JPS59195463A - 車両搬送用無人運搬車 - Google Patents
車両搬送用無人運搬車Info
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- JPS59195463A JPS59195463A JP58070596A JP7059683A JPS59195463A JP S59195463 A JPS59195463 A JP S59195463A JP 58070596 A JP58070596 A JP 58070596A JP 7059683 A JP7059683 A JP 7059683A JP S59195463 A JPS59195463 A JP S59195463A
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- Japan
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- wheels
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- wheel
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- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 10
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 9
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 101100489581 Caenorhabditis elegans par-5 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は乗用車等の車両を搬送するための無人運搬車
に関するものである。
に関するものである。
通常、車輪等の足回り部品を取付けた組立て途中の車両
は、スラットコンベヤ等によって搬送されつつ各種の加
工が施されるが、サプラインや加工ステージョン等との
関係で直線状に配置した単一の加工ラインで総ての加工
を行なうことができないため、相互に独立した複数列の
ラインで加工、検査および搬送を行なっている。従来、
これら互いに分離されたラインの間で車両を搬送する場
合、−例としてオーバーヘッドコンベヤが用いられてい
たが、オーバーヘッドコンベヤを用いる場合には、前段
のスラットコンベヤの終端部とそれに続く次段のスラッ
トコンベヤの始端部とのそれぞれに、オーバーヘッドコ
ンベヤとの間で車両の受は渡しを行なう移載装置が必要
となり、そのため装置全体の構成が複雑化するのみなら
ず、コストが高く、また作業性が悪いなどの問題があっ
た。
は、スラットコンベヤ等によって搬送されつつ各種の加
工が施されるが、サプラインや加工ステージョン等との
関係で直線状に配置した単一の加工ラインで総ての加工
を行なうことができないため、相互に独立した複数列の
ラインで加工、検査および搬送を行なっている。従来、
これら互いに分離されたラインの間で車両を搬送する場
合、−例としてオーバーヘッドコンベヤが用いられてい
たが、オーバーヘッドコンベヤを用いる場合には、前段
のスラットコンベヤの終端部とそれに続く次段のスラッ
トコンベヤの始端部とのそれぞれに、オーバーヘッドコ
ンベヤとの間で車両の受は渡しを行なう移載装置が必要
となり、そのため装置全体の構成が複雑化するのみなら
ず、コストが高く、また作業性が悪いなどの問題があっ
た。
ところで、車輪等の足回り部品を取付けた組立て途中の
車両および搬送部品取付けを完了したの車両は、フロア
−面と同一平面上を搬送されているのであるから、各組
立ラインのスラットコンベヤの間では、車両をけん引し
てフロア−面上を走行させることにより、前述した問題
を解消することができると考えられる。その場合、車両
自体のステアリング装置を自動操作することができない
から、搬送すべき車両の少なくとも前輪をフロア−面か
ら浮かせてけん引する無人運搬車を用いることが望まし
いが、車両の前輪を浮かせて搬送する場合には、無人運
搬車をを単独で走行させる場合とは状況が大きく異なる
ため、従来から各種の分野で使用されている無人運搬車
をそのまま使用することは困難である。
車両および搬送部品取付けを完了したの車両は、フロア
−面と同一平面上を搬送されているのであるから、各組
立ラインのスラットコンベヤの間では、車両をけん引し
てフロア−面上を走行させることにより、前述した問題
を解消することができると考えられる。その場合、車両
自体のステアリング装置を自動操作することができない
から、搬送すべき車両の少なくとも前輪をフロア−面か
ら浮かせてけん引する無人運搬車を用いることが望まし
いが、車両の前輪を浮かせて搬送する場合には、無人運
搬車をを単独で走行させる場合とは状況が大きく異なる
ため、従来から各種の分野で使用されている無人運搬車
をそのまま使用することは困難である。
すなわち第1図ないし第3図は従来の無人運搬車を示す
概略的な平面図であり、第1図に示す無人運搬車1は3
輪型式のものであって、本体2の前端部下面に設けた前
輪3が従動輪とされ、かつステアリングモータ4によっ
て任意の方向へ旋回し得るよう構成されており、また駆
動輪である後輪5は、走行用モータ6により差動ギヤ7
を介して正逆回転するよう構成され、さらに本体2の中
央部にリフタ8が設けられている。また第2図に示す無
人運搬車10は6輪型式のものであって、本体11の前
後両端部における左右両側に従動輪12が旋回自在に設
けられており、かつ走11用モータ13a、13bによ
って個別に回転させられる駆動輪14a、14bが、本
体11の中央部における左右両側に設けられ、ざらにリ
フタ15hく本体11の中央部に設けられており、左右
の駆動輪14a、14bの回転数の差によって左右し1
ずれの方向へも曲線走行するよう構成されて(IXる。
概略的な平面図であり、第1図に示す無人運搬車1は3
輪型式のものであって、本体2の前端部下面に設けた前
輪3が従動輪とされ、かつステアリングモータ4によっ
て任意の方向へ旋回し得るよう構成されており、また駆
動輪である後輪5は、走行用モータ6により差動ギヤ7
を介して正逆回転するよう構成され、さらに本体2の中
央部にリフタ8が設けられている。また第2図に示す無
人運搬車10は6輪型式のものであって、本体11の前
後両端部における左右両側に従動輪12が旋回自在に設
けられており、かつ走11用モータ13a、13bによ
って個別に回転させられる駆動輪14a、14bが、本
体11の中央部における左右両側に設けられ、ざらにリ
フタ15hく本体11の中央部に設けられており、左右
の駆動輪14a、14bの回転数の差によって左右し1
