JPS59195321A - 可撓性磁気デイスク - Google Patents

可撓性磁気デイスク

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JPS59195321A
JPS59195321A JP6829883A JP6829883A JPS59195321A JP S59195321 A JPS59195321 A JP S59195321A JP 6829883 A JP6829883 A JP 6829883A JP 6829883 A JP6829883 A JP 6829883A JP S59195321 A JPS59195321 A JP S59195321A
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thermal expansion
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stretching
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出口 雄吉
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
Toshiyuki Asakura
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/74Record carriers characterised by the form, e.g. sheet shaped to wrap around a drum
    • G11B5/82Disk carriers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2261/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G2261/30Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain
    • C08G2261/31Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain incorporating aromatic structural elements in the main chain
    • C08G2261/312Non-condensed aromatic systems, e.g. benzene

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は可撓性磁気ディスクに関するものである。
〔従来技術〕
小型コンピュータの補助記憶装置などに可撓性磁気ディ
スク(通称「フロッピーディスク」と呼ばれているもの
に代表されるので、以下単にフロッピーディスクと言う
)が多く用いられている。
フロッピーディスクへの情報記録は9通常、「トランク
」・と呼ばれる細い円環状の記録域を、同心円状に多数
配する形でなされるが、最近、記録容量を大きくするた
めに、トラック密度(ディスク半径方向の単位長さ当り
のトラック数)の増加が強く求められている。
しかし、トラック密度の増加は必然的にトラック幅の減
少を伴うので、フロッピーディスクの高トラツク密度化
には、使用中の温湿度の変化に対してディスクの半径方
向の寸法変化(記録・再生ヘッドとの相対位置の変化)
が小さいことが要求される。なぜなら、係る寸法変化に
よってヘッドとトラックの半径方向の相対位置がずれて
、トラックに記録された信号の再生ができなくなる(い
わゆる「オフトランク」を起こす)からである。
従って、高トラツク密度を達成するためには。
次のような特性が要求される。すなわち。
(1)相対湿度の変化に伴う寸法変化、すなわち湿度膨
張係数が、ディスク面内のすべての方向について小さい
こと。
(2)熱膨張係数のディスク面内での異方性が小さく、
