JPS5920181Y2 - 鍋 - Google Patents
鍋Info
- Publication number
- JPS5920181Y2 JPS5920181Y2 JP3427682U JP3427682U JPS5920181Y2 JP S5920181 Y2 JPS5920181 Y2 JP S5920181Y2 JP 3427682 U JP3427682 U JP 3427682U JP 3427682 U JP3427682 U JP 3427682U JP S5920181 Y2 JPS5920181 Y2 JP S5920181Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- winding
- vessel wall
- vessel
- outer circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cookers (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は鍋に係り、主として、アルミニウム製の両手
鍋、フライパンにおける各種の鍋の開口縁部の構造を改
良したもので、耐食性酸化被膜処理に際しての処理液の
流下による汚損の発生防止及び強度の増大を図ることを
目的とする。
鍋、フライパンにおける各種の鍋の開口縁部の構造を改
良したもので、耐食性酸化被膜処理に際しての処理液の
流下による汚損の発生防止及び強度の増大を図ることを
目的とする。
一般に、アルミニウム製の両手鍋、フライパンにおける
各種の鍋の開口縁部は、第4図に示すように、器壁12
の強度維持のため断面略溝形状に形成された補強縁13
となっている。
各種の鍋の開口縁部は、第4図に示すように、器壁12
の強度維持のため断面略溝形状に形成された補強縁13
となっている。
そして、この補強縁13の形成に際しては、従来、断面
略C字形状になるよう単に彎曲捲回せしめる場合(同図
A。
略C字形状になるよう単に彎曲捲回せしめる場合(同図
A。
B参照)、更に、断面略U字形状になるよう内外方向か
ら圧潰せしめる場合(同図C,D参照)等によって行な
われていた。
ら圧潰せしめる場合(同図C,D参照)等によって行な
われていた。
しかし乍ら、いずれによった場合でも、補強縁13先端
内側面と器壁12外側面との間には若干の間隙が設けら
れているから、これに耐食性酸化被膜処理を実施すると
、その処理後において間隙に残留した処理液が流出する
ことで、いわゆるヨダレが生じ、非常に不体裁なものと
なることがあった。
内側面と器壁12外側面との間には若干の間隙が設けら
れているから、これに耐食性酸化被膜処理を実施すると
、その処理後において間隙に残留した処理液が流出する
ことで、いわゆるヨダレが生じ、非常に不体裁なものと
なることがあった。
また、補強縁13自体の肉厚は、最大でも器壁12のそ
れの約2倍にしかならず、大きな強度を期待できないも
のであった。
れの約2倍にしかならず、大きな強度を期待できないも
のであった。
そこで、この考案は、叙上の如き従来存した欠点の解消
を図るべく案出されたもので、所定形状の器状金属製器
体を形成し、この器体開口縁部を外側へ彎曲捲回して彎
曲部分を捲回圧止部となし、先端部分を圧入部となし、
この圧入部外側面を器壁外周面に相対向させて捲回匡正
部外方と器体内方とからの押圧作用によって、圧入部を
器壁外周面に圧入せしめ、かつ捲回匡正部内側面を器壁
外周面に当接せしめた状態となるよう圧潰すると共に、
捲回圧止部上部面を平坦状に切削して蓋装置面部となし
たことにより、耐食性酸化被膜処理後の汚損の発生防止
及び強度の増大を図ることに成功したものである。
を図るべく案出されたもので、所定形状の器状金属製器
体を形成し、この器体開口縁部を外側へ彎曲捲回して彎