ずれの方向へも曲線走行するよう構成されて(IXる。
そして第3図に示す無人運搬車20ルま4輪型式のもの
であって、本体21の左右両側のうち(Xずれか一方に
設けた2輪が従動輪22a 、22bとされかつその従
動輪22a、22bが旋回自在に構成され、また他の2
輪が走行用モータ23a、23bで回転される駆動輪2
4a、24bであって、これらの駆動輪24a 、24
bがステアリングモータ25a 、25bによって個別
に任意の方向へ旋回するよう構成され、さらに本体21
の中央部にリフタ26が設けられている。
であって、本体21の左右両側のうち(Xずれか一方に
設けた2輪が従動輪22a 、22bとされかつその従
動輪22a、22bが旋回自在に構成され、また他の2
輪が走行用モータ23a、23bで回転される駆動輪2
4a、24bであって、これらの駆動輪24a 、24
bがステアリングモータ25a 、25bによって個別
に任意の方向へ旋回するよう構成され、さらに本体21
の中央部にリフタ26が設けられている。
上述した従来の無人運搬車1.10.20のうち第1図
に示す無人運搬車1により車両30の前輪31を浮かせ
た状態でその車両30を運搬する場合、リフタ8におけ
る車両量は部が本体2に対し回転し得ない構成であれば
、無人運搬車と車両30とが実質上一体化し、しかもフ
ロア−に接触する5輪すなわち無人運搬車1の前後両輪
3.5および車両30の後輪32のうち無人運搬車1の
前輪3のみが旋回することになるから、前輪3をどのよ
うに旋回させても各車軸3.5.32の車軸の延長線が
1点に交わらず、換言すれば瞬間中心が1つにならない
ため、曲線走行させることができない。これに対しリフ
タ8における車両量は部を回転自在とすれば、曲線走行
させるにあたって無人運搬車1と車両30とを実質上分
離した状態とすることができるから、上述したような不
都合を解消することができる。しかしながら、直線走行
から曲線走行させる場合、一旦前輪3を大きく旋回させ
て無人運搬車1を車両30に対して必要回転半径を得る
まで相対的に回転させ、その後車両30の後輪車軸の延
長線と無人運搬車1の後輪車軸の延長線との交点に無人
運搬車1における前輪車軸の延長線が交わるよう前輪3
の旋回角を調整する必要がある。また曲線走行から直線
走行させる場合、無人運搬車1の前輪3を一旦前進方向
とは逆方向に大きく旋回させて無人運搬車1を車両30
と平行にした後、前輪3を直線走行状態に戻す必要があ
る。このように直線走行から曲線走行に入る場合および
その逆の場合には、無人運搬車1を車両30に対し相対
的に大きく回転させる必要があるから、無人運搬車1が
車両30の前輪31に干渉してしまうおそれがあり、そ
の結果回転半径を大きくとらざるを得ず、それに伴い所
要フロア−面積を広くしなければならない不都合があり
、これに加え前輪3の旋回角制御と走行経路の設定とが
複雑化し、走行安定性が損われる問題がある。ざらにリ
フタ8における車両量は部を回転自在とした場合には、
車両30の搭載時および脱荷時の安定性を図るために、
車両量は部の回転を規制する回り止め機構を設ける必要
があり、無人運搬車1を車両30の下側に入り込ませる
必要から無人運搬車1の全高を車両30の最低地上高以
下に設定しなければならないことを考慮すると、無人運
搬車1の全体構成が極めて複雑化すると同時にコスト高
ともなり、さらには強度や耐久性の点で信頼性が低下す
るおそれがある。
に示す無人運搬車1により車両30の前輪31を浮かせ
た状態でその車両30を運搬する場合、リフタ8におけ
る車両量は部が本体2に対し回転し得ない構成であれば
、無人運搬車と車両30とが実質上一体化し、しかもフ
ロア−に接触する5輪すなわち無人運搬車1の前後両輪
3.5および車両30の後輪32のうち無人運搬車1の
前輪3のみが旋回することになるから、前輪3をどのよ
うに旋回させても各車軸3.5.32の車軸の延長線が
1点に交わらず、換言すれば瞬間中心が1つにならない
ため、曲線走行させることができない。これに対しリフ
タ8における車両量は部を回転自在とすれば、曲線走行
させるにあたって無人運搬車1と車両30とを実質上分
離した状態とすることができるから、上述したような不
都合を解消することができる。しかしながら、直線走行
から曲線走行させる場合、一旦前輪3を大きく旋回させ
て無人運搬車1を車両30に対して必要回転半径を得る
まで相対的に回転させ、その後車両30の後輪車軸の延
長線と無人運搬車1の後輪車軸の延長線との交点に無人
運搬車1における前輪車軸の延長線が交わるよう前輪3
の旋回角を調整する必要がある。また曲線走行から直線
走行させる場合、無人運搬車1の前輪3を一旦前進方向
とは逆方向に大きく旋回させて無人運搬車1を車両30
と平行にした後、前輪3を直線走行状態に戻す必要があ
る。このように直線走行から曲線走行に入る場合および
その逆の場合には、無人運搬車1を車両30に対し相対
的に大きく回転させる必要があるから、無人運搬車1が
車両30の前輪31に干渉してしまうおそれがあり、そ
の結果回転半径を大きくとらざるを得ず、それに伴い所
要フロア−面積を広くしなければならない不都合があり
、これに加え前輪3の旋回角制御と走行経路の設定とが
複雑化し、走行安定性が損われる問題がある。ざらにリ
フタ8における車両量は部を回転自在とした場合には、
車両30の搭載時および脱荷時の安定性を図るために、
車両量は部の回転を規制する回り止め機構を設ける必要
があり、無人運搬車1を車両30の下側に入り込ませる
必要から無人運搬車1の全高を車両30の最低地上高以
下に設定しなければならないことを考慮すると、無人運
搬車1の全体構成が極めて複雑化すると同時にコスト高
ともなり、さらには強度や耐久性の点で信頼性が低下す
るおそれがある。
他方、第2図に示す構成の従来の無人運搬車10では、
車両受は部を固定した構成とした場合、無人運搬車10
を車両30に対して回転させる際の抵抗力が極めて大き
くなるために、左右の各駆動輪14a、14bの回転差
のみによって走行させることは困難である。これに対し
車両受は部を回転自在な構成とすれば、無人運搬車10
を車両に対して容易に回転させることができるが、曲線
走行時の走行半径が所期の半径となるよう駆動輪14a
、14’bの車軸の延長線を車両30の後輪車軸の延長
線に所定位置で交叉させるべく各駆動輪14a、14b
の回転数差を設定することが困難であり、極めて複雑な
制御を行なわなければならなくなる。また第2図に示す
無人運搬車10では、中央部に走行のための駆動機構を
設けた機構であるから、各従動輪12および駆動輪14
a114bにかかる荷重をバランスさせるために、リフ
タ15および車両受は部用回り止め機構を本体11の中
央部に組み込むことが難しく、全体構成が極めて複雑化
し、かつ製造が困難なものとなるおそれがある。
車両受は部を固定した構成とした場合、無人運搬車10
