JPS59217264A - 磁気テ−プ装置のテ−プアンロ−デイング機構 - Google Patents

磁気テ−プ装置のテ−プアンロ−デイング機構

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JPS59217264A
JPS59217264A JP58092038A JP9203883A JPS59217264A JP S59217264 A JPS59217264 A JP S59217264A JP 58092038 A JP58092038 A JP 58092038A JP 9203883 A JP9203883 A JP 9203883A JP S59217264 A JPS59217264 A JP S59217264A
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JP
Japan
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tape
guide
drum
magnetic tape
head drum
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Pending
Application number
JP58092038A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ooshima
英司 大嶋
Shinsaku Inada
稲田 真作
Toshio Mamiya
敏夫 間宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS59217264A publication Critical patent/JPS59217264A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum

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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な磁気テープ装置のテープアンローディン
グ機構に関する。より詳しくは、ヘッドドラムの外周面
に対して所定角度巻装された磁気テープをテープリール
に巻き戻す所定のタイミングをもってヘッドドラムをテ
ープ巻き取り方向に一瞬間回転させることにより、磁気
テープに無理な引張力を与えることなく、しかも、所謂
ジャミング現象を生ずることなく小さな巻き取り力で容
易かつ確実に磁気テープを巻き取ることができるように
した新規な磁気テープ装置のテープアンローディング機
構を提供しようとするものである。
背景技術とその問題点 磁気テープを用いて映像信号等の記録又は再生を行なう
磁気テープ装置1例えばビデオテープレコーダやビデオ
テーププレーヤー等(以下rVTR」と言う。)におい
ては、磁気テープをビデオヘッドが設けられたヘッドド
ラムの外周面に対して所定角度巻装して走行させるよう
にされている。そして、記録又は再生が終了すると、ヘ
ッドドラムに巻装された磁気テニプは適宜なアンローデ
ィング機構によってテープリールに巻き戻される。これ
をテープアンローディング動作という。
テープアンローディング動作はテープリールをテープ巻
き取り方向に回転させることによって行なわれる。
ところで、磁気テープのヘッドドラムに対する巻装角度
はヘッドドラム外周面に対して少なくとも半周以上、即
ち、180度角以上とされており、磁気テープはテープ
アンローディング動作が開始される時点でもヘッドドラ
ム外周面に対して半周以上巻装されている。そして、磁
気テープをヘッドドラム外周面に巻付ける形態及びヘッ
ドドラム外周面の磁気テープが巻き付けられている部分
と両テープリール(供給側テープリールと巻取側テープ
リール)との位置関係はテープローディングの方式によ
って種々異なるが、そのうちの一つに、ヘッドドラム外
周面のテープ巻付開始位置とテープ巻付終了位置がそれ
ぞれ各テープリールのある側に位置されるものがある。
即ち、磁気テープがヘッドドラム外周面のうち供給側テ
ープリールが配置された側の面からテープリールのある
側を回って巻取側テープリールが配置された側の面まで
に亘って半周以上巻付けられる形態のものがある。磁気
テープかへ・ンドドラム外周面に対してこのような形態
で巻付けられていると、テープアンローディングのとき
に磁気テープをテープリールに巻き戻すことが困難とな
る場合がある。というのは、テープアンローディングは
、一般に一方のテープリールだけをテープ巻き取り方向
に回転させて行なうため、ヘッドドラム外周面に巻装さ
れたテープのうちのテープ巻取側の部分は容易にヘッド
ドラム外周面から剥離されてテープリールに巻取られて
ゆくが、反巻爪側の部分では磁気テープはヘッドドラム
外周面と摺接しながら巻き取り方向に移動する挙動をす
るので、磁気テープが結露現象などによりヘッドドラム
外周面に密着していたりすると、テープの巻き取りがで
きない場合がある。
また、VTRの小型化に伴ってヘッドドラムの   径
が小さくされた場合は、磁気テープのヘッドドラム外周
面に対する巻装角度は180度角以上、例えば300度
角程度にも及ぶようになる。このように大きな巻装角度
でもって巻装される場合は、上記したような結露現象を
生じていなくとも、ヘッドドラムの反巻爪側部に密着し
ているテープの巻き取りが非常に困難なものとなる。
そこで、アンローディング時にテープを2つのリール側
へ同時に巻き取ることも考えられるが、このようにする
と、いわゆるつなぎ撮りをする場合に撮り出し位置が狂
ってしまうという使用上の問題があると共に、2つのリ
ールを駆動しなければならないため、構造が複雑となり
、コストが高くなるという問題がある。
発明の目的 本発明は上記した問題点に鑑み為されたもので、磁気テ
ープがヘッドドラム外周面に対して大きな巻装角度をも
って巻装されている場合や結露現象等によって磁気テー
プがヘッドドラム外周面に貼り付いている場合であって
も、磁気テープに無理な引張力や損傷を与えることなく
、しかも、ジャミング現象等を生ずることなく小さな巻
き取り力で容易かつ確実に磁気テープを巻き取ることが
できる新規な磁気テープ装置のテープアンローディング
機構を提供することを目的とする。
発明の概要 本発明磁気テープ装置のテープアンローディング機構は
、上記した目的を達成するために、回転ドラムの外周面
に対して所定角度巻装された磁気テープをテープリール
に巻き戻すテープアンローディング機構において、テー
プリールによる磁気テープの巻き取りが開始された後回
転ドラムに巻装された磁気テープの巻取り側部分の少な
くとも一部が回転ドラム外周面から剥離された時点で回
転ドラムをテープ巻き取り方向に一瞬間回転駆動するよ
うにしたことを特徴とする。
このようにすることによって、機構を複雑化することな
く、どのような場合にも容易かつ確実に磁気テープを巻
き取ることのできる新規な磁気テープ装置のテープアン
ローディング機構を提供することができる。
実施例 以下に、本発明磁気テープ装置δのテープアンローディ
ング機構の詳細を添附図面に示した実施例に従って説明
する。第1図乃至第13図は本発明磁気テープ装置のテ
ープアンローディング機構をVTRデツキが一体的に組
み込まれたビデオカメラにおける磁気テープ装置のテー
プアンローディング機構に適用した実施の一例を示すも
のである。
1はVTRが一体的に組み込まれたビデオカメラであり
、撮影レンズ2を含む撮影部3と該撮影部3の後方に配
設されたVTRデツキ部4とから成る。撮影部3の後方
には図示しない撮像管が配置されており、レンズ2を通
った被写体の光学像はその撮像管によって電気的な映像
信号に変換され、そして、該映像信号はVTRデツキ部
4に備えられている磁気ヘッドを介して磁気テープに磁
気記録されるように構成されてる。5は撮影部3の上部
にカメラlの側方へ向けて突出せしめることができるよ
うに折り畳み自在な状態で設けられたオプティ力ルビュ
ーフィンタ゛−である。6はパンテリーホルダを兼ねた
把手でありVTRデツキ部4の前方下部に回動自在に設
けられている。
把手6は所定のいくつかの角度でロックされるようにな
っており、そして、その基端部に設けられたロック解除
ボタン7を押圧することよってそのロックを解除して回
動せしめることができる。そしてカメラIを使用すると
きは把手6を略第1図に示す状態にロックすることによ
ってVTRデツキ部4を届に担ぎ把手6を手でもって安
定に操作することができ、カメラ1を使用しないときは
把手6を上方へ向けて回動してその長手方向をVTRデ
ツキ部4の前面に沿わせることによってカメラをコンパ
クトに収めることができる。8は録音用のマイクであり
、このマイク8によってキャッチされた音声はVTRデ
ツキ部4に備えられた磁気ヘッドを介して磁気テープに
磁気記録されるように構成されている。9.9はVTR
デツキ部4の部分に外装されたカバーであり、20はV
TRデツキに対して可動的に設けられたカセット装着部
であり、10は該カセット装着部20の外側に取着され
たカバーである。
11はVTR用のテープカセ・ントであり、テープカセ
ット11のケース内には磁気テープ12をその両端から
それぞれ巻装した2個のテープリール13及び14が配
置され、そしてテープ力セツ)11のテープ引き出し部
であるケース前面部は開閉自在なカバー15にて覆われ
ている。
次に、第2図乃至第13図によってVTRデツキ部4の
各部について説明する。
16はVTRデツキ部4のシャーシである。17.17
はシャーシ16の手前側、即ち、第2図において下側(
以下、他の図面においても説明の便宜上この方向を手前
側として、これと反対の方向を前方として、第2図にお
いて右側を右として左側を左とする。ビデオカメラlの
使用状態では第2r1!Jの上方が下部で第2図の下方
が上部で、また、第2図の右方が後部で左方が前部とな
るが、説明の便宜上、以下の説明では位置関係を上記の
ようにした。)の左右両端縁に寄った位置にシャーシ1
6の上面(また、上下の位置関係も第2図において紙面
側を上、紙背側を下として以下説明する。)から稍突出
した状態で回転自在に設(すられたリール台であり、各
リール台17.17にはそれぞれテープカセット11の
テープリール13及び14と係合する係合軸18及び1
9が一体に設けられている。
20はテープカセット11が着脱自在に装着され、かつ
テープ力セツ)11をVTRデツキ部4に所定の位置に
セットするためカセット保持部である(第3図参Il!