かつその平均値がドライブのヘッド支持系の有効熱膨張
係数(ヘッド支持系の拐質及び構造によって決まる)に
近いこと。
(3)  長時間品温高湿度雰囲気下(使用又は保存温
湿度の」二限)におかれた場合の永久変形か小さいこと
等である。
従来、ベースフィルムとして二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフィルム(以1” P E Tフィルムと言
う)を用い、その片方又は両方の表面に磁性層を設けた
フロッピーディスクが広く使われているが、このような
フロッピーディスクでは、PF、 Tフィルムの湿度膨
張係数が約10 x 10 1/%RHと極めて大きく
、さらに、熱膨張係数のフィルム面内での異方性も小さ
くないために、副トラツク密度化はほとんど不可能な状
態である。
また、フロッピーディスタを記録媒体として用いる磁気
カメラのように屋外での使用を前提とするものにおいて
は、70′c、90%1’Ln程度の高温高湿下で保存
できることが要求されているが、従来のPETフィルム
を用いたフロツビ−ティスフでは、このような高温高湿
下で保存した場合、熱収縮による永久変形が著しく、専
ら屋内で使用されるものに比ベトラック密度を大幅に減
らす必要すらある。
一方、二軸配向ポリP−フェニレンスルフィドフィルム
を磁気記録媒体用ヘースフイルムとして用いることが提
案されている(例えば特開昭55−38613号)が、
これら従来の二軸配向ポリP−フェニレンスルフィドフ
ィルム1jPETフィルムに比べ湿度膨張係数が小さく
、また高温高湿下でも熱収縮率が小さいという点で極め
て望ましい特性を有しているが、以下に述べる理由でフ
ロッピーディスク用ベースフィルムとしては使用するこ
とができなかった。すなわち。
(1)熱膨張係数のフィルム面内での異方性が極めテ大
キク、従ってこのフィルムをフロッピーディスク用ベー
スフィルムとして使用した場合、従来のPETベースの
フロッピーディスク程度ノドラック密度でも容易にオフ
トラックを起してしまう。
(2)  フィルム面内の平均熱膨張係数が、一般的な
金属材料に比べ大きいため9係るフィルムをベースとし
たフロッピーディスクでは、ティスフドライブのヘッド
支持系の有効熱膨張係数との差が大きくなり、オフトラ
ックを起しやすい。
(3)厚み、配向度9熱収縮率などが不均一で9その結
果9磁性層を形成する際に受ける熱履歴によってカール
したり9波打ったシする。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来技術では満たすことのできなかっ
た前述の要求特性をすべて満たし、従来のフロッピーデ
ィスクに比べ著しく高いトラック密度で記録でき9結果
として記録容量の大きい可撓性磁気ディスクを提供する
ことにある。
〔発明の構成〕
本発明ば、繰シ返し単位の70モル係以上が構ニレンス
ルフイドフイルムをベースフィルムの主構成層とし、少
なくともその一方の表面に、磁気記録層を設けてなる可
撓性磁気ディスクにおいて該ベースフィルムの等男鹿F
が01以下、主配向5 軸方向の25゛Cにおける熱膨張係数α。が1.5 x
 10気デイスクを特徴とするものである。
本発明におけるポリp−フェニレンスルフィド(以下J
ppsjと言う)とは、構造式÷(シ奸で示されるくシ
返し単位を70モル値以上9好壕しくi490モル%以
上含むものを言う。係るパラ結合のフェニレンスルフィ
ド単位が、70モ/l/1未満では、ポリマの結晶性が
低下するため、このようなポリマからなるフィルムをベ
ースフィルムとして用いたフロッピーディスクは、高温
での使用もしくは保存時に熱収縮による永久変形を生じ
ゃすくなシ好ましくない。該ポリマのくり返し単位の残
シの60モル係以下については、メタフエトo基、7x
=ル基、炭ff1i1〜10のアルコキシa k 示f
 ) 、三官能フェニルスルフィドユニッが、係る共重
合成分は、10モル係以下であることか好ましい。
本発明におけるPPSの特性溶鉱粘度は、温度3 D 
O’c 、みかけせん断速度200 sec  の条件
