JPS59209393A - 脱水すすぎ装置付洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ２へ°−ン 本発明は洗たく槽と脱水槽を並設し、脱水槽側ですすぎ
を行う脱水すすぎ装置付洗たく機の改良に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来の洗たく機におけるすすぎ方式としては、いわゆる
溢水すすぎ（オーバーフローすすぎ）およびためすすぎ
が知られている。これらはいずれも洗たく槽内ですすぐ
ものであるが、最近、脱水槽ですすぎを行う構成が提案
されるに至った０との方式の特長はすすぎ水量を節約で
きることである。

従来知られている洗たく側を自動化した、いわゆる自動
二槽洗たく機は、洗たく側で給水−洗たく−すすぎ一排
水のプログラムを自動化したもので、これ以後は脱水槽
に衣類を移して脱水することで洗たく作業が終了するも
のである。この場合、例えば、定格洗たく容量を２．６
Ｋｑ’とすると、洗たく水量が約３６１必要であり、ま
た、すすぎ水量は溢水すすぎよりも水量が削減できるた
めすすぎ方式を採用しても約１３０１必要であり、結局
、３α−〕 合計約１６６ｔの水量を必要とすることになる。

しかも、洗たく側の給水から始捷って脱水槽での脱水終
了までに約４２分の作業時間を要する。

また、衣類を２回に分けて洗たくする場合は、洗たく側
のサイクルを２回くりかえすか、洗たく終了時点で衣類
を脱水槽に移して脱水し、次の洗たく物を洗たくして脱
水し、もう−変法たく槽に脱水物を戻してすすぎを行な
うかのいずれかである。前者の場合は、操作上は便利で
あるが、洗剤と水を２倍要し、不経済であるし、また、
時間も２倍かかる。後者の場合は、洗剤と水と時間は節
約できるが、手動操作を何回も必要とし、いわゆる自動
洗たく機としての機能を失うこととなる。

これら従来の問題の解決のために、脱水槽ですすぎを行
なうものが検討されてきた。脱水槽ですすぎを行えば、
定格法たく容量が２．５に９の場合において、洗たく水
量は３６ｔとなり、すすぎ水量は５ザイクルのときで約
６０ｔとなって、合計：・、・、゛る・。

上記したように５サイクルにおいてすすぎ水量が約６０
ｔで良いということは、給水量は１ｏＬ／分で良いこと
となり、これによって第３図に示す通りの時間にて脱水
すすぎが終了することになる。

そして、洗たく側での給水が始寸り最終脱水が終了する
までの間に要する時間は約３８分であり、従来に比し大
幅な洗濯作業時間の短縮化が図れる。

ここで、脱水槽ですすぎを行うことそのものについては
従来より知られている。このすすぎは従来の自動二槽式
の洗たく機に比し節水はできるものの、洗たく側の操作
が手動であって、給水から洗たく終了までの間の手作業
がわずられしく、まだ、洗たく側および脱水側への給水
が同時にできないものであった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑みて成されたもので、使用
勝手がよく、使用水量を節約でき、かつ洗たく時間を短
縮できる脱水すすぎ装置付洗たく機を提供しようとする
ものである。

発明の構成 ５　　／８．、−．４ 上記目的を達成するために、本発明の脱水すすぎ装置付
洗たく機は洗たく槽と脱水槽を並設し、洗たく側と脱水
側とはそれぞれ独立した給水、ならびに運転制御系をも
ち、かつ、洗たく側においては給水から洗たく終了まで
自動的に移行し、脱水側においては脱水一体止−給水の
サイクルよりなる脱水すすぎ制御を自動的に行なうよう
に構成してなるものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明
する。

第１図において、１は洗たく機外板、２は洗たく槽で、
底部に排水口３を設けるとともに攪拌翼４を回転自在に
配設している。６は洗たく用電動機で、ベルト、プーリ
などを介して前記攪拌翼４を回転させる。

６は洗たく槽２上方に設けた溢水ロカバーであって、こ
の溢水ロカバー６の奥には溢水口（図示せず）が開口し
ており、この溢水口に溢水ホース７が接続してあり、排
水口３はこれに接続した排６″く７ 水ホース８．排水弁９を経て前記溢水ホース７と合流し
、外部排水ホース１ｏに連通している。

１１はエアトラップであって、エアホース１２を経て圧
カスイソチ１４に連絡しており、洗たく槽２の水位が規
定水位１３に達するとその水圧を圧力スイッチ１４が感
知し、給水を停止するように圧力スイッチ１４が動作す
る。