り。カセット保持部2oはシャーシ16の手前側におい
てシャーシ16に対してセット時の位置と取出し時の位
置との間で移動されるように支持されている。
カセット保持部20は底板21と該底板21の左右両側
縁から立ち上げられた側&22.22′と該側板22.
22′の上端縁の間に架は渡された桟23.23′とに
よって枠状に形成されてぃる。そして、各側板22.2
2′の手前側に寄った位置の上部には水平方向に延びる
水平ガイド孔24.24′が形成されている。また、底
板21の前記各テープリール係合軸18及び19を備え
たリール台17.17と対応するところには開口25.
25′が形成されている。26.26′は側板22.2
2′の前方部間に架は渡された桟23′の左右側両側部
からそれぞれ前方に向かって突設された取付片であり、
前記カノヘー10はこの取付片26.26′にネジ止め
されることによりカセット保持部20に取着されてその
外側面を構成する。27及び27′はそれぞれシャーシ
16の手前側部両側に立設された支持壁であり、各支持
壁27及び27′の各手前側にはそれぞれ手前側下部か
ら中央部にかけて斜めに延びる傾斜ガイド孔28及び2
8′が形成されている。
29.29′及び30.30′はカセット保持部20を
上記支持壁27及び27′に対して移動自在なるように
連結する連結腕である。連続腕29.29′のそれぞれ
の一端はカセット保持部27の側板22.22′の各前
方部上部に回動自在に連結され、他端は該部分に取着さ
れたローラ31.31′が各支持壁27.27′に形成
された前記傾斜ガイド孔28.28′に摺動自噴」係合
されている。また、連結腕30にはその一端か手前側へ
向けて略直角に曲折されて形成された作用腕32が形成
されており、連結腕30の屈曲部、即ち、作用腕32が
連結された部分と連結腕30′の一端は支持壁27.2
7′の前方上部に回動自在に連結され、連結腕30.3
0′のそれぞれの他端は該部分に取着されたローラ33
.33′がカセット保持部20の側板22.22′番こ
形成された前記水平ガイド孔24.24′に摺動自在に
係合されている。そして、連結腕29と30とはそれぞ
れの略中央部にてピン34によって互いに回動自在なる
ように連結されており、また連結腕29′と30′とは
それぞれ略中央部にてピン34′によって互いに回動自
在なるよう番こ連結さ   :れている。
35は引張りスプリングであり、該スプリング35の一
端は支持壁27手前側下部に突設された突起36に係着
され、また、他端は連結腕30の作用腕32の先端に係
着されており、作用腕32の先端がスプリング35の引
張力によって常時手前側へ変位されるように付勢されて
いる。従って、連結腕30は支持壁27に対して回動自
在に支持された点を回動中心としてその先端部が上方へ
向って変位されるように付勢されており、これによって
カセット保持部20は通常上方へ浮上されるように付勢
されている。即ち、連結腕30の先端が該先端に取着さ
れたローラ33を介してカセット保持部20の水平ガイ
ド孔24の上縁を押し上げるように作用することにより
カセット保持部20は常時シャーシ16から浮上される
ように付勢されている。
37はカセット保持部20の右側の側板22の下縁から
下方へ向って突出された突片の内側に設けられたロック
ピンであり、カセット保持部20がセット位置に位置さ
れたときに図示しないロック機構によってロックされ、
それによってカセット保持部20がセット位置にあるよ
うにロックされる。
しかして、カセット保持部20は、例えばその上部に取
着されたカバーを介してシャーシ16側に押圧されると
、連結腕29と30とをまた連結腕29′と30′とを
それぞれ互いに折り畳むように回動せしめながら下降さ
れ、シャーシ16上の支持壁27.27′の間に納まる
ように位置される。そして、これと共にシャーシ16の
右側縁部に形成された切欠部16aを通ってVTRデツ
キ部4の右側部に下降されたロックピン37が図示しな
いロック機構によって係止され、これによってカセット
保持部20は所定の位置にてロックされる。また、この
ようにしてセット位置にロックされたカセット保持部2
0は、ロックピン37に対するロックが解除されること
により、前記したように、スプリング35の引張力によ
って第3図に示す取出位置まで浮上される。
38及び38′はそれぞれカセ・ント保持部2゜の側板
22.22′の各内側の上部に設けられたカセッi・押
えである。カセット押え38及び38′は、それぞれゴ
ム等の摩擦係数の高い素材からなる抑圧片39.39′
を備えており、カセット保持部20か取出位置にあると
きは、抑圧片39.39′がカセット保持部20内にテ
ープカセット11を挿入するのに障害とならない位置に
位置され、また、カセット保持部が少なくとも前記しi
こロック位置にあるときは、押圧片39.39′がテー
プカセット11のケース上面両側部を押圧するようにさ
れており、それによってテープカセットllをカセット
保持部20内に保持するように構成されている。
尚、テープカセ・ント11の前面カバー15はカセット
ケース前面を開閉することができるように回動自在に支
持されており、テープ力セッ)11がカセット保持部2
0内に挿入される際、あるいは少なくともカセット保持
部20がセット位置にロックされるまでの間に、図示し
ないカバー開放部材によって開放されるようになってい
る。
40.40′はシャーシ16の前面部両側に立設された
テープカセット位置決め用のピンであり、各ピン39.
39′のそれぞれの上fiRは円錐状に形成されている
。また、テープ力セッhllのケース下側両側部には円
錐状凹部41.41′が形成されており、テープカセッ
ト11は各円錐状四部41.41′がピン40.40′
の円錐状にされた上部に嵌合されることにより、VTR
デツキ部4の所定の位置に最終的に位置決めされる。し
かして、テープカセット11がカセッ]・保持部20及
び位置決めピン40.40′によってVTRデツキ部4
の所定の位置にセットされると、テープカセット11の
ケース内に収納された磁気テープ12は後述するローデ
ィング機構によってケース内から引き出されてゆく。
次にテープローディング機構及びこれに関連した各部の
構成について説明する。
42はドラムベースである。ドラムベース42は中央部
に孔43が形成されたドラム取付台44       
’と、ドラム取付台44の下端から外方へ張り出し平面
形状で略多角形状に形成されたフランジ部45と前方部
に形成された2つのガイド端部46及び47とから成る
。48.48、・IIOはフランジ部45に形成された
取イ1孔であり、ドラムベース42は、該取付孔48.
48・・・を通されるネジによってシャーシ16の上面
に固定される。
ドラム取付台44の上端面はシャーシ16の上面に対し
て右側が低くなるように稍傾いた傾斜面とされており、
該上端面の左右両側部には取付孔49.49′か形成さ
れている。
ガイド端部46及び47は移動自在に設けられた後述す
るテープガイド部材のローディング時における最終的な
位置決めを行なう部分であり、各ガイド端部46と47
の各上端面の高さの間には段差がある。即ち、右側のガ
イド端部46はドラム取付台44の上端面の右側部分、
即ち、該上端面の中でシャーシ16の上面から高さが最
も低い部分を前方に延長するようにして形成されており
、左側のガイド端部47はドラム取付台44の上端面の
前方部に立ち上げ状に形成されており、イド端部46の
上端面より相当高い位置にある。
50は右側のガイド端部46の上面に形成され右側端が
開口されたガイド溝である。また、51は左側のカイト
端部47の上端面に形成され左側端が開口されたガイド
溝である。
52はドラムベース42の前方壁であり、各ガイド端部
46及び47の前方端縁は線型52と連設されており、
ガイド端部46及び47の下方には各ガイド端部46及
び47の底面と前方壁52の手前側面とドラム取付台4
4の前刃部外周面とによって断面゛形状で略門型状とさ
れた空間53が形成されている。
54はドラム取付台44の上端面の前方部に形成された
突部、また、55は左側のガイド端部47の左側方に形
成された突部であり、これら各突部54.55には輯孔
が形成されている。
尚、ドラムベース42の上記した各部は、例えばアルミ
ニュームをベース素材とした合金を用いてグイキャスト
成型することにより一体に形成さ56はシャーシ16の
前方に寄った位置の略中央部に形成された挿通孔である
。しかして、前記ドラムベース42は取付台44の中央
の孔43の軸心を上記シャーシ16に形成された挿通孔
56の軸心と略一致させた状態でシャーシ16の上面に
固定される。
57はヘッドドラムであり、ヘッドドラム57のドラム
は上下に2分されている。下側ドラム58は固定のもの
であり、その外周面下端の両側にはそれぞれに孔59.
