JPS59207238A - アクリル樹脂の3層シ−ト - Google Patents

アクリル樹脂の3層シ−ト

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Publication number
JPS59207238A
JPS59207238A JP8174783A JP8174783A JPS59207238A JP S59207238 A JPS59207238 A JP S59207238A JP 8174783 A JP8174783 A JP 8174783A JP 8174783 A JP8174783 A JP 8174783A JP S59207238 A JPS59207238 A JP S59207238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
thickness
surface layer
inner core
acrylic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP8174783A
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English (en)
Inventor
片岡 紘
薫 豊内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP8174783A priority Critical patent/JPS59207238A/ja
Publication of JPS59207238A publication Critical patent/JPS59207238A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 向がかけられた強靭なアクリル樹脂の3層シートに係る
アクリル樹脂の厚さが1〜10mmの2軸配向シートは
、アクリル樹脂の優れた特性である耐候性、硬さ、透明
性、曲げ強さ、曲げ剛性を保持したまま耐衝撃性を有し
、安全、且つ軽量ガラスとして車輌、建材のグレージン
グ材等に良好に使用できる。グレージング材として良好
に使用できる鏡面状平滑表面を有する2軸配向シートの
成形法として種々の方法が提案されて(・る。厚肉素地
を2軸方向に引張って成形する引張り法、あるいは厚肉
素地を圧縮して2軸配向させる圧縮法等がある。
鏡面状平滑表面を有する2軸配向シートを成形するには
、2軸配向後、鏡面化あるいは艶つけ処理を行う必要が
ある。熱可塑性樹脂シートの鏡面化には、シートを加熱
して少くとも表層を軟化させた後、鏡面型でプレスして
鏡面化する方法、あるいは軸付はロールで鏡面化する方
法が最も経済的に行われている。しかし、2軸配向シー
トをプレスあるいはロールにより鏡面化するために、プ
レスあるいはロールに先たちシート表層を加熱すると、
シート表層の加熱にともなって内核も加熱され、その結
果シートの配向が緩和されて配向度が減少する。これま
で十分に2軸配向された鏡面状平滑表面を有するアクリ
ル樹脂の2軸配向シートを経済的に成形することは困難
であった。本発明は従来成形が困難であった鏡面状平滑
表面を有する高度に2軸配向されたアクリル樹脂シート
であり、シートを限定された3層構造にすることにより
鏡面平滑表面を有する2軸配向シートが良好にかつ経済
的に成形できたものである。
アクリル樹脂の3層2軸配向シートにつ(・て、我々は
すでに特願昭56−20861、特願昭58−2692
3等でアクリル樹脂/ポリカーボネート/アクリル樹脂
、アクリル樹脂/スチレン−アクリロニトリル共重合体
/アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート/ゴム強化
ポリメチルメタクリレート/ポリメチルメタクリレート
等の各3層シートを提案した。又、表層、内核共にアク
リル樹脂より成る3層2軸配向シートでは、特開昭55
−113532に表層部の配向度が内核部より大きい2
軸配向シートが示されており、更に特開昭57−135
1.20では表層の分子量が内核の分子量より大きい3
層2軸配向シートが示されている。
本発明は鏡面状平滑表面を有するアクリル樹脂3層シー
トであ゛す、上記の公知の3層2軸配向シートとは異り
、鏡面状平滑表面に加工し易く経済的に優れたシートで
ある。
本発明は実質的に両表層と内核より成るアクリル樹脂の
3層2軸配向シートであり、シート厚さは1 manか
ら1.0mmであり、表層の厚さはシート厚さの1/2
0〜1/4、内核の厚さはシート厚さの9/]0〜1/
2であり、表層と内核はアクリル樹脂であるが表層樹脂
のガラス転移温度は内核樹脂のガラス転移温度より5℃
以上低(、シートには平均オリエンテーションリリース
ストレスカ15kg/cTL2以上の2軸配向がかけら
れており、鏡面状平滑表面を有するアクリル樹脂の3層
シートである。
本発明に述べるアクリル樹脂とはメチルメタクリレート
(MMAと略称)を主体とした重合体、例えばポリメチ
ルメタクリレート(PMMA )、MMAとアルキルア
クリレートの共重合体、MMAとスチレン、無水マレイ
