JPS59196099A - ガム類の回収精製方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は希薄ガム溶液中よυ効率よく各種ガム類を沈澱
回収する方法に係る。

従来、ガム類の製造は培養により又は天然物からの抽出
により得た希薄ガム溶液に１価アルコールを添加し、沈
澱させた後、再溶解、再沈澱をくシ返して回収精製を行
なっていた。しかしこの方法では最初の沈澱を行なう時
に希薄ガム溶液（約２％ガム濃度）に対し、１０倍容程
度の１価アルコールを使う必要があり、使用後のアルコ
ール精製壁が製造原価の大きな部分を占めるという状態
であった。

本発明は従来の欠点を３価の金属イオンから寿る沈澱凝
集剤を用いることにより、回収過程における１価アルコ
ールの使用量を大巾に減らし、効率よく目的物質を回収
精製できることを見い出したＯ 本発明は、かかる知見に基づいて完成されたもので、ガ
ムの希薄溶液を３価の金属イオンから寿る沈澱凝集剤で
処理して微細粒子化した沈澱物を得、これを酸性条件下
に１価アルコール溶液にて洗浄することを特徴とするガ
ム類の回収精製方法でちる。

微細粒子化した沈澱物を得るには、例えばガムの希薄溶
液を約１％の３価金属イオン溶液中に細いノズルを通し
て押し出す手段があるが、これに限定されない。この沈
澱を酸性条件下でアルコールを用いて洗浄し金属イオン
を除去する。酸性条件下でないと金属イオンを除去でき
ない。洗浄後、アルカリで沈澱物を中和し、乾燥して製
品とする。

本発明の方法が適用できるガムとしては、キサンタンガ
ム、カラギーナンなどを挙げることができ、培養の場合
には各々の菌株が使用される。また、５価の金属イオン
からなる沈澱凝采剤としては塩化第２鉄、硫酸第２鉄、
塩化アルミニウム、水酸化アルミニウムなどの水溶液が
使用できる。

１価アルコールトシテハメチルアルコール、エチルアル
コール、フロビルアルコール、クチルアルコール、アミ
ルアルコールなどを使用スる。

本発明によれば溶剤の使用量を従来の方法に比べ１０分
の１程度に減らせるから、製造コストを大巾に低減でき
る。

以下に実施例を示す。

実施例１ キサントモナス　カンペストリス（発酵研究所寄託番号
ＩＦＯ１３５５１）をグルコース２％、尿素０．８％、
リン酸水素カリウム０．５％、硫酸マグネシウム０．０
１％、ペプトン０．５％、酵母エキス０３％、麦芽エキ
スα３係より成り、ｐＨ７Ｏ〜Ｚ２である培地に接種し
、約１００時間通気攪拌培養を行なった。培養終了後−
３倍量の蒸留水で希釈し、９０００回転、１０分間の遠
心分離を行ない菌体を除去した。この醗酵液を１％塩化
第２鉄溶液中に細いノズルを持つシリンジで押し出し、
微細沈澱を形成させた。沈澱物をナイロンメツシーでＦ
別後、蒸留水で水洗して余剰の塩化第２鉄を除去した。

エチルアルコール中で、６規定塩酸により先の沈澱物を
中和し、８０℃で真空乾燥しキサンタンガムを得た。

実施例２ 紅藻類の１種であるヤハズッノマタ（０ｈｏｎｄｕｒｕ
ｓｏｒｉｓｐｕｓ）　１０　ｋｉｉに１００に９の熱水
（８０〜９０℃）を加え、ホモジナイズすることによシ
カラギーナンを抽出した。濾過により水溶性成分のみを
集めた後、１％の塩化アルミニウム溶液を用いて実施例
１と同様の方法により沈澱物を得た後、エチルアルコー
ル洗浄、中和、乾燥過程を経て精製されたカラギーナン
を得た。

特許出願人　　日清製油株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）希薄ガム溶液を３価の金属イオンからなる沈澱凝
   集剤で処理して微細粒子化した沈澱物を得、これを酸性
   条件下に１価アルコール溶液にて洗浄することを特徴と
   するガム類の回収ａ親方法。