JPS59198682A - ケ−ブル接続部の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は架橋可能なゴム・プラスチック組成物を用いた
ケーブル接続部の形成方法に係り、特に絶縁体接続部の
モールド成形と架橋を同一工程で行なう際の電気特性の
低下を防止して、特性の良１好なケーブル接続部を得ら
れるようにしたケーブル接続部の形成方法に関する。

［発明の技術的背景］ 従来から、架橋ポリエチレンケーブルの接続部を形成す
る方法として、架橋可能なポリオレフィン組成物のイン
ジェクションモールドによる方法が知られている。

この方法においては、段剥して導体接続を行なった架橋
ポリエチレンケーブルの導体接続部の外周に割り金型を
被嵌し、この金型のキャビティ内に加熱溶融させた架橋
可能なプラスチック組成物を圧入して絶縁体モールドを
形成した後、冷却固化して金型を外し、これを加圧型加
熱炉で加圧しながら再度加熱して絶縁体モールドを架橋
させることが行われている。

［背景技術の問題点］ しかしながら、このような従来の方法では、絶縁体モー
ルドの形成と、その後の架橋工程におい−Ｃ１その都度
加熱および冷却を繰り返づことになり、内部導電層や外
部導電層のモールド形成が必要な場合には、さらに加熱
ｄ３よび冷却が繰り返されることになって、製造工程が
複雑で作業に手間がかかるとともに、電気的特性、機械
的特性の低Ｔ”　Ｊ５よび生産コストの上昇をもたらし
ていた。

しかも、ケーブルの接続は洞道等の狭い場所で行われる
ことが多いため、作業工程の開路化、作業に要する工具
類が少なくて済むことが強く望まれているにもかかわら
ず、通常のモールド用の割り金型とは別に架橋用の加圧
型加熱炉を必要とする等の欠点もあった。

［発明の目的］ 本発明はこのような欠点を解決するためになされたもの
で、電気的特性および機械的特性に優れたモールド接続
部を短時間で容易に製造することのできる方法を提供し
ようとするものである。

［発明の概要コ すなわち本発明のケーブル接続部の形成方法は、モール
ドすべき絶縁体接続部の形状に対応したキャビティを有
する割り金型内に、該割り金型のキャビティの内壁面に
近接して、少くともキャビティの内側に対向する１面が
可撓性のシート状物により形成され、かつ割り金型外に
開口する流体圧入口を有する加圧室を設けるとともに、
前記キャビディ内に、段剥して導体接続を行なったケー
ブルの導体接続部を配置し、前記キャビティ内に加熱溶
融した架橋可能なゴム・プラスチック組成物を圧入し、
加熱により該組成物を架橋させ、しかる後前記流体圧入
口より加圧室内に高圧流体を圧入させて前記ゴム・プラ
スチック組成物を加圧しつつ該組成物を冷却させること
を特徴としている。

［発明の実施例コ 以下本発明の詳細を図面に示す一実施例について説明す
る。

第１図は本発明方法の一実施例を説明するための縦断面
図である。

図において符号１は上型１ａと下型１ｂとから構成され
たモールドすべき絶縁体接続部の形状に対応した紡錘状
のキャビティ２を有するケーブルの絶縁体接続部成形用
の割り金型を示している。

この割り金！１１１１の上型１ａには、閉止弁３により
封止り能な樹脂圧入口４が設（プられている。

また下型１　ｂの内周面には、加圧室を構成するフッ素
ゴム、シリコーンゴム等の耐熱性の良好な弾性ゴム材料
からなる気密弾性チューブ５が配置され、ざらにその上
にはテフロンシー１−のにうな耐熱性および離型性の良
好な素材からなるセパレータ６が添設されている。

また気密弾性チューブ５には流体圧入口５ａが設番〕ら
れ、この流体圧入口５ａは、下型１ｂを貫通して割り金
型１ｂ外に導出されている。この流体圧入口５ａには図
示を省略尼だ空気ポンプより一定気圧の高圧空気を圧入
できるようになっている（不活性ガスを圧入するように
してもよい）。

