JPH1167580A - 金属化フィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents
金属化フィルムコンデンサの製造方法Info
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- JPH1167580A JPH1167580A JP9224772A JP22477297A JPH1167580A JP H1167580 A JPH1167580 A JP H1167580A JP 9224772 A JP9224772 A JP 9224772A JP 22477297 A JP22477297 A JP 22477297A JP H1167580 A JPH1167580 A JP H1167580A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/32—Wound capacitors
-
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- H01G4/002—Details
- H01G4/018—Dielectrics
- H01G4/06—Solid dielectrics
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Landscapes
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高温使用におけるtanδの上昇
がなく、静電容量の変化が小さい耐熱性ポリプロピレン
金属化フィルムコンデンサを得ることを課題とする。 【解決手段】 逐次二軸延伸法により製造されたフィル
ムで、120℃における熱収縮率が、巻取の流れ方向で
2.0%以下、幅方向で0.5%以下であり、かつ、フ
ィルムの流れ方向の5%伸応力が49MPa以上の二軸
延伸ポリプロピレンフィルムを用い、該フィルムの少な
くとも片面に金属蒸着を施した金属化フィルムを巻回し
た素子を熱プレスするコンデンサの製造方法であって、
該熱プレスは真空中で行い、かつ、0.3℃/分〜1℃
/分の速度範囲で常温から120℃〜130℃まで昇温
し、その温度で2時間以上行うことを特徴とする、金属
化フィルムコンデンサの製造方法。
がなく、静電容量の変化が小さい耐熱性ポリプロピレン
金属化フィルムコンデンサを得ることを課題とする。 【解決手段】 逐次二軸延伸法により製造されたフィル
ムで、120℃における熱収縮率が、巻取の流れ方向で
2.0%以下、幅方向で0.5%以下であり、かつ、フ
ィルムの流れ方向の5%伸応力が49MPa以上の二軸
延伸ポリプロピレンフィルムを用い、該フィルムの少な
くとも片面に金属蒸着を施した金属化フィルムを巻回し
た素子を熱プレスするコンデンサの製造方法であって、
該熱プレスは真空中で行い、かつ、0.3℃/分〜1℃
/分の速度範囲で常温から120℃〜130℃まで昇温
し、その温度で2時間以上行うことを特徴とする、金属
化フィルムコンデンサの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器および電気
機器に用いられる金属化フィルムコンデンサの耐熱性向
上に関するもので、特に二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムを使用したコンデンサに関する。
機器に用いられる金属化フィルムコンデンサの耐熱性向
上に関するもので、特に二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムを使用したコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンフイルムは、優れた電気
特性を活かしてコンデンサ用途に使用されている。コン
デンサはポリプロピレンからなる誘電体フイルムの少な
くとも片面に、アルミニウム、亜鉛、またはアルミニウ
ムと亜鉛の合金からなる蒸着電極を形成した金属化ポリ
プロピレンフィルムを用い、素子巻機にて巻回し、丸形
あるいは扁平形(積層形を含む)用の素子を作成する。
特性を活かしてコンデンサ用途に使用されている。コン
デンサはポリプロピレンからなる誘電体フイルムの少な
くとも片面に、アルミニウム、亜鉛、またはアルミニウ
ムと亜鉛の合金からなる蒸着電極を形成した金属化ポリ
プロピレンフィルムを用い、素子巻機にて巻回し、丸形
あるいは扁平形(積層形を含む)用の素子を作成する。
【0003】このうち、扁平形は素子を扁平に潰した
後、90℃から110℃に加熱した熱プレス板に挟み、