を車両30に対して回転させる際の抵抗力が極めて大き
くなるために、左右の各駆動輪14a、14bの回転差
のみによって走行させることは困難である。これに対し
車両受は部を回転自在な構成とすれば、無人運搬車10
を車両に対して容易に回転させることができるが、曲線
走行時の走行半径が所期の半径となるよう駆動輪14a
、14’bの車軸の延長線を車両30の後輪車軸の延長
線に所定位置で交叉させるべく各駆動輪14a、14b
の回転数差を設定することが困難であり、極めて複雑な
制御を行なわなければならなくなる。また第2図に示す
無人運搬車10では、中央部に走行のための駆動機構を
設けた機構であるから、各従動輪12および駆動輪14
a114bにかかる荷重をバランスさせるために、リフ
タ15および車両受は部用回り止め機構を本体11の中
央部に組み込むことが難しく、全体構成が極めて複雑化
し、かつ製造が困難なものとなるおそれがある。
また第3図に示す構成の無人運搬車20は、4輪の全て
が単独で旋回し得る構成であるから、車両受は部を特に
回転自在とせずども無人運搬車20および車両30全体
の瞬間中心を1点にすることができ、また本体21の中
央部にスペースの余裕があるから、リフタ26を本体2
1の中央部に設けても構成が特に複雑化するおそれはな
い。しかしながら、その反面、各駆動輪24a 、24
bの旋回角を個別に制御する構成であるため、曲線走行
する際に各駆動輪車軸の延長線を車両30の後輪車軸の
延長線上の1点で交わらせるよう、すなわち瞬間中心が
1点となるよう各駆動輪24a、24bの旋回角を制御
することが難しく、その結果制御系が複雑化し、コスト
高となる問題があった。
が単独で旋回し得る構成であるから、車両受は部を特に
回転自在とせずども無人運搬車20および車両30全体
の瞬間中心を1点にすることができ、また本体21の中
央部にスペースの余裕があるから、リフタ26を本体2
1の中央部に設けても構成が特に複雑化するおそれはな
い。しかしながら、その反面、各駆動輪24a 、24
bの旋回角を個別に制御する構成であるため、曲線走行
する際に各駆動輪車軸の延長線を車両30の後輪車軸の
延長線上の1点で交わらせるよう、すなわち瞬間中心が
1点となるよう各駆動輪24a、24bの旋回角を制御
することが難しく、その結果制御系が複雑化し、コスト
高となる問題があった。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成が
簡単でしかも滑らかな曲線走行も可能であり、さらには
全高を搬送すべき車両の最低地上高よりも容易に低くす
ることのできる車両搬送用の無人運搬車を提供すること
を目的とするものである。そしてこの発明の特徴と覆る
ところは、車輪構成を3輪構成とし、本体の前端部もし
くは後端部に設けた1輪を駆動輪とするとともに、その
駆動輪を予め定めた経路に沿って走行するようステアリ
ング機構によって旋回させる構成とし、また本体の後端
部もしくは前端部に設けた他の2輪を従動輪とするとと
もに、各従動輪を旋回自在に構成し、さらに従動輪を設
けた端部を前方として走行する際に各従動輪を直進走行
状態に固定する固定機構を設け、かつまた搬送すべき車
両の前端部を押し上げてその前輪を走行面から浮かせる
昇降装置を本体に設けた点にある。
簡単でしかも滑らかな曲線走行も可能であり、さらには
全高を搬送すべき車両の最低地上高よりも容易に低くす
ることのできる車両搬送用の無人運搬車を提供すること
を目的とするものである。そしてこの発明の特徴と覆る
ところは、車輪構成を3輪構成とし、本体の前端部もし
くは後端部に設けた1輪を駆動輪とするとともに、その
駆動輪を予め定めた経路に沿って走行するようステアリ
ング機構によって旋回させる構成とし、また本体の後端
部もしくは前端部に設けた他の2輪を従動輪とするとと
もに、各従動輪を旋回自在に構成し、さらに従動輪を設
けた端部を前方として走行する際に各従動輪を直進走行
状態に固定する固定機構を設け、かつまた搬送すべき車
両の前端部を押し上げてその前輪を走行面から浮かせる
昇降装置を本体に設けた点にある。
以下この発明の実施例を第4図ないし第7図を参照して
説明する。
説明する。
第4図はこの発明の一実施例を示す一部破断した略解平
面図であり、第5図は一部破断した略解側面図であって
、ここに示す無人運搬車40は、本体41の前後両端部
のうち一方に1つの駆動輪42を設け、他方に2つの従
動輪43a 、43bを設けた3輪型式とされている。
面図であり、第5図は一部破断した略解側面図であって
、ここに示す無人運搬車40は、本体41の前後両端部
のうち一方に1つの駆動輪42を設け、他方に2つの従
動輪43a 、43bを設けた3輪型式とされている。
なお以下の説明では、仮に、駆動輪42側を前端部とし
、従動輪43a 、43b側を後端部として説明する。
、従動輪43a 、43b側を後端部として説明する。
本体41の前端中央部の下面に旋回テーブル44が回転
軸45を中心にして回転自在に取付けられており、その
旋回テーブル44の下面中心部に駆動輪42が軸受部材
46を介して取付けられ、かつその駆動輪42は軸受部
材46に取付けた走行用モータ47に連結されている。
軸45を中心にして回転自在に取付けられており、その
旋回テーブル44の下面中心部に駆動輪42が軸受部材
46を介して取付けられ、かつその駆動輪42は軸受部
材46に取付けた走行用モータ47に連結されている。
旋回テーブル44の外周部には歯が形成され、かつ本体
41に取付けたステアリングモータ48によって回転さ
れるステアリング歯車49に噛み合っており、したがっ
て駆動輪42は、ステアリングモータ48によってステ
アリング歯車49を介して旋回テーブル44を旋回させ
ることにより、任意の方向に向きを変えるよう構成され
ている。すなわちこれらステアリングモータ48、ステ
アリング歯車49d)よび旋回テーブル44はステアリ
ング機構を構成している。なお、ステアリング機構は、
要は、駆動輪42の向きを変え得る構成であればよいの
であって、図に示す機構の他に、例えば複数のリンクに
よって構成してもよく、あるいはリンクと一方向に往復
動されるスライダーとを組み合わせた構成としてもよい
。
41に取付けたステアリングモータ48によって回転さ
れるステアリング歯車49に噛み合っており、したがっ
て駆動輪42は、ステアリングモータ48によってステ
アリング歯車49を介して旋回テーブル44を旋回させ
ることにより、任意の方向に向きを変えるよう構成され
ている。すなわちこれらステアリングモータ48、ステ
アリング歯車49d)よび旋回テーブル44はステアリ
ング機構を構成している。なお、ステアリング機構は、
要は、駆動輪42の向きを変え得る構成であればよいの
であって、図に示す機構の他に、例えば複数のリンクに
よって構成してもよく、あるいはリンクと一方向に往復