59が形成された取イづフランジ60.60が突設され
ており、また、該下側ドラム58の下部にはドラムサー
ボ機構等が内蔵されたケーシング61が一体に形成され
ている。
62はへ・ンドドラム57の中心部を上下方向に略貫通
され下側ドラム58に回転自在に支持された回転軸であ
り、上側ドラム63は該回転軸62の上部に取着されて
いる。64及び64′は上側ドラム63の外周面下端部
に互いに相離間して配設されたビデオヘッドであり、上
側ドラム63と一体に回転される。65は回転軸62の
下端部に取着されたベルトプーリであり、該プーリ65
には後述する駆動部との間を連結する図示しない駆動ベ
ルトが架は渡される。
しかして、ヘッドドラム57は、下側ドラム58に突設
された取付フランジ60.60が該取付フランジ60.
60に形成された孔59.59を通ってドラムベース4
2の取付台44に形成された取付孔49.49′に締結
されるネジ66.66によって固定されることによりド
ラムベース42のドラム取付台44の上端面に取着され
、ヘッドドラム57の上記ケーシング61の下部及びプ
ーリ65はシャーシ16に形成された前記挿入孔56を
通ってシャーシ16の下側に位j6される。
従って、ヘッドドラム57の軸心は、ヘッドドラム42
の軸心と同様にシャーシ16の上面と垂直に交わる方向
に対して上端が稍右側に傾いた方向に設定される。
67及び68はそれぞれ略円環状に形成されたローディ
ングリングである。ローディングリング67及び68は
上下に同心円上に配置され、がっ前記ドラムベース42
のドラム取付台44の外周を該外周とある程度離間して
囲うように配設されており、また、前方に位置される部
分は前記ドラムベース42の前方に形成された空間53
内を通されている。従って、各ローディングリング67
及び68はその各前方部に位置する部分がヘッドドラム
42の各ガイド端部46及び47の下方に位置され、ま
た、上方から見た場合のヘッドドラム57に対する位置
関係では該各前方部に位置する部分の内局縁がヘッドド
ラム57のドラム部の外周面前方部と接近するように配
設されている。
そして、各ローディングリング67及び68はそれぞれ
の内周縁の略120度角間隔に分割された。
3箇所がシャーシ16に対して回転自在に支持されたロ
ーラ69.69、・・・ (第6図参照)によって支持
されている。ローラ69.69.・拳・はシャーシ16
から立設されたビン70.70、・φ・に回転自在に嵌
装されており、それぞれに係合9471.71、・11
拳が形成されている。そして、上側のローラ69.69
、争・・と下側のb−ラ69.69、・φ・との間には
両者の間隔を所定の値に保つためのスペーサー72.7
2、・・・が介挿されている。しかして、上部ローディ
ングリング67はその内周縁が上側のローラ69.69
、・Φ・の係合溝71.71.−・・に係合され、また
、下部ローディングリング68はその内周縁が下側のロ
ーラ69.69、壷・拳の各係合溝71.71、・・φ
に係合され、これによって各ローディングリング67及
び68はローラ69.69、・・・にょってシャーシ1
6上に回転自在に支持されている。そして、各ローディ
ングリング67及び68の外周縁にはキヤ歯73.73
、e・・及び74.74.−−−が形成されている。
75は駆動部を示す。76はモータであり、該モータ7
6の駆動軸にはプーリ77が取着されている。78はウ
オームギヤであり、該ウオームギヤ78の軸にはプーリ
79が取着されている。そして、モータ76のプーリ7
7とウオームギヤ78のプーリ79との間にはベルト8
oが架は渡されており、ウオームギヤ78はモータ76
によって回転せしめられる。81はそのギヤ歯がウオー
ムギヤ78のギヤ歯と噛合されたホイールギヤであり、
該ホイールギヤ81の下側には減速ギヤ82が一体に形
成されている。83は上部ローディングリング駆動ギヤ
であり、該ギヤ83のギヤ歯は上部ローディングリング
67の外周縁に形成されたギヤ歯73と上記減速ギヤ8
2のギヤ歯とに噛合されている。84は下部ローディン
グリング駆動ギヤであり、該ギヤ84のギヤ歯は下部ロ
ーディングリング68の外周縁に形成されたギヤ歯74
と上部ローディングリング駆動ギヤ83のギヤ歯とに噛
合されている。
し力)して、」二部ローディングリング67はモータ7
6の回転をベルト80、ウオームギヤ78、ホイールギ
ヤ81及び減速ギヤ82を介して伝達されて回転する駆
動ギヤ83によって回転せしめられ、下部ローディング
6Bは駆動ギヤ83の回転力を受けて回転する駆動ギヤ
84によって回転せしめられる。従って、上部ローディ
ングリング67と下部ローディングリング68とは互い
に逆方向に回転せしめられるようになっている。
尚、駆動部75のモータ76の回転は、上記したように
、各ローディングリング67及び68を回転せしめる他
に、図示しない適当なヘッドドラム制御機構を介して前
記ヘッドドラム57の回転ドラム、即ち上側ドラム63
を回転せしめると共に、図示しない磁気テープ駆動制御
機構を介して前記各テープリール駆動軸18及び19を
回転せしめるようにされている。
85.85′はガイドブロック案内部材であり、85と
85′とで一対とされている。案内部材85.85′は
それぞれ上方から見た形状で略半円環状とされた案内面
86.86′を備えており、両案内面86.86′は互
いに相離間して位置され、それによって案内面86.8
6′の間にガイド溝87が構成されるようになっている
。そして、案内部材85.85′は、案内面86.86
′の間に構成される上記ガイド溝87が上部ローディン
グリング67の略左側半分の部分、即ち上部ローディン
グリング67の手前側部から時計廻り方向に回って前方
部に至る相手前のところまでの部分と対応されるように
してシャーシ16及びドラムベース42に取着されてい
る。即ち、外側の案内部材85にはその基端部下方から
外側に突出された取付片88が、またその先端部から外
側に突出された取付片89がそれぞれ形成されており、
内側の案内部材85にはその基端部下方から内側に突出
された取付片88′が、またその先端部には取付面89
′が、それぞれ形成されている。そして、外側の案内部
材85は基端部の取付片88がシャーシ16に、また先
端部の取付片89が前記したドラムベースに形成された
突部55にそれぞれネジ止めされることによって固定さ
れ、内側の案内部材85′は基端部の取付片88′がシ
ャーシ16に、また先端部の取付面89′がドラムベー
ス42に形成された突部54にそれぞれねじ止めされる
ことによって固定される。そして、案内部材85.85
′の各案内面86.86′は、その各基端の部分のみが
シャーシ16の上面と平行な平面とされ、これら各平面
部から先端部までの部分は先端に至るに従ってシャーシ
16の上面からの高さが次第に高くなるような傾斜面と
されており(第5図及び第1O図参照)、各案内面86
.86′の先端は、ガイド溝87の先端がドラムベース
42の左側のガイド端部47に形成された前記ガイド溝
51と連続されるように、ガイド端部47の左側縁と当
接されている。
尚、各案内部材85.85′の各基端部は上部ローディ
ングリング67の上面より稍高いところに位置されてい
る。
90及び91はテープガイドブロックである。
テープガイドブロック90及び91はテープ力。
セット11内に収納された磁気テープ12をテープカセ
ット11のケース内から引き出し、かつ引き出された磁
気テープ12をヘッドドラム57の外周面に対して所、
定の角度巻装せしめる部材であり、一方のガイドブロッ
ク90は下部ローディングリング68と連結されており
、他力のガイドブロック91は上部ローディングリング
67に取看されている。
先ず、一方のガイドブロック90について説明する。9
2はブロック基板であり、該基板92の先端部(第2図
において実線で示す位置にある基板92の長手方向にお
ける左側の端部)には垂直に立設されたガイドポスト9
3が、また、基板92の基端部には傾斜して立設された
ガイドポスト94が、それぞれ設けられている。ガイド
