JPS59211908A - 油入フイルムコンデンサ - Google Patents
油入フイルムコンデンサInfo
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- JPS59211908A JPS59211908A JP58085115A JP8511583A JPS59211908A JP S59211908 A JPS59211908 A JP S59211908A JP 58085115 A JP58085115 A JP 58085115A JP 8511583 A JP8511583 A JP 8511583A JP S59211908 A JPS59211908 A JP S59211908A
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- Japan
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- film
- oil
- ppp
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、ポリプロピレンフィルムを誘電体ノ一部もし
くは全部に採用した油入フィルムコンデンサC二係り、
特I:ポリプロピレンフィルムの内部楠造を改良したも
のに関する。
くは全部に採用した油入フィルムコンデンサC二係り、
特I:ポリプロピレンフィルムの内部楠造を改良したも
のに関する。
1発明の技術的背景]
近年、ポリプロピレンフィルム(以下PPPと記す)は
、電力用油浸コンデンサ6二幅広く採用されており、例
えば、コンデンサ用クラフト絶縁紙(以下KPと記す)
とPPPを組合せた松合銹電体とするいわゆるフィルム
型コンデンサやPPPのみを誘電体とするオールフィル
ム(以下APと記す)型コンデンサが製造されている。
、電力用油浸コンデンサ6二幅広く採用されており、例
えば、コンデンサ用クラフト絶縁紙(以下KPと記す)
とPPPを組合せた松合銹電体とするいわゆるフィルム
型コンデンサやPPPのみを誘電体とするオールフィル
ム(以下APと記す)型コンデンサが製造されている。
最近では、hw7コンデンサが、電力用コンデンサの主
流となりつつある。これは、一つはPPPの改良(二よ
り、より信頼性の高い電気的gユ優れた二軸延伸PPF
が得られるようになってきたからで、初期のAP型コン
デンサS二比較して約20多以上も高い運転電位傾度を
とることが可能になってきfc、ためである。こうした
高電位傾度設計の指向は最近特i二顕著であり、それに
対応したPPPの内部構造を物性的観点から明らかにし
てより高い電位傾度で且つ信頼性の高いPPPの開発が
強く望まれるようになってきた。
流となりつつある。これは、一つはPPPの改良(二よ
り、より信頼性の高い電気的gユ優れた二軸延伸PPF
が得られるようになってきたからで、初期のAP型コン
デンサS二比較して約20多以上も高い運転電位傾度を
とることが可能になってきfc、ためである。こうした
高電位傾度設計の指向は最近特i二顕著であり、それに
対応したPPPの内部構造を物性的観点から明らかにし
てより高い電位傾度で且つ信頼性の高いPPPの開発が
強く望まれるようになってきた。
[背景技術の問題点]
しかしながら、従来の方法等によるPPBoの改良(例
えば、微量不純物の単なる低減や安定剤等の添加など)
では、絶縁破#強度、信軸性寿命を向上させることが今
日のPPPの製造技術上極めて困難な状態にあると言わ
ざるを得ない。それ故粗面化PPPの物性論的観点1例
えばフィルムの内部構造、微細構造の解明といった高度
な基礎研究に基づく絶縁破壊強度、信頼性寿命の改良を
行うことが益々重要視されてきている。
えば、微量不純物の単なる低減や安定剤等の添加など)
では、絶縁破#強度、信軸性寿命を向上させることが今
日のPPPの製造技術上極めて困難な状態にあると言わ
ざるを得ない。それ故粗面化PPPの物性論的観点1例
えばフィルムの内部構造、微細構造の解明といった高度
な基礎研究に基づく絶縁破壊強度、信頼性寿命の改良を
行うことが益々重要視されてきている。
周知のよう6二、ポリプロピレンは結晶性高分子であり
巨視的C二は結晶部と無定形部とから成り立つている。
巨視的C二は結晶部と無定形部とから成り立つている。