3分から20分、加圧、加熱プレス処理する。次に、蒸
着電極に電気的接続を得るため亜鉛等の金属溶射からな
るメタリコン層を形成してコンデンサ素子となし、リー
ド線を溶接した後エポキシ樹脂を用いてモールド外装を
施し完成品としている。
後、90℃から110℃に加熱した熱プレス板に挟み、
3分から20分、加圧、加熱プレス処理する。次に、蒸
着電極に電気的接続を得るため亜鉛等の金属溶射からな
るメタリコン層を形成してコンデンサ素子となし、リー
ド線を溶接した後エポキシ樹脂を用いてモールド外装を
施し完成品としている。
【0004】近年、コンデンサの高温用途への要望が強
くなり、耐熱性が要求されている。特に蛍光燈などのよ
うに狭い場所でコンデンサを使用する場合、小型化とい
う観点から、扁平型のコンデンサを使用することが多い
が、熱源に近く、また、狭い場所に置かれるため、温度
が90℃以上、時には110℃、115℃といった耐熱
性も要求されるようになってきた。
くなり、耐熱性が要求されている。特に蛍光燈などのよ
うに狭い場所でコンデンサを使用する場合、小型化とい
う観点から、扁平型のコンデンサを使用することが多い
が、熱源に近く、また、狭い場所に置かれるため、温度
が90℃以上、時には110℃、115℃といった耐熱
性も要求されるようになってきた。
【0005】しかし、プレス成形された扁平コンデンサ
は、110℃、115℃の高温にさらされると、初期に
対して容量が減少するという不具合が生じる。これは、
誘電体であるポリプロピレンフイルムが、110℃、1
15℃の高温にさらされると、収縮し扁平に成形された
素子が丸形に戻ろうとする変形を起こし、巻回したフィ
ルムの各層間に隙間が生じて、電極間距離が大きくな
り、コンデンサの静電容量の減少につながるためであ
る。
は、110℃、115℃の高温にさらされると、初期に
対して容量が減少するという不具合が生じる。これは、
誘電体であるポリプロピレンフイルムが、110℃、1
15℃の高温にさらされると、収縮し扁平に成形された
素子が丸形に戻ろうとする変形を起こし、巻回したフィ
ルムの各層間に隙間が生じて、電極間距離が大きくな
り、コンデンサの静電容量の減少につながるためであ
る。
【0006】また、上記の戻ろうとする変形を押さえる
ために、あらかじめ110℃、115℃の高温でプレス
するという方法もあるが、この方法を使用すると、コン
デンサ素子の両端部付近で、フィルムが蒸着金属面を外
側にして反り返るという問題がある。この原因は、プレ
ス時の高温により、フィルムが大きく熱収縮するに際し
て、表面と裏面の収縮率の違いにより、フィルムが反る
ため、メタリコン部において、蒸着電極と溶射金属との
電気接続不良が起こるためと推定される。
ために、あらかじめ110℃、115℃の高温でプレス
するという方法もあるが、この方法を使用すると、コン
デンサ素子の両端部付近で、フィルムが蒸着金属面を外
側にして反り返るという問題がある。この原因は、プレ
ス時の高温により、フィルムが大きく熱収縮するに際し
て、表面と裏面の収縮率の違いにより、フィルムが反る
ため、メタリコン部において、蒸着電極と溶射金属との
電気接続不良が起こるためと推定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したポリプロピレ
ンの耐熱性の悪さを解決するため、特開平5−2177
99号、特開平8−294962号、などにはポリプロ
ピレンフィルムの物性自体を改良する提案がされている
が、これらの提案をもってしても、上記した欠点は完全
には解消せず、特に、高温(110℃以上)使用におけ
る充電・放電時のtanδの上昇と静電容量の変化の両
方を満足するものは得られていないのが現状である。
ンの耐熱性の悪さを解決するため、特開平5−2177
99号、特開平8−294962号、などにはポリプロ
ピレンフィルムの物性自体を改良する提案がされている
が、これらの提案をもってしても、上記した欠点は完全
には解消せず、特に、高温(110℃以上)使用におけ
る充電・放電時のtanδの上昇と静電容量の変化の両
方を満足するものは得られていないのが現状である。
【0008】本発明は、高温使用におけるtanδの上
昇がなく、静電容量の変化が小さい耐熱性ポリプロピレ
ン金属化フィルムコンデンサを得ることを課題とする。
昇がなく、静電容量の変化が小さい耐熱性ポリプロピレ
ン金属化フィルムコンデンサを得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成を採用する。即ち本発明は、
「逐次二軸延伸法により製造されたフィルムで、120
