JPS5823732B2 - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5823732B2 JPS5823732B2 JP50124999A JP12499975A JPS5823732B2 JP S5823732 B2 JPS5823732 B2 JP S5823732B2 JP 50124999 A JP50124999 A JP 50124999A JP 12499975 A JP12499975 A JP 12499975A JP S5823732 B2 JPS5823732 B2 JP S5823732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- metal coating
- capacitor
- crack
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/30—Stacked capacitors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/002—Details
- H01G4/005—Electrodes
- H01G4/015—Special provisions for self-healing
Description
【発明の詳細な説明】
本発明に、故障に際して自己回復するコンデンサの特に
電極構造に関する。
電極構造に関する。
プラスチックフィルムまたは絶線紙の片面あるいは両面
に真空蒸着法等で形成された金属被膜層によって電極が
構成されているコンデンサは、通。
に真空蒸着法等で形成された金属被膜層によって電極が
構成されているコンデンサは、通。
常金属被膜層の厚さを制御することで、故障に際しての
自己回復性を得ている。
自己回復性を得ている。
この金属被膜層の厚さに、自己回復性を良くするために
は薄くした方が良く、端面電極との良好な接触や、電極
端部での耐部分放電性を向上させるためには厚くした方
が良いという、相反する要因をもつ。
は薄くした方が良く、端面電極との良好な接触や、電極
端部での耐部分放電性を向上させるためには厚くした方
が良いという、相反する要因をもつ。
従来より、金属被膜層の厚さを端部だけ厚くすることが
考えられているが、複雑な蒸着操作を必要とするため、
作業性が悪くなるという欠点があり、一般のコンデンサ
には普及していない。
考えられているが、複雑な蒸着操作を必要とするため、
作業性が悪くなるという欠点があり、一般のコンデンサ
には普及していない。
またラッカー膜のみを誘電体として用いるコンデンサに
おいては、その製造工程で発生するマイクロクラック（
微小破口）構造により、すぐれた自己回復性を示すこと
も知られているが、一般のコンデンサに応用できる技術
でにない。
おいては、その製造工程で発生するマイクロクラック（
微小破口）構造により、すぐれた自己回復性を示すこと
も知られているが、一般のコンデンサに応用できる技術
でにない。
本発明の目的は、端面電極との良好な接触や、電極端部
における耐部分放電性と、自己回復性とを同時に満足す
るコンデンサを、より簡便に提供することにある。
における耐部分放電性と、自己回復性とを同時に満足す
るコンデンサを、より簡便に提供することにある。
以下に本発明によるコンデンサの電極構造を添附の図面
に従って説明する。
に従って説明する。
第１図において、本発明の電極構造に、プラスチックフ
ィルムまたは絶縁紙１の上に設けられた金属被膜層２が
、端面電極３の方向に対して直角方向に微細な割れ４を
有することを特徴とする。
ィルムまたは絶縁紙１の上に設けられた金属被膜層２が
、端面電極３の方向に対して直角方向に微細な割れ４を
有することを特徴とする。
なお、図において、端面電極の一つは省略している。
この割れ４が金属被膜層２の全幅にわたる場合には、微
小容量のコンデンサが多数並列に接続される形となり、
故障に際しては、このうちの１ケのコンデンサだけが故
障するにとどまるため、全体のコンデンサに与える影響
は非常に小さいものとなる。
小容量のコンデンサが多数並列に接続される形となり、
故障に際しては、このうちの１ケのコンデンサだけが故
障するにとどまるため、全体のコンデンサに与える影響
は非常に小さいものとなる。
割れ４が金属被膜層２の全幅にわたらない場合でも、割
れ４と直交する方向に流れる電流に制限され、故障に際
して広い範囲から電流が故障点に流れ入る現象を避ける
ことができる。
れ４と直交する方向に流れる電流に制限され、故障に際
して広い範囲から電流が故障点に流れ入る現象を避ける
ことができる。
端面電極３の方向に対して直角方向の割れ４ば、端面電
極３から金属被膜層２へ向かって流出入する電流に対し
て、はとんど何らの影響も与えない。
極３から金属被膜層２へ向かって流出入する電流に対し
て、はとんど何らの影響も与えない。
このため通常の課電時には、この割れ４の有無はコンデ
ンサの特性に差異をあられさない。
ンサの特性に差異をあられさない。
金属被膜層２にこのような微細な割れ４を生じさせるこ
とは、下記のようにして実現できる。
とは、下記のようにして実現できる。
すなわち、プラスチックフィルムの場合、プラスチック
フィルム上に真空蒸着法等で金属被膜層を設けた後、こ
のプラスチックフィルムに、延伸可能な温度で一軸延伸
操作を行なう。
フィルム上に真空蒸着法等で金属被膜層を設けた後、こ
のプラスチックフィルムに、延伸可能な温度で一軸延伸
操作を行なう。
この場合に割れと割れとの間隔は、用いるプラスチック
フィルムと金属被膜層との付着強度、金属被膜層の厚さ
、延伸時の温度によって制御が可能である。
フィルムと金属被膜層との付着強度、金属被膜層の厚さ
、延伸時の温度によって制御が可能である。
割れ自身の幅は、割れと割れとの間隔の細かさに応じて
延伸倍率を変えることで制御できる。
延伸倍率を変えることで制御できる。
このようにして金属被膜層に割れを生じさせた金属化プ
ラスチックフィルムを場合によっては熱固定し、あとに
通常のフィルムコンデンサと同様の方法でコンデンサと
することができる。