未延伸ポリプロピレンでは、一般にその結晶部の絶縁破
壊電圧は高く、無定形部のそれは低いと首われている。
壊電圧は高く、無定形部のそれは低いと首われている。
しかしながら、電力用二軸延伸PPP (以下N0−P
PPと記す)でFi、性との関係Cついては不明な点が
多い。従って、前述した絶縁破壊強度、信頼性寿命の改
良を行うためC二、これらBO−PPPの内部構造を明
かにすることが今後の電力用コンデンサ誘電体の改良の
事要な課題であると百える。
PPと記す)でFi、性との関係Cついては不明な点が
多い。従って、前述した絶縁破壊強度、信頼性寿命の改
良を行うためC二、これらBO−PPPの内部構造を明
かにすることが今後の電力用コンデンサ誘電体の改良の
事要な課題であると百える。
[発明の目的]
本発明の目的は、上述の点をI!;慮してなされたもの
で、BO−PPPの結晶化度、結晶サイズおよび結晶部
と無定形部の結合状態勢のフィルム内部構造を明らかl
二し、これら物性とBO−PPP’の絶縁破壊強度およ
び信頼性を向上させ、油入フィルムコンデンサの電気特
性、(iN性寿命を大巾に向上させること6二ある。
で、BO−PPPの結晶化度、結晶サイズおよび結晶部
と無定形部の結合状態勢のフィルム内部構造を明らかl
二し、これら物性とBO−PPP’の絶縁破壊強度およ
び信頼性を向上させ、油入フィルムコンデンサの電気特
性、(iN性寿命を大巾に向上させること6二ある。
[発明の概要]
本発明の油入フィルムコンデンサー二おいては、結晶化
度が60 %〜80%の範囲で且つ結晶部を構成する各
微小結晶粒の大きさが9o″jL〜13oXの内部構造
をもつ二軸延伸PPフィルムを用いたことを特徴とする
。
度が60 %〜80%の範囲で且つ結晶部を構成する各
微小結晶粒の大きさが9o″jL〜13oXの内部構造
をもつ二軸延伸PPフィルムを用いたことを特徴とする
。
[発明の実施例]
以下本発明の一実施例を説明する。
PPFO製膜法としてti、大別して、インフレーショ
ン法とテンター法があり、前者は同時二軸延伸、後者は
遂時二軸延伸≦二よってBO−PPPを製膜する。これ
ら両方法によるBO−PPPは、若干の物性的な差はあ
るが概略的に見たフィルム内部構造等による顕著な差は
ない。本発明の実施例においては、これら両製法による
BO−PりF、を用いて各種実験検討した結果を用いて
詳述する。
ン法とテンター法があり、前者は同時二軸延伸、後者は
遂時二軸延伸≦二よってBO−PPPを製膜する。これ
ら両方法によるBO−PPPは、若干の物性的な差はあ
るが概略的に見たフィルム内部構造等による顕著な差は
ない。本発明の実施例においては、これら両製法による
BO−PりF、を用いて各種実験検討した結果を用いて
詳述する。
(実施例1)
・ 第1図は、各棟の条件で製膜されたBO−PPPの
結晶化度と、その直流破壊電圧(以下DC−BDVと記
す)の関係を示す曲線図である。BO−PPPの結晶化
度は、JIB K−7112に定められfC23℃(二
おける密度を測定し、ポリプロピレンの結晶部の密度ρ
Cを0.936 ?/etA 、 無定形部の密渡ρ8
を0、856として次式より求めた。
結晶化度と、その直流破壊電圧(以下DC−BDVと記
す)の関係を示す曲線図である。BO−PPPの結晶化
度は、JIB K−7112に定められfC23℃(二
おける密度を測定し、ポリプロピレンの結晶部の密度ρ
Cを0.936 ?/etA 、 無定形部の密渡ρ8
を0、856として次式より求めた。
ここでρは、BO−PPPの23℃における密度である
。
。
DC−BDVi、JIB C−23201m定める方法
により求めた。
により求めた。
第1図1=示す如く、結晶化度とDC−HDVの関係に
おいては、ある最適値が存在することがわかる。電力用
コンデンサI:使用されるBO−P P Pとしては、
その性能上第1図C二〇印で示すDC−BDVの平均値
として500V/μm以上が望ましいと考えられるので
、結晶化度としては、約60%以上80係以下の範囲S
lであることが必要である。
おいては、ある最適値が存在することがわかる。電力用
コンデンサI:使用されるBO−P P Pとしては、
その性能上第1図C二〇印で示すDC−BDVの平均値
として500V/μm以上が望ましいと考えられるので
、結晶化度としては、約60%以上80係以下の範囲S