動されるスライダーとを組み合わせた構成としてもよい
。
他方、従動輪43a143b4.t、本体41の後端部
下面の左右両側に設けられており、これらの従動輪43
a、43bは、回転軸50a 、50bを中心にして旋
回する旋回板51a 、51bを介して本体41に旋回
自在に取付けられている。すなわち各従動輪43a 、
43bの回転中心軸は、旋回中心となる前記回転軸50
a 、50bの軸線から若干外れた位置にあり、したが
って接地点が旋回中心軸線から外れていることにより、
走行時に接地点に生ずる抵抗力が旋回トルクとなり、そ
の結果各従動輪43a 、431)は走行方向へ自動的
に向きを変えるよう構成されている。
下面の左右両側に設けられており、これらの従動輪43
a、43bは、回転軸50a 、50bを中心にして旋
回する旋回板51a 、51bを介して本体41に旋回
自在に取付けられている。すなわち各従動輪43a 、
43bの回転中心軸は、旋回中心となる前記回転軸50
a 、50bの軸線から若干外れた位置にあり、したが
って接地点が旋回中心軸線から外れていることにより、
走行時に接地点に生ずる抵抗力が旋回トルクとなり、そ
の結果各従動輪43a 、431)は走行方向へ自動的
に向きを変えるよう構成されている。
なお、従動輪43a、43bを設けた後端部側を前進方
向とした場合、従動輪43a 、43bが自由に旋回し
胃る状態であれば、起動時の従動輪43a 、43bの
抵抗が大きく、また走行時は走行方向が定まらないため
に、従動輪43a 、43bを直進走行状態に固定する
固定機構が設けられている。すなわち前記旋回板51a
、51bの外周部には、従動輪4’3a、43bが第
4図に示す直進状態にあるときに本体41の前端部側を
向く切欠部52a、52bが形成されており、これに対
し旋回板51a 、51bよりも本体41の前端側にロ
ックパー53が前後動自在に設けら机るとともに、前記
切欠部52f1.52+1に嵌り込む54a、54.b
がロックパー53に設けられている。
向とした場合、従動輪43a 、43bが自由に旋回し
胃る状態であれば、起動時の従動輪43a 、43bの
抵抗が大きく、また走行時は走行方向が定まらないため
に、従動輪43a 、43bを直進走行状態に固定する
固定機構が設けられている。すなわち前記旋回板51a
、51bの外周部には、従動輪4’3a、43bが第
4図に示す直進状態にあるときに本体41の前端部側を
向く切欠部52a、52bが形成されており、これに対
し旋回板51a 、51bよりも本体41の前端側にロ
ックパー53が前後動自在に設けら机るとともに、前記
切欠部52f1.52+1に嵌り込む54a、54.b
がロックパー53に設けられている。
そのロックパー53よりも前端側すなわ50ツクパー5
3の突起54a 、54bに対し反対側にロックモータ
55によって回転されるカム56が配置されており、ロ
ックパー53がそのカム56に押されて旋回板51a
、51b側に移動し、その結果突起54a 、54bが
前記切欠部52a、52bに嵌り込むことにより、従動
輪43a、−43bを直進走行状態に固定するようにな
っている。また、特には図示しないが、ロックパー53
はスプリング等の弾性体によってカム56側に押圧され
ており、ロックモータ55の非動作時にはロックパー5
3を旋回板51a、、51bから引き離して突起54a
、54bを切欠部53a 、53bがら外すよう構成
されている。
3の突起54a 、54bに対し反対側にロックモータ
55によって回転されるカム56が配置されており、ロ
ックパー53がそのカム56に押されて旋回板51a
、51b側に移動し、その結果突起54a 、54bが
前記切欠部52a、52bに嵌り込むことにより、従動
輪43a、−43bを直進走行状態に固定するようにな
っている。また、特には図示しないが、ロックパー53
はスプリング等の弾性体によってカム56側に押圧され
ており、ロックモータ55の非動作時にはロックパー5
3を旋回板51a、、51bから引き離して突起54a
、54bを切欠部53a 、53bがら外すよう構成
されている。
また本体41の中央部には、搬送すべき車両30の前端
部を押し上げる昇降装置57が設けられている。その構
成を第6図に示す。すなわち昇降装置57は、相互に交
差させてビン止めした2本のリンク58a 、58bに
よって車両受【プ板59を上昇・下降させる構成であっ
て、一方のリンク58aの下端部が本体41に回動自在
に取付けられるとともに、その上端部が車両受は板59
の下面に回動自在に取付けられており、また他方のリン
ク58bの上端部が車両受は板59の下面に面方向に沿
って移動自在に係合するとともに、その下端部が送りね
じ軸60に螺合する雌ねじ部材61に回動自在に取付け
られている。したがって昇降装置57は、送りねじ軸6
1を昇降モータ62により回動させて雌ねじ部材61を
前後動させることにより、車両受は板59をリンク58
a、58bを介して上昇・下降させるよう構成されてい
る。
部を押し上げる昇降装置57が設けられている。その構
成を第6図に示す。すなわち昇降装置57は、相互に交
差させてビン止めした2本のリンク58a 、58bに
よって車両受【プ板59を上昇・下降させる構成であっ
て、一方のリンク58aの下端部が本体41に回動自在
に取付けられるとともに、その上端部が車両受は板59
の下面に回動自在に取付けられており、また他方のリン
ク58bの上端部が車両受は板59の下面に面方向に沿
って移動自在に係合するとともに、その下端部が送りね
じ軸60に螺合する雌ねじ部材61に回動自在に取付け
られている。したがって昇降装置57は、送りねじ軸6
1を昇降モータ62により回動させて雌ねじ部材61を
前後動させることにより、車両受は板59をリンク58
a、58bを介して上昇・下降させるよう構成されてい
る。
さらに本体41に電源としてのバッテリー63と、前進
後退および昇降装置57の上昇下降等を制御する制御装
置64とが搭載されている。
後退および昇降装置57の上昇下降等を制御する制御装
置64とが搭載されている。
つぎに無人運搬車40を動作させるための制御系構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
無人運搬車40が走行するフロア−65に前進用誘導線
66と後退用誘導線67とが埋設され、これに対し前進
用誘導線66が発する電磁波を検出する前進用検出器6
8が、前記旋回テーブル44の下面、より正確には駆動
輪42の前方位置に取付けられ、また後退用誘導線67
が発する電磁波を検出する後退用検出器69が、本体4
1の後端部下面中央に取付けられている。前記各誘導線
66.67は地上盤70によってオン・オフ制御される
よう構成され、また各検出器68.69は、その出力信
号を前記IIIIll装W164に入力するとともに、
それに基く制御装置64がらの出力信号によってステア