曲部分を捲回圧止部となし、先端部分を圧入部となし、
この圧入部外側面を器壁外周面に相対向させて捲回匡正
部外方と器体内方とからの押圧作用によって、圧入部を
器壁外周面に圧入せしめ、かつ捲回匡正部内側面を器壁
外周面に当接せしめた状態となるよう圧潰すると共に、
捲回圧止部上部面を平坦状に切削して蓋装置面部となし
たことにより、耐食性酸化被膜処理後の汚損の発生防止
及び強度の増大を図ることに成功したものである。
以下、第1図乃至第3図を参照してこの考案の一実施例
を説明すると次の通りである。
を説明すると次の通りである。
図において示される符号1は、平面円形状その他の所定
形状で器状に形成された金属製の器体であり、通常はア
ルミニウムを素材とする。
形状で器状に形成された金属製の器体であり、通常はア
ルミニウムを素材とする。
この器体1開口縁部を外側へ彎曲捲回して、器壁2に直
接連続している彎曲部分を捲回圧止部3となし、先端部
分を圧入部4となしく第3図A、 B参照)、この状態
での捲回圧止部3及び圧入部4全体は、圧入部4外側面
を器壁2外周面に相対向させた状態となっている断面略
C字形状を呈している。
接連続している彎曲部分を捲回圧止部3となし、先端部
分を圧入部4となしく第3図A、 B参照)、この状態
での捲回圧止部3及び圧入部4全体は、圧入部4外側面
を器壁2外周面に相対向させた状態となっている断面略
C字形状を呈している。
そして、捲回圧止部3外方と器体1内方とからの押圧作
用によって、圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、か
つ捲回匡正部3内側面を器壁2外周面に当接せしめた状
態となるよう圧潰する(第3図C,D参照)。
用によって、圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、か
つ捲回匡正部3内側面を器壁2外周面に当接せしめた状
態となるよう圧潰する(第3図C,D参照)。
このとき、器壁2及び圧入部4はともに、硬度が相当に
大きいものでもなく、また、圧入部4端が瘤状となって
いることから、圧入部4端が器壁2内に埋入するように
なり、同時に、空間を有している捲回匡正部3自体が扁
平状となって器壁2外周面に密着状態で当接する。
大きいものでもなく、また、圧入部4端が瘤状となって
いることから、圧入部4端が器壁2内に埋入するように
なり、同時に、空間を有している捲回匡正部3自体が扁
平状となって器壁2外周面に密着状態で当接する。
次いで、捲回匡正部3上部面を平坦状に切削して蓋装置
面部5となすものである。
面部5となすものである。
この蓋装置面部5は、器壁2内外で同一レベルとするも
、図示の如く、蓋を載置したときの安定性を考慮して内
方が低い傾斜面として設定されるもよいものであり、い
ずれも任意に選定できるものである(第2図参照)。
、図示の如く、蓋を載置したときの安定性を考慮して内
方が低い傾斜面として設定されるもよいものであり、い
ずれも任意に選定できるものである(第2図参照)。
この考案は上記のように構成されており、したがって、
器体1開口縁部を彎曲捲回した後の押圧作用によって圧
潰することで、圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、
かつ捲回匡正部3内側面を器壁2外周面に当接せしめた
から、この補強部分の肉厚は器壁2のそれに比し約2.
5倍とすることができ、器体1自体の強度を大幅に向上
させることができる。
器体1開口縁部を彎曲捲回した後の押圧作用によって圧
潰することで、圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、
かつ捲回匡正部3内側面を器壁2外周面に当接せしめた
から、この補強部分の肉厚は器壁2のそれに比し約2.