下で、500〜12000ポイズ(より厳重しくは70
0〜7000ボイズ)の範囲にあることが、フィルムの
製膜性1表面平滑性などの点から好ましい。
pps二軸配向フィルムとハ、」二記PPSの溶融押出
シー1・を、二軸延伸、熱処理してなるものであるが、
その厚さは5〜100μmnのフィルムであるのが好ま
しい。
ベースフィルムとは、磁気記録層をその上に設けるだめ
のフレキシブルな支持体であって、その厚さの少なくと
も50%以上が上^己のP P S二軸配向フィルムか
らなるものである。
ベースフィルムの厚さは、10〜100μm(より好ま
しくは、20〜80μm)の範囲が、フロッピーディス
クとしての寸法安定性、ヘッドタッチなどの点で好まし
い。
ベースフィルムの厚さの50%以下の部分H。
PPS二軸配向フィルム以外の可撓性シートからなるこ
とができる。その例としては、ポリエステルニ軸配向フ
ィルム、ポリアミドフィルム、アルミはく等を挙げるこ
とができるが、これ(で限定されるものではない。
本発明品は、ベースフィルムの片面もしくは両面に磁気
記録層を設けたものであるが、ベースフィルムと磁性層
の間に寸法安定性向上、磁気記録層の接着性向」二等を
目的として9高分子、金属などからなる中間層を介在せ
しめたり、磁性層の上に耐久性向上等を目的として保護
層を設けたりすることは、伺ら支障ない。また9本発明
品は一般的には、「ジャケット」と呼ばれるケースに収
めた状態で使用されるが、特にこれに限定するものでは
ない。
本発明における「磁気d記録層」としては。
(1)  Fe、0. 、 Fe、O,、Cry、 、
 Fe、 Ni、 Co等の強磁性体微粉末を、有機バ
インダーとと共はベースフィルム」二に塗布したものC
以下「塗布型」と言う)、(2+  メッキ、蒸着、ス
パックなどの方法でベースフィルトの上に強磁性体金属
の薄Jllを形成したもの(以下「金属薄膜型」という
)のいずれでもよいが、金属薄膜型の場合には、上述の
中間層及び保護層を設けるのかより好首しい。
係る磁気記録層の厚さとしては、塗布型の場合は03〜
5μI11 、金属薄膜型の場合は0.05〜2゜0μ
mの範囲か、磁気記録特性、ディスクの寸法安定性、ヘ
ッドタッチなどの点で厳重しい。
本発明における等男鹿Fとは、ベースフィルム市内にお
いて主配向軸から時計廻りに計った方位角θが0°、4
5°、90°、1gの4方向について各々測定した引張
り弾性係数の値を、各々B、 、 E、、 E3゜P4
  とするとき。
なる式で定義されるものである。但し、Eoば」二記4
方向についての平均弾性率であり。
Eo =  (E、+ E2+ ’E3+に、  )/
 4で求められる。
本発明においては係る等男鹿が01以下(好ましくは0
.07以下)でなければならず9等方度が01を越える
ようなベースフィルムを用いたフロッピーディスクは、
ディスク面内での熱膨張の異方性が大きく、またしわや
カールなどを発生しやすいので、高トラツク密度化する
とオフトラックを起してしまう。
本発明においては、ベースフィルムの主配向軸方向の2
5°Cにおける熱膨張係数α。が1.5 x 10x 
10−1/′℃  さらに好ましく id、 2.Ox
 10 〜2.5 x 10”’ 1 / ’Oの範囲
〕で々ければならない。
α0を1.5 ×10−17’C未満とすると、フィル
ム面内の熱膨張係数の異方性が犬きくなシ、こノヨウな
ベースを用いたフロッピーディスクu Kトラック密度
化するとオフ1へラックが多くなり。
?;61’ランク密度化を達成すること−5できない。
一方、aoがろ0x101fc  を越えるベースフィ
ルムを用いたフロッピーディスク1は、磁気記録層の厚
み及び組成を、ディスクの記録再生特性を損なわない範
囲でどのように選んでも、ディスクドライブのヘット支
持系のイコ効熱j膨張係数と9テイスクの面内の平均熱
膨張係数の差が犬きくなシやはりオフトラックを起こし
やすく、高トランク密度化は達成できない。
〔発明の作用及び効果〕
本発明のフロッピーディスクは、以」二のような構成と