ポスト93はローラ95を備えている。即ち、96はブ
ロック基板92の先端部に形成されたボス部97に植設
されたピンであり、該ピン96の先端部には螺溝が形成
されている。98.98はピン96の上部と下部に嵌着
されたボールベヤリンクであり、ローラ95はその内周
面がポールベヤリング98.98の各外周面に対して密
着状に外嵌されることによってピン96に回転自在に支
持されている。99はキャップであり、該キャップ99
は略円錐状に形成され、その外周縁下端部の径はローラ
95の外周面の径より稍大きくされている。
そして、キャップ99はピン96の先端部に外嵌状に螺
合されることによりローラ95の上方においてビン96
先端部に取着される。また、ローラ95の下端はブロッ
ク基板92の上面と相間隔を有したところに位置され、
その外周面には環状の突部lOOが形成されている。ガ
イドポスト94はその下方部がブロック基板92の基端
部に埋込状に支持され、その上方先端部は上記ガイドポ
スト93の先端部に接近したところまで延びている。1
02.102′はそれぞれの上部がブロック基板92の
先端に寄った位置と基端に寄った位    。
置とに埋込状に支持されたガイドピンであり、該ピン1
02,102′の各下部にはフランジ103.103が
形成されており、該ピン102.102′は前記案内部
材85.85′によって構成されたガイド溝87に摺動
自在に係合され、また、フランジ103.103の上面
は該案内部材85.85′の案内面86.86′の下面
と摺動    ゛自在に係合されている。
104はガイドブロック90と前記ローディングリング
68とを該ローディングリング68の外側において連結
する連結機構である。105は上記ガイドピン102,
102′の下端部が支持された上部連結板であり、ガイ
ドピン102.102′の下端部は上部連結板105に
形成された図示しない孔を通され、該上部連結板105
から下方へ突出した部分に抜は止めリング106.10
6が係着されており、これによって、ガイドブロック9
2はガイドピン102.102′を介して上部連結板1
05に保持されている。107は上部連結板105の基
端部の反ヘッドドラム57側側縁から稍側方へ突出され
、かつ、その突出先端から下方へ向けて略直角に折曲さ
れた連結部であり、該連結部107の下端は下部ローデ
ィングリング68の外周縁の更に外側に位置されている
。108は下部連結板であり、下部ローディングリング
68の下面に沿って位置されており、先端部の反ヘッド
ドラム57側側縁は下部ローディングリング68の外周
縁の更に外側まで突出され、該突出端から上方へ向けて
略直角に折曲された連結部109が形成されている。そ
して、下部連結板108の先端に寄った位置には、該連
結板108の長手方向に沿って延びる長孔110が形成
されており、また、基端部にはピン111が立設されて
いる。ピン111はその中間部の係か太く形成され上部
には溝112が形成されている。
113は下部ローディングリング68に形成された長孔
であり、上記下部連結板108の基端部に立設されたピ
ンillの下部はこの長孔113と摺動自在に係合され
ている。114は下部ローディングリング68に立設さ
れたピンであり、該ピン114の上部には溝115が形
成されており、またピン114の下部はローディングリ
ング68の下面より下方に突設され、該突設された先端
部は上記下部連結板108に形成された長孔110を通
されて該長孔110から下方へ突出された部分に向は止
めリング116が係着されている。
しかして、下部連結板108はその長孔110の周縁部
が下部ローディングリング68の下面と抜は止めリング
116との間で保持され、また、その基端部に立設され
たピン111の下部が下部ローディングリング68に形
成された長孔113に係合保持されることにより、長孔
110及び113の長手方向の長さの範囲で移動可能な
るようにローディングリング68に保持されている。
117は」二部連結板105と下部連結板108とを連
結するリンクであり、一端は上部連結板105の連結部
107の下部とピン118によって回動自在に連結され
ており、他端は下部連結板lO8の連結部109とピン
119によって回動自在に連結されている。
120は引張りスプリングであり、一端は下部ローディ
ングリング68に立設されたピン114の溝115に係
着され、他端は下部連結板108に立設されたピン11
1の溝112に係着されており、下部連結板108はこ
のスプリング120の引張力によってそのピン111の
下部が下部ローディングリング68の長孔113の先端
に接触されるように付勢されている。
しかして、一方のガイドブロック90はプロ、ンク基板
92が案内部材85.85′の案内面86.86′」二
に沿って移動されるように案内部材85.85′によっ
て支持され、かつ、下部ローディングリング68の回転
に従って移動されるよに下部ローディングリング68と
連結されている。  121は一方のガイドブロック9
0の先端に取着されたテープ銹導片であり、例えばポリ
アセタール等の自己潤滑性を有する合成樹脂から成る。
122は誘導片121の取伺部を示し該取付部122は
略薄板状に形成されており、取(=J片122には平面
から見て一側が開目され略U字型に切欠かれた係合切欠
123が形成されている。124は取付部122の他側
縁下部から下方に向けて突出された突起であり、該突起
124は先端に至るに従って次第に細くなるように形成
されている。125は取付部122と一体に形成された
誘導部を示し、該誘導部125は取着部122の先端縁
から前方下部に向けて斜めに折曲され取伺部122と一
体に形成されている。126は前記した一方のガイドブ
ロック90のブロック基板92の先端部に形成された孔
であり、鎖孔126の内径は下方に行くに従って次第に
細くなるように形成されている。しかして、誘導片12
1は、その取付部122に形成された係合切欠123が
ブロック基板92の先端部に形成されたポス97の外周
面に係合され、また、突起124がプロ・ンク基板92
の先端部に形成された孔126内に圧入されることによ
ってブロック基板92の先端部に取着され、その誘導片
125はプロ、yり基板92の先端面前方に位置される
次に、他方のテープガイドブロック91について説明す
る。127はブロック基板であり、該基板127の先端
部(第2図において実線で示す位置にある基板127の
右側端部。)と基端部には垂直方向に延びるガイドボス
ト128及び129か立設されている。ガイドポス)1
28の構造は前記した一方のガイドブロック90の先端
部に立設されたガイドボスト93の構造と殆んど同様で
あるので、このガイドボスト128の各部に前記ガイド
ボスト93の各部に付した符号と同じ符号にダッシュ記
号を付した記号を伺することによって説明を省略する。
ただ、このカイトポス)128においては、下側のボー
ルベアリング98′とポス部97′との間にコイルスプ
リング101 ′が挿入され、ローラ95′か上方へ弾
発付勢されている。130はブロック基板127の基端
部にその中間が埋込状に支持され垂直方向に延びるピン
であり、該ピン130の基板127から]一方に突出し
た部分の先端には螺溝が形成されている。
131はその軸心に形成された孔が上記ピン130に回
転自在に嵌合されたローラであり、該ローラ131の上
端及び下端には凹部132及び133が形成されており
、また、外周面の下端には環状文部134が形成されて
いる。135はローラ131の下端に形成された凹部1
33とブロック基板127の上面との間に介挿されたコ
イルスプリング、136はローラ131の4二部に形成
された凹部132の内部においてピン130の先端に螺
着されたナツトであり、ローラ131はその下部がコイ
ルスプリング135によって弾発的に支持され、その上
部がす・ン)1364こよって抜(す止めされている。
137は上部ローディングリンク67番こ形成された長
孔である。ピン130のプロ・2り基板127から下方
へ突出した部分は上部ローディング′1ノング67に形
成された上記長孔1374こ#中通されて、その下端部