ン酸の3元素共重合体等である。
MMAと共重合させるアルキルアクリレートには、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアク
リレート等が良好に使用できる。
アクリル樹脂にはポリノチルα−クロルアクリレート等
も使用できる。
本発明の3層2軸配向シートは、表層と内核はアクリル
樹脂であるが表層樹脂のガラス転移温度(以後Tgと略
称)は内核樹脂のTgより5°C以上低いことが必要で
ある。PMMAホモポリマーのTgは105°Cである
が、MMAにアルキルアクリレートを共重合してゆくと
、アルキルアクリレート成分の増加につれてTgは低下
してゆく。一般にアルキルアクリレートの共重合量は1
5重量%以下が使用されており、0〜15重量%の範囲
で自由に選択できる。本発明の表層と内核の組合せはT
g差が5°C以上の種々の組合せが考えられるが、例え
ば次の組合せは良好に使用できる。内核と表層のTg差
は好ましくは5〜20°Cである。次表のコポリマー組
成は重量%で示す。
本発明のシートは、シート厚さが1 mm−10mmで
あり、表層の厚さはシート厚さの1/20〜1/4であ
り、好ましくは1/10〜115である。ここに述べる
表層の厚さは、片面の表層厚さであり、両面の表層厚は
互に等しいことが好ましい。本発明シートには平均オリ
エンテーションリリースストレス(以後OR8と略称)
が15kg//c1rL2以上の2軸配向がかけられて
いる。OR8はシートの配向度合を示し、シートを加熱
した時の収縮力である。
OR8測定法はASTM D 1504  に準じた方
法であり、詳しくは特願昭57−52283に示した。
本発明シートは平均OR8が15kg/CrIL2以上
、好ましくは20〜40 kg/cm2であり、強力な
2軸配向がかけられている。アクリル樹脂シートは2軸
配向させることにより耐衝撃強度が強くなり、OR8が
15kg//CIrL2以上、特に20 kg/cra
2以上になると耐衝撃強度は著しく大きくなる。OR8
と耐衝撃強度との関係は特願昭57−52283に示し
た。本発明は平均OR,Sが15 kllJ/cnL2
以上の高配向がかけられたシートである。本発明に述べ
る2軸配向とは、はσf2軸方向に均一に配向がかけら
れたもので、若干の2軸方向のOR8差、延伸倍率の差
があるものも含まれるものとする。
本発明は鏡面状平滑表面を有するシートである。
表面平滑度は種々の方法で測定できるが、例えば次の方
法が使用できる。シートを平面に平行に回転させ、該回
転シート上の直径280 mmの円周上に半導体レーザ
ーを照射1−てその反射光を測定し、該円周上の表面凹
凸を測定する方法である。本発明シートは、該測定法で
測定した場合、シート表面の直径280罷の円周上に存
在する。、 02 mm以上の振幅の波状凹凸が、好ま
しくは5個未満の表面平滑度である。
本発明シートの優れた点を次に説明する。アクリル樹脂
2軸配向シートを表面平滑化するため、シートを加熱し
て、少(とも表層を軟化させた後、鏡面型でプレス、あ
るいは鏡面ロールで圧延して鏡面化する場合、シート表
層を加熱軟化させるために加熱を行うと、シート表層の
加熱にともなって内核も加熱され、その結果シートの配
向が緩和されて配向度が減少する。本発明のシートは3
層2軸配向シートであり、表層の厚さはシート厚さの1
/20〜1/4であり、表層樹脂のTgは内核樹脂のT
gより5°C以上低い。従って内核な全く軟化させるこ
となく、表層だけを軟化させることができる。表面乎、
滑化のため軟化させる表層厚さはシート厚さの1/20
〜1/4、好ましくは1/10〜115であり、その厚
さが本発明の表層厚さである。本発明シートは表面平滑
化のため艶つけ処理を行っても内核の2軸配向度は十分
に維持できるため、2軸配向シートの優れた特性を保持
することができる。更に2軸配向シートの表層を軟化し
た場合内核樹脂のTg以下であれば内核が軟化されな℃
・ため、表層に収縮力が働いてもシートの収縮が発生す
るのを防止できる。この場合、内核層の厚さが厚い程収
縮が起りにくく、内核がシート厚さの1/2以上、好ま
しくは315以上であれば収縮防止効果が現れる。鏡面
ロールで圧延して鏡面化する場合、シートはあらかじめ
表層樹脂のTg付近、あるいはTgより若モ高(・温度
に予熱することが効果的であり、予熱した時にシートが
収縮するとロール艶っけが困難になる。表層樹脂のTg
付近に予熱した本発明に述べる3層構造の2軸配向シー
トを、表層樹脂のTgより若干高い温度に加熱された鏡
面ロールで艶つけすることにより本発明のシートが経済
的に良好に成形できる。
本発明シートは表層、内核ともにアクリル樹脂である。
アクリル樹脂は透明性、耐候性、曲げ剛性等に優れ、表
層、内核ともにアクリル樹脂にすることによりアクリル
樹脂特性を最大限に発揮できる。表層と内核との界面に
、両層の接着性を良くする等の理由により別の層を加え
ることも必要に応じて実施でき、本発明に含まれるもの
とする。
例えば表層と内核の界面に別の層を加えた5層体は、表
層の厚さがシート厚さの1/20〜1/4、内核の厚さ
がシート厚さの9/10〜]/2の範囲であれば本発明
に含まれるものとする。