℃における熱収縮率が、巻取の流れ方向で2.0%以
下、幅方向で0.5%以下であり、かつ、流れ方向の
「応力−伸び」測定においてフィルムが5%伸びた時の
引張り応力が49MPa以上の二軸延伸ポリプロピレン
フィルムを用い、該フィルムの少なくとも片面に金属蒸
着を施した金属化フィルムを巻回した素子を熱プレスす
るコンデンサの製造方法であって、該熱プレスは真空中
で行い、かつ、0.3℃/分〜1℃/分の速度範囲で常
温から120℃〜130℃まで昇温し、その温度で2時
間以上行うことを特徴とする、金属化フィルムコンデン
サの製造方法」である。
決するため、以下の構成を採用する。即ち本発明は、
「逐次二軸延伸法により製造されたフィルムで、120
℃における熱収縮率が、巻取の流れ方向で2.0%以
下、幅方向で0.5%以下であり、かつ、流れ方向の
「応力−伸び」測定においてフィルムが5%伸びた時の
引張り応力が49MPa以上の二軸延伸ポリプロピレン
フィルムを用い、該フィルムの少なくとも片面に金属蒸
着を施した金属化フィルムを巻回した素子を熱プレスす
るコンデンサの製造方法であって、該熱プレスは真空中
で行い、かつ、0.3℃/分〜1℃/分の速度範囲で常
温から120℃〜130℃まで昇温し、その温度で2時
間以上行うことを特徴とする、金属化フィルムコンデン
サの製造方法」である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の対象とするポリプロピレ
ンフィルムとは、プロピレンの単独重合体、またはプロ
ピレンを主体とし、少量のオレフィンモノマーを共重合
した共重合体、もしくは、これらに少量のポリオレフィ
ンを混合したものであって、実質的にポリプロピレンの
性質を有する重合体である。
ンフィルムとは、プロピレンの単独重合体、またはプロ
ピレンを主体とし、少量のオレフィンモノマーを共重合
した共重合体、もしくは、これらに少量のポリオレフィ
ンを混合したものであって、実質的にポリプロピレンの
性質を有する重合体である。
【0011】逐次二軸延伸法とは、二軸延伸ポリプロピ
レンを製造する代表的な方法で、延伸機の走行方向(巻
き取りの流れ方向)に2〜6倍程度に一軸延伸し、続い
て、横方向(幅方向)に4〜9倍程度に延伸して薄いフ
ィルムを製造する方法である。
レンを製造する代表的な方法で、延伸機の走行方向(巻
き取りの流れ方向)に2〜6倍程度に一軸延伸し、続い
て、横方向(幅方向)に4〜9倍程度に延伸して薄いフ
ィルムを製造する方法である。
【0012】本発明に使用する二軸延伸ポリプロピレン
ムフィルムは、120℃における熱収縮率が、巻取の流
れ方向で2.0%以下、幅方向で0.5%以下である。
熱収縮率を上記のように小さな値とする必要性は、前記
したように、熱収縮率が高いと、扁平に成形された素子
が丸型に戻ろうとする傾向が強くなり、フィルム間に隙
間ができることを防止するためである。特に、本発明の
ような高温用の場合には、120℃における熱収縮率が
前記の範囲である必要がある。
ムフィルムは、120℃における熱収縮率が、巻取の流
れ方向で2.0%以下、幅方向で0.5%以下である。
熱収縮率を上記のように小さな値とする必要性は、前記
したように、熱収縮率が高いと、扁平に成形された素子
が丸型に戻ろうとする傾向が強くなり、フィルム間に隙
間ができることを防止するためである。特に、本発明の
ような高温用の場合には、120℃における熱収縮率が
前記の範囲である必要がある。
【0013】本発明に使用するポリプロピレンフィルム
は、流れ方向の「応力−伸び」測定において、フィルム
が5%伸びた時の引張り応力が49MPa以上である。
以下、本発明では、この引張り応力を「F−5値」と称
する。「F−5値」を上記の値にすることにより、フィ
ルムの熱による変形・流動を防止るすことができる。ま
た、上記の引張り強度とするためには、フィルムの結晶
化が進んでいる必要があり、概ね、結晶化度が54%以
上とすることが好ましい。ここで言う結晶化度とは、フ
ィルムの屈折率から求めた値である。
は、流れ方向の「応力−伸び」測定において、フィルム
が5%伸びた時の引張り応力が49MPa以上である。
以下、本発明では、この引張り応力を「F−5値」と称
する。「F−5値」を上記の値にすることにより、フィ
ルムの熱による変形・流動を防止るすことができる。ま
た、上記の引張り強度とするためには、フィルムの結晶
化が進んでいる必要があり、概ね、結晶化度が54%以
上とすることが好ましい。ここで言う結晶化度とは、フ
ィルムの屈折率から求めた値である。
【0014】本発明では熱プレスに先立って、あらかじ