リングモータ48を動作させることにより、前進時もし
くは後退時に常時対応する誘導線66.67の上方に位
置するようになっている。すなわち、前進時には前進用
誘導線66に沿って走行し、後退時には後退用誘導線6
7に沿って走行するよう構成されている。また制御装置
64に接続された周波数検出器71が、本体41の下面
所定個所に取付けられており、これに対し地上盤700
指令信号により所定周波数の走行開始信号とこれとは異
なる周波数の昇降開始信号を発信する発信アンテナ72
a、72bが、第7図に示す積載位置Aと脱荷位置Bと
における前記周波数検出器71に対応する個所に設置さ
れている。
66と後退用誘導線67とが埋設され、これに対し前進
用誘導線66が発する電磁波を検出する前進用検出器6
8が、前記旋回テーブル44の下面、より正確には駆動
輪42の前方位置に取付けられ、また後退用誘導線67
が発する電磁波を検出する後退用検出器69が、本体4
1の後端部下面中央に取付けられている。前記各誘導線
66.67は地上盤70によってオン・オフ制御される
よう構成され、また各検出器68.69は、その出力信
号を前記IIIIll装W164に入力するとともに、
それに基く制御装置64がらの出力信号によってステア
リングモータ48を動作させることにより、前進時もし
くは後退時に常時対応する誘導線66.67の上方に位
置するようになっている。すなわち、前進時には前進用
誘導線66に沿って走行し、後退時には後退用誘導線6
7に沿って走行するよう構成されている。また制御装置
64に接続された周波数検出器71が、本体41の下面
所定個所に取付けられており、これに対し地上盤700
指令信号により所定周波数の走行開始信号とこれとは異
なる周波数の昇降開始信号を発信する発信アンテナ72
a、72bが、第7図に示す積載位置Aと脱荷位置Bと
における前記周波数検出器71に対応する個所に設置さ
れている。
さらに停止用の磁気検出器73が本体41の下面所定個
所に取付けられるとともに、磁石74a、74bが積載
位置Aおよび脱荷位置Bにおける磁気検出器73に対応
する個所に設けられており、磁気検出器73がいずれか
の磁石74a 、74bの発する磁気を検出することに
より停止信号を制御設置64へ出力し、その結果走行用
モータ47を停止さぜるよう構成されている。またさら
に制御装置64によって励磁および消磁される停止確認
電磁石75および昇降確認電磁石76のそれぞれが、本
体41の下面所定個所に取付けられており、これに対し
各電磁石75.76に感応して信号を地上盤70に出力
する停止確認磁気検出器77a、77bおよび昇降確認
磁気検出器78a、78bのそれぞれが、積載位置Aお
よび脱荷位置Bにおける各電磁石75.76に対応する
個所に設けられている。
所に取付けられるとともに、磁石74a、74bが積載
位置Aおよび脱荷位置Bにおける磁気検出器73に対応
する個所に設けられており、磁気検出器73がいずれか
の磁石74a 、74bの発する磁気を検出することに
より停止信号を制御設置64へ出力し、その結果走行用
モータ47を停止さぜるよう構成されている。またさら
に制御装置64によって励磁および消磁される停止確認
電磁石75および昇降確認電磁石76のそれぞれが、本
体41の下面所定個所に取付けられており、これに対し
各電磁石75.76に感応して信号を地上盤70に出力
する停止確認磁気検出器77a、77bおよび昇降確認
磁気検出器78a、78bのそれぞれが、積載位置Aお
よび脱荷位置Bにおける各電磁石75.76に対応する
個所に設けられている。
そして積載位置Aおよび脱荷位置Bには、車両30の有
無を検出するリミットスイッチ79.80が設けられて
おり、積載位置Aにおけるリミットスイッチ79がオン
でかつ脱荷位置Bにおけるリミットスイッチ80がオフ
のときに、地上盤70からの出力信号によって無人運搬
車40を動作させ、逆の場合に無人運搬車40を動作さ
せないようになっている。なお、第7図中符号81は脱
゛荷位置Bの直前に配置した磁石であって、無人運搬車
40が前進走行している際にその磁気検出器73が磁気
を検知することにより無人運搬車4゜を減速させるよう
構成されている。
無を検出するリミットスイッチ79.80が設けられて
おり、積載位置Aにおけるリミットスイッチ79がオン
でかつ脱荷位置Bにおけるリミットスイッチ80がオフ
のときに、地上盤70からの出力信号によって無人運搬
車40を動作させ、逆の場合に無人運搬車40を動作さ
せないようになっている。なお、第7図中符号81は脱
゛荷位置Bの直前に配置した磁石であって、無人運搬車
40が前進走行している際にその磁気検出器73が磁気
を検知することにより無人運搬車4゜を減速させるよう
構成されている。
上記のように構成した装置で車両3oを搬送する場合、
スラットコンベヤ(図示せず)の終端部である積載位置
Aに無人運搬140を停止させておく。その状態では、
磁気検出器73がフロア−65に設置した前記磁石74
aに感応し、その結果走行用モータ47が停止しており
、また停止確認電磁石75が励磁され、それに伴い停止
確認磁気検出器77aが地上盤7oに信号を出力してい
る。その状態で車両3oがスラットコンベヤによって搬
送され、その前端部例えばフロントアクスルが昇降装置
57の上方に到ると、リミットスイッチ79がオンとな
って信号を地上盤7oに出力し、それに伴い地上盤7o
の指令信号により昇降装置57を上昇させる所定周波数
の信号を発信アンテナ72aが出力する。その信号を無
人運搬車40の周波数検出器71が検出して制御装置F
64に信号を出力することにより、昇降モータ62が起
動し、その結果車両骨は板59が上昇して車両30の前
端側を押し上げ、その前輪31をフロア−65から離隔
させる。すると、昇降装置57が上昇端に達したことを
検出するリミットスイッチ(図示せず)等からの出力信
号によって、停止確認電磁石75が、消磁されるととも
に、昇降確認電磁石76が励磁され、さらにその磁気に
感応した昇降確認磁気検出器78aが地上盤7oに信号
を出力する。昇降確認磁気検出器78aから信号を受け
た地上盤70は走行用モータ47を前進方向に起動させ
ることを指示する所定周波数の信号を発信アンテナ72
aから出力させる一方、前進用誘導1166に通電する
。発信アンテナ72aから出力される信号を検出した周
波数検出器71は、制御装置64に信号を出力し、その
結果走行用モータ47が制御装置64がらの出力信号に
より前進方向に回転し、無人運搬車4oが車両3oの前
端部を押し上げてけん引しつつ前進走行する。なおその
場合、各磁石75.76は消磁され、また固定機構は非
動作状態にあって従動輪43a、43bが自由に旋回し
得る状態になっている。
スラットコンベヤ(図示せず)の終端部である積載位置
Aに無人運搬140を停止させておく。その状態では、