はローディングリング67の下面から下方に突出してお
り、該下端部(こ11溝138が形成されている。13
9はピン130のプロ、。
り基板127から下方へ突出した部分の略中央部に形成
されたフランジであり、該フランジ139の下面はロー
ディングリング67の長孔137の周縁部に着座せしめ
られている。140は上端力くブロック基板127の先
端に寄った位置に埋込状に支持されたピンであり、該ピ
ン140の下端部は上記ローディングリング67の長孔
137を挿通せしめられている。141はピン140の
ブロック基板127から下方へ突出した部分の略#]央
部に形成されたフランジであり、該フランジ141の下
面は上記長孔137の周縁部に着座せしめられている。
142はピン140の下※m Nn iこ形成された図
示しない溝に係着された抜は止めIJソングある。従っ
てピン140は、その下☆:ra 7;3カく上部ロー
ディングリング67の長孔137と摺動自在に係合され
た状態をフランジ141と向は止めリング142とによ
って保持される。l 43 if引張りスプリングであ
り、その一端はピン130の下端の溝138に係着され
、他端は」二部ローディングリング67の長孔137の
先端から梢先方1こ寄った位置から下方へ向って突設さ
れたピン144の先端に係着されており、ガイドプロ・
ンク91はこのスプリング143の引張力によって先端
側のピン140が上部ローディングリング67の長孔1
37の先端縁に当接されるように弾発イ1勢されている
。しかして、他方のテープガイドプロ、ンク91はスプ
リングを介して上部ローディングリング67に取着され
ている。
尚、この実施例における前記した一方のテープガイドブ
ロック90を下部ローディングリング68と連結する連
結機構104の下部連結板108やピン114の下端等
は下部ローディングリング68の下部に配設されており
、しかも下部ローディングリング68はシャーシ16の
上面と近接して配設されている(第6図参照)ため、連
結機構104の上記各部材がシャーシ16の上面と衝合
される惧れがある。そこで、この実施例においては、シ
ャーシ16の下部ローディングリング68と対応する部
分のうち、連結機構104が移動する範囲に凹部145
(第5図及び第7図参照)を形成し、これによって上記
各部分がシャーシ16の上面と衝合されることかないよ
うにしでいる。勿論、上記各部材がシャーシ16と衝合
しないようにするためには、各ローディングリング67
及び68をシャーシ16の上面からある程度離間した位
置に設けるよう1こしても宜いが、そのようにした場合
ローディングリング67.68のみならず、他の部材、
特にドラム57の上端部の位置をそれだけ更に高いとこ
ろに位置せしめる必要が生し、その結果VTRデツキ部
4の厚みが全体に亘って厚くされるといった不都合が生
じる。
従って、この実施例のようにシャーシ16に四部を14
5を形成すればVTRデツキ部を薄型に構成することが
できる。
しかして、第2図に実線で示す位置(J−1下、この位
置を「初期位置」とい−))からローディングリング6
7及び68が回転されると、同図に二点鎖線で示す位置
まで移動される。即ち、ト部ローディングリング67は
反対時計回り方向に、また、下部ローディングリング6
8は時計回り方間に回転せしめられ、そして、上部ロー
ディング67が反対時計回り方向に回転されると、上部
ローディングリング67の下面に突設されたピン144
が引張スプリング143を介してカイトブロック91の
ピン130を引づ長り、これによってカイトブロック9
1は上部ローディングリング67と共にヘッドドラム5
7の右側を回ってヘッドドラム57の前方まで移動され
る。そして、ヘントドラム57の前方部まで移動された
ガイドブロック91は、ピン130及び140のブロッ
ク基板127の下方に突出された部分がドラムペース4
2の右側のガイド端部46に形成されたガイド溝50と
係合され、ピン140がガイド溝50の奥部端縁と当接
された位置(以下、この位置を「停止位置」という。)
で移動を停止される。そして、」二部ローディングリン
グ67はガイドブロック91がガイド端部46の所定の
停止位置において移動を停止された後も僅かに回転を続
けてから停止する。従って、ガイドブロック91のピン
140はガイド端部46のガイド溝50の奥部端縁にス
プリング143の引張力によって弾接せしめられる。ま
た、」二部ローディングリング67が回転されると、こ
れと同期して下部ローディングリング68が時計回り方
向に回転される。すると、下部ローディングリング68
に突設されたピン114が引張スプリング120を介し
て下部連結板108のピン111を引張り、下部連結板
108はリンク板117を介して上部連結板105を引
張るので、これによってガイドブロック90は基板92
下部に突設されたカイトピン102.102′が案内部
材85.85′によって構成された前記ガイド溝87に
よって移動方向を案内されながら該案内部材85.85
′の案内面86.86′上を移動されてゆく。そして、
案内面86.86′上を移動されてゆくガイドブロック
90はヘッドドラム57の左側を回わっでヘッドドラム
57の前方に向かって移動されてゆくと共に、ヘントド
ラム57の前方位置に行くに従って次第にヘッドドラム
57の外周面上方部と対応されるようになってゆ<(8
io図参照)、即ち、カイトプロッタ90は、これが初
期位置にあるときはヘッドドラム57の外周面の高さ方
向の略中央部と対応されているが、ブロック基板92の
下面か案内部材85.85′の案内面86.86′の前
記した傾斜部に支持されるようになると、カイトプロッ
タ90は該案内面86.86′の傾斜部に沿って上昇さ
れてゆき、ヘッドドラム57の外周面の上方部と対応さ
れるようになってゆく。そして、ドラム57の前方位置
まで移動されたカイトブロック90はガイドピン102
、■02′が案内部材85.85′によって構成された
ガイド溝87との係合を離れてガイド端部47のガイド
溝51と係合されてゆき、先端部側のガイドピン102
がガイド溝51の奥部端縁と当接された位置(以下、こ
の位置を「停止位置」という。)で移動を停止される。
そして、下部ローディングリング68は、ガイドブロッ
ク90かガイド端部の所定の停止位置において移動を停
止された後も僅かに回転を続ける。従って、ローディン
グリング68の回転か停止された時点では、引張りスプ
リング120は初期の状態よりも伸長されており、これ
によってガイドブロック90はピン102がヘントドラ
ム47のガイド溝51の奥部端縁に圧接された状態で所
定の停止位置に安定して保持される。
しかして、所定の停止位置におかれたテープガイドブロ
ック90及び91に立設されたガイドポスト93.94
と128.129のそれぞれのヘットトラム57外周面
との対応関係は次のようになる。
先ず、へ、ノドドラム5フ外周面の円周方向の位置との
対応関係においては、一方のガイドブロック90の先端
側ガイドポスト93はヘンドドテム57外周面の前方中
央部から稍左側に寄った位置と近接して対応され、基端
部側カイトポスト94はそれより更に左側に寄った位置
と相離間して対応され、他方のガイドブロック91の先
端側カイトボスl−128はヘッドドラム57外周面の
前方中央から稍右側に寄った位置と近接対応され、基端
部側ガイドポスト129はそれより更に右側に寄った位
置と対応される。
次に、ヘッドドラム57外周面の高さ方向の位置との対
応関係について述べる、一方のガイドブロック90のガ
イドポスト93及び94はヘッドドラム57外周面の上
方部、即ち、−ヒ側ドラム63の外周面と略対応され、
その下端部が相下側ドラム58に対応され、ガイドブロ
ック91のガイドポスト128及び129はヘッドドラ
ム外周面の高さ方向における略下方、即ち下側ドラム5
8と略対応され、その上端部が積上側ドラム63に対応
される。即ち、一方のガイドソロ・ンク90のガイドポ
スト93.94が対応するヘッドドラム57外周面の位
置と他方のガイドブロック91のガイドポスト128.