め常温下のプレスにより、丸型素子を潰して扁平型にし
ておくことが普通の方法である。本発明の熱プレスは、
密閉して真空にできる容器であり、かつ、容器内部を加
熱して、コンデンサ素子を加熱できる装置を用いて行
う。この容器を以下では単に、真空室と呼ぶ。真空室に
は、また、コンデンサ素子をプレスする装置が内部に存
在する。
め常温下のプレスにより、丸型素子を潰して扁平型にし
ておくことが普通の方法である。本発明の熱プレスは、
密閉して真空にできる容器であり、かつ、容器内部を加
熱して、コンデンサ素子を加熱できる装置を用いて行
う。この容器を以下では単に、真空室と呼ぶ。真空室に
は、また、コンデンサ素子をプレスする装置が内部に存
在する。
【0015】本発明では、素子をプレスした状態で真空
に引くか、または、真空に引いてからプレスしてもどち
らでも良い。プレスの圧力は特には限定されないが、扁
平が丸型にもどらない程度のプレス圧力が必要で、概
ね、0.1MPa〜10MPa程度である。本発明で
は、真空室の真空度は20Pa以下であることが好まし
い。より好ましくは13.3Pa以下である。
に引くか、または、真空に引いてからプレスしてもどち
らでも良い。プレスの圧力は特には限定されないが、扁
平が丸型にもどらない程度のプレス圧力が必要で、概
ね、0.1MPa〜10MPa程度である。本発明で
は、真空室の真空度は20Pa以下であることが好まし
い。より好ましくは13.3Pa以下である。
【0016】本発明における熱プレスは120℃〜13
0℃の間で行なう。時間は2時間以上が必要であり、2
時間未満では、発明の目的を達成できない。真空室に入
れプレスされた後に、素子が120℃〜130℃の所定
の温度に昇温させるまでには時間がかかるが、昇温は1
分間に0.3℃〜1℃のようにゆっくり行なうことが好
ましい。ゆっくり温度上昇することにより、フィルムの
急激な、また、部分的な変形をより確実に防ぐことがで
きる。
0℃の間で行なう。時間は2時間以上が必要であり、2
時間未満では、発明の目的を達成できない。真空室に入
れプレスされた後に、素子が120℃〜130℃の所定
の温度に昇温させるまでには時間がかかるが、昇温は1
分間に0.3℃〜1℃のようにゆっくり行なうことが好
ましい。ゆっくり温度上昇することにより、フィルムの
急激な、また、部分的な変形をより確実に防ぐことがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明により、コンデンサが高温(11
0℃以上)にさらされても素子の両端部が反るという問
題がなくなる。その結果、コンデンサの静電容量の減少
を少なく押さえることができる。また、本発明により、
蒸着金属面を外側にして反るという問題もなくなり、メ
タリコン部での蒸着金属と溶射金属との接続不良をなく
すことができる。
0℃以上)にさらされても素子の両端部が反るという問
題がなくなる。その結果、コンデンサの静電容量の減少
を少なく押さえることができる。また、本発明により、
蒸着金属面を外側にして反るという問題もなくなり、メ
タリコン部での蒸着金属と溶射金属との接続不良をなく
すことができる。
【0018】
<測定方法> <フィルムのF−5値>対象フィルムを幅方向に20m
m幅、流れ方向に10cmの短冊状の試料とし、20℃
65%の空調室で温度・湿度を安定させた後、同条件下
でテンシロンにより毎分200mmの速度で引張り試験
を行い、「応力−伸び」曲線を得る。上記測定におい
て、伸びが5%のときの引張り応力を「F−5値」とす
る。
m幅、流れ方向に10cmの短冊状の試料とし、20℃
65%の空調室で温度・湿度を安定させた後、同条件下
でテンシロンにより毎分200mmの速度で引張り試験
を行い、「応力−伸び」曲線を得る。上記測定におい
て、伸びが5%のときの引張り応力を「F−5値」とす
る。
【0019】<耐用試験>交流電圧300V、周囲雰囲
気温度115℃の設定で、電圧及び温度ON・OFFの
繰り返し試験を行なう。電圧及び温度ONの状態を6時
間続け、次にOFFの状態を2時間続けるのを1サイク
ルとし、連続して150サイクルの試験を行い、コンデ
ンサの静電容量の変化を観測し、耐用試験とする。
気温度115℃の設定で、電圧及び温度ON・OFFの
繰り返し試験を行なう。電圧及び温度ONの状態を6時
間続け、次にOFFの状態を2時間続けるのを1サイク
ルとし、連続して150サイクルの試験を行い、コンデ
ンサの静電容量の変化を観測し、耐用試験とする。
【0020】<寸法変化>周囲雰囲気温度115℃の室
に2時間コンデンサを放置し、室温に完全に戻った後、
扁平コンデンサの長径、短径の寸法をノギスで測定し、