１６は脱水受槽で、底部にオイルシールを配設したダイ
ヤフラム１６と脱水側排水口１了を設けており、この脱
水側排水口１７は前記外部排水ホース１０に接続してい
る。１８は脱水槽で、周壁に多数の脱水用小孔１９を設
け、脱水軸２ｏなどを介して脱水用電動機２１に直結さ
れ、脱水受槽１５内に回転自在に配設されている。２２
は脱水キャップであって、多数の通水用の小孔２３を有
しており、脱水槽１８の上方開口部に着脱自在に取付け
である。

２４は操作パネルであって、洗たくタイムスイッチ２６
．水流切換スイッチ２６．すすぎ切換スイッチ２７．コ
ック操作ツマミ２８．脱水タイム７”−−ン スイソチ２９．電磁給水弁３０などが設けられている。

ここで、洗たくタイムスイッチ２６と脱水タイムスイッ
チ２９はいわゆるモーター駆動式タイムスイッチである
。また、コック操作ツマミ２８は上記排水弁９を手動操
作で開閉するものである。

まだ、上記電磁給水弁３０はいわゆる二連給水弁と称す
るもので、洗たく槽２側への給水弁３１と脱水槽１８側
への給水弁３２の二つの電磁弁機構を持ち、水道からの
給水人口３３は一つで、洗たく槽２および脱水槽１８に
それぞれ独立して給水できるように構成している。

３４は洗たく槽２への給水ホース、３５は脱水槽１８へ
の給水ホースであり、それぞれ給水弁３１．３２に接続
しである。また、脱水槽１８へ向う給水ホース３６の先
端には、脱水槽１８上方に開口する給水ノズル３６を備
えており、脱水槽１８内への給水を可能としている。

次に電気的回路構成について説明する。第２図において
、３７はコンデンサー、３８は洗たくタイムスイッチ２
５の駆動モーター、３９は脱水タイムスイッチ２９の駆
動モーター、４ｏはダイオード、４１は脱水終了報知ブ
ザー、４２は洗たく終了ブザー、４３は脱水蓋を開放し
たときに開き、閉じたときに閉路する蓋スィッチである
。

第３図は上記脱水タイムスイッチ２９に基づくプログラ
ムチャート図を示しており、第４図は同タイムスイッチ
２９の前面表示形態を示すものである。

上記構成において、次にその作用効果を説明する。

まず洗たくに際しては、洗たくタイムスイッチ２６を回
して洗たく時間をセットすると、洗たく側の給水弁３１
が作動し、水道に接続した圧力ホース（図示せず）を経
て洗たく槽２内に給水される。この給水によって規定水
位１３捷で貯水されると、圧力スイッチ１４の接点がＮ
Ｃ側からＮ。

側へ切替わり、給水が止まるとともに洗たく用電動機６
が回転して洗たくを開始する。洗たくタイムスイッチ２
５がＯＦＦ点になると洗たくが終了９”−一 する。

次にすすぎを行う。まず、洗たく槽２内の衣類を脱水槽
１８へ移し、脱水タイムスイッチ２９を回して希望のサ
イクルのところにセットする。この場合のプログラムチ
ャートは第３図に示したとおりであるが、例えば木綿製
の衣類を定格容量にてすすぐ場合は、６サイクルにセッ
トし、化学繊維製の衣類をすすぐ場合は、２サイクルに
セットする。木綿と化学繊維が混合された衣類の場合は
、３〜４サイクルにセットする。この操作は第４図に示
したようにそれぞれのサイクル数を例えば１゜２．３，
４．５の如く数値表示しておき、その位置に脱水タイム
スイッチ２９のつまみ２９ａを矢印ａ方向に回してセッ
トするわけである。これによって、第３図に示した脱水
一体止−給水のサイクルを上記したサイクル数はどくり
かえし行った後最終脱水に移行し、これを終えてＯＦＦ
位置に停止する。

１、上記脱水すすぎのサイクルを行う間の動作とし位置
・脱水・と・休止・は、脱水タイムスイッチ１０１く−
・ ２９のＴ２接点の開閉によって制御し、給水は同タイム
スイッチ２９のＴ３接点の開閉により脱水側の給水弁３
２を通電制御することで行う。

なお、上記ダイオード４ｏは、”休止゛′のところで脱
水用電動機２１の巻線に半波整流電流を流し、脱水槽１
８をすみやかに停止させるものである。一般に脱水用電
動機２１への通電を断っても、脱水槽１８は大きな慣性
力をもっているため、かなりの時間惰性運転を続ける。