以上のように構成された割り金型１を使用して、本発明
方法は、例えば次のようにして行゛なわれる。

まず、接続すべきゴム・プラスチック絶縁ケーブル、例
えば架橋ポリエチレンケーブル７．７′の端部を段剥し
て、常法によりケーブル導体８．８′を接続スリーブ９
により接続し、必要に応じて導体接続部に半導電層を形
成した後、その外周に割り金型１を被嵌する。

すなわち、割り金型１の樹脂圧入口４の外側開口端に押
出機（図示を省略）の押出口を接続し、この押出機によ
り加熱溶融された架橋剤配合のポリオレフィン組成物を
キャビティ２内に充填する。

このポリオレフィン組成物がキャビティ２内に十分充填
されたところで樹脂圧入口４を封止し、この状態で割り
金型１の図示を省略したヒーターに通電して金型の温度
を所定の架ｍ温度、例えば２００℃程度にまで昇温させ
る。

所定の時間加熱してポリオレフィン組成物を架橋させ絶
縁体モールド１０を成形した後、金型１の加熱を停止し
て割り金型１の放冷を開始し、同時に空気ポンプで流体
圧入口５ａより気密弾性チューブ５内に高圧空気を供給
することにより、気　　　゛密弾性チューブ５の内圧を
高くしキャビティ２内の絶縁体モールド１０に一定の圧
力を加えつつ冷却を続ける。この加圧により、冷却時に
おける絶縁体モールド１０内のボイドの発生を抑えるこ
とができる。また、このとき導体側を減圧にしてお（プ
ば、架橋反応で牛しる反応気化物を導体側から除去する
ことができる。

キャビティ２内の絶縁体モールド１ｏが完全に固化する
１００″Ｃ以下の温度まで冷却した後、割り金型１を間
放し仕上げ加工にＪ：り外形を整えて絶縁体接続部を完
成させる。なお上記気密弾性チューブ５の内圧は、例え
ば２０気圧あるいはそれ以下で十分目的が）ヱせられる
。

なお本発明に使用される気密弾性チューブ５は、例えば
第２図に示す加圧室１１Ｔ：置き換えることもできる。

第２図の割り金型１においては、その上型１ａに第１図
における気密弾性チューブ５に相当する加圧室１１か、
耐熱性、離型性の良好な可撓性シー１〜材料１１ａの縁
部を割り金型１に気密に固着することにより形成され−
Ｃいる。この加圧室１１には割り金型１外に連通ずる流
体圧入口１１ｂが設けられＣいる。なお可撓性シート材
料１１ａの流体圧入口１１ｂ近傍の加圧時の負荷が最大
となる部分には金属板１２が貼着されて補強されている
。

この実施例においＣも前述と同様にして絶縁体モールド
が成形され、かつ冷」時に加圧室１１に圧力流体が圧入
されて絶縁体モールド中にボイドが発生するのが防止さ
れる。

Ｕ発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、従来二工程で行な
われでいた絶縁体接続部のモールド成形と架橋を同一工
程で行なうことができ、しかも金型内のゴム・プラスチ
ック組成物は加圧されつつ冷却されるので、ボイドのな
い特性の良好なケーブル接続部を能率よく容易に得るこ
とができる。

また、架橋のためだけに用いられる加圧型加熱炉の必要
もなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明するための割／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）モールドすべき絶縁体接続部の形状に対応したキ
   ャビティを有する割り金型内に、該割り金型のギ１７ビ
   テイの内壁面に近接しＣ１少くと６千ヤビデイの内側に
   対向する面が可撓性のシート状物ににり形成されかつ割
   り金型外に開口する流ｆホ圧入口を有する加圧室を設け
   るとともに、前記キャビティ内に、段剥して導体接続を
   行なったケーブルの導体接続部を配置し、加熱溶融させ
   た架橋可能なゴム・プラスチック組成物を圧入し加熱に
   より該組成物を架橋させて絶縁体モールドを形成し、し
   かる後前記流体圧入口より加圧室内に高圧流体を圧入し
   て前記絶縁体モールドを加圧しつつ冷却させることを特
   徴とするケーブル接続部の形成方法。