処理前の値と比較する。
に2時間コンデンサを放置し、室温に完全に戻った後、
扁平コンデンサの長径、短径の寸法をノギスで測定し、
処理前の値と比較する。
【0021】<充放電試験>コンデンサにDC300V
の電圧を充電し、0.5Ωの抵抗を介して自らの蓄えら
れた電荷で短絡放電する。その後のtanδを測定し、
充電・放電前のtanδと比較する。
の電圧を充電し、0.5Ωの抵抗を介して自らの蓄えら
れた電荷で短絡放電する。その後のtanδを測定し、
充電・放電前のtanδと比較する。
【0022】<実施例1>フィルム厚さ5μmのコンデ
ンサ用ポリプロピレンフィルムの120℃における熱収
縮率が流れ方向で2.0%幅方向で0.4%であって、
フイルムの屈折率より求めた結晶化度が54.7%、
「F−5値」が52MPaの逐次二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(以下このフィルムを本発明品と称する)を
用い、フィルムの片面に亜鉛の蒸着電極を形成し、幅3
8mmマージン幅2mmの金属化ポリプロピレンフィル
ムを作成した。上記フィルムを通常の方法により巻回し
て静電容量6μFのコンデンサ素子を作成し、次に扁平
に潰し、鉄製の金属板に挟み、1.47MPaの圧力を
加えた状態で真空室(真空含浸釜)に入れ、7Paの真
空度とし、温度を1分間に0.4℃の速度で120℃ま
で昇温し、120℃で10時間の熱プレスを行なった。
ンサ用ポリプロピレンフィルムの120℃における熱収
縮率が流れ方向で2.0%幅方向で0.4%であって、
フイルムの屈折率より求めた結晶化度が54.7%、
「F−5値」が52MPaの逐次二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(以下このフィルムを本発明品と称する)を
用い、フィルムの片面に亜鉛の蒸着電極を形成し、幅3
8mmマージン幅2mmの金属化ポリプロピレンフィル
ムを作成した。上記フィルムを通常の方法により巻回し
て静電容量6μFのコンデンサ素子を作成し、次に扁平
に潰し、鉄製の金属板に挟み、1.47MPaの圧力を
加えた状態で真空室(真空含浸釜)に入れ、7Paの真
空度とし、温度を1分間に0.4℃の速度で120℃ま
で昇温し、120℃で10時間の熱プレスを行なった。
【0023】次いで、蒸着金属に電気的接続を得るため
に、亜鉛の金属溶射からなるメタリコン部を形成し、リ
ード線をメタリコン部に溶接した後に、エポキシ樹脂を
用いてモールド外装を施し、コンデンサを作成した。熱
プレスを行なった後の上記工程は、従来通常に行われる
代表的なコンデンサの製造方法である。
に、亜鉛の金属溶射からなるメタリコン部を形成し、リ
ード線をメタリコン部に溶接した後に、エポキシ樹脂を
用いてモールド外装を施し、コンデンサを作成した。熱
プレスを行なった後の上記工程は、従来通常に行われる
代表的なコンデンサの製造方法である。
【0024】上記方法で製造したコンデンサは、コンデ
ンサ素子両端部のそりがなく、また、115℃で熱処理
をした後のコンデンサ素子の寸法変化が少なかった。耐
用試験後の静電容量には変化が少なかった。充放電試験
においても、誘電損失(tanδ)の変化がなかった。
ンサ素子両端部のそりがなく、また、115℃で熱処理
をした後のコンデンサ素子の寸法変化が少なかった。耐
用試験後の静電容量には変化が少なかった。充放電試験
においても、誘電損失(tanδ)の変化がなかった。
【0025】<実施例2>熱プレス温度を130℃にし
た以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様の試験
を行なった。コンデンサ素子の両端部反りは小さく、1
15℃の熱処理後の寸法変化も少なかった。耐用試験後
の静電容量には変化が少なく、充放電試験後のtanδ
の値には変化がなかった。
た以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様の試験
を行なった。コンデンサ素子の両端部反りは小さく、1
15℃の熱処理後の寸法変化も少なかった。耐用試験後
の静電容量には変化が少なく、充放電試験後のtanδ
の値には変化がなかった。
【0026】フィルム厚さ5μmのコンデンサ用ポリプ
ロピレンフィルムの120℃における熱収縮率が流れ方
向で4.2%幅方向で1.1%であって、フイルムの屈
折率より求めた結晶化度が51.7%、「F−5値」が
40MPaの逐次二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以
下このフィルムを従来品と称する)を用い、フィルムの