lであることが必要である。
望ましくは、およそ65チ以上75 qE以下である。
結晶化度は、BO−PPFO製膜技術およびポリプロピ
レンの物性的性質がら、アイソタクチック度90%以上
のポリプロピレンを用いて二紬延伸PPPを製膜する場
合、一般には結晶化度が高くなるが、この結晶化度は製
膜プロセス(例えば温度、延伸率など)5二依存する。
レンの物性的性質がら、アイソタクチック度90%以上
のポリプロピレンを用いて二紬延伸PPPを製膜する場
合、一般には結晶化度が高くなるが、この結晶化度は製
膜プロセス(例えば温度、延伸率など)5二依存する。
結晶化度が低いと、無定形部が多くなり未延伸PPPと
同様C二して絶縁破壊性能が低くなることが本実施例に
よってBO−PPPについても確められた。結晶化度が
75チ以上のものは、BO−PPPの製造技術上の困難
もあるが、未延伸PPPで期待された傾向とは全く異な
る現象、即ち、DC−BDVが飽和する傾向となり、む
しろ破壊値の低いものが生ずることが認められた。この
現象は不良率、故障率を考えた場合電力用油入フィルム
コンデンサのイ8頼性を低下させるので好ましくない。
同様C二して絶縁破壊性能が低くなることが本実施例に
よってBO−PPPについても確められた。結晶化度が
75チ以上のものは、BO−PPPの製造技術上の困難
もあるが、未延伸PPPで期待された傾向とは全く異な
る現象、即ち、DC−BDVが飽和する傾向となり、む
しろ破壊値の低いものが生ずることが認められた。この
現象は不良率、故障率を考えた場合電力用油入フィルム
コンデンサのイ8頼性を低下させるので好ましくない。
これらの関係は、第1図の平均値(○印)、最大値(縦
線の上限)、最小値(縦線の下限)に明瞭に示されてい
る。
線の上限)、最小値(縦線の下限)に明瞭に示されてい
る。
従って、二軸延伸ポリプロピレンフイ゛ルムの結晶化度
を60係以上80%以下C二することによって、絶縁破
壊電圧の極めて高いBO−PPPを得ることができ、さ
らにとのBO−PPPを用いることによって、絶縁耐力
を高くて、且つ信頼性の畠い電力用油入コンデンサを製
造することが可能となるO (実施例2) 前述の実施例1における結晶化度は、BO−PPPの内
部構造をどちらかと言えば巨視的に見たものである。即
ち、同じ結晶化度−二おいても、結晶部を構成する各微
小結晶粒の大きいものを少なく存在させる場合と各微小
結晶粒の小さいものを多く存在させる場合とがある。
を60係以上80%以下C二することによって、絶縁破
壊電圧の極めて高いBO−PPPを得ることができ、さ
らにとのBO−PPPを用いることによって、絶縁耐力
を高くて、且つ信頼性の畠い電力用油入コンデンサを製
造することが可能となるO (実施例2) 前述の実施例1における結晶化度は、BO−PPPの内
部構造をどちらかと言えば巨視的に見たものである。即
ち、同じ結晶化度−二おいても、結晶部を構成する各微
小結晶粒の大きいものを少なく存在させる場合と各微小
結晶粒の小さいものを多く存在させる場合とがある。
本発明省らは、こtlらの相関をDC−BDVと対応付
けるためC二、結晶化度60−〜80%のBO−PPP
について結晶粒の大きさを柚々変化させて実験検討した
結果、第2図に示す関係を得た。
けるためC二、結晶化度60−〜80%のBO−PPP
について結晶粒の大きさを柚々変化させて実験検討した
結果、第2図に示す関係を得た。
ここに、微小結晶粒の大きさく以下、結晶サイズと百9
)tよ、KCuaをX線源とした広角X線回折ディフラ
クトメータによって、角度2θ;17°に得られる結晶
面(040)面を示すピークの半値巾から、以下の式(
Bragの式)によって求められる。
)tよ、KCuaをX線源とした広角X線回折ディフラ
クトメータによって、角度2θ;17°に得られる結晶
面(040)面を示すピークの半値巾から、以下の式(
Bragの式)によって求められる。
λ:X線源の波長1.5405X (X=10鋼)B
: (040)面ビークの半値巾 (ラジアン) θ: (040)面ビークとなる回折角度2θの半分 第2図に示した如く、結晶サイズ801〜140Xの範
囲8g+二あるものが500 V/μm以上の DC−
BDVを与えることが明らかになった。この中でも、平
均値(○印)、最小値(縦線の下限)の高いものが電力