5倍とすることができ、器体1自体の強度を大幅に向上
させることができる。
このとき、器体1開口縁部を外側へ彎曲捲回して彎曲部
分を捲回圧止部3となし、先端部分を圧入部4となし、
この圧入部4外側面を器壁2外周面に相対向させて捲回
圧止部3外方と器体1内方とからの押圧作用によって、
圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、かつ捲回匡正部
3内側面を器壁2外周面に当接せしめた状態となるよう
圧潰するから、補強部分においての空隙は全く存せず、
しかも、空隙は外部とは全く連通しておらず、そのため
、耐食性酸化被膜処理(アルマイト加工、ブロンズ加工
)に際して、処理液が浸入しないことでその流下による
汚損の発生は皆無となり、良好な体裁を有する製品の歩
留まりが著しく向上するものである。
分を捲回圧止部3となし、先端部分を圧入部4となし、
この圧入部4外側面を器壁2外周面に相対向させて捲回
圧止部3外方と器体1内方とからの押圧作用によって、
圧入部4を器壁2外周面に圧入せしめ、かつ捲回匡正部
3内側面を器壁2外周面に当接せしめた状態となるよう
圧潰するから、補強部分においての空隙は全く存せず、
しかも、空隙は外部とは全く連通しておらず、そのため
、耐食性酸化被膜処理(アルマイト加工、ブロンズ加工
)に際して、処理液が浸入しないことでその流下による
汚損の発生は皆無となり、良好な体裁を有する製品の歩
留まりが著しく向上するものである。
また、従来に比し、補強部分の肉厚を大きくできること
で、器体1全体の強度を増大できるから、器壁2自体の
肉厚が薄くなっても強度上での堅牢性は充分に維持可能
であり、ひいては、形成素材の材料の使用量を節約でき
、安価に提供できることでの副次的効果もある。
で、器体1全体の強度を増大できるから、器壁2自体の
肉厚が薄くなっても強度上での堅牢性は充分に維持可能
であり、ひいては、形成素材の材料の使用量を節約でき
、安価に提供できることでの副次的効果もある。
そして、捲回匡正部3上部面を平坦状に切削して蓋装置
面部5となしたから、蓋をセットしたときでの安定性が
良好なものとなり、極めて便利である。
面部5となしたから、蓋をセットしたときでの安定性が
良好なものとなり、極めて便利である。
以上説明したようにこの考案によれば、両手鍋、フライ
パンの如き各種の鍋における開口縁部の補強を一層増大
させると共に、耐食性酸化被膜処理に際しての処理液の
流下による汚損の発生もなく製品歩留りの向上を図り、
また、形成素材の使用量が節約できることで廉価に提供
でき得る等の実用上極めて有益な効果を奏するものであ
る。
パンの如き各種の鍋における開口縁部の補強を一層増大
させると共に、耐食性酸化被膜処理に際しての処理液の
流下による汚損の発生もなく製品歩留りの向上を図り、
また、形成素材の使用量が節約できることで廉価に提供
でき得る等の実用上極めて有益な効果を奏するものであ
る。
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例を示すもので、
第1図は一部切欠斜視図、第2図は要部断面図、第3図
は加工工程を説明する要部断面図であり、第4図は従来
の加工工程を説明する要部断面図である。 1・・・・・・器体、2・・・・・・器壁、3・・・・
・・捲回圧止部、4・・・・・・圧入部、5・・・・・
・蓋装置面部、12・・・・・・器壁、13・・・・・
・補強縁。
第1図は一部切欠斜視図、第2図は要部断面図、第3図
は加工工程を説明する要部断面図であり、第4図は従来
の加工工程を説明する要部断面図である。 1・・・・・・器体、2・・・・・・器壁、3・・・・
・・捲回圧止部、4・・・・・・圧入部、5・・・・・
・蓋装置面部、12・・・・・・器壁、13・・・・・
・補強縁。
Claims (1)
- 所定形状の器状金属製器体を形成し、この器体開口縁部
を外側へ彎曲捲回して彎曲部分を捲回圧止部となし、先
端部分を圧入部となし、この圧入部外側面を器壁外周面
に相対向させて捲回匡正部外方と器体内方とからの押圧
作用によって、圧入部を器壁外周面に圧入せしめ、かつ
捲回匡正部内側面を器壁外周面に当接せしめた状態とな
るよう圧潰すると共に、捲回圧止部上部面を平坦状に切
削して蓋装置面部となしたことを特徴とする鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3427682U JPS5920181Y2 (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3427682U JPS5920181Y2 (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 鍋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58136042U JPS58136042U (ja) | 1983-09-13 |
JPS5920181Y2 true JPS5920181Y2 (ja) | 1984-06-12 |
Family
ID=30045777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3427682U Expired JPS5920181Y2 (ja) | 1982-03-11 | 1982-03-11 | 鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920181Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-03-11 JP JP3427682U patent/JPS5920181Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58136042U (ja) | 1983-09-13 |
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