この間に給水しても、水は脱水槽１８上方から外方へ飛
びちってしまい、すすぎに対して有効な給水とはなり難
い。

したがって、上記したように半波整流電流を流して脱水
槽１８に制動力を与えたものであり、これにより、脱水
すすぎを行なうのに要する全体の時間を短縮できる。

以上要するに、洗たく側では、給水から洗たく終了まで
自動的に行なえ、また、脱水側ではすすぎから最終脱水
までを自動的に行なえるものであ′；′洗たくができ、
２回以上に分けて洗たくを行なう１１′（−ン 場合には、洗たくと、すすぎ〜脱水とが並行してできる
等、きわめて便利である。

なお、洗たく槽ですすぎをするだめに、圧力スイッチ１
４に並列にすすぎ切換用の単極双投のスイッチ２７を設
けており、このスイッチ２７の開閉にていわゆるためす
すぎと、オーバーフローすすぎのいずれでも選択的に実
施できる。

本実施例の構成によれば、洗たく側において、最初に洗
たくタイムスイッチ２６をセットするだけで給水から洗
たく終了まで自動移行し洗たく終了する。次に脱水側へ
衣類を移して、脱水タイムスイッチ２９を希望のサイク
ル数のところにセットすれば、自動的に脱水すすぎのプ
ログラムが進行し、最終脱水を経て全行程が終了する。

この脱水すすぎの間に２回目の洗たくを行うことができ
、この洗たくが終了すれば、また脱水槽へ移して脱水す
すぎのプログラムを実施すれば良い。

洗たく物が洗たく槽２からなくなると、手動代行なって
いる間に行えば、この排水時間は全体の作業時間内に含
寸れ、短時間にて洗たく作業を終えることができる。

従来の自動二種においては、上記排水を、電磁排水弁を
タイムスイッチにて制御することで行なっていた。すな
わち、すすぎの行程において、洗たく槽内の洗剤液を排
水し、次に給水を行い攪拌翼を回転してすすぐという動
作を行うために必然的に電磁排水弁を装備せざるを得な
かったのである。このため、電磁排水弁をはじめ、タイ
ムスイッチの制御系が複雑化しかつコストアップを招来
し、さしたる便利性もなく、一方では使用水量が多くな
っていたものである。

また、本実施例によれば、脱水槽１８ですすぎにくいも
の、例えば防水加工を施しだ布地などは洗たく後一度脱
水してから洗たく槽２内に戻し、洗たくタイムスイッチ
２５を回せば給水からすすぎ終了１でを自動的に行なう
ことができる。その際、すすぎ切換用のスイッチ２７を
オンにしてお叢・けば、いわゆるオーバーフローすすぎ
が行なえる１−ｌ ！ １３ベー゛ し、またオフにしておけば、ためすすぎを行なうことが
できる。

発明の効果 上記実施例から明らかなように本発明によれば、少ない
水量にて洗たく、すすぎ等を洗たく物の種類に合わせて
行なうことができるとともに洗たく側への給水から始ま
って最終の脱水が終えるまでの時間が従来に比して大幅
に削減でき、しかも、洗たく物に対する手動操作が少な
くて済む等実用的、かつ経済的な洗たく機を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における洗たく機の縦断面図、
第２図はその電気的回路図、第３図はその脱水タイムス
イッチによるプログラムを示す図、第４図は同タイムス
イッチの表示側を示す正面図である。 ２・・・・・・洗たく槽、１８・・・・・・脱水槽、２
５・・・・・・洗たくタイムスイッチ、２９・・・・・
・脱水タイムスイッチ、３ｏ・・・・・・電磁給水弁（
２連式給水弁）。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ３

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗たく槽と脱水槽を並設し、洗たく側と脱水側と
   はそれぞれ独立した給水、ならびに運転制御系をもち、
   かつ、洗たく側においては給水から洗たく終了まで自動
   的に移行し、脱水側においては脱水一体止−給水のサイ
   クルよりなる脱水すすぎ制御を自動的に行なうように構
   成してなる脱水すすぎ装置付洗たく機。
2. （２）洗たく槽および脱水槽に給水する二連式給水弁を
   設け、洗たく検測に給水する給水弁は、洗たくタイムス
   イッチの主接点と圧力スイッチのＮＣ接点を介して直列
   接続し、かつ前記圧力スイッチに並列に単極双投のスイ
   ッチを接続してなる特許請求の範囲第１項記載の脱水す
   すぎ装置付洗たく機。