用油入フィルムコンデンサに適することは、実施例1で
説明し7?+考えと同様であり、望ましくは90A以上
、 130A以下の範囲にある結晶サイズを有するB
O−PPPが電力用油入フイルムコンテンサとして最適
である。
: (040)面ビークの半値巾 (ラジアン) θ: (040)面ビークとなる回折角度2θの半分 第2図に示した如く、結晶サイズ801〜140Xの範
囲8g+二あるものが500 V/μm以上の DC−
BDVを与えることが明らかになった。この中でも、平
均値(○印)、最小値(縦線の下限)の高いものが電力
用油入フィルムコンデンサに適することは、実施例1で
説明し7?+考えと同様であり、望ましくは90A以上
、 130A以下の範囲にある結晶サイズを有するB
O−PPPが電力用油入フイルムコンテンサとして最適
である。
従って、結晶サイズ90X以上140A以下のBO−P
PPを用いれば、絶縁耐力の高い、信頼性の良い′解方
用油入フィルムコンデンサを製造することが可能である
。
PPを用いれば、絶縁耐力の高い、信頼性の良い′解方
用油入フィルムコンデンサを製造することが可能である
。
(実施例3)
以上の実施例1.2から、結晶化度、結晶サイズがある
特定範囲5二あるBO−PPPを用いて電力用油入フィ
ルムコンデンサを製作し直流破壊電圧を測定した。
特定範囲5二あるBO−PPPを用いて電力用油入フィ
ルムコンデンサを製作し直流破壊電圧を測定した。
即ち、第3図1−示すように、誘電体1、電極2゜3猶
成からなる静電容量的0.3μFのAP型モデルコンデ
ンサを用い、BO−PPPの動床を調べた。
成からなる静電容量的0.3μFのAP型モデルコンデ
ンサを用い、BO−PPPの動床を調べた。
含浸した絶縁油は、合成絶縁油ジアリールエタン(PX
B HJ I8 C−23205種油)である。ここ
で、本発明で用いるBO−PPF lとしてFi、現在
広く用いられている粗面化タイプとし、結晶化度が60
チ〜80チの範囲6二あるもので、その結晶サイズが8
0X〜150X範囲C二あるものを約101’m用意し
、各20台のモデルコンデンサを試作した。これらモデ
ルコンデンサの初期および、80℃x 70 KV/w
X 30日間加速試#A稜の直流破壊電圧を測定し、平
均値。
B HJ I8 C−23205種油)である。ここ
で、本発明で用いるBO−PPF lとしてFi、現在
広く用いられている粗面化タイプとし、結晶化度が60
チ〜80チの範囲6二あるもので、その結晶サイズが8
0X〜150X範囲C二あるものを約101’m用意し
、各20台のモデルコンデンサを試作した。これらモデ
ルコンデンサの初期および、80℃x 70 KV/w
X 30日間加速試#A稜の直流破壊電圧を測定し、平
均値。
最大値、最小値を求めた。
第4図は、上述の各モデルコンデンサによる結晶サイズ
とDC−BDVの関係を示す曲線図である。初期のDC
−BDVは、第4図曲線AI−示す如く、結晶サイズ9
0X〜140XのBO−PPPを用いたものでは、平均
値(○印)、最小値(縦線の下限)が高い値を示し、本
発明で用いたBO−P l) Pが優れた効果を発揮し
ていることがわかる。
とDC−BDVの関係を示す曲線図である。初期のDC
−BDVは、第4図曲線AI−示す如く、結晶サイズ9
0X〜140XのBO−PPPを用いたものでは、平均
値(○印)、最小値(縦線の下限)が高い値を示し、本
発明で用いたBO−P l) Pが優れた効果を発揮し
ていることがわかる。
次に、加速試験後においては、編4図曲線B己示す如く
、結晶サイズが130Aを越えるBO−PPPを用いた
ものでは、DC−BDVの低下が著しく々る傾向5二あ
る。この現象は電力用コンデンサの信頼性上好ましくな
い。即ち、初期の特性が良くても、結晶サイズが130
人を越えたBO−PPPを使用した場合絶縁性能の低下
をきたし、ひいては信頼性の低下、絶縁破壊事故の重大
要因となる。
、結晶サイズが130Aを越えるBO−PPPを用いた
ものでは、DC−BDVの低下が著しく々る傾向5二あ
る。この現象は電力用コンデンサの信頼性上好ましくな
い。即ち、初期の特性が良くても、結晶サイズが130
人を越えたBO−PPPを使用した場合絶縁性能の低下
をきたし、ひいては信頼性の低下、絶縁破壊事故の重大
要因となる。
以上の実施例2.3から、結晶サイズは90A〜130