129が対応するヘッドドラム外周面の位置との間には
段差が生じる。
上記したように、所定の停止位置におかれた各テープガ
イドブロック90及び91は、各ローディングリング6
7及び68が上記した方向と反対の方向に回転されるこ
とによって初期位置に復帰される。即ち、上部ローディ
ングリング67が時計回り方向に回転されると、他方の
ガイドブロック91はガイド端部46」二の位置からヘ
ッドドラム57の外周面の右側を廻ってへ・ンドドラム
57の手前側まで移動される。また、上部ローディング
リング67が上記した方向に回転されるのと同期して、
下部ローディングリング68が反時計回り方向に回転さ
れ、これによって一方のガイドブロック90は連結機構
104を介して下部ローディングリング68に押され、
かつ、ガイドピン102.102′がガイド端部47の
ガイド溝51及び案内部材85.85′によるガイド溝
87によって移動方向を案内されながらガイド端部47
の位置からヘッドドラム57外周面の左側を廻ってヘッ
ドドラム57の手前側まで移動される。そして、それぞ
れヘッドドラム57の手前側まで移動されたガイドブロ
ック90及び91は、それぞれのブロック基板92と1
27の基端部が互いに略衝合されたところで移動を停止
される。
146はシャーシ16に固定されたカイトブロックであ
る。このガイドブロック146は前記外側の案内部材8
5の更に外側に位置され、かつ、ヘッドドラム57の外
側部分の略中央と対応するように位置されている。14
7はガイドブロック146の取付台部であり、シャーシ
16に固定されている。そして、取付台部147には2
つのガイドポス)148と149が立設されている。1
50はその下部か取付台部147の左側部   分に埋
込状に支持されその上部が取付台部147から上方へ突
出されたピンであり、該ピン150の上端部には蟻溝が
形成されている。
151はローラであり、該ローラ151は上記ピン15
0に回転自在に支持されている。152はその基端部が
その上面がローラ151の下端縁と当接されるようにし
て上記ピン150に外嵌された案内片であり、該案内片
152の先端部はピン150の右側方へ突出されている
。そして、案内片152の先端部は先端縁に行くに従っ
て次第に幅が広くなるように形成され、かつ、稍下方へ
屈曲されており、その先端縁は案内部材85の外側の側
縁と近接されている。また、案内片152の先端部には
右側へ向って開口された切欠153が形成されている。
154は上記案内片152の下面と取付台部147の上
面との間に圧縮された状態で介装されたコイルスプリン
グである。また、155はローラ151の上端部上に設
けられたリングであり、該リング155の直径はローラ
151の直径よりも大きくされている。156はピン1
50の上端部に螺着されたナツトである。
しかして、ローラ151は案内片152とリング155
との間でピン150に対して回転自在に支持されている
。一方、ガイドポスト149は取付台部147の右側部
分に斜めに立設されている。
即ち、ガイドポスト149はその下部が取伺台部147
の右側部分に埋め込み状に支持され、その中間部が上記
案内片152に形成された切欠部153を挿通され、そ
の上端が案内部材85の案内面86より上方に位置され
るようにして取付台部    147に立設されている
。尚、案内片152の先端縁は案内部材85の案内面8
6の該先端縁が近接する部分と略同一平面上に位置され
ている。
尚、157はガイドポスト、158は全幅消去ヘッドで
ある。159はテンションレギュレーターであり、テー
プカセット11から引き出された磁気テープ12が適度
な緊張状態を保って走行されるようにその緊張度を制御
するものであり、磁気テープ12がテープ力セツ)11
内から引き出されるのに従って第2図に示す位置から第
12図に示す位置まで移動される。160はオーディオ
ヘッド、161はシャーシ16に固設されたガイドポス
トである。162はキャプスタン、163は図示しない
ピンチローラアームに取着されたピンチローラであり、
記録時には第2図に示す位置から第12図に示す位置に
移動されて磁気テープ12を挾んでキャプスタン162
に圧接され、磁気テープ12はピンチローラ163とキ
ャプスタン162とに挾まれて定速で走行せしめられる
164はテープローディング用の第1の伝達ギヤであり
、シャーシ16に突設された図示しない軸に回転自在に
支持されており、下部ローディングリング68の外周縁
に形成されたギヤ歯74.74、・・Φと噛合するギヤ
歯165を有する小径ギヤ166と該小径ギヤ166の
下部に一体に形成された大径ギヤ167とを備えている
。168は大径ギ、ヤ167のギヤ歯を示す。169は
その基端部が伝達ギヤ164の図示しない支軸の上、 
   端に回動自在に支持され、かつ基端部の下面が小
径ギヤ166の上面と摺接せしめられる揺動アームであ
り、その先端部は大径ギヤ167の外周縁よりも外側ま
で延びている。170は揺動アーム169の先端部に回
転自在に支持された揺動アームであり、その外周縁に形
成されたギヤ歯171は大径ギヤ167のギヤ歯168
と噛合されている。
172は上記伝達ギヤ164と相近接した位置にシャー
シ16に立設された軸173に回転自在に支持されたア
ーローディング用の第2の伝達ギヤであり、この伝達ギ
ヤ172の下部にはベルトプーリ174が一体に形成さ
れている。この伝達ギヤ172は上記した伝達ギヤ16
4の回転を揺動アーム170を介して伝達されることに
よって回転される。即ち、上記した伝達ギヤ164の揺
動アーム170は、下部ローディングリング68が反時
計回り方向に回転されるとその位置を変位されそのギヤ
歯171が第2の伝達ギヤ172の外周縁に形成された
ギヤ歯175と噛合される。
即ち、先ず下部ローディングリング68が時計回り方向
に回転されるときは、第1の伝達ギヤ164の小径ギヤ
166及び大径ギヤが反時計回り方向に回転されるので
、揺動アーム169はその基端部の下面が小径ギヤ16
6の反時計回り方向への回転力を両者の間の摩擦力を介
して受けることによってその先端部が反時計回り方向へ
変位されるように回動付勢されるが、この場合において
は揺動アーム169及び揺動アーム170は図示しない
ストッパによって第2図及び第12図に実線で示す位置
に保持されており、揺動アーム170は第2の伝達ギヤ
172と離間されている。次に、下部ローディングリン
グ68が反時計回り方向に回転されるときは、第1の伝
達キャ164の小径ギヤ166及び大径ギヤ167が時
計回り方向へ回転されるので、揺動アーム169はその
先端部が時計回り方向へ変位するように回動され、これ
によって伝達ギヤ170のギヤ歯171は第2の伝達ギ
ヤ172のギヤ歯175と噛合される。しかして、揺動
アーム170は第1の伝達ギヤ164の大径ギヤ167
と噛合されているので、第1の伝達ギヤ164が時計回
り方向に回転されると、揺動アーム170は反時計回り
方向に回転され、これと噛合する第2の伝達ギヤ172
を時計回り方向に回転せしめる。従って、下部ローディ
ングリング68が反時計回り方向、即ち一方のテープガ
イドブロック90を停止位置から初期位置に戻す方向に
回転される場合にのみ、第2の伝達ギヤ172が回転せ
しめられ、しかも、その回転方向は時計回り方向である
176は前記したテープ力セッ)11の巻き取り側のテ
ープリール14を回転させる駆動軸19を備えたリール
台17の下部に取着されたベルトブーりであり、このベ
ルトプーリ176と」−記第2の伝達ギヤ172に形成
されたベルトプーリ174の間にはベル)177が架は
渡されている。
従って、上記したように第2の伝達ギヤ172が時計回
り方向に回転されると、ベルト177によってプーリ1
76が時計回り方向に回転されるので、これによって駆
動軸19が時計回り方向に回転され、テープリール14
を時計回り方向、即ちテープ巻き取り方向へ回転せしめ
る。
178及び179はテープカセット11内の前面寄り位
置でテープ引き出し用凹部180の両側に設けられたガ
イドボストである。
尚、前記したテープガイドブロック90及び91がそれ
ぞれ初期位置にあるときの各ガイドポスト93.94及
び128.129は、テープカセット11の上記したテ
ープ引き出し凹部180のシャーシ16からの高さと同
じ高さに位置されている。
次に、前記したテープローディング機構によるテープロ
ーディング動作と前記した各テープガイド部材によるテ
ープ走行状態を説明する。
前記したようにして、テープ力セッ)11がカセット保
持部20によってVTRデツキ部4の所定の位置にセッ
トされると、テープカセット11のテープリール13か
らテープリール14までの間の磁気テープ12のテープ
パスは第2図に2点鎖線で示すようになる。この状態に
おいて、テープガイドブロック90及び91はテープカ