磁気検出器73がフロア−65に設置した前記磁石74
aに感応し、その結果走行用モータ47が停止しており
、また停止確認電磁石75が励磁され、それに伴い停止
確認磁気検出器77aが地上盤7oに信号を出力してい
る。その状態で車両3oがスラットコンベヤによって搬
送され、その前端部例えばフロントアクスルが昇降装置
57の上方に到ると、リミットスイッチ79がオンとな
って信号を地上盤7oに出力し、それに伴い地上盤7o
の指令信号により昇降装置57を上昇させる所定周波数
の信号を発信アンテナ72aが出力する。その信号を無
人運搬車40の周波数検出器71が検出して制御装置F
64に信号を出力することにより、昇降モータ62が起
動し、その結果車両骨は板59が上昇して車両30の前
端側を押し上げ、その前輪31をフロア−65から離隔
させる。すると、昇降装置57が上昇端に達したことを
検出するリミットスイッチ(図示せず)等からの出力信
号によって、停止確認電磁石75が、消磁されるととも
に、昇降確認電磁石76が励磁され、さらにその磁気に
感応した昇降確認磁気検出器78aが地上盤7oに信号
を出力する。昇降確認磁気検出器78aから信号を受け
た地上盤70は走行用モータ47を前進方向に起動させ
ることを指示する所定周波数の信号を発信アンテナ72
aから出力させる一方、前進用誘導1166に通電する
。発信アンテナ72aから出力される信号を検出した周
波数検出器71は、制御装置64に信号を出力し、その
結果走行用モータ47が制御装置64がらの出力信号に
より前進方向に回転し、無人運搬車4oが車両3oの前
端部を押し上げてけん引しつつ前進走行する。なおその
場合、各磁石75.76は消磁され、また固定機構は非
動作状態にあって従動輪43a、43bが自由に旋回し
得る状態になっている。
無人運搬車40は、走行を開始すると、前進用検出器6
8が前進用誘導線66の発する電磁波を検出することに
伴う制m装置64がらの出力信号により、前進用検出器
68が常にその誘導!166の上方に位置するようステ
アリングモータ48によって旋回テーブル44を適宜に
旋回させつつ、すなわち駆動輪42の向きを制御しつつ
走行し、したがって無人運搬車40は前進用誘導線66
に沿って走行する。無人運搬車40が第7図に実線で示
すように直線走行から曲線走行に入ると、駆動輪42は
ステアリングモータ48が旋回テーブル44を旋回させ
ることにより前進用誘導線66に沿った方向に向きが変
わり、これに対し各従動輪43a 、43bは自由に旋
回し得るから、走行するに伴って作用する力がバランス
する向きに自動的に旋回し、その結果駆動輪42および
各従動輪43a 、43bの瞬間中心が車両30の後輪
束゛軸の延長線上の1点Oに一致し、したがって無人運
搬*40および車両30はその点Oを中心にして滑らか
に曲線走行する。またその場合、無人運搬車40は車両
30に対し大きく向きを変えることはないので、無人運
搬車40が車両30の前輪31に干渉するおそれがなく
、換言すれば車両30の前端部を特に高く押し上げる必
要はない。
8が前進用誘導線66の発する電磁波を検出することに
伴う制m装置64がらの出力信号により、前進用検出器
68が常にその誘導!166の上方に位置するようステ
アリングモータ48によって旋回テーブル44を適宜に
旋回させつつ、すなわち駆動輪42の向きを制御しつつ
走行し、したがって無人運搬車40は前進用誘導線66
に沿って走行する。無人運搬車40が第7図に実線で示
すように直線走行から曲線走行に入ると、駆動輪42は
ステアリングモータ48が旋回テーブル44を旋回させ
ることにより前進用誘導線66に沿った方向に向きが変
わり、これに対し各従動輪43a 、43bは自由に旋
回し得るから、走行するに伴って作用する力がバランス
する向きに自動的に旋回し、その結果駆動輪42および
各従動輪43a 、43bの瞬間中心が車両30の後輪
束゛軸の延長線上の1点Oに一致し、したがって無人運
搬*40および車両30はその点Oを中心にして滑らか
に曲線走行する。またその場合、無人運搬車40は車両
30に対し大きく向きを変えることはないので、無人運
搬車40が車両30の前輪31に干渉するおそれがなく
、換言すれば車両30の前端部を特に高く押し上げる必
要はない。
他方、曲線走行から直線走行に変わる場合、駆動輪42
がステアリングモータ48によって直線走行状態に戻さ
れ、また従動輪43a 、43bが自動的に直線走行す
る向きに変わるから、無人運搬車40の向きを車両30
に対して一旦大きく向きを変えることなく滑らかに直線
走行に入ることができる。
がステアリングモータ48によって直線走行状態に戻さ
れ、また従動輪43a 、43bが自動的に直線走行す
る向きに変わるから、無人運搬車40の向きを車両30
に対して一旦大きく向きを変えることなく滑らかに直線
走行に入ることができる。
そして無人運搬車40が前記磁石81の個所を通過する
ことにより、その磁気を磁気検出器73が検出して制御
装置64に信号を出力し、その結果走行用モータ47の
回転数が低下して減速される。無人運搬車40が減速状
態で脱荷位置Bすなわち他方のスラットコンベヤ(図示
せず)の始端部に到達すると、磁気検出器73が脱荷位
置Bのフロア−65に設けた磁石74bの磁気を検出し
T ill I’ll 装置64に信号を出力すること
により、制御装置64からの出力信号によって走行用モ
ータ47が停止して、無人運゛搬車4oが脱荷位置Bに
停止する。これと同時に停止確認電磁石75が励磁され
、その磁気を検出することによる停止確認磁気検出器7
7bがらの出力信号により、地上盤70が前進用誘導線
66への通電を止めるとともに、昇降装置57を下降さ
せるべき所定周波数の信号を発信アンテナ72bから出
力する。その発信信号を周波数検出器71が検出するこ
とにより、制御装置64が昇降モータ62に信号を与え
てこれを起動させ、その結果昇降装W57が下降動作し
て車両30は脱荷位置B側のスラットコンベヤ上に降ろ
される。昇降装置57が下端に達することにより動作す
るリミットスイッチ(図示せず)等の出力信号により制
御装置64における運転モードが前進から後退に変わる
と同時に、昇降確認電磁石76が励磁され、かつ停止確
認電磁石75が消磁される。また運転モードが後退に変
わることによってロックモータ55が動作し、それに伴
ってロックパー53がカム56に押されて従動輪43a
、43bを取付けである旋回板51a、51b側に移
動するから、前記突起54a 、54bが旋回板51a
、51bに形成しである切欠部53a 、53bに嵌
り込み、その結果従動輪43a、43bが直進状態に固
定される。
ことにより、その磁気を磁気検出器73が検出して制御
装置64に信号を出力し、その結果走行用モータ47の
回転数が低下して減速される。無人運搬車40が減速状
態で脱荷位置Bすなわち他方のスラットコンベヤ(図示