Aの範囲にあるものが電力用油入フィルムコンデンサI
:用いるBO−PPPとして望ましい0、本発明者らは
、このようなりC−BDVの低下現象について、示差走
査熱分析(D8C)、熱機械分析(TMA)、X線回折
解析および、二軸延伸法の製膜原理等について史i二詳
細C二検討した結果、以下に詳述する結果を得た。
Aの範囲にあるものが電力用油入フィルムコンデンサI
:用いるBO−PPPとして望ましい0、本発明者らは
、このようなりC−BDVの低下現象について、示差走
査熱分析(D8C)、熱機械分析(TMA)、X線回折
解析および、二軸延伸法の製膜原理等について史i二詳
細C二検討した結果、以下に詳述する結果を得た。
即ち、BO−PPPを構成する結晶8]≦と無定形部の
結合状態が油浸BO−PPPの絶縁破壊性能。
結合状態が油浸BO−PPPの絶縁破壊性能。
特C二寿命性能Cユ大きな影響を与えることを解明した
。BO−PPP’においては、結晶部(結晶粒)と無定
形部が混在し、それぞれが分子で結合されているが、こ
の結合が網目状l−結合されている場合番−1上述の優
れた寿命性能を有することを見い出した。
。BO−PPP’においては、結晶部(結晶粒)と無定
形部が混在し、それぞれが分子で結合されているが、こ
の結合が網目状l−結合されている場合番−1上述の優
れた寿命性能を有することを見い出した。
インフレーション法によってjR膜されたBO−PPP
では、その同時二軸延伸といりプロセスから、網目状
結合を容易に作り易い傾向にあり、テンター法では、や
や難しい傾向にある。しかしながら、両製膜法によるB
O−P P Pは、二軸延伸C二よって無定形部にあ
る程度の規則性、配向性をもたせ、且つ結晶部と網目状
構成結合を作ることができることは上述したポリマー物
性解析結果より明かである。望ましくは、フィルムの縦
積両方向の延伸倍率を同程度にし、ある所定温度で光分
な熱処理(冷却、加熱、除伶などを含む)を行うことに
より、前述の結晶部と無定形部を網目状C−強く結合さ
せることができる。
では、その同時二軸延伸といりプロセスから、網目状
結合を容易に作り易い傾向にあり、テンター法では、や
や難しい傾向にある。しかしながら、両製膜法によるB
O−P P Pは、二軸延伸C二よって無定形部にあ
る程度の規則性、配向性をもたせ、且つ結晶部と網目状
構成結合を作ることができることは上述したポリマー物
性解析結果より明かである。望ましくは、フィルムの縦
積両方向の延伸倍率を同程度にし、ある所定温度で光分
な熱処理(冷却、加熱、除伶などを含む)を行うことに
より、前述の結晶部と無定形部を網目状C−強く結合さ
せることができる。
なお、本発明で用いるBO−PPPの内部構造。
微細構造という二軸延伸ポリプロピレンフィルムの本質
的物性を改良したものであるので、粗面化BO−PPP
、非粗面化BO−PPPのいずれか5二限定されるべき
ものではない。
的物性を改良したものであるので、粗面化BO−PPP
、非粗面化BO−PPPのいずれか5二限定されるべき
ものではない。
また、油入フィルムコンデンサの誘電体および5 電、
極構成、さらC二は含浸する絶縁油の種類5二依存する
ものではない。絶縁油の種類によっては、油入フィルム
コンデンサの電気的性能に微かな差が生ずることは周知
のことである。
極構成、さらC二は含浸する絶縁油の種類5二依存する
ものではない。絶縁油の種類によっては、油入フィルム
コンデンサの電気的性能に微かな差が生ずることは周知
のことである。
[発明の効果]
以上の実施例C二よって詳述した如く、本発明に結晶化
度60チ以上80%以下で1つ結合部を構成二軸延伸ボ
リプロビレンフ1ルムを用いたので、信頼性寿命の極め
て優れた電力用油入フィルムコンデンサを提供すること
ができる0
度60チ以上80%以下で1つ結合部を構成二軸延伸ボ
リプロビレンフ1ルムを用いたので、信頼性寿命の極め
て優れた電力用油入フィルムコンデンサを提供すること
ができる0
第1図は二軸延伸ポリプロピレンフィルムの結晶化度と
直流破壊電圧の関係を示す曲線図、第2図は二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムの結晶粒の大きさくサイズ)と直
流破壊電圧の関係を示す曲線図、第3図は本発明C:よ
る油入フィルムコンデンサの誘電体、電極構成の一例を