し/こことにより9(1)  熱膨張によるトラックの
位置ずれがディスクの全方向についてほぼ等シく、かつ
その大きさが、ディスクドライブのヘッド支持系の有効
熱膨張係数とほぼ等しい/こめ。
温度の変化に起因する。ヘッドとトラックの相対位置の
ずれが極めて小さく、トランク幅を狭くしてもオフトラ
ンクを起さない。(2)  湿度の変化によるトラック
の位置ずれがディスク面内のすべての方向にわたって極
めて小さいため、湿度変化に起因するヘッドとトラック
の相対位置のずれが極めて小さく(一般にヘット支持系
は金属材料で構成されておシ、ヘッドの有効湿度膨張係
数はほとんどOである)、トラック幅を狭くしてもオフ
トラックを起さ々い。(3)長時間、昂温窩湿の雰囲気
下におかれても、ディスクの永久変形が小さく。
従って、トラック幅を狭くしてもオフトラックを起さな
い。など、トラックの位置安定性において従来のフロッ
ピーディスクでは考えられなかった優れた特性を示すよ
うになり、従来よシ著しく高いトラック密度での記録が
はじめて可能になり。
その結果、著しく記録容量の大きなフロッピーディスク
となった。
次に1本発明のフロッピーディスクの製造方法について
述べる。
丑ず2本発明に使用するPPSの重合方法としては、硫
化アルカリとPジハロベンセンを極性溶媒中で高温高圧
下に反応させる方法を用いる。特IfC&を化ナトリウ
ムとPジクロルベンゼン(r−N −メチル−ピロリド
ン等のアミド系高沸点極性溶媒中で反応させるのが好ま
しい。この場合1重合度を調整するために、か性アレレ
ヵリ、カルボン酸アルカリ金属塩などのいわゆる重合助
剤を添加して。
230°C〜280 ’cで反応さぜるのが最も好寸し
い。重合系内の圧力及び重合時間は、使用する助剤の種
類や量及び所望する重合度などによって適宜決定される
斯くシて得られたPPSば、エクストルーダーに代表さ
れる周知の溶融押出装置に供給され、溶融される。
溶融された樹脂を、いわゆるTグイから連続的に押出し
、冷却された金属ドラム」二にキャストして、急冷固化
し、未配向非晶状態のシートとする。
次に、このようにして得られたシートを2軸延伸する。
従来プラスチックフィルムの延伸法として、逐次2軸延
伸法、同時2軸延伸法等神々の方法が知られているが1
本発明品のベースフィルムの主構成層として用いるPP
sフィルムを安定して得るためには、ロール群によって
シート長手方向に急速延伸した後に、テンタによって幅
方向に延伸する。いわゆる縦横逐次2軸延伸法を用いる
同時2軸延伸法や横綱逐次2軸延伸法のように。
最初にテンターを用いる延伸方法では、フィルムの物性
が中央部と端部で異なる不均一なものになるばかりでな
く、中央部においてすら1本発明品に用いるPPSフイ
ルラに要求される上述の特性を満足させることはできな
い。
長手方向の延伸(縦延伸)は9周速の異なるロール間で
急速延伸することによるが、このときの延伸直前のフィ
ルムの温度は95〜105°Cの範囲で、かつ巾方向の
温度差(後に有効に横延伸される部分の、最高温度と最
低温度の差)が6°C以下になるようにする。
また延伸速度は、30,000%/ m i n以上に
なるようにする。巾方向の温度差が太きかったり、延伸
速度が遅いと、得られる2軸延伸フイルムの厚み均一性
に欠けるだけでなく、熱膨張係数の市内等方性も得られ
ない。延伸倍率は次のようにして決d)る。すなわち、
横延伸直前の光学的配向度が0145〜0165の範囲
になるよって倍率を選ぶのである。
ここに言う「横延伸直前」とは、必ずしも縦延伸終了直
後を意味するものではない。例えば、テンター内に横延
伸のだめの予熱部を有する場合には、予熱終了直後を意
味する。いずれにせよ、フィルムが幅方向に伸張される
直前の状態を言う。
実際の倍率は、延伸温度やポリマの重合度によって異な
るが、おおよそ69〜49倍の範囲である。
(もちろんこの倍率範囲が重要なのではなく、前述の光
学的配向度のコントロールが重要であることは言う丑で
もない)この光学的配向度が太きすぎても、小さすぎて