OR8が15 kg/cm2以上、好ましくは20 k
g7.2以上のアクリル樹脂の2軸配向シートは種々の
方法で成形できる。例えば圧縮成形、押出成形等で成形
できる。我々がすでに提案した特願昭56−20862
、特願昭57−234239、特願昭57−23424
0等の方法が良好に使用できる。圧縮成形でORSが1
−5 kg/cm2以上のアクリル樹脂2軸配向シート
を成形する場合を示す。表層に用いるアクリル樹脂のシ
ート状素地2枚と、該表層樹脂よりT’gが5°C以上
高いシート状の内核用アクリル樹脂素地1枚を用意する
。表層用素地の厚さは内核用素地の厚さの1/2以下で
あり、表層用素地2枚の間に内核用素地をはさみ、3層
構造の素地とする。重ね合せた3層構造素地の厚さは5
〜4ommが好まし℃・。重ね合わせた素地を、内核樹
脂のTg以上で表層樹脂の溶融点以下の温度に予熱し、
重ね合せた素地の外表面に潤滑剤を塗布し、次いで加熱
された圧縮金型内に前記素地を置き、圧縮して2軸配向
させ、冷却して型より取り出し一体となった2軸配向成
形品を得る。2軸配向成形品の0几Sを大きくするには
、低温で、高速で、高延伸倍率にする程OR8が大きく
なる。一般には延伸倍率が3倍以上(ここで述べる延伸
倍率は面積比あるいは厚み比の延伸倍率であり、延伸倍
率は圧縮倍率と同じ意味のものとする)が好ましく、更
に好ましくは4倍以上10倍以下である。
実施例 次の内核と表層の各組合せの3層の素材と、単層の素材
を、圧縮成形によら2軸配向シートとした。
3層シート 単層シート 次表の各層厚みの素材を用意し、次に示す2軸配向成形
法、艶つけ法により、鏡面状平滑表面を有する2軸配向
されたアクリル樹脂3層シートを2軸配向成形法:20
mm厚の3層素地あるいは単層素地を、表層樹脂のTg
の、’I”g+45°C〜Tg+55°Cに加熱された
鉄板にはさみ15分間予熱した。次いで、はぼ加熱素地
と同温度に加熱され、且つ十分に潤滑剤の塗布された鏡
面状金型に、加熱素地をはさみ圧縮して厚み比で5倍に
均一に2軸配向させ、次いで金型を急冷して’l mm
厚の2軸配向シートを得た。
艶つけ法、2軸配向シートを、表層樹脂のTgの、Tg
 十]、 OoCに加熱された鏡面ガラスにはさみ、3
分間圧縮し、次いで急冷して艶っけシートを得た。
2軸配向成形し、次いで艶つげされたシートのOR8、
落錘衝撃強度、表面平滑度を測定し、次表に示した。本
発明のシートであるA2.3,4゜6.7のシートはO
R8が大きく、従って衝撃強度が大きく、且つ表面平滑
度が良(・0単層シートはOR8の低下が大きく、衝撃
強度も低下した。
面平滑度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (])  実質的に画表層と内核より成るアクリル樹脂
    の3層2軸配向シートであり、シート厚さは1 mmか
    ら101mであり、表層の厚さはシート厚さの]/20
    〜1/4、内核の厚さはシート厚さの9/10〜1/2
    であり、表層と内核は共にアクリル樹脂であるが表層樹
    脂のガラス転移温度は内核樹脂のガラス転移温度より5
    °C以上低く、シートには平均オリエンテーションリリ
    ースストレスカ15kg/m2、 以上の2軸配向がか
    けられており、鏡面状平滑表面を有するアクリル樹脂の
    3層シート。 (2)  表層の厚さがシート厚さの1/】0〜115
    である特許請求の範囲第(1)項のシート。 (3)  表層樹脂と内核樹脂のガラス転移温度の差が
    5〜20°Cである特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項のシート。 (4)  シートの平均オリエンテーションリリースス
    トレスが20〜40 kg/m”である特許請求の範囲
    第(1)項〜第(3)項のいずれか1項に記載のシート
    。 (5)  シート表面の直径28 ’Ommの円周」二
    に存在する0、 02 mm以上の振幅の波状凹凸が、
    5個未満の表面平滑度を有する特許請求の範囲第(1)
    〜(4)項のいずれか1項に記載のシート。
JP8174783A 1983-05-12 1983-05-12 アクリル樹脂の3層シ−ト Pending JPS59207238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4646254B2 (ja) * 2004-05-05 2011-03-09 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高い耐候性を有する成形体のための成形材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4646254B2 (ja) * 2004-05-05 2011-03-09 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高い耐候性を有する成形体のための成形材料

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