示す断面図、第4図は本発明C二よる油入フィルムコン
デンサの直流破壊電圧と二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムの結晶粒の大きさくサイズ)との関係を初期と加速試
験後I:ついて示した曲線図である。 1・・・二軸延伸ポリプロピレンフィルム2.3・・・
[極 A・・・初期の直流破壊電圧の平均値曲線B・・・加速
試験後の直流破壊電圧の平均値曲線代理人 弁理士 則
近 憲 佑(ほか1名)第1図 第2図 く し 田6.。 愉 蔓 1 樫 11 禦 −け57 T 1 i 第3図 第4図
直流破壊電圧の関係を示す曲線図、第2図は二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムの結晶粒の大きさくサイズ)と直
流破壊電圧の関係を示す曲線図、第3図は本発明C:よ
る油入フィルムコンデンサの誘電体、電極構成の一例を
示す断面図、第4図は本発明C二よる油入フィルムコン
デンサの直流破壊電圧と二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムの結晶粒の大きさくサイズ)との関係を初期と加速試
験後I:ついて示した曲線図である。 1・・・二軸延伸ポリプロピレンフィルム2.3・・・
[極 A・・・初期の直流破壊電圧の平均値曲線B・・・加速
試験後の直流破壊電圧の平均値曲線代理人 弁理士 則
近 憲 佑(ほか1名)第1図 第2図 く し 田6.。 愉 蔓 1 樫 11 禦 −け57 T 1 i 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)結晶化度が60チ以上80%以下で、且つ結晶部
を構成する結晶粒の大きさが901以上1301以下で
める二軸延伸ポリプロピレンフィルムを使用したことを
特徴とする油入フィルムコンデンサ。 (2)二軸延伸ポリプロピレンフィルムがインフレーシ
ョン法によってM膜されたことを特徴と[。 ′fC1f!j許趙求の範囲第(1)項記載の油入フィ
ルムコンデンサ。 (81二軸延伸ポリプロピレンフィルムがテンター法g
−よって製膜されたことを特徴とする特許向・求の範囲
第(1)項記載の油入フィルムコンデンサ。 (4)二軸延伸ポリプロピレンフィルムの結晶部と無定
形部が網目状結合を有することを特徴とする特許請求の
範囲第(1)項記載の油入フィルムコンデンサ。 (6) 二軸延伸ポリプルピレンフィルムの少なくと
も一方の表面が相部化されたことを特徴とする特許請求
の範囲第(1)項記載乃至紀(4)項のいずれかに記載
の油入フィルムコンデンザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58085115A JPS59211908A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 油入フイルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58085115A JPS59211908A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 油入フイルムコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59211908A true JPS59211908A (ja) | 1984-11-30 |
JPS6360483B2 JPS6360483B2 (ja) | 1988-11-24 |
Family
ID=13849625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58085115A Granted JPS59211908A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 油入フイルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59211908A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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