も、面内で等方的なフィルムを得ることはできない。
寸た。横延伸直前のフィルムの密度を、1.317〜1
630の範囲になるよう9縦延伸温度9倍率及び横延伸
のだめの予熱条件を選ぶ。係る密度が小さすぎると均一
な延伸が困難であり、太きすぎると1等方度の悪いフィ
ルムとなる。
縦−軸延伸フィルムヶ、テンターによって、横延伸する
。延伸温度は95〜110°C9延伸速度Vば、延伸温
度をT ’0とするとき、少なくともV=40T−32
0O(単位: % / min )以上にする必要があ
る。延伸温度は低すぎても、置すぎても延伸中にフィル
ムが破れてしまう。延伸速度が遅い場合も同様である。
延伸倍率は、65〜69倍の範囲に選ぶ。
次にこうして得られた延伸フィルムを定長熱処理する。
係る熱処理は9通常、延伸と同じテンター内に延伸室の
あとに熱処理室を設けて行うが。
別のテンターや、加熱ロールに・よってもよい。いずれ
の場合も熱処理は長手方向9幅方向ともに定長で行う必
要がある。ここに言う定長とけ、熱処理中の幅及び長さ
の変化がILII)以下になるようにすることを意味す
る。熱処理温度は200〜250 ’0(よシ好ましく
は210〜240 ’c )の範囲に選び、5〜50秒
間行う。
定長熱処理の後に、熱処理温度以下の温度で。
長手方向又は/及び幅方向に数条以下のリラックスを行
うことは差しつかえない。
以」二のようにして得られた2軸配向1) l) Sフ
ィルムをそのま丑ベースフィルムとして用いてもよいし
、ベースフィルムの厚さの少ムくとも50%を該P ]
? Sフィルムが占めるように他の適当なフィルムと積
層してベースフィルムとしてもよい。
すでに述べたように1本発明においては、ベースフィル
ム−1−に形成する磁気記録層は+ (Q’E布型。
金属薄膜型のいずれでもよいが、ここでは塗布型ディス
クの製造法を例にとって説明する。
塗布型ディスクは、高分子結着剤(バインダー)の浴液
中た磁性粉末を分散した磁性塗料を、ベースフィルムに
塗布・乾燥した後、ディスク状に打ちぬいて製造する。
用いるバインター−の組成は特に限定する必要はないが
、ウレタン系々どの熱硬化型のものが好適である。この
ようなバインダーをメチルイソブチルケトン、酢酸エチ
ル、トルエン宿、に代表される末を加え混合・分散せし
める。磁性粉末の種類も限定されないが、一般には、γ
−Fe2 o3+ cr 02゜Fe、 Ni、 C□
  等の微粉末を用いる。また鉄の微粉末の表面にコバ
ルトをエピタキシャル成長させたよう々複合磁性粉も好
適である。塗料の組成としては、溶媒100重量部に対
し、磁性粉60〜70重量部、 バインダー15〜40
重量部程度である。
1だ、該塗料中にステアリン酸などの滑剤、アルミナ微
粉末などの硬度調整剤等を添加するのも有効である。
このようにして得られた塗料を、ベースフィルムの片面
又は両面に塗布し乾燥して厚さ06〜5μm(好ましく
は1〜30μm )の磁気記録層を形成する。
この後、必要に応じ、カレンダ処理、研摩等を行い表面
を平滑にした後、加温して塗膜を架橋せしめる。
次に、こうして得られたシート状物を円盤状に町ち抜き
、必要に応じ研摩して表面を鏡面仕上げ保護ケースに」
二連のディスクを挿入して、フロッピーディスクを得る
〔特性の測定法、評価基準等〕
次に2本発明の記述において使用した。ポリマ。
フィルム及びフロッピーディスクの特性値の定義。
測定法及び評価法について説明する。
(1)特性溶融粘度(μ) 長さり、半径Rの毛管状ダイを有する高化式フロテスタ
ーを用いて、温度Tのもとて圧力Pでポリマを押し出し
たときの容積吐出量をQとするとき、みかけのせん断応
力τ、みかけのぜん断速度テ及びみかけの粘度μを次の
ように定義する。
τ−(RP)/(2L) ナー(4Q)/(πR3) μ = τ/γ このとき1種々のγに対してそのときの111プロツト
して得られる曲線μ−f(γ)の、 :r=200C秒
)−における値をもって特性溶融粘度μ。を定義する。
本発明においては、 L= 10nun、 R= 0.