せず)の始端部に到達すると、磁気検出器73が脱荷位
置Bのフロア−65に設けた磁石74bの磁気を検出し
T ill I’ll 装置64に信号を出力すること
により、制御装置64からの出力信号によって走行用モ
ータ47が停止して、無人運゛搬車4oが脱荷位置Bに
停止する。これと同時に停止確認電磁石75が励磁され
、その磁気を検出することによる停止確認磁気検出器7
7bがらの出力信号により、地上盤70が前進用誘導線
66への通電を止めるとともに、昇降装置57を下降さ
せるべき所定周波数の信号を発信アンテナ72bから出
力する。その発信信号を周波数検出器71が検出するこ
とにより、制御装置64が昇降モータ62に信号を与え
てこれを起動させ、その結果昇降装W57が下降動作し
て車両30は脱荷位置B側のスラットコンベヤ上に降ろ
される。昇降装置57が下端に達することにより動作す
るリミットスイッチ(図示せず)等の出力信号により制
御装置64における運転モードが前進から後退に変わる
と同時に、昇降確認電磁石76が励磁され、かつ停止確
認電磁石75が消磁される。また運転モードが後退に変
わることによってロックモータ55が動作し、それに伴
ってロックパー53がカム56に押されて従動輪43a
、43bを取付けである旋回板51a、51b側に移
動するから、前記突起54a 、54bが旋回板51a
、51bに形成しである切欠部53a 、53bに嵌
り込み、その結果従動輪43a、43bが直進状態に固
定される。
他方、前記昇降確認電磁石76が発する磁気を検出した
昇降確認磁気検出器78bからの出力信号により、地上
盤70は後退用誘導線67に通電し、かつ無人運搬車4
0の後退走行を指示す所定周波数の信号を発信アンテナ
72bから出力し、その結果無人運搬車40に設けた周
波数検出器71が発信アンテナ72bから出力される信
号を検出することにより、走行用モータ47が後退方向
に回転し始める。そして後退用誘導線67が発する電磁
波を後退用検出器69が検出することに伴う制御装置6
4からの出力信号によってステアリングモータ48が制
御され、その結果無人運搬車40は後退用誘導線67に
沿って走行する。その場合、従動輪43a 、43bが
直進走行状態に固定されているから、従動輪43a 、
43b側が前進側となっていても、走行方向後方側にあ
る駆動輪42の向きを制御するのみで、無人運搬車40
は後退用誘導線67に沿って正確に直進走行および曲線
走行を行なう。なお、後退走行時にも、減速用としてフ
ロア−65に設けた前記磁石81の個所を無人運搬車4
0が通過し、その磁気を磁気検出器73が検出するが、
制御装置64における運転モードが後退モードになって
いるから、無人運搬車40は減速することなく後退走行
する。
昇降確認磁気検出器78bからの出力信号により、地上
盤70は後退用誘導線67に通電し、かつ無人運搬車4
0の後退走行を指示す所定周波数の信号を発信アンテナ
72bから出力し、その結果無人運搬車40に設けた周
波数検出器71が発信アンテナ72bから出力される信
号を検出することにより、走行用モータ47が後退方向
に回転し始める。そして後退用誘導線67が発する電磁
波を後退用検出器69が検出することに伴う制御装置6
4からの出力信号によってステアリングモータ48が制
御され、その結果無人運搬車40は後退用誘導線67に
沿って走行する。その場合、従動輪43a 、43bが
直進走行状態に固定されているから、従動輪43a 、
43b側が前進側となっていても、走行方向後方側にあ
る駆動輪42の向きを制御するのみで、無人運搬車40
は後退用誘導線67に沿って正確に直進走行および曲線
走行を行なう。なお、後退走行時にも、減速用としてフ
ロア−65に設けた前記磁石81の個所を無人運搬車4
0が通過し、その磁気を磁気検出器73が検出するが、
制御装置64における運転モードが後退モードになって
いるから、無人運搬車40は減速することなく後退走行
する。
無人運搬車40が積載位置に達すると、フロア−65に
設けた磁石74aの磁気を磁気検出器73が検出するた
めに、無人運搬車40は停止する。
設けた磁石74aの磁気を磁気検出器73が検出するた
めに、無人運搬車40は停止する。
すると、停止確認電磁石75が励磁され、また制御装置
64における運転モードが前進モードに切り代り、かつ
ロックモータ55が前述した場合とは逆に動作して従動
輪43a 、43bの固定を解除する。他方、地上盤7
0は、停止確認電磁石75の磁気を検出することによる
停止確認磁気検出器74aからの出力信号に基いて後退
用誘導線67への通電を止める。したがって無人運搬車
40は当初の状態に戻り、以降前述した場合と同様に動
作する。
64における運転モードが前進モードに切り代り、かつ
ロックモータ55が前述した場合とは逆に動作して従動
輪43a 、43bの固定を解除する。他方、地上盤7
0は、停止確認電磁石75の磁気を検出することによる
停止確認磁気検出器74aからの出力信号に基いて後退
用誘導線67への通電を止める。したがって無人運搬車
40は当初の状態に戻り、以降前述した場合と同様に動
作する。
なお、無人運搬車40が走行し始めることにより各電磁
石75.76が消磁され、それに伴って発信アンテナ7
2a、72bからの出力が停止される。また脱荷位置B
に先行の車両30が存在している場合は、リミットスイ
ッチ80がオンとなっていることにより、無人運搬車4
0は動作しない。
石75.76が消磁され、それに伴って発信アンテナ7
2a、72bからの出力が停止される。また脱荷位置B
に先行の車両30が存在している場合は、リミットスイ
ッチ80がオンとなっていることにより、無人運搬車4
0は動作しない。
以上の説明から明らかなようにこの発明によれば、車輪
構成を3輪構成とし、本体の前端部もしくは後端部に設
けた1輪を駆動輪とするとともに、その駆動輪を予め定
めた経路に沿って走行するようステアリング機構によっ
て旋回させる構成とし、また本体の後端部もしくは前端
部に設けた他の端部を前方として走行させる際に各従動
輪を直進状態に固定する固定ta構を設け、かつまた搬
送ずべき車両の前端部を押し上げてその前輪を走行面か
ら浮かせる昇降装置を本体に設けた構成であるから、車
両の運搬中に曲線走行すべく駆動輪の向きを変えれば、
従動輪が自動的に旋回して駆動輪および従動輪の瞬間中
心が運搬されている車両の後輪車軸の延長線上の1点で
一致し、したがって滑らかな曲線走行を行なうことがで
きる。またその場合予め定めた走行経路に沿うよう駆動
輪を旋回させればよいのであるから、曲線走行させるた
めの制御が極めて簡単であり、また直線走行から曲線走
行に入る場合、あるいはその逆の場合に、車両に対して
大きく向きを変える必要がないから、車両の前輪に干渉
するおそれがなく、そのために昇降装置の上昇ストロー
クを特に高くする必要はない。したがってこの発明によ