セット11のテープ引き出し用凹部180内に位置して
いる。
第2図の状態から、ローディングリング67及び68が
駆動部75によってそれぞれローデング方向、即ち、上
部ローディングリングは反時計回り方向に、また、下部
ローディングリング68は時計回り方向に、それぞれ回
転されると、前記したようにして、一方のガイドブロッ
ク90は案内部材85,85′の案内面86.86′上
を摺動しながらガイド端部47の所定の停止位置まで移
動され、また、他方のガイドブロック91はガイド端部
46の所定の停止位置まで移動せしめられる。このよう
に、ガイドブロック90及び91が移動される間におい
て、テープカセット11内の磁気テープ12はガイドブ
ロック90及び91の各先端部に立設されたガイドポス
ト93及び128によって引き出され、最終的に第12
図に示すテープパスを通るようになる。
ところで、他方のガイドブロック91は上部ローディン
グリング67と一体的に移動されてゆくだけであるから
、該ガイドブロック91に立設されたガイドポスト12
8及び129はその初期位置から停止位置まで移動され
る間に高さ方向へ変位されることはなく、停止位置にお
けるガイドポスト128及び129の高さは初期位置の
高さ、即ちテープカセットll内のテープ12の高さと
同じ高さとなる。従って、他方のガイドブロック91が
所定の位置で停止された時点(第12図に示す状態)に
おける磁気テープ12のガイドポスト128へ巻き付け
られている部分はテープカセット11のテープ引き出し
位置と同じ高さに位置されている(第13図参照)。し
かして、この状態におけるガイドポスト128の外周面
(ローラ95′の外周面)とヘッドドラム57の右側半
分の外周面とに接する直線のヘッドドラム外周面と接す
る部分が磁気テープ12のヘッドドラム57外周面に対
する巻き取り側の巻付終了位置となる。
また、一方のガイドブロック90は前記したように、ロ
ーディング動作が開始れると、ヘッドドラム57の前方
へ向かって移動されると共に、案内部材85.85′に
よって次第に上方へ変位されてゆくので、該ガイドブロ
ック90に立設されたガイドポスト93及び94は初期
位置から停止位置まで移動される間に上方へ変位される
ことになり、これによって磁気テープ12の該カイトボ
スト93によって引き出されてゆく部分は上方へ引き上
げられてゆく。この磁気テープ12が引き上げられてゆ
く動作はガイドブロック90に取着された前記誘導片1
21によってスムースに行なわれる。即ち、(第10図
参照)ガイドブロック90が前記した初期位置にあると
きはガイドポスト93はテープ力セッ)11のテープ引
き出し部の高さと同じ高さにあり、また、ガイドブロッ
ク90が案内部材85.85′の案内面86.86′の
手前側の平面部を通過するまでの間はガイドポスト93
の高さは変化されることがない。従って、磁気テープ1
2のガイドポスト93に巻き付いた部分はガイドポスト
93の所定の位置、即ち、磁気テープ12の側面がロー
ラ95外周面と接触され、かつ、磁気テープ12の上下
両側縁がキャップ99の下部のフランジ状の底面とロー
ラ95下部の環状突部100との間に納まっている。そ
して、ガイドブロック90が案内部材85.85′の案
内面86.86′の傾斜部に沿って移動されるようにな
ると、ガイドボスト93はその移動方向と反対の方向に
傾いた状態で、しかも、上方へ変位されながら移動され
てゆくので、磁気テープ12のガイドポスト93に巻き
付いた部分がローラ95の外周面から下方ヘズレ落ちる
ような力が働く。ところが、磁気テープ12のガイドボ
スト93に巻き付いた部分の下側縁が誘導片121の誘
導部125の上面と接触されるため、該巻き付き部は、
誘導部125がガイドブロック90と共に上方へ変位さ
れてゆくのに従って第10図に矢印181で示す方向へ
押し上げられるようになり、これによって磁気テープの
該巻き付き部はガイドボスト93の上記した所定の位置
に納まるようになる。
このようにして、ガイドボスト93によって引き出され
てゆく磁気テープ12は、ガイドボスト93に巻き付い
た部分が上方へ変位されてゆく。
そして、これと共に、テープテンションレギュレター1
59が第2図に示す位置から第12図に示す位置まで移
動されることによって、磁気テープ12の供給側のテー
プリール13から引き出された部分はテープカセット内
のガイドボスト178から最初のガイドボスト157、
全幅消去ヘッド158へと接触しながら固定ガイドブロ
ック146が設けられた位置の左側方の位置においてテ
ープテンションレギュレター159に巻き付いたところ
でヘッドドラム57側へ向って折り返されるテープパス
を通るようにされる。そして、ガイドブロック90が固
定ガイドブロック146の右側方を通過すると、磁気テ
ープ12はテープテンションレギュレター159の位置
で折り変えされたところから固定ガイドブロック146
に立設されたガイドボスト148及び149と接触され
、更に該ガイドボスト149からガイドプロ・ンク90
の傾斜ガイドポスト94を経てカイトポスト93に巻き
付くテープパスを通るようになる。そして、ガイドブロ
ック90が前記した所定の位置に停止せしめられると、
磁気テープ12のガイドボスト93と128の間の部分
がヘッドドラム57外周面に対して斜めに約310’程
度巻装される。しかして、ガイドブロック90が所定の
位置に停止せしめられた状態におけるガイドボスト93
の外周面(ローラ95の外周面)とヘッドドラム57の
左側半分の外周面とに接する直線のヘッドドラム57外
周面と接する部分がヘッドドラム57に対する巻付開始
位置となる。しかして、一方のガイドブロック90の各
ガイドボスト93及び94と他方のガイドブロック91
の各ガイドポス)128及び129によってテープカセ
ット11から引き出された磁気テープ12のテープパス
は第12図に示すようになり、磁気テープ12はこのテ
ープパスを通って走行されることになる。
そして、前記したように、磁気テープ12のへy トド
ラム57外周面に対する巻付開始位置と巻付終了位置と
の間には高低に段差があるので、テープカセット11か
ら引き出された磁気テープ12の高さ方向のテープパス
は第13図に示すようになる。即ち、テープカセット1
1の供給側テープリール13からテープ引き出し部を通
ってテープカセット11を出た磁気テープ12は、最初
の傾斜ガイドボスト149に巻き付けられるまでの間、
即ちテープリール13峠ガイドボスト178→ガイドボ
スト157→全幅消去ヘッド158→テープテンシゴン
レギュレター+159叶固定ガイドブロック146の垂
直ガイドポスト148→傾斜ガイドボスト149なる糸
路を通る間のテープパスにおいては、その高さ方向の位
置はテープカセット11のテープ引き出し部のある位置
と同じであり、かつ、水平方向に延びている。そして、
磁気テープ12は傾斜ガイドボスト149からガイドブ
ロック90の傾斜ガイドボスト94に至る間で上方へ向
かって斜めに引き上げられる。
そして、該傾斜がガイドボスト94に巻き付け、られた
部分から再び水平方向に延びるようにされる。そして、
ガイドブロック90の垂直ガイドポスト93に巻き付け
られた部分において折り返えされた後、前記したヘッド
ドラム57外周面の巻付開始位置から巻付終了位置に至
る間でヘッドドラム57外周面に対して斜めに巻装され
る。そして、ヘッドドラム57への巻付終了位置におい
てヘッドドラム57外周面との接触を離れた磁気テープ
12は、そのドラム57外周面との接触を離れたところ
では略水平方向に延びるようにされており、かつテープ
力セッ)11のテープ引き出し部のある位置と同じ高さ
に位置されるようになる。こうして、ヘッドドラム57
外周面との接触を離れた磁気テープ12は、ガイドブロ
ック91のガイドポスト128及び129からオーディ
オヘッド160→固定ガイドポス)161→キヤプスタ
ン162及びピンチローラ163→テープカセツトll
内のガイドポスト179までのテープパスを通って巻き
取り側テープリール14に至り、この間のテープパスに
おける磁気テープ12はテープカセット11のテープ引
き出し部のある位置と同じ高さに位置される。しかして
、テープカセットllから引き出された磁気テープ12
はテープカセット11のテープ引き出し位置がらヘッド
ドラム57のテープ巻付開始位置に至るテープ走行系路
に設けられた2本のみの傾斜ガイドボスト94と149
とによってそのテープ走行位置をテープ引き出し位置と
テープ巻付開始位置との間の段差分変位されることにな
る。
しかして、以上のようにして所定のテープパスを通るよ
うにされた磁気テープにはキャプスタン162とピンチ
ローラ163とによって挟さまれて定速で走行されなが
ら、ヘッドドラム57に設けられたビデオベッド64.