5mmのダイを用い、T=300’Cで測定した値を用
いた。
(2)  光学的配向度 n、−nβ 直交ニコルを備えた偏光顕微鏡に、フィルム面が光軸に
垂直になるように試料フィルムをセットし、さらにコン
ペンセータをアナライザ軸に対し45°の方位角を有す
るように挿入する。続いて。
試料を光軸のまわりに回転し、消光位からプラスまたは
マイナス45 方向にある相減位(試料によって生じた
位相差がコンペンセータによって減少してゆく側の位置
)に置き、このとき試料の複屈折によって生じた光路差
F。をコンペンセータの補償値から求め、F0/doを
もって光学的配向度Q、−nβを定義する。
(ここに d。は試料の厚さを表わす)。なおこのとき
試料上、コンペンセータの回転軸に垂直な方位が試料の
γ方向であり、平行な方位がβ方向である。
本発明においては。
日本光学製偏光顕微鏡POH型。
Leitz製ユニバーサルステージ。
LeltZ製コンペンセータ を用い、ナトリウムD線(波長05896μm )の単
色光で測定した。
(3)  フィルムの密度(ρ) 息化リチウム水溶液による密度勾配管を用いて20゛c
において測定した。
(4) ポリマのガラス11云移点(T )、融点(T
ln)及び二軸延伸後のフィルムの融点(Tmf)DS
C法により測定した。
(5) 主配向軸 ヘ−スフイルムについて、上記(2)の光学的配向度と
同様の測定を行い、γ方向をそのフィルムの主配向軸と
定義する。
(6) 引張シ弾性係数 試料フィルムの主配向軸からθ属領いた方向に長さ15
0n+n+’、幅10工の切片をξυQ出し、インスト
0ンタイプの引張試験機を用いて、グリップ間隙10[
]no、引張速度50 w=m / minで引張った
ときの、S−Sカーブの初期勾配をもって、β方向の引
張シ弾性係数とする。         1(7)25
”Cにおける熱膨張係数 測定すべき方向に長さ70〜200mn+、幅10町の
切片を切シ出し、無荷重で恒温恒湿槽内に入れ、湿度3
5係RH一定で、18°Cから35“Cに昇温した後、
再び20 ’cにもどす(昇降温速度1’0 / mi
n ) 0 続いて恒温恒湿槽内に定張力微小変位計(日本自動制御
制e製)を組み込んだ伸縮測定器に張力10 g /m
an”  初期長さ l。でセットし、張カ一定。
湿度35係RH一定で。温度を18°Cから35゛C壕
で昇温する。このとき、20’0及び50 ’cにおけ
る変位計出力x1及びx2を読みとり、  (x2−x
、)を試料の長さの変化に換算したものをΔlaとする
と。
α=ΔIJ(10xz、) によって試料の長さ方向の25°Cにおける熱膨張係数
を定義する。
(8)  湿度膨張係数β 熱膨張係数と同様にして、温度20゛C一定で。
湿度を65係RHから85係RHまでΔRH= 50係
RH変化させたとき65%RH及び85 % RHにお
ける変位計出力x3及びX4を読みとり、その差(x、
−−x、 )を長さの変化て換算したものをΔlβとし
て β−Δlβ/(50x7o) として求める。
(9)  高温晟湿下の永久変形 γ(θ)上記(力と
同様、θ方向に切り出した試料を23’0.50%RI
−I下に24時間置い/?−のち、その雰囲気中で2寸
法を測定し、続いて70’C,90%RH下に2時間置
き、さらに23’c、50%下で24時間放置した後、
再び寸法を測定して9前後の差から永久変形量を求める
(101フロンピーディスクの再生特性市販の8インチ
標準ディスクドライブ(48トランク7フインチ、トラ
ンク幅約620μ7?z)を用いて行った。
テストR:湿度変化に対する特性 テストするフロッピーディスクを恒温恒湿槽内に入れた
ティスフドライブに挿入し25’c、20%RHで24
時間放置した後9最外周トラック(トラック00)に、
25’a、20係RH下に、125 KH2の正弦波信
号を記録し、ただちに再生したときの最小信号振幅を 
Roとする。
その後、雰囲気を25°C170係に変更し、24時間
後に再び再生したときの最小信号振幅を R1とし、R
1/Roを求め、酬湿度変化特性の指標とする(値が1
に近いほど優れている)。
テストS;高温高湿下の永久変形特性 テストするフロッピーディスクをドライブに挿入し、2
6°0,50係RH下で24時間放置し。
同じ雰囲気下で最外周トラックに125 KH2の正弦
信号を記録し、ただちに再生したときの最小信号振幅を
 S。とする。次に、ディスクのみと9出し、70°0
,9’0%RH下に2時間置いた後9再び26°C95
0%RI(下のドライブに挿入し、24時間後に再生し
たときの最小信号振幅を S、とする。
S、/S。をもって永久変形特性の指標とする。
(値が1に近いほど優れている)。
(11)  フロッピーディスクの寸法安定性テストT
:熱膨張の等方性 上記(7)の方法によって、方位角θ−ロ〜1555度
壕で225度おきに熱膨張係数a(θ)を測定し。
それらの最大値と最小値の差Δaを求め、熱膨張の等方
性の指標とする。
テストロ:熱膨張の大きさ 寸だ、最大値と最小値の算術平均7を求め、熱膨張の大
きさの指標とする。
テストP:吸湿膨張の大きさ 上記(8)の方法によって、方位角θ−0〜1555度
寸で225度おきに、湿度膨張係数β(θ)を測定し、
それらの最大値篩をもって吸湿膨張の大きさの指標とす
る。
テストQ:永久変形の大きさ 上記(9)の方法によって、方位角θ−0〜1155.