ラスチックフィルムを場合によっては熱固定し、あとに
通常のフィルムコンデンサと同様の方法でコンデンサと
することができる。
第２図に金属被膜層の微細な割れの一例を写真により示
す。
す。
これは厚さ９μｍのポリプロピレンフィルムにアルミニ
ウムを真空蒸着により、蒸着膜抵抗が１Ωメゾとなる厚
さに金属被膜層を設けた後、１３０℃で延伸したもので
ある。
ウムを真空蒸着により、蒸着膜抵抗が１Ωメゾとなる厚
さに金属被膜層を設けた後、１３０℃で延伸したもので
ある。
割れの状態をはつきりさせるために少し過剰に延伸して
いるが、実際のコンデンサとする場合には１割れの幅は
より小さくて良い。
いるが、実際のコンデンサとする場合には１割れの幅は
より小さくて良い。
通常、フィルムコンデンサの自己回復は、故障の際、故
障点に流れ込む電流が故障点の囲りの金属被膜層を蒸発
させることにより、後続の電流が流れ込むことを防ぐこ
とである。
障点に流れ込む電流が故障点の囲りの金属被膜層を蒸発
させることにより、後続の電流が流れ込むことを防ぐこ
とである。
本発明によるコンデンサでに、端面電極と直角方向の割
れが、この割れに直交して流れようとする電流を遮断し
、電流路を狭くするから、故障時の電流にこの狭い電流
路を流れてこれをいち早く蒸発させる。
れが、この割れに直交して流れようとする電流を遮断し
、電流路を狭くするから、故障時の電流にこの狭い電流
路を流れてこれをいち早く蒸発させる。
また端面電極と金属被膜層との間の接触も故障電流によ
って開放される。
って開放される。
このようにして、故障点に割れで囲まれた細長い形状の
金属被膜層と共に電気的に開放される。
金属被膜層と共に電気的に開放される。
以上のような本発明によるコンデンサに、金属被膜層の
厚さに大きく依存することなく自己回復性を有し、この
独特の自己回復作用のために、金属被膜層が薄い場合に
は故障点の周囲が必要以上に蒸発飛散することが防止さ
れ、金属被膜層が厚い場合にも良好な自己回復性が得ら
れるものである。
厚さに大きく依存することなく自己回復性を有し、この
独特の自己回復作用のために、金属被膜層が薄い場合に
は故障点の周囲が必要以上に蒸発飛散することが防止さ
れ、金属被膜層が厚い場合にも良好な自己回復性が得ら
れるものである。
第１図は本発明によるコンデンサの一実施例の斜視図、
第２図は同コンデンサにおける金属被膜層の微細な割れ
の一例を示す写真である。 １・・・・・・プラスチックフィルムまたは絶縁紙、２
・・・・・・金属被膜層、３・・・・・・端面電極、４
・・・・・・・・・割れ。
第２図は同コンデンサにおける金属被膜層の微細な割れ
の一例を示す写真である。 １・・・・・・プラスチックフィルムまたは絶縁紙、２
・・・・・・金属被膜層、３・・・・・・端面電極、４
・・・・・・・・・割れ。
Claims (1)
- １ プラスチックフィルムまたは絶縁紙の片面または両
面に設けた金属被膜層に端面電極の方向と直角方向に走
る微細な割れを形成し、端面電極を形成したことを特徴
とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50124999A JPS5823732B2 (ja) | 1975-10-16 | 1975-10-16 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50124999A JPS5823732B2 (ja) | 1975-10-16 | 1975-10-16 | コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5249447A JPS5249447A (en) | 1977-04-20 |
| JPS5823732B2 true JPS5823732B2 (ja) | 1983-05-17 |
Family
ID=14899370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50124999A Expired JPS5823732B2 (ja) | 1975-10-16 | 1975-10-16 | コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5823732B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57114219A (en) * | 1981-01-07 | 1982-07-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Metallized film capacitor |
| JPS57133616A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Metallized film capacitor |
| JPS60144227U (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-25 | 日立コンデンサ株式会社 | プラスチツクフイルムコンデンサ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3614561A (en) * | 1968-06-25 | 1971-10-19 | Siemens Ag | Electrical condenser |
-
1975
- 1975-10-16 JP JP50124999A patent/JPS5823732B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3614561A (en) * | 1968-06-25 | 1971-10-19 | Siemens Ag | Electrical condenser |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5249447A (en) | 1977-04-20 |
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