64′によって所定の長さのトラックを形成されながら
ビデオ信号が磁気記録され(あるいはビデオヘッド64
.64′がトラック上を走査しながら記録されたビデオ
信号が再生され)る。
次に、テープアンローディング動作について説明する。
所望する記録又は再生が終了し、図示しないイジェクト
ボタンが操作されると、磁気テープのアンローディング
動作が開始される。アンローディング動作の制御は図示
しない制御回路によって所定の動作タインミングに従っ
て行なわれる。
上記したようにイジェクトボタンが操作されると、上記
制御回路は、イジェクトボタンによるアンローディング
動作開始指令のパルスによって先ず駆動部75のモータ
76をローディング動作時の回転方向と逆の方向に回転
させる。これによって、各ローディングリング67及び
68はそれぞれアンローディング方向に、即ち、上部ロ
ーディングリング67は時計回り方向に、下部ローディ
ングリング68は反時計回り方向に、それぞれ回転され
るので、各テープガイドブロック90及び91はそれぞ
れヘッドドラム57の外周面の外側を回って前記した初
期位置に復帰される。そして、これと共に、テープアン
ローディング用の第1の伝達ギヤ164が時計回り方向
に回転される。第1の伝達ギヤ164が時計回り方向に
回転されると、前記したようにして、揺動アーム169
も時計回り方向に回転され、揺動アーム169先端に支
持された揺動ギヤ170はそのギヤ歯171が伝達ギヤ
164の大ギヤ167のギヤ歯168と噛合されたまま
(揺動ギヤ170はそのギヤ歯171が大ギヤ167の
ギヤ歯168と噛合されているため大ギヤ167の回転
方向と反対の方向に回転されており、テープアンローデ
ィング動作中は反時計回り方向に回転される。)右側方
へ向って変位される。すると、揺動ギヤ170のギヤ歯
171はテープアンローディング用の第2の伝達キャ1
72のギヤ歯175とも噛合されるようになり、これに
よってテープアンローディング用の第2の伝達ギヤ17
2が時計回り方向に回転される。この第2の揺動ギヤ1
72の回転力は第2の揺動イヤ172と一体的に形成さ
れたプーリ174とベルト177を介して巻取側テープ
リール駆動軸19に取着されプーリ176に伝達される
。これによって駆動軸19は時計回り方向。
即ち、テープ巻取り方向に回転されるので、巻取側テー
プリール14がテープ巻取り方向に回転される。しかし
て、ローディングリング67及び68がそれぞれテープ
アンローディング方向に回転されると同時に巻取り側テ
ープリール14がテープ巻取り方向に回転され、これに
よって磁気テープ12のテープカセット11から引き出
されている部分が巻取り側テープリール14に巻き取ら
れてゆく。
尚、このようにしてテープアンローディング動作が開始
されると、テープテンシせンレギュレター159及びピ
ンチローラ163は、第12図に示す位置から第2図に
示す位置へそれぞれ復帰される。
磁気テープ12のテープカセット11から引き出されて
いる部分の巻き取りは、先ずヘッドドラム57外周面の
巻取側側面に巻装されている部分から始まる。即ち、ヘ
ッドドラム57外周面の右側側面に巻装されている部分
から巻き取られてゆく。そこで、巻取側テープリール1
4がテープ巻取方向に回転されると、ヘッドドラム57
外周面に巻装されている磁気テープ12はヘッドドラム
57外周面の前方部の前記したテープ巻付は終了位置に
巻き付けられた部分から順次剥離されてゆく。このよう
にして、磁気テープ12の巻取側部分の巻き取りが進行
すると、テープ力セッ)11から引き出されている磁気
テープ12のヘッドドラム57手前側から右側の部分は
@12図に太い二点鎖状で示すような状態となる。即ち
、この状態においては、磁気テープ12の反巻地側部分
はヘッドドラム57が外周面に対して巻き付けられてい
るが、巻取側部分の大部分はヘッドドラム外周面から剥
離されている。
そして、磁気テープ12の巻取側部分の巻き取りがある
程度進行された時点でヘッドドラム57の上側ドラム6
3が第12図に示す矢印方向、即ち、テープ巻取り方向
と同じ方向へ一瞬間だけ回転される。この上側ドラム6
3が回転される時点は、磁気テープ12の巻取側部分が
第12図に2点鎖で示すようにその大部分がヘッドドラ
ム57外周面から剥離された時点であるのが望ましいが
、必らずしも巻取側部分の全てがヘッドドラム57外周
面から剥離されている必要はなく、その一部が剥離され
た時点でも宜い。−例を述べれば、テープリール14へ
の巻き取りが開始されてから0.5秒前後の時間を経過
した後にドラムモータを回転せしめるようにする。上側
ドラム63がテープ巻取り方向へ回転されると、磁気テ
ープ12の反巻地側部分は上側ドラム63の回転による
瞬間的な緊張によってヘッドドラムの外周面から剥離さ
れてそのままテープリール14に巻き取られてゆく。尚
、上側ドラム63を回転するのは、テープ12をヘッド
ドラム57の外周面から剥離せしめるか、あるいはまた
容易に剥離できる状態にするためのものであるから、は
んんの−瞬間だけ回転せしめれば良く、例えば、0.2
3秒程の間回転せしめれば良い。これを余り長く回転す
るとテープジャミングを起したりする惧れがある。
発明の効果 以上に記載したところから明らかなように、本発明磁気
テープ装置のテープアンローディング機構は、回転ドラ
ムの外周面に対して所定角度巻装された磁気テープをテ
ープリールに巻き戻すテープアンローディング機構にお
いて、テープリールによる磁気テープの巻き取りが開始
された後回転ドラムに巻装された磁気テープの巻取り側
部分の少なくとも一部が回転ドラム外周面から剥離され
た時点で回転ドラムをテープ巻き取り方向に一瞬間回転
駆動するようにしたことを特徴とする。
従って1本発明によれば、ヘッドドラムの外周面に巻装
された磁気テープをテープリールに巻き取る際に、磁気
テープのヘッドドラムの反巻き取り側倒面に巻装された
部分を強制的にヘッドドラムから剥離せしめて、磁気テ
ープのヘッドドラムに対する巻装状態が通常の状態であ
る場合は勿論、磁気テープがヘッドドラム外周面に対し
て例えば前記実施例におけるような300度角程度の大
きな巻装角度でもって巻装されている場合や、結露現象
等によって磁気テープがヘッドドラム外周面に貼り付い
ている場合であっても、磁気テープを小さな巻き取り力
で容易かつ確実にテープリールに巻き取ることができる
。そして、ヘッドドラムの回転は磁気テープのヘッドド
ラム巻き取り側側面に巻装された部分の少なくとも一部
がドラム外周面から剥離された時点で、かつほんの−瞬
間だけで行なわれるので、その反巻き取り側部分のテー
プが巻き取り側側面に移動された後そのまま反巻取り側
側面に戻って来るような事態(所謂ハチ巻き状態となる
事態)は決して生ずることがない。
そして、本発明はこれを実施するに当って改めて新しい
部材や機構を必要とすることがなく、少なくとも機構部
分は従来の機構をそのまま用いて実施することができる
ため、機構を複雑にすることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明磁気テープ装置のテープアンローディング
機構をVTRデツキが一体に備えられたビデオカメラの
テープアンローディング機構に適した実施の一例を示し
、第1図はビデオカメラの全体とテープカセットを示す
一部分解斜視図、第2図はVTRデツキ部の要部の平面
図、第3図はカセット保持機構の斜視図、第4図はテー
プローディングが完了したときのVTRデツキの前方面
図、第5図は第2図におけるA−A線に沿う要部断面図
、第6図はローディングリングが回転自在に支持される
部分を示す要部縦断面図、第7図はVTRデツキ部の要
部を分解して示す斜視図、第8図は一方のテープガイド
ブロックを一部分解して示す斜視図、第9図は他方のテ
ープガイドブロックの斜視図、第10図は各テープガイ
ドブロックが移動される状態を概念的に示す一部切欠き
側面図、第11図は固定ガイドブロックの縦断側面図、
第12図は磁気テープがドラム外周面に所定角度巻装さ
れた状態とアンローディングされる途中の状態とを示す
VTRデツキ部の要部平面図、第13図は磁気テープの
高さ方向におけるテープパスを概念的に示す側面図であ
る。 符号の説明 12會・・磁気テープ、 13.14ψ・争テープリール、 5711・・ドラム、  63−−・回転ドラム手系売
祁j正書 (方式) 昭和58年 9月22日 昭和58年 特 許 願 第92038号2、発明の名
称 磁気テープ装置のテープアンローディング機構3、補正
をする渚 事ヂ4との関係 I44を詐出願人 住所 東京部品用区北品用6丁目7番35−弓名称 (
2+8)ソ ニ − 株 式 会 社4、代 理 人 住所 東京都中央区入船3丁目1番10〜401号 氏名 弁理士(01105)小 松 祐 治  外1名
5、手続補正指令の日イ・J 昭和58年 8月10日 7、補正の内容 別添図面(トレーシングペーパーに濃墨を用いて描いた
第1図乃至f513図)を捉出する。 8、添付書類又は添伺物件の目録

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転ドラムの外周面に対して所定角度巻装された磁気テ
    ープをテープリールに巻き戻すテープアンローディング
    機構において、テープリールによる磁気テープの巻き取
    りが開始された後回転ドラムに巻装された磁気テープの
    巻取り側部分の少なくとも一部が回転ドラム外周面から
    剥離された時点で回転ドラムをテープ巻き取り方向に一
    瞬間回転駆動するようにしたことを特徴とする磁気テー
    プ装置のテープアンローディング機構
JP58092038A 1983-05-25 1983-05-25 磁気テ−プ装置のテ−プアンロ−デイング機構 Pending JPS59217264A (ja)

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