5度まで225度おきに、永久変形γ(θ)を測定し。
それらの最大値γ□をもって、永久変形の大きさの指標
とする。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を挙げて、さらに詳細に説明する。
実施例1 (1)PPSポリマの準備 オートクレーブに“9硫化すトリウム326次(250
モル、結晶水40wt%を含む)、水酸化;トリウム1
00g、安息香酸すトリウム661陀(250モル)、
及びN−メチル−2−ピロリドン(以下N M Pと略
称する) 79.2 k6を仕込みかく拌しながら徐々
に205°Cまで昇温し、水6、9 kgを含む留出液
7.07!を除去した。残留混合物に、1.4−ジクロ
ルベンゼン(以下DCBと略称する) 37.5kg(
2’55モル)、及びNMP20、0 kgを加え、2
65°Cで4時間加熱した。反応生成物を熱湯で8回洗
浄し、真空乾燥機を用いて80°Cで24時間乾燥して
、μ、2900ボイズ。
N1.17.’rg91°O,Tm285℃を有する高
重合度P P S 21.1 kg(収率78係)を得
た(PPS−Aとする)。
(2)  溶融成形 上記fl)で得られた組成物に、滑剤としてステアリン
岐カルシウム粉末を0.1 w t %添力口し、ミキ
サーでかく拌し混合した後、40mmφのエクストルー
ダのホッパに投入し、該ホッパ内の空気を窒素ガスで置
換する。310 ’Cでm1独され/こ該組成!吻を、
エクストル−ター先☆i7iにとυ伺け/ζフィルタ(
金属繊維P利使用、最太孔径10μIIIφ)によって
7濾過し、長さ250mm、間隙0.8 noの直線状
リップを有するTダイから押出し9表面温度を30゛C
に保った金属ドラム上にギー・ストして冷却固化し/c
oこのとき、押出され/こ融体がドラムに接触する点か
らドラム半径方向に約5mm離わた位置にドーjム’t
QI+ (tc 平行に、太さ0.1 mmφのステン
レス製のワイヤを張り、該ワイヤとトラムとの間に、約
5kVの直流電圧を印加しながらキャスト(静電印加キ
ャスト)シた。得られたフィルムは2幅230 mm 
、厚さ800 μm、密度1315の未延伸フィルムで
あった(フィルム八とする)。
(3)2軸延伸、熱処理 フィルムAをロール群から成る縦延伸装置によってフィ
ルム長手方向に延伸温度97 ’a 、延伸速度110
,000 %/ minで43倍延伸して、光学的配向
度が0.156の1軸延伸フイルムを得た。
続いて、該フィルムをテンターに供給し、延伸温度99
−C,延伸速度1000係/丁ninで幅方向に675
倍延伸し、さらに同一テンター内の後続する熱処理室で
、220”Cで10秒間熱処理して。
厚み50μInのPP52軸延伸フイルムを得た(ベー
スフィルム八とする)。
(4) へ〜スフイルムの物性 このようにして得られたベースフィルムの特性を測定し
たところ 等男鹿 F = 0.030 α。−2,3x 10”−(1/’c )であり2本発
明に用いるベースフィルムに必要な特性を満たI〜でい
た。
(5ン  フロッピーディスクの作成 γ−Fe203磁性粉末       45重量部VA
GH’          17重量部(U、 c、 
c社製塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)N14ろ2、
■          65重量部(日本ゼオン社製 
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体)”4  )L
           1.53且量部(日本ポリウレ
タン社会 ポリイソシアイ・〜ト)メチルイソブチルケ
トン     50重量部上ルエン         
   5o重量部カーボンブランク         