片面に亜鉛の蒸着電極を形成し、幅38mmマージン幅
2mmの金属化ポリプロピレンフィルムを作成した。上
記フィルムを通常の方法により巻回して静電容量6μF
のコンデンサ素子を作成した。次に100℃に加熱した
熱プレス板に挟み、1.47MPa圧力を加えた状態
で、20分間加熱プレスを行なった。以下は実施例1と
同様のメタリコン処理、外装処理を施し、コンデンサを
作成し、実施例1と同様の試験を行なった。コンデンサ
素子の両端部の反りは小さいが、115℃の熱処理後の
寸法変化は大きかった。充放電試験の結果は良かった
が、耐用試験の結果、静電容量の変化が大きく、115
℃の耐熱コンデンサとしては使用不能の状態であった。
ロピレンフィルムの120℃における熱収縮率が流れ方
向で4.2%幅方向で1.1%であって、フイルムの屈
折率より求めた結晶化度が51.7%、「F−5値」が
40MPaの逐次二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以
下このフィルムを従来品と称する)を用い、フィルムの
片面に亜鉛の蒸着電極を形成し、幅38mmマージン幅
2mmの金属化ポリプロピレンフィルムを作成した。上
記フィルムを通常の方法により巻回して静電容量6μF
のコンデンサ素子を作成した。次に100℃に加熱した
熱プレス板に挟み、1.47MPa圧力を加えた状態
で、20分間加熱プレスを行なった。以下は実施例1と
同様のメタリコン処理、外装処理を施し、コンデンサを
作成し、実施例1と同様の試験を行なった。コンデンサ
素子の両端部の反りは小さいが、115℃の熱処理後の
寸法変化は大きかった。充放電試験の結果は良かった
が、耐用試験の結果、静電容量の変化が大きく、115
℃の耐熱コンデンサとしては使用不能の状態であった。
【0027】<比較例2>熱プレス温度を120℃にし
た他は比較例1と同様にコンデンサを作成した。この場
合は、コンデンサ素子両端部の反りが大きく、耐用試験
後の静電容量の変化が大きく、充放電試験後のtanδ
の変化も大きかった。
た他は比較例1と同様にコンデンサを作成した。この場
合は、コンデンサ素子両端部の反りが大きく、耐用試験
後の静電容量の変化が大きく、充放電試験後のtanδ
の変化も大きかった。
【0028】<比較例3>熱プレス温度を130℃にし
た他は比較例1と同様にコンデンサを作成した。この場
合は、コンデンサ素子両端部の反りが大きく、耐用試験
後の静電容量の変化が大きく、充放電試験後のtanδ
の変化も大きかった。
た他は比較例1と同様にコンデンサを作成した。この場
合は、コンデンサ素子両端部の反りが大きく、耐用試験
後の静電容量の変化が大きく、充放電試験後のtanδ
の変化も大きかった。
【0029】<比較例4>比較例1と同様の従来品のフ
ィルムを用いた他は実施例1と同様の熱プレス条件でコ
ンデンサを作成した。この場合は、コンデンサ素子両端
部の反りが大きく、耐用試験後の静電容量の変化が大き
く、充放電試験後のtanδの変化も大きかった。
ィルムを用いた他は実施例1と同様の熱プレス条件でコ
ンデンサを作成した。この場合は、コンデンサ素子両端
部の反りが大きく、耐用試験後の静電容量の変化が大き
く、充放電試験後のtanδの変化も大きかった。
【0030】<比較例5>比較例1と同様の従来品のフ
ィルムを用いた他は実施例2と同様の熱プレス条件でコ
ンデンサを作成した。この場合は、コンデンサ素子両端
部の反りが大きく、耐用試験後の静電容量の変化が大き
く、充放電試験後のtanδの変化も大きかった。
ィルムを用いた他は実施例2と同様の熱プレス条件でコ
ンデンサを作成した。この場合は、コンデンサ素子両端
部の反りが大きく、耐用試験後の静電容量の変化が大き
く、充放電試験後のtanδの変化も大きかった。
【0031】<比較例6>実施例1と同様の本発明品の
フィルムを用いた他は比較例2と同じ条件で熱プレスを
行いコンデンサを作成した。耐用試験の結果は良かった
が、コンデンサ素子両端部の反りは大きく、充放電試験
の結果、tanδの変化が大きかった。
フィルムを用いた他は比較例2と同じ条件で熱プレスを
行いコンデンサを作成した。耐用試験の結果は良かった
が、コンデンサ素子両端部の反りは大きく、充放電試験
の結果、tanδの変化が大きかった。
【0032】<比較例6>実施例1と同様の本発明品の
フィルムを用いた他は比較例3と同じ条件で熱プレスを
行いコンデンサを作成した。耐用試験の結果は良かった
が、コンデンサ素子両端部の反りは大きく、充放電試験
の結果、tanδの変化が大きかった。以上の実施例・
比較例の条件、試験結果をまとめて下記の表1に記載し
た。
