沢度の増減を測定し、初期光沢度からの差を光沢
向上度とした。
この場合、目視で充分に光沢ありと認められるレベルは
光沢向上度+20以上、光沢ありと認められるレベルは
+15以上である。
光沢向上度+20以上、光沢ありと認められるレベルは
+15以上である。
なお、ブラッシングのブラシとしては、毛束数44個、
毛の太さ8ミル(約0.2wt)、毛の長さ12Tfr
mのナイロン(62)材質で、材質の硬さが家庭品品質
表示法でMのものを使用した。
毛の太さ8ミル(約0.2wt)、毛の長さ12Tfr
mのナイロン(62)材質で、材質の硬さが家庭品品質
表示法でMのものを使用した。
結果を第1表に示す。
第1表の結果より、α化率70%のアルミナ無水物をリ
ン酸水素カルシウム・2水和物・ピロリン酸カルシウム
と組合せて用いることにより、歯面に対し優れた光沢を
付与することが認められる。
ン酸水素カルシウム・2水和物・ピロリン酸カルシウム
と組合せて用いることにより、歯面に対し優れた光沢を
付与することが認められる。
〔実験例2〕リン酸水素カルシウム・2水和物又はピロ
リン酸カルシウム(主基剤)に対しα化率35%のアル
ミナ無水物(平均粒径3.7μ)を1〜20重量%添加
してなる粉体を製造し、この粉体の研磨力を下記方法に
より調べた。
リン酸カルシウム(主基剤)に対しα化率35%のアル
ミナ無水物(平均粒径3.7μ)を1〜20重量%添加
してなる粉体を製造し、この粉体の研磨力を下記方法に
より調べた。
研磨力測定法粉体4dを水30m1に懸濁してなるサス
ペンションを用い、荷重200gにおいてJISH−3
361(ビッカース硬度120)の銅板を水平型研磨試
験機により2時間で2万回ブラッシング(ブラッシング
のブラシとしては光沢向上試験と同じものを使用した)
し、銅板摩耗量を測定した。
ペンションを用い、荷重200gにおいてJISH−3
361(ビッカース硬度120)の銅板を水平型研磨試
験機により2時間で2万回ブラッシング(ブラッシング
のブラシとしては光沢向上試験と同じものを使用した)
し、銅板摩耗量を測定した。
結果を第2表に示す。
第2表の結果より、α化率35%のアルミナ無水物をリ
ン酸水素カルシウム・2水和物又はピロリン酸カルシウ
ムを組合せた粉体の研磨性は、口腔用組成物の研磨剤と
して適度なものであることが認められる。
ン酸水素カルシウム・2水和物又はピロリン酸カルシウ
ムを組合せた粉体の研磨性は、口腔用組成物の研磨剤と
して適度なものであることが認められる。
なお参考のため、種々のα化率を有するアルミナ無水物
自体の光沢向上度及び銅板摩耗量の結果を第3表に示す
。
自体の光沢向上度及び銅板摩耗量の結果を第3表に示す
。
但し、アルミナ無水物の平均粒径はいずれも3〜4μで
ある。また、測定法は上述した方法と同様であるが、光
沢向上度の測定法においては練歯磨20gの代りにアル
ミナ無水物4dを試料として用いた。第3表の結果より
、α化率15〜85%、特に30〜75%のアルミナ無
水物が良好な歯牙エナメル質光沢向上効果を有し、しか
も適度な研磨力を有することが知見される。
ある。また、測定法は上述した方法と同様であるが、光
沢向上度の測定法においては練歯磨20gの代りにアル
ミナ無水物4dを試料として用いた。第3表の結果より
、α化率15〜85%、特に30〜75%のアルミナ無
水物が良好な歯牙エナメル質光沢向上効果を有し、しか
も適度な研磨力を有することが知見される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 α化率が15〜85%のアルミナ無水物とリン酸水
素カルシウム・2水和物及び/又はピロリン酸カルシウ
ムとを併用してなることを特徴とする口腔用組成物。 2 アルミナ無水物のα化率が30〜75%である特許
請求の範囲第1項記載の口腔用組成物。 3 アルミナ無水物の平均粒径が10μ以下である特許
請求の範囲第1項又は第2項記載の口腔用組成物。 4 アルミナ無水物がバイヤー法により製造されたもの
である特許請求の範囲第1項乃至第3項いずれか記載の
口腔用組成物。 5 アルミナ無水物の配合量が全体の0.5〜50重量
%である特許請求の範囲第1項乃至第4項いずれか記載
の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15640581A JPS6045844B2 (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15640581A JPS6045844B2 (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5857312A JPS5857312A (ja) | 1983-04-05 |
JPS6045844B2 true JPS6045844B2 (ja) | 1985-10-12 |
Family
ID=15627018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15640581A Expired JPS6045844B2 (ja) | 1981-10-01 | 1981-10-01 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045844B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60142914A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-29 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
JPS60224612A (ja) * | 1984-04-23 | 1985-11-09 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
JPWO2022059642A1 (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 |
-
1981
- 1981-10-01 JP JP15640581A patent/JPS6045844B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5857312A (ja) | 1983-04-05 |
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