 4重量部以」−の組成物から成る磁性塗料を調整し、
これを」二[1ビのベースフィルム」二に、  3.0
 /l Il+ (乾燥後)の厚さに両面塗布・乾燥し
た後、8インチの直径の円板状に打ち抜き、市販の標準
フロッピーディスクのジャケットに挿入して、フロッピ
ーディスクとした(ディスクAとする)。
((54評価 第1表に4作成したフロッピーディスクの評価結果’i
、ポリエチレンプレフタレートフィルムをペースフィル
ムトスル市販のフロッピーディスク(8”片面単密度タ
イプでディスクBとする)ト比較して示す。
第1表から2本発明のフロッピーディスクは。
(1)熱膨張係数の面内等方性に優れ。
(2)  湿度の変化に対する寸法安変化が小さく。
(3)  高温・高湿下での永久変形が小さく。
従って本発明品が、高トラック密度記録、屋外での使用
を前提としたシステムなどに適していることがわかる。
第1表 実施例2 [1)PPSポリマの準備 実施例1と同様にして、μo−,3’ 500ポイズ、
N1.25.T2191°a、T、n285’cをイ」
する同重合度PPSを得た(pps−C)とする。
(2)  浴1触成形 実施例1と同様にして9幅240mm、厚さ1,2Q 
Q It Il+の未延伸フィルムを得た(フィルム−
Cとする)。
(3)2軸延伸、熱処理 実施例1の(3)と同一条件で、縦横の延伸倍率の組合
せのみ変えて、6種類の二軸延伸PPSフィルムHさく
 約75μn1)を得た(ベースフィルムC−’I〜C
−6とする)。
(4)  ベースフィルムの何件 イ(↑られたフィルムの特性を、第2表に記す。
(5ン  フロッピーディスクの作成 実施例1の(5)と同様にしてフロッピーディスクを作
成した(ディスクc−1〜c−6とする)。
(6)  評価結果 第2表に作成したフロッピーディスクの評価結果る示す
この結果から1本発明のフロッピーディスクがいずれも
優れた寸法安定性を示すのに対し、同じ<PPSフィル
ムをベースフィルムに用イj−c トしても1本発明の
構成要件を満たさないものは1寸法安定性C%に熱膨張
の等方性)に欠けることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繰り返し単位の70モル係以上が構造式スルフィドフィ
    ルムをベースフィルムの主11”q成層とし、少なくと
    もその一方の表1i′iiに、(み気、記録層を設けて
    なる可撓性磁気ディスクにおいて、該べ一スフィルノ・
    の等方度Fが01以下、主配向軸方向の25°Cにおけ
    る熱膨張係数 α。が1.5 x 10−5〜3.Ox
     10−1 /“Cであることを特徴とする可撓性磁気
    ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185029A (ja) * 1983-04-05 1984-10-20 Teijin Ltd 磁気記録フレキシブルデイスク
JPS6087436A (ja) * 1983-10-19 1985-05-17 Teijin Ltd 磁気記録フレキシブルデイスク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59185029A (ja) * 1983-04-05 1984-10-20 Teijin Ltd 磁気記録フレキシブルデイスク
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JPS6087436A (ja) * 1983-10-19 1985-05-17 Teijin Ltd 磁気記録フレキシブルデイスク

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