フィルムを用いた他は比較例3と同じ条件で熱プレスを
行いコンデンサを作成した。耐用試験の結果は良かった
が、コンデンサ素子両端部の反りは大きく、充放電試験
の結果、tanδの変化が大きかった。以上の実施例・
比較例の条件、試験結果をまとめて下記の表1に記載し
た。
【0033】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 守 岐阜県中津川市中津川3465−1 王子製紙 株式会社中津工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 逐次二軸延伸法により製造されたフィル
ムで、120℃における熱収縮率が、巻取の流れ方向で
2.0%以下、幅方向で0.5%以下であり、かつ、流
れ方向の「応力−伸び」測定においてフィルムが5%伸
びた時の引張り応力が49MPa以上の二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムを用い、該フィルムの少なくとも片面
に金属蒸着を施した金属化フィルムを巻回した素子を熱
プレスするコンデンサの製造方法であって、該熱プレス
は真空中で行い、かつ、0.3℃/分〜1℃/分の速度
範囲で常温から120℃〜130℃まで昇温し、その温
度で2時間以上行うことを特徴とする、金属化フィルム
コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9224772A JPH1167580A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 金属化フィルムコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9224772A JPH1167580A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 金属化フィルムコンデンサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167580A true JPH1167580A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16818981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9224772A Pending JPH1167580A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 金属化フィルムコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167580A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607990A1 (en) * | 2003-03-19 | 2005-12-21 | Toray Industries, Inc. | Flat type capacitor-use polypropylene film and flat type capacitor using it |
CN102136570A (zh) * | 2010-12-02 | 2011-07-27 | 恒正科技(苏州)有限公司 | 电化学活性材料的制备方法 |
WO2015072291A1 (ja) | 2013-11-14 | 2015-05-21 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法 |
JP2015146374A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
WO2015146893A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルム |
JPWO2016182003A1 (ja) * | 2015-05-12 | 2018-02-22 | 東レ株式会社 | ポリプロピレンフィルム、金属膜積層フィルムおよびフィルムコンデンサ並びにそれらの製造方法 |
JP2018125547A (ja) * | 2018-03-22 | 2018-08-09 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
DE112008002985B4 (de) | 2007-11-07 | 2020-07-02 | Oji Paper Co. Ltd. | Biaxial orientierter Polypropylenfilm für einen Kondensator, ein bedampfter Film und ein Kondensator, der diesen verwendet |