れば、制御装置の構成を簡単なものにすることができる
のみならず、昇降装置あるいはその車両量は部を回転自
在な構成にする必要がないうえに、その上昇ストローク
が低くてよいから、昇降装置自体をも簡単な構成にする
ことができ、ひいては無人運搬車の全体構成が簡素化さ
れ、その全高を容易に車両の最低地上高以下に設定する
ことが可能どなり、さらには安価なものとすることがで
きる。
構成を3輪構成とし、本体の前端部もしくは後端部に設
けた1輪を駆動輪とするとともに、その駆動輪を予め定
めた経路に沿って走行するようステアリング機構によっ
て旋回させる構成とし、また本体の後端部もしくは前端
部に設けた他の端部を前方として走行させる際に各従動
輪を直進状態に固定する固定ta構を設け、かつまた搬
送ずべき車両の前端部を押し上げてその前輪を走行面か
ら浮かせる昇降装置を本体に設けた構成であるから、車
両の運搬中に曲線走行すべく駆動輪の向きを変えれば、
従動輪が自動的に旋回して駆動輪および従動輪の瞬間中
心が運搬されている車両の後輪車軸の延長線上の1点で
一致し、したがって滑らかな曲線走行を行なうことがで
きる。またその場合予め定めた走行経路に沿うよう駆動
輪を旋回させればよいのであるから、曲線走行させるた
めの制御が極めて簡単であり、また直線走行から曲線走
行に入る場合、あるいはその逆の場合に、車両に対して
大きく向きを変える必要がないから、車両の前輪に干渉
するおそれがなく、そのために昇降装置の上昇ストロー
クを特に高くする必要はない。したがってこの発明によ
れば、制御装置の構成を簡単なものにすることができる
のみならず、昇降装置あるいはその車両量は部を回転自
在な構成にする必要がないうえに、その上昇ストローク
が低くてよいから、昇降装置自体をも簡単な構成にする
ことができ、ひいては無人運搬車の全体構成が簡素化さ
れ、その全高を容易に車両の最低地上高以下に設定する
ことが可能どなり、さらには安価なものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ従来の無人運搬車を示す
略解平面図、第4図はこの発明の一実施例を示す一部破
断した略解平面図、第5図は一部破断した略解側面図、
第6図は昇降装置の絡解図、第7図はフロア−に設置し
た誘導線等の部材の配置図である。 30・・・車両、 31・・・前輪、 32・・−後輪
、 40・・・無人運搬車、 41・・・本体、 42
・・・駆動輪、43a、43b・・・従動輪、 44・
・・旋回テーブル、47・・・走行用モータ、 48・
・・ステアリングモータ、 49・・・ステアリング歯
車、 51a 、51b・・・旋回板、 52a 、5
2b・・・切欠部、 53・・・ロックバー、 54a
、54b・・・突起、 55・・・ロックモータ、
56・・・カム、 57・・・昇降装置、 64・・・
制御装置。
略解平面図、第4図はこの発明の一実施例を示す一部破
断した略解平面図、第5図は一部破断した略解側面図、
第6図は昇降装置の絡解図、第7図はフロア−に設置し
た誘導線等の部材の配置図である。 30・・・車両、 31・・・前輪、 32・・−後輪
、 40・・・無人運搬車、 41・・・本体、 42
・・・駆動輪、43a、43b・・・従動輪、 44・
・・旋回テーブル、47・・・走行用モータ、 48・
・・ステアリングモータ、 49・・・ステアリング歯
車、 51a 、51b・・・旋回板、 52a 、5
2b・・・切欠部、 53・・・ロックバー、 54a
、54b・・・突起、 55・・・ロックモータ、
56・・・カム、 57・・・昇降装置、 64・・・
制御装置。
Claims (1)
- 本体の前端部もしくは後端部の一方に設けられた単一の
駆動輪と、本体の前端部もしくは後退部の他方の左右両
側に旋回自在に設けられた従動輪と、予め定めた経路に
沿って走行するよう前記駆動輪を鉛直軸線を中心に旋回
させるステアリング機構と、前記従動輪を設けた端部を
前方として走行する際に従動輪を直進状態に固定する固
定機構と、搬送すべき車両の前端部を押し上げてその車
両の前輪を走行面から趙隔させる昇降装置とを具備して
いることを特徴とする車両搬送用無人運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58070596A JPS59195463A (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 車両搬送用無人運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58070596A JPS59195463A (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 車両搬送用無人運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59195463A true JPS59195463A (ja) | 1984-11-06 |
JPH0137301B2 JPH0137301B2 (ja) | 1989-08-07 |
Family
ID=13436098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58070596A Granted JPS59195463A (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 車両搬送用無人運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59195463A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031707A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 自動搬送装置 |
-
1983
- 1983-04-21 JP JP58070596A patent/JPS59195463A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031707A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 自動搬送装置 |
US8613339B2 (en) | 2007-09-06 | 2013-12-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automatic transfer apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0137301B2 (ja) | 1989-08-07 |
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