WO2024009644A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | 株式会社指月電機製作所 | フィルムコンデンサおよびフィルムコンデンサの製造方法 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP9224772A patent/JPH1167580A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607990A4 (en) * | 2003-03-19 | 2009-11-25 | Toray Industries | FLAT CAPACITOR USE POLYPROPYLENE FILM AND FLAT CONDENSER THEREWITH |
EP1607990A1 (en) * | 2003-03-19 | 2005-12-21 | Toray Industries, Inc. | Flat type capacitor-use polypropylene film and flat type capacitor using it |
DE112008002985B4 (de) | 2007-11-07 | 2020-07-02 | Oji Paper Co. Ltd. | Biaxial orientierter Polypropylenfilm für einen Kondensator, ein bedampfter Film und ein Kondensator, der diesen verwendet |
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KR20160086327A (ko) | 2013-11-14 | 2016-07-19 | 도레이 카부시키가이샤 | 2축 배향 폴리프로필렌 필름 및 그의 제조 방법 |
WO2015072291A1 (ja) | 2013-11-14 | 2015-05-21 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法 |
JP2015146374A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | 王子ホールディングス株式会社 | コンデンサ素子の製造方法 |
JP5920538B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2016-05-18 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルム |
KR20160138108A (ko) | 2014-03-28 | 2016-12-02 | 도레이 카부시키가이샤 | 2축 배향 폴리프로필렌 필름 |
JPWO2015146893A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-04-13 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルム |
WO2015146893A1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-10-01 | 東レ株式会社 | 二軸配向ポリプロピレンフィルム |
JPWO2016182003A1 (ja) * | 2015-05-12 | 2018-02-22 | 東レ株式会社 | ポリプロピレンフィルム、金属膜積層フィルムおよびフィルムコンデンサ並びにそれらの製造方法 |
JP2021120456A (ja) * | 2015-05-12 | 2021-08-19 | 東レ株式会社 | ポリプロピレンフィルム、金属膜積層フィルムおよびフィルムコンデンサ並びにそれらの製造方法 |
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WO2024009644A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | 株式会社指月電機製作所 | フィルムコンデンサおよびフィルムコンデンサの製造方法 |
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